JPS625102Y2 - - Google Patents

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JPS625102Y2
JPS625102Y2 JP12732083U JP12732083U JPS625102Y2 JP S625102 Y2 JPS625102 Y2 JP S625102Y2 JP 12732083 U JP12732083 U JP 12732083U JP 12732083 U JP12732083 U JP 12732083U JP S625102 Y2 JPS625102 Y2 JP S625102Y2
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JP
Japan
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hole
inner lid
manhole
attached
cover
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JP12732083U
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JPS6036442U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、管渠内の急激な空気圧の変動によ
つて、マンホール蓋が飛散することを防止できる
ようにした、マンホール蓋飛散防止装置に関す
る。
特に集中豪雨時においては管渠内の空気圧が急
激に変動することがあるが、そのような空気圧の
急激変動によつてマンホール蓋が飛散して、歩行
者、車輛等に危険を及ぼすおそれがあつた。そこ
で、マンホール蓋の飛散を防ぐために、マンホー
ルや蓋に孔をあけて排気筒を新設したり、蓋を井
桁構造にして多数の孔をあけたりして、気圧変動
を緩衝するように工夫をしていた。このようなや
り方によると、気圧変動の緩衝という面では大き
な効果がみられる反面、次のように問題点も有し
ていた。
開口部分が大きいために、管渠内の臭気が地
上へ漏出する。
開口部分が大きいために、管渠内の流水によ
る衝撃音が地上へ漏出する。
排気筒を新設する場合は、新たな占用手続、
土木工事、占用協議等を必要として、費用と時
間がかかる。
この考案は、以上のような問題点を解消させ、
経済的でしかも簡単に現場にセツトすることがで
きるようにした、マンホール蓋飛散防止装置を提
供することを目的とする。
つぎに、この考案の構成を図面を参照しながら
説明する。なお、この明細書において「マンホー
ル蓋」とは、円形をした蓋だけでなく方形その他
の形状とした蓋を含むものとする。
第1図はこの考案の一実施例を示す部分切欠き
平面図、第2図は第1図の−断面図である。
1は枠であるが、枠1の内周には突条2が形成さ
れている。突条2の上には、リング状をしたパツ
キング3を置いている。
別体の中蓋4を用意するが、中蓋4は円筒体5
の下端に底板6を形成した構造をしていて、円筒
体5の上端には外方へ向けてつば7を取付けてい
る。そして、円筒体5は、枠1の突条2の内にち
ようとはまる外径としている。また、つば7は、
突条2の幅とほぼ同じ幅としている。円筒体5の
上端付近には、等間隔の3箇所の位置にそれぞれ
孔8,8,8をあけている。円筒体5の内面に
は、対向位置の2箇所にそれぞれ対向させて2枚
ずつの支持板9,9,9,9をそれぞれ取付けて
いる。各対向させた2枚ずつの支持板9,9,
9,9に、それぞれ回動棒10,10を回動自在
に取付けている。それら回動棒10,10に、コ
字形をした取つ手11,11をそれぞれ固定して
取付けている。
中蓋4の底板6には方形の孔12をあけ、孔1
2の側方位置の底板6上に2枚の支持板13,1
3を対向させて取付けている。支持板13,13
間に回動棒14を回動自在に取付け、回動棒14
の両端にそれぞれL字形をした回動板15,15
を取付けている。それら回動板15,15の下端
に閉塞板16を取付けているが、閉塞板16は底
板6の孔12に類似した形状としていて、孔12
よりやや大きいものとしている。そして、閉塞板
16は下方から底板6の孔12を閉塞するように
している。回動棒14の中央には、閉塞板16を
取付けた側とは反対の側へ傾けながらボルト17
の1端を取付け、ボルト17には重り18を位置
調節自在に取付けている。
中蓋4の底板6には、もう1つの方形の孔19
をあけ、孔19の側方位置に底板6上に、同じく
2枚の支持板20,20を対向させて取付けてい
る。支持板20,20間に回動棒21を回動自在
に取付け、回動棒21の両端にそれぞれL字形を
した回動板22,22を取付けている。それら回
動板22,22の下端に閉塞板23を取付けてい
るが、閉塞板23は底板6の孔19に類似した形
状をしていて、孔19よりやや大きいものとして
いる。そして、閉塞板23は、自重により上方か
ら底板6の孔19を閉塞するようにしている。
以上に示した中蓋4をマンホールの枠1内には
め、中蓋4のつば7をマンホールの枠1の突条2
の上に乗せたパツキング3上に乗せる。
別体のマンホール蓋24を用意するが、マンホ
ール蓋24は枠1内にちようどはまつて突条2の
上に乗る大きさをしていて、突条2の上に乗せ
る。そして、マンホール蓋24には多数の孔2
5,25…をあけ、外周付近には等間隔の3箇所
の位置にそれぞれ楕円形をしたボルト孔26,2
6,26をあけている。ボルト孔26,26,2
6にはそれぞれボルト27,27,27を通し
て、ボルト27,27,27の下方をそれぞれク
ランプ28,28,28にねじ込んでいる。クラ
ンプ28,28,28の先端は、それぞれ中蓋4
の円筒体5の孔8,8,8から外に出して枠1の
突条2の下端に当て、ボルト27,27,27を
ねじ込んでマンホール蓋24の下面とクランプ2
8,28,28の上面との間で突条2を締付ける
ことにより、枠1内にマンホール蓋24を固定し
ている。
以上に示したものにおいては、集中豪雨時等に
管渠内が高圧になつた場合は、中蓋4の底板6の
孔19を自重により閉塞していた閉塞板23を、
回動棒21を中心として上方へ回動させながら持
上げて孔19を開孔させるので、空気は孔19か
ら中蓋4内へ流入しマンホール蓋24の孔25,
25…から大気中へ放出される。したがつて、マ
ンホール蓋24に過度の空気圧がかかることもな
く、マンホール蓋24が飛散することはない。内
外の気圧差が小さくなれば、閉塞板23は自重に
より下方へ回動して、ふたたび孔19を閉塞す
る。
逆に、管渠内が外気より負圧になつたときは、
外気がマンホール蓋24の孔25,25…から中
蓋4内に流入し、中蓋4の底板6の孔12を下方
から閉塞していた閉塞板16を、回動棒14を中
心として下方へ回動させながら底板6の孔12を
開孔させて、管渠内へ流入する。内外の気圧差が
小さくなれば、閉塞板16は重り18の力により
上方へ回動して、ふたたび孔12を閉塞する。
なお、マンホール蓋24に多数の孔25,25
…をあけたことにより、孔25,25…から雨水
が中蓋4内へ流入するが、流入した雨水は同様に
して閉塞板16を押下げながら孔12から管渠内
へ流入することになる。
さらに、マンホール蓋24に多数の孔25,2
5…をあけていながらも、マンホール蓋24の下
側に取付けた中蓋4の底板6にあけた2つの孔1
2,19を常時は2つの閉塞板16,23により
閉塞させるようにしているので、管渠内の臭気は
外部へ漏出しない。
以上に示したものを枠1内から取外すには、ボ
ルト27,27,27を回してクランプ28,2
8,28をゆるめ、ボルト27,27,27をボ
ルト孔26,26,26内で後退させれば、まず
マンホール蓋24を取外すことができる。つぎ
に、中蓋4内に取付けた取つ手11,11を上方
へ回動させて持上げれば、中蓋4も取外すことが
できる。
以上、この考案の1実施例を示したが、この考
案の実施例としては以上のものに限られるわけで
はない。たとえば、中蓋4として円筒体5の下端
に底板6を取付けたものを示したが、中蓋4はマ
ンホールの形状や構造に合わせてその形状や構造
が決まつてくるべきものであり、とにかくマンホ
ールの枠1内にはまる大きさと形状とをして上面
だけが開口した容器状をしていればよい。また、
中蓋4の上端につば7を形成して、枠1内に取付
けるための取付手段としたものを示したが、その
取付手段としてはそのほかにもいろいろと考えら
れる。中蓋4の上端をマンホール蓋24に取付け
るようにすることもできる。
中蓋4の底板6に孔12及び孔19をあけたも
のを示したが、それらの孔12,19は一方又は
両方を中蓋4の円筒体5などの側板に設けること
もできる。また、閉塞板16や閉塞板23を孔1
2や孔19を閉塞する方向に付勢する付勢手段と
して重り18が自重を利用したものを示したが、
その付勢手段としてはそのほかスプリング等を利
用するものも可能である。
この考案の構成は以上の通りであるが、この考
案は以下にようなすぐれた効果を奏するのであ
る。
この考案に係るマンホール蓋飛散防止装置を構
成する中蓋4をマンホールの枠1内にはめ、多数
の孔25,25…のあけられたマンホール蓋24
を上方からかぶせたとき、中蓋4の上端に形成さ
れた取付手段により中蓋4は枠1内に取付けられ
ている。そして、この状態で使用する場合、管渠
の内外で異常な気圧差が生じたときには、中蓋4
にあけられた孔12や孔19を常時閉塞するよう
に付勢する付勢手段を介して中蓋4にそれぞれ取
付けられてそれぞれ孔12や孔19を閉塞してい
た、閉塞板16や閉塞板23が移動して、孔12
や孔19を開孔させることにより内外の気圧差を
減じさせるので、マンホール蓋24が飛散するこ
とはない。
マンホール蓋24の孔25,25…から中蓋4
内へ流入した雨水は、閉塞板16を押して孔12
を開孔させ、管渠内へ流入することができる。
また、中蓋4にあけられた孔12や孔19は、
常時孔や孔19を閉塞する方向に付勢する付勢手
段により、閉塞板16や閉塞板23が常時それぞ
れ閉塞されている。したがつて、管渠内の臭気は
外部へ漏出することはない。
なお、この考案に係るものは、新たな占用手
続、土木工事、占用協議等を必要としないので、
既成のマンホールの枠1内に使用することができ
るので、費用と時間の節約になる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の1実施例を示す部分切欠き
平面図、第2図は第1図の−断面図である。 1……枠、2……突条、4……中蓋、5……円
筒体、6……底板、7……つば、12……孔、1
6……閉塞板、19……孔、23……閉塞板、2
4……マンホール蓋、25……孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. マンホールの枠1内にはまる大きさと形状とを
    して上面だけが開口した容器状をし、しかも上端
    に枠1内に取付けるための取付手段が形成され
    て、さらに孔12及び孔19があけられた中蓋4
    と、前記孔12の外部にあつて孔12を閉蓋する
    ことのできる大きさと形状とをし、しかも中蓋4
    の内方へ付勢して常時孔12を閉塞するように付
    勢する付勢手段を介して中蓋4に取付けられた閉
    塞板16と、及び、前記孔19の内部にあつて孔
    19を閉塞することのできる大きさと形状とを
    し、しかも中蓋4の外方へ付勢して常時孔19を
    閉塞するように付勢する付勢手段を介して中蓋4
    に取付けられた閉塞板23とよりなる、マンホー
    ル蓋飛散防止装置。
JP12732083U 1983-08-19 1983-08-19 マンホ−ル蓋飛散防止装置 Granted JPS6036442U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12732083U JPS6036442U (ja) 1983-08-19 1983-08-19 マンホ−ル蓋飛散防止装置

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JP12732083U JPS6036442U (ja) 1983-08-19 1983-08-19 マンホ−ル蓋飛散防止装置

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Publication Number Publication Date
JPS6036442U JPS6036442U (ja) 1985-03-13
JPS625102Y2 true JPS625102Y2 (ja) 1987-02-05

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ID=30289213

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JP12732083U Granted JPS6036442U (ja) 1983-08-19 1983-08-19 マンホ−ル蓋飛散防止装置

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JP2009127228A (ja) * 2007-11-21 2009-06-11 Kubota Ci Kk 排水桝
JP2009138501A (ja) * 2007-12-11 2009-06-25 Kubota Ci Kk

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JPH0756358Y2 (ja) * 1991-03-29 1995-12-25 株式会社荒木製作所 地下施設の蓋装置
JP6241876B2 (ja) * 2013-12-27 2017-12-06 有限会社エマージェンシー 地下構造物
JP6083759B2 (ja) * 2014-07-31 2017-02-22 有限会社エマージェンシー 地下空間構造物の開口部蓋構造

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