JP3620123B2 - トラクタ等のキャビンドア - Google Patents
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- B60J5/0487—Special type simplified doors related to cabins of, e.g. golf carts, tractors, jeeps, cranes, forklifts, etc.
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Body Structure For Vehicles (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、トラクタ等のキャビンドアに関し、コンバイン用のキャビンや、ブルドーザ、ショベルドーザ等のキャビンにも利用しうる。
【０００２】
【従来の技術、及び発明が解決しようとする課題】
トラクタやコンバイン等のキャビンは、周面を透明なガラスドアやガラス窓等で透視性を良くし、作業を容易に行いうる構成とする。このため、柱の幅を狭くしたり、ドア縁や窓縁等の補強部材を細くする。この発明は、ドアと窓との間隔を狭くし、これら開閉のためのヒンジ構成を簡単化するものである。
【０００３】
【課題を解決するための手段】
この発明は、キャビン１の側面部にあって前後に配置されて各々開閉可能のドア２と窓３との間に、これらの開閉ヒンジ４，５を同軸６芯上に共用して設けたトラクタ等のキャビンドアの構成とする。
【０００４】
【作用、及び発明の効果】
前側に開閉するドア２が設けられ、後側に窓が設けられているが、これらの間にヒンジ４，５が設けられるために、このヒンジ４，５の軸６芯回りの回動によってドア２の前端側が開閉され、窓３の後端側が開閉される。
このようにドア２と窓３とは、これらの間に設けられる同軸６芯回りに開閉されるものであるから、ヒンジ４，５の軸６を共用化して構成が簡潔であり、ドア２と窓３との間隔部を狭くして、作業者の視野を広く維持することができる。
【０００５】
【実施例】
トラクタ車体７上に搭載するキャビン１は、左右両側面の外周に沿って縁フレーム８を設けて、この縁フレーム８の前部にはドア２を開閉し、後部には窓３を開閉しうるように開放部を形成している。この左右縁フレーム８間の上辺部にはルーフ９を設け、後辺部には後窓フレーム１０を有し、この後窓フレーム１０の下部から、操縦席１１の下部のシートフロア１２、乃至フロアステップ１３部等を支持すると共に、該縁フレーム８の前下部を支持する下部フレーム１４を有し、この下部フレーム１４をトラクタ車体７のクラッチハウジング横の支持ブラケット１５や、リヤアクスルハウジング上の支持ブラケット１６等にダンパーを介在させて取付け支持させている。
【０００６】
１７はフロントガラス窓、１８はそのワイパー、１９はこの下方のフロントフロアガラス窓、２０はダッシュボード、２１はステアリングハンドル２２を支持ステアリングポストである。前記後窓フレーム１０にはリヤガラス窓２３が上端をヒンジ２４として開閉自在に設けられる。２５はこのダンパー、２６はワイパーである。２７はステップ、２８は後車輪、３９は前車輪、４０はエンジン上部を覆うボンネット、４１は作業装置の一部である液剤タンクである。
【０００７】
前記縁フレーム８の上辺部と下辺部との間に軸６を設け、この軸６の上端部と下端部とにドア２のヒンジ４と、窓３のヒンジ５とを回動自在に嵌合させて支持する。ドア２側のヒンジ４は上下に二又状に形成されて、窓３側のヒンジ５を挟むように嵌合させている。又、これら両ヒンジ４，５は軸６回りに一定半径の円弧状曲面に形成されるアーム部２９，３０を有し、このアーム部２９，３０の先端部にボルト３１，３２でガラスドア２の後端部や、ガラス窓３の前端部等を固定する。
【０００８】
３３はヒンジカバーで、前記軸６乃至ヒンジ４，５部の外側面部を覆っている。ドア２の周縁に取付けたシール３４と、窓３の周縁に取付けたシール３５とは、これらを開いた状態ではヒンジカバー３３の外側面に当接しうる関係に構成される。
３６は上下のドアヒンジ４間を連結する補強パイプである。３７はドアハンドルである。３８は窓ハンドルである。
【０００９】
図５において、上例と異なる点は、トラクタ車体７に対してキャビン１を着脱するときの、キャビン１における電装品の配線のコネクタ４２を、車体７側のコネクタ４３に嵌脱自在として、特別の配線の接続、分離の手数を不要とするものである。
キャビン１は、前記下部フレーム１４の前・後端部４４，４５を、車体７側の支持ブラケット１５，１６に対して支持させて取付けるが、この前・後端部４４，４５の着脱時は、支持脚４６や、テコ棒４７等を用いて、一旦車体７の支持ブラケット１５，１６部から浮上させたり、下降させる。
【００１０】
これら前・後端部４４，４５と支持ブラケット１５，１６との間はゴムダンパー４８や外止ボルト４９等によって支持し連結しているが、キャビン１を浮上するときは、外止ボルト４９を外れうる状態にしてから、前端部４４を支持脚４６に受けさせて、車体７を若干前進させると、この支持脚４６の起立によってキャビン１の前部が上昇Ｈされる。更に、キャビン１の後部は支持ブラケット１６に対してテコ軸５０回りにテコ棒４７を下方回動することにより、後端部４５が上昇されて、支持ブラケット１６から外れる。このとき前記シートフロア１２の下面近に取付けられているコネクタ４２が、車体７側の支持ブラケット１６と一体に取付けられたコネクタ４３から抜き外されて、キャビン１内の電装品の電源がＯＦＦとなる。５１はテコ棒４７のロックピンで、ブラケット１６に対する回動を不能に固定することができる。５２は車体７側のハーネス、５３はキャビン１側のハーネスである。
【００１１】
キャビン１を車体７に取付けるときは、上記のような浮上Ｈ位置から、テコ棒４７の操作で後端部４５を下降させて支持ブラケット１６上のゴムダンパー４８に支持させたのち、車体７を後退させて支持脚４６を倒すことにより前端部４４も支持ブラケット１５上のゴムダンパーに受けられる。このとき、コネクタ４２も下側のコネクタ４３に嵌合して、通電しうる状態となる。
【００１２】
図６において、上例と異なる点は、前記コネクタ４２，４３を、キャビン１のフロアステップ１３の下部に設けたもので、後端部４５から大きく離間した位置に設けている。
【図面の簡単な説明】
【図１】キャビンの側面図。
【図２】その一部の拡大平面図と、斜視図。
【図３】トラクタの側面図。
【図４】トラクタの正面図。
【図５】一部別実施例を示すキャビンの側面図。
【図６】一部別実施例を示すキャビンの側面図。
【符号の説明】
１ キャビン
２ ドア
３ 窓
４ 開閉ヒンジ
５ 開閉ヒンジ
６ 軸
【発明の属する技術分野】
この発明は、トラクタ等のキャビンドアに関し、コンバイン用のキャビンや、ブルドーザ、ショベルドーザ等のキャビンにも利用しうる。
【０００２】
【従来の技術、及び発明が解決しようとする課題】
トラクタやコンバイン等のキャビンは、周面を透明なガラスドアやガラス窓等で透視性を良くし、作業を容易に行いうる構成とする。このため、柱の幅を狭くしたり、ドア縁や窓縁等の補強部材を細くする。この発明は、ドアと窓との間隔を狭くし、これら開閉のためのヒンジ構成を簡単化するものである。
【０００３】
【課題を解決するための手段】
この発明は、キャビン１の側面部にあって前後に配置されて各々開閉可能のドア２と窓３との間に、これらの開閉ヒンジ４，５を同軸６芯上に共用して設けたトラクタ等のキャビンドアの構成とする。
【０００４】
【作用、及び発明の効果】
前側に開閉するドア２が設けられ、後側に窓が設けられているが、これらの間にヒンジ４，５が設けられるために、このヒンジ４，５の軸６芯回りの回動によってドア２の前端側が開閉され、窓３の後端側が開閉される。
このようにドア２と窓３とは、これらの間に設けられる同軸６芯回りに開閉されるものであるから、ヒンジ４，５の軸６を共用化して構成が簡潔であり、ドア２と窓３との間隔部を狭くして、作業者の視野を広く維持することができる。
【０００５】
【実施例】
トラクタ車体７上に搭載するキャビン１は、左右両側面の外周に沿って縁フレーム８を設けて、この縁フレーム８の前部にはドア２を開閉し、後部には窓３を開閉しうるように開放部を形成している。この左右縁フレーム８間の上辺部にはルーフ９を設け、後辺部には後窓フレーム１０を有し、この後窓フレーム１０の下部から、操縦席１１の下部のシートフロア１２、乃至フロアステップ１３部等を支持すると共に、該縁フレーム８の前下部を支持する下部フレーム１４を有し、この下部フレーム１４をトラクタ車体７のクラッチハウジング横の支持ブラケット１５や、リヤアクスルハウジング上の支持ブラケット１６等にダンパーを介在させて取付け支持させている。
【０００６】
１７はフロントガラス窓、１８はそのワイパー、１９はこの下方のフロントフロアガラス窓、２０はダッシュボード、２１はステアリングハンドル２２を支持ステアリングポストである。前記後窓フレーム１０にはリヤガラス窓２３が上端をヒンジ２４として開閉自在に設けられる。２５はこのダンパー、２６はワイパーである。２７はステップ、２８は後車輪、３９は前車輪、４０はエンジン上部を覆うボンネット、４１は作業装置の一部である液剤タンクである。
【０００７】
前記縁フレーム８の上辺部と下辺部との間に軸６を設け、この軸６の上端部と下端部とにドア２のヒンジ４と、窓３のヒンジ５とを回動自在に嵌合させて支持する。ドア２側のヒンジ４は上下に二又状に形成されて、窓３側のヒンジ５を挟むように嵌合させている。又、これら両ヒンジ４，５は軸６回りに一定半径の円弧状曲面に形成されるアーム部２９，３０を有し、このアーム部２９，３０の先端部にボルト３１，３２でガラスドア２の後端部や、ガラス窓３の前端部等を固定する。
【０００８】
３３はヒンジカバーで、前記軸６乃至ヒンジ４，５部の外側面部を覆っている。ドア２の周縁に取付けたシール３４と、窓３の周縁に取付けたシール３５とは、これらを開いた状態ではヒンジカバー３３の外側面に当接しうる関係に構成される。
３６は上下のドアヒンジ４間を連結する補強パイプである。３７はドアハンドルである。３８は窓ハンドルである。
【０００９】
図５において、上例と異なる点は、トラクタ車体７に対してキャビン１を着脱するときの、キャビン１における電装品の配線のコネクタ４２を、車体７側のコネクタ４３に嵌脱自在として、特別の配線の接続、分離の手数を不要とするものである。
キャビン１は、前記下部フレーム１４の前・後端部４４，４５を、車体７側の支持ブラケット１５，１６に対して支持させて取付けるが、この前・後端部４４，４５の着脱時は、支持脚４６や、テコ棒４７等を用いて、一旦車体７の支持ブラケット１５，１６部から浮上させたり、下降させる。
【００１０】
これら前・後端部４４，４５と支持ブラケット１５，１６との間はゴムダンパー４８や外止ボルト４９等によって支持し連結しているが、キャビン１を浮上するときは、外止ボルト４９を外れうる状態にしてから、前端部４４を支持脚４６に受けさせて、車体７を若干前進させると、この支持脚４６の起立によってキャビン１の前部が上昇Ｈされる。更に、キャビン１の後部は支持ブラケット１６に対してテコ軸５０回りにテコ棒４７を下方回動することにより、後端部４５が上昇されて、支持ブラケット１６から外れる。このとき前記シートフロア１２の下面近に取付けられているコネクタ４２が、車体７側の支持ブラケット１６と一体に取付けられたコネクタ４３から抜き外されて、キャビン１内の電装品の電源がＯＦＦとなる。５１はテコ棒４７のロックピンで、ブラケット１６に対する回動を不能に固定することができる。５２は車体７側のハーネス、５３はキャビン１側のハーネスである。
【００１１】
キャビン１を車体７に取付けるときは、上記のような浮上Ｈ位置から、テコ棒４７の操作で後端部４５を下降させて支持ブラケット１６上のゴムダンパー４８に支持させたのち、車体７を後退させて支持脚４６を倒すことにより前端部４４も支持ブラケット１５上のゴムダンパーに受けられる。このとき、コネクタ４２も下側のコネクタ４３に嵌合して、通電しうる状態となる。
【００１２】
図６において、上例と異なる点は、前記コネクタ４２，４３を、キャビン１のフロアステップ１３の下部に設けたもので、後端部４５から大きく離間した位置に設けている。
【図面の簡単な説明】
【図１】キャビンの側面図。
【図２】その一部の拡大平面図と、斜視図。
【図３】トラクタの側面図。
【図４】トラクタの正面図。
【図５】一部別実施例を示すキャビンの側面図。
【図６】一部別実施例を示すキャビンの側面図。
【符号の説明】
１ キャビン
２ ドア
３ 窓
４ 開閉ヒンジ
５ 開閉ヒンジ
６ 軸
Claims (1)
- キャビン１の側面部にあって前後に配置されて各々開閉可能のドア２と窓３との間に、これらの開閉ヒンジ４，５を同軸６芯上に共用して設けたトラクタ等のキャビンドア。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29574895A JP3620123B2 (ja) | 1995-11-14 | 1995-11-14 | トラクタ等のキャビンドア |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29574895A JP3620123B2 (ja) | 1995-11-14 | 1995-11-14 | トラクタ等のキャビンドア |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09136543A JPH09136543A (ja) | 1997-05-27 |
| JP3620123B2 true JP3620123B2 (ja) | 2005-02-16 |
Family
ID=17824660
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29574895A Expired - Fee Related JP3620123B2 (ja) | 1995-11-14 | 1995-11-14 | トラクタ等のキャビンドア |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3620123B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JP2015083470A (ja) * | 2015-01-22 | 2015-04-30 | 株式会社クボタ | トラクタのキャビン |
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| CN110359795A (zh) * | 2019-06-12 | 2019-10-22 | 江苏经贸职业技术学院 | 一种货运车用的侧开窗装置 |
-
1995
- 1995-11-14 JP JP29574895A patent/JP3620123B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH09136543A (ja) | 1997-05-27 |
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