JP5922607B2 - エンジン装置 - Google Patents

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Description

本発明はエンジン装置に関し、特に排気ガス浄化装置を備えるエンジン装置に関する。
排気ガス浄化装置は、ディーゼルエンジンの排気ガス中のPM(Particulate matter)を漉し取って排気ガス中のPM濃度を軽減させるフィルタであり、ディーゼルエンジンを搭載したトラック、バス、トラクター等のマフラー等に装着されている。
排気ガス浄化装置が捕集したPMをそのままフィルタ内に堆積させておくと、フィルタが目詰まりし、排気圧が上昇してエンジンに損傷を与えたり、フィルタが破損したりしてしまう。そこで、堆積したPMを熱によりフィルタ内で燃焼させて除去することが行われている(例えば、特許文献1参照)。
特開2012−137028号公報
特許文献1には、PMを除去する方法として、フィルタ内に電熱線等を設置して加熱・燃焼する方法、フィルタに触媒を担持させて排気ガスの熱で当該触媒を活性化させてPMを燃焼除去する連続再生方式、等が記載されている。後者の連続再生方式の場合、排気ガスの温度が触媒の活性化温度より低下すると、PMの燃焼除去がうまくいかなくなる可能性がある。
そこで、上述した特許文献1では、排気ガス浄化装置に温度センサを配設し、温度センサが触媒による再生可能温度を下回ると、排気ガス浄化装置内に配設した電気ヒータを機能させて排気ガス浄化装置を加熱したり、エンジンの負荷を増大して排気ガスの温度を上昇させたりする技術が提案されている。しかしながら、電気ヒータを排気ガス浄化装置内に配設するとコストアップは免れないし、エンジン負荷を増大すると燃費の低下やエンジン寿命の低下を招く。
本発明は、前記課題に鑑みてなされたものであり、上述した連続再生方式の排気ガス浄化装置を備えるエンジン装置において、排気ガス浄化装置内にヒータ等の別部材を追加したり燃費の低下を招くことなく、排気ガス浄化装置に入気する排気ガスの温度低下を可及的に抑制することを目的とする。
本発明の態様の1つは、エンジン本体と、前記エンジン本体から排出される排気ガスが入気され、一定温度以上で排気ガス中の有害物質を燃焼除去する触媒をフィルタ内に担持した排気ガス浄化装置と、前記エンジン本体に冷却風を送風するための冷却ファンと、前記エンジン本体の排気口と前記排気ガス浄化装置の入気口とを連通連接する管と、を備えるエンジン装置であって、前記管の途中部位と前記冷却ファンの間に、前記管の途中部位を前記冷却風から遮蔽する遮蔽部を備え、前記管の途中部位が前記冷却風の流路に位置し、前記冷却風の流路を、前記冷却ファンと前記管の途中部位の間で、遮蔽する仕切板が前記遮蔽部を構成し、前記仕切板は、ボンネット側に設けてあり前記ボンネットを閉じると前記ラジエターと前記管の間に位置する第1仕切板と、前記ラジエターと前記管の間に設けられた第2仕切板と、を有し、前記ボンネットを閉じたときに、前記第1仕切板と前記第2仕切板とが上下にオーバーラップして前記冷却ファンと前記管の間を遮蔽することを特徴とするエンジン装置である。
また、本発明の選択的な態様の1つにおいて、前記第1仕切板と前記第2仕切板とが上下にオーバーラップする時に、前記第1仕切板と前記第2仕切板との一方に固定された隙間材が、前記第1仕切板と前記第2仕切板との間の隙間を埋めることを特徴とする。
また、本発明の選択的な態様の1つにおいて、前記仕切板は、前記冷却ファンを収容するシュラウドに固定される第1固定部を有することを特徴とする。
また、本発明の選択的な態様の1つにおいて、前記仕切板は、前記エンジン本体を支持する車体フレームに固定される第2固定部を有することを特徴とする
なお、以上説明したエンジン装置は、他の機器に組み込まれた状態で実施されたり他の方法とともに実施されたりする等の各種の態様を含むものである。
本発明によれば、連続再生方式の排気ガス浄化装置を備えるエンジン装置において、排気ガス浄化装置に入気する排気ガスの温度低下を可及的に抑制することができる。
第1の実施形態に係る作業車両の側面図である。 第1の実施形態に係る作業車両の運転部の側面図である。 第1の実施形態に係る作業車両の運転部の平面図である。 第1の実施形態に係る作業車両の運転部の斜視図である。 図5はエンジンルーム内部を右斜め後ろから見た斜視図である。 図6は仕切板及び周辺部材を右斜め前から見た斜視図である。 図7は仕切板及び周辺部材を右側方から見た側面図である。 図8は仕切板の平面図、背面図、前側面図、及び右側面図である。 第2の実施形態に係る作業車両の要部を破断して示した、平面図、右側面図、及び背面図である。
以下、下記の順序に従って本発明を説明する。
(1)第1の実施形態:
(2)第2の実施形態:
(3)まとめ:
(1)第1の実施形態:
図1は、本実施形態に係るエンジン装置としての作業車両の左側面図、図2は、同作業車両の運転部の左側面図、図3は、同運転部の平面図、図4は同運転部の斜視図である。これらの図には、作業車両Aとして、土砂等の掘削作業や積み込み作業等を行うアーティキュレート式のホイルローダを例示してある。
作業車両Aは、フロント部A1のフロントフレーム1の後端部とリヤ部A2のリヤフレーム2の前端部とを、上下方向に軸線を向けた枢支軸3により枢支連結してある。これにより、枢支軸3を中心にフロント部A1とリヤ部A2とが平面視で「く」字状に中折れ(アーティキュレート)可能となる。このように、車体が適宜に中折れ可能であるため、作業車両Aは急旋回することができる。
フロントフレーム1は、左右一対の前車輪4,4により支持されて、ローダ5を装備している。ローダ5は、フロントフレーム1から立ち上げて形成した左右一対のアーム支柱6,6の上端部に、左右一対のリフトアーム7,7の基端部をそれぞれ上下回動自在に取り付け、両リフトアーム7,7の先端部にバケット8を横架状にかつ上下回動自在に取り付けている。各リフトアーム7,7の中途部と各アーム支柱6,6の中途部との間にはそれぞれリフトシリンダ9,9を介設している。両リフトアーム7,7の中途部間に介設したベルクランク支持片10には上下方向に伸延するベルクランク11の中途部を前後揺動自在に取り付けている。そして、両アーム支柱6,6の間にはフロントフレーム1から前上方へ向けてシリンダ支持片12を突設し、シリンダ支持片12の先端部とベルクランク11の上端部との間にバケットシリンダ13を介設する一方、ベルクランク11の下端部とバケット8との間には連動リンク14を介設している。
リヤフレーム2は、左右一対の後車輪20,20により支持されて、リヤフレーム2上にキャビン21とボンネット22を前後に隣接させて載設している。キャビン21は運転部23を囲繞する箱型に形成している。つまり、キャビン21は前後壁24,25と左右側壁26,26と天井部27とから形成しており、前壁24の上半部にはフロントガラス28を張設し、また、左側壁26の一部は開閉自在に取り付けた乗降用開閉29により形成している。
運転部23は、図2〜図4に示すように、リヤフレーム2上に水平面上の床部30を張設して前半部を形成するとともに、段付き凸状のシートマウントカバー31を配設して後半部を形成している。床部30の前部には上下方向に伸延する筒状のステアリングコラム32を立設している。ステアリングコラム32の上面には冷・暖気分配ケース33と計器盤34を前後に隣接させて配設して、ステアリングコラム32の上面を閉塞している。ステアリングコラム32の後壁35は前低後高の傾斜状となす一方、計器盤34は前高後低の傾斜状となしている。ステアリングコラム32の後部中には上下方向に伸延するステアリングシャフト36をステアリングコラム32の後壁35に沿わせて傾斜状に配設するとともに、計器盤34の後部から上方へむけて突出させて、ステアリングシャフト36の上端部にはステアリング操作具としてのステアリングハンドル37を取り付けている。38はステアリングコラム32の直後方において、床部30上に配設した操作ペダル群である。
シートマウントカバー31は、床部30から上方へ立ち上げ状に形成した四角形板状の前壁面部40と、前壁面部40の上端縁部から後方へ水平に延設して形成した四角形板状の上面部41とから形成して、これらの左右側端面を左・右蓋体42,42により開閉自在に閉蓋している。そして、シートマウントカバー31は、床部30の左右幅と略同一幅に形成している。キャビン21の左右側壁26,26の後下端部は、運転部23の一部を形成するシートマウントカバー31の前壁面部40と上面部41の左右側縁部に沿わせて凹状に形成して、キャビン21により運転部23の一部を形成するシートマウントカバー31の前面及び上面を囲繞するとともに、キャビン21から左・右蓋体42,42を左右側方へ露出させている。
シートマウントカバー31上にはステアリングハンドル37の直後方に位置させて座席43を配置し、座席43の右側方には操作レバー44を配置している。シートマウントカバー31の下方はエンジンルーム45の上部を形成しており、エンジンルーム45の上部内には、リヤフレーム2の後部に搭載したエンジンの一種であるディーゼルエンジン46の上部を配設している。したがって、左・右蓋体42,42をそれぞれ機外から適宜に開閉することで、エンジンルーム45の上部に配設されているディーゼルエンジン46の視認さらにはメンテナンスを簡単かつ堅実に行うことができる。48は足掛かり、49はリヤフェンダである。
シートマウントカバー31の背後に位置するリヤフレーム2上には仕切壁50を配設して、仕切壁50によりシートマウントカバー31の背面(後面)を閉塞するとともに、仕切壁50の上半部をシートマウントカバー31の上面部41よりも後上方へ傾斜状に延設して形成している。仕切壁50の上端縁部にはボンネット22の前端縁上部を枢支連結して、枢支連結部を中心にボンネット22を上下方向に開閉蓋自在としている。仕切壁50の後面上半部には図示しないECU(エンジンコントロールユニット)等を取り付け、これらをボンネット22により被覆している。
エンジンルーム45内には、リヤフレーム2の後部に搭載したエンジンの一種であるディーゼルエンジン46やディーゼルエンジン46から排出される排気ガスを浄化する排気ガス浄化装置47を配設している。排気ガス浄化装置47は、ディーゼルエンジン46から排出される排気ガスが入気され、この排気ガス中のPM(Particulate matter)を漉し取って排気ガス中のPM濃度を軽減させるフィルタを備えており、一定温度以上で排気ガス中のPM等の有害物質を燃焼除去する触媒をフィルタ内に担持している。
次に、図5〜図8を参照しつつ遮蔽部200の具体的な一例について説明する。図5はエンジンルーム45内部を右斜め後ろから見た斜視図、図6は遮蔽部200及び周辺部材を右斜め前から見た斜視図、図7は遮蔽部200及び周辺部材を右側方から見た側面図、図8は遮蔽部200の(a)平面図、(b)背面図、(c)前側面図、及び(d)右側面図である。
まず、図5〜7を参照しつつ、遮蔽部200の周辺部材のレイアウトを説明する。遮蔽部200の周辺には、概略、エンジン本体としてのエンジン46、ラジエター90、冷却ファン91、冷却ファン91を収容するシュラウド92、排気ガス浄化装置47、及び排気連絡管93が配設されている。
冷却ファン91は、エンジン46とラジエター90の間に配設されており、ラジエター90とエンジン46は、冷却ファン91の回転軸の軸線上に少なくともその一部が位置するように配設されている。図5〜7に示す例では、作業車両Aの前から後方に向けて順に、エンジン46、冷却ファン91、ラジエター90の順に配列してある。
これにより、ラジエター90は、冷却ファン91が発生する冷却風によって冷却される。なお、冷却ファン91の送風方向(冷却ファン91の回転方向)は特に限定されず、エンジン46側からラジエター90方向へ送風してもよいし、ラジエター90側からエンジン46方向へ送風してもよい。
シュラウド92は、内部に冷却ファン91を収容する筐体を構成する。図5〜7に示す例では、シュラウド92は、作業車両Aの前後方向に薄く、前面と背面が略正方形になった扁平な略直方体形状であり、エンジン46側の側面にエンジン側開口92aが形成され、ラジエター90側の側面にラジエター側開口(不図示)が形成されている。エンジン側開口92aは略円形であり、その中心が冷却ファン91の回転軸に略一致する。
排気ガス浄化装置47は、エンジン46やラジエター90よりも下方に配設されており、例えば、エンジン46等を搭載するための車体フレームの左右を結ぶ部材(ブラケット)に取り付けてある。この場合、例えば、吊フック等を用いた吊り下げによりブラケットに取り付けることができる。
このように、排気ガス浄化装置47がエンジン46に対して直接に固定されない構造を採用することにより、エンジン46の振動が排気ガス浄化装置47に伝わりにくくなる。これにより、排気ガス浄化装置47に取り付けられるセンサ等(温度センサ、差圧センサ等)の故障を防止できる。また、ブラケットにセンサ取付用の座を設けて、この座にセンサと取り付けてもよく、この場合、よりエンジン46の振動をセンサに伝わりにくくできる。
また、ブラケットは、フレーム外側より締結されているため、排気ガス浄化装置47の脱着が容易である。これにより、排気ガス浄化装置47のレイアウトが容易になる。また、ブラケットに付いた状態で排気ガス浄化装置47の脱着が可能となるため、メンテナンス性が向上する。なお、ブラケットはフレームの左右を結ぶ部材であるため、排気ガス浄化装置47を取り付けるのに十分な剛性を有している。
エンジン46の排気口46aと排気ガス浄化装置47の入気口47aは、排気連絡管93にて連通連接されている。すなわち、排気連絡管93の入気口93aは、エンジン46の排気口46aに連接され、排気連絡管93の排気口93bは、排気ガス浄化装置47の入気口47aに連接されている。
排気連絡管93は、第1部分93c、第2部分93d、及び第3部分93eを有している。第1部分93cは、エンジン46の排気口46aから、エンジン46の側面(図では上側面)に沿って当該エンジン46が冷却ファン91に面する側面(図では後ろ側面)の角部C1に向けて延在する。第2部分93dは、第1部分93cから連続して、シュラウド92とエンジン46の間を、角部C1からシュラウド92の側面92c(図では右側面)に向けて延在する。第3部分93eは、シュラウド92の側面92cに沿って(図では右側面)上下に延在し、その端部である排気口93bが排気ガス浄化装置47の入気口47aに連接されている。
このように配置された排気連絡管93は、その途中部位としての第1部分93c、第2部分93d及び第3部分93eに、冷却ファン91が発生する冷却風が当たって温度が低下しやすい。そこで、本実施形態に係る作業車両Aでは、排気連絡管93と冷却ファン91の間に遮蔽部200を配設し、この遮蔽部200によって冷却風の少なくとも一部から、排気連絡管93の少なくとも一部を遮蔽する構造を採用している。
図5〜8に示す遮蔽部200は、第1の仕切板部210、第2の仕切板部220、第3の仕切板部230、第4の仕切板部240、及び第5の仕切板部250の5つの部分で構成されている。
第1の仕切板部210は、シュラウド92のエンジン46に対面する側面92bに、第1固定部としてのヒレ状部210a,210bを介してネジ止め等により固設されており、当該側面92bからエンジン46の方向へ突出する形状である。第1の仕切板部210は、側面92bの外縁とエンジン側開口92aの縁部との間から突出しており、エンジン側開口92aの一部を囲繞するように形成されている。
第1の仕切板部210は、エンジン側開口92aの縁部において排気連絡管93に最も近い部位を含むようにエンジン側開口92aを囲繞する。図5〜8に示す例では、排気連絡管93の第2部分93dがシュラウド92とエンジン46の間をエンジン46の右上角からシュラウド92の側面92cに向けて延在するため、第1の仕切板部210は、エンジン側開口92aの右上角を含んで囲繞するように、エンジン側開口92aの右側縁部の上部から上側縁部にかけて、エンジン側開口92aの縁部に沿って形成されている。
これにより、冷却ファン91が冷却ファン91とエンジン46の隙間に発生する冷却風の主流が排気連絡管93から遠ざかり、排気連絡管93へ当たる冷却風の量を低減することができる。むろん、他の仕切板(第2の仕切板部220や第3の仕切板部230)との組み合わせにより、より完全に排気連絡管93を冷却風から遮蔽することができる。
第2の仕切板部220は、排気連絡管93の第3部分93eに面するシュラウド92の側面92cと、エンジン46に面するシュラウド92の側面92bと、の角部付近に、第1固定部としてのヒレ状部220aを介してネジ止め等により固設される板状の部材である。このとき、第3部分93eは、冷却ファン91に対面する側が、側面92cと第2の仕切板部220によって囲うように覆われる。これにより、排気連絡管93の第3部分93eは、第2の仕切板部220によって冷却ファン91の冷却風から遮蔽される。
第3の仕切板部230は、第2の仕切板部220の上端から連続的に、排気連絡管93の第2部分93dの下側面に沿うように配設される板状の部材である。このため、第3の仕切板部230は、板面を左右方向に配向させつつ前端から後端に向けて下り勾配で前後方向に延在する。これにより、第2部分93dは、下方から当該第2部分93dに向けて吹く冷却風から遮蔽される。
第4の仕切板部240は、第3の仕切板部230の前端から連続的に、排気連絡管93の第1部分93cの下側面に沿うように設けられる板状の部材である。このため、第4の仕切板部240は、板面を左右方向に配向させつつ略水平に前後方向に延在する。これにより、第1部分93cは、下方から当該第1部分93cに向けて吹く冷却風から遮蔽される。
第5の仕切板部250は、第1固定部としてのヒレ状部250cを介してシュラウド92の上面92dにネジ止め等により固設され、ヒレ状部250dを介してボンネット22内面にネジ止め等により固設され、シュラウド92の上面92dとエンジンルーム45を開閉するためのボンネット22内面との間の空間Sを仕切る板状の部材である。第5の仕切板部250は、その板面を略鉛直方向に配向させている。これにより、第5の仕切板部250は、冷却ファン91と排気連絡管93の間で上述した第1〜第4の仕切板部を迂回して空間Sを略左右方向に流れて回り込む冷却風を遮蔽する。
この第5の仕切板部250は、シュラウド92の左右方向略中央よりも排気連絡管93寄りの位置に、空間Sを左右に分断するように配設されている。また、シュラウド92のエンジン側開口92aよりも上方に設けられる。その下端は、他の仕切板部やシュラウド92の上面92dや他の仕切板部に連接されており、その上端は、ボンネット22の内底面に当接している。これにより、排気連絡管93を冷却風からより完全に遮蔽することができる。
ボンネット22は、エンジンルーム45のラジエター90やエンジン46の後部上部を開閉自在に閉塞する扉状部であり、一方の端部がエンジンルーム45のカバー体に枢支されている。この枢軸を中心にボンネット22を回動させることで、エンジンルーム45の後部を開閉できる。
図7に示す例では、作業車両A後部に設けられたエンジンルーム45の後方上角を含む部分がボンネット22を構成しており、ボンネット22の前端に設けられたエンジンルーム45のカバー体との枢軸を中心に図中D方向に回動することで、ラジエター90やエンジン46の後部を露出させて作業車両Aの後方から視認及びメンテナンス可能となる。
また、第5の仕切板部250は、上下に2つの部材に分離されており、第1仕切板としての上部材250aは、ボンネット22の内下面に対して固定され、第2仕切板としての下部材250bは、シュラウド92やエンジン46に対して固定されている。
すなわち、ボンネット22を開くと、第5の仕切板部250は上部材250aと下部材250bの2つに上下に分離し、上部材250aはボンネット22と一緒に上方へ回動し、下部材250bはシュラウド92や他の仕切板部に固定された状態で維持される。また、ボンネット22を閉じると、上部材250aの下部と下部材250bの上部とが上下にオーバーラップして一体的な板状部となり、第5の仕切板部250を構成する。
上部材250aと下部材250bのオーバーラップ部分には、上部材250aと下部材250bの少なくとも一方に、上部材250aと下部材250bの隙間を埋める隙間材が固定されている。隙間材は、例えば、フチゴム又はシールを用いることができる。これにより、上部材250aと下部材250bのオーバーラップ部分がより完全に閉塞され、第5の仕切板部250による遮蔽がより完全になる。
なお、上述した実施形態では遮蔽部200の各第1固定部は、シュラウド92に対して固定されていたが、遮蔽部200の固定先はこれに限るものではなく、例えば、遮蔽部200は第2固定部としての車体フレームに対して固定されてもよい。
(2)第2の実施形態:
上述した第1の実施形態では、排気連絡管93の経路をエンジンルーム45内に配設しつつ、排気連絡管93と冷却ファン91の間に冷却風を遮蔽する構造を設けることにより、排気連絡管93の温度低下を防止していたが、本第2の実施形態では、排気連絡管の一部をエンジンルームの外に迂回させて配設することにより、エンジンルームの外壁にて、排気連絡管と冷却ファンの間を遮蔽してある。
図9は、本実施形態に係る作業車両A’の一例を示す図である。同図は、作業車両A’の要部を破断して示した、(a)平面図、(b)右側面図、及び(c)背面図である。なお、同図において第1の実施形態と共通する構成については、第1の実施形態と同じ符号を付して説明を省略する。
同図において、第1カバー体としてのエンジンルーム45の外壁には、第1貫通孔45aと第2貫通孔45bが形成されている。
排気連絡管393は、エンジン46の排気口46aと排気ガス浄化装置47の入気口47aとを連通連接するものであり、第1部分393a、第2部分393b、及び第3部分393cにて構成される。
第1部分393aは、エンジン46の排気口46aから第1貫通孔45aに向かって延在し、当該第1貫通孔を通っていったんエンジンルーム45の外に突出する。第2部分393bは、第1部分393aから連続的に形成され、エンジンルーム45の外壁外面に沿って、第1貫通孔45aと第2貫通孔45bの間に延在する。第3部分393cは、第2部分393bから連続的に形成され、第2貫通孔45bを通ってエンジンルーム45内に入り、第2貫通孔45bと排気ガス浄化装置47の入気口47aの間に延在する。
これにより、排気連絡管393は、冷却ファン91が発生する冷却風の流路近辺を迂回し、第2部分393bが冷却風によって冷却されることを防止できる。このとき、第2部分393bに沿うエンジンルーム45の側壁自体が、排気連絡管393と冷却ファン91との間で冷却風の遮蔽部として機能する。
また、本実施形態に係る作業車両A’は、エンジンルーム45の外壁に沿う第2部分393bを、外方から覆う第2カバー体としての第2カバー部材45cを備える。この第2カバー部材45cは、エンジンルーム45の側壁との間に第2部分393bを閉塞する。これにより、第2部分393bは、外気からも遮蔽され、外気による冷却が防止される。
(3)まとめ:
以上説明したように、本発明の一実施形態に係る作業車両Aは、エンジン46と、エンジン46から排出される排気ガスが入気され、一定温度以上で排気ガス中の有害物質を燃焼除去する触媒をフィルタ内に担持した排気ガス浄化装置47と、エンジン46に冷却風を送風するための冷却ファン91と、エンジン46の排気口46aと排気ガス浄化装置47の入気口47aとを連通連接する排気連絡管93と、を備えており、排気連絡管93の途中部位と冷却ファン91の間に、排気連絡管93の途中部位を冷却風から遮蔽する遮蔽部200やエンジンルーム45の外壁が配設される。これにより、連続再生方式の排気ガス浄化装置を備える作業車両Aにおいて、排気連絡管93の冷却を防止し、ひいては、排気ガス浄化装置に入気する排気ガスの温度低下を可及的に抑制することができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限られず、上述した実施形態の中で開示した各構成を相互に置換したり組み合わせを変更したりした構成、公知技術並びに上述した実施形態の中で開示した各構成を相互に置換したり組み合わせを変更したりした構成、等も含まれる。また,本発明の技術的範囲は上述した実施形態に限定されず,特許請求の範囲に記載された事項とその均等物まで及ぶものである。
1…フロントフレーム、2…リヤフレーム、3…枢支軸、4…前車輪、5…ローダ、6…アーム支柱、7…リフトアーム、8…バケット、9…リフトシリンダ、10…ベルクランク支持片、11…ベルクランク、12…シリンダ支持片、13…バケットシリンダ、14…連動リンク、20…後車輪、21…キャビン、22…ボンネット、23…運転部、24…前後壁、26…左右側壁、27…天井部、28…フロントガラス、29…乗降用開閉、30…床部、31…シートマウントカバー、32…ステアリングコラム、33…暖気分配ケース、34…計器盤、35…後壁、36…ステアリングシャフト、37…ステアリングハンドル、40…前壁面部、41…上面部、42…右蓋体、43…座席、44…操作レバー、45…エンジンルーム、45a…第1貫通孔、45b…第2貫通孔、45c…第2カバー部材、46…ディーゼルエンジン(エンジン)、46a…排気口、47…排気ガス浄化装置、47a…入気口、50…仕切壁、90…ラジエター、91…冷却ファン、92…シュラウド、92a…エンジン側開口、92b…側面、92c…側面、92d…上面、93…排気連絡管、93a…入気口、93b…排気口、93c…第1部分、93d…第2部分、93e…第3部分、200…遮蔽部200、210…第1の仕切板部、210a…ヒレ状部、210b…ヒレ状部、220…第2の仕切板部、220a…ヒレ状部、230…第3の仕切板部、240…第4の仕切板部、250…第5の仕切板部、250a…上部材、250b…下部材、250c…ヒレ状部、250d…ヒレ状部、393…排気連絡管、393…排気口、393a…第1部分、393b…第2部分、393c…第3部分、A…作業車両、A’…作業車両、A1…フロント部、A2…リヤ部、C1…角部

Claims (4)

  1. エンジン本体と、
    前記エンジン本体から排出される排気ガスが入気され、一定温度以上で排気ガス中の有害物質を燃焼除去する触媒をフィルタ内に担持した排気ガス浄化装置と、
    前記エンジン本体に冷却風を送風するための冷却ファンと、
    前記エンジン本体の排気口と前記排気ガス浄化装置の入気口とを連通連接する管と、
    を備えるエンジン装置であって、
    前記管の途中部位と前記冷却ファンの間に、前記管の途中部位を前記冷却風から遮蔽する遮蔽部を備え
    前記管の途中部位が前記冷却風の流路に位置し、
    前記冷却風の流路を、前記冷却ファンと前記管の途中部位の間で、遮蔽する仕切板が前記遮蔽部を構成し、
    前記仕切板は、ボンネット側に固定された第1仕切板と、前記エンジン装置の側に固定された第2仕切板とを有し、
    前記ボンネットを閉じると前記第1仕切板と前記第2仕切板が上下にオーバーラップして前記冷却ファンと前記管の間を遮蔽することを特徴とするエンジン装置。
  2. 前記第1仕切板と前記第2仕切板とが上下にオーバーラップする時に、前記第1仕切板と前記第2仕切板との一方に固定された隙間材が、前記第1仕切板と前記第2仕切板との間の隙間を埋めることを特徴とする請求項1に記載のエンジン装置。
  3. 前記仕切板は、前記冷却ファンを収容するシュラウドに固定される第1固定部を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエンジン装置。
  4. 前記仕切板は、前記エンジン本体を支持する車体フレームに固定される第2固定部を有することを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1項に記載のエンジン装置。
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