JPH0620585U - 下水桝用蓋構造 - Google Patents

下水桝用蓋構造

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JPH0620585U
JPH0620585U JP5848392U JP5848392U JPH0620585U JP H0620585 U JPH0620585 U JP H0620585U JP 5848392 U JP5848392 U JP 5848392U JP 5848392 U JP5848392 U JP 5848392U JP H0620585 U JPH0620585 U JP H0620585U
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JP
Japan
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lid
exhaust hole
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sewage
jet
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Application number
JP5848392U
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English (en)
Inventor
寛 新井
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CI Kasei Co Ltd
Original Assignee
CI Kasei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ジェット空気噴流を用いて下水配管内を清掃
した際に、その空気圧力で蓋が吹き飛ばされる危険を回
避する。 【構成】 蓋体2に排気孔3を形成し、上記排気孔3を
閉塞する覆部材4を上記蓋体2に重ねるとともに、上記
覆部材4の上昇を規制する支持部材5を設けている。従
って、下水配管に対して、ジェット空気噴流を導入し
て、清掃を行なう場合でも、下水桝1に加わる空気圧力
は、排気孔3を介して覆部材4に及び、これを吹き上
げ、排気孔3を開放する。これによって、排気がなされ
るから、蓋体2を吹き飛ばすなどの事態を回避できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、主として、下水配管の途中に装備される公共用の下水桝における蓋 構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、下水配管内を清掃するのに、マンホールあるいは公共用の下水桝を開放 し、そこから、ジェット空気噴流を配管内に流して、堆積した塵埃などを流し送 る方法が採られている。この場合、その近くの幾つかの下水桝の蓋を開放して、 排気を行なうようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、清掃の都度、幾つかの下水桝を開放する作業が必要であり、ま た、その開放された下水桝を、危険防止のため、清掃作業の間、監視する必要が あり、作業後、蓋を締めて廻らねばならないなどの面倒がある。 また、予期しない個所まで、ジェット空気の圧力が及び、下水桝の蓋が吹き飛 ばされるという事態も避けられない。特に、最近は、塩化ビニールなどの合成樹 脂製の軽量蓋が多く採用されているので、この可能性が大である。
【0004】
【考案の目的】
本考案は上記事情に基いてなされたもので、下水桝の蓋自体に排気機能を持た せることで、ジェット空気噴流を用いて下水配管内を清掃しても、その空気圧力 で蓋が吹き飛ばされる危険を回避できるようにした下水桝用蓋構造を提供しよう とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このため、本考案の下水桝用蓋構造では、図示の実施例にも明らかにしている ように、蓋体2に排気孔3を形成し、上記排気孔3を閉塞する覆部材4を上記蓋 体2に重ねるとともに、上記覆部材4の上昇を規制する支持部材5を設けている 。
【0006】
【作用】
従って、下水配管に対して、ジェット空気噴流を導入して、清掃を行なう場合 でも、下水桝1に加わる空気圧力は、排気孔3を介して覆部材4に及び、これを 吹き上げ、排気孔3を開放する。これによって、排気がなされるから、蓋体2を 吹き飛ばすほどの事態を回避できる。しかも、上記覆部材4は、支持部材5の働 きで上昇が規制されていれるので、空気圧力が失われれば、再び、蓋体2に重な り、排気孔3を閉塞することができ、下水桝1への雨水などの侵入を防ぐことが できる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面を参照して具体的に説明する。 図において、符号1は、下水桝であり、その上縁には蓋体2のための嵌合段部 1Aが形成されている。 上記蓋体2は、例えば、塩化ビニールなどの合成樹脂製であり、その中央部に 集中して、複数の、この実施例では、4個の排気孔3が形成されている。 また、この蓋体2の上には、円板状の覆部材4が重ねて載置してあり、上記排 気孔3を閉塞している。
【0008】 この蓋体2および覆部材4の中央を貫通するようにして、ロッド状の支持部材 5が両者に摺動自在に嵌挿してある。特に、この実施例では、上記支持部材5は 、ボルト5Aと、これに螺合するナット5Bとから構成されており、そのボルト 5Aの胴部が上記蓋体2および覆部材4の中央に形成した摺動孔2Aおよび4A に挿通してある。 また、上記ボルト5Aの頭部5Cとナット5Bとが、ストッパーの役目を果し ていて、排気孔3を介して下水桝1側から吹き上げるジェット空気噴流の排気圧 で、覆部材4が吹き上げられる時、その高さを規制している。
【0009】 このため、下水配管に対して、ジェット空気噴流を導入して、清掃を行なう場 合、その都度、付近の下水桝について、その蓋を開放しなくても、下水桝1に加 わる空気圧力は、排気孔3を介して覆部材4に及び、図3に示すように、これを 吹き上げ、排気孔3を開放する。 これによって、排気がなされるから、蓋体2を吹き飛ばすほどの事態を回避で きる。
【0010】 しかも、上記覆部材4は、支持部材5の働きで支持されるので、空気圧力が失 われれば、再び、蓋体2上に重なり、排気孔3を閉塞することができ、下水桝1 への雨水などの侵入を防ぐことができる。このために、下水配管の清掃の際、下 水桝の幾つかを開放し、監視し、また、作業後、これを閉塞するなどの余計な作 業を省くことができる。 また、予期しない下水桝における蓋の吹き飛ばし事故も避けられることになる 。
【0011】 なお、上記実施例において、支持部材5はロッド状の部材を採用しているが、 覆部材で排気孔の開閉ができるように、しかも、覆部材がジェット空気噴流の排 気で吹き飛ばされないような支持ができれば、どのような構成になっていても良 いことは勿論である。
【0012】
【考案の効果】
本考案は、以上詳述したようになり、蓋体に排気孔を形成し、上記排気孔を閉 塞する覆部材を上記蓋体に重ねるとともに、上記覆部材の上昇を規制する支持部 材を設けているので、下水配管の清掃の際、下水桝の幾つかを開放し、監視し、 また、作業後、これを閉塞するなどの余計な作業を省くことができ、また、予期 しない下水桝における蓋の吹き飛ばし事故も避けられるなどの実用上の効果が得 られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す縦断側面図
【図2】上記実施例の平面図
【図3】上記実施例の使用態様を示す縦断側面図
【符号の説明】
1…下水桝 1A…嵌合段部 2…蓋体 2A…摺動孔 3…排気孔 4…覆部材 4A…摺動孔 5…支持部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蓋体に排気孔を形成し、上記排気孔を閉
    塞する覆部材を上記蓋体に重ねるとともに、上記覆部材
    の上昇を規制する支持部材を設けたことを特徴とする下
    水桝用蓋構造。
JP5848392U 1992-08-20 1992-08-20 下水桝用蓋構造 Pending JPH0620585U (ja)

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JP5848392U JPH0620585U (ja) 1992-08-20 1992-08-20 下水桝用蓋構造

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JPH0620585U true JPH0620585U (ja) 1994-03-18

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011111855A (ja) * 2009-11-30 2011-06-09 Aron Kasei Co Ltd マンホール蓋
KR101226632B1 (ko) * 2011-05-09 2013-01-25 주식회사 신양에벤에셀 원자재 특성을 이용한 방수용 경량 강판맨홀뚜껑
JP2018025025A (ja) * 2016-08-10 2018-02-15 アロン化成株式会社 排水設備用蓋
JP2021055517A (ja) * 2019-09-28 2021-04-08 舒泳軍 空圧に基づく詰まり防止排水マンホール蓋

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