JPH05405Y2 - - Google Patents

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JPH05405Y2
JPH05405Y2 JP1985121820U JP12182085U JPH05405Y2 JP H05405 Y2 JPH05405 Y2 JP H05405Y2 JP 1985121820 U JP1985121820 U JP 1985121820U JP 12182085 U JP12182085 U JP 12182085U JP H05405 Y2 JPH05405 Y2 JP H05405Y2
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wiper
outside air
cowl box
output shaft
bracket
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JP1985121820U
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Description

【考案の詳細な説明】 イ 考案の目的 〔産業上の利用分野〕 本考案は自動車における車室内への外気導入装
置に関する。
〔従来の技術〕
この種の外気導入装置は、一般にエンジン室と
車室内を仕切るダツシユボードの上部にカウルボ
ツクスを設け、そのカウルボツクスの上部の外気
取入口からボツクス内に入つた空気をカウルボツ
クスに形成した連通孔を介して車室内に導く構成
である。
そして、外気と共に雨水や洗車水等が車室内に
浸入するのを防ぐために、カウルボツクス内の前
記外気取入口と連通孔との間に防水板を設けたも
のが知られている(例えば実開昭55−61076号参
照)。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、上記従来のようにカウルボツクス内
に専用の防水板を設けるのは面倒であり、また単
に防水板を設けても外気の導入を許容した上で雨
水等の浸入を確実に防止するのが困難である等の
問題があつた。
本考案は簡単な構成によりカウルボツクスから
車室内への雨水等の浸入を確実に防止することを
目的とする。
ロ 考案の構成 〔問題点を解決するための手段〕 上記の目的を達成するために本考案は以下の構
成としたものである。即ち、カウルボツクス2の
上部に設けた外気取入口7からカウルボツクス2
内に導入した外気を連通孔8を介して車室1内に
導くように自動車における車室内への外気導入装
置において、上記カウルボツクス2内を、ワイパ
駆動機構を組付けたワイパブラケツト3により外
気取入口7側と連通孔8側との2室4,5に仕切
り、そのワイパブラケツトの車幅方向一端側にワ
イパ駆動源側の出力軸23を、他端側にその出力
軸23からリンク25等の伝達手段を介して駆動
されるワイパアーム回動軸27をそれぞれ設け、
上記出力軸23とワイパアーム回動軸27との間
のワイパブラケツト3に車室内1内への雨水等の
浸入を防ぎかつ外気の導入を許容する通気孔6を
設けたことを特徴とする。
〔作用〕
カウルボツクス2の上部の外気取入口7からカ
ウルボツクス2内の一方の仕切室4に入つた空気
は、ワイパブラケツト3に形成した通気孔6を経
て他方の仕切室5に入り、その室5に開口させた
連通孔8を介して車室1内に導かれる。そのとき
空気と共にカウルボツクス2内に入つた雨水は通
気孔6で遮られて車室1内への浸入が防止され
る。
〔実施例〕
図示例はエンジン室10と車室1とを仕切るダ
ツシユボード11の上部のエンジン室側におい
て、車幅方向の中央部にカウルボツクス2を設け
た構成である。
そのカウルボツクス2は、ダツシユボード11
の上部延長板12とその前方に設けたカウルボツ
クス底面板13とで上面が開口する凹部を形成
し、その上面の開口をエアスクープグリル14で
覆つた構成である。7はそのエアスクープグリル
14の前部によろい戸状に形成した外気取入口、
8は上記延長板12に形成した車室1との連通孔
で、図に省略した空気調和装置等を介して、もし
くは直接車室1に連通されている。
ワイパブラケツト3は、板状に形成してカウル
ボツクス2の内面にゴムブツシユ15等を介して
ボルト16,ナツト17等で取付けている。
通気孔6は空気の流通は許容するが、雨水等の
浸入は極力防止するように構成するもので、例え
ば第3図,第4図に示すようにワイパブラケツト
3の略中央部に横長の切り越し孔6を多数設け
る。或は第5図のようにワイパブラケツト3の上
面に円形の突起18を多数形成してその頂面に小
孔6aを形成してもよい。
上記ワイパブラケツト3にはワイパ駆動機構を
組付けるもので、図の場合はフロントガラス19
を一本のワイパアーム20で払拭するいわゆるシ
ングルワイパを例示する。21はワイパブラケツ
ト3の下面に取付けたワイパ駆動源としてのワイ
パモータ、22は減速機で、その出力軸23から
回転しレバー24,リンク25,揺動レバー26
よりなる伝達手段を介してワイパアーム20の回
動軸27に伝達する構成である。28はその回動
軸27の軸受を示す。
上記出力軸23は第2図および第4図に示すよ
うにワイパブラケツト3の車幅方向一端側に、ま
たワイパアーム回動軸27は他端側に設けられ、
その両軸23,27間のワイパブラケツト3上に
前記の通気孔6が設けられている。
ハ 考案の効果 本考案は上記のようにカウルボツクス2内をワ
イパ駆動機構を組付けるワイパブラケツト3によ
り2室4,5に仕切り、そのワイパブラケツト3
に雨水などの浸入を防ぎかつ外気の導入を許容す
る通気孔6を設けたので、前記従来のようにカウ
ルボツクス2内に専用の防水板を設けることなく
構造簡単に車室内への雨水等の浸入を防止するこ
とができる。しかも雨水等の浸入を防ぎかつ外気
の導入を許容する通気孔6によつて防水するよう
にしたので、前記従来のようにカウルボツクス内
に単に防水板を設けるものに比べ、より確実に車
室内への雨水等の浸入を防止できる。
また従来はワイパアームの回動軸をかボツクス
の上面を覆うカバー等に軸受け支持させるのが一
般的であり、上記回動軸やワイパアームの基部が
ボンネツトフード上面より上方に大きく突出する
ため視界を妨げたり、風切り音が発生しやすい等
の不都合があつたが、本考案においては、前述の
ようにカウルボツクス2内に設けたワイパブラケ
ツト3にワイパアーム回動軸27等を取付けるよ
うにしたので、ボンネツトフード上面に大きく突
出することがなく上記従来の不都合を解消するこ
とができる。
さらに、上記のワイパアーム回動軸27や駆動
源側の出力軸23等のワイパ駆動機構を予めワイ
パブラケツト3に取付けてから、カウルボツクス
内に組付けることができるので、車体に対する組
付作業およびメンテナンスが容易である。
また上記出力軸23からワイパアーム回動軸2
7にはリンク等の伝達手段を介して駆動力を伝達
するので、上記両軸23,27間のワイパブラケ
ツト3には必然的にスペースが生ずるが、前記の
通気孔6を上記両軸23,27間に設けるように
したので、上記のスペースを有効に利用できる等
の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案車室内への外気導入装置を備え
た自動車の前部の縦断側面図、第2図はボンネツ
トを外した状態の自動車の前部の斜視図、第3図
は要部拡大縦断側面図、第4図はワイパブラケツ
トの平面図、第5図は通気孔の変形例の縦断面図
である。 1は車室、2はカウルボツクス、3はワイパブ
ラケツト、4,5は仕切室、6は通気孔、23は
出力軸、24〜26は伝達手段、27はワイパア
ーム回動軸。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 カウルボツクスの上部に設けた外気取入口から
    カウルボツクス内に導入した外気を連通孔を介し
    て車室内に導くようにした自動車における車室内
    への外気導入装置において、 上記カウルボツクス内を、ワイパ駆動機構を組
    付けるワイパブラケツトにより外気取入口側と連
    通孔側との2室に仕切り、 そのワイパブラケツトの車幅方向一端側にワイ
    パ駆動源側の出力軸を、他端側にその出力軸から
    リンク等の伝達手段を介して駆動されるワイパア
    ーム回動軸をそれぞれ設け、 上記出力軸とワイパアーム回動軸との間のワイ
    パブラケツトに車室内への雨水等の浸入を防ぎか
    つ外気の導入を許容する通気孔を設けたことを特
    徴とする自動車における車室内への外気導入装
    置。
JP1985121820U 1985-08-08 1985-08-08 Expired - Lifetime JPH05405Y2 (ja)

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JP1985121820U JPH05405Y2 (ja) 1985-08-08 1985-08-08

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JP1985121820U JPH05405Y2 (ja) 1985-08-08 1985-08-08

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JPS6229917U JPS6229917U (ja) 1987-02-23
JPH05405Y2 true JPH05405Y2 (ja) 1993-01-07

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ID=31011441

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5561076U (ja) * 1978-10-19 1980-04-25

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JPS6229917U (ja) 1987-02-23

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