JP5957332B2 - 鞍乗型車両 - Google Patents

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Description

本発明は、鞍乗型車両に関する。
特許文献1には、内燃機関のシリンダ部の後方であって、クランクケースの上方に、燃料ポンプが配置される鞍乗型車両が開示されている。
特開2008−143317号公報
しかしながら、上記特許文献1の鞍乗型車両では、クランクケースの上方の限られた空間に、燃料ポンプが、その長手方向を略垂直方向に沿わせるように配置されているため、ポンプ容量を大きくしようとした場合に、上記空間に所望の容量の燃料ポンプを設けることが困難となる場合が生じ得る。
本発明は上述の実情に鑑みて、クランクケースの上方の限られた空間に、極力容量の大きい燃料ポンプを設置できる鞍乗型車両を提供することを目的とする。
上記課題の解決手段として、本発明の第1の発明は、ヘッドパイプ(3)と、該ヘッドパイプ(3)から後方へ延びるメインフレーム(4)と、前記メインフレーム(4)の後部から後方に延びる左右一対のシートレール(5L,5R)と、前記メインフレーム(4)の後部から下方に延びる左右一対のセンタフレーム(8L,8R)と、前記センタフレーム(8L,8R)から後斜め上方に延び、前記シートレール(5L,5R)に接続する左右一対のリヤフレーム(9L,9R)と、を備える車体フレーム(2)と、前記メインフレーム(4)の下方に配置される内燃機関(25)と、前記メインフレーム(4)の上部に支持される燃料タンク(13)と、前記内燃機関(25)の吸気系に燃料を噴射する燃料噴射装置(42)と、前記燃料噴射装置(42)に、前記燃料タンク(13)に貯留された燃料を供給する燃料ポンプ(47)と、を備える鞍乗型車両において、前記内燃機関(25)は、クランクケース(28)と、該クランクケース(28)の前部から上方に立ち上がるシリンダ部(29)と、を備え、左右の前記センタフレーム(8L,8R)は、前記メインフレーム(4)の後部に向けて上方に延びるに従い、車幅方向内側に傾斜して延びるようにして、前記メインフレーム(4)の後部に接続し、前記燃料ポンプ(47)は前面視で、その長手方向が、該燃料ポンプ(47)と車幅方向において同側に位置する前記センタフレーム(8L,8R)における、前記メインフレーム(4)の後部に向けて上方に延びるに従い、車幅方向内側に延びる部位に沿うように配置されることを特徴とする鞍乗型車両を提供する。
第2の発明は、ヘッドパイプ(3)と、該ヘッドパイプ(3)から後方へ延びるメインフレーム(4)と、前記メインフレーム(4)の後部から後方に延びる左右一対のシートレール(5L,5R)と、前記メインフレーム(4)の後部から下方に延びる左右一対のセンタフレーム(8L,8R)と、前記センタフレーム(8L,8R)から後斜め上方に延び、前記シートレール(5L,5R)に接続する左右一対のリヤフレーム(9L,9R)と、を備える車体フレーム(2)と、前記メインフレーム(4)の下方に配置される内燃機関(25)と、前記メインフレーム(4)の上部に支持される燃料タンク(13)と、前記内燃機関(25)の吸気系に燃料を噴射する燃料噴射装置(42)と、前記燃料噴射装置(42)に、前記燃料タンク(13)に貯留された燃料を供給する燃料ポンプ(47)と、を備える鞍乗型車両において、前記内燃機関(25)は、クランクケース(28)と、該クランクケース(28)の前部から上方に立ち上がるシリンダ部(29)と、を備え、左右の前記センタフレーム(8L,8R)は、前記メインフレーム(4)の後部に向けて上方に延びるに従い、車幅方向内側に傾斜して延びるようにして、前記メインフレーム(4)の後部に接続し、前記燃料ポンプ(47)は前面視で、その長手方向が、該燃料ポンプ(47)と車幅方向において同側に位置する前記センタフレーム(8L,8R)における、前記メインフレーム(4)の後部に向けて上方に延びるに従い、車幅方向内側に延びる部位に、交差するように配置されることを特徴とする。
第3の発明は、ヘッドパイプ(3)と、該ヘッドパイプ(3)から後方へ延びるメインフレーム(4)と、前記メインフレーム(4)の後部から後方に延びる左右一対のシートレール(5L,5R)と、前記メインフレーム(4)の後部から下方に延びる左右一対のセンタフレーム(8L,8R)と、前記センタフレーム(8L,8R)から後斜め上方に延び、前記シートレール(5L,5R)に接続する左右一対のリヤフレーム(9L,9R)と、を備える車体フレーム(2)と、前記メインフレーム(4)の下方に配置される内燃機関(25)と、前記メインフレーム(4)の上部に支持される燃料タンク(13)と、前記内燃機関(25)の吸気系に燃料を噴射する燃料噴射装置(42)と、前記燃料噴射装置(42)に、前記燃料タンク(13)に貯留された燃料を供給する燃料ポンプ(47)と、を備える鞍乗型車両において、前記内燃機関(25)は、クランクケース(28)と、該クランクケース(28)の前部から上方に立ち上がるシリンダ部(29)と、を備え、キャニスタ(70)が、左右の前記センタフレーム(8L,8R)間を連結するクロスパイプ(8C)に取付けられたキャニスタステー(71)に取付けられ、側面視で、前記燃料ポンプ(47)は、前記センタフレーム(8L,8R)よりも前方に配置され、前記キャニスタ(70)は、前記センタフレーム(8L,8R)よりも後方に配置されることを特徴とする。
第4の発明は、上記第2の発明において、前記燃料ポンプ(47)の下端部の一部が、前記吸気系の一部の下方に位置するように、前記燃料ポンプ(47)が配置されることを特徴とする。
第5の発明は、上記第1〜第4のいずれかの発明において、前記シリンダ部(29)には、後方に延びるハンガボス(36)が一体に形成されるとともに、前記車体フレーム(2)には、前記ハンガボス(36)に連結して、前記シリンダ部(29)を懸架するシリンダハンガ(34)が取り付けられ、左右の前記センタフレーム(8L,8R)のいずれか一方に、前記燃料ポンプ(47)を支持するための燃料ポンプブラケット(50)が取り付けられ、前記燃料ポンプ(47)は、前記シリンダ部(29)の後方であって、前記クランクケース(28)の上方の位置で、その長手方向が鉛直方向に対して傾斜した状態で、かつその少なくとも一部が前面視で前記シリンダハンガ(34)の下方に位置するように、前記燃料ポンプブラケット(50)に支持されることを特徴とする。
の発明は、上記第1〜第5のいずれかの発明において、前記内燃機関(25)の吸気系に含まれるコネクティングチューブ(39)、スロットルボディ(40)及び吸気管(41)が、車幅方向中央から外側にオフセットして配置され、前記燃料ポンプ(47)は、車幅方向中央を挟んで、前記コネクティングチューブ(39)、前記スロットルボディ(40)及び前記吸気管(41)の反対側に配置され、前記燃料ポンプ(47)は、車幅方向中央を挟んで、前記コネクティングチューブ(39)、前記スロットルボディ(40)及び前記吸気管(41)の少なくともいずれかと対向するように配置されることを特徴とする。
の発明は、上記第1〜第のいずれかの発明において、前記シリンダ部(29)の後方における前記クランクケース(28)の上部に、スタータモータ(M)が設けられ、前記燃料ポンプ(47)は、前記スタータモータ(M)の後方に位置することを特徴とする
第8の発明は、上記第1〜第7のいずれかの発明において、前記車体フレーム(2)は、前記メインフレーム(4)の下方で前後方向に延びて、その後端が前記メインフレーム(4)の後部側に接続される補強パイプ(10)をさらに備えることを特徴とする。
上記第の発明によれば、燃料ポンプの上面が車幅方向内側に配置され、この上面に燃料配管を設けることで、この燃料配管の燃料タンク及び吸気系との間の距離を短く抑え易くすることができ、燃料配管を短く抑え易くすることができる。
上記第の発明によれば、燃料ポンプとシリンダハンガとの間隔を広げ、燃料ポンプに接続される燃料パイプの着脱作業を容易にするとともに、燃料ポンプを車幅方向中央に寄せて配置することができ、燃料ポンプの保護効果を高めることができる。
上記第の発明によれば、燃料ポンプ及びキャニスタそれぞれの容量を確保しつつ、コンパクトに配置できる。
上記第の発明によれば、燃料ポンプをコンパクトに配置できる。
上記第の発明によれば、燃料ポンプの長手方向を鉛直方向に対し傾斜する状態とすることで、その長手方向が鉛直方向に沿う場合に比べて、燃料タンクとクランクケースとの間の上下方向の限られた空間に、燃料ポンプを余裕をもって設置できるため、極力容量の大きい燃料ポンプを設置できる。また、燃料ポンプが車幅方向中央に寄せられることから、燃料ポンプを車幅方向外側からの外力から保護できる。
上記第の発明によれば、車両上に吸気系及び燃料ポンプを空間効率良くコンパクトに配置できる。
上記第の発明によれば、デッドスペースに燃料ポンプをコンパクトに配置できる。

本発明の第1の実施形態の自動二輪車の左側面図である。 第1の実施形態の自動二輪車の要部の上面図である。 第1の実施形態の自動二輪車の車体フレームの斜視図である。 第1の実施形態の自動二輪車の要部の左側面図である。 図4のA−A線に沿う断面図である。 本発明の第2の実施形態の自動二輪車の要部の左側面図である。 図6のB−B線に沿う断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。なお、以下の説明に用いる図面において、矢印FRは車両の前方を、矢印UPは車両の上方を、矢印LHは車両の左方をそれぞれ示している。
(第1の実施形態)
図1に示す本発明の第1の実施形態に係る鞍乗型車両としての自動二輪車1の車体フレーム2は、前端を構成するヘッドパイプ3と、ヘッドパイプ3の上部から後斜め下方へ延出し、その後部4Bが角度を変えて下方に湾曲するメインフレーム4と、メインフレーム4の後部4Bから後方へ延出する左右一対のシートレール5L,5Rと、ヘッドパイプ3の下部から後斜め下方へ延出するダウンフレーム6と、メインフレーム4の後部4Bの側面から下方に延出して、車両下部で湾曲して略水平に前方に延出し、次に上方に延出してダウンフレーム6の下部に接続される左右一対のセンタフレーム8L,8Rと、センタフレーム8L,8Rにおけるメインフレーム4の後部4Bから下方に延びる部位の上下方向略中央の位置から後斜め上方に延出し、シートレール5L,5Rの前後方向略中央の位置に接続されるリヤフレーム9L,9Rと、ダウンフレーム6の上部から後方に延出し、その後端がメインフレーム4の後部4B側に位置する部位、詳しくはメインフレーム4のヘッドパイプ3から直進する部位の後部に接続される補強パイプ10と、を備えている。
メインフレーム4の前部、ダウンフレーム6の上部、及びヘッドパイプ3の後部には、金属板材を張り合わせ構成されるとともに内側が中空とされるガセット部11が跨るように溶着され、補強パイプ10は前後方向に略水平に延出し、その前端が、ガセット部11に左右から覆われる状態で、このガセット部11に溶着されて補強されている。また、シートレール5L,5R、センタフレーム8L,8R、及びリヤフレーム9L,9Rで囲まれる領域は、側面視で三角形状を呈している。なお、上記の部材のうち図中に表れない部材(例えば、シートレール5R等)は、説明の便宜上、図中に括弧書きで符合を示している。以下の説明でも、図中に表れない部材は同様に取り扱っている。
ヘッドパイプ3には、下部に前輪WFを支持する左右一対のフロントフォーク12L,12Rが図示省略するステアリングシャフトを介して回転自在に取付けられ、メインフレーム4の上部には、燃料タンク13が支持されている。センタフレーム8L,8Rにおけるメインフレーム4の後部4Bから下方に延びる部位の前側には、前方に張り出し、上下方向に長く延びる左右一対のピボットプレート14L,14Rが溶着されている。
また、図3を参照し、左右のセンタフレーム8L,8Rの上部は、メインフレーム4の後部に向けて上方に延びるに従い、車幅方向内側に傾斜して延びるようにして、メインフレーム4の後部4Bに接続している。ここで、図中8LU,8RUは、センタフレーム8L,8Rにおいてメインフレーム4の後部に向けて上方に延びるに従い、車幅方向内側に延びる左右のセンタフレーム8L,8Rの上部を示している。
フロントフォーク12L,12Rの上部間は、トップブリッジ20及びこのトップブリッジ20の下方に配置されるボトムブリッジ21で連結されており、トップブリッジ20には、バーハンドル22が取付けられている。また、トップブリッジ20及びボトムブリッジ21の前方には、フロントカウル23が支持され、また、燃料タンク13の側方には、左右一対のタンクシュラウド24L,24Rが配置されている。
ピボットプレート14L,14Rの上下方向略中央に位置には、ピボット軸15が架け渡され、ピボット軸15にスイングアーム16が上下スイング自在に支持されている。スイングアーム16は、左右一対のアーム部材17L,17Rで構成され、後端部に後輪WRを回転可能に支持している。また、シートレール5L,5Rには、前後方向に延出するシート18及び後部左方に設けた後部側方ガード部材19が支持されている。
メインフレーム4の下方において、補強パイプ10と、ダウンフレーム6と、センタフレーム8L,8Rとで囲まれる側面視で略矩形の空間には、内燃機関25及び変速機26からなるパワーユニット27が、当該空間に収まるように配置されている。内燃機関25は、クランクケース28と、クランクケース28の前部から上方に立ち上がるシリンダ部29と、を備えている。シリンダ部29は、内部に形成されたシリンダボアにピストンを摺動可能に収容するシリンダブロック30と、シリンダブロック30の上部に配置されるシリンダヘッド31と、シリンダヘッド31の上部を覆うヘッドカバー32と、を備えている。
図中L1は、シリンダブロック30内のシリンダボアの中心軸であるシリンダ軸線を示し、シリンダ軸線L1は、垂直方向に対してやや傾斜し、クランクケース28側から前上方に延びている。本実施形態では、シリンダ軸線L1がダウンフレーム6の延在方向に概略沿って延びている。また、クランクケース28は、変速機26と一体化されており、その左側面に、外観部材であるクランクケースカバー28Aが取り付けられている。
図4を参照し、本実施形態において、クランクケースカバー28Aは、クランクケース28の左側面前側を覆う前側部281と、クランクケース28の左側面後側を覆う後側部282と、を一体に有しており、前側部281は、クランクケース28に収容されたクランクシャフトに同軸となる略円形状に形成され、後側部282は、前側部281から後方に延びて、センタフレーム8Lの直前まで至り、クランクケース28の左側面後側を広範囲に覆っている。また、前側部281には、シリンダ部29の後方であって、クランクケース28の上方の空間に向けて突出するように延びる延出部283が一体に形成されている。
前側部281並びに後側部282の外周縁部、及び延出部283の先端部には、複数のボルト挿通孔284が形成されており、クランクケースカバー28Aは、複数のボルト挿通孔284に挿通させたボルト285をクランクケース28に締結することで、クランクケース28に取り付けられている。ここで、シリンダ部29の後方におけるクランクケース28の上部には、スタータモータMが設けられ、上記延出部283は、このスタータモータMを左方から覆うように位置している。スタータモータMは、クランクケース28の上部から膨出するように設けられ、側面視では、スタータモータMと、後述の後側クランクケースハンガ35との間に隙間がある。
図1に戻り、パワーユニット27は、ダウンフレーム6の下部側面から後方に延びるようにダウンフレーム6に固着された左右一対の前側クランクケースハンガ33L,33Rと、補強パイプ10の後部から下方に延びるように補強パイプ10に固着されたシリンダハンガ34と、ピボットプレート14L,14Rの間に配置されるとともに、側面視でセンタフレーム8L,8Rにおけるメインフレーム4の後部4Bから下方に延びる部位の前方に配置される後側クランクケースハンガ35と、によって車体フレーム2に支持されている。
図3を参照し、左右のセンタフレーム8L、8Rにおけるメインフレーム4の後部4Bから下方に延びる部位の上部(8LU,8RU)の間は、クロスパイプ8Cによって連結され、このクロスパイプ8Cの車幅方向中央からやや左方にオフセットした位置には、ハンガ支持ブラケット8Sが溶着されている。上記後側クランクケースハンガ35は、ハンガ支持ブラケット8Sに固定されるようになっている。
詳しくは、ハンガ支持ブラケット8Sには上下一対のボルト挿通孔8S1,8S2が形成され、図4に示すように、本実施形態では、後側クランクケースハンガ35が、3つのボルト挿通孔35Aが形成された板体であり、3つのボルト挿通孔35Aのうちの2つを、ボルト挿通孔8S1,8S2に重ねた状態で、ボルト35Bを挿通され、このボルト35Bが図示しないナットに螺合されることで、ハンガ支持ブラケット8Sに後側クランクケースハンガ35が締結されている。そして、後側クランクケースハンガ35は、3つのボルト挿通孔35Aのうちの残りの1つがハンガ支持ブラケット8Sよりも下方に位置するように、ハンガ支持ブラケット8Sに締結されている。
図1を参照し、各ハンガの支持について説明すると、左右の前側クランクケースハンガ33L,33Rの間には、図示省略するシャフトが架け渡され、このシャフトを介して、前側クランクケースハンガ33L,33Rはクランクケース28の前部上側を支持している。
また、図4を参照し、後側クランクケースハンガ35は、クランクケースカバー28Aにおける後側部282の後側上部の内側に、後側クランクケースハンガ35におけるハンガ支持ブラケット8Sよりも下方に位置するボルト挿通孔35Aが位置する状態で、ボルト挿通孔35Aに挿通されたボルト37Aが、クランクケース28の左側面における後側上部に締結されることで、クランクケース28の後側上部を支持している。
また、シリンダハンガ34は、シリンダヘッド31の上部後面から後上方に延びるように、シリンダヘッド31に一体に形成されたハンガボス36の上部側面に、シリンダハンガ34の下部に挿通させたボルト37Bを車幅方向外側から締結することで、ハンガボス36を介してシリンダ部29を支持している(図5も参照のこと)。
図1に戻り、シートレール5L,5R、センタフレーム8L,8R、及びリヤフレーム9L,9Rによって形成される三角形状の空間には、エアクリーナ38が配置され、ここで、図2に示すように、エアクリーナ38の前面の車幅方向の略中央の位置からは、コネクティングチューブ39が車幅方向外側に延びつつ、前方に延びている。コネクティングチューブ39の前端はスロットルボディ40に接続され、スロットルボディ40からは吸気管41が車幅方向内側に延びつつ、前方に延び、吸気管41の前端は、シリンダヘッド31の後面に形成された吸気ポート(図示省略)に接続されている。ここで、本実施形態では、エアクリーナ38、コネクティングチューブ39、スロットルボディ40、及び吸気管41で吸気系が構成される。なお、図2においてCL1は、車幅方向中央を前後方向に沿って延びる車幅方向中心線を示している。
スロットルボディ40は内部に吸気通路を有し、概略筒状をなしており、車幅方向中央に対して右方にオフセットして配置されるとともに、コネクティングチューブ39の前端からその吸気通路が車幅方向内側前方に向くように配置されている。そして、本実施形態では、スロットルボディ40の上面に、燃料噴射装置であるインジェクタ42が設けられている。
なお、図1に示すように、エアクリーナ38は、シート18の前部下方に配置された左右一対のサイドカバー44L,44Rによって覆われている。サイドカバー44L,44Rは、シートレール5L,5R、センタフレーム8L,8R、及びリヤフレーム9L,9Rによって形成される三角形状の空間を概略覆うように、三角形状に形成されている。また、左のサイドカバー44Lの後方には、収納ボックス45が配置されている。
一方で、シリンダヘッド31の前面に形成された排気ポート(図示省略)には、排気管46が接続され、排気管46は排気ポートから右に湾曲して後方に延びている。
図2及び図4を参照し、インジェクタ42は、燃料ポンプ47から燃料を供給されて、スロットルボディ40の吸気通路内に燃料を噴射する。ここで、本実施形態では、シリンダ部29が、センタフレーム8L,8Rにおけるメインフレーム4の後部4Bから下方に延びる部位(上部8LU,8RU)から前方に離間して位置し、燃料ポンプ47が、シリンダ部29の後方であって、クランクケース28の上方の位置に配置されている。燃料ポンプ47は、円筒状体であり、その軸線S1方向に長く形成され、その上面のインレットポート47Aに接続したインレットパイプ48を介して燃料タンク13に接続し、燃料タンク13に貯留された燃料を供給されるとともに、同様に上面のアウトレットポート47Bに接続したアウトレットパイプ49を介してインジェクタ42に接続し、インジェクタ42に対して燃料を供給する。
詳しくは、図5を参照し、燃料ポンプ47は前面視で、その長手方向、すなわち軸線S1方向が鉛直方向に対して傾斜した状態であり、本実施形態では、その上部が前面視でシリンダハンガ34の下方に位置するように配置されている。また、図2を参照し、燃料ポンプ47は、車幅方向中央を挟んで、コネクティングチューブ39、スロットルボディ40及び吸気管41の反対側に配置され、本実施形態では、車幅方向中央を挟んで、スロットルボディ40と対向するように配置されている。
燃料ポンプ47は、左のセンタフレーム8Lに取り付けられた燃料ポンプブラケット50に支持され、本実施形態において燃料ポンプブラケット50は、金属製の板体から形成されている。燃料ポンプブラケット50は、左のセンタフレーム8Lの上部8LUの外周面に溶着される基部51と、基部51から前方に向けて突出する一対の係止片52,53と、を有している。係止片52,53は、基部51からシリンダ部29の後面に向けて延び、燃料ポンプ47の外周面に取り付けられた環状の弾性部材54に係合して燃料ポンプ47を支持している。より詳しく、基部51は、センタフレーム8Lの上部8LUの外周面の周方向に沿う、前面視で上部8LUの延在方向に直交する方向に長く溶着され、係止片52,53は、この直交する方向上で基部51の溶着部位の両側に振り分けて配置されて、それぞれ前方に突出するように形成されている。更に詳しくは、本実施形態において基部51は、前面視で上部8LUの延在方向に直交する方向に長く形成された矩形板状であり、係止片52,53は基部51の長手方向の両端部から突出し、相互の間の間隔を広げるように適宜屈曲して延びる形状に形成されている。
弾性部材54の外周面には、該弾性部材54の径方向で対向する位置に一対のステー部55,56が突出するように形成され、ステー部55,56にはそれぞれ、図5に示すように、燃料ポンプ47の軸方向と直交する方向に沿って、これらステー部55,56を貫通する係止孔55A,56Aが形成されている。本実施形態では、これら係止孔55A,56Aに係止片52,53を嵌入することで、燃料ポンプブラケット50が、燃料ポンプ47を支持している。
なお、係止片52,53の先端には、図示省略するが、外側に張り出すフック部が形成され、これらフック部は、ステー部55,56における係止孔55A,56Aの周縁部に引っ掛り、燃料ポンプ47の抜けを防止する。
このようにして、燃料ポンプ47が燃料ポンプブラケット50を介してセンタフレーム8Lに支持された状態では、図4に示すように、燃料ポンプ47が、スタータモータM後方に位置している。また、図5に示すように、燃料ポンプ47は前面視で、その長手方向(軸線S1方向)が、センタフレーム8Lの上部8LRに沿うように配置されるようになっている。このように、燃料ポンプ47が、その長手方向(軸線S1方向)が、センタフレーム8Lの上部8LRに沿うように配置される場合、燃料ポンプ47はセンタフレーム7Lによって後方から保護される。
一方で、図1及び図3を参照し、本実施形態の自動二輪車1にはキャニスタ70が設けられている。キャニスタ70は、燃料タンク13に連通し、燃料タンク13から導き出された蒸発燃料を吸着剤で吸着し、当該吸着剤に吸着した燃料を、吸気通路に供給する。図3に示すように、キャニスタ70は、クロスパイプ8Cから下方に延びるキャニスタステー71に支持されている。キャニスタ70は、センタフレーム8L,8Rの前端よりも後方であって、これらセンタフレーム8L,8Rにおけるメインフレーム4の後部4Bから下方に延びる部位(上部8LU,8RU)の間に配置されて、図1に示すように側面視でセンタフレーム8L,8Rに一部が重なるとともに、センタフレーム8L,8Rに沿っている。なお、キャニスタ70の燃料タンク13等への配管については説明を省略する。
以上に記載した第1の実施形態の自動二輪車1では、シリンダ部29に、後方に延びるハンガボス36が一体に形成されるとともに、補強パイプ10に、ハンガボス36に連結して、シリンダ部29を懸架するシリンダハンガ34が取り付けられ、左のセンタフレーム8Lに、燃料ポンプ47を支持するための燃料ポンプブラケット50が取り付けられ、燃料ポンプ47が、シリンダ部29の後方であって、クランクケース28の上方の位置で、その長手方向が鉛直方向に対して傾斜した状態で、かつその一部が前面視でシリンダハンガ34の下方に位置するように、燃料ポンプブラケット50に支持されている。
このような構造を有する自動二輪車1では、燃料ポンプ47の長手方向を鉛直方向に対し傾斜する状態とすることで、その長手方向が鉛直方向に沿う場合に比べて、燃料タンク13とクランクケース28との間の上下方向の限られた空間に、燃料ポンプ47を余裕をもって設置できるため、極力容量の大きい燃料ポンプ47を設置できる。また、燃料ポンプ47が車幅方向中央に寄せられることから、燃料ポンプ47を車幅方向外側からの外力から保護できる。
また、本実施形態では、内燃機関25の吸気系に含まれるコネクティングチューブ39、スロットルボディ40及び吸気管41が、車幅方向中央から外側にオフセットして配置され、燃料ポンプ47が、車幅方向中央を挟んで、コネクティングチューブ39、スロットルボディ40及び吸気管41の反対側に配置され、そして、燃料ポンプ47が、車幅方向中央を挟んで、スロットルボディ40と対向するように配置されている。
このような構成では、車両上に吸気系及び燃料ポンプ47を空間効率良くコンパクトに配置できる。
また、本実施形態では、左右のセンタフレーム8L,8Rが、メインフレーム4の後部に向けて上方に延びるに従い、車幅方向内側に延びるようにして、メインフレーム4の後部に接続し、燃料ポンプ47は前面視で、その長手方向が、燃料ポンプ47と車幅方向において同側に位置するセンタフレーム8Lにおける、メインフレーム4の後部に向けて上方に延びるに従い、車幅方向内側に延びる部位である上部8LUに沿うように配置されている。
このような構成では、燃料ポンプ47の上面が車幅方向内側に配置され、この上面に燃料配管であるインレットパイプ48及びアウトレットパイプ49を設けることで、これら燃料配管の燃料タンク及び吸気系との間の距離を短く抑え易くすることができ、燃料配管を短く抑え易くすることができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について図6及び図7を用いて説明する。なお、本実施形態における第1の実施形態と同一の構成要素については、同一符号で示し、説明は省略する。
図6及び図7に示すように、本実施形態では燃料ポンプ47の傾斜方向が第1の実施形態と異なっている。すなわち、本実施形態において、燃料ポンプ47は前面視で、その長手方向(軸線S1方向)が、燃料ポンプ47と車幅方向において同側に位置するセンタフレーム8Lにおける上部8LUに、交差するように配置されている。より詳しくは、本実施形態では、センタフレーム8Lにおける上部8LUの延在方向に沿う直線L3と燃料ポンプ47の長手方向に沿う軸線S1とが、略直交し、センタフレーム8Lの鉛直方向を基準とした傾斜方向と反対側に、燃料ポンプ47が傾斜している。また、上部8LUと燃料ポンプ47の長手方向に沿う軸線S1とがなす角度は略90度であるが、このような角度は限定されるものではない。しかしながら、これらがなす角度は、コンパクト化の観点から60〜120度程度が好ましい。そして、本実施形態では、燃料ポンプ47の下部が前面視で、シリンダハンガ34よりも下方に位置している。
また、燃料ポンプブラケット50は、第1の実施形態と同様のものであるが、燃料ポンプ47の傾斜に対応して、その係止片52,53の突出方向は、第1の実施形態と異なっている。詳しくは、この実施形態の燃料ポンプブラケット50の基部51は、前面視でセンタフレーム8Lの上部8LUの延在方向に長く溶着され、係止片52,53は、この延在方向上で基部51の溶着部位の両側に振り分けて配置されて、それぞれ前方に突出するように形成されている。更に詳しくは、本実施形態において基部51は、前面視で上部8LUの延在方向に長く形成された矩形板状であり、係止片52,53は基部51の長手方向の両端部から突出し、相互の間の間隔を広げるように適宜屈曲して延びる形状に形成されている。
また、図7には、吸気管41を説明便宜上、二点鎖線で示しているが、本実施形態においては、燃料ポンプ47の下部が前面視で、吸気系の一部である吸気管41の下方に位置するように、燃料ポンプ47が配置されている。このような第2の実施形態の構成では、第1の実施形態のものと同様に、極力容量の大きいポンプを設けることができるとともに、燃料ポンプ47とシリンダハンガ34との間隔を適切に確保しながら、燃料ポンプ47に接続される燃料パイプ(インレットパイプ48、アウトレットパイプ49)の着脱作業を容易にするとともに、燃料ポンプ47を車幅方向中央に寄せて配置することができ、燃料ポンプ47の保護効果を高めることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記実施形態では、燃料ポンプ47が、車幅方向中央を挟んで、コネクティングチューブ39、スロットルボディ40及び吸気管41の反対側に配置され、車幅方向中央を挟んで、スロットルボディ40と対向するように配置される例を説明したが、吸気系の構成に応じて、コネクティングチューブ39又は吸気管41とも対向するような構成であってもよい。
1 自動二輪車(鞍乗型車両)
2 車体フレーム
3 ヘッドパイプ
4 メインフレーム
5L,5R シートレール
8L,8R センタフレーム
8C クロスパイプ
9L,9R リヤフレーム
10 補強パイプ
13 燃料タンク
25 内燃機関
28 クランクケース
285 ボルト
29 シリンダ部
34 シリンダハンガ
36 ハンガボス
39 コネクティングチューブ
40 スロットルボディ
41 吸気管
42 インジェクタ(燃料噴射装置)
47 燃料ポンプ
50 燃料ポンプブラケット
M スタータモータ

Claims (8)

  1. ヘッドパイプ(3)と、該ヘッドパイプ(3)から後方へ延びるメインフレーム(4)と、前記メインフレーム(4)の後部から後方に延びる左右一対のシートレール(5L,5R)と、前記メインフレーム(4)の後部から下方に延びる左右一対のセンタフレーム(8L,8R)と、前記センタフレーム(8L,8R)から後斜め上方に延び、前記シートレール(5L,5R)に接続する左右一対のリヤフレーム(9L,9R)と、を備える車体フレーム(2)と、
    前記メインフレーム(4)の下方に配置される内燃機関(25)と、
    前記メインフレーム(4)の上部に支持される燃料タンク(13)と、
    前記内燃機関(25)の吸気系に燃料を噴射する燃料噴射装置(42)と、
    前記燃料噴射装置(42)に、前記燃料タンク(13)に貯留された燃料を供給する燃料ポンプ(47)と、を備える鞍乗型車両において、
    前記内燃機関(25)は、クランクケース(28)と、該クランクケース(28)の前部から上方に立ち上がるシリンダ部(29)と、を備え、
    左右の前記センタフレーム(8L,8R)は、前記メインフレーム(4)の後部に向けて上方に延びるに従い、車幅方向内側に傾斜して延びるようにして、前記メインフレーム(4)の後部に接続し、
    前記燃料ポンプ(47)は前面視で、その長手方向が、該燃料ポンプ(47)と車幅方向において同側に位置する前記センタフレーム(8L,8R)における、前記メインフレーム(4)の後部に向けて上方に延びるに従い、車幅方向内側に延びる部位に沿うように配置されることを特徴とする鞍乗型車両。
  2. ヘッドパイプ(3)と、該ヘッドパイプ(3)から後方へ延びるメインフレーム(4)と、前記メインフレーム(4)の後部から後方に延びる左右一対のシートレール(5L,5R)と、前記メインフレーム(4)の後部から下方に延びる左右一対のセンタフレーム(8L,8R)と、前記センタフレーム(8L,8R)から後斜め上方に延び、前記シートレール(5L,5R)に接続する左右一対のリヤフレーム(9L,9R)と、を備える車体フレーム(2)と、
    前記メインフレーム(4)の下方に配置される内燃機関(25)と、
    前記メインフレーム(4)の上部に支持される燃料タンク(13)と、
    前記内燃機関(25)の吸気系に燃料を噴射する燃料噴射装置(42)と、
    前記燃料噴射装置(42)に、前記燃料タンク(13)に貯留された燃料を供給する燃料ポンプ(47)と、を備える鞍乗型車両において、
    前記内燃機関(25)は、クランクケース(28)と、該クランクケース(28)の前部から上方に立ち上がるシリンダ部(29)と、を備え、
    左右の前記センタフレーム(8L,8R)は、前記メインフレーム(4)の後部に向けて上方に延びるに従い、車幅方向内側に傾斜して延びるようにして、前記メインフレーム(4)の後部に接続し、
    前記燃料ポンプ(47)は前面視で、その長手方向が、該燃料ポンプ(47)と車幅方向において同側に位置する前記センタフレーム(8L,8R)における、前記メインフレーム(4)の後部に向けて上方に延びるに従い、車幅方向内側に延びる部位に、交差するように配置されることを特徴とする鞍乗型車両。
  3. ヘッドパイプ(3)と、該ヘッドパイプ(3)から後方へ延びるメインフレーム(4)と、前記メインフレーム(4)の後部から後方に延びる左右一対のシートレール(5L,5R)と、前記メインフレーム(4)の後部から下方に延びる左右一対のセンタフレーム(8L,8R)と、前記センタフレーム(8L,8R)から後斜め上方に延び、前記シートレール(5L,5R)に接続する左右一対のリヤフレーム(9L,9R)と、を備える車体フレーム(2)と、
    前記メインフレーム(4)の下方に配置される内燃機関(25)と、
    前記メインフレーム(4)の上部に支持される燃料タンク(13)と、
    前記内燃機関(25)の吸気系に燃料を噴射する燃料噴射装置(42)と、
    前記燃料噴射装置(42)に、前記燃料タンク(13)に貯留された燃料を供給する燃料ポンプ(47)と、を備える鞍乗型車両において、
    前記内燃機関(25)は、クランクケース(28)と、該クランクケース(28)の前部から上方に立ち上がるシリンダ部(29)と、を備え、
    キャニスタ(70)が、左右の前記センタフレーム(8L,8R)間を連結するクロスパイプ(8C)に取付けられたキャニスタステー(71)に取付けられ、
    側面視で、前記燃料ポンプ(47)は、前記センタフレーム(8L,8R)よりも前方に配置され、
    前記キャニスタ(70)は、前記センタフレーム(8L,8R)よりも後方に配置されることを特徴とする鞍乗型車両。
  4. 前記燃料ポンプ(47)の下端部の一部が、前記吸気系の一部の下方に位置するように、前記燃料ポンプ(47)が配置されることを特徴とする請求項に記載の鞍乗型車両。
  5. 前記シリンダ部(29)には、後方に延びるハンガボス(36)が一体に形成されるとともに、前記車体フレーム(2)には、前記ハンガボス(36)に連結して、前記シリンダ部(29)を懸架するシリンダハンガ(34)が取り付けられ、
    左右の前記センタフレーム(8L,8R)のいずれか一方に、前記燃料ポンプ(47)を支持するための燃料ポンプブラケット(50)が取り付けられ、
    前記燃料ポンプ(47)は、前記シリンダ部(29)の後方であって、前記クランクケース(28)の上方の位置で、その長手方向が鉛直方向に対して傾斜した状態で、かつその少なくとも一部が前面視で前記シリンダハンガ(34)の下方に位置するように、前記燃料ポンプブラケット(50)に支持されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の鞍乗型車両。
  6. 前記内燃機関(25)の吸気系に含まれるコネクティングチューブ(39)、スロットルボディ(40)及び吸気管(41)が、車幅方向中央から外側にオフセットして配置され、
    前記燃料ポンプ(47)は、車幅方向中央を挟んで、前記コネクティングチューブ(39)、前記スロットルボディ(40)及び前記吸気管(41)の反対側に配置され、
    前記燃料ポンプ(47)は、車幅方向中央を挟んで、前記コネクティングチューブ(39)、前記スロットルボディ(40)及び前記吸気管(41)の少なくともいずれかと対向するように配置されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の鞍乗型車両。
  7. 前記シリンダ部(29)の後方における前記クランクケース(28)の上部に、スタータモータ(M)が設けられ、
    前記燃料ポンプ(47)は、前記スタータモータ(M)の後方に位置することを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の鞍乗型車両。
  8. 前記車体フレーム(2)は、前記メインフレーム(4)の下方で前後方向に延びて、その後端が前記メインフレーム(4)の後部側に接続される補強パイプ(10)をさらに備えることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の鞍乗型車両。
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