JP2508821Y2 - 上部旋回車両のエンジン吸気装置 - Google Patents

上部旋回車両のエンジン吸気装置

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JP2508821Y2
JP2508821Y2 JP11026089U JP11026089U JP2508821Y2 JP 2508821 Y2 JP2508821 Y2 JP 2508821Y2 JP 11026089 U JP11026089 U JP 11026089U JP 11026089 U JP11026089 U JP 11026089U JP 2508821 Y2 JP2508821 Y2 JP 2508821Y2
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洋征 馬場
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は油圧式掘削機,クレーン車の如き上部旋回車
両における外気をエアークリーナを介して取り入れるエ
ンジン吸気装置の改良に関する。
(従来の技術) 油圧式掘削機においては、通常第4図で示すように上
部旋回体1の前部に作業機2,運転室3を、そして後部に
カウンタウェイト4を備、え、下部走行体5により走行
可能となっており、これらの駆動は、前記上部旋回体に
設置されたエンジンを動力源として行われる。
上記エンジンが備えられたエンジン室にはエンジンの
前部にラジエータ,オイルクーラが配設され、エンジン
ファンによりエンジン燃焼用エアーを吸込み、また冷却
を行うようになっており、このエアーの吸込口6はエン
ジン室の上方に位置する車体カバー7の上面に設けられ
ている。このように吸込口6を車体カバー7の上面部に
設けているのは側面部ではエンジン駆動が横方向に放射
して周辺に騒音公害をもたらし、また下面部では小砂等
の不純物を吸込み目詰りする不具合があるためである。
(考案が解決しようとする課題) しかし、上記の如くエアーの吸込口6を車体カバー7
の上面部に設けると、第3図に示すように、外気に混じ
って雨水が図示矢印の如くエンジン室に混入し、この雨
水がエアーと共に、エアークリーナ室9に入り導管10を
介してエアークリーナ11に送られ、不純物はフィルタエ
レメントで取り除かれるが、水気にエンジン12のマニホ
ルドに入りエンジントラブルを起こす原因となってい
た。しかも、エアークリーナ11のエアーの吸込みがエン
ジン室8の吸気を隔壁13の開口部14を介してエアークリ
ーナ室9に取入れているため、アンジン騒音が直にエア
ークリーナ室9に隣接する運転室に伝播しオペレータに
不快感を与え、また、エアークリーナ11の吸気音が前記
エンジン騒音に加わって一層騒音を高めるという不具合
があった。
本考案は、上記従来の不具合を改善する目的でなされ
たもので、エンジン燃焼用の外気の吸込みに際して雨水
等の水気がエンジンに侵入しないようにした油圧式掘削
機のエンジン吸気ダクトの配設構造を提供しようとする
ものである。
(課題を解決するための手段及び作用) 本考案は上記目的を達成するために、上部旋回体に設
置されたエンジン室とエアークリーナ室を遮断する隔壁
のエンジン室側に箱形カバーを取付けて、該カバーの開
口部と前記隔壁によって吸気ダクトを形成すると共に、
該ダクトの上部及び下部に対応する隔壁位置にそれぞれ
開口孔を穿設し、通気をエアークリーナ室を経て前記上
部開口孔に接続した導管を介してエアークリーナ,該エ
アークリーナから導管を介してエンジンに供給するよう
にすると共に、前記吸気ダクトに吸音材を内接するよう
にしたから、エンジンの吸気に雨水等の水気が混入した
り、またエンジン,エアークリーナの騒音の運転室への
伝播が低減した上部旋回車両のエンジン吸気装置を提供
するものである。
(実施例) 本考案の一実施例を添付図面により詳述する。
第1図及び第2図は第4図で既述した上部旋回車両と
しての油圧式掘削機に対応する本考案の要部を示し、第
3図,第4図に対応する部材には同一符号を付けてあ
る。
図において15は上部旋回体の主フレームであって、該
主フレーム15の上面には前部に運転室3が、後部にはカ
ウンタウェイト4が装着され、これらの間に車体カバー
7で被覆されたエンジン室8,エアークリーナ11,燃料タ
ンク16等が設けられており、エンジン室8にはエンジン
12,該エンジン後部には油圧ポンプ17、そして前部には
タジエータ18,オイルクラー19が配設され、これらラジ
エータ,オイルクーラはエンジンファン20によって外部
から吸気したエアーによって冷却されるようになってい
る。そして、エンジン室8の上部は開閉可能なエンジン
カバー21によって被覆されていると共に、隣接するエア
ークリーナ室9とは隔壁13によって隔離されたものとな
っている。また、6は前記エンジンファン20による外部
からのエアーの吸込口であって、エンジン12の前部上方
に位置する車体カバー7の上面に設けられている。
上記構成においては従来と変る処はなく、かかるエン
ジン室8の空間には箱形カバー22が、その開口を隔壁13
に対面するようにボルト23等で取付けられたうえ、この
箱形カバー22の上下部に位置する隔壁13にはそれぞれエ
アークリーナ室9と、該箱型カバー22の開口部と連通す
る開口孔24,25がそれぞれ穿設されている。
上記箱形カバー22の開口部と隔壁13の上下部に穿設し
た開口孔24,25によってエアークリーナ室9からの吸気
ダクト26を形成するようになっていると共に、これによ
ってエンジン室8からの吸気は完全に遮断されるように
なっている。そして、かように構成された吸気ダクト26
の下部に位置する隔壁13の下部開口孔25にはブラケット
27によって隔壁13に取付けられたエラークリーナ11に連
通する導管28が接続されている。なお、29は箱形カバー
22の開口内部に取設された吸音材であって、吸気ダクト
26を流通する吸気音を低減するためのものである。
次に上記構成からなるエンジン吸気の導入について述
べると、エアークリーナ室9はエンジン室8とは隔壁13
でされている車体カバー7によって被覆された燃料タン
ク16等の設置空間とは通気状態にあって、これらの通気
はエアークリーナ室9から隔壁13の上部開口24から吸込
まれたうえ、吸気ダクト26を通り、下部開口25から導管
28を介してエアークリーナ11に入り、不純物を取除いた
うえ、導管30を経てエンジン12に供給される。
(考案の効果) 本考案は上記の如く構成したから、特に雨天時であっ
ても水気がエンジンに侵入することもないので、水気の
侵入によるエンジントラブルも解消されると共に、エア
ークリーナによる吸気音も吸気ダクトに内設した吸音材
によって低減され、しかもエンジン室とは完全に遮断さ
れることから、隣接する運転室への騒音は大幅に低減さ
れてオペレータに不快感を与えることもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例である油圧式掘削機の要部を
示す一部破断平面図,第2図は第1図のII−II断面図,
第3図は本考案に係る上部旋回車両としての油圧式掘削
機の概略外観斜視図,第4図は本考案の要部に対応する
従来の一例を示す断面図である。 1……上部旋回体,2……作業機,3……運転室,4……カウ
ンタウェイト,5……下部走行体,6……エアー吸込口,7…
…車体カバー,8……エンジン室,9……エアークリーナ
室,11……エアークリーナ,12……エンジン,13……隔壁,
14……開口部、15……主フレーム,18……ラジエータ,19
……オイルクーラ,20……ファン,21……エンジンカバ
ー,22……箱形カバー,24……上部開口孔,25……下部開
口孔,26……吸気ダクト,28……導管,29……吸音材

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上部旋回体に設置されたエンジン室とエア
    ークリーナ室を遮断する隔壁の前記エンジン室側に箱形
    カバーを取付けて、該カバーの開口部と前記隔壁によっ
    て吸気ダクトを形成すると共に、該ダクトの上部及び下
    部に対応する隔壁位置にそれぞれ開口孔を穿設し、通気
    をエアークリーナ室を経て前記上部開口孔から前記吸気
    ダクト内を通して下部開口孔に導き、該エアークリーナ
    から導管を介してエンジンへ供給するようにしたことを
    特徴とする上部旋回車両のエンジン吸気装置。
  2. 【請求項2】上記吸気ダクトに吸音材を内装したことを
    特徴とする請求項(1)記載の上部旋回車両のエンジン
    吸気装置。
JP11026089U 1989-09-19 1989-09-19 上部旋回車両のエンジン吸気装置 Expired - Lifetime JP2508821Y2 (ja)

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JP2008018885A (ja) * 2006-07-14 2008-01-31 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電動アシスト車両とその制御方法
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