JP2593705Y2 - キャビン型トラクタにおけるドア取付構造 - Google Patents

キャビン型トラクタにおけるドア取付構造

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JP2593705Y2
JP2593705Y2 JP1993060325U JP6032593U JP2593705Y2 JP 2593705 Y2 JP2593705 Y2 JP 2593705Y2 JP 1993060325 U JP1993060325 U JP 1993060325U JP 6032593 U JP6032593 U JP 6032593U JP 2593705 Y2 JP2593705 Y2 JP 2593705Y2
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、キャビンを構成する後
部支柱に吊り元側を軸支したキャビン型トラクタにおけ
るドア取付構造に係り、特に後部支柱の内側にドアの吊
り元側を軸支し、回動軸部への雨水、粉塵等の侵入を未
然に防止することができると共に、後部支柱内のデッド
スペースを有効に利用して、空調装置の空調ダクトを適
切に配設することができるキャビン型トラクタにおける
ドア取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ボンネットの後部に運転操作部を
覆うキャビンを設けたトラクタ、いわゆるキャビン型ト
ラクタでは、ドアの吊り元側外面とトラクタ側に形成し
た後部支柱の外面との間にヒンジを装着し、ドアを開閉
自在に軸支するように構成されている。ところが、上記
の構成では、ヒンジの回動軸部が屋外側に露出するた
め、雨水、粉塵等の異物が上記回動軸部に侵入して長期
に亘るトラクタの使用でドアの開閉が円滑に行えなくな
り、ドアの耐久性を低下させてしまう、という危惧を有
するものであった。一方、キャビン内においては、搭乗
者に快適な作業環境を提供するために空調装置を設置し
ているが、キャビン内には室内灯や運転操作に必要な各
種電装備品の配線、各操作装置が既に配設されており、
加えて運転走行時における広い視野をも確保しなければ
ならないため、所要の送風供給量を保持した空調ダクト
を、このようなキャビン内に適切に配設することは困難
な状況であった。
【0003】
【本考案が解決しようとする課題】本考案は、上記の如
き実状に鑑み、従来の欠点を解消すべく創案されたもの
であって、その目的とするところは、キャビンを構成す
る後部支柱の内側にドアの吊り元側を軸支し、回動軸部
への雨水、粉塵等の侵入を未然に防止することができる
と共に、後部支柱内のデッドスペースを有効に利用し
て、空調装置の空調ダクトを適切に配設することができ
るキャビン型トラクタにおけるドア取付構造を提供しよ
うとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】課題を解決するため、本
考案が採用した技術的手段は、キャビンを構成する後部
支柱を、開放面を屋内側に向けた断面コ字形の型材で形
成し、その内包部に沿って空調装置の空調ダクトを配設
すると共に、上記キャビンの出入口に配設したドアの吊
り元側を、内包部の内側壁に開閉自在に軸支したことを
特徴とするものである。
【0005】
【作用】したがって、本考案によれば、ドアの吊り元側
は、キャビンを構成する後部支柱のキャビン屋内側に軸
支されるため、回動軸部への雨水、粉塵等の侵入が防止
されて円滑なドア開閉作動を行うことができ、また空調
ダクトを後部支柱に沿って配設することができるので、
キャビン内のデッドスペースを有効に利用することがで
きる。
【0006】
【実施例】本考案の構成を、図面に示した一実施例に基
いて詳細に説明する。図1および図2において、1はキ
ャビン型トラクタであり、該キャビン型トラクタ1は、
前輪2および後輪3を備えた機体フレーム4の前部に図
示しないエンジンを内装したボンネット5を配設し、そ
の後部に操作ハンドル6、座席7等の運転操作部8を備
えたキャビン9が形成されていると共に、上記キャビン
9の後方にはミッションケース10が配設されている。
【0007】上記キャビン9は、フロントガラスを穿設
した前面枠11と、天井部12および該天井部12をキ
ャビン9の後部で支持する後部支柱13、13とから形
成されており、上記キャビン9の左右側部には、ドア1
4、14の吊り元側がヒンジ15を介して後部支柱1
3、13の内側に開閉自在に軸支されている。なお、1
6は後部支柱13、13間で機体後部に湾曲状に張り出
したリアガラスである。
【0008】前記キャビン9内の後部には、熱交換器を
内装した空調装置17が配設されており、その前面には
エア吹出し口17a、17aと、温度、送風量等を制御
する操作パネル18およびエア吸入口19とが設けられ
ていると共に、上記空調装置17の両側面には可撓性中
空ホースからなる空調ダクト20a、20bを接続した
エア吹出し口17b、17bが形成されている。上記空
調ダクト20a、20bは、上記エア吹出し口17b、
17bの側方から後部支柱13、13の内側に沿って天
井部12にそれぞれ配設され、かつ一方の空調ダクト2
0aは、天井部12の側縁に沿って前面枠11の上部中
央部位まで更に延設されている。
【0009】一方、前記後部支柱13は、図3(a)に
示す如く、断面コ字形に形成した型材からなり、その内
包部13aの内側壁21には、回動軸部22を枢支する
取付ブラケット23が固着されており、上記回動軸部2
2に、ドア14の吊り元側を螺着するドア取付用ブラケ
ット24の基端側が固着されて、ドア14を水平方向開
閉自在に軸支していると共に、上記内包部13a内には
空調ダクト20a、20bが沿設され、着脱自在な剛性
樹脂製の支柱カバー25、25により空調ダクト20
a、20bを内包部13a内に収納するように構成され
ている。更に、上記内包部13a、13aには、エア吹
出し口26a、26´aを内側に対向状に設けた送風ユ
ニット26、26´が、それぞれ空調ダクト20a、2
0bに接続された状態で内装されており、また前面枠1
1の上部中央部位まで延設された一方の空調ダクト20
aの先端には、下向きのエア吹出し口27aを設けた送
風ユニット27が接続されている。
【0010】本考案は、叙上の如く構成したから、ドア
14、14を開閉する場合には、図3(b)に示す如
く、ドア14の吊り元側がドア取付用ブラケット24の
基端側を回動中心として回動操作される。この時、上記
ドア取付用ブラケット24を固着した回動軸部22は、
内包部13a内の取付ブラケット23により枢支されて
いるため、後部支柱13、13およびドア14、14の
外面側から回動軸部22へ侵入する雨水、粉塵等が一掃
される。また、キャビン9内に配設した図示しない室内
灯や運転操作に必要な各種電装備品の配線および運転操
作部8の各機構、装置との位置関係に拘わらず、後部支
柱13、13には、その内包部13a、13aに沿って
空調ダクト20a、20bを適切に配設することがで
き、後部支柱13、13のデッドスペースを有効に利用
することができる。
【0011】
【考案の効果】これを要するに本考案は、キャビンを構
成する後部支柱を、開放面を屋内側に向けた断面コ字形
の型材で形成し、その内包部に沿って空調装置の空調ダ
クトを配設すると共に、上記キャビンの出入口に配設し
たドアの吊り元側を、内包部の内側壁に開閉自在に軸支
したから、後部支柱とドアの吊り元側を開閉自在に軸支
する回動軸部への雨水、粉塵等の侵入を未然に防止する
ことができると共に、キャビン内に配設した室内灯や運
転操作に必要な各種電装備品の配線および運転操作部の
各機構、装置との位置関係に拘わらず、空調装置の空調
ダクトを適切に配設することができ、後部支柱内のデッ
ドスペースを有効に利用しつつ、ドアの耐久性を向上さ
せて円滑なドアの開閉作動を長期に亘って維持すること
ができる、という極めて有用な実用的効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】キャビン型トラクタの一部省略全体側面図であ
る。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】(a)は図1のB−B線断面図である。(b)
は図1のC−C線断面図である。
【符号の説明】
1 キャビン型トラクタ 5 ボンネット 7 座席 9 キャビン 12 天井部 13 後部支柱 13a 内包部 14 ドア 17 空調装置 20a 空調ダクト 20b 空調ダクト 21 内側壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60J 5/00 B60H 1/26 641

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャビンを構成する後部支柱を、開放面
    を屋内側に向けた断面コ字形の型材で形成し、その内包
    部に沿って空調装置の空調ダクトを配設すると共に、上
    記キャビンの出入口に配設したドアの吊り元側を、内包
    部の内側壁に開閉自在に軸支したことを特徴とするキャ
    ビン型トラクタにおけるドア取付構造。
JP1993060325U 1993-10-14 1993-10-14 キャビン型トラクタにおけるドア取付構造 Expired - Fee Related JP2593705Y2 (ja)

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