JPH08192620A - トラクタ等のキャビン - Google Patents

トラクタ等のキャビン

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JPH08192620A
JPH08192620A JP7006864A JP686495A JPH08192620A JP H08192620 A JPH08192620 A JP H08192620A JP 7006864 A JP7006864 A JP 7006864A JP 686495 A JP686495 A JP 686495A JP H08192620 A JPH08192620 A JP H08192620A
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air conditioner
cabin
air
roof
box
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JP7006864A
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Masahiko Yoshino
正彦 芳野
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】トラクタ等のキャビンにおいて、エアコンの取
付構成を簡単化し、外気の取入れ、キャビン室内へのエ
アー吹出とを円滑に行わせる。 【構成】キャビンルーフ1とこの下側のキャビンシーリ
ング2との間の前部に、エアコンファン3及び熱交換ユ
ニット4等を有するエアコンボックス5を収容設置する
エアコン設置室6を構成し、このエアコン設置室6の前
部は、フロントガラス7の上方位置で仕切板8で前後に
仕切られて前方へ張り出す張出室9を形成し、この張出
室9にエアコンボックス5のエアコンファン3及びこの
吸気口10を設けてなるトラクタ等のキャビンの構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、トラクタやコンバイ
ンの操縦装置上を覆うキャビンに関するもので、エアコ
ンの取付構成において、外気の取入れとキャビン室内へ
の吹出とを円滑に行わせるものである。
【0002】
【従来の技術、および発明が解決しようとする課題】キ
ャビンルーフの前部にエアコンユニットを設け、このエ
アコンファン部をフロントガラス部より前方へオーバハ
ングさせて設けた構成が知られている(実開昭57−2
4113号公報)。しかしながらこのようなエアコンユ
ニットがキャビンルーフから前方へ露出する構成では、
キャビン室内に対する雨水の浸入防止構成が複雑であ
り、キャビンルーフだけでは内外の断熱性効果も低下す
る。又、このエアコンユニット部の厚さを大きくする
と、操縦者の視界を妨げ易く、キャビンルーフ上面に突
出させると納屋や倉庫等への格納時に障害となり易い。
【0003】
【課題を解決するための手段】この発明は、キャビンル
ーフ1とこの下側のキャビンシーリング2との間の前部
に、エアコンファン3及び熱交換ユニット4等を有する
エアコンボックス5を収容設置するエアコン設置室6を
構成し、このエアコン設置室6の前部は、フロントガラ
ス7の上方位置で仕切板8で前後に仕切られて前方へ張
り出す張出室9を形成し、この張出室9にエアコンボッ
クス5のエアコンファン3及びこの吸気口10を設けて
なるトラクタ等のキャビンの構成とする。
【0004】
【作用、及び発明の効果】エアコン運転によってエアコ
ンファン3の駆動により外気が、フロントガラス7の前
側から上側の吸気口10へ吸入されて、エアコンボック
ス5内を後方へ流れてキャビン室内へ吹き込まれる。こ
のエアコンボックス5内では熱交換ユニット4によって
熱交換されて調整空気としてキャビン室内を循環され
る。
【0005】この発明の構成によれば、前部のエアコン
ファン3から後部の熱交換ユニット4に亘ってエアコン
ボックス5によって覆われたものが、上側のキャビンル
ーフ1と下側のキャビンシーリング2との間の、エアコ
ン設置室6内に収容されて設置されるものであるから、
エアコンボックス5自体が直接屋外に露出することな
く、取付構成を簡単にすることができ、しかも、エアコ
ンボックス5の側部は仕切板8で前後が仕切られている
ために、雨水や外気等がキャビン室内へ浸入する慮れな
全くなくなり、キャビン室内のキャビンシーリング2と
キャビンルーフ1との二重構成によって断熱効果を高め
ることができる。
【0006】又、キャビンルーフ1及びキャビンシーリ
ング2が、フロントガラス7の前側に突出して形成され
るものであるから、例え障害物に衝突してもエアコンボ
ックス5に直接影響することは少く、外観を良くするも
のである。
【0007】
【実施例】トラクタ車体上に搭載するキャビンは、下部
にステップフロア11及びシートフロア12を有し、こ
のステップフロア11の前側には車体のダッシュボード
乃至ボンネットの後部上を左右にまたぐように門形の前
枠13と、左右外側に前支柱14とが設けられる。又、
シートフロア12の左右両側には後車輪上を覆うフェン
ダー15が形成されてバケット状に構成され、左右フェ
ンダー15の後端部に後支柱16が設けられる。操縦席
はこのシートフロア12上に取付けられる。これら前支
柱14及び後支柱16上に亘ってキャビンルーフ1等を
装着する方形状のルーフフレーム17が一体に取付けら
れる。
【0008】又、これら前枠13と、左右前支柱14
と、ルーフフレーム17前部との間に亘ってフロントガ
ラス7を設け、後部の後部支柱16とシートフロア12
とルーフフレーム17後部との間には、開閉自在のリヤ
ウインド18を設け、左右両側部の前・後支柱14,1
6とステップフロア11とフェンダー15とルーフフレ
ーム17側部との間には、開閉自在のドア(図面省略)
を設ける。
【0009】ルーフフレーム17の上側にキャビンルー
フ1を取付け、このキャビンルーフ1の下側に適宜の高
さ位置にキャビンシーリング2を取付ける。ルーフフレ
ーム1の下側周部にブラケット19を設け、このブラケ
ット19に対してキャビンシーリング2の周縁部20を
ビス止め等で取付ける。21は後部シーリングで、キャ
ビン室内の後部においてキャビンルーフ1の下面に沿う
ようにして、設けられ、該キャビン室内を高くするよう
に形成して取付けられる。22はキャビンルーフ1の外
周縁部に形成された雨樋である。
【0010】このようなキャビンルーフ1及びキャビン
シーリング2は、前端部を前支柱14及びフロントガラ
ス7等よりも前方へ張り出す構成とするが、このキャビ
ンシーリング2の前部の構成は、エアコンボックス5を
収容するエアコン設置室6部に、板金製の前後シーリン
グ板23,24を有し、この前後シーリング板23と2
4との溶接による接合縁25を下方に向けて、フロント
ガラス7の上部取付縁としている。このうち前シーリン
グ板23は、左右方向中央部のエアコンファン3を覆う
ファンカバー部26に対して、この左右両側部のサイド
カバー部27を前上部へ傾斜させている。この左右のサ
イドカバー部27に外気を取入れる外気取入口28を設
ける。又この外気取入口28にフィルターを設けるもよ
い。
【0011】又、後シーリング板23は、後端に仕切板
部29を設けて、キャビンルーフ1からキャビンシーリ
ング2の間を前後に仕切ると共に、このキャビンシーリ
ング2よりも下方へ突出させて、キャビン室内に露出さ
せ、この仕切板部29にエア吹出口30を配置する。こ
のエア吹出口30には風向ガイド31が設けられて、キ
ャビン室内の操縦席に座る操縦者の側へエアコン調整風
を向けることができる。又、仕切板部29の左右両端部
にはエアコンの調整を行う調整具32やラジオ33等を
設けている。
【0012】エアコンは、コンプレッサーや冷却器等は
トラクタのエンジンルームに配置して、これらとパイプ
で連結される熱交換ユニット4を、エアコンファン3等
と共にエアコンボックス5に内装して、このエアコンボ
ックス5を前記キャビンルーフ1の前部と前後シーリン
グ板23,24とで形成されるエアコン設置室6内に収
容するようにして設けられる。又、エアコンボックス5
は、キャビンルーフ1の下面に一体の取付ブラケット3
4に対してボルト締め等で着脱しうる構成である。
【0013】なお、Mは前記エアコンファン3を駆動す
る電動モータで、左右両側部に配置するエアコンファン
3間に位置して設けられる。このエアコンファン3の吸
気口10は左右外側に設けられる。36は左右のデフロ
スタで、ホース37で吹出口38へ連通させる。39は
直下吹出口で、風向ガイドを有してエアーを操縦者の足
元部へ向けて吹き出させる。
【0014】前記エアコン設置室6には、フロントガラ
ス7の上方位置において、前後に仕切る仕切板8が設け
られる。この仕切板8はエアコンボックス5の外周面
と、このエアコンボックスを囲うキャビンルーフ1の下
面と、キャビンシーリング2の一部である後シーリング
板24の上面との間を仕切るもので、この仕切板8より
も前側に張出室9が形成されて、前支柱14及びフロン
トガラス7よりも前方へ突出するものである。
【0015】前記エアコン設置室6内には、エアコンボ
ックス5の外周部を通して、後方のキャビン室の吸気を
行いながらエアコンファン3の吸気口10へ案内させる
ように、キャビン室内のエアを循環させる構成としてい
る。40は切替板で、前記外気取入口28と仕切板8に
形成する循環口41との間に、切替回動自在に設けられ
る。42はその回動軸である。この切替板40を回動さ
せて外気取入口28を閉鎖することにより、循環口41
を経てキャビン室内のエアーを吸気口10へ吸入させる
ことができる。又、切替板40で循環口41を閉鎖する
ことにより、外気取入口28から外気を吸入してキャビ
ン室内へ送風することができる。これら外気吸入及び室
内エアーの循環の割合は、この切替板40の開度調節に
よって行えばよい。
【0016】43はエアコンの熱交換ユニット4におけ
るドレンパイプで、中空断面の前支柱14に連通させ
て、発生するエアコンのドレンをこのドレンパイプ43
から、前支柱14内を経て下端部から流下案内させる。
【図面の簡単な説明】
【図1】キャビンルーフ部の側面図。
【図2】そのエアコンボックス部の側面図。
【図3】その平面図。
【図4】キャビンルーフ部の平面図。
【図5】その一部の背断面図。
【図6】その一部の背断面図。
【図7】トラクタ用のキャビンの斜視図。
【符号の説明】
1 キャビンルーフ 2 キャビンシーリング 3 エアコンファン 4 熱交換ユニット 5 エアコンボックス 6 エアコン設置室 7 フロントガラス 8 仕切板 9 張出室 10 吸気口

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャビンルーフ1とこの下側のキャビン
    シーリング2との間の前部に、エアコンファン3及び熱
    交換ユニット4等を有するエアコンボックス5を収容設
    置するエアコン設置室6を構成し、このエアコン設置室
    6の前部は、フロントガラス7の上方位置で仕切板8で
    前後に仕切られて前方へ張り出す張出室9を形成し、こ
    の張出室9にエアコンボックス5のエアコンファン3及
    びこの吸気口10を設けてなるトラクタ等のキャビン。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100863286B1 (ko) * 2008-06-23 2008-10-15 주식회사 이수에어텍 전동골프카용 냉방장치
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JP2012148777A (ja) * 2012-04-27 2012-08-09 Yanmar Co Ltd 空気調和機を取り付けるキャビンの構造
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JP2015013642A (ja) * 2014-08-29 2015-01-22 ヤンマー株式会社 トラクタ

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