JPH047035Y2 - - Google Patents

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JPH047035Y2
JPH047035Y2 JP12496886U JP12496886U JPH047035Y2 JP H047035 Y2 JPH047035 Y2 JP H047035Y2 JP 12496886 U JP12496886 U JP 12496886U JP 12496886 U JP12496886 U JP 12496886U JP H047035 Y2 JPH047035 Y2 JP H047035Y2
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vehicle body
engine
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cabin
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はトラクタ等の走行車輌の操縦部支持構
造に関する。
(従来の技術) 例えば農用トラクタは、エンジン、クラツチハ
ウジング及びミツシヨンケースを直結して車体を
形成し、この車体の前後中途上部に操縦部を後上
部に座席を夫々配置し、前記操縦部とエンジンを
ボンネツトで覆つて形成したエンジン室との間に
隔壁部材を設け、この隔壁部材に操縦部を構成す
るブレーキペダル、クラツチペダル、ハンドルボ
スト、操作パネル等の操縦部材が取付けられてい
る。前記隔壁部材は操縦部を支持すると共にエン
ジンから操縦部側へ流れる熱風を遮蔽しており、
1枚の平板で形成され、フロアシートに連結され
ることにより、車体に対して固定されている。
(考案が解決しようとする問題点) 前記従来の隔壁部材は1枚の平板であるため、
それ自体の強度及び車体に対する取付け強度が低
く、ペダル類及びハンドルポスト等の力の加わる
操縦部材の支持強度を高くすることが困難であ
り、フロアシートに連結してからでないと操縦部
材が取付けられないため、車体に対して固定する
前に操縦部材を取付けておくこと、即ち操縦部の
組立てを車体ラインに対してサブライン化すると
いうことが困難であつた。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、隔壁部材18を前後壁18a,18
bを有して側面視略逆U字形に形成し、前後壁1
8a,18bの下部を車体5に固定の取付台19
に取付けるように構成することによつて、前記従
来技術の問題点を総て解決できるようにしたもの
である。
即ち、本考案における問題解決手段の具体的構
成の特徴とするところは、エンジン2、クラツチ
ハウジング3及びミツシヨンケース4を直結して
車体5を形成し、車体5の前後中途上部に操縦部
13を配置し、この操縦部13と前記エンジン2
をボンネツト14で覆つて形成したエンジン室1
5との間に隔壁部材18を設け、この隔壁部材1
8に操縦部13を構成する操縦部材を取付けた走
行車輌の操縦部支持構造において、 前記隔壁部材18は前後に対面する前後壁18
a,18bとそれらの上部を連結した上壁18c
とを有して側面視略逆U字形に形成され、前後壁
18a,18bの下部は車体5に固定の取付台1
9に固定されている点にある。
(作用) 側面視略逆U字形の隔壁部材18は、フロアシ
ート10とは別個に取付台19に取付けられてお
り、それに取付けたペダル21,22類、ハンド
ルポスト24等から力が加わつても、立体的であ
ること及び前後壁18a,18bの下部が取付台
19に取付けられていること等により充分に支持
する。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基いて説明す
る。
第1〜4図において、1はキヤビン付きトラク
タで、エンジン2、クラツチハウジング3及びミ
ツシヨンケース4を直結して車体5が形成されて
おり、クラツチハウジング3及びミツシヨンケー
ス4上方にキヤビン6が配置されている。
キヤビン6は車体5とは独立形成されていて、
後車軸ケース7に固定の取付台8と、クラツチハ
ウジング3に固定のブラケツト9にクツシヨン材
を介して取付けられている。
キヤビン6内部にはフロアシート10の後上部
に座席11が配置され、前上部にハンドル12を
有する操縦部13が配置され、キヤビン前方には
エンジン2を覆うボンネツト14が車体5に対し
て固定されており、ボンネツト14内部はエンジ
ン室15となつている。
18はエンジン室15と操縦部13及びキヤビ
ン6内とを隔離している隔壁部材で、キヤビン6
の前下部の構成部材となつている。隔壁部材18
は板金を側面視略逆U字形に折曲して形成したも
のであり、即ち、前後に対向する前後壁18a,
18bの上部を上壁18cで連結した形状であ
り、前後壁18a,18bの下部はフランジ状に
形成されて、取付台19にボルト20を介して着
脱自在に固定されている。
取付台19はキヤビン6の枠組の一つで、左右
方向に長い角筒材又は角棒材で形成され、その両
端はキヤビン6の枠組となる支柱に固定されてお
り、前記ブラケツト9を介して又は別のブラケツ
トを介して車体5に着脱自在に固定されている。
前記隔壁部材18の後壁18aの後面には、ブ
レーキペダル21及びクラツチペダル22を吊下
げ状に支持するブラケツト23と、ハンドルポス
ト24をチルト自在に支持するポスト支持台25
と、図示していないが、ハンドアクセルレバーの
支持ブラケツト等が固定され、後壁18aの前面
には、ブレーキペダル21によつて作動されるマ
スタシリンダ26と、ハンドル12の操作力をス
テアリングシリンダに伝達するステアリングバル
ブ28等が固定されており、操縦部13を構成す
る操縦部材の主なものが隔壁部材18に取付けら
れて支持されている。
前壁18bにはマスタシリンダ26、ステアリ
ングバルブ28等を後壁18aに取付けるための
孔29,30が形成されており、その前面には吸
音材31が着脱自在に取付けられている。マスタ
シリンダ26、ステアリングバルブ28等は前壁
18bより前方へ突出していても良いが、突出し
ていないほうが好ましく、吸音材31の取付けも
容易になる。
隔壁部材18の上壁18cにはアングル材等で
形成された板材33が固定されていて、この板材
33にフロントガラス34の下部が支持されてお
り、また、この板材33又は上壁18cに操作部
材の一つである操作パネル35が取付けられてい
る。
前記ボンネツト14は天板に側板が一体形成さ
れたもの又は着脱自在に取付けられるものがあ
り、少なくとも天板の後端は隔壁部材18に固定
のブラケツト36に又は隔壁部材18に直接支持
されている。
前記板材33、操作パネル35及びボンネツト
14の取付け構造は種々考えられ、第5図に示す
ように3者を上壁18cの前後方向中途部に支持
しても良く、隔壁部材18をそれらの取付枠体と
して兼用することが好ましい。
尚、前記実施例ではキヤビン付きトラクタを例
示したが、本考案はキヤビン無しトラクタにも適
用でき、車体5に取付台19を固定し、その取付
台19に隔壁部材18を立設し、隔壁部材18に
各種操縦部材及びボンネツト14を取付け、隔壁
部材18の左右を操作パネル35又はボンネツト
14で覆つて構成すれば良い。また、隔壁部材1
8にはスイツチ等の電装部品、アクセルペダル、
駐車ブレーキレバー37等も装着可能である。フ
ロアシート10の前縁は取付台19に当接されて
いるが、隔壁部材18取付け用ボルトを兼用して
又は専用のボルトを介して取付台19に着脱自在
に固定しても良い。更に、隔壁部材18の左右側
部に側板を溶着してボツクス状に形成し、その左
右側板及び上壁18cをボンネツト14と操作パ
ネル35との間に露出状態に配置したりしても良
い。
通常、キヤビン6には前面及び背面にウインド
ワイパを設けられているが、第1図にはサイドウ
インド40及びドア41にもワイパ42を設けた
ものを例示している。トラクタはブームスプレー
や作業又は除雪作業をするのに使用する場合、側
方視界が悪くなることがあり、側面ワイパの取付
けが要請されている。
ワイパ42は中間支柱43にワイパ駆動部を設
け、駆動軸44から前後に一対のアーム45,4
6を突出し、各アーム45,46にブレードラバ
ー47を取付けており、少なくとも前アーム46
は折曲自在であつて、ドア41の開閉に追従する
ようになつている。
前記ワイパ42はアームを1本だけ用意し、サ
イドウインド40用とドア41用とに使い分ける
ように構成することができ、例えば第6図に示す
ように、ワイパモータの出力軸48に固定の円板
49と、駆動軸44に固定の連結アーム50とを
着脱自在なリンク51で連結し、第6図実線の状
態からリンク51を離脱し、アーム45及び連結
アーム50を例えば180°回転した位置で、2点鎖
線で示すように連結アーム50と円板49とをリ
ンク51で連結し且つリンク51をワンタツチク
ランプで抜止めをするように構成しても良い。
第7〜10図はキヤビン6に適用可能なサンバ
イザ53の1例を示している。キヤビン6はガラ
ス部分が大きいの、乗用自動車のようなプレート
式のサンバイザでは効果が少なく、また、正面だ
けでなく左右側面にも必要になることが多々あ
る。
サンバイザ53は支持枠54の両端に短軸5
5,56を設け、両端軸55,56に円筒57を
回転自在に支持し、円筒57の内部中央に固定コ
マ58を固定し、この固定コマ58と左右端軸5
5,56内に巻戻しバネ59を連結し、前記円筒
57の外周に粗メツシュのスクリーン60を巻付
け、このスクリーン60の下端に吸着盤61を取
付け、前記支持枠54の左右両端上部に取付け軸
62を突設し、各取付け軸62にスプリング63
を嵌装して構成されている。
一方、キヤビン6の室内側には4ケ所に取付け
軸62を係止する係合溝64aを有する係合板6
4が取付けられており、サンバイザ53は前左右
係合板64A,64Bに左右取付け軸62を係合
させると、正面日除け姿勢となり、左取付け軸6
2を前左係合板64Bから係脱して後右係合板6
4Cに係合させると右側日除け姿勢となり、逆
に、右取付け軸62を前右係合板64Aから後左
係合板64Dへ移行すると左側日除け姿勢とな
る。
各姿勢において、スクリーン60を引きおろし
て吸着盤61をガラス又はキヤビン内壁に吸着さ
せることにより、日除けができ、しかも外方透視
可能である。日除け不要になれば、吸着盤61を
外すだけで、巻戻しバネ59の作用によつて、ス
クリーン60は円筒57に巻付けられる。尚、ス
プリング63は取付け軸62が係合板64から不
本意に離脱しないように抵抗を与えている。
(考案の効果) 以上詳述した本考案によれば、隔壁部材18は
前後に対面する前後壁18a,18bとそれらの
上部を連結した上壁18cとを有して側面視略逆
U字形に形成され、前後壁18a,18bの下部
は車体5に固定の取付台19に固定されているの
で、隔壁部材18はそれ自体が自立した強固は立
体構造体となつており、ペダル類21,22及び
ハンドルポスト24等の力の加わる操縦部材であ
つても強固に支持しておくことができ、また、そ
れらの取付けを、車体ラインとは別のサブライン
で行なうことが可能になり、組立て作業が容易に
できるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図は本考案の実施例を示しており、第
1図は一部断面側面図、第2図は要部の拡大断面
側面図、第3図はキヤビンの正面図、第4図は隔
壁部材の斜視図、第5図は隔壁部材と操作パネル
及びボンネツトとの取付けの変形例を示す断面側
面図、第6図はワイパ駆動部の1例を示す説明
図、第7〜10図はキヤビンのサンバイザの1例
を示しており、第7図はサンバイザの配置姿勢を
示す平面図、第8図はサンバイザの一部断面正面
図、第9図はサンバイザの拡大縦断面図、第10
図は第8図のX矢視拡大図である。 1……トラクタ、5……車体、6……キヤビ
ン、13……操縦部、14……ボンネツト、15
……エンジン室、18……隔壁部材、18a……
後壁、18b……前壁、18c……上壁、19…
…取付台、21……ブレーキペダル、22……ク
ラツチペダル、23……ブラケツト、24……ハ
ンドルポスト、26……マスタシリンダ、28…
…ステアリングバルブ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 エンジン2、クラツチハウジング3及びミツシ
    ヨンケース4を直結して車体5を形成し、車体5
    の前後中途上部に操縦部13を配置し、この操縦
    部13と前記エンジン2をボンネツト14で覆つ
    て形成したエンジン室15との間に隔壁部材18
    を設け、この隔壁部材18に操縦部13を構成す
    る操縦部材を取付けた走行車輌の操縦部支持構造
    において、 前記隔壁部材18は前後に対面する前後壁18
    a,18bとそれらの上部を連結した上壁18c
    とを有して側面視略逆U字形に形成され、前後壁
    18a,18bの下部は車体5に固定の取付台1
    9に固定されていることを特徴とする走行車輌の
    操縦部支持構造。
JP12496886U 1986-08-13 1986-08-13 Expired JPH047035Y2 (ja)

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JP12496886U JPH047035Y2 (ja) 1986-08-13 1986-08-13

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JP12496886U JPH047035Y2 (ja) 1986-08-13 1986-08-13

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0738051Y2 (ja) * 1990-01-23 1995-08-30 新キャタピラー三菱株式会社 建設機械の操縦室構造
JP4458421B2 (ja) * 2004-11-24 2010-04-28 キャタピラージャパン株式会社 建設機械におけるワイパ装置
JP2016008032A (ja) * 2014-06-26 2016-01-18 ヤンマー株式会社 作業車両
JP6305306B2 (ja) * 2014-10-15 2018-04-04 ヤンマー株式会社 作業車両

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