JPH0224906Y2 - - Google Patents

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JPH0224906Y2
JPH0224906Y2 JP1610485U JP1610485U JPH0224906Y2 JP H0224906 Y2 JPH0224906 Y2 JP H0224906Y2 JP 1610485 U JP1610485 U JP 1610485U JP 1610485 U JP1610485 U JP 1610485U JP H0224906 Y2 JPH0224906 Y2 JP H0224906Y2
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、エンジンと、このエンジンを動力源
として運転される発電機、コンプレツサ等の作業
機とを防音箱体に収納して成る防音型エンジン作
業機に関するものである。
従来技術 エンジンと、このエンジンにより駆動される発
電機、コンプレツサ等とを一体化したエンジン作
業機は、一般に建設工事現場等で使用されている
が、作業環境もしくは市街地で特に夜間運転する
場合の地域社会への配慮から、運転音をなるべく
低く押えるために、機器全体を防音箱体で覆つた
防音構造のものが多く使用されている。
この種の防音型エンジン作業機では、上述のよ
うに静粛性を追及するために、吸気口、排気口等
の開口部分をなるべく少なく、かつ小さくしてあ
るが、一方においては、開口面積が小さいことか
ら、防音箱体内部の冷却について十分な配慮が必
要となり、特に冷却水を使用しない空冷式のもの
においては、エンジン、マフラ等の発熱機器と他
の機器との配設関係や冷却システムに苦慮してい
る。
このため、従来、防音箱体内にエンジンを動力
源とする冷却フアンを設け、該冷却フアンをもつ
て冷却用空気を強制通風させることにより、発熱
機器を冷却するようにしており、このような防音
型エンジン作業機が、例えば実公昭54−26401号
公報および特開昭53−122028公報に示されてい
る。
考案が解決しようとする問題点 斯かる構造を採用したとしても、防音箱体内の
上部には熱気が滞留しがちであり、高位の燃料タ
ンクから下位のエンジンに燃料を供給する燃料管
の温度が上昇して燃料管内に気泡が生ずる可能性
がある。気泡が生ずると、エンジンに対する燃料
供給量が低下し、エンジン出力の低下を招来す
る。燃料管内の気泡は、管路低抗の変化する箇所
ないしは管路断面形状の複雑な箇所で生じ易く、
実際には、管路を連通、遮断する燃料コツクの近
傍で発生する傾向にある。
問題点を解決するための手段および作用 本考案の目的は、燃料コツク部分の温度上昇を
抑えて、燃料管内での気泡発生を効果的に防止す
る点にある。
この目的は、エンジンとその上位に存する燃料
タンクとの間に隔壁を設けて成る防音型エンジン
作業機において、エンジン、作業機および燃料タ
ンクを収容する防音箱体の側壁に形成した凹陥部
に近く防音箱体内に燃料コツクを配置し、凹陥部
の周壁に外気導入口から燃料コツク部を経てエン
ジン冷却フアン用吸気口に到る導風路を画成する
導風体を前記隔壁に設けることによつて達成され
る。
斯かる構成によれば、エンジン稼動時にエンジ
ン用冷却フアンが回転すると、凹陥部の周壁に形
成した外気導入口からエンジン冷却フアン用吸気
口に到る導風路内が負圧状態になり、外気導入口
から防音箱体に外気が導入され、防音箱体上部に
滞留しがちな熱気を払拭しつつ冷却フアン用吸気
口に吸引される。
実施例 以下、第1図ないし第8図に示した本考案の一
実施例について説明する。
第1図は、防音型エンジン作業機10の外観を
斜視図として示しており、その防音箱体12の内
部に、エンジン、作業機(本実施例においては発
電機)、およびこれ等に付随する機器類が収納さ
れている。防音箱体12の内面には、例えばグラ
ウスウール等で形成された遮音材が添設されてお
り、内部機器の発する騒音が外部に漏れない様に
なつている。
防音箱体12は、底壁体14と、該底壁体14
の側縁部に沿つて螺子等で固定された断面コ字状
の主壁体16と、主壁体16の両端部を覆う端壁
体18とで形成され、主壁体16の側壁17に
は、各種操作手段、すなわち上下スライド式燃料
コツク・レバー26、チヨーク弁用把持片28、
巻き戻し式エンジン・スタータ把持片30および
潤滑オイル切れ表示灯32を配設する矩形の凹陥
部20が形成されている。また、凹陥部20の周
壁を形成する四方の側壁中、側壁22に複数の外
気導入口24が直列状に形成されている。そし
て、底壁体14には、複数の吸気用開口34およ
び一つの吸気用開口36が形成され、各一対の開
口34を下面から覆つて断面コ状の型材が、少な
くとも一端が解放された導気筒38として付設さ
れ、かつ該一対の導気筒38の外側に位置して移
動用車輪40が配設されている。底壁体14は、
その上面側に、強度部材として機能する一対の平
行な隆起壁15を有し、この隆起壁15に対し、
緩衝体を介してエンジン50および発電機90が
固定される(以上、第1図、第2図参照。図中、
62は消音器(位置)を示す)。
エンジン50は、第3図(第3図は、エンジン
作業機10を凹陥部20の位置する端面側から見
た要部欠截側面図である)に示す様に、頭を低く
傾斜姿勢で配設されており、該エンジン50の上
位において、燃料タンク80が、両側壁17間に
架設、固定された隔壁42上に載置され、螺子8
2をもつて固定されている。また、エンジン50
はカバー52で覆われており、カバー52の内部
に、クランク軸外端に枢支されて冷却フアン54
が配設されている。カバー52は、エンジン50
のシリンダー部分を覆うシユラウド56に連な
り、該シユラウド56は、発電機90の位置する
端壁体18側へ伸長し、その内部に消音器62が
収納された排気管用ダクト58に気密に連なつて
いる。この排気管用ダクト58は、端壁体18の
内面に近接する位置にまで伸長し、排気管用ダク
ト58で覆われた端壁体18の最上位箇所に排気
窓19が形成されている。しかして、エンジン5
0の排気は、排気管60から消音器62に到り、
該消音器62に連なる排気管64を経て排気窓1
9から外部に排出される様になつており、排気管
60、消音器62、排気管64は、防音箱体12
内に露出せず、シユラウド56および排気管用ダ
クト58によつて完全に囲繞されている。
さらに、エンジン50の出力軸に直結された発
電機90が排気管用ダクト58と並んで隆起壁1
5上に配設され、該発電機90は冷却フアン92
を内蔵し、その排風側がシユラウド56に連通さ
れており、冷却フアン92の作用により発電機9
0の内部を冷却した排風が排気管用ダクト58内
に送り込まれる様になつているなお前記の様にダ
クト状に形成された冷却風路は、吸風側から排風
側に向つて順次高い位置になるように構成されて
いる(第4図、第5図参照)。
さらに、燃料タンク80とエンジン50の気化
器72を連通する燃料管74の燃料コツク78
が、凹陥部20の外気導入口24に近接して配設
されている(第5図、第6図、第7図参照。図
中、76は燃料ストレーナーを示す)。そして、
燃料タンク80を支える隔壁42の下面に、おお
よそコ字状に突条44が溶接固定され、該突条4
4に導風スカート(例、ゴム製)46が垂下して
取着されている。該導風スカート46は、その下
端が、カバー52に形成した吸気口53Aが導風
スカート46の内方に位置する様にエンジン50
のカバー52に近接しており、それ故、燃料管7
4、燃料ストレーナー76および燃料コツク78
が、導風スカート46よりも発電機90側に位置
している(以上、第3図ないし第5図、および第
7図、第8図参照)。また、第6図に示す様に、
凹陥部20の側壁22には、外気導入口24側に
傾斜する整流板23が付設され、他方、第3図に
示す様に、導風スカート46で画成された空間部
において、燃料タンク80を支える隔壁42に開
口43が形成されている。
エンジン作業機10は、前記の様に構成されて
おり、エンジン50を稼動させると、導気筒38
を経て開口34から防音箱体12内に進入した外
気Aがエアクリーナ70に吸引される。そしてエ
ンジン50の排気は、シユラウド56および排気
管用ダクト58で囲繞れた排気管60、消音器6
2、排気管64を経て排気窓19から防音箱体1
2外に排出される(矢印B参照)。
また、冷却フアン54の作用により、矢印Cで
示す様に開口34を通じて防音箱体12内に進入
した外気が、カバー52に形成された一対の吸気
口53B,53Cを通じてカバー52内に吸引さ
れ、エンジン50の本体外面を囲繞するシユラウ
ド56およびこれに連なる排気管用ダクト58に
案内されて、エンジン本体、および排気管60、
消音器62、排気管64が放出する熱を払拭つつ
排気窓19を通じて防音箱体12の外部に排出さ
れる(矢印D参照)。
さらに、冷却フアン92の作用により、開口3
6を通じて防音箱体12内に進入し、かつ発電機
90に吸引された外気Eは、発電機90の発生熱
を払拭しつつ排気管用ダクト58内に送り込まれ
る。
そして、カバー52に形成された吸気口53A
を通じた冷却フアン54の吸引力により、導風ス
カート46で画成される空間部内が負圧状態にな
るため、凹陥部20の側壁22に形成された外気
導入口24を通じて防音箱体12内に外気Fが導
入され、整流板23の作用により特に燃料コツク
78部を経て、導風スカート46に案内されて吸
気口53Aを通じてカバー52内に吸引され、吸
気口53B,53Cを通じてカバー52内に吸引
された外気Cと合流し、シユラウド56、排気管
用ダクト58に誘導されて排気窓19外に排出さ
れる(矢印D参照)。なお、隔壁42に形成され
た開口43を通じて燃料タンク収納室内の滞留空
気も、燃料管74が存在する空間部内に進入し、
吸気口53A内に吸引される(矢印G参照)。
斯様に、本実施例においては、導風スカート4
6により画成された空間部内に燃料ストレーナー
76および燃料コツク78を備えた燃料管74が
配設され、外気導入口24を通じて該空間部内に
外気が取り込まれて吸気口53Aに吸引される構
造になされており、燃料管74が熱気の影響を受
けることはなく、整流板23の作用で特に燃料コ
ツク78部が新鮮な外気に触れて外気温と同程度
の温度に維持されるため、燃料供給路の燃料中に
おける気泡発生が効果的に防止される。
また、エンジン50、および排気管60、消音
器62、排気管64の発生熱は、排気窓19に向
つてその頂壁が次第に高くなされたシユラウド5
6、排気管用ダクト58(第4図参照)に案内さ
れて高位の排気窓19から防音箱体12外に排出
されるため、防音箱体12内の排熱は極めて効率
良く行われる。
他方、外気導入口24は、凹陥部20の凹陥底
ではなく側壁22に形成され、しかも外気導入口
24の内方に傾斜姿勢の整流板23が位置してい
るため、防音箱体12内で生じた騒音が外部に放
出され難く、周囲環境への影響を効果的に低減化
し得る。
考案の効果 以上の説明から明らかな様に、防音箱体の側壁
に凹陥部を形成し、燃料タンクからエンジンに燃
料を供給する燃料管に設けた燃料コツクを凹陥部
に近く防音箱体内に配置し、凹陥部の周壁に外気
導入口を形成し、かつ該外気導入口から燃料コツ
ク部を経てエンジン冷却フアン用吸気口に到る導
風路を画成する導風体を、前記隔壁に垂下配設し
て成る防音型エンジン作業機が提供された。
斯かる構成を採用するならば、燃料コツクは、
常に、凹陥部の周壁に形成された外気導入口から
防音箱体内に強制吸入された外気に触れてその温
度上昇が防止され、導風体の作用で、該導風体内
部への熱気の進入が防止されるとともに外気導入
口から該導風体内に外気が取り込まれるため、導
風体による包囲空間部が低温に維持され、燃料供
給路における燃料中の気泡発生が効果的に防止さ
れる。そして、その結果、エンジンの安定した運
転が保証される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る防音型エンジ
ン作業機の外観図、第2図はその底壁体を示す斜
視図、第3図は該作業機を端面側から見た一部欠
截側面図、第4図は該作業機の一部欠截他側面
図、第5図は該作業機の一部欠截平面図、第6図
はその要部拡大図、第7図、第8図はそれぞれ該
作業機の主壁体の内部を角度を変えて示した要部
斜視図である。 10……エンジン作業機、12……防音箱体、
14……底壁体、15……隆起壁、16……主壁
体、17……側壁、18……端壁体、19……排
気窓、20……凹陥部、22……側壁、23……
整流板、24……外気導入口、26……燃料コツ
ク・レバー、28……チヨーク弁用把持片、30
……巻き戻し式エンジン・スタータ把持片、32
……潤滑オイル切れ表示灯、34……開口、36
……開口、38……導気筒、40……車輪、42
……隔壁、43……開口、44……突条、46…
…導風スカート、50……エンジン、52……カ
バー、53A……吸気口、53B……吸気口、5
3C……吸気口、54……冷却フアン、56……
シユラウド、58……排気管用ダクト、60……
排気管、62……消音器、64……排気管、70
……エアクリーナ、72……気化器、74……燃
料管、76……燃料ストレーナー、78……燃料
コツク、80……燃料タンク、82……螺子、9
0……発電機、92……冷却フアン。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 エンジン、該エンジンによつて駆動される作業
    機および燃料タンクを防音箱体内に収納し、エン
    ジンとその上位に配設された燃料タンクとの間に
    隔壁を設けて成る防音型エンジン作業機におい
    て、 前記防音箱体の側壁に凹陥部を形成し、前記燃
    料タンクからエンジンに燃料を供給する燃料管に
    設けた燃料コツクを、前記凹陥部に近く前記防音
    箱体内に配置し、前記凹陥部の周壁に外気導入口
    を形成し、かつ該外気導入口から燃料コツク部を
    経てエンジン冷却フアン用吸気口に至る導風路を
    画成する導風体を、前記隔壁に垂下配設したこと
    を特徴とする防音型エンジン作業機。
JP1610485U 1985-02-07 1985-02-07 Expired JPH0224906Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1610485U JPH0224906Y2 (ja) 1985-02-07 1985-02-07

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1610485U JPH0224906Y2 (ja) 1985-02-07 1985-02-07

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61132455U JPS61132455U (ja) 1986-08-19
JPH0224906Y2 true JPH0224906Y2 (ja) 1990-07-09

Family

ID=30502558

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1610485U Expired JPH0224906Y2 (ja) 1985-02-07 1985-02-07

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JP (1) JPH0224906Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008196639A (ja) * 2007-02-14 2008-08-28 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ユニットベース

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008196639A (ja) * 2007-02-14 2008-08-28 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ユニットベース

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JPS61132455U (ja) 1986-08-19

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