JP4415235B2 - 低騒音型転圧車両 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、転圧車両を駆動するためのエンジンに起因して生じる車両周囲の騒音レベルを低減する転圧車両の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
エンジン自体から発生する騒音レベルを低減させる為に、ラジエータを通過した排風を外部に排出する排風口開口の外側に、吸音材を内装した箱状のダクトを取付け、ダクトの上部、または底部の開放部分と、側方の開口部とから、前記排風を外部へ排出するようにしたものが知られている(特開平9−13309号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、騒音はエンジン自体から生じるだけではなく、エンジン内に外気を吸引する吸気口でも発生する。そのような吸気口は、運転者側に向いている場合もあり、そうした構造では、作業者に与える騒音レベルが高く、作業環境が劣悪である。そこで、本発明の課題は、エンジンへの吸気口で発生していた吸気騒音を殆ど無くし、車両周囲の騒音レベルを従来より低減させ、作業者に与える騒音レベルを低減して、作業環境を改善することを目的とする。さらに、この発明は、騒音レベルを一層低減させることのできる低騒音型転圧車両を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題解決のために、本願は、左右の側板と仕切板で形成されるエンジン室内に、転圧車両を駆動するためのエンジンと冷却用のラジエータを配置し、エンジン駆動によるファン回転によって、ラジエータ側の側板の一面に形成された外気取入口から外気を取り込み、ラジエータを冷却した空気を他方の側板の一面に形成された排風口から排出するようにしてある転圧車両において、エンジン内へ空気を取り込む吸気ダクトの吸気口を、前記排風口の開口内に設けたことを特徴とする。更に排風口の内側に、排風が衝突した後、排風口の回り込む遮蔽板を取り付け、吸気ダクトの中間に、サイレンサを設けた。
【0005】
【発明の実施の形態】
実施の形態について図面を参照して説明する。図1〜3において、転圧車両1は、振動転圧輪としての前輪2を備えた前車体Aと、操作輪としての後輪3を備えた後車体Bとがハンドル4操作で転舵可能に連結されたものである。前記前車体Aには、前車体Aを形成する左右側板5,6の間に設置された仕切板7の前後方向に燃料室8とエンジン室9とが形成されている。燃料室8内には後述するエンジン10用の燃料タンク11等が設置されている。エンジン室9内には、図2〜3に示すように、転圧車両1を駆動するエンジン10と冷却用のラジエータ12、そして、エンジン10駆動により回転するファン13が連設されている。エンジン10の上部にはエアクリーナー14が設置されている。そのエアクリーナー14の一方にはエンジン10内に連通した接続部材15が連結されており、他方には吸気口16aを備えた吸気ダクト16が連結されている。
【0006】
上記前車体Aには、ラジエータ12側の側板5の一面に外気取入口17が開口され、他方の側板6の一面には前記外気取入口17と対向する位置に排風口18が開口されている。そして、側板5,6一面に開口された外気取入口17及び排風口18を覆うように両側板5,6の外側から、複数の隙間19aを備えた板部材19が取付けてある。前記隙間19aは、板部材19にコ字状の切れ目を入れ、この切れ目に囲まれた部分を内側に折り曲げて形成されたものである。転圧車両1の前車体Aでは、エンジン10が吸気ダクト16よりエアクリーナー14を介してエンジン10内に取り込んだ空気と燃料タンク11から供給される燃料とによって駆動すると、ファン13回転により外気取入口17から取り込んだ空気が冷却用のラジエータ12を冷却した後、排風口18から排出されるようになっている。また、エンジン10から排出される排気は、地面に向かって開口している排気管20から排出される。
【0007】
このように構成される転圧車両1の前車体Aにおいて、本実施形態では、排風口18側の板部材19の内側に吸気ダクト16の吸気口16aを固定した。すると、吸気ダクト16の吸気口16aを排風口18の開口内に設けたことで、吸気ダクト16からエンジン10内に取り込まれる空気が吸気ダクト16の吸気口16a及び板部材19の隙間19aに触れて発生する騒音(吸気騒音)が、ファン13により外気取入口17からエンジン室9内に取り込まれた空気がラジエータ12を冷却した後、排風口18から排出されるときに板部材19の隙間19aに触れて発生する騒音(排出騒音)によって殆ど打消されるために、従来の転圧車両に比べ騒音の発生源が一箇所減るので車両1周囲の騒音レベルを低減できる。また、従来の転圧車両において、作業者に与える騒音レベルが高く、作業環境を劣悪としていた吸気騒音の発生源である吸気ダクト16の吸気口16aの固定位置を変更したことで、作業者に与える騒音レベルが低減して作業環境が改善できる。出願人が、排風口18の側方位置Xと運転席Yにおける騒音レベルを測定したところ、吸気口16aが運転席に向いて開口している場合では、側方位置Xでは76.5db、運転席Yでは68.5dbであったものが、本願構成を採用すると、側方位置Xでは76.5dbと変わらず、運転席Yでは63.5dbとなり、周囲騒音のトータルは、減少していることが確認された。
【0008】
尚、図4に示すように、排風口18の内側に、空気が衝突した後、排風口18に回り込む遮蔽板21を取り付ける。そして、遮蔽板21に設けた貫通孔21aを通して吸気ダクト16の吸気口16aを板部材19の内側に固定し、吸気ダクト16の中間に、サイレンサ22を設けると、エンジン室9内を通り過ぎた空気が遮蔽板21に衝突して空気の排出速度が減速し、空気が板部材19の隙間19aに触れて発生する騒音レベルを遮蔽板21のない転圧車両より低減できると共に、吸気ダクト16内を通過する空気によって発生する騒音をサイレンサ22により低減する。従って、遮蔽板21とサイレンサ22とを夫々備え、吸気ダクト16の吸気口16aを排風口18の開口内に設けたことで、従来の転圧車両に比べて騒音レベルを一層低減した低騒音型転圧車両とすることができる。なお、本実施形態では、吸気口を排風口の開口内に設けたが、吸気口は、排風口を形成した面と同じ面に形成されていればよい。
【0009】
【発明の効果】
以上のように本発明は、吸気ダクトの吸気口を、排風口の開口内に設けたことにより、吸気口で発生していた騒音が、外気取入口からエンジン室内に取り込まれた空気が排風口から排出されるときに発生する騒音により打ち消されるので、車両周囲の騒音レベルが低減する。更に、前記吸気口が運転者側に向いていないので、作業者に与える騒音レベルが低減し、作業環境は改善される。
【0010】
更に、排風口の内側に遮蔽板を取付け、その遮蔽板を介して板部材の内側に吸気ダクトの吸気口を固定する。そして、吸気ダクトの途中にサイレンサを設けたことで、従来の転圧車両に比べて騒音レベルが一層低減した低騒音転圧車両となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における吸気ダクトの吸気口を排風口の開口内に設けた転圧車両である。
【図2】図1に示す転圧車両の平面図である。
【図3】図1のIII−III線端面図である。
【図4】他の実施形態を示す図である。
【図5】遮蔽板を示す参考斜視図である。
【符号の説明】
1 転圧車両
5 側板
6 側板
7 仕切板
9 エンジン室
10 エンジン
12 ラジエータ
13 ファン
16 吸気ダクト
16a 吸気口
17 外気取入口
18 排風口
21 遮蔽板
22 サイレンサ

Claims (3)

  1. 左右の側板と仕切板で形成されるエンジン室内に、転圧車両を駆動するためのエンジンと冷却用のラジエータを配置し、エンジン駆動によるファン回転によって、ラジエータ側の側板の一面に形成された外気取入口から外気を取り込み、ラジエータを冷却した空気を他方の側板の一面に形成された排風口から排出するようにしてある転圧車両において、エンジン内へ空気を取り込む吸気ダクトの吸気口を、前記排風口の開口内に設けたことを特徴とする低騒音型転圧車両。
  2. 排風口の内側に、空気が衝突した後、排風口に回り込む遮蔽板を取り付けて成ることを特徴とする請求項1記載の低騒音型転圧車両。
  3. 吸気ダクトの中間に、サイレンサを設けて成ることを特徴とする請求項1または2記載の低騒音型転圧車両。
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