JPH0110312Y2 - - Google Patents

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JPH0110312Y2
JPH0110312Y2 JP1983167906U JP16790683U JPH0110312Y2 JP H0110312 Y2 JPH0110312 Y2 JP H0110312Y2 JP 1983167906 U JP1983167906 U JP 1983167906U JP 16790683 U JP16790683 U JP 16790683U JP H0110312 Y2 JPH0110312 Y2 JP H0110312Y2
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JP
Japan
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bonnet
plate
side plate
mesh
concave portion
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JP1983167906U
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English (en)
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JPS6075176U (ja
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Publication of JPH0110312Y2 publication Critical patent/JPH0110312Y2/ja
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  • Superstructure Of Vehicle (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案はトラクターのエンンジン部を覆うボン
ネツトの形状に関するものである。
(ロ) 従来技術 従来から、ボンネツト天板・フロントグリル・
ボンネツト側板等を別々に固定した技術は公知と
されているのである。
例えば実開昭55−75573号公報や実公昭56−
4504号公報や、実開昭57−25075号公報に記載の
技術の如くである。
しかし、ボンネツト天板・フロントグリル・ボ
ンネツト側板下部等を固設して、ボンネツト側板
上部のみを取外し開放可能としたものにおいて
は、ボンネツトの下端が密封固着されているので
冷却排風の逃し口が無かつたのである。
排風口がなければその方向へは冷却風の流れが
ないこととなり、この部分のエンジンは冷却効果
が発揮されず高温となつてしまつていたのであ
る。
(ハ) 考案の目的 本考案はこの従来技術の欠点を解消すべく構成
したものであり、ボンネツトの側板の下方向へも
排風が流れるように、ボンネツト側板下部に下部
通風口を設けたものである。
又、この下部通風口をボンネツト側板下部の他
の面よりも凹ませて、この部分に操向回動の時に
いつぱいに回動された前輪がこの凹部に嵌入する
ことにより前輪切角を大にしたものである。
(ニ) 考案の構成 本考案の目的は以上の如くであり、次に該目的
を達成する為の構成を説明すると。
ボンネツト天板1・フロントグリル4、ボンネ
ツト側板下部3を機体側に固設し、脱着可能なボ
ンネツト側板上部2を装着することにより、密閉
構造のボンネツトとした構成において、ボンネツ
ト側板上部2の下方に延設したボンネツト側板下
部3の、前輪12が操向回動時において接近する
位置近傍に凹部を設け、該凹部を断面視において
ボンネツト内側に向けて傾斜させ網板3aを貼設
したものである。
(ホ) 実施例 本考案の目的・構成は以上の如くであり、次に
添付の図面に示した実施例の構成を説明すると、 第1図は農用トラクターのボンネツトの側面
図、第2図は同じく後面側面図である。
ボンネツト内にはエンジン11が配設されてお
り、エンジン11の下部両側面より前方へフロン
トアクスルブラケツトが突出され、このフロント
アクスルブラケツト上にボンネツトが固設されて
いる。
ボンネツトはボンネツト天板1、フロントグリ
ル4、ボンネツト側板上部2、ボンネツト側板下
部3等により構成されている。ボンネツトの後部
はボンネツト後部支柱16に固設され、そのボン
ネツト後部支柱16より燃料タンク13が垂設さ
れ、後面のダツシユボード板15が固設されてい
る。
ボンネツトの前部にはボンネツト前部支柱17
が立設されており、このボンネツト前部支柱17
とボンネツト後部支柱16との間にボンネツト天
板1と、ボンネツト側板下部3,3が固設されて
いる。
これに対してボンネツト側板上部2は左右別々
に取り外し可能に構成されており、上端をボンネ
ツト天板1の左右端の溝に嵌入した後、下部の前
後を係止金具にて係止しているのである。又、フ
ロントグリル4もボンネツト前部支柱17に固設
されている。
フロントグリル4は上部網板4b、前照灯グリ
ル4a、下部網板4cより構成されている。
フロントグリル4の直後に、フロントPTOプ
ーリー6がエンジン11のクランクシヤフトから
突出されて配置されており、このフロントPTO
プーリー6を覆うべくフロントPTOプーリーカ
バー5が設けられている。
フロントPTOプーリー6にVベルトを懸け、
下方へ向けて動力を取り出す必要があるので、フ
ロントPTOプーリーカバー5の下方は開いてい
る。
しかし、フロントPTOプーリーカバー5の前
面、側面、上面、後面は密閉されており、ラジエ
ーター10の吸引風がこのフロントPTOプーリ
ーカバー5の方からは入つてこないようにしてい
る。
このフロントPTOプーリーカバー5の上面に、
バツテリー載置台7が通風口Hを設けて、浮かし
た状態で固設されている。バツテリー8がこのバ
ツテリー載置台7上に載置されている。9はバツ
テリー締付ボルトである。
このようにバツテリー8の下側に通風口Tを設
けたので前照灯グリル4aや、バツテリー8があ
る為に下部網板4cから吸引された吸引風が行き
先きを失つて流れず、上部網板4bのみから吸引
されるという不具合いがなくなつたのである。
即ち、下部網板4cから入つた吸引風はバツテ
リー載置台7の下の通風口Hを通つて、ラジエー
ター10へ吸引されるのである。
以上のような構成において、本考案は特に、ボ
ンネツト側板下部3の前輪12の側方位置に凹部
を設け、該凹部は後面断面視において内側に向い
た傾斜配置とし、該凹部に網板3aを設けて下部
通風口を形成したものである。
ラジエーター10を冷却した冷却風は更にエン
ジン11へ吹き付けられ、ボンネツト側板下部2
の網板2aと、ボンネツト側板下部3の網板3a
から出てゆくのである。
(ヘ) 考案の効果 本考案は以上の如く構成したので、次のような
効果を奏するものである。
第1に、従来前輪切角が最大の時の前輪の位置
でボンネツトの幅が制限され、ボンネツトの幅が
狭くなつていたが、本考案の如く凹部とすること
により、前輪の切角に影響を受けなくなり、ボン
ネツトの幅を広くしラジエーターの幅を広げて、
ボンネツトの高さを低くすることができ、このこ
とからボンネツトの前方を低く、前下り形状とし
てオペレーターの視界を良好にすることが出来た
ものである。
第2、従来はボンネツト側板下部3に設けた凹
部や網板3aがなかつたので、冷却風の流れはエ
ンジン11の下方まで至らなかつたのであるが、
本考案においては網板3aの部分から吐出可能と
したので、冷却風の排風はこの網板3aからも出
てゆくことができ、エンジン11の下部におい
て、冷却風の流れが出来たことにより冷却効果が
向上したのである。
第3に、第2図に示す如くこの網板3aの部分
に凹部に構成し、この網板3a用の凹部を前輪1
2の操向回動時に前輪12が接近する位置の近傍
に設けたので、前輪12をいつぱいに切つた時で
も前輪の後部がこの凹部に嵌まるので、前輪切角
を大きくすることができるのである。
第4に、網板3aの部分は後面断面視におい
て、側板下部3を内側傾斜させたので、上方から
流れてくる冷却風は、第2図に示す如く斜めに傾
斜した網板3aに衝突して出て行くので、垂直に
立設した網板の場合よりも、スムーズに排風が通
過していくのである。
第5に、ボンネツト側板下部3の網板3aを設
ける部分は凹部に構成されており、また該網板3
aの側方には前輪12が配置されているので、操
向中に該網板3aに障害物が接当することがなく
なり、網板の損傷を回避することができるのであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は農用トラクターのボンネツト部の側面
図。第2図はおなじくボンネツトの後面断面図で
ある。 1……ボンネツト天板、2……ボンネツト側板
上部、3……ボンネツト側板下部、3a……網
板、12……前輪。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ボンネツト天板1・フロントグリル4・ボンネ
    ツト側板下部3を機体側に固設し、脱着可能なボ
    ンネツト側板上部2を装着することにより、密閉
    構造のボンネツトとした構成において、ボンネツ
    ト側板上部2の下方に延設したボンネツト側板下
    部3の、前輪12が操向回動時において接近する
    位置近傍に凹部を設け、該凹部を断面視において
    ボンネツト内側に向けて傾斜させ網板3aを貼設
    したことを特徴とする農用トラクターのボンネツ
    ト。
JP16790683U 1983-10-28 1983-10-28 農用トラクタ−のボンネツト Granted JPS6075176U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16790683U JPS6075176U (ja) 1983-10-28 1983-10-28 農用トラクタ−のボンネツト

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JP16790683U JPS6075176U (ja) 1983-10-28 1983-10-28 農用トラクタ−のボンネツト

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Publication Number Publication Date
JPS6075176U JPS6075176U (ja) 1985-05-27
JPH0110312Y2 true JPH0110312Y2 (ja) 1989-03-23

Family

ID=30367223

Family Applications (1)

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JP16790683U Granted JPS6075176U (ja) 1983-10-28 1983-10-28 農用トラクタ−のボンネツト

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JP (1) JPS6075176U (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS564504U (ja) * 1979-06-22 1981-01-16
JPS5725075B2 (ja) * 1975-11-13 1982-05-27

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5575573U (ja) * 1978-11-17 1980-05-24
JPS6122061Y2 (ja) * 1980-07-18 1986-07-02

Patent Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Also Published As

Publication number Publication date
JPS6075176U (ja) 1985-05-27

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