JPH0732901Y2 - 防音型エンジン作業機 - Google Patents

防音型エンジン作業機

Info

Publication number
JPH0732901Y2
JPH0732901Y2 JP1988087112U JP8711288U JPH0732901Y2 JP H0732901 Y2 JPH0732901 Y2 JP H0732901Y2 JP 1988087112 U JP1988087112 U JP 1988087112U JP 8711288 U JP8711288 U JP 8711288U JP H0732901 Y2 JPH0732901 Y2 JP H0732901Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
soundproof
air
duct
plate member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1988087112U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0213134U (ja
Inventor
克徳 久間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Co Ltd
Original Assignee
Suzuki Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Co Ltd filed Critical Suzuki Motor Co Ltd
Priority to JP1988087112U priority Critical patent/JPH0732901Y2/ja
Publication of JPH0213134U publication Critical patent/JPH0213134U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0732901Y2 publication Critical patent/JPH0732901Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)
  • Motor Or Generator Frames (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、防音型エンジン作業機に係り、とくにエンジ
ンと,発電機およびコンプレッサ等の作業機とを防音ケ
ースに収納して成る防音型エンジン作業機に関する。
〔従来の技術〕
エンジンと、このエンジンにより駆動される発電機およ
びコンプレッサ等とを一体化したエンジン作業機は、従
来より建設工事現場等で一般に多く使用されている。こ
の建設工事は夜間に進められる場合が多いことから、特
に市街地では地域住民への配慮より、運転時のエンジン
音等をなるべく低く抑える防音構造のものが多用されて
いる。
そして、この防音型作業機では、実開昭61-95934号公報
記載の考案のように、防音ケース底部に形成された空気
吸入口を介して外部から空気を吸入し、これによりエン
ジン等の冷却を行う構造のものが多い。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記従来例にあっては、防音ケース内の
エンジンは、当該防音ケースに設けられた通気穴から流
入する外気をエンジン冷却用としての吸入するようにな
っており、当該冷却用外気吸入口を防音ケース内に露出
されている。このため、エンジンの本体の加熱温度の上
昇により防音ケース内の高温の空気(通常50〜60℃にな
る)をエンジン冷却用として吸入することから、冷却効
率が悪く、オイル消費の増大,オイルの劣化,およびカ
ーボンの堆積等の主たる原因となっていた。
これを解決するため、エンジンファンを大型にして吸入
空気量を増加させることも行われているが、この場合、
とくに近くにエアクリーナの空気吸入口があるとエアク
リーナの吸入空気量が減少し、いわゆるエンジンのボコ
ツキ,出力不足が生じるという不都合があった。
更に、上記従来例においては、吸入空気量を増加させる
とファンの騒音が高くなるという不都合が生じていた。
〔考案の目的〕
本考案は、かかる従来例の有する不都合を改善し、とく
に、エンジンオイルの劣化を有効に抑制し、且つ外気を
防音ケースのエンジン領域に効率よく吸入し、これによ
って防音構造を強化すると共にエンジンに対する冷却効
率の改善を図った防音型エンジン作業機を提供すること
を、その目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案では、一端部にエンジンファン12を備えたエンジ
ン10と、このエンジン10に駆動される発電機20等の作業
機と、この作業機及び前記エンジン10を収納装備した防
音ケース1と、エンジンファン12の周囲に装備されたエ
ンジンカバーとを有し、エンジンファン12の下方に位置
する防音ケース1の底板部分に外気吸入用の開口部31a
が形成されている。
また、エンジン10が備えている冷却空気吸込口14と開口
部31aとをダクト31により連通すると共に、このダクト3
1内の前述した冷却空気吸込口14と開口部31aとの間の空
間内に向けて,底板部分から断面がL字状の板部材18を
突設する。
そして、この板部材18の少なくとも開口部31aの面およ
び防音ケース1の内壁部分に吸音材を装着すると共に、
板部材18と防音ケース1との間に形成される通気路を狭
めるように,板部材18の先端部をダクト31内に配設す
る、という構成を採っている。これによって、前述した
目的を達成しようとするものである。
〔考案の実施例〕
以下、本考案の一実施例を第1図ないし第4図に基づい
て説明する。
この第1図ないし第4図に示す実施例は、一端部にエン
ジンファン12を備えたエンジン10と、このエンジン10に
駆動される発電機20等の作業機と、この作業機及び前記
エンジン10を収納装備した防音ケース1と、前記エンジ
ンファン12の周囲に装備されたエンジンカバーとを備え
ている。
エンジンファン12の下方に位置する防音ケース1の底板
部分には、外気吸入用の開口部31aが形成されている。
また、エンジン10が備えている冷却空気吸込口14と開口
部31aとはダクト31により連通されている。このダクト3
1内の前述した冷却空気吸込口14と開口部31aとの間の空
間内に向けて,底板部分から断面L字状の板部材18が突
設されている。
この板部材18の少なくとも開口部31aの面および防音ケ
ース1の内壁部分には、吸音材50が装着されている。ま
た、板部材18は、その先端部が、板部材18と防音ケース
1との間に形成される通気路を狭めるようにしてダクト
31内に配設されている。
これを更に詳述すると、防音ケース1の内面には、前述
したように例えばカームフレックス等の吸音材50が裏打
ちされており、内部機器の発する騒音が外部に漏れるの
を防止している。また、防音ケース1は、底部2と、こ
の底部2の側縁部に沿ってボルト等で固着されたメイン
カバー3と、このメインカバー3の両端面部を覆うフロ
ントパネル4及びリヤパネル5とを備えている。そし
て、リヤパネル5上面及びフロントパネル4下部正面に
はハンドル7,8が固着されている。また、底部2の下方
には、4個の移動用車輪9が適当な方法で回転自在に装
着されている。
防音ケース1内のフロントパネル4側には第1図に示す
ようにエンジン10が配設され、リヤパネル5側には発電
機20が配設されている。発電機20はエンジン10の図示し
ない出力軸に直結されて駆動されるようになっている。
エンジン10は、第1図に示すようにシリンダ11を発電機
20側から見て右方へ傾斜させて,図示しないラバーマウ
ントを介して底部2の上面に架設されたマウントベース
2a上に所定間隔で配設されたマウントビーム32,33に取
付けられている。
エンジン10はエンジンカバー13で覆われており、このエ
ンジンカバー13の内部には、冷却用エンジンファン12
(第1図参照)が設けられている。このエンジンファン
12はエンジンカバー13の前端部に設けられた吸入口14か
ら吸い込んだ空気をエンジン10の外側部に流してエンジ
ン10を冷却させる。
前述した発電機20にも冷却用のジェネレータファン(図
示せず)が内蔵されている。発電機20の上方にはマフラ
15が配設されており、エンジン排気は図示しない排気管
を通ってマフラ15の排気室,後部上方の出口部を介して
リヤパネル5に設けられた排気口を経て外部に排出され
るようになっている。
マフラ15は、第1図に示すように一端をリヤパネル5に
接し外周部が底部2およびメインカバー3から離隔した
導風ダクト30で包囲されており、当該導風ダクト30のエ
ンジン側の端部は前記エンジンカバー13に連通してい
る。かくしてエンジンカバー13および導風ダクト30によ
り吸入口14から排気口に至るダクトが形成されている。
導風ダクト30はエンジン側よりマフラ側が高くなるよう
形成され空気の流れを十分考慮した構造となっている。
エンジンカバー13の前端部(この部分には、実際にはリ
コイルが収納されている)に設けられた吸入口14の近傍
を第2図に示すような形状のダクト31で略全体的に被っ
ている。
そして、ダクト31とエンジンカバー13との間はエンジン
の振動を考慮して第1図に示すようにシールウレタン16
で封止され、ダクト31の反対側即ちフロントパネル4側
は該フロントパネル4に裏打ちされた吸音材50の弾性を
利用して封止されている。
ダクト31の下面には前述したように空気取り入れ用の開
口部31aが形成され、これにより、エンジンファン12の
回転により底部2の前端に設けられたエンジン冷却用空
気吸入口1a,1a……を介して該エンジン冷却用の空気が
内部に導入されるようになっている。本実施例において
は、障害物としての断面L字状板部材18が、第1図に示
すようにダクト31の下端から立上り状に設けられ、該ダ
クト31内にエンジン10側から見た場合、一種の迷路が形
成されている。このため、空気吸入口1a,1a,……から空
気を取り入れる際の吸気音及びエンジン側からの騒音を
低減させるようになっている。
更に、L字状板部材18の表面にはカームフレックス等の
吸音材51が張り付けられている。
底板2の前端部にはエアクリーナ用の空気取入口1bが第
2図の左端に設けられ,空気導入用のパイプ19を介して
エアクリーナ17に燃焼用の空気が取入れられるようにな
っている。
以上のように、本実施例によると、エンジン10の冷却空
気吸入口14付近がダクト31で被われ且つシールウレタン
16及び吸音材50とによって封止されているので、防音ケ
ース1内部の高温空気をエンジン10のエンジンファン12
が吸入することがなく、換言すればエンジンファン12に
より常に低温の外気のみが吸入されるので、エンジンヘ
ッド,油温等を20〜30℃下げることが出来るという利点
がある。
また、上記実施例においては、ダクト31内が迷路構造と
なっており、吸音材51が張り付けられているので従来に
比し騒音を低減することが出来、エアクリーナ17の空気
吸入通路がエンジンの冷却空気吸入通路と別々になって
いるので、エンジンファンの吸入空気量の増大によるエ
アリクーナの空気吸入に悪影響が生じるのを防止できる
という利点がある。
ここで、上記実施例の吸音効果についての実験結果を、
第4図に基づいて説明する。
この第4図の線図は、第1図における冷却空気吸入口付
近を被うダクトと断面L字状部材から成る迷路構造との
吸音効果について説明したものである。この第4図にお
いて、実線データは、本実施例に係る騒音レベルを示
し、点線データは従来例における騒音レベルを示す。こ
のデータ上の騒音レベルは、外部における騒音測定の感
度を記録したものであり、従ってデータの「dB」の大き
い値が外部騒音の大きいことを意味する。図中の数字は
ピーク時の周波数を示す。
尚、上記実施例においては、作業機として発電機を用い
た場合を例示したが、本考案はこれに限定されるもので
はなくコンプレッサ等の他の作業機を用いる場合であっ
ても良い。
〔考案の効果〕
本考案は以上のように構成され機能するので、これによ
ると、ダクト31の作用により、開口部31aから直接且つ
十分に外気を導入することができ、このため、防音ケー
ス内の高温空気を吸入することがなくなり、このため、
エンジンヘッド,油温等を下げることができ、これによ
り冷却効率の向上を図ることができ、同時にオイル消費
増大,オイルの劣化,カーボン堆積等を有効に減少せし
めることができ、 更に、上述した如く、エアクリーナ吸入通路から独立し
たダクト31による専用のエンジン冷却空気吸入通路を設
定したので、従来より生じていたエンジン冷却用ファン
の吸入空気量の増大によるエアクリーナ側の外気不足
を,ほぼ完全に回避することができ、ひいてはエンジン
の冷却用ファン12の小径化を図ることができ、また、断
面L字状の板部材18の作用により、冷却空気吸込口14か
らのエンジン騒音が開口部31aに向けて直接伝搬するの
を有効に阻止することができ、吸音材50の作用により開
口部31aから外部に向けて放出されるエンジン騒音の騒
音レベルを有効に低減することができ、 外気導入用の通気路を狭めるようにして板部材18の先端
部をダクト31内に配設したので、従来例に比較して,外
気吸入機能を損なうことなく,エンジン騒音の内の特に
不快感の高い低周波数領域の騒音レベルを有効に低減す
ることができるという従来にない実用的な防音型エンジ
ン作業機を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の要部を示す一部省略した縦断面図、第
2図は第1図の防音ケースを取り外した状態を示す右側
面図、第3図は第1図の実施例の全体の外観を示す説明
図、第4図はエンジンの冷却空気吸入口付近を被うダク
トを装備した場合としない場合の温度変化の測定例を示
す線図である。 1……防音ケース、10……エンジン、12……エンジンフ
ァン、13……エンジンカバー、14……冷却空気吸入口、
18……断面L字状の板部材、20……作業機としての発電
機、31……ダクト、31a……開口部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端部にエンジンファン12を備えたエンジ
    ン10と、このエンジン10に駆動される発電機20等の作業
    機と、この作業機及び前記エンジン10を収納装備した防
    音ケース1と、前記エンジンファン12の周囲に装備され
    たエンジンカバー13とを有し、前記エンジンファン12の
    下方に位置する防音ケース1の底板部分に外気吸入用の
    開口部31aが形成されてなる防音型エンジン作業機にお
    いて、 前記エンジン10が備えている冷却空気吸込口14と前記開
    口部31aとをダクト31により連通すると共に、このダク
    ト31内の前記冷却空気吸込口14と前記開口部31aとの間
    の空間内に向けて,前記底板部分から断面がL字状の板
    部材18を突設し、 この板部材18の少なくとも前記開口部31aの面および前
    記防音ケース1の内壁部分に吸音材を装着すると共に、
    前記板部材18と前記防音ケース1との間に形成される通
    気路を狭めるように前記板部材18の先端部を前記ダクト
    31内に配設したことを特徴とする防音型エンジン作業
    機。
JP1988087112U 1988-06-30 1988-06-30 防音型エンジン作業機 Expired - Lifetime JPH0732901Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988087112U JPH0732901Y2 (ja) 1988-06-30 1988-06-30 防音型エンジン作業機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988087112U JPH0732901Y2 (ja) 1988-06-30 1988-06-30 防音型エンジン作業機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0213134U JPH0213134U (ja) 1990-01-26
JPH0732901Y2 true JPH0732901Y2 (ja) 1995-07-31

Family

ID=31311741

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988087112U Expired - Lifetime JPH0732901Y2 (ja) 1988-06-30 1988-06-30 防音型エンジン作業機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0732901Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56146281U (ja) * 1980-04-01 1981-11-04
IT1244953B (it) * 1991-03-27 1994-09-13 Carlo Ferrara Sistema per il movimento di lancette di orologio.

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61102368U (ja) * 1984-12-04 1986-06-30

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0213134U (ja) 1990-01-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4450298B2 (ja) 建設機械のエンジン冷却風路
JPH0732901Y2 (ja) 防音型エンジン作業機
JP3218356B2 (ja) 管理機
JP4415235B2 (ja) 低騒音型転圧車両
JP2539769B2 (ja) 防音型エンジン作業機
JPH0113672Y2 (ja)
JPS642769B2 (ja)
JPS643777Y2 (ja)
JPH0224906Y2 (ja)
JPH0238020Y2 (ja)
JPH082419Y2 (ja) 建設機械の冷却装置
JPH0710043Y2 (ja) 低騒音型転圧機械
JPS5937626Y2 (ja) レンジ用換気扇
JPH0216022Y2 (ja)
JPS6131135Y2 (ja)
JPH063155Y2 (ja) エンジン作業機組立体
JPH088295Y2 (ja) 小型エンジン
JPH0311056Y2 (ja)
JP2507201Y2 (ja) エンジン駆動式発電機装置
JPS6131137Y2 (ja)
JPH03229907A (ja) エンジン室内蔵エンジン吸排気装置
JPH0742840Y2 (ja) 農業機械のエンジンルーム構造
JPS6131136Y2 (ja)
JPS5939138Y2 (ja) エンジンの防音装置
JP2784986B2 (ja) 防音型エンジン