JP2012245940A - 鞍乗り型車両 - Google Patents

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Shunichi Nakabayashi
俊一 中林
Kenji Muto
健二 武藤
Keisuke Koitabashi
圭介 小板橋
Masato Hatanaka
眞人 畑中
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Abstract

【課題】単一のメインフレームに補機類を効率よく支持し、かつ前記補機類に至るハーネスの長さ及び外部への露出を抑えることが可能な鞍乗り型車両を提供する。
【解決手段】ヘッドパイプ6から後方に延びる単一のメインフレーム13と、メインフレーム13の後方に配置される前シート27と、ヘッドパイプ6及び前シート27間でメインフレーム13に上方から跨がるように配置される電装収納ボックス40とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動二輪車等の鞍乗り型車両に関する。
従来、鞍乗り型車両において、車体フレームにおけるヘッドパイプから後方に延びる左右一対のメインフレーム上にやぐら状のステーを立設し、このステーにエアバッグモジュールを支持したものがある(例えば、特許文献1参照)。エアバッグモジュールの下方にはオーディオモジュールが配置され、ステーの側方には制御装置たるECUが配置される。
特開2007−069785号公報
ところで、上記従来技術においては、左右メインフレーム上に各モジュールやECUといった電装系の補機類を配置することから、これらの配置スペースが上方に向けて拡大してしまうため、車体の大部分がカウルで覆われるような車両には適用し易いものの、カウルで覆われる部分の少ない車両においては適用が困難であるという課題がある。他方、車体左右中心に配置された単一のメインフレームを有する車両にも好適な構成が望まれている。
また、上記従来技術においては、前記補機類とバッテリとを結線するハーネスの長さが増加し易くコストがかさむという課題があり、かつ、カウルで覆われる部分の少ない車両に適用した場合には前記ハーネスが露出し易く車両外観品質に影響するという課題がある。
そこで本発明は、単一のメインフレームに補機類を効率よく支持し、かつ前記補機類に至るハーネスの長さ及び外部への露出を抑えることが可能な鞍乗り型車両を提供することを目的とする。
上記課題の解決手段として、請求項1に記載した発明は、
ヘッドパイプ(6)から後方に延びる単一のメインフレーム(13)を有する車体フレーム(5)と、前記メインフレーム(13)の後方に配置されるシート(27)とを備える鞍乗り型車両(1)において、
前記ヘッドパイプ(6)とシート(27)との間に、前記メインフレーム(13)に上方から跨がるように配置される補機収納ボックス(40)を備えることを特徴とする。
なお、前記鞍乗り型車両には、運転者が車体を跨いで乗車する車両全般が含まれ、自動二輪車のみならず、三輪(前一輪かつ後二輪の他に、前二輪かつ後一輪の車両も含む)又は四輪の車両も含まれる。
請求項2に記載した発明は、
前記補機収納ボックス(40)は、前記メインフレーム(13)を左右に跨ぐように設けられて補機類を左右に振り分けて支持するベースプレート(41)と、前記補機類を覆うように設けられるカバー(50)とを有することを特徴とする。
請求項3に記載した発明は、
前記カバー(50)は、前記ベースプレート(41)の左右にそれぞれ取り付けられる左右カバー体(51L,51R)に分割され、前記ベースプレート(41)の左右中間部に、前記左右カバー体(51L,51R)同士の結合部を支持するポスト部(44b,45a,45b)が設けられることを特徴とする。
請求項4に記載した発明は、
前記メインフレーム(13)の下端縁部に、上方に向けて凹む溝(63)が設けられ、この溝(63)内に、前記前記補機収納ボックス(40)内の補機類に接続されるハーネスの少なくとも一部が収納されることを特徴とする。
請求項5に記載した発明は、
前記補機収納ボックス(40)は、その前部に左右幅が最も広い最幅広部(W)を有し、この最幅広部(W)よりも後方の部位が、後側ほど左右幅を狭めるように形成されることを特徴とする。
請求項1に記載した発明によれば、メインフレームを跨ぐ補機収納ボックス内に複数の補機類を適宜振り分けて効率よく配置可能とした上で、これらを結線するハーネス長さを抑えてコスト低減を図ることができる。また、前記ハーネスもボックス内に収めることが可能となり、ハーネスの外部への露出を抑えて車両外観品質を向上できる。
請求項2に記載した発明によれば、補機類はベースプレートで支持し、この補機類をカバーで覆うことで、カバーで補機類を支持する必要がなく、カバーの設計自由度ひいては外観品質の向上を図ることができる。
請求項3に記載した発明によれば、ベースプレートで左右カバー体同士の結合部も支持することで、左右カバー体の結合強度を高めると共に、これらの間の隙間の発生を抑制できる。
請求項4に記載した発明によれば、補機収納ボックス外から補機収納ボックス内の補機類に至るハーネスを目立たなくすることができる。
請求項5に記載した発明によれば、シート前方に配置される補機収納ボックスをニーグリップし易くすることができる。
本発明の実施形態における自動二輪車の左側面図である。 上記自動二輪車の車体フレームの斜視図である。 上記自動二輪車の電装収納ボックス周辺の左側面図である。 上記電装収納ボックスの上面図である。 上記電装収納ボックスのアウタカバーを外した状態の左側面図である。 上記電装収納ボックスのアウタカバーを外した状態の右側面図である。 上記電装収納ボックスのアウタカバーを外した状態の上面図である。 上記電装収納ボックスのアウタカバーを外した状態の前面図である。 図3のA−A断面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の説明における前後左右等の向きは、特に記載が無ければ以下に説明する車両における向きと同一とする。また以下の説明に用いる図中適所には、車両前方を示す矢印FR、車両左方を示す矢印LH、車両上方を示す矢印UPが示されている。
図1に示す自動二輪車1において、その前輪2は左右一対のフロントフォーク3の下端部に軸支され、左右フロントフォーク3の上部はステアリングステム4及びトップブリッジ4aを介して車体フレーム5前端部のヘッドパイプ6に操向可能に枢支される。トップブリッジ4a上には操向用のバーハンドル4bが取り付けられる。左右フロントフォーク3間にはフロントフェンダ7が支持される。
自動二輪車1の後輪8は、車体後部下側で前後に延びるスイングアーム9の後端部に軸支される。スイングアーム9の前端部は、車体フレーム5下部の左右ピボットプレート11に上下揺動可能に枢支される。後輪8は、自動二輪車1の原動機であるエンジン12に対して、車体後部左側に配設された例えばチェーン式の伝動機構9aを介して連結される。
図2を併せて参照し、車体フレーム5は、車体中央に搭載したエンジン12を取り囲むクレードル形のもので、複数種の鋼材を溶接等により一体結合してなる。
車体フレーム5は、ヘッドパイプ6の上部後側から斜め下後方へ側面視で比較的緩傾斜をなして延びる単一のメインフレーム13と、ヘッドパイプ6の下部後側(メインフレーム13の前端部下側)から左右に分岐して斜め下後方へ側面視で比較的急傾斜をなして延びる左右一対のダウンフレーム14と、左右ダウンフレーム14の下端部から後方へ湾曲して略水平に延びる左右一対のロアフレーム15と、左右ロアフレーム15の後端部から上方へ湾曲して側面視で後方へ凸のV字形状をなして延びる左右一対のピボットフレーム16と、左右ピボットフレーム16の湾曲内周側(前側)に一体的に設けられる左右一対の前記ピボットプレート11とを有する。
また、車体フレーム5は、メインフレーム13の後端部から左右に分岐して斜め下左右外側へ広がりつつ側面視で斜め下後方へ比較的急傾斜をなして延びて左右ピボットフレーム16の上端部に連なる左右一対のミドルフレーム17と、同じくメインフレーム13の後端部から左右に分岐して斜め後左右外側へ広がりつつ側面視で後方へ略水平に延びる左右一対のシートフレーム18と、左右ピボットフレーム16の湾曲頂部後側から左右シートフレーム18の後端部に向けて側面視で後上がりに延びる左右一対のシートサポートパイプ19と、左右ダウンフレーム14の上下中間部間を連結するフロントクロスパイプ21と、左右ピボットフレーム16の上端部間を連結するリヤアッパクロスパイプ22と、左右ピボットフレーム16の下端部間を連結するリヤロアクロスパイプ23とを有する。
メインフレーム13は例えば鍛造成形品であり、左右幅に対して上下幅を広げた縦長の断面形状を有して前後に延びる。メインフレーム13の前端部下側にはガセット部13aが形成され、このガセット部13aの両側に左右ダウンフレーム14の上端部となるダウンフレーム接続部13bが形成される。メインフレーム13の後端部上側には、左右シートフレーム18の前端部をなるシートフレーム接続部13c、及び左右ミドルフレーム17の上端部となるミドルフレーム接続部13dがそれぞれ形成される。
左右シートサポートパイプ19は、左右ピボットフレーム16から比較的緩傾斜をなして延びた後に湾曲して比較的急傾斜をなして斜め後上方に延びる。車体フレーム5の後端部には、例えば鍛造成形品である左右一対のクッション上端支持部材24が左右一対に設けられる。これら左右クッション上端支持部材24とスイングアーム9の左右アームとの間には、左右一対のリヤクッション25が配設される。左右クッション上端支持部材24には、左右シートフレーム18の後端部となる後シートフレーム接続部24a、及び左右シートサポートパイプ19の上端部となる後サポート接続部24bがそれぞれ形成される。
ダウンフレーム14、ロアフレーム15、ピボットフレーム16及びミドルフレーム17は、それぞれ車体左右毎に単一の丸形鋼管の曲げ加工により連続して形成される。シートフレーム18及びシートサポートパイプ19は、それぞれ個別の丸形鋼管からなる。左右シートフレーム18の後方には、左右エクステンションフレーム18aがそれぞれ連結される。左右エクステンションフレーム18a間には、例えば鋼板製のリヤフェンダ26が支持される。左右シートフレーム18上には運転者用の前シート27が支持され、リヤフェンダ26上にはパッセンジャー用の後シート28が支持される。
側面視でメインフレーム13、ミドルフレーム17、ダウンフレーム14、ロアフレーム15及びピボットフレーム16に囲まれた閉空間29には、自動二輪車1の原動機であるエンジン(内燃機関)12が搭載される。
エンジン12は空冷直列四気筒エンジンであり、その下部を構成するクランクケース31の前部上方にシリンダ部32を立設した構成を有する。シリンダ部32の起立方向は鉛直方向に対してやや前傾している。
シリンダ部32は、クランクケース31側から順にシリンダ本体32a、シリンダヘッド32b及びヘッドカバー32cを積層してなる。シリンダヘッド32bの後部(吸気側)には吸気系部品が、シリンダヘッド32bの前部(排気側)には排気系部品がそれぞれ接続される。
シリンダ本体32a内の四気筒分のピストンの往復動は、クランクケース31前部内のクランクシャフトの回転動に変換され、クランクケース31後部内のトランスミッションを介して減速及び変速がなされた後、クランクケース31後部左側から前記伝動機構9aを介して後輪8に伝達される。
シリンダ部32の上方には、後述する各種電装部品58,59a,59b,59c,61,61a,62,62a(以下、補機類と総称することがある)が、電装収納ボックス40内に収納された状態で配設される。
図3,4に示すように、電装収納ボックス40は、所謂ティアドロップ型の燃料タンクの外観を模したもので、側面視及び上面視で球形状の前端部に対して後側ほど上下幅及び左右幅を狭めるように形成され、かつメインフレーム13の延在方向に沿うように後下がりに傾斜して配置される。換言すれば、電装収納ボックス40は、その前部両側に左右幅が最も広い最幅広部W(図4参照)を有し、この最幅広部Wよりも後方の部位が、後側ほど上下幅及び左右幅を狭めるように形成されている。
実際にエンジン12の燃料(ガソリン)を貯蔵する燃料タンク70は、前シート27の下方であって側面視でミドルフレーム17、ピボットフレーム16の上部、シートフレーム18及びシートサポートパイプ19に囲まれた後部閉空間29aに配置される。燃料タンク70への給油作業は、前シート27がその前端部下側のヒンジ軸27aを中心に回動することで可能となる。なお、図中符号CLは車体左右中心線を示す。
図5〜8を併せて参照し、電装収納ボックス40は、メインフレーム13を左右に跨ぐように形成されて前記補機類を保持するベースプレート41と、前記補機類及びベースプレート41を左右外側から覆う左右カバー体51L,51Rとを有する。ベースプレート41及び左右カバー体51L,51Rはそれぞれ樹脂成形品とされる。
ベースプレート41は、メインフレーム13を跨ぐ鞍形部42と、その下端縁から左右外側に延びる左右底板部43とを一体に有する。
鞍形部42は、メインフレーム13の上面に沿う断面円弧状の上壁部42aと、上壁部42aの左右下端縁から下方に延びる左右側壁部42bとを形成する。上壁部42aの前後には、上方に突出する前後ポスト部44,45がそれぞれ形成される。左右側壁部42bは、側面視で電装収納ボックス40の下部形状と重なるように形成される。
左右底板部43は、それぞれ鞍形部42の左右側壁部42bの下端縁から左右外側に延びるもので、側面視で電装収納ボックス40の下端縁に沿うように適宜湾曲して形成される。左右底板部43の外側縁は、上面視で左右カバー体51L,51Rの外形線よりもタンク内方に位置してかつこれに沿うように湾曲して形成される。
前ポスト部44は、電装収納ボックス40の前部上側に配置されるメータユニット46及びその下方に連なるメータカバー47を支持するメータ支持部44aと、その後方で上方への突出高さを増して形成される前カバー支持部44bとを有する。
後ポスト部45は、前カバー支持部44bの後方に所定間隔を空けて形成される中間カバー支持部45aと、その後方で上方への突出高さを抑えて形成される後カバー支持部45bとを有する。
鞍形部42の左右側壁部42bの前部は、これを左右外側から貫通するボルトb1によりメインフレーム13の側部に締結固定される。鞍形部42の上壁部42aの後端から左右カバー体51L,51Rの後端よりも後方に延びる延出片42cは、これを斜め後上方から貫通するボルトb2によりメインフレーム13の後端部に締結固定される。これにより、ベースプレート41がメインフレーム13に固定的に支持される。
図9を併せて参照し、左右カバー体51L,51Rは、それぞれベースプレート41及びこれに支持された前記補機類を左右外側から覆うように設けられる。左右カバー体51L,51Rの下端縁部51aは、それぞれ左右底板部43の外側縁部43aに例えばビスb4’等により締結固定される。左右カバー体51L,51Rの上端縁部51bは、例えば互いに上下に重なった状態で各カバー支持部にビスb3〜b6等により締結固定される。これにより、左右カバー体51L,51Rがベースプレート41に固定的に支持され、もって電装収納ボックス40の外観を形成するアウタカバー50が構成される。なお、左右カバー体51L,51Rの少なくとも一部が車体フレーム5に固定される構成であってもよい。
左右カバー体51L,51Rの前部上側は、後上がりの軸線に沿う円筒形状のメータカバー47との交線に沿って切り欠かれる。メータカバー47よりも後方において、左右カバー体51L,51Rの上端縁部51b同士の重なり部は、これに沿う帯状カバー52に上方から覆われる。この帯状カバー52と共に、左右カバー体51L,51Rの上端縁部51bが各カバー支持部44b,45a,45bに締結固定される。
図6を参照し、鞍形部42の右側壁部42bの前側には、側面視でメインフレーム13の傾斜に沿うように配置された直方体形状のバッテリ58の下面及び後面を支持する側面視L字形状のバッテリトレイ53が一体形成される。バッテリトレイ53の左右幅はバッテリ58の左右幅よりも小さく、バッテリトレイ53上に載置したバッテリ58の右側部はバッテリトレイ53の外側方に張り出すが、このバッテリ58の右側部の前部下側は、例えば鋼板製のバッテリブラケット54を介してバッテリトレイ53に支持される。
図6〜8を参照し、バッテリブラケット54は、バッテリ58の右側部の前部下側の外側面、前面及び下面にそれぞれ沿う側板部55a、前板部55b及び下板部55cを形成するブラケット本体55と、側板部55aの後部上側から斜め上後方に延びた後に内側方に屈曲する帯状の第一ステー56と、前板部55bから上方に延びた後に後方に屈曲して延びてさらにその後に下方に屈曲する帯状の第二ステー57とを有し、これらを一体に溶接結合してなる。各ステーは、バッテリ58の後部直上で交差する際に互いに溶接結合される。
下板部55cの内側端からは下締結フランジ55dが下方に延び、この下締結フランジ55dの前後がバッテリトレイ53の下部外側に前後一対のボルトb7により締結固定される。第一ステー56の内側端からは第一締結フランジ56aが上方に延び、この第一締結フランジ56aが前カバー支持部44bの側部にボルトb8により締結固定される。第二ステー57の後下端からは第二締結フランジ57aが後方に向けて延び、この第二締結フランジ57aがバッテリトレイ53の後端上部にボルトb9により締結固定される。
以上四箇所の締結により、バッテリ58がバッテリトレイ53に固定的に支持される。なお、バッテリブラケット54の前板部55bには転倒センサ59aが取り付けられる。バッテリ58の後方(鞍形部42の右側壁部42bの後側)にはスタータマグネットスイッチ59b及びパワーリレー59cが配置されて右側壁部42bに支持される。
図5,7,8を参照し、鞍形部42の左側壁部42bの前側には、左右幅を抑えた直方体形状をなす車両制御装置としてのECU61が配置されて左側壁部42bに支持される。ECU61の内側方には燃料噴射制御ユニット61aが配置されて左側壁部42bに支持される。
鞍形部42の左側壁部42bの後側には、側面視でメインフレーム13の傾斜に沿うように配置された前後に長い直方体形状のヒューズボックス62が配置されて左側壁部42bに支持される。ECU61とヒューズボックス62との間にはウインカーポジションリレー62aが配置されて左側壁部42bに支持される。
このように、メインフレーム13を左右に跨ぐ電装収納ボックス40内に各種電装部品が適宜振り分けて収納されることで、これらを結線するハーネスの長さが抑えられる。
ここで、図9に示すように、メインフレーム13の下端縁部には、上方に向けて凹む溝63が形成される。溝63内には、例えば電装収納ボックス40外でその前端部下方に配置されたイグニッションコイル64(図7,8参照)やレギュレータ(不図示)等の比較的高圧の電装部品と電装収納ボックス40内の比較的低圧の電装部品とを接続するハーネス65が収められる。これにより、前記ハーネス65の外部への露出が抑えられて外観性が向上する。
以上説明したように、上記実施形態における鞍乗り型車両は、ヘッドパイプ6から後方に延びる単一のメインフレーム13を有する車体フレーム5と、前記メインフレーム13の後方に配置される前シート27とを備える自動二輪車1であって、前記ヘッドパイプ6と前シート27との間に、前記メインフレーム13に上方から跨がるように配置される電装収納ボックス40を備えるものである。
この構成によれば、メインフレーム13を跨ぐ電装収納ボックス40内に複数の補機類を適宜振り分けて効率よく配置可能とした上で、これらを結線するハーネス長さを抑えてコスト低減を図ることができる。また、前記ハーネスもボックス内に収めることが可能となり、ハーネスの外部への露出を抑えて車両外観品質を向上できる。
また、上記鞍乗り型車両は、前記電装収納ボックス40が、前記メインフレーム13を左右に跨ぐように設けられて補機類を左右に振り分けて支持するベースプレート41と、前記補機類を覆うように設けられるアウタカバー50とを有するものである。
この構成によれば、補機類はベースプレート41で支持し、この補機類をアウタカバー50で覆うことで、アウタカバー50で補機類を支持する必要がなく、アウタカバー50の設計自由度ひいては外観品質の向上を図ることができる。
また、上記鞍乗り型車両は、前記アウタカバー50が、前記ベースプレート41の左右にそれぞれ取り付けられる左右カバー体51L,51Rに分割され、前記ベースプレート41の左右中間部に、前記左右カバー体51L,51R同士の結合部を支持する前後ポスト部44,45が設けられるものである。
この構成によれば、ベースプレート41で左右カバー体51L,51R同士の結合部も支持することで、左右カバー体51L,51Rの結合強度を高めると共に、これらの間の隙間の発生を抑制することができる。
また、上記鞍乗り型車両は、前記メインフレーム13の下端縁部に、上方に向けて凹む溝63が設けられ、この溝63内に、前記前記電装収納ボックス40内の補機類に接続されるハーネスの少なくとも一部が収納されるものである。
この構成によれば、電装収納ボックス40外から電装収納ボックス40内の補機類に至るハーネス65を目立たなくすることができる。
また、上記鞍乗り型車両は、前記電装収納ボックス40が、その前部に左右幅が最も広い最幅広部Wを有し、この最幅広部Wよりも後方の部位が、後側ほど左右幅を狭めるように形成されるものである。
この構成によれば、前シート27前方に配置される電装収納ボックス40をニーグリップし易くすることができる。
なお、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、例えば、前記補機類にブレーキ系やサスペンション系のユニット、盗難防止装置、及びランプ系のコントローラー等を含めてもよい。
ここで、前記鞍乗り型車両には、運転者が車体を跨いで乗車する車両全般が含まれ、自動二輪車のみならず、三輪(前一輪かつ後二輪の他に、前二輪かつ後一輪の車両も含む)又は四輪の車両も含まれる。
そして、上記実施形態における構成は本発明の一例であり、当該発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
1 自動二輪車(鞍乗り型車両)
5 車体フレーム
6 ヘッドパイプ
13 メインフレーム
27 前シート(シート)
40 電装収納ボックス(補機収納ボックス)
41 ベースプレート
44b 前カバー支持部(ポスト部)
45a 中間カバー支持部(ポスト部)
45b 後カバー支持部(ポスト部)
50 アウタカバー(カバー)
51L,51R 左右カバー体
63 溝
W 最幅広部

Claims (5)

  1. ヘッドパイプ(6)から後方に延びる単一のメインフレーム(13)を有する車体フレーム(5)と、前記メインフレーム(13)の後方に配置されるシート(27)とを備える鞍乗り型車両(1)において、
    前記ヘッドパイプ(6)とシート(27)との間に、前記メインフレーム(13)に上方から跨がるように配置される補機収納ボックス(40)を備えることを特徴とする鞍乗り型車両。
  2. 前記補機収納ボックス(40)は、前記メインフレーム(13)を左右に跨ぐように設けられて補機類を左右に振り分けて支持するベースプレート(41)と、前記補機類を覆うように設けられるカバー(50)とを有することを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両。
  3. 前記カバー(50)は、前記ベースプレート(41)の左右にそれぞれ取り付けられる左右カバー体(51L,51R)に分割され、前記ベースプレート(41)の左右中間部に、前記左右カバー体(51L,51R)同士の結合部を支持するポスト部(44b,45a,45b)が設けられることを特徴とする請求項2に記載の鞍乗り型車両。
  4. 前記メインフレーム(13)の下端縁部に、上方に向けて凹む溝(63)が設けられ、この溝(63)内に、前記前記補機収納ボックス(40)内の補機類に接続されるハーネスの少なくとも一部が収納されることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の鞍乗り型車両。
  5. 前記補機収納ボックス(40)は、その前部に左右幅が最も広い最幅広部(W)を有し、この最幅広部(W)よりも後方の部位が、後側ほど左右幅を狭めるように形成されることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の鞍乗り型車両。
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