JPH082419Y2 - 建設機械の冷却装置 - Google Patents

建設機械の冷却装置

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JPH082419Y2
JPH082419Y2 JP1989129703U JP12970389U JPH082419Y2 JP H082419 Y2 JPH082419 Y2 JP H082419Y2 JP 1989129703 U JP1989129703 U JP 1989129703U JP 12970389 U JP12970389 U JP 12970389U JP H082419 Y2 JPH082419 Y2 JP H082419Y2
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JP
Japan
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engine
compartment
radiator
chamber
cooling
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1989129703U
Other languages
English (en)
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JPH0368522U (ja
Inventor
淳 小山
修博 紺野
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はエンジン室内へ冷却空気を導入する建設機
械の冷却装置に関する。
(従来の技術) 従来ホイールローダのような建設機械は車体の後部に
エンジン室aが第5図に示すように設けられていて、こ
のエンジン室a内にエンジンやラジエータなどの各種補
機が収容されている。
またエンジン室aの両側には後輪bの上方を覆うリヤ
フルフェンダcやエンジン室a内を点検整備するための
エンジンサイドドアd、エンジン室a内へ冷却空気を導
入するための吸気口eなどが設けられている。
(考案が解決しようとする課題) 上記従来の建設機械では、吸気口eよりエンジン室a
内へ導入した冷却空気によりエンジン室aの後部に設置
されたラジエータfを冷却するようになっており、エン
ジンの周辺部を流通する際エンジンにより加熱された冷
却空気によりラジエータfが冷却されるため、冷却効率
が悪い不具合がある。
また吸気口eに取り付けられたグリルgのパンチ孔か
らエンジン室a内の騒音が外部へ放出されるため、騒音
の原因となると共に、後輪bにより巻き上げられた砂塵
などが吸気口eよりエンジン室へ吸入されやすいため、
ラジエータコアが早期に目詰りするなどの不具合もあっ
た。
この考案は上記不具合を改善する目的でなされたもの
で、エンジン室内のラジエータが効率よく冷却できるよ
うにした建設機械の冷却装置を提供しようとするもので
ある。
(課題を解決するための手段及び作用) この考案は上記目的を達成するために、車体の後部に
設けられたエンジン室の両側に、後輪の上方を覆うよう
にリヤフルフェンダを、またエンジン室の両側面に開閉
自在なエンジンサイドドアを設けた建設機械において、
上記エンジン室を隔壁により前室と後室に区割し、前室
にはエンジンを、そして後室には冷却ファン及びラジエ
ータを設けると共に、上記リヤフルフェンダに開口され
た吸気口よりエンジンサイドドアの内側に設けられたダ
クトを介して後室へ冷却空気を導入したことにより、エ
ンジンにより加熱されていない冷却空気によってラジエ
ータを効率よく冷却できるようにした建設機械の冷却装
置を提供するものである。
(実施例) この考案の一実施例を図面を参照して詳述すると、図
において1はショベルローダのような建設機械で、アー
テキュレート式車体2の前部には図示しない作業機が、
また車体2のほぼ中央部に運転室3が、そして車体2の
後部にエンジン室4が設けられている。
上記エンジン室4内は隔壁4aにより前室4bと後室4cに
区割されていて、前室4bにエンジン5が収容されている
と共に、後室4cには上記エンジン5により回転される冷
却ファン6と、該冷却ファン6により冷却されるラジエ
ータ7が収容されている。
また上記エンジン室4の両側には後輪8の上方を覆う
ようにリヤフルフェンダ9が、そして両側面にはエンジ
ン室4内を点検整備する際開放するエンジンサイドドア
10が開閉自在に設けられている。
一方上記エンジンサイドドア10の外側面に取り付けら
れたリヤフルフェンダ9の後面にはグリル12の取り付け
られた吸気口13が開口されている。
この吸気口13はリヤフルフェンダ9の後部内に形成さ
れた通風路9aに連通されていると共に、通風路9aはエン
ジンサイドドア10に開口された透孔10aよりエンジンサ
イドドア10の内側に設けられたダクト14に連通されてい
る。
上記ダクト14は第4図に示すようにエンジン室4の前
室4bと後室4cの間に位置していて、後面に設けられた開
口部14aが後室4c側へ開放しており、吸気口13より取込
まれた空気を後室4c内へ直接流入させるようになってい
る。
次に作用を説明すると、エンジン5により後室4c内の
冷却ファン6が回転されると、冷却ファン6の送風作用
によりリアフルフェンダ9に設けられた吸気口13により
外気が通風路9a内に導入され、更にサイドドア10の透孔
10aよりダクト14を経て直接後室4cに取込まれる。
これによってエンジン5により加熱されていない温度
の低い冷却空気が冷却ファン6により、ラジエータ7へ
と送風されるため、ラジエータ7内を流通するエンジン
冷却水を効率よく冷却することができるようになる。
またラジエータ7を冷却した空気は、エンジン室4の
後面に開口された排気口15より大気へ放出される。
(考案の効果) この考案は以上詳述したように、リヤフルフェンダに
設けた吸気口より吸入した冷却空気を冷却ファン及びラ
ジエータの設けられた後室に直接導入してラジエータを
冷却するようにしたことから、従来のエンジン室へ導入
した冷却空気により冷却する場合に比べて冷却効率が大
幅に向上する。
またエンジン室内を隔壁により前室と後室に区割し
て、前室にエンジンを、そして後室にラジエータを設け
たことから、エンジンより発せられる騒音が吸気口より
外部へ漏れることがないため、建設機械周辺部の騒音低
減も図れるようになる。
さらにリヤフルフェンダに吸気口を設けたことによ
り、後輪が巻き上げた砂塵を吸入することが少なくなる
ため、ラジエータコアが早期に目詰まりすることもない
と共に、エンジン室両側の吸気口がなくなるため、建設
機械自体の外観も向上する。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示し、第1図は建設機械の
要部の側面図、第2図はエンジン室付近の拡大側面図、
第3図は同平面図、第4図は要部の斜視図、第5図は従
来の説明である。 2…車体、4…エンジン室 4a…隔壁、4b…前室 4c…後室、5…エンジン 6…冷却ファン、7…ラジエータ 9…リヤフルフェンダ、10…エンジンサイドドア 13…吸気口、14…ダクト

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体2の後部に設けられたエンジン室4の
    両側に、後輪8の上方を覆うようにリヤフルフェンダ9
    を、又エンジン室4の両側面に開閉自在なエンジンサイ
    ドドア10を設けた建設機械において、上記エンジン室4
    を隔壁4aにより前室4bと後室4cに区割し、前室4bにはエ
    ンジン5を、そして後室4cには冷却ファン6及びラジエ
    ータ7を設けると共に、上記リヤフルフェンダ9の開口
    された吸気口13よりエンジンサイドドア10の内側に設け
    られたダクト14を介して後室4cへ冷却空気を導入してな
    る建設機械の冷却装置。
JP1989129703U 1989-11-08 1989-11-08 建設機械の冷却装置 Expired - Lifetime JPH082419Y2 (ja)

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JP1989129703U JPH082419Y2 (ja) 1989-11-08 1989-11-08 建設機械の冷却装置

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JPH0368522U JPH0368522U (ja) 1991-07-05
JPH082419Y2 true JPH082419Y2 (ja) 1996-01-29

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JP2003065047A (ja) * 2001-08-30 2003-03-05 Komatsu Ltd 建設機械のエンジン冷却構造
SE530178C2 (sv) * 2004-10-27 2008-03-18 Atlas Copco Rock Drills Ab Borraggregat
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JPS62179306A (ja) * 1986-01-30 1987-08-06 株式会社クボタ フロントモ−ア
JPH053253Y2 (ja) * 1988-05-11 1993-01-26

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JPH0368522U (ja) 1991-07-05

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