JPS6137577Y2 - - Google Patents

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JPS6137577Y2
JPS6137577Y2 JP1981085292U JP8529281U JPS6137577Y2 JP S6137577 Y2 JPS6137577 Y2 JP S6137577Y2 JP 1981085292 U JP1981085292 U JP 1981085292U JP 8529281 U JP8529281 U JP 8529281U JP S6137577 Y2 JPS6137577 Y2 JP S6137577Y2
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JP
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seat
driver
bonnet
vehicle body
attached
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JP1981085292U
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JPS57195970U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、前後進切換型トラクタの運転席防熱
装置に係り、運転席をエンジンの熱又は熱風から
防護して運転席の居住性を向上するとともに、そ
の防護部材である遮熱板をしてボンネツト等を取
付ける門形枠体の強度補強をして剛性を大にした
ことを主目的とする。
走行作業車、例えば二軸四車輪形の乗用トラク
タにあつては、車体の前部にボンネツトで囲まれ
た冷却器とエンジンを設け、エンジンの後方の車
体上に運転席を設けたものがある。
この走行作業車にあつては、エンジンの熱が運
転席に伝播されるし、又、冷却フアンによりエン
ジン熱風が運転席に通風され居住性を損つてい
た。
そこで、エンジンと運転席との間に遮熱板を設
けたものがあるが、該遮熱板の取付構造が複雑で
あつた。また、該遮熱板を他の部材の強度部材に
利用できれば有利であるにも拘らずこれを利用し
ていないのが現状である。
ところで、トラクタには運転席及びハンドル等
の取付け位置を前向きと後向きとに変更して、ト
ラクタを前向き姿勢と後向き姿勢とで操縦できる
ように構成されたものが既に考案されている。
この前後進切換型のトラクタでは、ボンネツト
の後部に後向き姿勢の運転席を取付けるための部
材を配置しなければならず、従来のボンネツト構
造ではその取付け部材を強固に固定しておくこと
が困難である。
本考案は、上記実状に鑑み案出されたものであ
り、車体に門形枠体を立設し、この門形枠体にエ
ンジンを覆う前ボンネツト、遮熱板及び後向き姿
勢の運転席を取付ける後ボンネツトを固定するこ
とにより、所期目的を達成できるようにしたもの
であり、その特徴とするところは、車体5の前上
部にエンジン6を覆う前ボンネツト10を配置
し、車体5の後上部に運転席34を前向き姿勢に
配置し、前記前ボンネツト10の後部で車体5上
に門形枠体21を立設し、この門形枠体21と車
体5とで囲まれる空間を閉塞する遮熱板42を門
形枠体21に固定したものにおいて、前記門形枠
体21の後部には前記運転席34を離脱して後向
き姿勢に取付ける後ボンネツト29が固定され、
前記門形枠体21の外周面は前後ボンネツト1
0,29から露出していてその左右側下部は車体
5の両側部にオーバラツプして取付けられている
点にある。
以下、本考案の実施例を図面を参照して詳述す
る。
第1図及び第2図において、1はトラクタで示
す走行作業車であり、左右一対の前車輪2、左右
一対の後車輪3を有し、本例では推進軸4により
前車輪2を駆動するとともに操向可能とした4輪
駆動形を示している。
5は車体であり、前部のエンジン6とこれにク
ラツチハウジング7を介してミツシヨンケース8
を連設して構造体となしたものを示し、エンジン
6の前方にラジエータで示する冷却器9を設けて
いる。
10は前ボンネツトであり、上部ボンネツト1
1と側部ボンネツト12及び側部の通風構造体よ
りなる安全カバー13を含み、前記エンジン6、
冷却器9等を取囲んでいる。
14は作業機用油圧装置であり、車体の後部上
面に設けてあり、左右一対のリフトアーム15を
有する。
この油圧装置14は三点リンク16を介して作
業機、例えば耕耘機、フオークリフト等の作業機
17が装着可能である。
18は左右一対の後輪フエンダで、油圧装置1
4を覆うフロアーシート19、左右一対のステツ
プ20を有し、フロアーシート19、ステツプ2
0が運転装置の一部をなし、エンジン6の後方に
位置する。
21は門形枠体で、第5図で示す如く左右一対
の縦枠22,22と頂部の横枠23とからなり、
両枠22,23はチヤンネル材に覆板を固着した
鋼製であつて、縦枠22,22はその中途から下
方に向つて第5図で示す如く先細形状とされ、縦
枠22,22の下端内面にステー24をそれぞれ
有する。
本実施例ではステー24に取付ブラケツト25
をそれぞれねじ具26で取着し、該取付ブラケツ
ト25をクラツチハウジング7のボス部の左右側
面にオーバラツプさせて複数のボルト27を介し
て取着することによつて、門形枠体21がエンジ
ン6の後方で車体5上に立設固定されている。な
お、取付ブラケツト25を介することなく、ステ
ー24で車体に取付けることも可能である。
門形枠体21はその内周面でかつ前方に突出し
た取付部28を有し、この取付部28にボンネツ
ト10が取着されている。
門形枠体21の後部に所謂後部ボンネツト29
が設けてあり、該後部ボンネツト29はその中に
バツテリ30を内蔵しており、31がバツテリ取
出口となる点検窓である。
後部ボンネツト29は門形枠体21の高さ方向
中間部に後方張出状に設けられ、ステー32を介
して車体5に支持されており、後部ボンネツト2
9の上面には座席取付部33を有する。
該座席取付部33に運転席34がその下部に取
付けた取付台35を介して前後摺動自在でかつ着
脱自在に設けられ、36がその固定具である。
運転席34は第1図、第2図に示す後部の座席
取付部37に対しても取付台35と固定具36を
介して取付け可能であり、従つて、座席取付部3
3,37はいずれもチヤンネル材で、これに取付
台35が摺動自在に嵌合し、位置決め孔38に固
定具36により着脱自在とされるのである。
39はハンドルであり、前後に設けた取付部4
0,41に対して着脱自在であり、取付部40,
41には前輪操向伝動体がそれぞれ設けてある。
即ち、運転席34を前後の座席取付部33,3
7に選択的に取付けたとき、これとともにハンド
ル39が取付部40,41に取付けられて前進作
業、後進作業にも運転者を正しい姿勢に可能とし
ているのであり、いずれの作業においても、運転
席34はエンジン6の後方に位置している。
運転席34がエンジン6の後方に位置すること
から、エンジン熱、冷却器9の冷却フアンによる
起風に基く熱風から運転席34上の運転者を防護
するため、遮熱板42が設けられている。
遮熱板42は第3図、第5図に示す如く門形枠
体21の内周部と車体、本例ではクラツチハウジ
ング7の外周上部(一部側部を含む)との空間を
閉塞するに充分な面積を有し、屈折部43,44
を介して前後に屈折されて門形枠体21の内周部
に固着されている。
なお、遮熱板42の上部には袋部45を形成す
べく屈曲され、下部は後下り傾斜部46に屈曲さ
れている。
このように、遮熱板42を門形枠体21の内周
部に固着することで門形枠体21の剛性を増する
ことも、遮熱板42を屈曲することでより一層の
剛性をだしている。そして、バツテリ30のスト
ツッパとしてのつなぎ材47を第3図のように縦
枠22間にかけわたして連結することでより剛性
をだすこともできる。
従つて、門形枠体21に前記ボンネツト10の
他、このボンネツト10で囲まれたエアークリー
ナー48を設けても、該枠体21の強度は充分と
なるのであり、又、化粧パネル49を袋部45に
リンク機構50とバネ51を介して開閉自在に取
付けるにも枠体21の強度は充分となるのであ
る。
なお、クリーナー48は枠体前面に取付けた取
付台52にバンド53を介して設けてあり、ま
さ、リンク機構50で設けられた化粧パネル49
は後部取付部37に運転席34を設けたとき、後
部ボンネツト29上を覆う形状であり、又、第3
図のように運転席34を取付部33に装着したと
きには運転席34の背もたれ後方にあつて化粧機
能を奏し、いずれの姿勢でもバネ51により不安
定切換自在に付勢している。
その他、図において、54はスイツチングボツ
クスであり、後部ボンネツト29の一側方に設け
てあり、ランデイングスイツチ、ウインカスイツ
チ、メインスイツチ等のスイツチ操作具55が設
けられている。
56は操作パネルであり、一方のステツプ側を
閉塞すべく一側方に設けてあり、この操作パネル
に変速杆、油圧レバー等が設けられる。
このように操作パネル56、スイツチングボツ
クス54を車体5の左右方向中心から一側方へず
らすことにより、運転者は前進姿勢でも後進姿勢
でも操作容易となる。
また、57はクラツチペダル、58は左右一対
のブレーキペダルであり、いずれも前進姿勢用で
あり、59はクラツチペダル、60は左右一対の
ブレーキペダルであり、いずれも後進姿勢用であ
り、前後進姿勢のペダル同士は連動自在である。
以上、要するに本考案によれば、前ボンネツト
の後側に配置される門形枠体は、外周面が前後ボ
ンネツトから露出していて剛強な中間ボンネツト
を構成でき、その左右側下部は車体の両側部にオ
ーバラツプして取付けられているので、車体上部
で取付けられるより取付けが強固で且つ容易にで
き、このような門形枠体に前後ボンネツト及び遮
熱板を固定しているので、相互に補強しあつて強
度向上を図ることができ、そのように剛強に構成
されている故に後ボンネツトに後向き姿勢の運転
席を取付け支持可能となり、また前向き後向き両
姿勢の運転席へのエンジン熱風の遮蔽ができるよ
うになる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施一例を示し、第1図は全体
側面図、第2図は同平面図、第3図は要部の側断
面図、第4図は同平面図、第5図は第3図A−A
矢示図である。 1……走行作業車、5……車体、6……エンジ
ン、9……冷却器、10……ボンネツト、21…
…門形枠体、22……縦枠、23……横枠、34
……運転席、42……遮熱板。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 車体5の前上部にエンジン6を覆う前ボンネツ
    ト10を配置し、車体5の後上部に運転席34を
    前向き姿勢に配置し、前記前ボンネツト10の後
    部で車体5上に門形枠体21を立設し、この門形
    枠体21と車体5とで囲まれる空間を閉塞する遮
    熱板42を門形枠体21に固定したものにおい
    て、 前記門形枠体21の後部には前記運転席34を
    離脱して後向き姿勢に取付ける後ボンネツト29
    が固定され、前記門形枠体21の外周面は前後ボ
    ンネツト10,29から露出していてその左右側
    下部は車体5の両側部にオーバラツプして取付け
    られていることを特徴とする前後進切換型トラク
    タの運転席防熱装置。
JP1981085292U 1981-06-09 1981-06-09 Expired JPS6137577Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981085292U JPS6137577Y2 (ja) 1981-06-09 1981-06-09

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JP1981085292U JPS6137577Y2 (ja) 1981-06-09 1981-06-09

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Publication Number Publication Date
JPS57195970U JPS57195970U (ja) 1982-12-11
JPS6137577Y2 true JPS6137577Y2 (ja) 1986-10-30

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ID=29880582

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JP1981085292U Expired JPS6137577Y2 (ja) 1981-06-09 1981-06-09

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS564504U (ja) * 1979-06-22 1981-01-16

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JPS564504U (ja) * 1979-06-22 1981-01-16

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JPS57195970U (ja) 1982-12-11

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