JPH0712663Y2 - トラクタのエンジン排気装置 - Google Patents

トラクタのエンジン排気装置

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JPH0712663Y2
JPH0712663Y2 JP1990037861U JP3786190U JPH0712663Y2 JP H0712663 Y2 JPH0712663 Y2 JP H0712663Y2 JP 1990037861 U JP1990037861 U JP 1990037861U JP 3786190 U JP3786190 U JP 3786190U JP H0712663 Y2 JPH0712663 Y2 JP H0712663Y2
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JP
Japan
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exhaust
bonnet
muffler
exhaust pipe
pipe
Prior art date
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Application number
JP1990037861U
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English (en)
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JPH03129720U (ja
Inventor
喜平 吉井
Original Assignee
ヤンマーディーゼル株式会社
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Publication date
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案はトラクタのボンネット内にエンジンの排気マフ
ラーと排気パイプを配置し、これらの外側を被覆するボ
ンネットをマフラーカバーに兼用した構成に関する。
(ロ)従来技術 従来のトラクタにおいては、排気マフラーと排気パイプ
はボンネットから外部に突出し、上方や下方に向けてボ
ンネットの外側側方に配置していたのである。
例えば、実開平1-76511号公報に記載の技術の如くであ
る。
(ハ)考案が解決しようとする問題点 しかしボンネットの外部に排気マフラーや排気パイプを
突出配置した場合には、排気により高温化した部分が露
出する為に安全上の問題があり、排気マフラーと排気パ
イプの周囲にマフラーカバーを被覆する必要があったの
である。
本考案は排気マフラーと排気パイプの部分の全てを、ボ
ンネットの内部に収納被覆し、ボンネット自体がマフラ
ーカバーを兼用すべく構成したものである。
そして、該排気パイプの吐出口をボンネットの可及的下
方に下向きに向けたものである。
また、該排気パイプ16の吐出口を前後に長い排気長孔口
として、排気口も長孔に構成し、ボンネットからのマフ
ラーカバーの突出量を小さく構成したものである。
(ニ)問題を解決するための手段 本考案の解決すべき課題は以上の如くであり、次に該課
題を解決する手段を説明する。
トラクタのボンネット内に配置したエンジンEより、排
気マフラー8に排気を吐出し、該排気マフラー8から下
方に向けて配置した排気パイプ16を介して、エンジンE
の側方下部へ排気を吐出する構成において、該排気パイ
プ16が、ボンネットを構成する下部ボンネット9から、
外部へ排気を吐出する部分に、下部ボンネット9と一体
的に、排気パイプ16を被覆するマフラーカバー9bと、排
気パイプ16の先端が開口される排気口9aを設け、該排気
口9aは下部ボンネット9に下向きに開口し、該排気パイ
プ16の吐出口を前後に長い排気長孔口16aとして、排気
口9aも長孔に構成したものである。
(ホ)考案の作用 次に作用を説明する。
排気パイプ16の下端に前後に長い排気長孔口16aを付設
し、下部ボンネット9に設けた排気口9aも前後に長い長
孔に構成したので、下部ボンネット9から突出するマフ
ラーカバー9bの部分の突出部を前後に長いが突出幅の小
さい形状とすることが出来た。
また、従来の如く排気マフラーと排気パイプをボンネッ
トの外部に突出して配置した場合には、この外周にマフ
ラーカバーを被覆する必要があるが、本考案の如くボン
ネットの内部に排気マフラーと排気パイプを配置するこ
とにより、ボンネット自体で、マフラーカバーの役目を
兼用させることが出来る。
また、ボンネットの部分を僅かに膨らましてマフラーカ
バー9bを構成することが出来るので、外部に排気マフラ
ーや排気パイプが露出することがなく、トラクタのデザ
イン性を向上することが出来た。
また、下部ボンネット9に下向きの排気口9aを開口し、
排気パイプ16の吐出方向を可及的下部で下向きにしたこ
とにより、操縦者や補助者の方へは排気が至ることが無
いので、排気による不快感を与えることが少ない。
(ヘ)実施例 本考案の解決すべき課題及び解決する手段は以上の如く
であり、次に添付の図面に示した実施例の構成を説明す
る。
第1図はトラクタの天井ボンネット1の平面図、第2図
は同じく側面図、第3図は本考案のトラクタのボンネッ
ト機構を示す側面断面図、第4図は同じく平面図、第5
図は排気マフラー8と排気パイプ16の部分の前面断面
図、第6図は排気パイプ16の部分の側面図、第7図は下
部ボンネット9の側面図、第8図は下部ボンネット9を
開閉自在とした構成を示す前面断面図である。
第1図,第2図においてボンネットの全体的な構成を説
明する。
ダッシュボード6の側方にはダッシュボード側板30,30
が付設されており、該ダッシュボード6の前部に天井ボ
ンネット1の枢支部が構成されている。該ボンネットは
上部の開閉が容易な天井ボンネット1と、左右の側板を
構成する下部ボンネット9,9により構成されている。
該天井ボンネット1は簡単に前端を上下に回動開放可能
としているが、下部ボンネット9,9は、常時はボルトに
より固定されている。
必要な点検等の場合のみに開放可能としている。
下部ボンネット9,9の前部にフロントグリルFが配置さ
れており、下部にフロントアクスルブラケット13が配置
されている。
本考案は該下部ボンネット9の下方にマフラーカバー9b
と、排気口9aを設けたものである。
次に、第3図,第4図の図面において説明する。
エンジンEの後部にクラッチハウジング17が付設されて
おり、該クラッチハウジング17の後部にはミッションケ
ースが付設される。
該クラッチハウジング17の上部にステアリングボックス
18が載置されており、ステアリングハンドル19が立設さ
れている。
ステアリングハンドル19の前方にダッシュボード6が設
けられており、ダッシュボード6の内部に燃料タンク2
が収納されている。
ダッシュボード6の左右側面には、第1図,第2図にお
いて示す如く、ダッシュボード側板30,30が貼設されて
いる。
ダッシュボード6の部分に天井ボンネット1の後端が枢
支部23により枢支されており、該ボンネット1は前端を
上方へ回動開放することが可能である。
エンジンEの下部のシリンダケースより、前方へフロン
トアクスルブラケット13が突設されており、該フロント
アクスルブラケット13の上方で、エンジンEの前にラジ
エータ3が配置され、またラジエータ3の前部にバッテ
リ5が配置されている。
該バッテリ5の上方位置にエアクリーナ4が配置されて
おり、該エアクリーナ4よりパイプを介して、吸気サイ
レンサ7に空気を送り、更にエンジンEの吸気口に空気
を送っている。
また天井ボンネット1内のエンジンEの上方の左手に排
気マフラー8が配置されている。該排気マフラー8の先
端に排気パイプ16が延長されている。該排気パイプ16は
排気マフラー8から下降し、ボンネット1の左右側面に
配置した下部ボンネット9,9の排気口9aの部分から下方
へ排気を吐出している。本考案は該排気口9aの周囲にマ
フラーカバー9bを設けたものである。
また天井ボンネット1は後方に枢支部23が設けられてお
り、該天井ボンネット1は枢支部23を中心に、前部を上
下に開放可能としているのである。
また燃料タンク2とエンジンEとの間を遮蔽する遮蔽板
24が配置されており、該遮蔽板24の上部の縁部にシール
部材22が嵌装され、ボンネット1の内面に設けた弾性接
当材と接当し、エンジン冷却後の温風が、燃料タンク2
に至るのを阻止している。
エアクリーナ4の冷却水の自然減少を補う為のラジエー
タサブタンク10を、エンジンEの上方で排気マフラー8
と吸気サイレンサ7との間の位置に配置しているのであ
る。また、ラジエータサブタンク10とラジエータ3との
間には連通パイプが介装されている。
また該ラジエータサブタンク10の側部に、天井ボンネッ
ト1を上方へ開放した際において、開放状態で支持する
開放状態支持杆21が設けられている。該開放状態支持杆
21は、第3図に示す如く、ボンネット1の前端を開放し
た際に下から、天井ボンネット1を突っ張り支持するも
のである。
ラジエータ3の後部に設けたラジエータファンの周囲
を、天井ボンネット1や下部ボンネット9,9の部分まで
延長して、該延長部分にシール部材11を付設し、該シー
ル部材11を天井ボンネット1と下部ボンネット9,9の内
部に貼設した弾性接当材15に接当して、熱風遮蔽をして
いる。
第5図,第6図において示す如く、天井ボンネット1の
左右の一方に偏心した位置に排気マフラー8が配置され
ており、該排気マフラー8より下方へ排気パイプ16が延
長されている。そして該排気パイプ16は下部ボンネット
9,9の下方が外方に突出したように構成されたマフラー
カバー9bの部分で、排気口9aから下部ボンネット9,9の
外に排気を吐出している。
該排気パイプ16の径のままで排気口9aを開口するとデザ
イン性が低下するので、排気パイプ16の先端に排気長孔
口16aを付設し、該排気パイプ16の円形の吐出口を前後
に長い長孔として、排気口9aの孔も同じように長孔に構
成しているのである。
第7図,第8図において、下部ボンネット9,9の支持構
造が開示されている。
下部ボンネット9は下部を枢支ピン9e,9eにてフロント
アクスルブラケット13の上面に枢支しており、上部のボ
ルトブラケット9dの部分をボルト9cにより、ダッシュボ
ード6を支持する柱と、フロントグリルFを固定する柱
に固定している。
このように、マフラーカバー9bと排気口9aを構成した下
部ボンネット9,9は、それ自体がボルト9cを外すことに
より、側面に枢支ピン9eの部分を中心に開放することが
出来るのである。
(ト)考案の効果 本考案は以上の如く構成したので、次のような効果を奏
するものである。
第1に、排気パイプ16の下端に前後に長い排気長孔口16
aを付設し、下部ボンネット9に設けた排気口9aも前後
に長い長孔に構成したので、下部ボンネット9から突出
するマフラーカバー9bの部分の突出部を前後に長いが突
出幅の小さい形状とすることが出来たのである。
第2に、従来の如く排気マフラーと排気パイプをボンネ
ットの外部に突出して配置した場合には、この外周にマ
フラーカバーを被覆する必要があるが、本考案の如くボ
ンネットの内部に排気マフラーと排気パイプを配置する
ことにより、ボンネット自体で、マフラーカバーの役目
を兼用させることが出来るのである。
第3に、ボンネットの部分を僅かに膨らましてマフラー
カバー9bを構成することが出来るので、外部に排気マフ
ラーや排気パイプが露出することがなく、トラクタのデ
ザイン性を向上することが出来たものである。
第4に、下部ボンネット9に下向きの排気口9aを開口
し、排気パイプ16の吐出方向を可及的下部で下向きにし
たことにより、操縦者や補助者の方へは排気が至ること
が無いので、排気による不快感を与えることが少ないの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図はトラクタのボンネット1の平面図、第2図は同
じく側面図、第3図は本考案のトラクタのボンネット機
構を示す側面断面図、第4図は同じく平面図、第5図は
排気マフラー8と排気パイプ16の部分の前面断面図、第
6図は排気パイプ16の部分の側面図、第7図は下部ボン
ネット9の側面図、第8図は下部ボンネット9を開閉自
在とした構成を示す前面断面図である。 E……エンジン 1……ボンネット 3……ラジエータ 8……排気マフラー 9……下部ボンネット 9b……マフラーカバー 16……排気パイプ 16a……排気長孔口

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】トラクタのボンネット内に配置したエンジ
    ンEより、排気マフラー8に排気を吐出し、該排気マフ
    ラー8から下方に向けて配置した排気パイプ16を介し
    て、エンジンEの側方下部へ排気を吐出する構成におい
    て、該排気パイプ16が、ボンネットを構成する下部ボン
    ネット9から外部へ排気を吐出する部分に、下部ボンネ
    ット9と一体的に、排気パイプ16を被覆するマフラーカ
    バー9bと、排気パイプ16の先端が開口される排気口9aを
    設け、該排気口9aは下部ボンネット9に下向きに開口
    し、該排気パイプ16の吐出口を前後に長い排気長孔口16
    aとして、排気口9aも長孔に構成したことを特徴とする
    トラクタのエンジン排気装置。
JP1990037861U 1990-04-09 1990-04-09 トラクタのエンジン排気装置 Expired - Lifetime JPH0712663Y2 (ja)

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JPS5880312U (ja) * 1981-11-27 1983-05-31 株式会社クボタ トラクタの排気装置
JPH0723339Y2 (ja) * 1987-11-12 1995-05-31 三菱農機株式会社 ボンネット側板の取付け装置

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