JP3036729U - 人孔蓋 - Google Patents

人孔蓋

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JP3036729U
JP3036729U JP1996010232U JP1023296U JP3036729U JP 3036729 U JP3036729 U JP 3036729U JP 1996010232 U JP1996010232 U JP 1996010232U JP 1023296 U JP1023296 U JP 1023296U JP 3036729 U JP3036729 U JP 3036729U
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ventilation
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top plate
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JP1996010232U
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Inventor
直樹 金得
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株式会社大和鉄工所
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 人孔蓋本来の機能に加えて換気機能を兼備
し、外部からの異物の侵入を確実に防止しうる簡易構造
の人孔蓋を提供する。 【解決手段】 マンホール1の開口縁に沿って立ち上っ
た蓋受筒体3を覆う蓋本体5の内側に通気用の多孔板
8、18を設け、この多孔板8、18を介して蓋本体5
を蓋受筒体3上に支承する。そして、この多孔板8、1
8上方に通風空間11、21を形成し、該空間を蓋本体
5の周縁部の隙間9、10を通じて外部と連通せしめる
ものとする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、大型の貯水槽、配水池等の上壁部分に開口されるマンホールの蓋 、即ち人孔蓋の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
給水用あるいは汚水貯溜用等の大型のコンクリート構造物として構成されるよ うな貯水槽ないし配水池においては、その上部に内部点検などを行うためのマン ホールが設けられ、これに開閉自在な人孔蓋が施されたものとなされている。一 方、上記のような貯水槽等では、内部の換気のために、上記人孔蓋とは別に換気 孔があけられ、これに換気塔を設けて常時内外の空気の置換が行われるように配 慮されている。
【0003】 しかしながら、このようにマンホールとは別に換気孔をあけてそれぞれに人孔 蓋及び換気塔を付設することは、構造の複雑化により設備コストが高くつく難点 がある。
【0004】 そこで、このような難点を解消するため、特開平7−247566号公報に示 される先行提案によれば、マンホールの開口縁から上方に立ち上った蓋受筒体に 通気孔を形成し、該蓋受筒体の上部を覆って被せられる開閉自在な蓋本体の周縁 の垂下縁と上記蓋受筒体の外面との間の隙間を通じて内外を連通させるようにし た人孔蓋が提案されている。この先行提案構造によれば、人孔蓋に換気機能をも 兼ね備えたものとすることができ、別途換気塔の付設を必要としない点で有利で ある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の先行提案に係る公知の人孔蓋においては、マンホールの 開口縁に配置される口縁枠の蓋受筒体に通気孔を穿設形成しなければならないた め、既設のマンホールにこの構造を採用するためには、口縁枠から取替えなけれ ばならず、改造コストが高くつくのみならず、通気孔が蓋受筒体の立ち上がり状 の周壁部分の垂直面に設けられており、しかもそれが蓋本体の垂下縁の下端より 僅かに上方に位置しているものであるため、金網で覆われているとはいえ、細か い塵埃や雨水等の外部からの異物が上記通気孔を通じて内部に入り込み易い傾向 があり、必ずしも十分な満足が得られるものではなかった。
【0006】 この考案は、更にこのような欠点を解決した人孔蓋を提供することを目的とす る。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この考案は、上記のような目的を達成するために、マンホール(1)の開口縁 に沿って立ち上がり状に配置された蓋受筒体(3)と、その上面を覆って開閉自 在に装着された蓋本体(5)とを具備する人孔蓋において、 前記蓋本体(5)は、蓋受筒体(3)の口径寸法よりも大きい天板(6)と、 施蓋状態時において上記蓋受筒体(3)の外面及び下方に所定の間隙(9)(1 0)を形成する態様で、前記天板(6)の周縁から下方にのびた筒状垂下縁(7 )と、同施蓋状態時において下面が前記蓋受筒体(3)の上端面に当接し、該上 端面と前記天板(5)の少なくとも周縁部下面との間に通風空間部(11)を形 成するように設けられた通気用多孔板(8)(18)とで構成されてなることを 特徴とするものである。
【0008】 上記の通気用多孔板は、断面L字状の環状体からなり、その水平板部(8a) の外周縁が筒状垂下縁(7)の内側面に、垂直板部(8b)の上端が天板(5) の下面にそれぞれ接合されて、天板(5)と垂下縁(7)とが交わる入隅部に環 状の通風空間部(11)が形成されてなるものとしてもよいし、あるいはまた、 1枚の平板からなり、その外周縁が前記筒状垂下縁(7)の内側面に接合される ことにより、天板(5)の下面全域に通風空間部(21)が形成されてなるもの としてもよい。
【0009】 さらに、この多孔板における孔の形状、大きさは特に限定されるものではない が、空気が出入りできると同時に、外部からの異物の侵入を確実に防ぐために比 較的小さいものとすることが望ましい。また、多孔板における孔の分布について は、多孔板全体にわたり孔が分布する必要はなく、少なくとも多孔板のマンホー ル内の空気に面している箇所の一部及び多孔板の外部に面している箇所の一部に おいて孔が分布していればよい。つまり、マンホール内と外気とが連通するよう に孔が分布していればよい。
【0010】 しかして、前記人孔蓋を閉じた際、前記マンホール内、前記蓋本体の天板と前 記多孔板との間の空間部、前記蓋本体の筒状垂下縁と前記蓋受筒体との間の隙間 、前記筒状垂下縁の下方の隙間を介して前記マンホール内と外気とが連通される 。また、前記多孔板における前記隙間と接触している箇所に分布している孔が前 記蓋本体の垂下縁により覆われるため、雨、塵などの外部からの異物がマンホー ル内、ひいては配水池内に侵入することが防がれる。
【0011】
【考案の実施の形態】
図1ないし図4に示す実施例において、貯水槽(P)等のマンホール(1)の 人孔蓋は、マンホールの開口縁部に配置された鋼板製口縁枠(2)と、その上面 側を覆った開閉自在な蓋本体(5)とからなる。
【0012】 口縁枠(2)は、マンホール(1)の開口縁に沿って立ち上がり状に配置され た蓋受筒体(3)と、その下部から外方にのびたフランジ状の座板部(4)とを 有し、該座板部(4)をもって貯水槽(P)等の上部に固定設置されている。
【0013】 蓋本体(5)は、上記蓋受筒体(3)の口径寸法よりもやゝ大きい天板(6) と、その周縁から下方にのびた筒状垂下縁(7)と、周縁部下面に取付けられた 通気用多孔板(8)とを主要構成部材として成り、一端が蝶番(12)(12) を介して口縁枠(2)に枢着され、他端部上面に付設されたハンドル(13)を 持って開閉操作を行いうるものとなされている。
【0014】 蓋本体(5)における上記筒状垂下縁(7)は、施蓋状態において蓋受筒体( 3)の外側に所定の間隙(9)を形成するようにルーズに嵌まり合うようになっ ている。かつその下方、即ち垂下縁(7)の下端と口縁枠(2)の座板部(4) 上面との間にも所定の間隙(10)を存置形成しうるものとなされている。
【0015】 また、通気用多孔板(8)は、多数の小孔を穿設した鋼製のパンチングプレー トにより断面L字状の環状体に構成され、その水平板部(8a)の外周縁を筒状 垂下縁(7)の内側面上部に、また垂直板部(8b)の上端を天板(6)の下面 にそれぞれ溶接固着して取付けられている。従って、天板(5)と垂下縁(7) とが交わる入隅部に、上記多孔板によって区画された環状の通風空間部(11) が形成されたものとなされている。
【0016】 一方、多孔板(8)は、その下面が蓋本体(5)の施蓋状態時において前記蓋 受筒体(3)の上端面に当接して蓋本体(5)を支承するものとなされている。 従って、この施蓋状態時において、マンホール(1)の内部空間と外部とは、 上記多孔板(8)、空間部(11)、多孔板(8)及び間隙(9)(10)を介 して連通され、空気の流通が許容される。このため、人孔蓋は、それ本来の蓋と しての機能に加え、換気機能をも兼ね備えたものとなり、貯水槽に別途換気塔を 付設する必要性を排除しうる。しかも、換気のための内外空気の流通は、上記の ように多孔板(8)を2度通過することになるのに加え、多孔板(8)自体が、 蓋本体(5)の内部の上方部位に設けられ、しかも外部に面する部分が周縁の垂 下縁(7)で大きく覆われることになるため、外部からの埃、塵、雨水、虫等の 異物が侵入するのを一層効果的に防止しうる。
【0017】 尚、図4において、(14)は施錠用のロックプレート、(15)はその止め 金である。
【0018】 図5に示す変形例は、多孔板(18)を1枚の平板からなるものとし、その外 周縁を筒状垂下縁(7)の上部内側面に溶接固着して取付けたものである。従っ て、この多孔板(18)によって区画される通風空間(21)が、天板(6)の 下面全域に亘って形成されたものとなされている。
【0019】 その他の構成は前記図1ないし図4に示した実施態様と同様であり、対応部分 を同一符号で示してその説明を省略する。
【0020】 尚、上記実施形態の人孔蓋は、いずれも平面視略正方形のものを図示説明した が、これに限定されるものではなく、円形、矩形等その他の形状の人孔蓋におい てもこの考案は同様に適用可能である。
【0021】
【考案の効果】
この考案に係る人孔蓋は、上述のように、人孔蓋本来の機能に加え、換気機能 をも兼備するものであるから、これの設置により、別途換気塔の付設を不要とし て、貯水槽等の付帯設備の構造の簡素化をはかることができ、ひいてはコストダ ウンを実現できる。また、貯水槽側に固定される蓋受筒体に通気孔を形成する必 要がないため、既設のマンホールに対しても、蓋本体のみの置換によって容易に 適用できる利点がある。更には、換気時の内外空気の流通は、多孔板を2度通過 することになるのに加え、多孔板自体が、蓋本体の内部の上方部位に設けられ、 しかも外多孔板の外部に面する部分が水平面内に位置し、かつ周縁の垂下縁で大 きく覆われることになるため、外部からの埃、塵、雨水、虫等の異物が侵入する のを一層効果的に防止しうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施形態を示す人孔蓋の平面図であ
る。
【図2】図1のII−II線の断面図である。
【図3】図2のA部の拡大断面図である。
【図4】マンホールの口縁枠と蓋本体との取合部分の構
造を示す一部切欠斜視図である。
【図5】変形例を示す人孔蓋の断面図である。
【符号の説明】
1…マンホール 2…口縁枠 3…蓋受筒体 5…蓋本体 6…天板 7…筒状垂下縁 8、18…多孔板 9、10…間隙 11、21…空間部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マンホール(1)の開口縁に沿って立ち
    上がり状に配置された蓋受筒体(3)と、その上面を覆
    って開閉自在に装着された蓋本体(5)とを具備する人
    孔蓋において、 前記蓋本体(5)は、蓋受筒体(3)の口径寸法よりも
    大きい天板(6)と、施蓋状態時において上記蓋受筒体
    (3)の外面及び下方に所定の間隙(9)(10)を形
    成する態様で、前記天板(6)の周縁から下方にのびた
    筒状垂下縁(7)と、同施蓋状態時において下面が前記
    蓋受筒体(3)の上端面に当接し、該上端面と前記天板
    (5)の少なくとも周縁部下面との間に通風空間部(1
    1)を形成するように設けられた通気用多孔板(8)
    (18)とで構成されてなることを特徴とする人孔蓋。
  2. 【請求項2】 請求項1の人孔蓋であって、通気用多孔
    板(8)は断面L字状の環状体からなり、その水平板部
    (8a)の外周縁が筒状垂下縁(7)の内側面に、垂直
    板部(8b)の上端が天板(5)の下面にそれぞれ接合
    されて、天板(5)と垂下縁(7)とが交わる入隅部に
    環状の通風空間部(11)が形成されてなる人孔蓋。
  3. 【請求項3】 請求項1の人孔蓋において、通気用多孔
    板(18)が1枚の平板からなり、その外周縁が前記筒
    状垂下縁(7)の内側面に接合されることにより、天板
    (5)の下面全域に通風空間部(21)が形成されてな
    る人孔蓋。
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