JP2021090364A - コンバイン - Google Patents

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Tomoyoshi Yamaguchi
知慶 山口
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Abstract

【課題】エンジンルーム内のスペースを利用して電装部品を配置できるだけでなく、電装部品が排ガス浄化装置の発熱の影響を受ける可能性を低減できるコンバインを提供する。【解決手段】エンジンルーム15内に冷却風を供給する送風ファン17と、エンジンルーム15に収容され、エンジン14の排ガスを浄化する粒子状物質除去装置22及び窒素酸化物浄化装置23と、を備えるコンバイン1であって、エンジン14の上方に送風ファン17の送風方向に沿って配置され、エンジン14の上方空間を一方の第1空間S1と他方の第2空間S2とに仕切る仕切部材80を備え、一方の第1空間S1には、粒子状物質除去装置22及び窒素酸化物浄化装置23が配置され、他方の第2空間S2には、電装部品70が配置され、少なくとも一方の第1空間S1の下流側には、冷却風を排出する排風口15bが形成される。【選択図】図13

Description

本発明は、排ガス浄化装置をエンジンルームに収容したコンバインに関する。
エンジンルームを拡大し、エンジンルーム内に排ガス浄化装置(DPF、SCR)を収容したコンバインが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2017−216884号公報
しかしながら、エンジンルーム内に排ガス浄化装置を収容したコンバインでは、エンジンルーム内のスペースを利用して電装部品を配置すると、電装部品が排ガス浄化装置の発熱の影響を受けるおそれがある。
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、エンジンを収容するエンジンルームと、前記エンジンルーム内に冷却風を供給する送風ファンと、前記エンジンルームに収容され、前記エンジンの排ガスを浄化する排ガス浄化装置と、を備えるコンバインであって、前記エンジンの上方に前記送風ファンの送風方向に沿って配置され、前記エンジンの上方空間を一方の空間と他方の空間とに仕切る仕切部材を備え、前記一方の空間には、前記排ガス浄化装置が配置され、前記他方の空間には、電装部品が配置され、前記一方の空間の前記送風方向の下流側には、前記冷却風を排出する排風口が形成されることを特徴とする。
請求項2の発明は、エンジンを収容するエンジンルームと、前記エンジンルーム内に冷却風を供給する送風ファンと、前記エンジンルームに収容され、前記エンジンに供給されるエアを浄化するエアクリーナと、前記エンジンルームに収容され、前記エンジンの排ガスを浄化する排ガス浄化装置と、を備えるコンバインであって、前記エンジンの上方に前記送風ファンの送風方向に沿って配置される仕切部材を備え、前記仕切部材及び前記エアクリーナは、前記エンジンの上方空間を一方の空間と他方の空間とに仕切り、前記一方の空間には、前記排ガス浄化装置が配置され、前記他方の空間には、電装部品が配置され、前記一方の空間の前記送風方向の下流側には、前記冷却風を排出する排風口が形成されることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載のコンバインであって、前記上方空間の前方には、運転座席が配置され、前記一方の空間は、前記他方の空間よりも前記運転座席から離れていることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、エンジンの上方に送風ファンの送風方向に沿って配置され、エンジンの上方空間を一方の空間と他方の空間とに仕切る仕切部材を備え、一方の空間には、排ガス浄化装置が配置され、他方の空間には、電装部品が配置されるので、エンジンルーム内のスペースを利用して電装部品を配置できるだけでなく、電装部品が排ガス浄化装置の発熱の影響を受ける可能性を低減できる。また、一方の空間の送風方向の下流側には、冷却風を排出する排風口が形成されるので、一方の空間を流れる冷却風を増やし、排ガス浄化装置自体の発熱も抑制できる。
請求項2の発明によれば、エンジンの上方に前記送風ファンの送風方向に沿って配置される仕切部材を備え、仕切部材及びエアクリーナは、エンジンの上方空間を一方の空間と他方の空間とに仕切り、一方の空間には、排ガス浄化装置が配置され、他方の空間には、電装部品が配置されるので、エンジンルーム内のスペースを利用して電装部品を配置できるだけでなく、電装部品が排ガス浄化装置の発熱の影響を受ける可能性を低減できる。また、一方の空間の送風方向の下流側には、冷却風を排出する排風口が形成されるので、一方の空間を流れる冷却風を増やし、排ガス浄化装置自体の発熱も抑制できる。
請求項3の発明によれば、上方空間の前方には、運転座席が配置され、一方の空間は、他方の空間よりも運転座席から離れているので、排ガス浄化装置の発熱によってオペレータの作業環境が低下する可能性を低減できる。
本発明の実施形態に係るコンバインの右側面図である。 本発明の実施形態に係るコンバインの左側面図である。 本発明の実施形態に係るコンバインの平面図である。 本発明の実施形態に係るコンバインの運転部及びエンジンルームを示す左側面図である。 本発明の実施形態に係るコンバインのエンジンルームを示す背面図である。 本発明の実施形態に係るコンバインの運転部及びエンジンルームを示す右側面図である。 本発明の実施形態に係るコンバインの運転部(着脱カバー及び運転座席を取外した状態)及びエンジンルームを示す右側面図である。 本発明の実施形態に係るキャビンを示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るキャビンの右前柱を省略した斜視図である。 本発明の実施形態に係るキャビンの運転座席を取外した状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るキャビンの着脱カバーを取外した状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る運転座席及び運転座席支持装置の図であり、(a)は運転座席及び運転座席支持装置の側面図、(b)は運転座席及び運転座席支持装置の正面図である。 本発明の実施形態に係るコンバインの運転部及びエンジンルームを示す右側面図である。 本発明の実施形態に係るコンバインの運転部及びエンジンルームを示す左側面図である。 本発明の実施形態に係るコンバインのエンジンルームを示す背面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。図1〜図3において、1はコンバインであって、該コンバイン1は、機体フレーム2の下方にクローラ式の走行部3を備える走行機体4と、走行機体4の前部に昇降自在に連結される前処理部5と、走行機体4の左側に配置され、前処理部5が刈り取った茎稈から穀粒を脱穀して選別する脱穀部6と、走行機体4の右側に配置され、脱穀部6が選別した穀粒を貯留する穀粒タンク7と、穀粒タンク7内の穀粒を機外に排出する排出オーガ8と、走行機体4の右側で、且つ穀粒タンク7の前側に配置される運転部9とを備える。
運転部9は、運転空間を覆うキャビン10を備えており、キャビン10で覆われる運転空間には、オペレータが座る運転座席11や各種の操作具が配置されている。キャビン10は、右側部に乗降口10aを有し、該乗降口10aを介してオペレータの乗降が行われる。また、キャビン10は、乗降口10aを覆うスライド式のドア12を備え、該ドア12のスライド操作に基づいて乗降口10aが開閉される。
図4〜図6に示すように、運転座席11の後下方で、且つ穀粒タンク7の前方には、エンジン14などを収容するエンジンルーム15が形成されている。エンジン14の右側近傍には、ラジエータ16及び送風ファン17が配置されており、送風ファン17の駆動に応じて機体右側方から防塵網15aを介してエンジンルーム15内にエンジン冷却風が導入される。エンジンルーム15は、前方、後方及び上方が覆われ、左側方が開放された排風口15bとなっている。これにより、エンジンルーム15に導入されたエンジン冷却風は、ラジエータ16を通過した後、エンジン14の前方、後方及び上方を通ってエンジンルーム15の左側方から排出される。
エンジン14には、その吸気を機外から導入するための吸気経路と、排気ガスを機外に排出するための排気経路が接続されている。吸気経路には、プレクリーナ18及びエアクリーナ19が設けられており、プレクリーナ18によって浄化された外気が、プレクリーナ18の吸気出口とエアクリーナ19の吸気入口とを接続する吸気接続パイプ20を介してエアクリーナ19に吸入されるとともに、エアクリーナ19によって浄化された空気が、エアクリーナ19の吸気出口とエンジン14の吸気口とを接続する吸気パイプ21を介してエンジン14に吸入される。
排気経路には、排ガス浄化装置として、粒子状物質除去装置22(DPF:Diesel Particulate Filter)及び窒素酸化物浄化装置23(SCR:Selective Catalytic Reduction)が設けられており、エンジン14の排気ガスが、エンジン14の排気口と粒子状物質除去装置22の排気入口とを接続する排気パイプ24を介して粒子状物質除去装置22に排出されるとともに、粒子状物質除去装置22によって浄化された排気ガスが、粒子状物質除去装置22の排気出口と窒素酸化物浄化装置23の排気入口とを接続する排気接続パイプ25を介して窒素酸化物浄化装置23に排出される。そして、窒素酸化物浄化装置23によって浄化された排気ガスは、一端が窒素酸化物浄化装置23の排気出口に接続され、且つ他端に排気出口26aを有するテールパイプ26を介して機外に排出される。
因みに、プレクリーナ18は、吸気の力で渦を発生させ、吸気中の大きなゴミを分離する装置であり、エアクリーナ19は、交換可能なエレメントにより吸気を濾過する装置である。また、粒子状物質除去装置22は、排気ガス中の粒子状物質を除去する装置であり、捕集した粒子状物質による目詰りを解消するために、捕集した粒子状物質を燃焼などにより取り除く再生手段を備える。また、窒素酸化物浄化装置23は、排気ガス中の窒素酸化物を浄化する装置であり、具体的は、排気ガスに尿素水を噴射し、排気ガスに含まれる窒素酸化物を窒素、水蒸気などに変換して無害化する。
エアクリーナ19、粒子状物質除去装置22及び窒素酸化物浄化装置23は、エンジン14の上方空間に配置されている。エンジン14の上方空間には、エンジン14の後方で機体フレーム2に立設される支柱フレーム50(図14〜図16参照)の横フレーム部51が配置されており、この横フレーム部51に対してエアクリーナ19、粒子状物質除去装置22及び窒素酸化物浄化装置23が取付けられている。本実施形態では、エンジン14(送風ファン17)の真上にエアクリーナ19を配置するとともに、エアクリーナ19の後方に粒子状物質除去装置22を配置し、さらに、エアクリーナ19及び粒子状物質除去装置22の上方に窒素酸化物浄化装置23を配置している。このような配置構成によれば、エンジンルーム15に導入されたエンジン冷却風が、エンジン14の上方を通ってエンジンルーム15の排風口15bから排出される過程で、粒子状物質除去装置22及び窒素酸化物浄化装置23を冷却するので、粒子状物質除去装置22及び窒素酸化物浄化装置23の発熱を抑制することができる。なお、支柱フレーム50は、機体フレーム2に立設される左右の縦フレーム52と、左右の縦フレーム52同士を連結する複数の横フレーム51とを備える。
つぎに、キャビン10(運転部9)の構成について、図7〜図12を参照して説明する。
キャビン10は、運転座席11の下方で運転部9とエンジンルーム15とを仕切る壁部30を備える。壁部30は、キャビン10の床部31の後端から垂直に立ち上がり、エンジン14の前方を覆う垂直面部32と、垂直面部32の上端から上側ほど後退するように傾斜状に延出し、エンジン14の上方空間の前方及び上方を覆う傾斜面部33と、を備える。また、傾斜面部33は、運転部9とエンジンルーム15とを連通させるメンテナンス用の2つの開口部34、35と、各開口部34、35を開閉可能に覆う開閉カバー61、62と、を備える。
傾斜面部33は、運転座席11の下方から運転座席11の後方に亘って広い範囲に設けられており、第1開口部34は、運転座席11の下方から運転座席11の後方に亘り、傾斜面部33の高さ方向略全域を開口させるように形成されている。また、第2開口部35は、第1開口部34よりも開口面積が小さくなっており、運転座席11の左側方に形成される。したがって、第1開口部34を開閉させる際には、運転座席11の着脱が必要になる一方、第2開口部35を開閉させる際には、運転座席11の着脱が不要である。
第1開閉カバー61は、高さ方向の中間部に運転座席11の一部が入り込む凹部61aを備える。運転座席11は、座部11aと、該座部11aの後端部から立ち上がる背凭れ部11bと、を備えており、座部11aの後端部と背凭れ部11bの下端部が第1開閉カバー61の凹部61aに入り込むように配置されている。
壁部30には、運転座席11を位置調整可能に支持する運転座席支持装置36が取付けられている。本実施形態の運転座席支持装置36は、高さ調節レバー37の操作に応じて運転座席11の高さ調整を許容する高さ調整部38と、前後位置調整レバー39の操作に応じて運転座席11の前後位置調整を許容する前後位置調整部40と、高さ調整部38に一体的に設けられ、壁部30に取付けられる取付部41と、を備える。
運転座席支持装置36の取付部41は、壁部30の前方を向く面にのみ締結されている。具体的に説明すると、取付部41は、高さ調整部38の下端部から下方に延出し、上下に並ぶ2つの締結部T1、T2を有する下方延出部41aと、高さ調整部38の上端部から後下方に傾斜状に延出し、左右に並ぶ2つの締結部T3、T4を有する後方延出部41bと、を備えており、締結部T1、T2が壁部30の垂直面部32に締結され、締結部T3、T4が壁部30の傾斜面部33(第1開閉カバー61)に締結される。
このように、運転座席支持装置36の取付部41は、壁部30の前方を向く面にのみ締結されているので、前方からの締結解除操作のみで運転座席支持装置36及び運転座席11を壁部30から容易に取外すことが可能になる。例えば、機体から降りた状態のオペレータが、乗降口10aを介して締結部T1〜T4にアクセスし、運転座席支持装置36及び運転座席11を取外すことも可能になる。
つぎに、本発明の特徴的な構成について、図13〜図15を参照して説明する
エンジンルーム15内には、電装部品70が配置されている。エンジンルーム15内に配置される本実施形態の電装部品70には、排ガス浄化装置に関連するセンサであるNOXセンサ71、エンジン14を制御するエンジンECU72、複数のリレー73を備えるフラッシャユニット74、複数のヒューズを内装したヒューズボックス75などが含まれる。
さらに、エンジンルーム15内には、エンジン14の上方に送風ファン17の送風方向(左右方向)に沿って配置され、エンジン14の上方空間を第1空間S1(後側空間)と第2空間S2(前側空間)とに仕切る仕切部材80が設けられている。また、仕切部材80は、エアクリーナ19の上方に隣接して配置されるので、第1空間S1と第2空間S2は、エアクリーナ19及び仕切部材80によって仕切られているとも表現できる。
第1空間S1には、粒子状物質除去装置22及び窒素酸化物浄化装置23が配置され、第2空間S2には、電装部品70が配置される。このような配置構成によれば、エンジンルーム15内のスペースを利用して電装部品70を配置できるだけでなく、電装部品70が粒子状物質除去装置22及び窒素酸化物浄化装置23の発熱の影響を受ける可能性を低減できる。また、エンジンルーム15の左側方には排風口15bが設けられており、送風ファン17からの冷却風が、図13及び図15に矢印で示すように、粒子状物質除去装置22及び窒素酸化物浄化装置23に供給されるとともに、エアクリーナ19の下流側に位置する電装部品70にも供給される。これにより、粒子状物質除去装置22及び窒素酸化物浄化装置23の発熱を抑制しつつ、電装部品70への発熱の影響も抑えることができる。また、第1空間S1は、第2空間S2よりも運転座席11から離れているので、粒子状物質除去装置22及び窒素酸化物浄化装置23の発熱によってオペレータの作業環境が低下する可能性も低減できる。
本実施形態の仕切部材80は、金属板であり、支柱フレーム50の横フレーム51に取付けられている。仕切部材80の前面には、左側から順番にNOXセンサ71、エンジンECU72及びフラッシャユニット74が取付けられている。このようにすると、仕切部材80を電装部品70の取付部材に兼用して構造の簡略化が図れる。なお、ヒューズボックス75は、フラッシャユニット74の下方に配置されており、専用の取付部材76を介して支柱フレーム50の横フレーム51で支持される。
図15に示すように、正面視において、NOXセンサ71及びエンジンECU72は、第1開口部34とオーバーラップし、フラッシャユニット74及びヒューズボックス75は、第2開口部35とオーバーラップするように配置されている。このような配置構成によれば、電装部品70をエンジンルーム15内に配置するものでありながら、第1開口部34及び第2開口部35を介して運転部9側から電装部品70をメンテナンスすることができる。特に、NOXセンサ71及びエンジンECU72に比べてメンテナンス頻度が高いフラッシャユニット74及びヒューズボックス75は、運転座席11の左側方に形成される第2開口部35とオーバーラップするので、運転座席11を取り外すことなく、第2開閉カバー62を取り外すだけで、容易にメンテナンスすることが可能になる。また、本実施形態のヒューズボックス75は、壁部30の傾斜面部33と平行となるように傾斜して配置されているので、第2開口部35を介した視認性やメンテナンス性を向上させることができる。
叙述の如く構成された本実施形態によれば、エンジン14を収容するエンジンルーム15と、エンジンルーム15内に冷却風を供給する送風ファン17と、エンジンルーム15に収容され、エンジン14の排ガスを浄化する粒子状物質除去装置22及び窒素酸化物浄化装置23と、を備えるコンバイン1であって、エンジン14の上方に送風ファン17の送風方向に沿って配置され、エンジン14の上方空間を一方の第1空間S1と他方の第2空間S2とに仕切る仕切部材80を備え、一方の第1空間S1には、粒子状物質除去装置22及び窒素酸化物浄化装置23が配置され、他方の第2空間S2には、電装部品70が配置され、少なくとも一方の第1空間S1の下流側には、冷却風を排出する排風口15bが形成されるので、エンジンルーム15内のスペースを利用して電装部品70を配置できるだけでなく、電装部品70が粒子状物質除去装置22及び窒素酸化物浄化装置23の発熱の影響を受ける可能性を低減できる。また、少なくとも一方の第1空間S1の送風方向の下流側には、冷却風を排出する排風口15bが形成されるので、一方の第1空間S1を流れる冷却風を増やし、粒子状物質除去装置22及び窒素酸化物浄化装置23の発熱も抑制できる。
また、一方の第1空間S1は、他方の第2空間S2よりも運転座席11から離れているので、粒子状物質除去装置22及び窒素酸化物浄化装置23の発熱によってオペレータの作業環境が低下する可能性を低減できる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。例えば、前記実施形態では、排ガス浄化装置として粒子状物質除去装置22及び窒素酸化物浄化装置23を示したが、いずれか一方であってもよいし、その他の排ガス浄化装置であってもよい。
1 コンバイン
9 運転部
11 運転座席
14 エンジン
15 エンジンルーム
15b 排風口
17 送風ファン
19 エアクリーナ
22 粒子状物質除去装置
23 窒素酸化物浄化装置
30 壁部
34 第1開口部
35 第2開口部
61 第1開閉カバー
62 第2開閉カバー
70 電装部品
71 NOXセンサ
72 エンジンECU
73 リレー
74 フラッシャユニット
75 ヒューズボックス
80 仕切部材
S1 第1空間
S2 第2空間

Claims (3)

  1. エンジンを収容するエンジンルームと、
    前記エンジンルーム内に冷却風を供給する送風ファンと、
    前記エンジンルームに収容され、前記エンジンの排ガスを浄化する排ガス浄化装置と、を備えるコンバインであって、
    前記エンジンの上方に前記送風ファンの送風方向に沿って配置され、前記エンジンの上方空間を一方の空間と他方の空間とに仕切る仕切部材を備え、
    前記一方の空間には、前記排ガス浄化装置が配置され、
    前記他方の空間には、電装部品が配置され、
    前記一方の空間の前記送風方向の下流側には、前記冷却風を排出する排風口が形成されることを特徴とするコンバイン。
  2. エンジンを収容するエンジンルームと、
    前記エンジンルーム内に冷却風を供給する送風ファンと、
    前記エンジンルームに収容され、前記エンジンに供給されるエアを浄化するエアクリーナと、
    前記エンジンルームに収容され、前記エンジンの排ガスを浄化する排ガス浄化装置と、を備えるコンバインであって、
    前記エンジンの上方に前記送風ファンの送風方向に沿って配置される仕切部材を備え、
    前記仕切部材及び前記エアクリーナは、前記エンジンの上方空間を一方の空間と他方の空間とに仕切り、
    前記一方の空間には、前記排ガス浄化装置が配置され、
    前記他方の空間には、電装部品が配置され、
    前記一方の空間の前記送風方向の下流側には、前記冷却風を排出する排風口が形成されることを特徴とするコンバイン。
  3. 前記上方空間の前方には、運転座席が配置され、
    前記一方の空間は、前記他方の空間よりも前記運転座席から離れていることを特徴とする請求項1又は2に記載のコンバイン。
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