JP5819202B2 - 鞍乗り型車両 - Google Patents

鞍乗り型車両 Download PDF

Info

Publication number
JP5819202B2
JP5819202B2 JP2012002931A JP2012002931A JP5819202B2 JP 5819202 B2 JP5819202 B2 JP 5819202B2 JP 2012002931 A JP2012002931 A JP 2012002931A JP 2012002931 A JP2012002931 A JP 2012002931A JP 5819202 B2 JP5819202 B2 JP 5819202B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel
pump
intake passage
throttle
frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012002931A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013141906A (ja
Inventor
貴正 井口
貴正 井口
田中 聡
聡 田中
竜也 三浦
竜也 三浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Keihin Corp
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Keihin Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd, Keihin Corp filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2012002931A priority Critical patent/JP5819202B2/ja
Priority to CN201210586664.1A priority patent/CN103204206B/zh
Priority to BR102013000502-9A priority patent/BR102013000502B1/pt
Publication of JP2013141906A publication Critical patent/JP2013141906A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5819202B2 publication Critical patent/JP5819202B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、車体フレームに搭載されるエンジン本体のシリンダヘッドに、エアクリーナを上流端として前後方向に延びる吸気装置が接続され、該吸気装置の一部が、前後方向に延びる吸気通路を有するボディにスロットル弁が配設されて成るスロットルボディから成り、前記吸気通路を流通する吸入空気に向けて燃料を噴射する燃料噴射弁が前記スロットルボディに付設される鞍乗り型車両に関する。
吸気通路を有するボディにスロットル弁が配設されて成るスロットルボディに、該スロットルボディに付設される燃料噴射弁に燃料を供給するための燃料ポンプが取付けられるようにした内燃機関の燃料噴射装置が、特許文献1で既に知られている。
特開2005−105987号公報
上記特許文献1で開示されたものでは、スロットルボディの通路に対して直交した軸線を有する燃料ポンプが車幅方向に配置されており、燃料ポンプ配置のためのスペースを車幅方向で比較的大きく確保する必要があり、鞍乗り型車両に適用した場合には、乗員用のスペース確保および車体のコンパクト化を図る観点から燃料ポンプのコンパクトな配置を考える必要がある。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、燃料ポンプの車幅方向への張出しを抑えるようにして燃料ポンプのコンパクトな配置を可能とした鞍乗り型車両を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、車体フレームに搭載されるエンジン本体のシリンダヘッドに、エアクリーナを上流端として前後方向に延びる吸気装置が接続され、該吸気装置の一部が、前後方向に延びる吸気通路を有するボディにスロットル弁が配設されて成るスロットルボディから成り、前記吸気通路を流通する吸入空気に向けて燃料を噴射する燃料噴射弁が前記スロットルボディに付設される鞍乗り型車両において、前記車体フレームが、前輪を軸支するフロントフォークを操向可能に支承するヘッドパイプと、該ヘッドパイプから後下がりに延びる単一のメインフレームと、後輪を後部で軸支するスイングアームの前部を揺動可能に支承するようにして前記メインフレームの後部に連設されて下方に延びる左右一対のピボットフレームを備え、前記スロットルボディが、左右一対の前記ピボットフレームの一方の上方かつ前記メインフレームの後部の一側方に配置され、前記車体フレームに支持される燃料タンクからの燃料を前記燃料噴射弁に供給する燃料ポンプが、前記吸気通路と平行にポンプ軸線が延びかつ前記吸気通路に対して車幅方向外方にオフセットするようにして前記スロットルボディの下方で前記ボディの下部に取付けられることを第1の特徴とする。
また本発明は、第1の特徴の構成に加えて、前記エンジン本体は、クランクケースと、該クランクケースの前部から前上がりに傾斜して上方に延びる気筒部とを有し、前記気筒部の後方かつ前記クランクケースの上方に、前記スロットルボディおよび前記燃料ポンプが配置されることを第の特徴とする
発明は、第1または第2の特徴の構成に加えて、前記燃料噴射弁が前記ボディの上部に取付けられ、前記スロットルボディの前記吸気通路を前記燃料噴射弁との間に挟むようにして前記燃料ポンプが前記ボディの下部に取付けられることを第の特徴とする。
本発明は、第の特徴の構成に加えて、前記ボディの下部に取付けられるポンプケースに、側面視で前下がりに傾斜した前記吸気通路と平行にポンプ軸線を前傾させた前記燃料ポンプが収納され、前記ポンプケースの前端部に前記燃料タンクからの燃料を導く給油管路が接続され、前記ポンプケースの後端部にベーパーを含む余剰燃料を前記燃料タンク側に戻す戻し管路が接続されることを第の特徴とする。
さらに本発明は、第の特徴の構成に加えて、前記ボディの前後長さよりも長く形成される前記ポンプケースが、平面視で前記ボディの前後方向全長が該ポンプケースの一部に重なるようにして前記ボディの下部に取付けられることを第の特徴とする。
本発明の第1の特徴によれば、燃料ポンプが、前後方向に延びる吸気通路と平行にポンプ軸線が延びるようにしてスロットルボディの下方で該スロットルボディのボディの下部に取付けられるので、燃料ポンプが車幅方向に張り出すのを回避しつつスロットルボディに支持することができ、車体フレームのフレーム部材との燃料ポンプの干渉を回避するために吸気装置の経路を大きく曲げることを不要とし、乗員のスペース確保を容易とするとともに車体のコンパクト化を図ることができる。
しかも、単一のメインフレームの後部に上端部が連設される左右一対のピボットフレームの一方の上方かつメインフレームの後部の一側方にスロットルボディが配置され、燃料ポンプが吸気通路に対して車幅方向外方にオフセットするので、吸気装置の経路の曲がりを抑えつつ吸気装置の車体側方への張り出しを抑えることができるとともに、燃料ポンプのメンテナンス性を確保することができ、整備性が向上する。
発明の第の特徴によれば、クランクケースの前部から前上がりに傾斜して上方に延びる気筒部の後方かつクランクケースの上方に、スロットルボディおよび燃料ポンプが配置されるので、燃料ポンプをその下方からクランクケースで保護することができ、左右一対のピボットフレーム間の配置による側方からの保護と相まって、車体カバーの大型化防止による車両のコンパクト化が可能となる
発明の第の特徴によれば、燃料噴射弁および燃料ポンプが、吸気通路を相互間に挟むようにしてボディの上部および下部に取付けられるので、燃料ポンプおよび燃料噴射弁間の燃料通路を短くすることができ、吸気通路の中心軸線まわりに燃料噴射弁および燃料ポンプをコンパクトに配置することができる。
本発明の第の特徴によれば、側面視で前下がりに傾斜したポンプ軸線を有する燃料ポンプがポンプケースに収納され、ポンプケースの前端部に燃料タンクからの燃料を導く給油管路が接続され、ポンプケースの後端部にベーパーを含む余剰燃料を燃料タンク側に戻す戻し管路が接続されるので、ポンプケース内のベーパーを燃料タンク側に効率よく導出することができ、燃料ポンプおよび燃料タンク間の配管経路が吸気装置から側方に張り出さないようにし、当該配管経路を含めた車両の小型化が可能となる。
さらに本発明の第の特徴によれば、ポンプケースがボディの前後長さよりも長く形成されており、平面視でボディの前後方向全長がポンプケースの一部に重なるので、燃料ポンプおよびポンプケースの外径を小さく抑えつつポンプ容量を確保するとともに、ポンプケースのボディへの結合強度を確保し易くすることができる。
参考形態の自動二輪車の側面図である。 スロットル装置の側面図である。 図2の3矢視図である。 図2の4矢視図である。 図2の5矢視図である。 の実施の形態の自動二輪車の側面図である。 車体フレームの斜視図である。 車体フレーム、エンジン本体および吸気装置の相対配置を示す横断平面図である。 の実施の形態の車体フレームの斜視図である。
本発明の実施の形態および参考形態を、添付の図面を参照ながら説明する。
本発明の参考形態について図1〜図5を参照しながら説明すると、先ず図1において、自動二輪車の車体フレームFAは、前輪WFを下端部で軸支するフロントフォーク14を操向可能に支承するヘッドパイプ15と、該ヘッドパイプ15からわずかに後下がりに延びる左右一対のメインフレーム16…と、それらのメインフレーム16…の後端部から下方に延びるピボットフレーム17…と、前記メインフレーム16…よりも急角度に傾斜して前記ヘッドパイプ15から後下がりに延びる単一のダウンフレーム18と、前記ピボットフレーム17…の下部から後上がりに延びる左右一対のリヤフレーム19…と、前記メインフレーム16の後端および前記リヤフレーム19…の中間部間を連結する連結フレーム20…とを備える。
前記メインフレーム16および前記ピボットフレーム17は、単一のパイプを屈曲成形することで一体に連なるように形成される。
前記車体フレームFAには、空冷の単気筒4サイクルであるエンジンEのエンジン本体22が、前記ピボットフレーム17…の下部、ならびに前記ダウンフレーム18の下部で支持されるようにして搭載される。またエンジン本体22の上方で前記車体フレームFAにおけるメインフレーム16…には燃料タンク23が搭載され、その燃料タンク23の後方には、前記車体フレームFAにおけるリヤフレーム19…で支持されるようにしてタンデム型の乗車用シート24が配置される。
前記エンジン本体22は、車幅方向に沿う軸線を有するクランクシャフト25を回転自在に支承するクランクケース26と、該クランクケース26の前側上部に結合されて上方に立ち上がるシリンダブロック27と、該シリンダブロック27の上端に結合されるシリンダヘッド28と、該シリンダヘッド28の上端に結合されるヘッドカバー29とを備え、前記シリンダブロック27、前記シリンダヘッド28および前記ヘッドカバー29は、前記クランクケース26の前部から上がりに傾斜して上方に延びる気筒部21を構成する。
また前記エンジン本体22の下部すなわちクランクケース26には、後方に延びるミッションケース30が連設されており、このミッションケース30には、前記クランクシャフト25からの回転動力を変速するための変速機(図示せず)が収容され、ミッションケース30には出力軸31が回転自在に支承される。
前記車体フレームFAのピボットフレーム1…の下部には、後端で後輪WRを軸支するスイングアーム32の前端が支軸33を介して揺動可能に支承されており、車体フレームFAのリヤパイプ19および前記スイングアーム32の後部間にはリヤクッションユニット34が設けられる。
前記後輪WRには前記出力軸31から回転動力が伝達されるものであり、出力軸31のミッションケース30からの突出端部に固着された駆動スプロケット35と、前記後輪WRの車軸に設けられた被動スプロケット36とに、無端状のチェーン37が巻き掛けられる。
シリンダヘッド28の前部側面には排気装置39が接続されており、この排気装置39は、前記シリンダヘッド28の前部側面から下方に延びる排気管40と、エンジン本体22の下方に配置されて前記排気管40の下流端に接続される触媒コンバータ41と、該触媒コンバータ41の下流端に接続されて後輪WRの右側に配置される排気マフラー42とを備える。
前記シリンダヘッド28の後部側面には吸気装置44が接続されており、この吸気装置44は、前記ピボットフレーム1…の後方かつ乗車用シート24の前部下方に配置されるエアクリーナ45を上流端として前後方向に延びて前記シリンダヘッド28の後部側面に接続されるものであり、前記エアクリーナ45と、該エアクリーナ45に上流端が接続されるスロットルボディ46と、該スロットルボディ46および前記シリンダヘッド28間を結ぶインレットパイプ47とを備える。
図2〜図5を併せて参照して、前記スロットルボディ46は、吸気通路51を有するアルミニウム合金製のボディ52にスロットル弁53が配設されて成るものであり、このスロットルボディ46と、前記吸気通路51に燃料を噴射するようにして前記ボディ52に取付けられる燃料噴射弁48と、該燃料噴射弁48に燃料を供給するようにして前記ボディ52に取付けられる燃料ポンプ49とでスロットル装置50が構成され、このスロットル装置50は、前記エンジン本体22における気筒部21の後方かつ前記クランクケース26の上方に配置され、しかも前記車体フレームFAが備える左右一対のピボットフレーム1…間に配置される。
車両搭載状態で前記スロットルボディ46は、前記吸気通路51の中心軸線C1を前下がりに傾斜させた姿勢となるものであり、水平な軸線を有して前記吸気通路51を横切る弁軸54が前記ボディ52に回動可能に支承され、バタフライ形である前記スロットル弁53が該弁軸54に固定される。
前記弁軸54の一端部は前記ボディ52から一側方に突出するものであり、この弁軸54の一端部は前記ボディ52の一側側面に複数個たとえば3個のボルト56,56,56で取付けられて前記ボディ52から側方に突出するセンサーボックス55で覆われており、このセンサーボックス55内で前記弁軸54の一端部には、該弁軸54の回動量すなわちスロットル弁53の開度を検出するセンサー(図示せず)が連結される。
また前記弁軸54の他端部は前記ボディ52から他側方に突出するものであり、この弁軸54の他端部にはドラム57が固定され、該ドラム57に巻き掛けられるスロットルワイヤのアウターワイヤを保持するためのワイヤホルダ58が前記ボディ52の他側側面にボルト59,59で取付けられる。
前記燃料噴射弁48は、前記ボディ52の上部に取付けられるものであり、前記ボディ52の上部に一端部を嵌合せしめた燃料噴射弁48の他端部に弁ホルダ60が嵌合され、その弁ホルダ60がボルト61,61で前記ボディ52の上部に締結される。すなわち燃料噴射弁48は、ボディ52および弁ホルダ60間で挟持されるようにして前記ボディ52の上部に取付けられる。
前記燃料ポンプ49は、そのポンプ軸線C2を前記吸気通路51の中心軸線C1と平行に、かつ前記吸気通路51に対して車幅方向外方にオフセットするようにして、前記吸気通路51に関して前記燃料噴射弁48とは反対側すなわち前記スロットルボディ46の下方に配置されるものであり、樹脂製のポンプケース64内に収納される。而して車両搭載状態で前記吸気通路51の中心軸線C1は前下がりとなるものであり、前記燃料ポンプ49のポンプ軸線C2も前下がりとなり、その燃料ポンプ49を収納する前記ポンプケース64の軸線も前下がりとなる。
前記ポンプケース64は、前端を開放した有底円筒状のケース主体65と、該ケース主体65の前端開放部を覆ってケース主体65に結合されるキャップ66とから成るものであり、このポンプケース64の前記ケース主体65が、前記吸気通路51に関して前記燃料噴射弁48とは反対側、すなわち前記ボディ52の下部に取付けられる。
しかも前記ポンプケース64は、前記ボディ52の前後長さよりも長く形成されるものであり、平面視で前記ボディ52の前後方向全長がポンプケース64の一部に重なるようにして前記ポンプケース64が前記ボディ52の下部に取付けられる。
前記ポンプケース64の前端部すなわち前記キャップ66の上部には、吸入管73が突設されており、スロットル装置64の上方に配置される前記燃料タンク23の下部から燃料を導く給油管路74が前記吸入管73に接続される。
ところで前記燃料ポンプ49のポンプ軸線C2および前記ポンプケース64の軸線が前下がりに傾斜しているので、前記ポンプケース64の後端の上部は、ポンプケース64で最も高い位置にある。このポンプケース64の後端部すなわち前記ケース主体65の後端部の上部内には燃料レギュレータ76が配設される。この燃料レギュレータ76が配設される部分で前記ポンプケース64のケース主体65には戻り側接続管77が設けられており、ベーパーを含む余剰燃料を前記燃料タンク23側に戻す戻し管路78の一端部が前記戻り側接続管77に接続される。すなわちポンプ軸線C2を前傾させた前記燃料ポンプ49が収納されるポンプケース64の前端部に給油管路74が接続され、前記ポンプケース64の後端部にベーパーを含む余剰燃料を前記燃料タンク23側に戻す戻し管路78が接続されることになる。
また前記ポンプケース64の後端部すなわち前記ケース主体65の後端部の上部には、前記燃料ポンプ49からの燃料を前記燃料噴射弁48側に向けて吐出するための吐出管75が設けられ、ケース主体65の後端下部には、ポンプケース64内の前記燃料ポンプ49に電気的な接続を行うためのカプラ80が下方に突出するようにして一体に突設される。
ところで前記燃料ポンプ49から吐出される燃料を前記燃料噴射弁48側に導く外部管路79が、前記ボディ52の側方を通るように配置されており、この外部管路79の一端部は前記ポンプケース64の吐出管75に接続される。
外部管路79は、上方に向かうにつれて前方に位置するように傾斜して直線状に延びるように配置されるものであり、この外部管路79の他端部すなわち上端部には、前記弁ホルダ60側に向けて突出する接続管部79aが一体に設けられ、前記燃料噴射弁48に通じて前記弁ホルダ60に一体に設けられる接続管部60aが前記接続管部79aに接続される。
次にこの参考形態の作用について説明すると、前後方向に延びる吸気装置44の一部を構成するスロットルボディ46が、前後方向に延びる吸気通路51を有するボディ52にスロットル弁53が配設されて成り、吸気通路51を流通する吸入空気に向けて燃料を噴射する燃料噴射弁48が前記スロットルボディ46に付設され、車体フレームFAのメインフレーム16…を上方から覆って該メインフレーム16…に支持される燃料タンク23からの燃料を前記燃料噴射弁48に供給する燃料ポンプ49が、前記吸気通路51と平行にポンプ軸線C2が延びるようにしてスロットルボディ46の下方前記ボディ52の下部に取付けられるので、燃料ポンプ49が車幅方向に張り出すのを回避しつつスロットルボディ46に支持することができ、車体フレームFAのうち吸気装置44の周囲に配置されるフレーム部材たとえばピボットフレーム17…との燃料ポンプ49の干渉を回避するために吸気装置44の経路を大きく曲げることを不要とし、乗員のスペース確保を容易とするとともに車体のコンパクト化を図ることができる。
また車体フレームFAが、車幅方向に分かれた左右一対のピボットフレーム17,17を備えており、それらのピボットフレーム17…間に、前記スロットルボディ46および前記燃料ポンプ49が配置されるので、吸気装置44の経路を大きく曲げることを不要とするとともに、スロットルボディ46および燃料ポンプ49の配置によって車体フレームFAが側方に張り出すのを回避して乗員のスペース確保がより容易となる。
またエンジン本体22は、クランクケース26と、該クランクケース26の前部から前上がりに傾斜して上方に延びる気筒部21とを有しており、気筒部21の後方かつクランクケース26の上方に、スロットルボディ46および燃料ポンプ49が配置されるので、燃料ポンプ49をその下方からクランクケース26で保護することができ、左右一対のピボットフレーム17…間の配置による側方からの保護と相まって、車体カバーの大型化防止による車両のコンパクト化が可能となる。
また燃料噴射弁48がボディ52の上部に取付けられ、スロットルボディ46の吸気通路51を燃料噴射弁48との間に挟むようにして燃料ポンプ49がボディ52の下部に取付けられるので、燃料ポンプ49および燃料噴射弁48間の燃料通路を短くすることができ、吸気通路51の中心軸線C1まわりに燃料噴射弁48および燃料ポンプ49をコンパクトに配置することができる。
またボディ52の下部に取付けられるポンプケース64に、側面視で前下がりに傾斜した前記吸気通路51と平行にポンプ軸線C2を前傾させた燃料ポンプ49が収納され、前記ポンプケース64の前端部に燃料タンク23からの燃料を導く給油管路74が接続され、前記ポンプケース64の後端部にベーパーを含む余剰燃料を前記燃料タンク23側に戻す戻し管路78が接続されるので、ポンプケース64内のベーパーを燃料タンク23側に効率よく導出することができ、燃料ポンプ49および燃料タンク23間の配管経路が吸気装置44から側方に張り出さないようにし、当該配管経路を含めた車両の小型化が可能となる。
さらにスロットルボディ46におけるボディ52の前後長さよりも長く形成される前記ポンプケース64が、平面視で前記ボディ52の前後方向全長が該ポンプケース64の一部に重なるようにして前記ボディ52の下部に取付けられるので、燃料ポンプ49およびポンプケース64の外径を小さく抑えつつポンプ容量を確保するとともに、ポンプケース64のボディ52への結合強度を確保し易くすることができる。
本発明の第の実施の形態について図6〜図8を参照しながら説明するが、参考形態に対応する部分には同一の参照符号を付して図示するのみとし、詳細な説明は省略する。
この自動二輪車の車体フレームFBは、前輪WFを下端部で軸支するフロントフォーク14を操向可能に支承するヘッドパイプ15と、該ヘッドパイプ15からわずかに後下がりに延びる単一のメインフレーム81と、該メインフレーム81の後端部に設けられるクロスパイプ82と、該クロスパイプ82の両端から下方に延びる左右一対のピボットフレーム83,83と、前記メインフレーム81よりも急角度に傾斜して前記ヘッドパイプ15から後下がりに延びる単一のダウンフレーム18と、前記メインフレーム81の後部から後上がりに延びる左右一対のシートレール84,84と、前記ピボットフレーム83…の中間部および前記シートレール84…の中間部間を連結するリヤフレーム85…とを備える。
前記メインフレーム81の後部は下方に延びるように湾曲しており、その湾曲部に前記両シートレール84…の前端部が連設される。また前記クロスパイプ82は左右方向に延びるものであり、前記メインフレーム81の後端部すなわち下端部に前記クロスパイプ82の長手方向中央部が固着され、前記両ピボットフレーム83…の上端部は、クロスパイプ82の左右両端部に連設される。
エンジンEにおけるシリンダヘッド28の後部側面に接続される吸気装置44は、前記ピボットフレーム83…の後方かつ乗車用シート24の前部下方に配置されるエアクリーナ45を上流端として前後方向に延びるものであり、この吸気装置44の一部を構成するスロットルボディ46と、該スロットルボディ46のボディ52に取付けられる燃料噴射弁48と、該燃料噴射弁48に燃料を供給するようにして前記ボディ52に取付けられる燃料ポンプ49とで構成されるスロットル装置50は、エンジン本体22における気筒部21の後方かつ前記クランクケース26の上方であって、両ピボットフレーム83…のうち左側のピボットフレーム83の上方かつ前記メインフレーム81の後部の左側方に配置される。
この第の実施の形態によれば、左右一対のピボットフレーム83…のうち左側のピボットフレーム83の上方かつメインフレーム81の後部の左側方にスロットルボディ46が配置され、燃料ポンプ49が、吸気通路51と平行にポンプ軸線C2が延びかつ吸気通路51に対して車幅方向外方にオフセットするようにして、スロットルボディ46の下方でボディ52の下部に取付けられるので、吸気装置44の経路の曲がりを抑えつつ吸気装置44の車体側方への張り出しを抑えることができるとともに、燃料ポンプ49のメンテナンス性を確保することができ、整備性が向上する。
本発明の第の実施の形態について図9を参照しながら説明するが、参考形態および第の実施の形態に対応する部分には同一の参照符号を付して図示するのみとし、詳細な説明は省略する。
この自動二輪車の車体フレームFCは、ヘッドパイプ15と、該ヘッドパイプ15からわずかに後下がりに延びる単一のメインフレーム86と、該メインフレーム86の後端部に連設されて下方に延びる左右一対のピボットフレーム87,87と、前記メインフレーム86よりも急角度に傾斜して前記ヘッドパイプ15から後下がりに延びる単一のダウンフレーム18と、前記メインフレーム86の後部から後上がりに延びる左右一対のシートレール84,84と、前記ピボットフレーム87…の中間部および前記シートレール84…の中間部間を連結するリヤフレーム85…とを備える。
前記メインフレーム86の後部は上方に膨らむように湾曲して形成され、上部が外側方に膨らむように湾曲して形成される左右一対の前記ピボットフレーム87,87の上端部が前記メインフレーム86の後部の左右両側に連設され、前記スロットル装置50が、左右一対の前記ピボットフレーム87,87のうち左側のピボットフレーム87の上方かつ前記メインフレーム86の後部の左側方に配置される。
この第の実施の形態によっても上記第の実施の形態と同様の効果を奏することができる。
以上、本発明の実施の形態および参考形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
14・・・フロントフォーク
15・・・ヘッドパイプ
16,81,86・・・メインフレーム
17,83,87・・・ピボットフレーム
21・・・気筒部
22・・・エンジン本体
23・・・燃料タンク
26・・・クランクケース
32・・・スイングアーム
44・・・吸気装置
45・・・エアクリーナ
46・・・スロットルボディ
48・・・燃料噴射弁
49・・・燃料ポンプ
51・・・吸気通路
52・・・ボディ
53・・・スロットル弁
64・・・ポンプケース
74・・・給油管路
78・・・戻し管路
C2・・・ポンプ軸線
FA,FB,FC・・・車体フレーム
WF・・・前輪
WR・・・後輪

Claims (5)

  1. 車体フレーム(FB,FC)に搭載されるエンジン本体(22)のシリンダヘッド(28)に、エアクリーナ(45)を上流端として前後方向に延びる吸気装置(44)が接続され、該吸気装置(44)の一部が、前後方向に延びる吸気通路(51)を有するボディ(52)にスロットル弁(53)が配設されて成るスロットルボディ(46)から成り、前記吸気通路(51)を流通する吸入空気に向けて燃料を噴射する燃料噴射弁(48)が前記スロットルボディ(46)に付設される鞍乗り型車両において、
    前記車体フレーム(FB,FC)が、前輪(WF)を軸支するフロントフォーク(14)を操向可能に支承するヘッドパイプ(15)と、該ヘッドパイプ(15)から後下がりに延びる単一のメインフレーム(81,86)と、後輪(WR)を後部で軸支するスイングアーム(32)の前部を揺動可能に支承するようにして前記メインフレーム(81,86)の後部に連設されて下方に延びる左右一対のピボットフレーム(83,87)とを備え、
    前記スロットルボディ(46)が、左右一対の前記ピボットフレーム(83,87)の一方の上方かつ前記メインフレーム(81,86)の後部の一側方に配置され、
    前記車体フレーム(FB,FC)に支持される燃料タンク(23)からの燃料を前記燃料噴射弁(48)に供給する燃料ポンプ(49)が、前記吸気通路(51)と平行にポンプ軸線(C2)が延びかつ前記吸気通路(51)に対して車幅方向外方にオフセットするようにして前記スロットルボディ(46)の下方で前記ボディ(52)の下部に取付けられることを特徴とする鞍乗り型車両。
  2. 前記エンジン本体(22)は、クランクケース(26)と、該クランクケース(26)の前部から前上がりに傾斜して上方に延びる気筒部(21)とを有し、前記気筒部(21)の後方かつ前記クランクケース(26)の上方に、前記スロットルボディ(46)および前記燃料ポンプ(49)が配置されることを特徴とする請求項記載の鞍乗り型車両。
  3. 前記燃料噴射弁(48)が前記ボディ(52)の上部に取付けられ、前記スロットルボディ(46)の前記吸気通路(51)を前記燃料噴射弁(48)との間に挟むようにして前記燃料ポンプ(49)が前記ボディ(52)の下部に取付けられることを特徴とする請求項または記載の鞍乗り型車両。
  4. 前記ボディ(52)の下部に取付けられるポンプケース(64)に、側面視で前下がりに傾斜した前記吸気通路(51)と平行にポンプ軸線(C2)を前傾させた前記燃料ポンプ(49)が収納され、前記ポンプケース(64)の前端部に前記燃料タンク(23)からの燃料を導く給油管路(74)が接続され、前記ポンプケース(64)の後端部にベーパーを含む余剰燃料を前記燃料タンク(23)側に戻す戻し管路(78)が接続されることを特徴とする請求項記載の鞍乗り型車両。
  5. 前記ボディ(52)の前後長さよりも長く形成される前記ポンプケース(64)が、平面視で前記ボディ(52)の前後方向全長が該ポンプケース(64)の一部に重なるようにして前記ボディ(52)の下部に取付けられることを特徴とする請求項記載の鞍乗り型車両。
JP2012002931A 2012-01-11 2012-01-11 鞍乗り型車両 Expired - Fee Related JP5819202B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012002931A JP5819202B2 (ja) 2012-01-11 2012-01-11 鞍乗り型車両
CN201210586664.1A CN103204206B (zh) 2012-01-11 2012-12-25 跨骑式车辆
BR102013000502-9A BR102013000502B1 (pt) 2012-01-11 2013-01-08 Veículo do tipo de montar

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012002931A JP5819202B2 (ja) 2012-01-11 2012-01-11 鞍乗り型車両

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013141906A JP2013141906A (ja) 2013-07-22
JP5819202B2 true JP5819202B2 (ja) 2015-11-18

Family

ID=48751664

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012002931A Expired - Fee Related JP5819202B2 (ja) 2012-01-11 2012-01-11 鞍乗り型車両

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP5819202B2 (ja)
CN (1) CN103204206B (ja)
BR (1) BR102013000502B1 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106364607B (zh) * 2015-07-24 2019-03-15 本田技研工业株式会社 跨骑型车辆
CN105715427B (zh) * 2016-04-25 2018-08-17 江门市大长江集团有限公司 燃油泵布置结构及电喷车
JP6394643B2 (ja) * 2016-06-16 2018-09-26 マツダ株式会社 過給機付きエンジン
JP6536668B1 (ja) * 2017-12-28 2019-07-03 マツダ株式会社 エンジン
WO2020121473A1 (ja) * 2018-12-13 2020-06-18 本田技研工業株式会社 鞍乗り型車両
JP7457742B2 (ja) 2022-03-22 2024-03-28 本田技研工業株式会社 鞍乗型車両

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02256865A (ja) * 1989-03-28 1990-10-17 Honda Motor Co Ltd 燃料噴射エンジン用混合気制御装置
JPH03117680A (ja) * 1989-09-30 1991-05-20 Yamaha Motor Co Ltd 2サイクルエンジンの燃料供給装置
JP3826374B2 (ja) * 1998-04-17 2006-09-27 株式会社ケーヒン 二輪車用燃料噴射装置におけるスロットルボデー
JP4176456B2 (ja) * 2002-11-29 2008-11-05 本田技研工業株式会社 自動二輪車における燃料系配置構造
US7533904B2 (en) * 2005-07-05 2009-05-19 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Saddle-riding type vehicle with fuel pump
JP4799369B2 (ja) * 2006-10-31 2011-10-26 本田技研工業株式会社 鞍乗り型車両
JP5142556B2 (ja) * 2007-03-02 2013-02-13 本田技研工業株式会社 自動二輪車の燃料ポンプ配置構造
CN101633388B (zh) * 2008-07-24 2012-09-05 雅马哈发动机株式会社 自动二轮车
JP5312140B2 (ja) * 2009-03-27 2013-10-09 本田技研工業株式会社 鞍乗り型車両におけるキャニスタ配置構造
JP5232752B2 (ja) * 2009-09-30 2013-07-10 本田技研工業株式会社 鞍乗り型車両の蒸発燃料処理装置の配置構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013141906A (ja) 2013-07-22
CN103204206B (zh) 2015-07-29
BR102013000502A2 (pt) 2013-11-19
BR102013000502B1 (pt) 2021-03-30
CN103204206A (zh) 2013-07-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5819202B2 (ja) 鞍乗り型車両
US8459236B2 (en) Fuel supply system for motorcycle
US8584788B2 (en) Exhaust system for motorcycle
US8371270B2 (en) Fuel supply system for motorcycle
EP2881313B1 (en) Body frame structure for saddle-ride type vehicle
JP5196257B2 (ja) 自動二輪車
JP2008222078A (ja) 自動二輪車
JPWO2014097774A1 (ja) エンジンの過給システム
JP2013231384A (ja) マフラー及び鞍乗型車両
JP2011068250A (ja) 小型車両のシリンダヘッドカバー構造
JP4550797B2 (ja) 車両の燃料ポンプ配置構造
US20110073075A1 (en) Fuel supply system for motorcycle
JP2008230492A (ja) 自動二輪車の燃料供給装置
JP5865323B2 (ja) 鞍乗り型車両
JP5235797B2 (ja) スロットルボディのカプラ配置
JP2019060256A (ja) 鞍乗型車両の排気装置
JP2015074352A (ja) 車体フレームおよびそれを備えた鞍乗型車両
JP6612304B2 (ja) 鞍乗型車両
JP2010196633A (ja) 鞍乗り型車両の吸気装置構造
JP4144383B2 (ja) 鞍乗型車両の燃料供給装置
JP6094904B2 (ja) 自動二輪車
JP5966819B2 (ja) 自動二輪車
JP5891786B2 (ja) 燃料供給装置
JP5607020B2 (ja) スロットル装置
JP5862421B2 (ja) 車両用内燃機関の吸気装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20130808

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20130808

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140303

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20141211

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20141218

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20141224

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20141218

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150220

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150902

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150930

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5819202

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees