JP2014210556A - 自動二輪車用のリアキャリア及びこれを備えた自動二輪車 - Google Patents

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    • B62J7/00Luggage carriers
    • B62J7/02Luggage carriers characterised by the arrangement thereof on cycles
    • B62J7/04Luggage carriers characterised by the arrangement thereof on cycles arranged above or behind the rear wheel

Abstract

【課題】同乗者の乗心地を損なうことなく、シートに近づけて取り付けることができるリアキャリア及び自動二輪車を提供する。【解決手段】シート4から車体後方に張り出した積載部72を備える自動二輪車用のリアキャリア7であって、車体前方に開いた上面視U字型の外枠フレーム71と、外枠フレームの対向部分に架け渡された渡し部材77とを備え、渡し部材はシートの後端部42に対向しており、渡し部材の車幅方向の両端よりも中央が車体後方に位置する構成にした。【選択図】図3

Description

本発明は、シート後方に取り付けられて荷台として機能する自動二輪車用のリアキャリア及びこれを備えた自動二輪車に関する。
自動二輪車用のリアキャリアとして、シートの後方に張り出すように車体フレームに取り付けられたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載のリアキャリアは、車体前方に開いた上面視U字型の外枠フレームの後部側に、細径棒状の複数の渡し部材を接合して荷台となる積載部を形成している。リアキャリアの積載部は、U字型の外枠フレームの対向部分に、車幅方向に延びる渡し部材が接合されてシートの後部に対向する積載部の前端部が形成されている。この積載部の前端部は、シートの後部上面に高さが揃えられており、シートの後部を荷台の一部として利用可能にしている。
特開2002−284075号公報
しかしながら、特許文献1に記載のリアキャリアでは、積載部がシートの後部に近づけられていたため、積載部の前端部の渡し部材に同乗者の尾てい骨が当って、乗心地が損なわれていた。この場合、リアキャリアをシートの後部から離して取り付けることで尾てい骨が連結部材に当たることを防ぐことができるが、シートの後部を荷台として使用できなくなり積載性が低下してしまう。また、積載部が車体から離れると、積載部とリアキャリアの取り付け部分との距離が大きくなって、リアキャリアの取り付け部分の負荷が大きくなるという問題もあった。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、同乗者の乗心地を損なうことなく、シートに近づけて取り付けることができるリアキャリア及び自動二輪車を提供することを目的とする。
本発明の自動二輪車用のリアキャリアは、シートから車体後方に張り出した積載部を備える自動二輪車用のリアキャリアであって、前記積載部の前端部は前記シートの後端部に対向しており、前記積載部の前端部は車幅方向において、中央部分が両端よりも車体後方に位置することを特徴とする。
この構成によれば、シートの後部に同乗者が跨った状態では、同乗者の尾てい骨が積載部の前端部の車幅方向の中央に位置付けられる。このため、尾てい骨を避けるように積載部の前端部がシートの後端部から離れるため、積載部の前端部に尾てい骨が当たり難くなる。よって、シートの後部に座る同乗者の乗心地を損なうことなく、リアキャリアをシートに接近させることができる。また、シートの後部上面を積載面として利用できるため、積載性を向上させることができる。さらに、積載部とリアキャリアの取り付け部分との距離を詰めることができ、リアキャリアの取り付け部分にかかる負荷を緩和できる。
本発明の自動二輪車用のリアキャリアにおいて、前記積載部の前端部の上面が前記シートの後部上面に揃っている。この構成によれば、積載部の上面とシートの後部上面との連続性が確保され、リアキャリアとシートの後部上面とによって、荷物を安定的に積載することができる。
本発明の自動二輪車用のリアキャリアにおいて、前記積載部の前端部は、車幅方向の両端から中央に向かって斜め後方に直線状に傾斜しており、上面視V字状に形成される。この構成によれば、同乗者の尾てい骨が積載部の前端部に当たる前に、同乗者の左右の臀部が積載部の前端部に当てられる。このため、車体の振動が臀部によって吸収されて直に骨に伝わることがない。よって、車体の振動が骨を伝って同乗者の全身に伝わることがなく快適性が向上される。また、シートの後端部と積載部の前端部の対向間隔が車幅方向において緩やかに変化するため、この対向間隔に臀部が圧し込まれることがない。
本発明の自動二輪車用のリアキャリアにおいて、車体前方に開いた上面視U字型の外枠フレームと、前記外枠フレームの対向部分に架け渡された渡し部材とを備え、前記渡し部材によって前記積載部の前端部が形成される。この構成によれば、簡易かつ安価な構成でリアキャリアを形成することができる。
本発明の自動二輪車は、上記のリアキャリアと、前記シートとを備えたことを特徴とする。この構成によれば、積載性を低下させることなく、シートの後部に座る同乗者の乗心地を向上させることができる。
本発明の自動二輪車用のリアキャリアによれば、同乗者の尾てい骨を避けるように積載部の前端部を形成することで、同乗者の乗心地を損なうことなく、リアキャリアをシートに近づけて取り付けることができる。
本実施の形態に係る自動二輪車の左側面図である。 本実施の形態に係るリアキャリアを示す図である。 本実施の形態に係るシートとリアキャリアとの関係を示す図である。
以下、本実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。なお、以下においては、本発明に係るリアキャリアをネイキッドタイプの自動二輪車に適用した例について説明するが、適用対象はこれに限定されることなく変更可能である。例えば、本発明に係るリアキャリアを、他のタイプの自動二輪車に適用してもよい。図1を参照して、本実施の形態に係る自動二輪車1全体の構成について説明する。図1は、本実施の形態に係る自動二輪車1の左側面図である。なお、以下の図においては、車体前方を矢印FR、車体後方を矢印RE、車体左側をL、車体右側をRでそれぞれ示す。
図1に示すように、自動二輪車1は、パワーユニット、電装系等の各部を搭載する鋼製又はアルミ合金製の車体フレーム2を備えている。車体フレーム2のメインフレーム21は、前端に位置するヘッドパイプ22から後方に向けて左右に分岐し、斜め下方に延在している。メインフレーム21の後端部からは、スイングアームブラケット23が下方に向って延在している。また、車体フレーム2のダウンチューブ24は、ヘッドパイプ22から略下方に向って延在している。ダウンチューブ24の下端からは、左右に分岐したロアチューブ25が後方に向って略水平に延在し、スイングアームブラケット23の下端部に連結されている。
車体フレーム2に囲まれる空間には、エンジン3が搭載されている。エンジン3の上方には燃料が格納される燃料タンク32が配置され、燃料タンク32の後方にはシート4が配置されている。シート4は、メインフレーム21の後部から後上方に延在するシートレール26によって支持されている。シートレール26の後端部とスイングアームブラケット23との間には、シートレール26を補助的に支持するサブフレーム27が接続されている。
シートレール26とサブフレーム27とによって囲まれる空間は、左右一対のサイドカバー11によって覆われている。サイドカバー11の内側の空間には、大気中の空気を濾過するエアクリーナ33が配置されている。左右一対のサイドカバー11は、シート4と共にシートレール26に固定されている。シート4はタンデムシートであり、シート4の下方には運転者用のフットレスト12と同乗者用のフットレスト13が設けられている。車体左側のフットレスト12の前方にはシフトペダル14が設けられており、車体右側のフットレスト12の前方には後輪6用のブレーキペダル(不図示)が設けられている。
車体フレーム2の前部上側には、ヘッドパイプ22に設けられたステアリングシャフトを介してフロントフォーク51が操舵可能に支持されている。フロントフォーク51には前輪緩衝用のサスペンションが内装されている。ステアリングシャフトの上端にはハンドルバー52が設けられており、ハンドルバー52の両端にはグリップ53が装着されている。フロントフォーク51の下部には、前輪5が回転可能に支持される。前輪5には、ブレーキディスク54が設けられており、前輪5の上方はフロントフォーク51に設けられたフロントフェンダ55によって覆われている。
車体フレーム2のスイングアームブラケット23には、スイングアーム61が上下方向に揺動可能に連結されており、車体フレーム2とスイングアーム61との間には後輪緩衝用のサスペンション62が取り付けられている。スイングアーム61の後部には、後輪6が回転可能に支持されている。また、スイングアーム61には、リアスプロケット及びチェーンが格納されるチェーンカバー63が設けられている。このリアスプロケット及びチェーンによってエンジン3の動力が後輪6に伝達される。後輪6には、ブレーキディスク(不図示)が設けられており、後輪6の上方はフレームカバー64とリアフェンダ65によって覆われている。
エンジン3は、横置きクランク式の4サイクル単気筒エンジンとトランスミッションとからなる。エンジン3には、インテークパイプ(不図示)を通じて空気が取り込まれ、燃料噴射装置にて空気と燃料とが混合されて燃焼室に供給される。燃焼後の排気ガスは、エンジン3の右側面において後方に延出されたエキゾーストパイプ(不図示)を経てマフラ34から排出される。このように構成された自動二輪車1には、シート4の後方に張り出すようにリアキャリア7が取り付けられている。この場合、リアキャリア7の上面がシート4の後部上面に揃えられ、シート4の後部が荷台の一部として利用される。
図2を参照して、リアキャリア7の詳細構成について説明する。図2は、本実施の形態に係るリアキャリア7を示す図である。図2Aはリアキャリア7の斜視図、図2Bはリアキャリア7の上面図、図2Cはリアキャリア7の側面図、図2Dはリアキャリア7の正面図をそれぞれ示している。なお、以下に示すリアキャリア7は一例を示すものであり、この構成に限定されない。リアキャリア7は、同乗者の尾てい骨を避けるように積載部72の前端部が形成されていればよい。
図2に示すように、リアキャリア7は、シートレール26(図1参照)に取り付けられてシート4の後方に荷台を配置するように構成されている。リアキャリア7は、車体前方に開いたU字型の外枠フレーム71の後部側に細径棒状の複数の渡し部材77、78を接合して、荷台となる積載部72を形成している。外枠フレーム71は、パイプ部材をU字状に湾曲させて形成されており、横枠となる左右一対のサイドフレーム部73と、後枠となるリアフレーム部74とを有している。左右一対のサイドフレーム部73は、後方に向かって車幅方向の対向間隔を狭めるように延在している。
また、各サイドフレーム部73は、後方に向かって斜め上方に延びており、前端部から途中部分までは急な角度で傾斜し、途中部分から後端部に向かって緩やかな角度で傾斜している。この場合、外枠フレーム71の後部側に設けられた積載部72の上面81がシート4の後部上面41に合わせられるように、サイドフレーム部73の傾斜角度が調整されている(図3C参照)。積載部72の上面81がシート4の後部上面41に揃えられることで、積載部72の上面81とシート4の後部上面41との連続性が確保されて、シート4の後部を荷台の一部として利用可能にしている。各サイドフレーム部73の前端部には、シートレール26(図1参照)に対する取付部75が形成されている。
また、各サイドフレーム部73の前部側と後部側とがサポートフレーム76によって接続されている。各サポートフレーム76は、パイプ部材により形成され、各サイドフレーム部73を下方から支持している。各サポートフレーム76には、シートレール26(図1参照)に対する取付ブラケット82が設けられ、この取付ブラケット82と上記したサイドフレーム部73の取付部75とによってリアキャリア7がシートレール26に4箇所で固定される。また、各サポートフレーム76には、取付ブラケット82の近傍にサイドバック等のアタッチメント用のブラケット83が設けられ、サポートフレーム76の後端部にウィンカガード84が設けられている。
積載部72は、車幅方向に延びる渡し部材77と前後方向に延びる一対の渡し部材78とを、外枠フレーム71の後部側に接合することで形成されている。車幅方向の渡し部材77は、左右一対のサイドフレーム部73に掛け渡されており、積載部72の前端部を形成している。前後方向の一対の渡し部材78は、渡し部材77とリアフレーム部74とに架け渡されており、積載部72の中央部分を形成している。この複数の渡し部材77、78と外枠フレーム71の後部側とによって、シート4の後方に積載部72の積載面が形成される。また、リアキャリア7には、積載面に載せられた荷物をロープ等で固定するための荷掛けフック85が設けられている。
ところで、このような自動二輪車1においては、シート4の後部を荷台の一部として使用するために、リアキャリア7の積載部72がシート4の後部に近付けられている。同乗者がシート4の後部に跨った状態では、積載部72の前端部を形成する渡し部材77に同乗者の尾てい骨が当たって乗心地が悪くなる。そこで、本実施の形態に係るリアキャリア7では、同乗者の尾てい骨を避けるように、渡し部材77の中央部分が両端部分よりも後寄りになるように、渡し部材77が上面視V字状に形成されている。これにより、同乗者の乗心地を損なうことなく、リアキャリア7(積載部72)をシート4の後部に近付けることを可能にしている。
以下、図3を参照して、シート4とリアキャリア7との関係について説明する。図3は、本実施の形態に係るシート4とリアキャリア7との関係を示す図である。なお、図3Aは、シート4とリアキャリア7との位置関係を示す上面模式図、図3Bは、尾てい骨91とリアキャリア7との位置関係を示す上面模式図、図3Cは、シート4及びリアキャリア7の側面模式図である。
図3Aに示すように、リアキャリア7は、シート4の後方から張り出すように車体に取り付けられ、シート4の後部に対して積載部72が間隔を空けて配置されている。上記したように、積載部72の前端部には、左右一対のサイドフレーム部73に架け渡された渡し部材77が設けられている。渡し部材77は、シート4の後端部42に対向しており、車幅方向の両端から中央に向かって斜め後方に直線状に傾斜して上面視V字状に形成されている。このため、渡し部材77は、車幅方向の両端よりも中央が車体後方に位置し、車幅方向の中央において渡し部材77とシート4の後端部42との対向間隔が最も広くなっている。
より詳細には、シート4の後端部42に車幅方向に沿う仮想面をP1、渡し部材77の両端を結ぶ仮想面をP2、渡し部材77の中央に車幅方向に沿う仮想面をP3とする。この場合、シート4の後端部42の仮想面P1と渡し部材77の両端の仮想面P2との対向間隔が最も近づけられ、シート4の後端部42の仮想面P1と渡し部材77の中央の仮想面P3との対向間隔が最も遠ざけられている。このため、シート4の後端部42に積載部72の前端部を近づけた状態で、積載部72の前端部の中央をシート4の後端部42から遠ざけることが可能になっている。
図3Bに示すように、シート4の後部に同乗者が跨って骨盤周辺が車体後方に突き出されると、骨盤の中央に位置する尾てい骨91が車幅方向の中央に位置付けられる。このとき、左右の臀部92は渡し部材77に近づけられるが、尾てい骨91と渡し部材77との間に十分な隙間が設けられる。よって、左右の臀部92が渡し部材77に当たっても尾てい骨91が渡し部材77に当たることがない。このように、シート4の後端部42と渡し部材77との間隔を車幅方向の外側に向かって漸次狭くすることで、中央側では同乗者の尾てい骨91と渡し部材77との間隔を確保する一方で、外側ではシート4の後部に渡し部材77を近づけて積載性を確保している。
渡し部材77が上面視V字状に形成されているため、同乗者の尾てい骨91が渡し部材77に当たる前に、同乗者の左右の臀部92が渡し部材77に当たるようになっている。臀部92は皮膚や筋肉等の軟部組織で形成されているため、車体の振動が臀部92で吸収されて骨等の硬部組織に伝わることがない。よって、車体の振動が骨を伝って同乗者の全身に伝わることがなく快適性が向上される。また、渡し部材77とシート4の後端部42の対向間隔が車幅方向の両端から中央に向かって緩やかに変化しており、局所的に狭まる箇所がない。よって、この対向間隔に臀部92が圧し込まれることがない。さらに、渡し部材77の曲げ部分が意匠のアクセントになり、リアキャリア7の外観性が向上されている。
図3Cに示すように、リアキャリア7は、積載部72の上面81とシート4の後部上面41とが揃うように形成されている。これにより、積載部72の上面81とシート4の後部上面41との連続性が確保されて荷物を安定的に積載することが可能になっている。この場合、積載部72の上面81はシート4の後部上面41に完全に揃えられる必要はない。シート4の沈み込みやリアキャリア7の撓み等を考慮して、荷物を安定的に積載可能な程度に積載部72の上面81とシート4の後部上面41とにズレを持たせてもよい。
また、積載部72がシート4の後部に近づけられることで、オーバーハング部を減らすようにリアキャリア7が車体側に配置される。このため、一点鎖線に示すシート4の後部と積載部79とに十分な間隔を空けた構成に比較して、リアキャリア7の取り付け部分と積載部72との距離を詰めることができる。よって、荷物がより前方に位置して、荷物の重心とリアキャリア7の取り付け部分までの距離が近づくことで、リアキャリア7の取り付け部分にかかる負荷が緩和される。また、シート4の後部を荷台として利用することもでき、荷物の負荷をシート4の後部にも分散してリアキャリア7の取り付け部分の負荷が緩和される。
以上のように、本実施の形態によれば、シート4の後部に同乗者が跨った状態では、同乗者の尾てい骨91が車幅方向の中央に位置付けられる。このため、尾てい骨91を避けるように渡し部材77がシート4の後端部から離れる構成となり、尾てい骨91が渡し部材77に当たり難くなる。よって、シート4の後部に座る同乗者の乗心地を損なうことなく、リアキャリア7の積載部72をシート4に接近させることができる。また、シート4の後部上面を積載面として利用できるため、積載性を向上させることができる。また、積載部72とリアキャリア7の取り付け部分との距離を詰めることができ、リアキャリア7の取り付け部分にかかる負荷を緩和できる。さらに、潰しパイプや異型パイプ等を用いる必要がないため、簡易かつ安価な構成でリアキャリアを形成することができる。
なお、本発明は上記各実施の形態に限定されず、種々変更して実施することが可能である。上記実施の形態において、添付図面に図示されている大きさや形状などについては、これに限定されず、本発明の効果を発揮する範囲内で適宜変更することが可能である。その他、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施することが可能である。
例えば、本実施の形態においては、積載部72の前端部が車幅方向の渡し部材77によって上面視V字状に形成されたが、この構成に限定されない。積載部72の前端部は、同乗者の尾てい骨91を避けるように、車幅方向の両端よりも中央が後方に位置するように形成されていれば、どのように形成されてもよい。
また、本実施の形態においては、車幅方向の渡し部材77の上面高さがシート4の後部上面に揃えられる構成としたが、この構成に限定されない。渡し部材77の上面高さはシート4の後部上面よりも高く設けられてもよい。これにより、積載部72の前端部である渡し部材77を同乗者用のバックレスト兼グラブバーとして使用することが可能である。
また、本実施の形態においては、リアキャリア7はシートレール26に固定される構成としたが、この構成に限定されない。リアキャリア7は、車体に固定されていればよく、例えば、フレームカバー64に固定される構成としてもよい。
また、本実施の形態においては、パイプ等の管体を接合してリアキャリア7が形成される構成としたが、この構成に限定されない。リアキャリア7は、板金や鋳造等の他の素材、他の製造方法で形成されてもよい。
以上説明したように、本発明は、同乗者の乗心地を損なうことなく、リアキャリアをシートに近づけて取り付けることができるという効果を有し、特に、シート後方に取り付けられて荷台として機能する自動二輪車用のリアキャリアに有用である。
1 自動二輪車
4 シート
7 リアキャリア
41 シートの後部上面
42 シートの後端部
71 外枠フレーム
72 積載部
77 渡し部材(積載部の前端部)
81 積載部の上面
91 尾てい骨
92 臀部

Claims (5)

  1. シートから車体後方に張り出した積載部を備える自動二輪車用のリアキャリアであって、
    前記積載部の前端部は前記シートの後端部に対向しており、前記積載部の前端部は車幅方向において、中央部分が両端よりも車体後方に位置することを特徴とする自動二輪車用のリアキャリア。
  2. 前記積載部の前端部の上面が前記シートの後部上面に揃うことを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車用のリアキャリア。
  3. 前記積載部の前端部は、車幅方向の両端から中央に向かって斜め後方に直線状に傾斜しており、上面視V字状に形成されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の自動二輪車用のリアキャリア。
  4. 車体前方に開いた上面視U字型の外枠フレームと、
    前記外枠フレームの対向部分に架け渡された渡し部材とを備え、
    前記渡し部材によって前記積載部の前端部が形成されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の自動二輪車用のリアキャリア。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載のリアキャリアと、前記シートとを備えたことを特徴とする自動二輪車。
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