JP5907844B2 - 鞍乗型車両 - Google Patents
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Description
請求項1に係る発明は、前輪(WF)及び操向ハンドル(10)を回動可能に支持するヘッドパイプ(3)と、前記ヘッドパイプ(3)から車体後方に延出するメインフレーム(4)と、前記メインフレーム(4)の後部から車体後方に延出して、乗員の着座するシート(13)を上部側で支持する左右一対のシートレール(5L,5R)と、前記メインフレーム(4)の後部から下方に延出する左右一対のセンターパイプ(7L,7R)と、前記左右一対のセンターパイプ(7L,7R)の各一方から後斜め上方に延出し、後端が左右の対応する前記シートレール(5L,5R)に結合される左右一対のリヤパイプ(8L,8R)と、を有する車体フレーム(F)と、前記メインフレーム(4)の下方に配置される内燃機関(2)と、前記メインフレーム(4)の上部に支持される燃料タンク(12)と、左右の前記シートレール(5L,5R)の間に配置されて、前記内燃機関(2)で吸入する空気を濾過するエアクリーナ(16)と、前記燃料タンク(12)内の蒸発燃料を吸着して、吸着した燃料を前記内燃機関(2)に供給する蒸発燃料処理装置のキャニスター(37)と、を備え、前記キャニスター(37)が前記エアクリーナ(16)の車幅方向の一側方で、側面視で前記シートレール(5L,5R)、前記センターパイプ(7L,7R)、前記リヤパイプ(8L,8R)に囲まれる領域に配置され、側面視で前記囲まれる領域のうちの、前記エアクリーナ(16)の車幅方向の一側方には、前記キャニスター(37)と、車両の電装機器に電力を供給するバッテリ(42)とが上下に並び、かつ側面視で相互に重ならない位置に配列され、前記バッテリ(42)は、前記エアクリーナ(16)の下方前方に配置され、前記キャニスター(37)は、少なくとも一部が前記エアクリーナ(16)と側面視で重なり、かつ、その前部下端が前記バッテリ(42)に対して車体後方側にオフセットするように配置されていることを特徴とするものである。
請求項7に係る発明は、請求項2〜4のいずれか1項にに係る鞍乗型車両において、前記キャニスター(37)の後部の前記チャージポート(38)と前記パージポート(39)は、前記燃料タンク(12)と前記内燃機関(2)に配置される吸気管(25)との略中間の高さとなる位置に配置されていることを特徴とするものである。
この実施形態の鞍乗型車両は内燃機関2によって後輪WRが駆動される自動二輪車である。以下、この実施形態の鞍乗型車両については、「自動二輪車1」と呼ぶものとする。
自動二輪車1の車体フレームFは、前端部に配置されるヘッドパイプ3と、ヘッドパイプ3から車体の後斜め下方に延出して、その後部が角度を変えて下方に湾曲する(以下、この部分を「湾曲部4a」と呼ぶ。)メインフレーム4と、メインフレーム4の後部から上方に傾斜しつつ車体後方に延出する左右一対のシートレール5L,5Rと、ヘッドパイプ3上のメインフレーム4との連結部の下方位置から後斜め下方に延出するダウンパイプ6と、メインフレーム4の後部下方の左右の側面に結合され、車幅方向左右に延出しつつ下方に向かって湾曲した後に車体前方側に延出してダウンパイプ6の下端に連結される左右一対のセンターパイプ7L,7Rと、左右の各センターパイプ7L,7Rの後部下方領域から後斜め上方に延出し、後端部が左右の対応するシートレール5L,5Rに結合される左右一対のリヤパイプ8L,8Rと、を備えている。ダウンパイプ6上のヘッドパイプ3との結合部から若干下方に下がった領域と、メインフレーム4の後部の上方側領域の間は補強パイプ9によって連結されている。また、左右のシートレール5L,5R、センターパイプ7L,7R、リヤパイプ8L,8Rによって囲まれる領域は、図1に示すように側面視が略三角形状を呈している。
なお、上記の部材のうち紙面前後で重なって隠れている部材(例えば、シートレール5L,5R)は、図示都合上括弧書きで符号を付している。以下の説明では、紙面前後で重なって隠れている部材については同様に扱っている。
なお、スロットルボディ26とインジェクタ27は、内燃機関2のシリンダ部23の後部右側に配置されており、シリンダ部23の後部左側には燃料タンク12内の燃料をインジェクタ27に送給するための燃料ポンプ29が配置されている。
また、車体の左側側部のうちの、ツールボックス35の下方位置には、後輪WRの略上半部の左側側方を覆う格子状のガード部材36が配置されている。このガード部材36は車幅方向左側のリヤパイプ8Lとシートレール5Lとに取り付けられている。
図3は、図1のカバー類を取り去ったキャニスター設置部の拡大図であり、図4は、図2のキャニスター設置部の拡大図である。
これらの図に示すように、キャニスター37は、側面視でシートレール5L,5R、センターパイプ7L,7R、リヤパイプ8L,8Rによって囲まれる略三角形状の領域のうちの、エアクリーナ16の車体左側方に配置されている。
これらの図にも示すように、キャニスター37は、側面視でシートレール5L,5R、センターパイプ7L,7R、リヤパイプ8L,8Rによって囲まれる略三角形状の領域において、バッテリ42の後部上方側に配置されている。そして、さらにキャニスター37の後端部のチャージポート38とパージポート39は、燃料タンク12と内燃機関2の吸気管25とのほぼ中間の高さとなる位置に配置されている。このため、燃料タンク12内の上部空間からキャニスター37に蒸発燃料を導入するチャージ配管44は、一部に略水平な領域があっても、全体として燃料タンク12からキャニスター37に向かって下方に傾斜して配置されている。同様に、キャニスター37から内燃機関2の吸気管25に吸着燃料を供給するパージ配管45は、一部に略水平な領域があっても、全体としてキャニスター37から吸気管25に向かって下方に傾斜して配置されている。
加えて、この実施形態の自動二輪車1では、内燃機関2の排気管31が、キャニスター37やドレンチューブ47と逆側の車体右側領域に配置されているため、ドレンチューブ47を通してキャニスター37から排出された液体分が排気管31に直接滴下したり、ドレンチューブ47を通して排気管31上に回り込んだりするのも防止することができる。
2 内燃機関
3 ヘッドパイプ
4 メインフレーム
4a 湾曲部
5L,5R シートレール
7L,7R センターパイプ
8L,8R リヤパイプ
12 燃料タンク
13 シート
16 エアクリーナ
30 排気管
35 ツールボックス
37 キャニスター
38 チャージポート
39 パージポート
40 新気導入ポート
41 ドレンポート
42 バッテリ(補機)
44 チャージ配管
45 パージ配管
47 ドレンチューブ
47a 排出口
48 パージコントロールバルブ
F 車体フレーム
Claims (7)
- 前輪(WF)及び操向ハンドル(10)を回動可能に支持するヘッドパイプ(3)と、前記ヘッドパイプ(3)から車体後方に延出するメインフレーム(4)と、前記メインフレーム(4)の後部から車体後方に延出して、乗員の着座するシート(13)を上部側で支持する左右一対のシートレール(5L,5R)と、前記メインフレーム(4)の後部から下方に延出する左右一対のセンターパイプ(7L,7R)と、前記左右一対のセンターパイプ(7L,7R)の各一方から後斜め上方に延出し、後端が左右の対応する前記シートレール(5L,5R)に結合される左右一対のリヤパイプ(8L,8R)と、を有する車体フレーム(F)と、
前記メインフレーム(4)の下方に配置される内燃機関(2)と、
前記メインフレーム(4)の上部に支持される燃料タンク(12)と、
左右の前記シートレール(5L,5R)の間に配置されて、前記内燃機関(2)で吸入する空気を濾過するエアクリーナ(16)と、
前記燃料タンク(12)内の蒸発燃料を吸着して、吸着した燃料を前記内燃機関(2)に供給する蒸発燃料処理装置のキャニスター(37)と、を備え、
前記キャニスター(37)が前記エアクリーナ(16)の車幅方向の一側方で、側面視で前記シートレール(5L,5R)、前記センターパイプ(7L,7R)、前記リヤパイプ(8L,8R)に囲まれる領域に配置され、
側面視で前記囲まれる領域のうちの、前記エアクリーナ(16)の車幅方向の一側方には、前記キャニスター(37)と、車両の電装機器に電力を供給するバッテリ(42)とが上下に並び、かつ側面視で相互に重ならない位置に配列され、
前記バッテリ(42)は、前記エアクリーナ(16)の下方前方に配置され、
前記キャニスター(37)は、少なくとも一部が前記エアクリーナ(16)と側面視で重なり、かつ、その前部下端が前記バッテリ(42)に対して車体後方側にオフセットするように配置されていることを特徴とする鞍乗型車両。 - 前記キャニスター(37)は、前記シートレール(5L)の延出方向に沿って車体前方下がりに取り付けられ、
前記キャニスター(37)の後部には、前記燃料タンク(12)から前記キャニスター(37)に蒸発燃料を送るチャージ配管(44)の接続されるチャージポート(38)と、前記キャニスター(37)から前記内燃機関(2)に燃料を送るパージ配管(45)の接続されるパージポート(39)と、が設けられ、
前記キャニスター(37)の前部には、前記キャニスター(37)内の不要な液体を外部に排出するドレンポート(41)と、前記キャニスター(37)内に外気を取り込む新気導入ポート(40)と、が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両。 - 前記ドレンポート(41)には、不要な液体を外部に排出するためのドレンチューブ(47)が接続され、
前記ドレンチューブ(47)の排出口(47a)は前記バッテリ(42)よりも下方に位置されていることを特徴とする請求項2に記載の鞍乗型車両。 - 前記エアクリーナ(16)の車幅方向の他側方には、前記内燃機関(2)の排気ガスを外部に排出するための排気管(30)が配置されていることを特徴とする請求項2または3に記載の鞍乗型車両。
- 前記キャニスター(37)には、当該キャニスター(37)から前記内燃機関(2)に燃料を送るパージ配管(45)が接続され、
前記パージ配管(45)には、前記キャニスター(37)から前記内燃機関(2)への燃料の供給を制御する電磁式のパージコントロールバルブ(48)が設けられ、
前記メインフレーム(4)は、前記ヘッドパイプ(3)から車体後方に延出した後に後端が下方に湾曲し、前記左右一対のセンターパイプ(7L,7R)は、前記メインフレーム(4)の湾曲部(4a)よりも下方に接続され、車幅方向左右に延出しつつ下方に湾曲しており、
前記パージコントロールバルブ(48)は前記センターパイプ(7L,7R)の車幅方向の最外側部位よりも内側の前記センターパイプ(7L,7R)または前記メインフレーム(4)に取り付けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の鞍乗型車両。 - 車幅方向の一側方の前記キャニスター(37)の後方には物品を収納するツールボックス(35)が設けられ、
前記ツールボックス(35)の少なくとも前端部の一部が、前記キャニスター(37)の後端部の下方に入り込み、前記キャニスター(37)と車体前後方向でオーバーラップしていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の鞍乗型車両。 - 前記キャニスター(37)の後部の前記チャージポート(38)と前記パージポート(39)は、前記燃料タンク(12)と前記内燃機関(2)に配置される吸気管(25)との略中間の高さとなる位置に配置されていることを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の鞍乗型車両。
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