JPH0737938Y2 - トラクタ−のドアシ−ル構造 - Google Patents

トラクタ−のドアシ−ル構造

Info

Publication number
JPH0737938Y2
JPH0737938Y2 JP3483987U JP3483987U JPH0737938Y2 JP H0737938 Y2 JPH0737938 Y2 JP H0737938Y2 JP 3483987 U JP3483987 U JP 3483987U JP 3483987 U JP3483987 U JP 3483987U JP H0737938 Y2 JPH0737938 Y2 JP H0737938Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
fender
seal member
tractor
strut
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP3483987U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63141016U (ja
Inventor
正彦 芳野
一志 越智
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Iseki and Co Ltd filed Critical Iseki and Co Ltd
Priority to JP3483987U priority Critical patent/JPH0737938Y2/ja
Publication of JPS63141016U publication Critical patent/JPS63141016U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0737938Y2 publication Critical patent/JPH0737938Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、トラクターのドアシール構造に関する。
[従来技術および考案が解決しようとする問題点] 転倒時の危険防止のために安全フレームを設けたトラク
ターが知られている。
通常、安全フレームは操縦席を取り囲むように配設され
た前側支柱と後側支柱とこれらの上方に取り付けられた
ルーフ等からなり、転倒防止機能だけでなく、雨除けの
機能も有している。
このような安全フレーム付きのトラクターは、雨を防ぐ
ことはできても、風や埃の侵入を防止することができ
ず、このため、市場では簡易キャビンを望む声が高まり
つつある。
トラクターの中には、簡易型として樹脂性の簡易ドアを
安全フレームの支柱に取り付けて開閉自在としたものも
あるが、フェンダー自体の加工精度の問題や、開閉機構
上の問題からドアの下部とフェンダー上面との間には隙
間が生じることがあり、室内の気密性を完全に確保する
ことができなかった。
特にトラクターでは代掻き作業を行なうことがあるた
め、後輪が跳ね上げた泥土や泥水のキャビン室内への侵
入を防止することは最大の課題であった。
[問題を解決するための手段] この考案は前記した不具合に鑑みて提案するものであ
り、次のような技術的手段を講じた。
即ち、操縦席11の周囲に立設された前側支柱13及び後側
支柱14と、これらの支柱上部に取り付けられたルーフ15
と、後輪1の上方を覆うフェンダー2とを備えたトラク
ターにおいて、前側支柱13あるいは後側支柱14に設けた
ヒンジ28を介してドア4を開閉可能に枢支すると共に、
上記フェンダー2の上面部及びこれに連設の前面部には
幅方向に沿う縦断面形状がL字状の弾性シール部材6を
取り付け、この弾性シール部材6には、補強部材5が被
嵌されていることを特徴とするトラクターのドアシール
構造とする。
[実施例] 以下、図面に基づいてこの考案の実施例を説明する。
機体8の前後部には夫々前輪7、7と後輪1、1が設け
られ、ボンネット9内に設けたエンジン(図示省略)の
回転動力を図示外の変速装置を介して前輪7、7と後輪
1、1とに伝達すべく構成している。
10は操縦ハンドル、11は操縦席である。乗降部と一体で
足載部となるフロア12の前側左右両側部には前側支柱1
3、13が立設され、機体後部の操縦席11後方左右両側部
には後側支柱14、14が立設されている。そして、前側支
柱13、13と後側支柱14、14の上部には雨除け用のルーフ
15が取り付けられている。
2、2は後輪1、1の上方及び内方を覆うフェンダーで
ある。
前側支柱13と後側支柱14とルーフ15とフェンダー2とで
囲まれた空間部には、着脱自在に1枚ドア4が取り付け
られるように構成されており、これらによって簡易キャ
ビン3が構成される。
なお、この実施例では前側支柱13に取り付けたヒンジ28
によってドア4が開閉する構成としている。
ドア4は、前部枠16と後部枠17と上部枠18と下部枠19と
で枠組みされ、これらの枠内にガラス20が取り付けられ
ている。
フェンダー2の水平上面部とそれに連なる傾斜前面部に
は、弾性材からなるシール部材6が取り付けられてい
る。このシール部材6は第1図に示すように幅方向に沿
う縦断面形状がL字状をなし、その上面部には長手方向
に沿って板状の補強部材5が嵌合装着されている。27は
フェンダー2にこれらの補強部材5とシール部材6とを
固着するためのボルトである。
シール部材6には同図に示すようにドア4側のシール24
が当接可能な垂直部26がその長手方向に亘って設けら
れ、ドア4が閉鎖された状態ではシール24とシール部材
6とが密着するようにしている。
次に作用を説明する。ドア4のない安全フレーム付のト
ラクターをドア付の簡易キャビンタイプに仕様変更する
場合には、フェンダー2の水平上面部と傾斜前面部とに
亘って弾性シール部材6を載せ、これを複数個のボルト
27で締着固定する。
一般に、フェンダー2は鋼板をプレス加工して形成する
ものであるから加工が荒く、しかもフェンダー2は幅方
向にも相当の奥行きを有しているため、前側支柱13に枢
着したドア4の下部枠19がフェンダー2の上面と接触し
ないで円滑に開閉できるようにするにはドア4の下部と
フェンダー2の上面との間には相当量の間隙を必要とす
ることになる。この実施例では、その間隙を広くしても
フェンダー2上面には弾性シール部材6が固着され、シ
ール部材6の垂直部26でフェンダー2とドア4との隙間
を埋める構成としているので、ドア4が閉まった状態で
はキャビン室内の気密性が充分に保たれるほか、シール
部材6には補強部材5が被覆されているので、ドア4が
閉まる際の衝撃にも充分耐えることができる。
[考案の効果] この考案は前記の通り、操縦席の周囲に立設された前側
支柱及び後側支柱と、これらの支柱上部に取り付けられ
たルーフと、後輪の上方を覆うフェンダーとを備えたト
ラクターにおいて、前側支柱あるいは後側支柱に設けた
ヒンジを介してドアを開閉可能に枢支すると共に、上記
フェンダーの上面部及びこれに連設の前面部には幅方向
に沿う縦断面形状がL字状の弾性シール部材を取り付
け、この弾性シール部材には、補強部材が被嵌されてい
るものであるから、ドアを強く締めてもシール部材が破
損あるいは変形する恐れがなく、キャビン内の気密性も
良好に保たれて簡易キャビンではありながら快適な操縦
空間を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
図はこの考案の実施例を示し、第1図は正断面図、第2
図は全体の斜視図である。 符号の説明 1……後輪 2……フェンダー 3……キャビン 4……ドア 5……補強部材 6……弾性シール部材 7……前輪

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】操縦席の周囲に立設された前側支柱及び後
    側支柱と、これらの支柱上部に取り付けられたルーフ
    と、後輪の上方を覆うフェンダーとを備えたトラクター
    において、前側支柱あるいは後側支柱に設けたヒンジを
    介してドアを開閉可能に枢支すると共に、上記フェンダ
    ーの上面部及びこれに連設の前面部には幅方向に沿う縦
    断面形状がL字状の弾性シール部材を取り付け、この弾
    性シール部材には、補強部材が被嵌されていることを特
    徴とするトラクターのドアシール構造。
JP3483987U 1987-03-09 1987-03-09 トラクタ−のドアシ−ル構造 Expired - Lifetime JPH0737938Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3483987U JPH0737938Y2 (ja) 1987-03-09 1987-03-09 トラクタ−のドアシ−ル構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3483987U JPH0737938Y2 (ja) 1987-03-09 1987-03-09 トラクタ−のドアシ−ル構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63141016U JPS63141016U (ja) 1988-09-16
JPH0737938Y2 true JPH0737938Y2 (ja) 1995-08-30

Family

ID=30843767

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3483987U Expired - Lifetime JPH0737938Y2 (ja) 1987-03-09 1987-03-09 トラクタ−のドアシ−ル構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0737938Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63141016U (ja) 1988-09-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR950010166Y1 (ko) 차량의 리어스포일러 장착구조
JPH0737938Y2 (ja) トラクタ−のドアシ−ル構造
JPH054589A (ja) トラクタ等のキヤビンルーフ
JPH05201360A (ja) トラクタキャビンの後部窓
JP3324984B2 (ja) トラクターの運転キャビン
JP2530543Y2 (ja) トラクターのキャビンドア
JPH0798495B2 (ja) 作業車両のボンネット構造
JP3493973B2 (ja) 作業車両におけるワイパ駆動部取付構造
JPH0219351Y2 (ja)
JPH0628365Y2 (ja) トラクタ−の安全フレ−ム
JPH0648065Y2 (ja) 産業車両用スチールキャビンのフロントピラー周辺構造
JP3204874B2 (ja) キャビンのドア装置
JPS5830771Y2 (ja) トラクタ−の安全フレ−ム取付構造
JPH043859Y2 (ja)
JPH082055Y2 (ja) 簡易キャブ
JP3648925B2 (ja) キャビンのドア取付構造
JPH0710036A (ja) キャビンのルーフ
JPH08188050A (ja) キャビンのシール構造
JPH0671895B2 (ja) トラクタのフェンダ
JPH1071854A (ja) 農用走行車体のキャビン
JP3780733B2 (ja) 車体構造
JP2003175860A (ja) トラクタのフレーム構造
JP3475952B2 (ja) 移動車両のキャビン
JP3546872B2 (ja) 移動車両のキャビン
JPH0585168A (ja) 移動車輌キヤビン室の乗降ドア装置