JP2017012038A - コンバイン - Google Patents

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上路 嘉隆
Yoshitaka Ueji
嘉隆 上路
藤田 靖
Yasushi Fujita
靖 藤田
智之 市丸
Tomoyuki Ichimaru
智之 市丸
健太郎 辻
Kentaro Tsuji
健太郎 辻
恭平 村本
Kyohei Muramoto
恭平 村本
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Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

【課題】
コンバインにおいて、エアクリーナー,プレクリーナーの取付構成を簡単化すると共に、エアクリーナーに接続されるパイプの耐久性を高める。
【解決手段】
上方を開口した吸入ボックス(66)にプレクリーナ(48)を配置し、該プレクリーナー(48)の流出口と前記エアクリーナー(40)をパイプ(67)を介して接続し、前記プレクリーナー(48)及び吸入ボックス(66)を一対の取付棒(68,68)の上部に支持し、該一対の取付棒(68,68)の下部を前記パイプ(67)の両側に沿わせて下方に延出し前記エアクリーナー(40)支持用の支持部材(42)に取り付ける。
【選択図】図19

Description

本発明は、コンバインに係るものである。
従来、操縦部の運転座席の下方にエンジンを設け、運転座席の下方のエンジンルーム内にエアクリーナーを設けた構成は、公知である(特許文献1)。
特開2010−22244号公報
前記公知例は、狭いエンジンルーム内にエアクリーナーを設置しているので、設置スペースの制約により、エアクリーナーの大きさに制約が生じ、そのため、吸気効率が低下し、エンジンの性能を充分に発揮できないという課題がある。
また、エアクリーナーをエンジンルームの外側に配置した場合、エアクリーナーの支持構造が複雑化し、また、エアクリーナに接続される樹脂製のパイプが損傷するという問題がある。
請求項1に記載の発明は、走行装置(2)を備えた機体フレーム(1)の左右一側に脱穀装置(3)を設け、機体フレーム(1)の左右他側には排出オーガ(33)を備えたグレンタンク(5)を設け、該グレンタンク(5)の前方には、エンジン(11)と、該エンジン(11)の上方に配置される操縦部(6)を設け、前記エンジン(11)に供給する空気を清浄化するエアクリーナー(40)を前記脱穀装置(3)の上側に配置したコンバインにおいて、上方を開口した吸入ボックス(66)にプレクリーナ(48)を配置し、該プレクリーナー(48)の流出口と前記エアクリーナー(40)をパイプ(67)を介して接続し、前記プレクリーナー(48)及び吸入ボックス(66)を一対の取付棒(68,68)の上部に支持し、該一対の取付棒(68,68)の下部を前記パイプ(67)の両側に沿わせて下方に延出し前記エアクリーナー(40)支持用の支持部材(42)に取り付けたことを特徴とするコンバインである。
請求項2に記載の発明は、前記脱穀装置(3)とグレンタンク(5)との間にエンジン(11)から排出される排気ガス中の粒子状物質を除去するDPF(17)を配置し、該DPF(17)の排気側に接続されている下手側接続配管(22)を、前記グレンタンク(5)の機体内側の内側側板(28)に形成されている凹部(27)内に収容した状態で一番揚穀筒(25)と並列して上方に立ち上げ、ゴムマウント(61)の一端を一番揚穀筒(25)に取り付け、ゴムマウント(61)の他端を下手側接続配管(22)に取り付け、前記下手側接続配管(22)の上端排気口(55)よりも下方部位に前記プレクリーナー(48)の吸入ボックス(66)を配置した請求項1に記載のコンバインである。
請求項3に記載の発明は、前記DPF(17)の排気側に接続されている上手側接続配管(21)の終端側を下手側接続配管(22)の始端側に接続し、該上手側接続配管(21)を内側防熱カバー(63a)と外側防熱カバー(63b)の二重構造の防熱カバー(63)で被覆し、該外側防熱カバー(63b)にのみスリット(64)を構成した請求項2に記載のコンバインである。
請求項4に記載の発明は、前記上手側接続配管(21)の前記下手側接続配管(22)に向かって延出している横方向の接続配管(22b)を被覆する外側防熱カバー(63b)にスリット(64)を構成するにあたり、前記横方向の接続配管(63b)における平面視で上手側接続配管(21)の下方部位にのみスリット(64)を構成した請求項3に記載のコンバインである。
請求項5に記載の発明は、前記上手側接続配管(21)の上部終端側に下手側接続配管(22)の下部始端側を接続するにあたり、上手側接続配管(21)の終端側を小径に構成し下手側接続配管(22)の始端側内に間隙ができるように重合して接続した請求項2から請求項4のいずれか一項に記載のコンバインである。
請求項1に記載の発明によれば、エアクリーナー(40)を脱穀装置(3)の上側に配置することによりエアクリーナー(40)の大型化が可能になり、エンジン(11)の吸気効率を向上させるものでありながら、プレクリーナー(48)及びエアクリーナー(40)を経由した清浄な空気をエンジン(11)に供給することができる。また、プレクリーナー(48)は吸入ボックス(66)の側板上部から空気を吸入し、高所の清浄な空気を吸入することができる。また、一対の取付棒(68,68)によりエアクリーナー(40)の取付部材にプレクリーナー(48)を取り付けるので、プレクリーナー48の取付構成を簡素化でき、一対の取付棒(68,68)をゴムパイプ(67)に沿わせることにより、ゴムパイプ(67)を保護し耐久性を高めることができる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明による効果に加えて、プレクリーナー(48)の吸気口(54)の下方を吸入ボックス(66)で覆うことにより、舞い上がる塵埃をプレクリーナー(48)が吸入せず、下手側接続配管(22)の上端排気口(55)よりも下方部位にプレクリーナー(48)の吸入ボックス(66)を配置しているので、下手側接続配管(22)の排気口(55)上端から排出される高温の排気ガスを吸引せず、充分な酸素濃度の空気を吸気でき、ヒートバランスが悪化しない。
請求項3に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明による効果に加えて、上手側接続配管(21)への藁屑類の侵入を防止し、外側防熱カバー(63b)のスリット(64)からから冷気を吸入し、上手側接続配管(21)の排気温度を下げることができる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項3に記載の発明による効果に加えて、外側防熱カバー(63b)のスリット(64)への藁屑類の堆積を防止し、上手側接続配管(21)の冷却効果を高めることができる。
請求項5に記載の発明によれば、請求項2から請求項4のいずれか一項に記載の発明による効果に加えて、上手側接続配管(21)の終端側から下手側接続配管(22)の始端側への排気の流れに伴って上手側接続配管(21)と下手側接続配管(22)の間隙から下手側接続配管(22)に空気を吸入し、下手側接続配管(22)を冷却することができる。
コンバインの側面図。 コンバインの平面図。 グレンタンクの凹部付近の平面図。 コンバインの背面図。 同側面図。 同背面図。 同側面図。 同平面図。 エンジン付近の平面図。 操縦部をキャビンとしたコンバインの側面図。 脱穀装置とグレンタンクの概略背面図。 側部ハッチを開けた状態の正面図。 コンバインの背面図。 同側面図。 コンバインの背面図。 一番揚穀筒,上手側接続配管,下手側接続配管の左側面図。 一番揚穀筒,上手側接続配管,下手側接続配管の斜視図。 DPF,上手側接続配管,防熱カバーの斜視図。 エアクリーナー,プレクリーナー部の背面図。 エアクリーナー,プレクリーナー部の右側面図。 原動部の一部省略した正面図。 機体フレームの前側部の平面図。 キャビン内部の斜視図。 キャビン内部の斜視図。 スピーカ取付板,タブレット取付板の上面図。 キャビン内部の斜視図。 スピーカ取付板,タブレット取付板の上面図。
本発明の一実施例を図により説明すると、1は作業機の機体フレームであり、本願はコンバインの実施例である。なお、機体の進行方向を基準にして、前後左右と記載している。
機体フレーム1の下方には走行装置2を設け、機体フレーム1の上方の左側には脱穀装置3を設ける。脱穀装置3の前方には刈取部4を設け、脱穀装置3の右側部にはグレンタンク5を設ける。6は操縦部である。
(エンジンの排気構成)
操縦部6の運転座席10の下方にはエンジン11を設け(図1)、エンジン11には排気装置12の排気管14を接続し、排気管14の途中に排気浄化装置15を設ける。
排気浄化装置15は、DPF17(Diesel particulate filter、ディーゼルパティキュレートフィルタ)により構成し、DPF17は排気ガス中の粒子状物質を除去する。
前記DPF17は、前後方向に長い形状とし、前記エンジン11の後方であって、前記グレンタンク5と前記脱穀装置3との間に配置する。
DPF17の前側部分には、前記エンジン11に接続した排気管14の一部を構成する上手側接続配管21を接続し、前記DPF17の後側部分には、排気管14の一部を構成する下手側接続配管22を接続する。
下手側接続配管22は、上方に立ち上げて、脱穀装置3からグレンタンク5に穀粒を供給移送する一番揚穀筒25の側方に沿わせて配置し、下手側接続配管22および一番揚穀筒25を収容する凹部27をグレンタンク5に一体的に形成して、凹部27内に一番揚穀筒25および下手側接続配管22を収容する(図3)。
DPF17は、非作業中に、エンジン11の回転を上昇させ、DPF17に付着した煤等を燃焼させて除去して再生する再生作業を適宜行うため、排気温度が高温になるので、下手側接続配管22は上方に立ち上げて配置して排気ガスを上方に放出するのが好ましく、さらに、グレンタンク5に形成した一番揚穀筒25を収容する凹部27内に下手側接続配管22を収容することにより、グレンタンク5の容積の減少を最小限にしている。
即ち、グレンタンク5はその容積を最大にするため、グレンタンク5の内側側板28を脱穀装置3側に可能な限り接近させ、内側側板28に前記一番揚穀筒25を収容する凹部27を形成しており、この凹部27内に下手側接続配管22を収容するために、下手側接続配管22を一番揚穀筒25に沿わせて配置し、これに合わせて、凹部27を下手側接続配管22および一番揚穀筒25を一体収容するように平面視において一つの空間を形成する構成としている。
そのため、下手側接続配管22を、グレンタンク5の容積の減少を最小限にして配置できる。
前記下手側接続配管22は、一番揚穀筒25の上端近傍付近で、下側排気管30と上側排気管31とに上下に分割し、下側排気管30は機体側に固定状態に取付け、この下側排気管30に対して上側排気管31を着脱自在に取付ける。
そのため、一番揚穀筒25のメンテナンス時に、上側排気管31だけを外すことができ、メンテナンスの作業性を良好にする。
また、上側排気管31の上端は、側面視において、グレンタンク5の上面およびグレンタンク内の穀粒を排出する排出オーガ33よりも上方位置させる(図1)。
そのため、上側排気管31から排出される排気ガスが直接グレンタンク5や排出オーガ33に当たるのを避けられる。
なお、排出オーガ33は、その先端を上下回動自在および旋回自在に構成している。
前記脱穀装置3とグレンタンク5の間に、機体フレーム1の前後傾斜を修正するピッチングシリンダ(図示省略)を取付けるピッチングシリンダフレーム35を設け(図6、7)、ピッチングシリンダフレーム35とグレンタンク5の間にDPF17を配置する。
そのため、DPF17を可能な限りエンジン11に近い位置に配置でき、エンジン11からの放熱によりDPF17が加温されて、DPF17の再生作業の再生効率を向上させることができる。
前記DPF17は、脱穀装置3とグレンタンク5との間に配置すると共に、側面視において前記走行装置2のクローラー36の接地面の前後の略中心上方位置に配置する。
前記下手側接続配管22の上側排気管31は下側排気管30に対してL型状に屈曲させ、上側排気管31は脱穀装置3よりも上側に設け、グレンタンク5側の上側排気管31に該上側排気管31を包囲する排気カバー37を設ける(図10,図11)。排気カバー37はグレンタンク5側に上側排気管31に対して所定間隔おいた側方に設ける。
そのため、排気カバー37は上側排気管31に接触することがなく、排気カバー37の温度上昇を回避できる。
また、排気カバー37の取付構成を簡素にする。
また、排気カバー37はグレンタンク5を右外側オープンさせると、グレンタンク5と共に移動し、排気カバー37の取付構成を簡素にできる。
前記排気カバー37は、グレンタンク5側の上側排気管31の右側方を包囲し、脱穀装置3側の上側排気管31の左側方は包囲せずに、開放している。
そのため、排気カバー37の脱穀装置3側を開放しているので、排気カバー37の存在がグレンタンク5の外側オープン操作の妨げとならず、メンテナンス性を向上させる。
図16〜図18に示すように、始端側がエンジン11に接続されている排気管14の終端側をDPF17の始端側に接続し、DPF17の終端側に上手側接続配管21,下手側接続配管22を接続し、排気を上方に導き機体上方に排出している。
上手側接続配管21を防熱カバー63で被覆し、防熱カバー63を内側防熱カバー63aと、外側防熱カバー63bの二重構造とし、外側防熱カバー63bにのみスリット64を構成している。
即ち、図18に示すように、上手側接続配管21を、例えば、立ち上げている第1配管21aと、上がり傾斜で一番揚穀筒25に接近する第2配管21bと、第一揚穀筒25に沿って上方に伸びる第3配管21cとで構成している。
防熱カバー63は前記第1配管21a,第2配管21b,第3配管21cの周囲を被覆するように屈折状に内側防熱カバー63a及び外側防熱カバー63bの二重構成とし、これらカバーを例えば前後カバー63c,63dに分割構成し、前後カバー63c,63dを前後ブラケット63e,63fにボルト締結し、前後カバー63c,63dを相互にボルト締結している。
内側防熱カバー63aはスリットのない板体で構成し、外側防熱カバー63bにのみスリット64,…を構成し、スリット64,…から冷気を吸入し排気温度を下げるようにしている。
また、上手側接続配管21の外側防熱カバー63bの上方には藁屑などの落下物が溜まることがあるが、内側防熱カバー63aにはスリット64を構成していないので、藁屑などが吸い込まれることがなく安全である。
また、外側防熱カバー63bにスリット64,…を構成するにあたり、スリット64を平面視で上手側接続配管21の下方部位のみに構成すると、外側防熱カバー63bのスリット64に藁屑類が溜まりにくく、スリット64の冷却空気の流れが円滑化し冷却効果を高めることができる。
上手側接続配管21の上側終端側には下手側接続配管22の下側始端側が接続されている。図16に示すように、上手側接続配管21の終端側を小径に構成し、外径を下手側接続配管22の内径よりもやや小径にし、間隙ができるように所定長さ挿入し接続し、下手側接続配管22を第2防熱カバー65で被覆している。
しかして、上手側接続配管21から下手側接続配管22へ排気が流れると、間隙部からから冷気が吸入され排気を冷却することができる。
図16に示すように、一番揚穀筒25に沿わせて上手側接続配管21,下手側接続配管22を配設し、ゴムマウント61の一方のブラケットを一番揚穀機25の中途部に取り付け、ゴムマウント61の他方のブラケットを上手側接続配管21の中途部に取り付けている。
しかして、一番揚穀機25の振動をゴムマウント61が吸収し、上手側接続配管21及び下手側接続配管22の振動を軽減し耐久性を高めることができる。
なお、図17に示すように、一番揚穀機25の上部と下手側接続配管22の上部にゴムマウント61を取り付けるようにしてもよい。
(エアクリーナーの配置構成)
エンジン11に供給する吸気を清浄するエアクリーナー40を、脱穀装置3の上側に配置する。
そのため、狭いエンジンルーム内ではなく、脱穀装置3の上側に配置するので、エアクリーナー40の大型化が可能となって、エンジン11の吸気効率を向上できる。
即ち、エアクリーナー40を、脱穀装置3の前側部上側に配置するので、エンジン11の近傍にエアクリーナー40を配置でき、エンジン11とエアクリーナー40との配管を長くすることなく、エアクリーナー40の大型化が可能となる。
本実施例では、エアクリーナー40は、操縦部6の後方の脱穀装置3の上面と排出オーガ33との間に配置する。エアクリーナー40は脱穀装置3の上面に設けた支持部材42に取付ける(図12,図13)。
そのため、エアクリーナー40の支持構成を簡素にする。
また、操縦部6の後方の脱穀装置3の上面と排出オーガ33との間の空間を有効利用してエアクリーナー40を設置することができ、取付スペースをよりコンパクトにする。
脱穀装置3の上面を包囲する上部カバー43はグレンタンク5に近い右寄りの固定側カバー44と、左寄りの扱ぎ胴(図示省略)の上面を開閉可能な移動側カバー45で構成されていて、前記支持部材42は固定側カバー44に取付けている。
そのため、操縦部6の後方の脱穀装置3の上面と排出オーガ33との間の空間を有効利用してエアクリーナー40を設置する構成でありながら、移動側カバー45を開閉操作するときに、エアクリーナー40およびエアクリーナー40の配管を取り外すことなく行え、移動側カバー45の開閉を容易にする。
前記エアクリーナー40の上手側の吸気経路にはプレクリーナー48を設けている。
従来構成では、ラジエーターカバー(図示省略)により清浄な外気が導入されるエンジンルーム内にエアクリーナー40を設置していたが、ラジエーターカバーに変えてプレクリーナー48により清浄な外気をエアクリーナー40に導入でき、脱穀装置3の上側へのエアクリーナー40の配置を可能とし、エアクリーナー40の大型化が可能となる。
前記エアクリーナー40の取付部材である支持部材42を利用してプレクリーナー48を取付ける。
そのため、プレクリーナー48の支持構成を簡素にする。
エアクリーナー40とプレクリーナー48を予め配管して組み立てておくことが可能になって、組立性を向上させられる。
前記プレクリーナー48は、エアクリーナー40よりも上方に配置し、平面視において、エアクリーナー40よりも収納時の排出オーガ33から右側に配置する。
そのため、旋回時の排出オーガ33との干渉を防止する。
前記プレクリーナー48は、前記エアクリーナー40よりグレンタンク5の右寄り外側に配置する。
そのため、操縦部6からプレクリーナー48のメンテナンスをすることができる。
また、エアクリーナー40およびプレクリーナー48は、排出オーガ33から離してグレンタンク5寄りの左右外側に設けているので、排出オーガ33の上下の妨げにならず、排出オーガ33の操作性を低下させない。
同様に、エアクリーナー40およびプレクリーナー48は、排出オーガ33よりもグレンタンク5側の右寄りに設けているので、移動側カバー45の開閉も妨げることはない(図2)。
前記エアクリーナー40の後部における脱穀装置3側の部位を、平面視において収納時の排出オーガ33の下側に入り込ませて配置している。
そのため、排出オーガ33の可動域を狭くせず、穀粒排出作業を容易にする。
また、前記プレクリーナー48も、側面視において、排出オーガ33より下方にエアクリーナー40を位置させ、排出オーガ33より上方にプレクリーナー48を位置させる。
そのため、操縦部6から容易にエアクリーナー40とプレクリーナー48のメンテナンスが可能になる。
また、脱穀装置3の上方空間を有効利用でき、取付スペースをよりコンパクトにする。
前記エアクリーナー40は、平面視において、エアクリーナー40の一部を排出オーガ33の下方に位置するように重ねて配置する。
そのため、操縦部6から容易にエアクリーナー40とプレクリーナー48のメンテナンスが可能になる。
また、エアクリーナー40を操縦部6の後方に搭載可能となり、操縦部6を所謂キャビン仕様としても(図9)、エアクリーナー40のメンテナンスを容易にする。
前記エアクリーナー40は、平面視において、操縦部6と収納時の排出オーガ33の右寄り空間に配置する。
そのため、操縦部6から容易にエアクリーナー40のメンテナンスが可能になる。
この場合、前記操縦部6は、所謂キャビン50仕様とし(図9)、キャビン50の左側のサイドハッチ52を開けると、エアクリーナー40のメンテナンス可能になる。
また、空間部を有効利用できて、取付スペースをよりコンパクトにする。
前記エアクリーナー40は、開閉(着脱)可能なカバー(蓋)51を設け、カバー51を機体進行方向前側に移動して取り外しできるようにエアクリーナー40を配置する。
そのため、操縦部6から容易にカバー51を外してエアクリーナー40のメンテナンスが可能になる。
また、前記エアクリーナー40は、キャビン50のサイドハッチ52よりも機体後方に配置する。
そのため、エアクリーナー40を設けても、サイドハッチ52を開閉でき、サイドハッチ52を開けると、エアクリーナー40のメンテナンスが可能になる。
また、脱穀装置3の穀稈投入口(図示省略)への穀稈搬入姿勢の確認を容易に行える。
また、穀稈投入口における雑草の除去などの対応を容易にする。
前記エアクリーナー40は、操縦部6の後方左側であって、前記上部カバー43の前端部にエアクリーナー40の前端部を略一致させて配置する(図1,図9)。
そのため、操縦部6から容易にエアクリーナー40のメンテナンスが可能になる。
また、脱穀装置3の穀稈投入口(図示省略)への穀稈搬入姿勢の確認を容易に行える。
また、穀稈投入口における雑草の除去などの対応を容易にする。
前記プレクリーナー48の吸気口54の高さを、前記下手側接続配管22の排気口55よりも下側に配置させる。
下手側接続配管22から吐出された高温の排気ガスは上方へ登っていくため、排気口55より下方に位置させたプレクリーナー48の吸気口54は高温の排気ガスを吸引することなく、充分な酸素濃度の空気を吸気でき、ヒートバランスを悪化させない。
前記プレクリーナー48の吸気口54の高さを、エンジン11に対して十分上方に位置させ、前記エアクリーナー40とエンジン11との配管57の直線部分を垂直方向にし水平方向部分よりも長くし、この配管57の垂直直線部分にエアマスセンサ58を設ける(図9)。
そのため、吸気エアの整流性を向上させたエアクリーナー40とエンジン11との配管57の直線部分に、エアマスセンサ58を設けているので、エアマスセンサ58の検出精度を充分確保すると共に、配管57およびエアマスセンサ58の取付スペース空間を有効利用できる。
前記エアクリーナー40とエンジン11との配管57を、エアクリーナー40とプレクリーナー48との配管60よりも長く形成する(図15)。
そのため、プレクリーナー48からエンジン11までの全長の配管距離を変更せずに、配管57の垂直直線部分を確保でき、取付スペースを有効に使うことができる。
(プレクリーナーの取付構成)
吸入ボックス66を例えば前側板,右側板,後側板と底板とを備え、上方を開放し、左側脱穀装置3側の未刈取側には側板を設けず開放するように構成し、吸入ボックス66の中心部にプレクリーナー48所定高さ浮かすように配設している。吸入ボックス66の側板内側面を流下し、次いで、プレクリーナー48の外周面を上方に流れるように屈曲しながらプレクリーナー48の吸入口に空気を吸入し、内部の濾過材を経て中心下部の送り出す口からゴムパイプ(パイプ)67を経由してエアクリーナー40に送るように構成している(図19,図20)。
吸入ボックス66の底板及びプレクリーナー48の下部に一対の取付棒68,68の上部に取り付け、取付棒68,68をゴムパイプ67の両側に沿うように下方に延出し、エアクリーナー40支持用の前記支持部材42に取付棒68,68の下部を取り付けている。
しかして、吸入ボックス66の既刈取側からは側板を経て清浄な空気を吸入することができる。また、吸入ボックス66の未刈取側には側板を構成せず開放部としているので、プレクリーナー48のメンテナンス作業が容易になる。また、プレクリーナー48及びゴムパイプ67をエアクリーナー40取付用の支持部材42を利用して簡単に取り付けることができ、また、一対の取付棒68,68によりゴムパイプ67を保護し耐久性を高めることができる。
次に、図21に基づき原動部7の他の実施形態について説明する。
操縦部6の運転席部10の下方に原動部7を配設し、原動部7にはエンジン11を配設し、エンジン11の上方にエアクリーナー40を配設している。原動部7の右側部(図21では左側)には吸気枠体71の下端を前後方向の軸71a回りに左右回動自在に軸支し、吸気枠体71の内側にはエンジンカバー76を取り付け、規制ワイヤ72で開放角度を規制している。
エンジン11の右側方にはラジエータ73を配設し、ラジエータ73取付用のラジエータフレーム73aとシュラウド74の前側上部に跨るようにワイヤブラケット75を取り付け、規制ワイヤ72の一端をワイヤブラケット75にピ連結し、規制ワイヤ72の他端を吸気枠体71の上下中間部にピン連結している。
前記構成によると、ワイヤブラケット75の支持が強固になり、ラジエータ73を適正位置に保持しながら吸気枠体71の開放位置を規制することができる。
取付ステー80の下側部にオイルクーラ78を,上側部に燃料クーラ79を着脱自在に取り付け、取付ステー80の下部前後に斜め右下がり状の支持溝80aを構成している。ラジエータフレーム73aの下部から前後に突出している支持ピン81,…に取付ステー80の支持溝80a,…を係合支持し着脱するようにしている。
しかして、吸気枠体71の上部を広げるように開放し、取付ステー80を支持溝80aに沿うように持ち上げることにより、オイルクーラ78及び燃料クーラ79を容易に取り外すことができて、メンテナンス作業が容易になる。また、ラジエータ73の右外側面の清掃も容易になる。
次に、図22に基づきバッテリ85の配置構成について説明する。
機体フレーム1の前端には左右方向に沿う前側フレーム1aを取り付け、機体フレーム1の右前側部から左右操縦席ステップフレーム86,86を前方(図22では左側)へ延出し、前側端部を前側枠体86aで連結し、右操縦席ステップフレーム86に乗降用ステップ87を取り付けている。
バッテリ85載置用のバッテリ支持プレート88の左右折り曲げ部を左右ステップフレーム86,86に溶接し固着している。右操縦席ステップフレーム86の後側部、前側フレーム1a、バッテリ支持プレート88に跨るように操縦席支持プレート90を配置し折り曲げ部を溶接し固着している。前側フレーム1aの右側部の操縦席支持プレート90の近傍にエンジン11搭載用のエンジンマウントフレーム89を取り付けている。
バッテリ支持プレート88と前側フレーム1aとの間を接続するように、また、右ステップフレーム86と前側フレーム1aを接続するように、運転座席10支持用の運転席プレート90を配置固着し相互に接続構成としているために、少ない部品点数で強固なフレーム構成とすることができる。
次に、図23〜図27に基づきタブレット101のキャビン50内への取り付け構成について説明する。
キャビン50内の右側上部にはスピーカ100を配設し、その近傍にタブレット101を配設している。スピーカ100取付用のスピーカ取付板102の折り曲げ部102aとタブレット101取付用のタブレット取付板103の折り曲げ部103aを、上下一対の取付孔,取付長孔と一対の取付ボルトで締結し取り付けている。しかして、スピーカ取付板102を利用してタブレット101を取り付け、取付構成を簡素にすることができる。
スピーカ100,スピーカ取付板102を4個のネジでキャビン50の側壁に取り付け、スピーカ取付板102の折り曲げ部102aとタブレット取付板103の折り曲げ部103aを接合し連結するにあたり、基準孔と基準孔を中心とした円弧状長穴とを一対のボルトで締結し、スピーカ取付板102に対してタブレット取付板103を基準孔中心に回動調節可能にし、タブレット101を見やすい角度に調節できるようにしている。
また、図24に示すように、タブレット取付板103にタブレット101をタブレットホルダ104を介して取り付けたり、また、図25に示すように、タブレットスタンド105を介して取り付けるようにし、既存のタブレット101の中間部品を活用できるようにしている。
また、図26の示すように、スピーカ100の近くにはエアコンの吹き出しグリル106が設けられているが、吹き出しグリル106の向きを調節し、タブレット101に冷却風が当たらないように調節できるようにしている。
図27に示すように、スピーカ取付板102の折り曲げ部102aを鈍角に折り曲げ、タブレット取付板103の折り曲げ部103aを鋭角に折り曲げて接続するようにすると、タブレット取付板103を上下反転して取り付けることにより、タブレット101の取り付け角度を大きく調整することができる。
(実施例の作用)
エンジン11を始動し、エンジン11の回転により脱穀装置3と刈取部4の各部を駆動し、走行装置2を駆動して走行して刈取脱穀作業を行う。
エンジン11は供給された燃料を燃焼させて得た駆動力を各部に伝達し、燃焼した燃料は排気ガスとして排気装置12を通して機外に排出する。
排気装置12には、排気浄化装置15を設けているので、排気浄化装置15によりエンジン11の排気ガス中の粒子状物質を濾過除去する。
排気浄化装置15は、DPF17により構成しているので、エンジン11からの排気ガスをDPF17に送って粒子状物質を除去する。
DPF17は、前後方向に長い形状とし、エンジン11の後方であって、前記グレンタンク5と前記脱穀装置3との間に配置し、DPF17の前側部分には、エンジン11に接続した排気管14の一部を構成する上手側接続配管21を接続し、DPF17の後側部分には、排気管14の一部を構成する下手側接続配管22を接続し、下手側接続配管22は、上方に立ち上げて、脱穀装置3からグレンタンク5に穀粒を供給移送する一番揚穀筒25の側方に沿わせて配置し、下手側接続配管22および一番揚穀筒25に対するグレンタンク5の凹部27を一体的に形成して、凹部27内に一番揚穀筒25および下手側接続配管22を収容しているので、グレンタンク5に形成した一番揚穀筒25を収容する凹部27内に下手側接続配管22を収容することにより、グレンタンク5の容積の減少を最小限にする。
また、DPF17は、非作業中に、エンジン11の回転を上昇させ、DPF17に付着した煤等を燃焼させて除去し再生する再生作業を適宜行うが、下手側接続配管22を上方に立ち上げているので、高温の排気ガスは上方に立ち上げた下手側接続配管22から排出し、排気ガスを上方に放出し、機体周辺の各部を排気ガスで熱するのを防止する。
即ち、グレンタンク5はその容積を最大にするため、グレンタンク5の内側側板28を脱穀装置3側に可能な限り接近させ、内側側板28に前記一番揚穀筒25を収容する凹部27を形成し、この凹部27内に下手側接続配管22を収容するために、下手側接続配管22を一番揚穀筒25に沿わせて配置し、これに合わせて、凹部27を下手側接続配管22および一番揚穀筒25を一体収容するように平面視において一つの空間を形成する構成としているので、下手側接続配管22を配置するにあたり、グレンタンク5の容積の減少を最小限にしている。
下手側接続配管22は、一番揚穀筒25の上端近傍付近で、下側排気管30と上側排気管31とに上下に分割し、下側排気管30は機体側に固定状態に取付け、この下側排気管30に対して上側排気管31を着脱自在に取付けているので、一番揚穀筒25のメンテナンス時に、上側排気管31だけを外すことができ、メンテナンスの作業性を良好にする。
また、上側排気管31の上端は、側面視において、グレンタンク5の上面およびグレンタンク内の穀粒を排出する排出オーガ33よりも上方に位置させて後上がりに排出しているので、上側排気管31から排出される排気ガスが直接グレンタンク5や排出オーガ33に当たるのを避けられる。
脱穀装置3とグレンタンク5の間に、機体フレーム1の前後傾斜を修正するピッチングシリンダ(図示省略)を取付けるピッチングシリンダフレーム35を設け、ピッチングシリンダフレーム35とグレンタンク5の間にDPF17を配置しているので、DPF17を可能な限りエンジン11に近い位置に配置でき、エンジン11からの放熱によりDPF17が加温されて、DPF17の再生作業の再生効率を向上させられる。
DPF17は、側面視において、脱穀装置3とグレンタンク5との間に配置すると共に、前記走行装置2のクローラー36の接地面の前後の略中心上方位置に配置しているので、前後重量バランスを良好にし、走行姿勢を安定させられる。
下手側接続配管22の上側排気管31は下側排気管30に対してL型状に屈曲させ、上側排気管31は脱穀装置3よりも上側に設け、グレンタンク5側の上側排気管31に該上側排気管31を包囲する排気カバー37を設けているので、排気カバー37は上側排気管31に接触することがなく、排気カバー37の温度が上昇しにくく、また、排気カバー37の取付構成を簡素にする。
排気カバー37は、グレンタンク5側の上側排気管31の側方を包囲し、脱穀装置3側の上側排気管31の側方は包囲せずに開放し、排気カバー37の脱穀装置3側を開放しているので、排気カバー37の存在がグレンタンク5の外側オープン操作の妨げとならず、メンテナンス性を向上させる。
エンジン11に供給する吸気を清浄するエアクリーナー40を狭いエンジンルーム内ではなく、脱穀装置3の上側に配置するので、エアクリーナー40の大型化が可能となって、エンジン11の吸気効率を向上させられる。
本実施例では、エアクリーナー40は、操縦部6の後方の脱穀装置3の上面と排出オーガ33との間に配置する。エアクリーナー40は脱穀装置3の上面に設けた支持部材42に取付けているので、エアクリーナー40の支持構成を簡素にする。
また、操縦部6の後方の脱穀装置3の上面と排出オーガ33との間の空間を有効利用してエアクリーナー40を設置することができるので、取付スペースをよりコンパクトにする。
支持部材42は、脱穀装置3の上面を包囲する上部カバー43のうちの固定側カバー44に取付けているので、操縦部6の後方の脱穀装置3の上面と排出オーガ33との間の空間を有効利用してエアクリーナー40を設置する構成でありながら、移動側カバー45の開閉操作するときに、エアクリーナー40およびエアクリーナー40の配管を取り外すことなく行え、移動側カバー45の開閉を容易にする。
エアクリーナー40の上手側の吸気経路にはプレクリーナー48を設け、プレクリーナー48は前記支持部材42に取付けているので、プレクリーナー48の支持構成を簡素にする。
また、エアクリーナー40とプレクリーナー48を予め配管して組み立てておくことが可能となるので、組立性を向上させられる。
プレクリーナー48は、エアクリーナー40よりも上方に配置し、平面視において、エアクリーナー40よりも収納時の排出オーガ33から右側に離して配置しているので、旋回時の排出オーガ33との干渉を防止する。
また、プレクリーナー48は、エアクリーナー40よりもグレンタンク5の右側に配置しているので、操縦部6からプレクリーナー48のメンテナンスをすることができる。
また、エアクリーナー40およびプレクリーナー48は、排出オーガ33からグレンタンク5の右側に外して設けているので、排出オーガ33の上下の妨げにならず、排出オーガ33の操作性を低下させない。
同様に、エアクリーナー40およびプレクリーナー48は、排出オーガ33よりもグレンタンク5の右側に設けているので、移動側カバー45の開閉も妨げることはない。
また、エアクリーナー40は、側面視において、収納時の排出オーガ33より下方に位置させているので、排出オーガ33の可動域を狭くせず、穀粒排出作業を容易にする。
また、側面視において、排出オーガ33より下方にエアクリーナー40を位置させ、排出オーガ33より上方にプレクリーナー48を位置させているので、操縦部6から容易にエアクリーナー40とプレクリーナー48のメンテナンスが可能になり、また、空間部を有効利用できて、設置スペースをよりコンパクトにする。
また、エアクリーナー40は、平面視において、エアクリーナー40の一部を排出オーガ33と重ねて下方に配置しているので、操縦部6から容易にエアクリーナー40とプレクリーナー48のメンテナンスが可能になる。
また、エアクリーナー40を操縦部6の後方に搭載可能となり、操縦部6を所謂キャビン仕様としても、エアクリーナー40のメンテナンスを容易にする。
エアクリーナー40は、平面視において、操縦部6と収納時の排出オーガ33の右側空間に配置しているので、操縦部6から容易にエアクリーナー40のメンテナンスが可能になる。
この場合、前記操縦部6は、所謂キャビン50仕様とし、キャビン50の左側のサイドハッチ52を開けると、エアクリーナー40のメンテナンス可能に構成しているので、キャビン50と脱穀装置3の間の空間を有効利用できて、取付スペースをよりコンパクトにする。
エアクリーナー40には開閉(着脱)可能なカバー51を設け、カバー51が機体進行方向前側となるようにエアクリーナー40を配置しているので、サイドハッチ52をオープンさせてエアクリーナー40からカバー51を外すと、操縦部6から容易にエアクリーナー40のメンテナンスが行える。
また、エアクリーナー40は、キャビン50のサイドハッチ52より機体後方に配置しているので、エアクリーナー40を設けても、サイドハッチ52を開閉でき、サイドハッチ52を開けると、エアクリーナー40のメンテナンス可能になり、また、脱穀装置3の穀稈投入口(図示省略)への穀稈搬入姿勢の確認を容易に行える。
また、穀稈投入口における雑草の除去などの対応を容易にする。
エアクリーナー40は、操縦部6の後方左側であって、前記上部カバー43の前端部にエアクリーナー40の前端部を略一致させて配置しているので、操縦部6から容易にエアクリーナー40のメンテナンスが可能になる。
また、操縦部6と脱穀装置3の間にエアクリーナー40を設置しても、脱穀装置3の穀稈投入口(図示省略)への穀稈搬入姿勢の確認を容易に行える。
また、穀稈投入口における雑草の除去などの対応を容易にする。
プレクリーナー48の吸気口54の高さを、前記下手側接続配管22の排気口55よりも下側に配置させているので、下手側接続配管22から吐出された高温の排気ガスは上方へ登っていくため、排気口55より下方に位置させたプレクリーナー48の吸気口54は高温の排気ガスを吸引することなく、充分な酸素濃度の空気を吸気でき、ヒートバランスを悪化させない。
プレクリーナー48の吸気口54の高さを、エンジン11に対して十分上方に位置させ、エアクリーナー40とエンジン11との配管57の直線部分を垂直方向に水平方向よりも長くし、この配管57の垂直直線部分にエアマスセンサ58を設けているので、吸気エアの整流性を向上させるエンジン11との配管57の直線部分にエアマスセンサ58を設けているので、エアマスセンサ58の検出精度を充分確保すると共に、配管57およびエアマスセンサ58の取付スペース空間として有効利用できる。
エアクリーナー40とエンジン11との配管57を、エアクリーナー40とプレクリーナー48との配管60よりも長く形成しているので、プレクリーナー48からエンジン11までの全長の配管距離を変更せずに、配管57の垂直の直線部分を確保でき、取付スペースを有効に使うことができる。
なお、前記した各実施例は、理解を容易にするために、個別または混在させて図示および説明しているが、これらの実施例は夫々種々組合せ可能であり、これらの表現によって、構成・作用等が限定されるものではなく、また、相乗効果を奏する場合も勿論存在する。
1 機体フレーム
2 走行装置
3 脱穀装置
5 グレンタンク
6 操縦部
10 運転座席
11 エンジン
17 DPF
21 上手側接続配管
22 下手側接続配管
25 一番揚穀筒
27 凹部
28 内側側板
33 排出オーガ
40 エアクリーナー
42 支持部材
48 プレクリーナー
50 キャビン
52 サイドハッチ
54 吸気口
55 排気口
61 ゴムマウント
63 防熱カバー
63a 内側防熱カバー
63b 外側防熱カバー
64スリット
66 吸入ボックス
67 ゴムパイプ
68 取付棒

Claims (5)

  1. 走行装置(2)を備えた機体フレーム(1)の左右一側に脱穀装置(3)を設け、機体フレーム(1)の左右他側には排出オーガ(33)を備えたグレンタンク(5)を設け、該グレンタンク(5)の前方には、エンジン(11)と、該エンジン(11)の上方に配置される操縦部(6)を設け、前記エンジン(11)に供給する空気を清浄化するエアクリーナー(40)を前記脱穀装置(3)の上側に配置したコンバインにおいて、
    上方を開口した吸入ボックス(66)にプレクリーナ(48)を配置し、該プレクリーナー(48)の流出口と前記エアクリーナー(40)をパイプ(67)を介して接続し、前記プレクリーナー(48)及び吸入ボックス(66)を一対の取付棒(68,68)の上部に支持し、該一対の取付棒(68,68)の下部を前記パイプ(67)の両側に沿わせて下方に延出し前記エアクリーナー(40)支持用の支持部材(42)に取り付けたことを特徴とするコンバイン。
  2. 前記脱穀装置(3)とグレンタンク(5)との間にエンジン(11)から排出される排気ガス中の粒子状物質を除去するDPF(17)を配置し、該DPF(17)の排気側に接続されている下手側接続配管(22)を、前記グレンタンク(5)の機体内側の内側側板(28)に形成されている凹部(27)内に収容した状態で一番揚穀筒(25)と並列して上方に立ち上げ、ゴムマウント(61)の一端を一番揚穀筒(25)に取り付け、ゴムマウント(61)の他端を下手側接続配管(22)に取り付け、前記下手側接続配管(22)の上端排気口(55)よりも下方部位に前記プレクリーナー(48)の吸入ボックス(66)を配置した請求項1に記載のコンバイン。
  3. 前記DPF(17)の排気側に接続されている上手側接続配管(21)の終端側を下手側接続配管(22)の始端側に接続し、該上手側接続配管(21)を内側防熱カバー(63a)と外側防熱カバー(63b)の二重構造の防熱カバー(63)で被覆し、該外側防熱カバー(63b)にのみスリット(64)を構成した請求項2に記載のコンバイン。
  4. 前記上手側接続配管(21)の前記下手側接続配管(22)に向かって延出している横方向の接続配管(22b)を被覆する外側防熱カバー(63b)にスリット(64)を構成するにあたり、前記横方向の接続配管(63b)における平面視で上手側接続配管(21)の下方部位にのみスリット(64)を構成した請求項3に記載のコンバイン。
  5. 前記上手側接続配管(21)の上部終端側に下手側接続配管(22)の下部始端側を接続するにあたり、上手側接続配管(21)の終端側を小径に構成し下手側接続配管(22)の始端側内に間隙ができるように重合して接続した請求項2から請求項4のいずれか一項に記載のコンバイン。
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