JPS6122061Y2 - - Google Patents

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JPS6122061Y2
JPS6122061Y2 JP10069080U JP10069080U JPS6122061Y2 JP S6122061 Y2 JPS6122061 Y2 JP S6122061Y2 JP 10069080 U JP10069080 U JP 10069080U JP 10069080 U JP10069080 U JP 10069080U JP S6122061 Y2 JPS6122061 Y2 JP S6122061Y2
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JP
Japan
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bonnet
grill
bracket
grille
front grill
Prior art date
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JP10069080U
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JPS5725075U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はフロントグリルの兼用化を図るように
した農用トラクターにおけるボンネツトに関する
ものである。
農用トラクター、特に大型の農用トラクターに
おいては近時デザイン、美感上又は前方視界の良
好化の見地等からボンネツト形状を前下りの前傾
型とすることが考えられている。
しかし、ボンネツトを前傾型に構成し、これを
エンジンの馬力及び機体長の異なる異機種のトラ
クターに採用した場合には、従来の水平型ボンネ
ツトと異なりボンネツトとグリル及びグリル取付
ブラケツトの兼用化が困難となるため、夫々サイ
ズの異なる多種類のグリル等の製作が必要とな
り、特に多機種少量生産においては量産性が極め
て悪くコスト高となる欠点が生ずる。尚、水平タ
イプのボンネツトにおいても機体高さが異つてく
る場合は同様な問題がある。
本考案は上記の如き欠点を解消するためなされ
たものであつて、ボンネツトの前端部に装着され
るフロントグリルを上下に分割し、該フロントグ
リルの上下方向の幅員をボンネツトの前端部の高
さに対応せしめて広狭調整自在に構成したことに
より、前傾型のボンネツトにおいては、ボンネツ
トの長さを予め長めにしたものを製作しておき、
これを各種のトラクターサイズに合せてその前部
を切除するのみで装着することもでき、しかもボ
ンネツトの長さや機体高さの異なるトラクターに
おいても同一のフロントグリルを使用することを
可能にして量産性を大幅に高め低コストの農用ト
ラクターにおけるボンネツトを提供しようとする
ものである。
本考案の構成を図面に示された一実施例につい
て説明すれば、第1図は機体長の長い農用トラク
ターT、第2図は機体長の短い農用トラクター
T′を夫々示し、前輪1及び後輪2を軸支した走
行機体A,A′の前部にはエンジン3及びラジエ
ター3a、エアクリーナ3b等が搭載され、エン
ジン3の動力はトランスミツシヨン4を介して後
輪に伝達され機体A,A′を前後方向に駆動する
ようになつている。5は運転席6の前方に固定さ
れたパネルボデーであつて、該パネルボデー5の
前端部には縦断面略型状のカバー7が一体的に
連設されている。そしてこのカバー7の前端部は
後述するボンネツト内に上下方向適間隔を存して
没入した状態で臨ませてある。
一方B,B′はボンネツトであつて、該ボンネツ
トB,B′は夫々同一傾斜角θをもつて前傾状態に
架設された天板8,8′と左右の側板9,9′とで
構成され、側板9,9′は夫々上部側板9a,
9′aと下部側板9b,9′bとに分割されてい
る。そして上記天板8,8′は前記カバー7及び
フロントグリルFのグリルブラケツトCに固定さ
れ、上部側板9a,9′aはグリルブラケツトC
とカバー7に支点軸pを介し、また下部側板9
b,9′bはグリルブラケツトCとフレーム10
に支点軸Qを介して夫々側方へ向け開閉自在に枢
支されており、エンジン3、ラジエータ3a及び
エアクリーナ3b等の保守・点検は上下の側板9
a,9′a,9b,9′bを開操作することにより
機体側方から容易に行い得るようになつている
(第3図参照)。
なお、上下側板9a,9′a,9b,9′bの係
止手段は図示しなかつたが、適宜公知の係止機構
を機体の固定側に付設すればよい。
次にフロントグリルFは第4図及び第6図に示
す如く、上部グリル11と下部グリル12とに上
下に2分割され両グリル11,12の対向面には
隔壁11a,12aが夫々一体的に設けられてお
り、これにより雨水のボンネツト内への侵入を防
止すると共に、機体前面の見栄えを良好にし得る
ようになつている。Rは下部グリル12に一体的
に組込まれた前照灯である。
またグリルブラケツトCは上記上下のグリル1
1,12に対応して上部ブラケツト13と下部ブ
ラケツト14とに2分割されており、下部ブラケ
ツト14はエンジン3の前方に取付けられたアク
スルブラケツト15に固定されており、上部ブラ
ケツト13は下部ブラケツト14に対し、該上部
ブラケツト13に開設した長孔14aの範囲内で
ボルト14′aを介して上下位置変更固定自在に
装着し得るようになつている。従つて上部ブラケ
ツト13の取付位置を変えることにより、フロン
トグリルFの上下方向の幅員を自由に調整し得る
ようになつている。13aは上部側板9a,9′
aの支点軸pの軸受、13bは天板8,8′の取
付金具であり、これら軸受13a、取付金具13
bは上部ブラケツト13に一体的に固着されてい
る。
なお、上記各部の固定手段等については一々説
明しなかつたが、ボルト、ナツト等の締結金具に
より又は溶着等の方法を用いて行なわれることは
勿論である。
本考案は上記の如く構成されたものであるが、
本考案を同一の傾斜角度θのボンネツトを有し、
機体長の異なる複数の農用トラクターに装着する
場合について説明する。例えば第1図に示された
トラクターTのボンネツト(長さLa)をトラク
ターTよりも機体長の短い第2図図示のトラクタ
ーT′のボンネツトB′(長さLa′,La>La′)に使
用する場合には、ボンネツトBの後端部を基準に
して第1図におけるD部分からボンネツトBを切
断し、ボンネツトBの前部を寸法A(La−La′)
だけ除去するものである。
然るに本考案においては、上記した如くボンネ
ツト形状を傾斜角度θだけ前傾型にしたものであ
るから、上記ボンネツトBの前部を切断すればボ
ンネツトB′の前端部の高さがA×tanθだけ高く
なる。従つてこれをフロントグリルFにそのまま
突合せればフロントグリルFとボンネツトB′前端
部の間に段差が生じ外観上の体裁が悪くなり商品
価値を減殺することとなるが、グリルブラケツト
Cの上下幅を調整することにより上記段差を簡単
に無くすることができる。
すなわち、この場合、ボルト14′aを緩めて
フロントグリルFの上部ブラケツト13を長孔1
4aの範囲内で上方へスライドさせフロントグリ
ルFの上端面がボンネツトB′の天板8′前端面に
略合致するように上部ブラケツト13を位置決め
すればよい。なお、この上部ブラケツト13の上
方移動により上部グリル11と下部グリル12間
には第4図に示す如く隙間Eが生ずるが、上下の
グリル11,12対向面には予め隔壁11a,1
2aが一体的に形成されているのでこの隙間Eに
より見栄えを悪化させたりすることなく、しかも
雨水がボンネツトB′内に侵入することは防止され
る。尚、本考案は、水平タイプのボンネツトで機
体高さの異なるトラクターにおいても、同一のフ
ロントグリルを使用することを可能とする。
上記したように本考案は、ボンネツトの前端部
に装着されるフロントグリルを上下に分割し、該
フロントグリルの上下方向の幅員をボンネツトの
前端部の高さに対応せしめて広狭調整自在に構成
したものであるから、ボンネツト形状を前傾型と
して前方視界の良好化と機体のデザイン効果及び
商品価値を高め得る前傾タイプのボンネツトを採
用した場合は、ボンネツトの長さを予め長めにし
たものを製作しておき、これを各種のトラクター
サイズに合せてその前部を所要長切断するのみで
機体長の異なる機体にそのまま装着することもで
き、しかも外観上最も重要なフロントグリルとボ
ンネツト間の段差を簡単に無くすることができ、
また、水平タイプのボンネツトで機体高さの異な
るトラクターにおいても同一のフロントグリルを
使用することが可能であり、もつてボンネツトの
素材並びプレス型も同一のものを使用し得るのみ
ならず、ボンネツト長又は機体の高さの異なる各
種の農用トラクターに同一のフロントグリルを装
着し得て量産を図りコストを大幅に削減すること
ができる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すものであつて、
第1図及び第2図は機体長の異なる農用トラクタ
ーの全体側面図、第3図は第1図におけるC−C
線断面図、第4図は要部の縦断側面図、第5図は
要部の縦断正面図、第6図Aは要部の分解斜視
図、第6図Bは一部拡大側面図である。 図中、B,B′はボンネツト、Fはフロントグリ
ル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ボンネツトの前端部に装着されるフロントグリ
    ルを上下に分割し、該フロントグリルの上下方向
    の幅員をボンネツトの前端部の高さに対応せしめ
    て広狭調整自在に構成したことを特徴とする農用
    トラクターにおけるボンネツト。
JP10069080U 1980-07-18 1980-07-18 Expired JPS6122061Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10069080U JPS6122061Y2 (ja) 1980-07-18 1980-07-18

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10069080U JPS6122061Y2 (ja) 1980-07-18 1980-07-18

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5725075U JPS5725075U (ja) 1982-02-09
JPS6122061Y2 true JPS6122061Y2 (ja) 1986-07-02

Family

ID=29462251

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10069080U Expired JPS6122061Y2 (ja) 1980-07-18 1980-07-18

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6075176U (ja) * 1983-10-28 1985-05-27 ヤンマーディーゼル株式会社 農用トラクタ−のボンネツト
JPS6099175U (ja) * 1983-12-13 1985-07-06 株式会社クボタ トラクタボンネツトの支持構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5725075U (ja) 1982-02-09

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