JP3493973B2 - 作業車両におけるワイパ駆動部取付構造 - Google Patents

作業車両におけるワイパ駆動部取付構造

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JP3493973B2 JP26435197A JP26435197A JP3493973B2 JP 3493973 B2 JP3493973 B2 JP 3493973B2 JP 26435197 A JP26435197 A JP 26435197A JP 26435197 A JP26435197 A JP 26435197A JP 3493973 B2 JP3493973 B2 JP 3493973B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明はトラクタやコンバ
インの農業用車両、フォークリフト・ブルドーザー等の
運搬用・建設用等作業車両におけるワイパ駆動部取付構
造に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、作業車両のキャビンの前面乃至後
面のウインドにはワイパが設けられる。モータ等ワイパ
駆動部の取付構造は、ウインド構成部材のガラス面に直
接取付け、板面にワイパ軸を貫通してワイパを取付けて
いる(例えば特開平7−32827号公報)。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の駆動
部取付構造では、ウインドを開閉する際の衝撃でモータ
やその他連動機構部などが破損したり、あるいはワイパ
軸を貫通させる貫通孔が損傷する等の恐れがある。 【0004】 【課題を解決するための手段】この発明は、開閉等が頻
繁に行われてもその衝撃を吸収しつつワイパ装置の安全
確保をはかろうとするもので、次の技術的手段を講じ
た。すなわち、上部側の2つのヒンジ21,21を中心
にリアウインド11を上下開閉自在に設け、これらヒン
ジ21,21の近傍でヒンジ21,21を避けた部位の
ウインド11室内側に薄板状の緩衝材24を介して断面
コ型に折曲形成した駆動部取付ベース25を設け、ワイ
パモータ22,ギアケース23等のワイパ駆動部を支持
部材27を介して上記取付ベース25に前後から挟み込
むように固定し、ギアケース側から突出するワイパ軸を
上記窓ガラス外側に貫通させるとともに、ワイパ駆動部
全体を箱型のカバー34で被覆し、このカバー34に設
けた開口部36にモータ駆動用の配線を接続したコネク
タ37をのぞませたことを特徴とする作業車両における
ワイパ駆動部取付構造とする。 【0005】 【発明の作用効果】ワイパモータ22やギアケース23
内連動機構部からなるワイパ駆動部は、薄板状の緩衝材
24,駆動部取付ベース25および支持部材27を介し
て防振的に支持され、ウインド11の振動衝撃を緩和す
ることができるものとなって、開閉ウインドに利用して
もワイパ駆動部の内部構造を破損する等の恐れが少な
い。なおワイパ軸29等がウインドガラスの貫通孔と干
渉することも少なくなって、長期使用に耐え得るもので
ある。さらに、ワイパ駆動部全体を覆う箱型のカバー3
4に開口部36を設け、この開口部36にモータ駆動用
の配線を接続したコネクタ37をのぞませたので、ここ
にモータ操作スイッチ側のコネクタを接続できる。 【0006】 【実施例】この発明の一実施例を図面に基づき説明す
る。1は作業車両としてのトラクタ機体で、前後部に前
輪2と後輪3とを備え、エンジン4の回転動力をミッシ
ョンケース5内の変速装置で適宜減速し、減速した回転
動力を該前輪2,後輪3に伝達すべく構成している。上
記機体1には、キャビン6が搭載されている。このキャ
ビン6は、左右に、前支柱7,7、後支柱8,8を配置
すると共に、これら支柱7,7,8,8の上端を上部枠
9で連結構成してなるキャビンフレームによって骨組さ
れる。 【0007】なお、左右前支柱7,7間にはフロントウ
インド10が、左右後支柱8,8間には左右側を曲面に
形成したリヤウインド11が、前・後支柱7,8間に
は、枠無しの1枚ガラスで形成された乗降ドア12が夫
々設けられている。上記キャビン6室内において機体中
央部の運転者席13前方には、ハンドルポスト14を設
け、ステアリングハンドル15を旋回操作可能に設けて
いる。このステアリングハンドル15の旋回操作は操舵
連動して前記左右前輪2,2を操向連動する構成として
いる。なお、ハンドル15近傍にはアクセルレバーを、
ハンドルポスト14下部側には左右独立するブレーキペ
ダルを、上記運転者席13近傍には走行用変速レバーほ
かの操作レバー(いずれも図示せず)を配設している。 【0008】上記機体1後部にはトップリンク16とロ
アリンク17,17とからなる3点リンク機構を介して
耕耘作業機18を上下昇降可能に装着している。トップ
リンク16を上下に連動する油圧シリンダ機構はポジシ
ョンレバーの回動操作によって伸縮し作業機18を昇降
連動する構成である。前記リヤウインド11にはワイパ
装置20が設けられる。ガラスやアクリル材からなるリ
アウインド11は、上部側ヒンジ21中心に上下に開閉
可能に設けられる。このリヤウインド11のキャビン6
室内側上部であって該ヒンジ21部近傍には、ワイパモ
ータ22や往復回転連動機構(図示せず)を内装したギ
アケース23等からなるワイパ駆動部を装着している。
詳細に説明すると、リヤウインド11室内側板面に平行
四辺形形状のゴム板からなる緩衝材24をウインドガラ
ス側に挟んで、断面をコ型に折曲形成した駆動部取付ベ
ース25を、当該緩衝材24の対辺2ケ所に一致すべく
設けたウインド貫通孔と固定具26,26とによってウ
インドガラスを挟み状にして締め付け固定する。この駆
動部取付ベース25には、上記ワイパ駆動部を着脱自在
にボルト等で固定した支持金具27左右の取付孔に、当
該取付ベース25の左右2ケ所に突設するスタッドボル
ト28,28を貫通して締め付け固定するものである。
なお、ギアケース23内では、ワイパモータ22の一定
方向の回転を減速し図外四節リンク機構によってワイパ
軸29を所定角度範囲で往復回転させる構成であり、こ
のワイパ軸29は、ウインドガラスに設ける貫通孔30
を貫通してその先端側にワイパ31基端部を固定する構
成である。32,32はウインドガラス幅に間隔離れて
設けるシール部材、33は室側側突出部を覆うゴムカバ
ーである。こうして、ワイパモータ22やギアケース2
3内連動機構部からなるワイパ駆動部は、緩衝材24,
駆動部取付ベース25および支持金具27を介して防振
的に支持されるものとなる。 【0009】34は全体を覆うカバーで、止め具35,
35…をもって着脱自在に設けられる。側壁に開口した
開口部36には、ワイパモータ22等の駆動用配線を接
続するコネクタ37をのぞませ、図外操作スイッチに連
結される配線のコネクタを着脱させる構成としている。
キャビン6の上部には、ルーフ40が設けられる。すな
わち、前記上部枠9を左右連結状態に複数の横桟41,
41…を設け、この横桟41,41…の上部にルーフ4
0を固定する。横桟41は断面U状のチャンネル材の左
右端部側を下方に折り曲げて上部枠9に溶接しており、
そのU溝から延出させた支持金具42とルーフ40に形
成した前後方向の溝40a底を接合状態にしてボルト4
3・ナット44により固定する。上部枠9の断面形状は
中間部を凹部とした形状となって、当該凹部9aに上記
横桟41を固着してなり、かつ前後横桟41,41間に
仕切り板45,45…を設けて側壁となすため、凹部9
aは前後方向に排水路9bが形成される。なお、この排
水路9bは機体前方側が開放端となるよう構成され機体
後端側は左右が連続する形態に構成されている。また、
ルーフ40の左右端部にはウェザストリップ46を嵌着
し機外からの雨水侵入を阻止している。47は内張であ
る。 【0010】従来、横桟にルーフを固着するだけでは、
ボルトナット等の固定具隙間から侵入する雨水がキャビ
ン室内に入り込む欠点があったが、上記のように、固定
具43,44の位置を雨水を案内しうる横桟40,40
に対応して設け、横桟40は雨水をキャビン上部枠9に
沿って形成する排水路9bに案内できる構成としたか
ら、固定具43,44を伝って侵入する雨水は横桟40
で受けて排水路9bに案内され、キャビン室内ににじみ
出す恐れがなくなる。また、固定具43,44をルーフ
40に形成する溝40a底部に設ける場合には、ルーフ
40に凸条がないために美観を損ねない代わりに、雨水
を集め易いが、上記のように例え固定具を伝って雨水が
侵入してもこれを排水案内できて有利である。 【0011】上例の作用について説明する。キャビン6
上に降り掛かる降雨や洗車用の水は、ルーフ40端部の
排水路9bに侵入しようとする。ルーフ40端にはウェ
ザストリップ46を設けてあるため侵入し難いが、一部
侵入した雨水は排水路9bに沿って排出案内され、前側
端部から機外排出される。 【0012】ルーフ40上面に降り掛かると、溝40a
を伝い、ボルト・ナットの固定部より内側に侵入する
が、これらは横桟40,40を経由して排水路9bに案
内される。ところで、フロントウインド10やリアウイ
ンド11に降り掛かる雨水は夫々に設けるワイパ装置に
よって拭われる。 【0013】リアウインド11のワイパ装置20は、ワ
イパ駆動部から表面側に突出する軸に設けたワイパ31
が往復揺動するものである。ワイパ駆動部は、緩衝材2
4を介して装着されるものであるから、駆動部取付ベー
ス25への振動を少なくし、リアウインド11の振動衝
撃を緩和することができるものとなって、開閉ウインド
に利用してもワイパ駆動部の内部構造を破損する等の恐
れが少ない。なおワイパ軸29等がウインドガラスの貫
通孔30と衝撃的に干渉することもなくなって、長期使
用に耐え得るものである。
【図面の簡単な説明】 【図1】要部の分解斜視図である。 【図2】全体側断面図である。 【図3】背面図である。 【図4】要部の平断面図である。 【図5】要部の正面図である。 【図6】ルーフ斜視図である。 【図7】ルーフの断面図である。 【符号の説明】 1…トラクタ機体、2…前輪、3…後輪、4…エンジ
ン、5…ミッションケース、6…キャビン、7,7…前
支柱、8,8…後支柱、9…上部枠、10…フロントウ
インド、11…リアウインド、12…乗降ドア、11…
ルーフ、11a…アウタルーフ、11b…インナルー
フ、12…前部雨水樋、13…運転者席、14…ハンド
ルポスト、15…ステアリングハンドル、16…トップ
リンク、17,17…ロアリンク、18…耕耘作業機、
20…ワイパ装置、21…ヒンジ、22…ワイパモー
タ、23…ギアケース、24…緩衝材、25…駆動部取
付ベース、26…固定具、27…支持金具、28…スタ
ッドボルト、29…ワイパ軸、30…貫通孔、31…ワ
イパ、32…シール部材、33…ゴムカバー、34…カ
バー、35…止め具、36…開口部、37…コネクタ、
40…ルーフ、41…横桟、42…支持金具、43…ボ
ルト、44…ナット、45…仕切り板、46…ウェザス
トリップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60S 1/34 - 1/58

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 上部側の2つのヒンジ21,21を中心
    にリアウインド11を上下開閉自在に設け、これらヒン
    ジ21,21の近傍でヒンジ21,21を避けた部位の
    ウインド11室内側に薄板状の緩衝材24を介して断面
    コ型に折曲形成した駆動部取付ベース25を設け、ワイ
    パモータ22,ギアケース23等のワイパ駆動部を支持
    部材27を介して上記取付ベース25に前後から挟み込
    むように固定し、ギアケース側から突出するワイパ軸を
    上記窓ガラス外側に貫通させるとともに、ワイパ駆動部
    全体を箱型のカバー34で被覆し、このカバー34に設
    けた開口部36にモータ駆動用の配線を接続したコネク
    タ37をのぞませたことを特徴とする作業車両における
    ワイパ駆動部取付構造。
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