JP5179451B2 - 自動二輪車の燃料供給装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動二輪車の燃料供給装置に関し、特に、燃料配管の取付け部が強化され且つ省スペース化した燃料供給装置に関する。
自動二輪車の燃料供給装置において、燃料ポンプユニットが燃料タンク内に配置されているものが下記特許文献1に示されている。特許文献1に示されるものは、燃料ポンプユニットとは別に、燃料フィルタ装置が燃料タンクに取付けられているので、燃料ポンプユニットを燃料フィルタ装置と接続するための吸引管と、燃料ポンプユニットを燃料噴射装置と接続するための吐出管と、燃料タンクを燃料フィルタ装置と接続するための吸引管とが、それぞれ燃料タンクに接続されている。
特許4188969号公報(図1〜図4、図10、図11)
上記の特許文献1に示されるものと異なり、燃料ポンプユニットや燃料フィルタ装置を、燃料タンクの外に配置した場合は、これらを燃料タンクに取付けるフランジが無いため、別途の手段で燃料タンクの外配管部の剛性を確保することが必要となる。
特に、ガソリンとエタノールの混合燃料を用いる自動二輪車の場合、エタノール中のダストを除去するために、燃料ポンプユニットの下流側に燃料フィルタ装置を設ける必要性が高く、その場合においても、燃料ポンプユニットを燃料タンク外に設置することが求められる場合があった。
本発明は、燃料タンクからの制約等により、燃料ポンプユニットが、燃料タンク外に設けられ、さらに燃料ポンプユニットの下流側に燃料フィルタ装置を設ける必要のある自動二輪車においても、燃料配管の取付け部が強化され、燃料タンクとの間の燃料配管の接続、配置上の問題がなく、さらに燃料タンクの小型化を可能とし、省スペース化した自動二輪車の燃料供給装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、内燃機関を備えたパワーユニットと、同パワーユニットに取付けられた燃料噴射装置と、燃料タンクと、同燃料タンクの外部に備えられ、同燃料タンク内の燃料を燃料通路を介して前記燃料噴射装置に供給する燃料ポンプユニットと、同燃料ポンプユニットよりも燃料通路の下流側に接続する燃料フィルタ装置とを備えた自動二輪車における燃料供給装置であって、前記燃料ポンプユニットに燃料フィード配管により接続され、前記燃料タンクから前記燃料ポンプユニットに送油される燃料が通過するフィードジョイントと、前記燃料ポンプユニットに燃料ブリーザ配管により接続され、前記燃料ポンプユニットから前記燃料タンクに還流される燃料またはベーパが通過するブリーザジョイントと、前記燃料ポンプユニットの下流側に設けられた圧力レギュレータに燃料戻し配管により接続され、前記圧力レギュレータから前記燃料タンクに還流される燃料が通過するリターンジョイントとの、3つのジョイントを前記燃料タンクに備え、前記3つのジョイントは、単一の補強プレートに貫通させられて前記燃料タンクに固定されたことを特徴とする自動二輪車の燃料供給装置である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の自動二輪車の燃料供給装置において、前記3つのジョイントが、前記燃料タンクの底部のうちの最下部に集約して配置されたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の自動二輪車の燃料供給装置において、前記燃料タンクはその底部に、車体前後方向に配向する車体フレームに跨るように、車幅方向中央部に車体前後方向に延在して上方に向かって凹む凹部と、同凹部を挟む側底部とが形成され、前記凹部は車体後方に向かって幅狭となるように形成されると共に、前記側底部が車幅方向に見て前記車体フレームとラップする位置において、前記3つのジョイントが、集約して前記側底部に設けられたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の自動二輪車の燃料供給装置において、前記補強プレートは、前記側底部の形状に沿うように形成されたことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項3または請求項4に記載の自動二輪車の燃料供給装置において、前記3つのジョイントは、車両前後方向に並べて配置されたことを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の自動二輪車の燃料供給装置において、前記3つのジョイントのうち、前記リターンジョイントが他のジョイントより高い位置で前記燃料タンク内に開口するように配置されたことを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の自動二輪車の燃料供給装置において、前記燃料タンクは、その底部の内面に、前記補強プレートの位置決めをするための凸部が形成され、前記補強プレートが取付けられると共に、前記凸部を成型することで形成された前記底部の外面の窪みの位置に、配線、配管を固定するクリップが設けられたことを特徴とする。
請求項1の発明の自動二輪車の燃料供給装置によれば、燃料タンクに設けられるフィードジョイントとブリーザジョイントとリターンジョイントとの、3つのジョイントが、単一の補強プレートで補強されるので、部品点数が削減され、燃料タンクへの固定が容易となる。また、燃料タンクの外部に燃料ポンプユニットと燃料フィルタ装置を設ける自動二輪車の、燃料タンク外配管部の剛性が確保され、コンパクトな配管の配置が可能となるので燃料供給装置の省スペース化が図られる。
請求項2の発明によれば、請求項1の発明の効果に加え、小さな補強プレートで複数のジョイントを補強できる上、燃料タンク内の燃料の死残量を低減することができる。
請求項3の発明によれば、請求項1または請求項2の発明の効果に加え、燃料タンクの底部をコンパクトに形成しつつ、補強プレートを固定するスペースを、燃料タンクの底部に確保することができ、燃料供給装置の省スペース化が図れる。
請求項4の発明によれば、請求項3の発明の効果に加え、補強プレートの位置決めが容易となるうえに、各ジョイントの相互距離を確保できる。
請求項5の発明によれば、請求項3または請求項4の発明の効果に加え、燃料タンクの側底部を狭くでき、底部全体を一層幅狭に形成できる。
請求項6の発明によれば、請求項1ないし請求項5のいずれかの発明の効果に加え、圧力レギュレータからの戻し燃料用のリターンジョイントの端末開口部を、3つのジョイントにおける最上部とすることができ、圧力レギュレータへの燃料タンク内ごみの流入に対する防御性を高めることができる。
請求項7の発明によれば、請求項1ないし請求項6のいずれかの発明の効果に加え、燃料タンク底部外面に形成された窪みにより、燃料タンク底部内面における補強プレートの位置決めと、燃料タンク底部外面におけるクリップによる配線、配管の固定との、2つの機能を奏することができる。
本発明の一実施形態に係る自動二輪車の燃料供給装置を備えた自動二輪車の、要部を示す側面図である。 図1の側面図における、パワーユニット周辺部分の拡大側面図である。 図2中III矢視による、パワーユニット周辺部分の機器配置を示す俯瞰斜視図である。 図2中IV矢視による、パワーユニット後部および燃料ポンプを仰ぎ見る斜視図である。 図3中V矢視による、パワーユニット周辺の左側面を示す機器配置説明図である。 図5中VI矢視による、パワーユニットを除いて示す機器配置説明図である。 図5中VII矢視による、パワーユニットを除いて示す機器配置説明図である。 図7中VIII矢視による、燃料フィルタ装置の斜視図である。 図8中IX矢視による、燃料フィルタ装置の斜視図であり、圧力レギュレータが着座する台座部が形成された外側部を示す。 (a)は、本実施形態の燃料タンクの側面図であり、(b)は、本図(a)中Xb矢視による、燃料タンク底面全体図である。 (a)は、図10中XI部の、補強プレート周辺部分の側面断面図であり、(b)は、本図(a)中XIb矢視による、補強プレート周辺部分の燃料タンク底面部分図である。なお、本図(a)は、本図(b)中XIa矢視による側面断面図となる。
図1から図11に基づき、本発明の一実施形態に係る自動二輪車の燃料供給装置につき説明する。
なお、各図において、各機器、部材の一部分が切り欠かれ、本発明に関し要部外の機器、部材、およびフェンダ、カバー等は図示省略されている。
各図の機器、配管に付記された小矢印は、燃料の流れ方向を模式的に示すものである。
また、本明細書の説明における前後左右上下等の向きは、本実施形態の自動二輪車の燃料供給装置を自動二輪車に備えた状態での車両(自動二輪車)の向きに従うものとする。 図中矢印FRは車両前方を、LHは車両左方を、RHは車両右方を、UPは車両上方を、それぞれ示す。
また、本明細書において「上下方向」とは、厳密な鉛直方向に限定されず、水平方向成分より鉛直方向成分が大きい方向を、広く含むものとする。
図1は、本発明の一実施形態に係る自動二輪車1の左側面の要部を示す。
自動二輪車1の車体フレーム2は、ヘッドパイプ3と、ヘッドパイプ3から斜め下向き後方に延出し車両前後方向に配向する1本のメインフレーム4と、メインフレーム4の後端から下方に延出するセンタフレーム5と、ヘッドパイプ3から下方に伸びるダウンフレーム6と、メインフレーム4から斜め上向き後方に延出する左右一対のシートステー7と、センタフレーム5の下端近くとシートステー7を結ぶ左右一対のミッドフレーム8と、ダウンフレーム6とメインフレーム4とを結ぶ補強フレーム9と、を備えている。
センタフレーム5は、メインフレームとの接合部より下方で分岐し、左右一対の左センタフレーム5a、右センタフレーム5bとなり、ダウンフレーム6は、下方に延び、パワーユニット30支持用の前方ブラケット25の取付け部の下方で分岐し、左右一対の左ダウンフレーム6a、右ダウンフレーム6bとなって後方に屈曲し、略水平に延在して左センタフレーム5a、右センタフレーム5bの下端とそれぞれ結合している。
なお、以下の説明において、左右を分けて指摘する必要の無いときは、左右を合わせて単に「センタフレーム5」、「ダウンフレーム6」と記載する。
前輪10を軸支するフロントフォーク11が、ヘッドパイプ2の中に設けられたステアリングステム(図示せず)とトップブリッジ12とボトムブリッジ13とによって操向可能に支持されている。トップブリッジ12には操向ハンドル14が連結され、トップブリッジ12の前側には、メータ装置15が取付けてある。トップブリッジ12とボトムブリッジ13には、カウル16によって覆われたヘッドライト17が取付けてある。シートステー7上にはシート18が取付けられている。
センタフレーム5の後部には、後輪19を軸支するスイングアーム20が、その前端側を、センタフレーム5に設けられたピボットブラケット21に、車幅方向のピボット軸22によって枢支されている。
また、シートステー7のメインフレーム4への取付け部に設けられたシートステーブラケット7aとスイングアーム20との間には、後輪19の前方に、リヤクッション23が上下方向に配向して設けられ、スイングアーム20はリヤクッション23によってピボット軸22回りに上下揺動可能に支持される。
パワーユニット30は、前部の内燃機関31と、そのクランクケース32内に設けられた後部の図示しない動力伝達装置とから構成される。内燃機関31は、単気筒の4ストロークサイクル内燃機関で、そのシリンダ部33が、クランクケース32の前部から上方に、やや前傾して突出して設けられている。すなわち、クランクケース32は、所謂パワーユニットケースを構成する。
パワーユニット30は、補強フレーム9に設けられたエンジンハンガーボス24によって、吊り下げ支持されると共に、ダウンフレーム6に設けられた前方ブラケット25と、センタフレーム5に設けられた後方ブラケット26とによって前後を支持され、内燃機関31のクランク軸34を車幅方向に配向して自動二輪車1に搭載される。
パワーユニット30の動力は、クランク軸34から図示しない動力伝達装置のクラッチ、減速機構等を介して、クランクケース32の後部左側面から突出する出力軸35で取り出され、出力軸35に取付けられた後輪駆動スプロケット36、後輪駆動用チェーン37、後輪19に取付けられた後輪従動スプロケット38を介して、後輪19に伝達される。
以下、パワーユニット30周辺部分の拡大側面図である図2と、図2中III矢視による、パワーユニット30周辺部分の俯瞰斜視図である図3に基づき、本実施形態に係る自動二輪車のパワーユニットと燃料供給装置の機器の配置、構成を説明する。
パワーユニット30の内燃機関31のシリンダ部33の後部には、吸気管40を介して吸気ポートに連なるスロットルボディ41と、スロットルボディ41に接続管42を介し接続する図示しないエアクリーナが設けられる。スロットルボディ41には燃料を噴射する燃料噴射装置45(図3)が搭載される。
シリンダ部33の前部には、排気ポートから延出する排気管43が設けられ、後方へ伸び、後部のマフラ44に接続されている。シリンダ部33の右側面には点火プラグ46(図3)が装備される。
メインフレーム4には、パワーユニット30の上方に位置して、燃料タンク50が跨るように取付けられている。燃料ポンプユニット51は、燃料タンク50の外部に設けられており、左右センタフレーム5a、5bの間に固定され、燃料タンク50から燃料ポンプユニット51に燃料を供給する燃料通路となる燃料フィード配管52と、燃料ポンプユニット51から余剰の燃料またはベーパを燃料タンク50に戻す燃料ブリーザ配管53が接続されている。
また、燃料ポンプユニット51は、クランクケース32の後方、すなわちパワーユニット30の出力軸35の後方であって、リヤクッション21の前方に配置されている。燃料ポンプユニット51で加圧され吐出された燃料の燃料通路となる燃料吐出配管54の下流側に、燃料フィルタ装置55が接続されているが、燃料フィルタ装置55は、燃料タンク50の下方で、クランクケース32の上方に配置されている。
そして、燃料ポンプユニット51は、車幅方向で略中央に配置され(図4参照)、スイングアーム20より車幅方向で車両内側に位置しており、車幅方向に見てスイングアーム20とラップする位置に配置されている。
また、燃料ポンプユニット51は、車幅方向に見てパワーユニット3の後方に位置する左右センタフレーム5a、5bと重なる位置に配置されている。
本実施形態では、燃料ポンプユニット51を、クランクケース32の後方、すなわち出力軸35の後方であって、リヤクッション23の前方に配置することで、燃料ポンプユニット51を効率よくレイアウトでき、燃料ポンプユニット51を燃料タンク50の外部に配置しながら、燃料ポンプユニット51よりも燃料通路の下流側に接続する燃料フィルタ装置55をクランクケース32の上方に配置することができ、燃料供給装置の配置スペースが省スペース化された。
特に、ガソリンとエタノールの混合燃料を用いる自動二輪車の場合、エタノール中のダストを除去するために、燃料ポンプユニットの下流側に燃料フィルタ装置を設ける必要性が高いが、省スペース化によって、その場合においても、燃料ポンプユニットを燃料タンク外に設置でき、設計の自由度が向上する。
また、スイングアーム20によって燃料ポンプユニット51が保護され易く、左右センタフレーム5a、5b等、車体によって燃料ポンプユニット51が保護され易い。
また、図2に示されるように、燃料ポンプユニット51は筒状をなし、筒状をなすリヤクッション23と隣接して、燃料ポンプユニット51の筒軸芯Yとリヤクッション23の筒軸芯Sが、略平行に上下方向に配向されているので、リヤクッション23前方のスペースが有効に活用され、コンパクトに燃料ポンプユニット51が配置された。
そして、内燃機関31はクランク軸34を車幅方向に配向し、そのシリンダ部33の中心軸線Xが直立よりやや前傾しており、筒状をなす燃料フィルタ装置55の筒軸芯Zと燃料ポンプユニット51の筒軸芯Yは、シリンダ軸線Xと略平行に配向している。
そのようにシリンダ部33と燃料フィルタ装置55と燃料ポンプユニット51が配置されているので、本実施形態では、パワーユニット30、燃料フィルタ装置55および燃料ポンプユニット51を、デッドスペース無くコンパクトにレイアウトできた。
図2中IV矢視により、パワーユニット30後部および燃料ポンプユニット51を仰ぎ見る斜視図である図4に示すように、燃料ポンプユニット51は、燃料ポンプユニット51を囲う環状部27aと、環状部27aから車両前後方向に延在する左右のアーム部27b、27cとを備えた燃料ポンプ取付けステー27に支持されている。右のアーム部27cは、図4に示されるようにセンタフレーム5側に設けられた支持部材28で支持されている、
また、上述のように、燃料フィルタ装置55はクランクケース32の上方に配置されているので、図2に示されるように、燃料フィルタ装置55の下部は、クランクケース32の後部を支持する後方ブラケット26によって支持されている。
燃料ポンプユニット51は燃料フィルタ装置55より下方の位置に配置されているので、図2に示されるように、その後方ブラケット26に、左のアーム部27bを取付けることによって、左のアーム部27bは後部ブラケット26を介してクランクケース32に支持される。
なお、後部ブラケット26は、センタフレーム5側に設けられた後方ブラケット支持部材29で支持されている。
以上のような本実施形態においては、燃料ポンプユニット51が燃料ポンプ取付けステー27の環状部27aにより保護され易く、また、燃料ポンプユニット51が省スペース且つ強固に支持される。そして、燃料ポンプユニット51を支持する燃料ポンプ取付けステー27が小型化され、燃料ポンプユニット51を省スペースで支持することができる。
本実施形態の燃料供給装置は、図1、2に示した燃料タンク50と、燃料タンク50に燃料フィード配管52と燃料ブリーズ配管53により接続された燃料ポンプユニット51と、燃料フィルタ装置55と、図3に示した圧力レギュレータ58と、それらを接続する燃料通路となる各燃料配管で構成され、スロットルボディ41に搭載された燃料噴射装置45(図3)に燃料を供給する。
燃料ポンプユニット51は、燃料吐出配管54により、燃料フィルタ装置55の下端部の入り口部55aと接続しており、加圧された燃料が燃料フィルタ装置55に送入され、燃料中のダストが除去される。
燃料フィルタ装置55は、その図示しない筒状の本体部が、外部ケース56に収められており、その筒軸芯Zを上下方向に配向している。なお、外部ケース56は、後述するように支持部側ケース56aと、カバー部56bとで構成される。
燃料フィルタ装置55の上部の出口部55bは、燃料配管57により、圧力レギュレータ58の上下中央部の図3には図示されない入り口部58a(図6、7参照)と接続しており、除塵された加圧燃料が圧力レギュレータ58に送入され、燃料噴射装置45に供給する燃料の圧力が調整される。
圧力レギュレータ58は、燃料タンク50の直下に位置して(図6参照)、図3に示されるように、クランクケース32の後部の上方に位置し、且つ車幅方向に見てスロットルボディ41とラップして、スロットルボディ41と燃料フィルタ装置55との間に配置されている。
図6、図7に示すように、圧力レギュレータ58は、筒状の本体部58bがその筒軸芯Rを上下方向に配向し、燃料フィルタ装置55の外部ケース56の支持部側ケース56aの外側部(車幅方向内側)に設けられた台座部56c(図9参照)に着座され、外部ケース56に取付けられたカバー部材58dによって外部ケース56の反対側の側面を覆われて、外部ケース56に固定されている。なお、図3に示される圧力レギュレータ58は、本体部58bがカバー部材58dで覆われている状態を示し、本体部58b自体は図示されないが、図6、7に本体部58bがカバー部材58dで覆われていない状態を示す。
また、圧力レギュレータ58は、その筒軸芯Rを、燃料フィルタ装置55の筒軸芯Zに対して、車幅方向に切った面内において角度α(45°以下の小角度)の傾斜を有するように、燃料フィルタ装置55の外側部に取付けられている。すなわち、車両前後方向で見て、両筒軸芯Z、Rは、平行状態に対してαの角度(図6参照)をなして交差している。
圧力調整によって余剰となった燃料は、圧力レギュレータ58の頂部から燃料戻し配管59を介して燃料タンク50内へ戻される。圧力レギュレータ58の下部に設けられた出口管58cは、燃料配管60を介して燃料噴射装置45に接続しており、圧力調整された燃料が、燃料噴射装置45に供給される。
燃料配管60は、図5〜図7に示すように、燃料フィルタ装置55の外部ケース56を巻回すように配置されている。
そのような、本実施形態の燃料供給装置では、圧力レギュレータ58が燃料フィルタ装置55の内部に組み込まれていないので、圧力レギュレータ58の出口管58cを、圧力調整済みの燃料の燃料配管60の配置に対して最適な位置にレイアウトでき、且つ、圧力レギュレータ58の筒軸芯Rが、燃料フィルタ装置55の筒軸芯Zに対して傾斜されているので、燃料配管60の巻回しが容易となって、燃料配管60の長さの最適化が容易になる。しかも、圧力レギュレータ58が燃料フィルタ装置55の外側部に取付けられることで、圧力レギュレータ58が、燃料フィルタ装置55の外部に設置されながらも省スペースで配置される。
特に、ガソリンとエタノールの混合燃料を用いる自動二輪車の場合、運転状況に応じてエタノール濃度が変更された時に、燃料噴射装置に供給される燃料成分の変化を燃料噴射制御装置が適切に認識するため、そのためのバッファー容量を有するように燃料フィルタ装置と燃料噴射装置の間の燃料配管の長さを最適化する必要があるが、本実施例によれば、圧力レギュレータ58と燃料噴射装置45との間における燃料配管60の長さを最適化することによって有効なバッファー効果を奏するものとなる。また、省スペース化によって、混合燃料の場合、メンテナンス性向上のため燃料タンク50の外部に設置する要請の高い燃料フィルタ装置55に加え、燃料ポンプユニットも燃料タンク50の外部に設置することが可能となり、設計の自由度が増す。
また一方、圧力レギュレータ58が、燃料フィルタ装置55とスロットルボディ41とに挟まれて、車幅方向に見て、外部から隠れるように配置されることによって、圧力レギュレータ58の保護が容易になると共に、自動二輪車1の外観性が向上する。
そして、圧力レギュレータ58を、燃料フィルタ装置55の外部ケース56の台座部56cと、それを覆うカバー部材58dという、簡単な構造によって、燃料フィルタ装置55の外側部に支持できると共に、圧力レギュレータ58を保護できる。
また、圧力レギュレータ58が燃料タンク50の直下において、その筒軸芯Rを上下方向に配向し、燃料戻し配管59を上側に、出口管58cを下側に配置したので、圧力レギュレータ58と燃料タンク50との間の燃料戻し配管59と、圧力レギュレータ58と燃料噴射装置45の間の燃料配管60が省スペースで配設されると共に、燃料配管60の長さが確保される。
図3中V矢視による、パワーユニッ30ト周辺の左側面を示す機器配置説明図である図5と、図5中VI矢視による、機器配置説明図である図6と、図5中VII矢視による、機器配置説明図である図7と、図7中VIII矢視による、燃料フィルタ装置55の斜視図である図8とに基づき、本実施形態に係る燃料供給装置の機器の配置、構成をさらに重ねて詳しく説明する。
燃料フィルタ装置55は、図2に示されたように、車幅方向に見てスロットルボディ41とラップして、車両左側寄りに配置されている。
さらに、図5〜7に示されるように、その外部ケース56の上部は、パワーユニット30を車体フレーム2(補強フレーム9)に固定するためのエンジンハンガーボス24に、補助ブラケット63を介して支持されている。
補助ブラケット63はエンジンハンガーボス24に固定されて垂下し、外部ケース56の上部が上部支持ボルト64によって締結される。
また、外部ケース56の下部は、クランクケース32の後部をセンタフレーム5に固定する後方ブラケット26に、下部支持ボルト65によって締結されることで、クランクケース32に支持される。なお、後方ブラケット26は、後方ブラケット支持部材29(図2)を介してセンタフレーム5に固定されている。
すなわち、外部ケース56は、取り付けられた状態で車幅方向内側の支持部側ケース56aと、支持部側ケース56aを覆う車幅方向外側のカバー部56bとによって構成されており、外部ケース56の支持部側ケース56a側の上部と下部が上記のように締結されることで、支持部側ケース56aが、エンジンハンガーボス24とクランクケース32とに支持される。
また、カバー部56bには、図8に示されるように、その一端側に爪部66が設けられている。図示しない燃料フィルタ本体部を収納した支持部側ケース56aの一端側に設けられた係合穴67に、爪部66を差込んだ上で、カバー部56bの他端側を支持部側ケース56aの他端側に締結ボルト68で締結することで、カバー部56bが支持部側ケース56aに固定されると共に、図示しない燃料フィルタ本体部も外部ケース56内に固定される。
なお、支持部側ケース56aの外側部(車幅方向内側)には、図9に示すように、前述した台座部56cが形成されている。台座部56cは、圧力レギュレータ58の本体部58bがその筒軸芯Rを、図6に示されるごとく燃料フィルタ装置55の筒軸芯Zに対し角度αをなして着座するように、傾斜して形成されている。
そのような本実施形態によれば、燃料フィルタ装置55がスロットルボディ41の横の空間に省スペースに配置され、且つその外部ケース56の上部と下部とが支持されるので、燃料フィルタ装置55は強固に支持される。
特に、車幅方向内側の支持部側ケース56aがエンジンハンガーボス24とクランクケースと32に支持されるので、燃料フィルタ装置55が強固に支持されるとともに、その支持部側ケース56aにカバー部56bが、車幅方向外側において、爪部66と締結ボルト68で固定されるので、カバー部56bは着脱が容易となり、燃料フィルタ本体部の燃料フィルタエレメント等のメンテナンス、交換作業が容易となる。
そのことは、燃料フィルタ装置55のメンテナンス性向上の要請の高い、ガソリン、エタノール混合燃料を用いる自動二輪車の燃料供給装置において特に有効である。
本実施形態においては、圧力レギュレータ58の出口管58cから燃料噴射装置45までを接続する燃料配管60は、燃料フィルタ装置55の外部ケース56を巻回すように設けられている。
このため、圧力レギュレータ58の出口管58cから燃料噴射装置45までの燃料配管60の管長が確保され、管長の最適化が図られつつ、燃料配管60は、燃料フィルタ装置58に沿わせられることによって省スペースで配設される。
また、燃料フィルタ装置55の外部ケース56に巻回された燃料配管60は、外部ケース56の支持部側ケース56aに設けられた配管支持部56dによって外部ケース56に支持されると共に、カバー部56bを支持部側ケース56aに締結する締結ボルト68の頭部に対してボルト軸方向Tにおいて隣接するように位置している。
このため、外部ケース56に巻回された燃料配管60が、配管支持部56dによって、締結ボルト68の頭部に対してボルト軸方向Tにおいて隣接するように支持されているので、締結ボルト68が弛んでも燃料配管60によって押さえられて、締結ボルト68の脱落が防止される。
なお、前述のように、燃料フィルタ装置と燃料噴射装置の間の燃料配管は、適切なバッファー容量を有するようにその長さを最適化する必要があるが、例えば、ガソリンとエタノールの混合燃料を用いる自動二輪車の場合は特にその要請が高い。
燃料フィルタ装置と圧力レギュレータとの間の燃料配管の調整には限度がある場合、例えば、本実施形態のように圧力レギュレータ58が燃料フィルタ装置55の外側部に取付けられる場合は、燃料フィルタ装置55と圧力レギュレータ58との間の燃料配管57の長さに限度があり、燃料フィルタ装置55から燃料噴射装置45までを接続する燃料配管の全部ではなく、その一部である圧力レギュレータ58と燃料噴射装置45との間における燃料配管60の長さを最適化することが有効である。
本実施形態における燃料タンク50は、前述したように、車両前後方向に配向するメインフレーム4(車体フレーム2)に跨るように取付けられている。
図10に示されるように、燃料タンク50には、フィードジョイント70と、ブリーザジョイント71と、リターンジョイント72との、3つのジョイントが備えられている。
図11に示されるように(図2参照)、フィードジョイント70は、燃料ポンプユニット51(図2参照)に燃料フィード配管52により接続され、燃料タンク50から燃料ポンプユニット51に送油される燃料が通過する。ブリーザジョイント71は、燃料ポンプユニット51に燃料ブリーザ配管53により接続され、燃料ポンプユニット51から燃料タンク50に還流される燃料が通過する。リターンジョイント72は、燃料ポンプユニット51の下流側に設けられた圧力レギュレータ58(図6参照)に燃料戻し配管59により接続され、圧力レギュレータ58から燃料タンク50に還流される燃料が通過する。
また、図10、図11に示されるように、それら3つのジョイントは、単一の補強プレート73に貫通させられて燃料タンク50に固定されており、燃料タンク50の底部74のうちの最下部に集約して配置されている。
以上のような本実施形態の燃料供給装置においては、燃料タンク50に設けられるフィードジョイント70とブリーザジョイント71とリターンジョイント72との、3つのジョイントが、単一の補強プレート73で補強されるので、部品点数が削減され、燃料タンク50への固定が容易となる。また、燃料タンク50の外部に燃料ポンプユニット51と燃料フィルタ装置55を設ける自動二輪車1の、燃料タンク外配管部の剛性が確保され、コンパクトな配管の配置が可能となるので燃料供給装置の省スペース化が図られる。
特に、燃料フィルタ装置55のメンテナンスの容易化のため、燃料フィルタ装置55を燃料タンク50の外部に設ける要請の高い、ガソリン、エタノール混合燃料を用いる自動二輪車の燃料供給装置において、省スペース化によって、さらに燃料ポンプユニット51も燃料タンクの外部に配置できるようになり、設計の自由度が向上する。
また、小さな補強プレート73で複数のジョイント70、71、72を補強できる上、燃料タンク50内の燃料の死残量を低減することができる。
本実施形態の燃料タンク50は、椀を伏せた形に上面を形成する上板部75と、上板部75の下側を塞ぎ底部74を形成する底板部76とから構成され、両部材75、76は下縁77で互いに液密に溶接されている。底板部76には、車両前後方向に配向するメインフレーム4を通すために車幅方向中央部に、車両前後方向に延在し上方に向かってトンネル状に凹む凹部78が形成され、凹部78を挟んで下方に延在した底板部76よって側底部79が形成されており、燃料タンク50は総体的に車幅方向断面が逆U字型のタンクとなっている。
凹部78は、図10(b)に示されるように、車両後方に向かって幅狭となるように形成されており、そのため、車両後方側の底部74aにおいては、少なくとも左右のうち一方の側底部79が所要の幅で平坦に形成される。そして、図10(a)に示されるように、側底部79が車幅方向に見てメインフレーム4(車体フレーム2)とラップする位置において、フィードジョイント70と、ブリーザジョイント71と、リターンジョイント72との3つのジョイントが、側底部79に集約して、単一の補強プレート73によって燃料タンク50に固定されている。
なお、燃料タンク50の上板部75の上部には、燃料注入口81が設けられ、底板部76の凹部78により形成された燃料タンク50内部の嶺部82の車両前後方向略中央部には、図示しない燃料残量検出装置の支持部材83が設けられている。
したがって、本実施形態では、燃料タンク50の底部74をコンパクトに形成しつつ、補強プレート73を固定するスペースを、燃料タンク50の底部74に確保することができ、燃料供給装置の省スペース化が図られる。
また、図10(b)に示すように、補強プレート73が、側底部79の形状に沿うように形成されたので、補強プレート73の位置決めが容易となるうえに、各ジョイント70、71、72の相互距離を確保できた。また、3つのジョイント70、71、72が、車両前後方向に並べて配置されたので、燃料タンク50の側底部79を狭くでき、底部74全体を一層幅狭に形成できた。
また、図10(a)に示すように、3つのジョイント70、71、72のうち、リターンジョイント72が他のジョイント70、71より高い位置で燃料タンク50内に開口するように配置されたので、圧力レギュレータ58からの戻し燃料用のリターンジョイント72の端末開口部72a(図11参照)を、3つのジョイントにおける最上部とすることができ、圧力レギュレータ58への燃料タンク50内ごみの流入に対する防御性を高めることができる。
このことは、上述したガソリン、エタノール混合燃料の場合に、特に有効である。
本実施形態の補強プレート73は、図11に詳細に示されるように、その周囲に補強リブ73aが形成され、補強リブ73aを燃料タンク50の内側に向けて、燃料タンク50内面側にロウ付け等で固定される。その補強プレート73の取付けのため、底部74を形成する底板部76には、底部74の内面に補強プレート73の位置決めをするための凸部84が形成される。
その凸部84をガイドに補強プレート73が取付けられ固定されるが、凸部84をプレス成形等で成形することで形成された底部74の外面の窪み85の位置に、図示しない前述の燃料残量検出装置等からの配線86または配管を固定するクリップ87が設けられている。
したがって、燃料タンク50の底部74の外面に形成された窪み85により、燃料タンク50の底部74の内面における補強プレート73の位置決めと、燃料タンク50の底部74の外面におけるクリップ87による配線86または配管の固定との、2つの機能を奏することができる。
また、燃料タンク50内の燃料の死残量を低減すべく、フィードジョイント70の最上部は、補強リブ73aより低く設定されている。
以上、本発明の実施形態の自動二輪車1の燃料供給装置に係り説明したが、本発明は、上記の実施形態のような自動二輪車1の燃料供給装置に限らず、内燃機関を備えたパワーユニットと、パワーユニットに取付けられた燃料噴射装置と、燃料タンクと、燃料タンクの外部に備えられ、燃料タンク内の燃料を燃料通路を介して前記燃料噴射装置に供給する燃料ポンプユニットと、燃料ポンプユニットよりも燃料通路の下流側に接続する燃料フィルタ装置とを備えた自動二輪車の、多様な態様のものにおいて、その燃料供給装置として適用し、有効に実施できる。
1…自動二輪車、2…車体フレーム、4…メインフレーム、5…センタフレーム、27…燃料ポンプ取付けステー、30…パワーユニット、31…内燃機関、32…クランクケース、33…シリンダ部、34…クランク軸、35…出力軸、41…スロットルボディ、45…燃料噴射装置、50…燃料タンク、51…燃料ポンプユニット、52…燃料フィード配管、53…燃料ブリーザ配管、54…燃料吐出配管、55…燃料フィルタ装置、57…燃料配管、58…圧力レギュレータ、59…燃料戻し配管、60…燃料配管、70…フィードジョイント、71…ブリーザジョイント、72…リターンジョイント、72a…端末開口部、73…補強プレート、73a…補強リブ、74…底部、74a…車両後方側の底部、75…上板部、76…底板部、77…下縁、78…凹部、79…側底部、82…嶺部、83…支持部材、84…凸部、85…窪み、86…配線、87…クリップ

Claims (7)

  1. 内燃機関を備えたパワーユニットと、同パワーユニットに取付けられた燃料噴射装置と、燃料タンクと、同燃料タンクの外部に備えられ、同燃料タンク内の燃料を燃料通路を介して前記燃料噴射装置に供給する燃料ポンプユニットと、同燃料ポンプユニットよりも燃料通路の下流側に接続する燃料フィルタ装置とを備えた自動二輪車における燃料供給装置であって、
    前記燃料ポンプユニットに燃料フィード配管により接続され、前記燃料タンクから前記燃料ポンプユニットに送油される燃料が通過するフィードジョイントと、
    前記燃料ポンプユニットに燃料ブリーザ配管により接続され、前記燃料ポンプユニットから前記燃料タンクに還流される燃料またはベーパが通過するブリーザジョイントと、
    前記燃料ポンプユニットの下流側に設けられた圧力レギュレータに燃料戻し配管により接続され、前記圧力レギュレータから前記燃料タンクに還流される燃料が通過するリターンジョイントとの、3つのジョイントを前記燃料タンクに備え、
    前記3つのジョイントは、単一の補強プレートに貫通させられて前記燃料タンクに固定されたことを特徴とする自動二輪車の燃料供給装置。
  2. 前記3つのジョイントが、前記燃料タンクの底部のうちの最下部に集約して配置されたことを特徴とする請求項1記載の自動二輪車の燃料供給装置。
  3. 前記燃料タンクはその底部に、車体前後方向に配向する車体フレームに跨るように、車幅方向中央部に車体前後方向に延在して上方に向かって凹む凹部と、同凹部を挟む側底部とが形成され、前記凹部は車体後方に向かって幅狭となるように形成されると共に、
    前記側底部が車幅方向に見て前記車体フレームとラップする位置において、前記3つのジョイントが、集約して前記側底部に設けられたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の自動二輪車の燃料供給装置。
  4. 前記補強プレートは、前記側底部の形状に沿うように形成されたことを特徴とする請求項3記載の自動二輪車の燃料供給装置。
  5. 前記3つのジョイントは、車両前後方向に並べて配置されたことを特徴とする請求項3または請求項4記載の自動二輪車の燃料供給装置。
  6. 前記3つのジョイントのうち、前記リターンジョイントが他のジョイントより高い位置で前記燃料タンク内に開口するように配置されたことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか記載の自動二輪車の燃料供給装置。
  7. 前記燃料タンクは、その底部の内面に、前記補強プレートの位置決めをするための凸部が形成され、前記補強プレートが取付けられると共に、前記凸部を成型することで形成された前記底部の外面の窪みの位置に、配線、配管を固定するクリップが設けられたことを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか記載の自動二輪車の燃料供給装置。
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