JPH08119070A - キャビンのワイパー装置 - Google Patents

キャビンのワイパー装置

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Publication number
JPH08119070A
JPH08119070A JP6260652A JP26065294A JPH08119070A JP H08119070 A JPH08119070 A JP H08119070A JP 6260652 A JP6260652 A JP 6260652A JP 26065294 A JP26065294 A JP 26065294A JP H08119070 A JPH08119070 A JP H08119070A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rear window
wiper
cabin
hook
motor
Prior art date
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Pending
Application number
JP6260652A
Other languages
English (en)
Inventor
Kengo Sato
健吾 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP6260652A priority Critical patent/JPH08119070A/ja
Publication of JPH08119070A publication Critical patent/JPH08119070A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワイパーによる掃除範囲を充分に確保しつつ
後方視界を広くする。 【構成】 リヤウインド8の下部にワイパーモータ21
を取付け、リヤウインド8の施錠手段28はキャビン3
の骨格体13に備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、キャビンのワイパー装
置に係り、農用、土木、建設用のトラクタキャビン等に
利用される。
【0002】
【従来の技術】トラクタのキャビンにおけるリヤウイン
ドは、三点リンクの内部(室内)操作、内部調整等の観
点から、該ウインドの上部をキャビンの骨格体に備えた
ヒンジ部材を介して前後方向動作で開閉自在に取付けら
れている。一方、リヤウインドの清掃、雨掃い等(統合
して掃除という)にため、回動乃至揺動するワイパーを
備えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のワイパーモータ
は、ルーフ等のキャビン構成体(骨格体)に取付けら
れ、一方、ワイパーはその基部がリヤウインドの上部に
取付けられていて、ワイパーモータの駆動軸とワイパー
基部とをリンクで連結していることから、ワイパーによ
る掃除範囲が狭くなっているとともに、操縦運転装置か
らの後方視界が狭くなっていた。
【0004】また、ワイパーモータをルーフに取付け、
ワイパー基部をリヤウインドに取付けると、該ウインド
は前後動作で開閉するものであるから、モータ軸とワイ
パーとの連結部に無理な抵抗があり、ワイパーの動きが
重くなるだけでなく、連結部の折損が生じるおそれがあ
り、このため、リンクを介在させると構造が複雑で後方
視界が増々狭くなるばかりかウインドの開閉にも支障と
なって充分に開放できないおそれがあった。
【0005】そこで本発明は、ワイパーモータはリヤウ
インドの室内側板面でかつその下部側に備えることでワ
イパーによる掃除範囲を充分に確保しつつ後方視界を良
好にし、ワイパーを直動的に駆動できるようにしてモー
タ軸等の抵抗を少なくしその折損を防止しリヤウインド
の充分な開放ができるようにしたことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、操縦運転装置
2を包囲するキャビン3に、上部を支点として前後方向
動作で開閉自在となるリヤウインド8を備え、該リヤウ
インド8の板面を掃除するワイパー24を備えているキ
ャビンのワイパー装置において、前述の目的を達成する
ために、次の技術的手段を講じている。
【0007】すなわち、本発明は、前記リヤウインド8
の室内側板面でかつ下部側にワイパーモータ21を備
え、該ワイパーモータ21の駆動軸23は前記リヤウイ
ンド8の板面を貫通しており、該駆動軸23の貫通部に
前記ワイパー24の基部24を取付け、一方、前記キャ
ビン3の骨格体13に、前記リヤウインド8の施錠手段
28を備えていることを特徴とするものである。
【0008】本発明では、前記施錠手段28は、前後方
向の軸心廻りで揺動運動するハンドル31とフック32
を備え、該フック32を、前記ワイパーモータ23の取
付手段33に係脱自在に備えることができ、更に、前記
フック32は、前記取付手段33に係入して施錠すると
き、前記リヤウインド8を閉塞方向に引込むカム部32
Aを備えることができる。
【0009】
【作用】リヤウインド8を閉塞した状態でワイパーモー
タ21を起動すると、駆動軸23にその基部24Aを取
付けているワイパー24は該取付部を支点に揺動してリ
ヤウインド8の板面を掃う。キャビン3は一般的に上方
先細り状の箱形台形であることから、リヤウインド8の
下部は上部より広幅であり、これによって、ワイパー2
4を長尺にすることもでき、ここに、掃除範囲も広くな
る。
【0010】ワイパーモータ23はリヤウインド8の下
部板面で室内側に備えてあることから、風雨にさらされ
ることも少なく故障率も低くなるし、駆動軸23はウイ
ンド板面を貫通していてその貫通部にワイパー24の基
部24Aを取付けているので、後方視界は充分に広くと
れる。リヤウインド8の開閉はその上部にヒンジ部材1
0を支点になされ、一方、ワイパー24は下部に備えた
ワイパーモータ23で直動的に駆動され、かつ、ワイパ
ーモータ23はウインド8と一緒に動くことから、駆動
軸23に無理はなく、開閉抵抗も少なくなって軽快であ
るとともにリヤウインド8の開放は充分なものとなる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図を参照して説明す
ると、全体構成を示している図において、2軸4車輪形
トラクタ1は、操縦ハンドル2Aと運転席2Bとを前後
に配置してなる操縦運転装置2を備え、該装置2を包囲
したキャビン3は、上方先細り状箱形台形であって車体
4上にフェンダ5等を介して搭載されている。
【0012】キャビン3は、左右の乗降口に開閉ドア6
を有し、フロントウインド7、リヤウインド8等を備
え、天井部にはエアコンディショナ9を備えている。図
1(A)(B)を参照すると、リヤウインド8は台形状
のガラス、透明樹脂板であり、その上部に左右一対のヒ
ンジ部材10を有しこのヒンジ部材10を介してルーフ
9A等に前後方向動作で開閉自在として装着されてい
る。
【0013】なお、リヤウインド8の開閉動作は、運転
席2Bから取手11を握り前後に押引きすることでなさ
れ、このとき、左右一対のエアーダンパー12で動きを
緩速し衝撃を緩和しており、該ダンパー12は、その下
部がキャビンの骨格体13(横梁)に枢着され、上部は
リヤウインド8の左右にボルト止めされている取付具1
4の取付孔14Aに枢着されている。
【0014】フロントウインド7、リヤウインド8には
ワイパーが備えられ、本実施例ではリヤウインド8に備
えたものが対象である。図1(A)(B)および図3,
4において、リヤウインド8の下部で幅(左右)方向中
央部の室内側には、ウインド8に開設した取付孔15に
取付けボルト16およびナット17を介して基台18が
板面との間にスキマ19を有して取付けてあり、そのス
キマ19はカラー20又は基台18と一体の筒ボスによ
って確保され、このカラー(筒ボス)20にボルト16
が挿通されている。
【0015】基台18にワイパーモータ21のフランジ
21Aがボルト22を介して取付けてあり、該モータ2
1の駆動軸23は、基台18に形成した挿通孔18A及
びリヤウインド8に形成した挿通孔8Aを貫挿してリヤ
ウインド8の室外側に突出されており、該貫通部にワイ
パー24におけるアーム24Bの基部24Aの筒ボスが
嵌合されてワッシャ25、ナット26等で取付けてあ
り、ワッシャ25のうち板側のワッシャ25Aは挿通孔
8Aに嵌入してシール機能を有するゴム、樹脂等の鍔付
防振体とすることが望ましい。
【0016】ワイパーモータ21は取手11を有するカ
バー体27で覆われており、該カバー体27は基台18
に着脱自在に取付けてあり、ワイパー24はアーム24
Bの先端にピボット24Cにより枢着されている。キャ
ビンの骨格体13には、施錠手段28が備えてあり、該
施錠手段28は、骨格体13に固着したボス筒29にハ
ンドル軸30を前後方向の軸心廻りで回動自在として挿
通し、該ハンドル軸30の一端にハンドル31を、他端
にフック32を備えている。
【0017】ここに、ハンドル31を操作した回動する
とフック32が同行し、該フック32がワイパーモータ
21の取手手段33(ボルト16、カラー20、基台1
8等)に係脱自在とされる。図3の第1実施例では、フ
ック32がカラー20に対して係脱自在とされており、
図4(A)(B)の第2実施例ではボルト16に係脱自
在とされており、フック32はこれを施錠動作すると
き、リヤウインド8を閉塞方向に引込む(すなわち、リ
ヤウインド8の周縁に装着したシール額取部材34を骨
格体13に圧着する)ようにカム部32Aが形成されて
いる(図4(B)参照)。
【0018】ここで、カム部32Aをフック32に備え
ることの意は、ボルト16にカム部を形成することをも
意味しており、両表に形成することもできるのである。
【0019】
【発明の効果】以上詳述した通り本発明によれば、リヤ
ウインドのためのワイパーはこれを長尺にして充分な掃
除範囲をもたせても充分な後方視界を確保できるし、リ
ヤウインドの開閉動作も軽快かつ円滑であってヒンジ部
材等への抵抗も少なく、リヤウインドを充分に大きく開
放することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)は本発明実施例の分解斜視図、
(B)は組立側面図である。
【図2】全体の側面図である。
【図3】本発明の第1実施例を示す要部の断面図であ
る。
【図4】本発明の第2実施例を示す要部の断面図であ
る。
【符号の説明】
2 操縦運転装置 3 キャビン 8 リヤウインド 13 骨格体 21 ワイパーモータ 23 駆動軸 24 ワイパー 28 施錠手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操縦運転装置(2)を包囲するキャビン
    (3)に、上部を支点として前後方向動作で開閉自在と
    なるリヤウインド(8)を備え、該リヤウインド(8)
    の板面を掃除するワイパー(24)を備えているキャビ
    ンのワイパー装置において、 前記リヤウインド(8)の室内側板面でかつ下部側にワ
    イパーモータ(21)を備え、該ワイパーモータ(2
    1)の駆動軸(23)は前記リヤウインド(8)の板面
    を貫通しており、該駆動軸(23)の貫通部に前記ワイ
    パー(24)の基部(24A)を取付け、一方、前記キ
    ャビン(3)の骨格体(13)に、前記リヤウインド
    (8)の施錠手段(28)を備えていることを特徴とす
    るキャビンのワイパー装置。
  2. 【請求項2】 前記施錠手段(28)は、前後方向の軸
    心廻りで揺動運動するハンドル(31)とフック(3
    2)を備え、該フック(32)を、前記ワイパーモータ
    (23)の取付手段(33)に係脱自在に備えているこ
    とを特徴とする請求項1記載のキャビンのワイパー装
    置。
  3. 【請求項3】 前記フック(32)は、前記取付手段
    (33)に係入して施錠するとき、前記リヤウインド
    (8)を閉塞方向に引込むカム部(32A)を備えてい
    ることを特徴とする請求項2記載のキャビンのワイパー
    装置。
JP6260652A 1994-10-25 1994-10-25 キャビンのワイパー装置 Pending JPH08119070A (ja)

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JP6260652A JPH08119070A (ja) 1994-10-25 1994-10-25 キャビンのワイパー装置

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JP6260652A JPH08119070A (ja) 1994-10-25 1994-10-25 キャビンのワイパー装置

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JPH08119070A true JPH08119070A (ja) 1996-05-14

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ID=17350899

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JP6260652A Pending JPH08119070A (ja) 1994-10-25 1994-10-25 キャビンのワイパー装置

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JP (1) JPH08119070A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015083470A (ja) * 2015-01-22 2015-04-30 株式会社クボタ トラクタのキャビン
JP2016064826A (ja) * 2015-12-21 2016-04-28 株式会社クボタ トラクタのキャビン

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015083470A (ja) * 2015-01-22 2015-04-30 株式会社クボタ トラクタのキャビン
JP2016064826A (ja) * 2015-12-21 2016-04-28 株式会社クボタ トラクタのキャビン

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