JP6877225B2 - コンバイン - Google Patents

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Description

本発明は、運転部とエンジンルームとを仕切る仕切壁を備えるコンバインに関する。
コンバインは、エンジンが配置されるエンジンルームと、オペレータが座る運転座席が配置される運転部と、を備えており、運転座席の下方には、運転部とエンジンルームとを仕切る仕切壁が設けられている。
この種のコンバインでは、エンジン回りのメンテナンスを行うにあたり、キャビン全体を機体外側方に回動可能としたものや(特許文献1参照)、キャビンの仕切壁に、着脱カバーの着脱に応じて開閉される開口部を設け、該開口部を介して運転部側からエンジン周りのメンテナンスを行うものが知られている。
特許第5155795号公報
前者では、キャビン全体の回動に応じてエンジンルームを広範囲に亘って開放できるので、メンテナンス性に優れるという利点があるものの、キャビン全体を回動可能にする大掛かりな回動機構が必要になり、重量の増大や大幅なコストアップを招来する虞がある。一方、後者では、コストアップを回避可能であるが、従来の仕切壁は、前方を向く面と上方を向く面とを組合せた階段形状であるため、開口部の面積を広くとることが難しく、メンテナンス性に劣るという問題があった。
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、オペレータが座る運転座席が配置される運転部と、エンジンが配置されるエンジンルームと、を備えるコンバインであって、少なくとも前記運転座席の下方で前記運転部と前記エンジンルームとを仕切る仕切壁を備え、前記仕切壁は、上側ほど後退するように傾斜して前記エンジンの上方空間の前方及び上方を覆う傾斜面部を備え、前記傾斜面部は、前記運転部と前記エンジンルームとを連通させる開口部と、前記傾斜面部に沿う取付面を有し、前記開口部を開閉可能に覆う着脱カバーと、を備えることを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1に記載のコンバインであって、前記傾斜面部は、前記運転座席の下方から前記運転座席の後方に亘って設けられ、前記開口部は、前記運転座席の下方から前記運転座席の後方に亘って形成されることを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項1又は2に記載のコンバインであって、前記着脱カバーは、前記運転座席の一部が入り込む凹部を備えることを特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載のコンバインであって、前記運転座席は、前記仕切壁に対して着脱可能であることを特徴とする。
また、請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載のコンバインであって、前記エンジンの上方空間には、前記エンジンの吸気を浄化するエアクリーナ、前記エンジンから排出される排気ガス中の粒子状物質を除去する粒子状物質除去装置、前記排気ガス中の窒素酸化物を浄化する窒素酸化物浄化装置のうち、少なくともいずれか一つが配置され、前記エンジンと、前記エアクリーナ、前記粒子状物質除去装置、又は前記窒素酸化物浄化装置との間には、前記エンジンの上部をメンテナンスするためのメンテナンス空間が設けられることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、仕切壁は、上側ほど後退するように傾斜してエンジンの上方空間の前方及び上方を覆う傾斜面部を有し、該傾斜面部に、運転部とエンジンルームとを連通させる開口部が形成されているので、開口部の面積を広くし、エンジン周りのメンテナンス性を向上させることができる。また、開口部を開閉可能に覆う着脱カバーは、傾斜面部に沿う取付面を有するので、開口部を確実に覆うことができるだけでなく、薄型化が可能になる。
また、請求項2の発明によれば、傾斜面部は、運転座席の下方から運転座席の後方に亘って設けられ、開口部は、運転座席の下方から運転座席の後方に亘って形成されるので、エンジンの上方空間を広く開放して更にメンテナンス性を向上させることができる。
また、請求項3の発明によれば、着脱カバーは、運転座席の一部が入り込む凹部を備えるので、運転座席の前方空間を広くすることができる。
また、請求項4の発明によれば、運転座席は、仕切壁に対して着脱可能なので、運転座席に邪魔されることなく、開口部を介してエンジン周りのメンテナンスを行うことができる。
また、請求項5の発明によれば、エンジンの上方空間には、エアクリーナ、粒子状物質除去装置、窒素酸化物浄化装置のうち、少なくともいずれか一つが配置され、エンジンと、エアクリーナ、粒子状物質除去装置、又は窒素酸化物浄化装置との間には、エンジンの上部をメンテナンスするためのメンテナンス空間が設けられるので、エンジンのメンテナンス性を低下させることなく、エンジンの上方空間にエアクリーナ、粒子状物質除去装置、又は窒素酸化物浄化装置を配置できる。
本発明の実施形態に係るコンバインの右側面図である。 本発明の実施形態に係るコンバインの左側面図である。 本発明の実施形態に係るコンバインの平面図である。 本発明の実施形態に係るコンバインの要部左側面図である。 本発明の実施形態に係るコンバインの要部背面図である。 本発明の実施形態に係るコンバインの要部右側面図である。 本発明の実施形態に係るコンバインの着脱カバー及び運転座席を取外した状態を示す要部右側面図である。 本発明の実施形態に係るキャビンを示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るキャビンの右前柱を省略した斜視図である。 本発明の実施形態に係るキャビンの運転座席を取外した状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るキャビンの着脱カバーを取外した状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る着脱カバーの斜視図であり、(a)は着脱カバーを前側から見た斜視図、(b)は着脱カバーを後側から見た斜視図である。 本発明の実施形態に係る運転座席及び運転座席支持装置の図であり、(a)は運転座席及び運転座席支持装置の側面図、(b)は運転座席及び運転座席支持装置の正面図である。 本発明の実施形態に係る着脱カバーの断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。図1〜図3において、1はコンバインであって、該コンバイン1は、機体フレーム2の下方にクローラ式の走行部3を備える走行機体4と、走行機体4の前部に昇降自在に連結される前処理部5と、走行機体4の左側に配置され、前処理部5が刈り取った茎稈から穀粒を脱穀して選別する脱穀部6と、走行機体4の右側に配置され、脱穀部6が選別した穀粒を貯留する穀粒タンク7と、穀粒タンク7内の穀粒を機外に排出する排出オーガ8と、走行機体4の右側で、且つ穀粒タンク7の前側に配置される運転部9とを備える。
運転部9は、運転空間を覆うキャビン10を備えており、キャビン10で覆われる運転空間には、オペレータが座る運転座席11や各種の操作具が配置されている。キャビン10は、右側部に乗降口10aを有し、該乗降口10aを介してオペレータの乗降が行われる。また、キャビン10は、乗降口10aを覆うスライド式のドア12を備え、該ドア12のスライド操作に基づいて乗降口10aが開閉される。
図4〜図6に示すように、運転座席11の後下方で、且つ穀粒タンク7の前方には、エンジン14などを収容するエンジンルーム15が形成されている。エンジン14の右側近傍には、ラジエータ16及び冷却ファン17が配置されており、冷却ファン17の駆動に応じて機体右側方から防塵網15aを介してエンジンルーム15内にエンジン冷却風が導入される。エンジンルーム15は、前方及び後方が覆われ、左側方が開放されているため、エンジンルーム15に導入されたエンジン冷却風は、ラジエータ16を通過した後、主にエンジン14の周囲を通ってエンジンルーム15の左側方に排出される。
エンジン14には、その吸気を機外から導入するための吸気経路と、排気ガスを機外に排出するための排気経路が接続されている。吸気経路には、プレクリーナ18及びエアクリーナ19が設けられており、プレクリーナ18によって浄化された外気が、プレクリーナ18の吸気出口とエアクリーナ19の吸気入口とを接続する吸気接続パイプ20を介してエアクリーナ19に吸入されるとともに、エアクリーナ19によって浄化された空気が、エアクリーナ19の吸気出口とエンジン14の吸気口とを接続する吸気パイプ21を介してエンジン14に吸入される。
排気経路には、粒子状物質除去装置22(DPF:Diesel Particulate Filter)及び窒素酸化物浄化装置23(SCR:Selective Catalytic Reduction)が設けられており、エンジン14の排気ガスが、エンジン14の排気口と粒子状物質除去装置22の排気入口とを接続する排気パイプ24を介して粒子状物質除去装置22に排出されるとともに、粒子状物質除去装置22によって浄化された排気ガスが、粒子状物質除去装置22の排気出口と窒素酸化物浄化装置23の排気入口とを接続する排気接続パイプ25を介して窒素酸化物浄化装置23に排出される。そして、窒素酸化物浄化装置23によって浄化された排気ガスは、一端が窒素酸化物浄化装置23の排気出口に接続され、且つ他端に排気出口26aを有するテールパイプ26を介して機外に排出される。
因みに、プレクリーナ18は、吸気の力で渦を発生させ、吸気中の大きなゴミを分離する装置であり、エアクリーナ19は、交換可能なエレメントにより吸気を濾過する装置である。また、粒子状物質除去装置22は、排気ガス中の粒子状物質を除去する装置であり、捕集した粒子状物質による目詰りを解消するために、捕集した粒子状物質を燃焼などにより取り除く再生手段を備える。また、窒素酸化物浄化装置23は、排気ガス中の窒素酸化物を浄化する装置であり、具体的は、排気ガスに尿素水を噴射し、排気ガスに含まれる窒素酸化物を窒素、水蒸気などに変換して無害化する。
エアクリーナ19、粒子状物質除去装置22及び窒素酸化物浄化装置23は、エンジン14の上方空間に配置されている。エンジン14の上方空間には、機体フレーム2から立設されるフレーム部材(図示せず)が配置されており、該フレーム部材に対し、エアクリーナ19、粒子状物質除去装置22及び窒素酸化物浄化装置23が取付支持されている。本実施形態では、エンジン14の真上にエアクリーナ19を配置するとともに、エアクリーナ19の後方に粒子状物質除去装置22を配置し、さらに、エアクリーナ19及び粒子状物質除去装置22の上方に窒素酸化物浄化装置23を配置するにあたり、エンジン14とエアクリーナ19との間に、エンジン14の上部をメンテナンスするためのメンテナンス空間S1が設けられる。これにより、エンジン14のメンテナンス性を低下させることなく、エンジン14の上方空間にエアクリーナ19、粒子状物質除去装置22及び窒素酸化物浄化装置23が配置される。
つぎに、キャビン10(運転部9)の構成について、図7〜図14を参照して説明する。
キャビン10は、運転座席11の下方で運転部9とエンジンルーム15とを仕切る仕切壁30を備える。仕切壁30は、キャビン10の床部31の後端から垂直に立ち上がり、エンジン14の前方を覆う垂直面部32と、垂直面部32の上端から上側ほど後退するように傾斜状に延出し、エンジン14の上方空間の前方及び上方を覆う傾斜面部33と、を備える。また、傾斜面部33は、運転部9とエンジンルーム15とを連通させるメンテナンス用の開口部34と、傾斜面部33に沿う取付面35aを有し、開口部34を開閉可能に覆う着脱カバー35と、を備える。
傾斜面部33は、運転座席11の下方から運転座席11の後方に亘って広い範囲に設けられており、開口部34は、運転座席11の下方から運転座席11の後方に亘り、傾斜面部33の高さ方向略全域を開口させるように形成されている。
着脱カバー35は、高さ方向の中間部に運転座席11の一部が入り込む凹部35bを備える。運転座席11は、座部11aと、該座部11aの後端部から立ち上がる背凭れ部11bと、を備えており、座部11aの後端部と背凭れ部11bの下端部が着脱カバー35の凹部35bに入り込むように配置されている。
仕切壁30には、運転座席11を位置調整可能に支持する運転座席支持装置36が取付けられている。本実施形態の運転座席支持装置36は、高さ調節レバー37の操作に応じて運転座席11の高さ調整を許容する高さ調整部38と、前後位置調整レバー39の操作に応じて運転座席11の前後位置調整を許容する前後位置調整部40と、高さ調整部38に一体的に設けられ、仕切壁30に取付けられる取付部41と、を備える。
運転座席支持装置36の取付部41は、仕切壁30の前方を向く面にのみ締結されている。具体的に説明すると、取付部41は、高さ調整部38の下端部から下方に延出し、上下に並ぶ2つの締結部T1、T2を有する下方延出部41aと、高さ調整部38の上端部から後下方に傾斜状に延出し、左右に並ぶ2つの締結部T3、T4を有する後方延出部41bと、を備えており、締結部T1、T2が仕切壁30の垂直面部32に締結され、締結部T3、T4が仕切壁30の傾斜面部33(着脱カバー35)に締結される。
このように、運転座席支持装置36の取付部41は、仕切壁30の前方を向く面にのみ締結されているので、前方からの締結解除操作のみで運転座席支持装置36及び運転座席11を仕切壁30から容易に取外すことが可能になる。例えば、機体から降りた状態のオペレータが、乗降口10aを介して締結部T1〜T4にアクセスし、運転座席支持装置36及び運転座席11を取外すことも可能になる。
また、仕切壁30の傾斜面部33と運転座席11の下面との間には、側面視三角形状の空間部S2が形成されている。このような空間部S2によれば、運転座席11及び運転座席支持装置36をむき出し状態にしてその着脱作業効率を更に向上させることができるだけでなく、仕切壁30とオペレータの足との間に空間部S2を介在させることにより、エンジンルーム15からの熱がオペレータの足に伝わることを抑制できる。
つぎに、仕切壁30及び着脱カバー35の具体的な構成について、図10〜図12及び図14を参照して説明する。
図10及び図11に示すように、仕切壁30は、仕切壁30の骨組みである枠体Fと、枠体Fに取付けられて前述した垂直面部32を構成する下部パネルP1と、枠体Fに取付けられて前述した傾斜面部33の左側を構成する中間パネルP2と、枠体Fに取付けられて傾斜面部33の上部を覆う上部パネルP3と、開口部34を覆うように枠体Fに着脱可能に取付けられて傾斜面部33の右側を構成する前述した着脱カバー35と、を備える。
さらに、仕切壁30の裏面側には、開口部34の周縁部を補強する図示しない開口部用補強部材と、前述した締結部T1〜T4との締結箇所を補強する2つの運転座席用補強部材44、45と、が設けられている。本実施形態の開口部用補強部材は、枠体Fの一部として設けられており、着脱カバー35は、複数のボルトBを介して開口部用補強部材に固定される。また、開口部用補強部材の右側は、乗降口側の支柱となるドア受枠60を利用して取付支持され、傾斜面部33の傾斜は、ドア受枠60の傾斜に沿って形成されている。
図11に示すように、第1運転座席用補強部材44は、上下両端部が枠体Fに連結された状態で下部パネルP1の裏面側に設けられ、締結部T1、T2と締結される。また、第2運転座席用補強部材45は、左右両端部が枠体Fに連結された状態で着脱カバー35の裏面側に設けられ、締結部T3、T4と締結される。
本実施形態の第2運転座席用補強部材45は、着脱カバー35の裏面に一体的に取付けられる補強部材本体45aと、枠体Fから開口部34内に突設される左右一対の連結部45bと、に分割形成されている。そして、着脱カバー35が開口部34を覆う状態では、着脱カバー固定用のボルトBを介して、補強部材本体45aの左右両端部を左右の連結部45bに連結することにより、第2運転座席用補強部材45の必要強度を確保する一方、着脱カバー35を取外して開口部34を開放する際には、補強部材本体45aを着脱カバー35と一体的に取外しことにより、第2運転座席用補強部材45がメンテナンスの邪魔になることを回避できるようになっている。
図12及び図14に示すように、本実施形態の着脱カバー35は、カバー本体46と、左右一対のサイドカバー47と、着脱カバー用補強部材48、49と、前述した補強部材本体45aと、を一体的に備える。
カバー本体46は、金属製の一枚板からなり、該一枚板を4箇所折り曲げることにより、前述した凹部35bが形成される。着脱カバー用補強部材48、49は、断面L字形状の金属製板材からなり、カバー本体46の四辺に沿うように裏面側から一体的に溶着されている。サイドカバー47は、カバー本体46と着脱カバー用補強部材48との間に生じる隙間を覆うように、カバー本体46及び着脱カバー用補強部材48に対して溶着されている。
そして、このように構成された着脱カバー35は、着脱カバー用補強部材48、49によって形成される取付面35aを開口部34の周縁部に重ねるとともに、周縁部に沿って複数形成される取付孔35cにボルトBを挿入して開口部用補強部材60に締結することで枠体F側に一体的に取り付けられる。
互いに重なり合う着脱カバー35の取付面35aと仕切壁30の傾斜面部33との間には、開口部34の全周に亘って図示しない第1スポンジ部材が挟装されている。このような第1スポンジ部材によれば、エンジンルーム15からキャビン10に伝わる騒音を低減できるだけでなく、キャビン10への塵埃の侵入も防止することができる。
また、本実施形態では、図14に示すように、開口部34の周縁部に形成される立ち下がり部34aと着脱カバー用補強部材48の立ち下がり部48aとの間にも第2スポンジ部材50を挟装している。このような第2スポンジ部材50によれば、第1スポンジ部材のみの場合に比べ、騒音低減効果や防塵効果を高めることができるだけでなく、第1スポンジ部材が劣化してもある程度の騒音低減効果や防塵効果を維持することが可能になる。
なお、本実施形態の着脱カバー35は、小窓35dと、該小窓35dを開閉可能に覆う蓋35eと、を備えており、簡易的なメンテナンス時には、着脱カバー35や運転座席11を取外すことなく、蓋35eを取外すだけで、エンジンルーム15へのアクセスが可能となる。
叙述の如く構成された本実施形態によれば、仕切壁30は、上側ほど後退するように傾斜してエンジン14の上方空間の前方及び上方を覆う傾斜面部33を有し、該傾斜面部33に、運転部9とエンジンルーム15とを連通させる開口部34が形成されているので、開口部34の面積を広くし、エンジン周りのメンテナンス性を向上させることができる。
また、開口部34を開閉可能に覆う着脱カバー35は、傾斜面部33に沿う取付面35aを有するので、開口部35を確実に覆うことができるだけでなく、薄型化が可能になる。
また、傾斜面部33は、運転座席11の下方から運転座席11の後方に亘って設けられ、開口部34は、運転座席11の下方から運転座席11の後方に亘って形成されるので、エンジン14の上方空間を広く開放して更にメンテナンス性を向上させることができる。
また、着脱カバー35は、運転座席11の一部が入り込む凹部35bを備えるので、運転座席11の前方空間を広くすることができる。
また、運転座席11は、キャビン10に対して着脱可能なので、運転座席11に邪魔されることなく、開口部34を介してエンジン周りのメンテナンスを行うことができる。
また、エンジン14の上方空間には、エアクリーナ19、粒子状物質除去装置22、窒素酸化物浄化装置23のうち、少なくともいずれか一つが配置され、エンジン14と、エアクリーナ19、粒子状物質除去装置22、又は窒素酸化物浄化装置23との間には、エンジン14の上部をメンテナンスするためのメンテナンス空間S1が設けられるので、エンジン14のメンテナンス性を低下させることなく、エンジン14の上方空間にエアクリーナ19、粒子状物質除去装置22、又は窒素酸化物浄化装置23を配置できる。
1 コンバイン
9 運転部
10 キャビン
10a 乗降口
11 運転座席
14 エンジン
15 エンジンルーム
19 エアクリーナ
22 粒子状物質除去装置
23 窒素酸化物浄化装置
30 仕切壁
33 傾斜面部
34 開口部
35 着脱カバー
35a 取付面
35b 凹部
36 運転座席支持装置
S1 メンテナンス空間
S2 空間部

Claims (5)

  1. オペレータが座る運転座席が配置される運転部と、
    エンジンが配置されるエンジンルームと、を備えるコンバインであって、
    少なくとも前記運転座席の下方で前記運転部と前記エンジンルームとを仕切る仕切壁を備え、
    前記仕切壁は、
    上側ほど後退するように傾斜して前記エンジンの上方空間の前方及び上方を覆う傾斜面部を備え、
    前記傾斜面部は、
    前記運転部と前記エンジンルームとを連通させる開口部と、
    前記傾斜面部に沿う取付面を有し、前記開口部を開閉可能に覆う着脱カバーと、を備えることを特徴とするコンバイン。
  2. 前記傾斜面部は、前記運転座席の下方から前記運転座席の後方に亘って設けられ、
    前記開口部は、前記運転座席の下方から前記運転座席の後方に亘って形成されることを特徴とする請求項1に記載のコンバイン。
  3. 前記着脱カバーは、前記運転座席の一部が入り込む凹部を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のコンバイン。
  4. 前記運転座席は、前記仕切壁に対して着脱可能であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のコンバイン。
  5. 前記エンジンの上方空間には、前記エンジンの吸気を浄化するエアクリーナ、前記エンジンから排出される排気ガス中の粒子状物質を除去する粒子状物質除去装置、前記排気ガス中の窒素酸化物を浄化する窒素酸化物浄化装置のうち、少なくともいずれか一つが配置され、前記エンジンと、前記エアクリーナ、前記粒子状物質除去装置、又は前記窒素酸化物浄化装置との間には、前記エンジンの上部をメンテナンスするためのメンテナンス空間が設けられることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のコンバイン。
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