JPH0610140Y2 - マフラ排気パイプの水抜き装置 - Google Patents

マフラ排気パイプの水抜き装置

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JPH0610140Y2
JPH0610140Y2 JP1987159835U JP15983587U JPH0610140Y2 JP H0610140 Y2 JPH0610140 Y2 JP H0610140Y2 JP 1987159835 U JP1987159835 U JP 1987159835U JP 15983587 U JP15983587 U JP 15983587U JP H0610140 Y2 JPH0610140 Y2 JP H0610140Y2
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JP
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pipe
exhaust
peripheral surface
outer pipe
inner pipe
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JP1987159835U
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榮一 石田
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Kubota Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、マフラにおける排気パイプの水抜き装置に関
するものである。
(従来の技術) 従来、トラクタのマフラ構造として、エンジンの排気マ
ニホールドにマフラ本体が接続され、マフラ本体の排気
側に上向き立設状の排気パイプが接続された所謂、縦向
きマフラ構造のものがあった。
例えば、第9図に示される如く、マフラ本体101がトラ
クタのボンネット102内に位置され、排気パイプ103はボ
ンネット102上方へ突出すべく、上向き立設状に備えら
れたものがあり、排気パイプ103はマフラ本体101の排気
側に接続されたL字状の内パイプ104と、内パイプ104の
上端部に下端部が外嵌され、締結バンド105によって締
結された外パイプ106とからなり、外パイプ106の上端に
は横向きに開口する排気口107が備えられている。また
内パイプ104の下面には水抜き孔108が形成されており、
排気口107より浸入した雨水は、外パイプ106及び内パイ
プ104の内面を伝って水抜き孔108から排水されるよう構
成されていた。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、上記構造にあっては、排気ガスも水抜き
孔108から漏れるおそれが大であり、ボンネット102内部
を汚す欠点があった。
そこで、本考案は上記問題点に鑑み、排気パイプ途中に
おける排気ガスの流出を防止する水抜き装置を提供する
ことを目的とする。
(問題点を解決するための手段) その技術的手段は、マフラ本体23の排気側に上向き立設
状として接続される排気パイプ24が、前記排気側より上
向きに延設された内パイプ25と、下端部が内パイプ25上
端部に外嵌状に接続されると共に、上端に横向きに開口
する排気口27を備えた外パイプ26とからなるものにおい
て、外パイプ26内径が内パイプ25外径より大径とされ、
内パイプ25外周面と外パイプ26内周面との間に周方向の
間隙を形成すべく、内パイプ25外周面と外パイプ26内周
面間に周方向にスペーサ28を介在して内パイプ25と外パ
イプ26が互いに垂直方向の直管部分で接続されていると
共に、内パイプ25の外周面と外パイプ26の内周面間に垂
直方向の水抜き路30が周方向で複数設けられた点にあ
る。
(作用) 本考案によれば、外パイプ26と内パイプ25とが互いに離
間しているため、排気口27より浸入した雨水は外パイプ
26内周面を伝って下降し、水抜き路30を通って外パイプ
26下端より下方に排水される。
また排気ガスの上方への流れによって内パイプ25外周面
と外パイプ26内周面との間隙が負圧となり、水抜き路30
を通じて外部の空気が吸引され排気ガスと共に上端の排
気口27より排出される。
(実施例) 以下、本考案の第1実施例を図面に基づいて説明する
と、第1図乃至第3図において、1はトラクタ車体で、
エンジン2、ミッションケース3等から構成されてい
る。エンジン2両側から前方に前車軸フレーム4が突設
され、該前車軸フレーム4にラジエータ5やバッテリ6
等が備えられている。ラジエータ5はエンジン補器とし
てのラジエータ本体7と該ラジエータ本体7後方に回転
自在に支持されたラジエータファン8とを備え、該ラジ
エータファン8は後方のエンジン2に連動連結され、所
定方向の回転によりラジエータ本体7前方の空気を吸引
して後方向に排出するよう起風し、ラジエータ本体7を
冷却するよう構成されている。
9はボンネットで、エンジン2、ラジエータ本体7、ラ
ジエータファン8、バッテリ6等を覆うものであって、
天板10と、左右1対の側板11と、フロントグリル12とか
らなり、その後方には計器パネル13が連設されている。
14はミッションケース3上に立設された遮蔽板で、ボン
ネット9後端開口部を閉塞する。15は左右1対のステッ
プで、ミッションケース3両側方に突設されている。16
は前輪、17は後輪、18は後輪フェンダ、19はハンドル装
置、20は座席である。
前記エンジン2の上側部には、前後方向の排気マニホー
ルド21が備えられ、該排気マニホールド21にエキゾース
トパイプ22が接続され、該エキゾーストパイプ22の他端
にマフラ本体23の一端が接続されている。
マフラ本体23の排気側には上向き立設状として排気パイ
プ24が接続されており、排気パイプ24はボンネット9の
天板10を貫通状として上方に突出されている。
排気パイプ24はマフラ本体23の排気側に接続された内パ
イプ25と、内パイプ25の他端に接続された外パイプ26と
から構成されている。
内パイプ25は略L字状に屈曲形成されており、他端側は
上向きに延設状とされ、上方に開口されている。また外
パイプ26は上端部が前方に屈曲状とされ、前方に開口す
る排気口27を備えている。そして外パイプ26内径は内パ
イプ25外径より大径として構成されており、内パイプ25
上端部外周面には周方向に適宜間隔を有して複数(実施
例では2個)のスペーサ28が溶接等により固着され、こ
の内パイプ25上端部に外パイプ26下端部が外嵌され、締
結バンド29によって締結され、ここに、内パイプ25外周
面と外パイプ26内周面との間に周方向の間隙が形成され
た状態で互いに接続される。そして各スペーサ28間に上
下方向の水抜き路30が構成される。
尚、マフラ本体23は適宜ブラケットにより車体1側に保
持されている。
本考案の第1実施例は以上のように構成されており、外
パイプ26の排気口27より浸入した雨水は外パイプ26の内
面を伝って下降する。この際、外パイプ26内周面と内パ
イプ25外周面とが互いに離間されているため、外パイプ
26内面を伝って下降する雨水は水抜き路30を通って、外
パイプ26下端より下方に排水されることとなる。従っ
て、マフラ本体23内への雨水の浸入が有効に防止でき
る。また内パイプ25上端部が外パイプ26下端部に入れ子
状とされているため、排気ガスの上方への流れによっ
て、内パイプ25外周面と外パイプ26内周面との嵌合部が
負圧となり、水抜き路30を通じてボンネット9内の空気
を吸い込む吸引作用を発揮し、排気ガスの水抜き路30か
らの流出が防止できる。
尚、スペーサ28を内パイプ25外周面に設けたものを示し
ているが、外パイプ26内周面側に設ける構造としてもよ
い。
またスペーサ28を周方向に連続する円盤状とし、周方向
に間隔を有して複数の連通孔を形成し、水抜き路30を構
成してもよい。
第4図及び第5図は第2実施例を示しており、外パイプ
26内に平板材をねじり状としたガイド板31が嵌合装着さ
れ、他は第1実施例と同様に構成されている。従って、
排気口27より雨水が跳び込んだ場合であっても、ガイド
板31によって外パイプ26の内周面に確実に案内され、外
パイプ26下端より下方に排水される。
第6図乃至第8図はエンジン2より発生する音を低減さ
せる遮音構造を示しており、第6図に示される構造にあ
ってはエンジン2をカバー体33で囲むと共に、カバー体
33の前部は先細状とされ、ラジエータファン8の排風は
両側方に案内されるよう構成されており、カバー体33に
よってエンジン2騒音の低減が図れると共にオペレータ
に対する排風の影響が有効に防止できる。また第7図及
び第8図に示される構造にあっては、エンジン2を平板
状のラジエータ本体7で囲む構造とすることによって騒
音低減を図っている。またボンネット9には吸入口34及
び排出口35が形成されると共にガイド板36が装着されて
いる。
(考案の効果) 本考案によれば、マフラ本体の排気側に上向き立設状と
して接続される排気パイプが、前記排気側より上向きに
延設された内パイプと、下端部が内パイプ上端部に外嵌
状に接続されると共に、上端に横向きに開口する排気口
を備えた外パイプとからなるものにおいて、外パイプ内
径が内パイプ外径より大径とされ、内パイプ外周面と外
パイプ内周面との間に周方向の間隙を形成すべく、内パ
イプ外周面と外パイプ内周面間に周方向にスペーサを介
在して内パイプと外パイプが互いに垂直方向の直管部分
で接続されると共に、内パイプ外周面と外パイプ内周面
間に垂直方向の水抜き路が周方向で複数設けられたもの
であり、排気口から浸入した雨水を良好に排水できると
共に、内・外パイプは垂直方向の直管部で接続されてい
て、周方向で複数の水抜き路を垂直方向に形成している
ことによって、排水を良好にしつつ負圧化が確実でゴミ
等の停着もなくなって排気パイプ途中からの排気ガスの
流出が有効に防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例を示す要部断面図、第2図
は全体側面図、第3図は第1図III−III線断面図、第4
図は第2実施例を示す要部断面図、第5図は第4図V−
V線断面図、第6図は遮音構造を示す平面説明図、第7
図は別の遮音構造を示す側面説明図、第8図は第7図VI
II−VIII線断面矢視図、第9図は従来例を示す要部断面
図である。 23…マフラ本体、24…排気パイプ、25…内パイプ、26…
外パイプ、27…排気口、28…スペーサ、30…水抜き路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】マフラ本体(23)の排気側に上向き立設状と
    して接続される排気パイプ(24)が、前記排気側より上向
    きに延設された内パイプ(25)と、下端部が内パイプ(25)
    上端部に外嵌状に接続されると共に、上端に横向きに開
    口する排気口(27)を備えた外パイプ(26)とからなるもの
    において、外パイプ(26)内径が内パイプ(25)外径より大
    径とされ、内パイプ(25)外周面と外パイプ(26)内周面と
    の間に周方向の間隙を形成すべく、内パイプ(25)外周面
    と外パイプ(26)内周面間に周方向にスペーサ(28)を介在
    して内パイプ(25)と外パイプ(26)が互いに垂直方向の直
    管部分で接続されると共に、内パイプ(25)外周面と外パ
    イプ(26)内周面間に垂直方向の水抜き路(30)が周方向で
    複数設けられたことを特徴とするマフラ排気パイプの水
    抜き装置。
JP1987159835U 1987-10-19 1987-10-19 マフラ排気パイプの水抜き装置 Expired - Lifetime JPH0610140Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0163720U JPH0163720U (ja) 1989-04-24
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