JP6348375B2 - コンバイン - Google Patents

コンバイン Download PDF

Info

Publication number
JP6348375B2
JP6348375B2 JP2014171640A JP2014171640A JP6348375B2 JP 6348375 B2 JP6348375 B2 JP 6348375B2 JP 2014171640 A JP2014171640 A JP 2014171640A JP 2014171640 A JP2014171640 A JP 2014171640A JP 6348375 B2 JP6348375 B2 JP 6348375B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dpf
engine
cover
tail pipe
cooling air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2014171640A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016043880A (ja
Inventor
山下 裕司
裕司 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Mahindra Agricultural Machinery Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Mahindra Agricultural Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Mahindra Agricultural Machinery Co Ltd filed Critical Mitsubishi Mahindra Agricultural Machinery Co Ltd
Priority to JP2014171640A priority Critical patent/JP6348375B2/ja
Publication of JP2016043880A publication Critical patent/JP2016043880A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6348375B2 publication Critical patent/JP6348375B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Combines (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

本発明は、ディーゼルエンジンを搭載したコンバインに係り、詳しくは、該ディーゼルエンジンから排出された排気ガスをディーゼルパティキュレートフィルタによって浄化するコンバインに関する。
一般に、ディーゼルエンジンから排出される排気ガスには、黒煙を主体とする粒子状物質が含まれ、排気ガス中から該粒子状物質を除去するディーゼルパティキュレートフィルタ(以下、DPFという)が知られている。
従来、コンバインの右側方にエンジン及びラジエータを配置し、該ラジエータの後下部位置にDPFを配置すると共に、エンジン、ラジエータ及びDPFの前後及び上方を原動ボックスで覆ったコンバインが提案されている(特許文献1参照)。該DPFには、該DPFの後下方に延びるテールパイプが接続されており、該テールパイプが車台の下方まで延出して、DPFの排気を機外に排出している。
特開2011−230522号公報
コンバインは、刈取った穀稈を脱穀部に搬送し、該脱穀部で穀稈を脱穀するものであり、穀稈の刈取り、搬送及び脱穀の過程で藁屑が発生する。上記特許文献1記載のコンバインにおいても藁屑が発生し、該藁屑が高温となるテールパイプに堆積すると、火災等の不具合が発生する虞があった。
そこで、本発明は、テールパイプに藁屑が堆積しないように冷却風を案内して、もって上述した課題を解決したコンバインを提供することを目的とする。
本発明は、エンジン(E)が格納されるエンジンルーム(11)と、前記エンジンルーム(11)内に冷却風(A)を吸引する冷却ファン(25)と、該エンジン(E)から排出される排気ガスに含まれる粒子状物質を除去する粒子状物質除去装置(27)と、を備えたコンバイン(1)において、
前記粒子状物質除去装置(27)に接続されるテールパイプ(41)と、
前記テールパイプ(41)の後端部に設けられ、負圧によって外気を吸引するディフューザ(42)と、
前記冷却風(A)の送風方向において、前記粒子状物質除去装置(27)の下流側の端部(27b)を覆い、かつ前記粒子状物質除去装置(27)との間に進入してきた前記冷却風(A)を前記テールパイプ(41)に案内する案内部(49)を有するDPFカバー(43)と、
前記DPFカバー(43)の内面側に配置されたセンサ部材(71)と、
前記エンジンルーム(11)を囲むフレーム(32)と、
前記DPFカバー(43)を前記フレーム(32)に取付ける取付けブラケット(72)と、を備え、
前記取付けブラケット(72)は、前記エンジンルーム(11)を仕切るように立ち上がる立ち上がり面(72a)を有し、
前記冷却風(A)は、前記DPFカバー(43)と前記粒子状物質除去装置(27)との間に進入して前記センサ部材(71)を冷却した後、前記案内部(49)によって前記テールパイプ(41)に案内され、前記ディフューザ(42)に吸引される、
ことを特徴とする。
例えば図5又は図8を参照して、前記案内部(49)は、前記テールパイプ(41)の延出方向に向けて下方に傾斜する傾斜面(70)を有してなる。
なお、上述カッコ内の符号は、図面と対照するためのものであるが、何ら本発明の構成を限定するものではない。
請求項1に係る本発明は、DPFカバーに、エンジン冷却のための冷却風をテールパイプに案内する案内部を設けると共に、テールパイプの後端部にディフューザを設け、冷却風の流れをDPFカバー内、テールパイプ、ディフューザへと吹付けるように整流したので、テールパイプ上に堆積する藁屑等を該冷却風で吹き飛ばし、火災等の不具合を防止することができる。また、このような冷却風の流れを作ることで、DPFカバーの内面側に配置されたセンサ部材及びテールパイプを効果的に冷却することができると共に、エンジンルーム内のヒートバランスを良好に保つことができる。また、DPFカバーを、取付けブラケットを介してフレームに取付けたので、該DPFカバーを確実に取付けることができる。また、取付けブラケットが立ち上がり面を有しているので、DPFカバーの上面に藁屑が堆積したとしても、該藁屑がエンジンルーム内に進入することを防止することができる。
請求項2に係る本発明は、案内部が下方に傾斜する傾斜面を有するので、該傾斜面の下方側では冷却風をテールパイプに向けて案内することができ、上面側では藁屑の堆積を防止することができる。これにより、エンジン停止後においても藁屑がDPFカバー上に堆積することを防止して、エンジンルーム内や粒子状物質除去装置に藁屑が落ちて不具合が発生することを防止することができる。
本発明の実施の形態に係るコンバインを示す全体側面図。 本発明の実施の形態に係る機体フレーム及びエンジンルームを示す平面図。 本発明の実施の形態に係るエンジンルーム及び唐箕ファンを示す側面図。 本発明の実施の形態に係るエンジンルーム及びDPFを示す左斜視図。 本発明の実施の形態に係るDPFカバーを示す左斜視図。 本発明の実施の形態に係るDPFから接続パイプを取り外した状態を示す右側面図。 本発明の実施の形態に係るDPF及びテールパイプカバーを示す底面図。 本発明の実施の形態に係る冷却風の流れを示す左斜視図。
以下、図面に沿って、本発明の実施の形態について説明する。コンバイン1は、図1に示すように、左右一対のクローラ式走行装置である走行装置2に支持された機体3を有しており、該機体3の前方には、圃場の穀稈を刈取る前処理部5が昇降自在に設けられている。上記機体3の前方一側方(機体右側)には、作業者が運転操作を行うキャビン6が設けられており、他側方(機体左側)には、上記前処理部5で刈取り・搬送された穀稈を脱穀処理及び選別処理する脱穀部7(図2参照)が設けられている。上記キャビン6の後方には、上記脱穀部7で脱穀・選別された穀粒を貯蔵するグレンタンク9が配置されており、該グレンタンク9の後方には、該グレンタンク9内に貯蔵された穀粒を機外に排出するための排出オーガ10が設けられている。
上記キャビン6内の運転座席(不図示)の後下方には、ディーゼルエンジンからなるエンジンE(図2参照)が格納されているエンジンルーム11が配置されており、該エンジンルーム11の上方には、エアクリーナ(不図示)が収容されているエアクリーナルーム12が設けられている。上記エンジンルーム11と上記エアクリーナルーム12とは、仕切り壁13によって分離されており、上記エンジンルーム11と上記エアクリーナルーム12との間を後述する冷却風が行き来することのないように構成されている。
上記エンジンルーム11は、上記キャビン6のドア15が設けられている上記機体3の右側面に吸気口16が開口しており、該吸気口16には、網状に形成された防塵網を有するエンジンルームドア17が開閉自在に取り付けられている。上記エアクリーナルーム12にも、同様にして、右側面に吸気口19が開口し、該吸気口19には、網状に形成された防塵網を有するエアクリーナルームドア20が開閉自在に取り付けられている。これらエンジンルームドア17及びエアクリーナルームドア20によって、藁屑等の異物がエンジンルーム11及びエアクリーナルーム12内に混入することを防止しつつ、その内部に冷却風を吸気できるように構成されている。
一方、上記脱穀部7は、図2及び図3に示すように、上方の扱室(不図示)と、下方の選別室50と、に分かれて構成されており、扱室に軸51を介して回転支持される扱胴(不図示)によって脱穀された選別物は、選別室50に漏下する。該選別室50では、選別物は、揺動選別されると共に、選別風を起風する唐箕ファン52によって風選別されるようになっている。該脱穀部7への動力伝達は、まずエンジンEから上記唐箕ファン52の回転軸53に伝達される。そして、該回転軸53の右端に固定された駆動プーリ55と、中間軸56に固定された従動プーリ57と、にはテンションプーリ59によって緊張状態となった伝動ベルト60が巻き掛けられており、回転軸53から中間軸56へ回転伝達されるようになっている。中間軸56の回転は、軸、プーリ、ベルト、及びベベルギヤからなる伝動機構61を介して、扱胴の上記軸51に伝達される。
上記エンジンEは、機体フレーム21に、防振ゴム22及びエンジンマウント23を介して載置されており、上記エンジンEの上記脱穀部7と反対側には、該エンジンEを冷却するラジエータ24と、エンジンルーム11内に冷却風を吸引して該ラジエータ24を冷却する冷却ファン25と、等が配置されている。上記冷却ファン25は、ベルト及びテンションプーリからなるファン駆動停止機構26によって、不図示のオルタネータやウォータポンプへの駆動を停止することなく駆動停止でき、エンジンルームドア17に付着した藁屑の除去ができるようになっている。
エンジンEの後方かつ機体フレーム21上には、粒子状物質除去装置27(以下、DPFという)が配置されており、該DPF27は、上記エンジンEと接続パイプ29で接続されると共に、エンジンEから排出される排気ガスに含まれる粒子状物質を捕集し、更に燃焼することで該粒子状物質を除去する。上記DPF27は、図2に示すように、平面視において上記エンジンEが格納されるエンジンルーム11及び上記脱穀部7に重なるように配置されている。上記脱穀部7は、脱穀を行うための部品全てから構成され、当然上記唐箕ファン52の回転軸53、駆動プーリ55、伝動ベルト60、従動プーリ57及び中間軸56も含まれる。より詳しく言えば、上記DPF27は、上記伝動ベルト60の下方にて、平面視において、該伝動ベルト60と一部重なるように配置されている。なお、上記エンジンルーム11の後端は、後述する後部エンジンカバー36によって区画される。このように上記DPF27を配置したので、エンジンルーム11及び脱穀部7の空きスペース、特に伝動ベルト60の下方の空きスペースを利用して、コンパクトにDPF27を配置することができる。また、DPF27は、エンジンルームドア17から所定距離離れて配置されているので、作業者が誤って高温となるDPFに触れてしまうことを防止して、安全性を向上することができる。
上記機体フレーム21からは、図4及び図5に示すように、上記エンジンルーム11を囲むように支柱31,32,33が立設しており、これら支柱31,32,33は、上記エアクリーナルーム12の上記エアクリーナルームドア20側及び仕切り壁13側の面以外の面を覆うエアクリーナルームカバー35を支持している。また、上記支柱33は、上記エンジンルーム11の後部側を覆う後部エンジンカバー36を支持している。上記DPF27は、その長手方向が機体左右方向となるように横置きされていると共に、上記後部エンジンカバー36の前方かつ上記エンジンE及び支柱32の後方に配置されている。上記支柱32は、上記エンジンEと上記DPF27との間に配置されると共に、上記DPF27に近接して配置されている。
上記接続パイプ29と上記DPF27が接続される接続部34は、上記DPF27の上記脱穀部7と反対側、すなわち機体左右方向の右側端部27a、かつ上記冷却ファン25の後方に配置されている。このように、接続部34を脱穀部7から遠隔して配置したことで、脱穀部7にて発生する藁屑が接続部34に堆積することを防止し、藁屑によるDPF27の不具合を防止することができる。更に、上記接続部34が上記冷却ファン25の後方に配置されるので、冷却ファン25によって起風された冷却風が上記接続部34近傍に吹付けて、藁屑の堆積を確実に防止することができる。
また、上記接続パイプ29は、上記エンジンEの後方において、前側パイプ29aと、後側パイプ29bと、に分割されている。上記前側パイプ29aと後側パイプ29bは、フランジ及びボルトからなるフランジ部29cによって接離自在に構成されている。上記前側パイプ29aは、図4に示すように、上記エンジンEの左上部から機体後方に延びる後方延出部37と、上記支柱32の近傍において、該支柱32に対して上記エンジンEの反対側を通って屈曲する屈曲部39と、該屈曲部39から下方傾斜して上記フランジ部29cへ延びる下方延出部40と、を有している。上記接続パイプ29を構成する、後方延出部37、屈曲部39及び下方延出部40を有する前側パイプ29aと、後側パイプ29bは、上記エンジンルーム11に格納されるようになっており、該接続パイプ29内の排気ガスは高温に保たれる。これにより、DPF27の性能の劣化を防止することができる。
上記DPF27の機体左右方向の左側端部27bは、上記後部エンジンカバー36より機体左右方向左側に突出していると共に、その後端面にはテールパイプ41が接続されている。該テールパイプ41は、上記機体フレーム21の左下方に延びており、該テールパイプ41の後端部には、ディフューザ42が設けられている。該テールパイプ41が左下方に延びることで、上記ディフューザ42は上記脱穀部7の下方において後方に延出しており、これにより該ディフューザ42上に藁屑が堆積することを防止することができる。該ディフューザ42は、テールパイプ41の排気によって負圧を発生させて、外気を吸い込んでパイプ内で拡散させることで、テールパイプ41を冷却すると共に、排気音を減音することができる。
DPF27の上記左側端部27bは、冷却ファン25が起風する冷却風の送風方向において、下流側の端部であり、該左側端部27bは、DPFカバー43によって覆われている。該DPFカバー43は、上記左側端部27b自体を覆う本体カバー45と、該本体カバー45及び上記後部エンジンカバー36に連結されて、テールパイプ41の前端部41a(図6参照)を覆うテールパイプカバー46と、に分割構成されている。上記本体カバー45は、上記左側端部27bの機体右側を覆う矩形(直方体形状)の右側カバー部47と、該右側カバー部47に連続して形成されて、上記左側端部27bの機体左側を覆う左側カバー部48と、を有している。上記右側カバー部47の後面は、上記後部エンジンカバー36と面一となって連続して形成されている。
上記右側カバー部47は、取付けブラケット72を介して、上記支柱32(フレーム)に取付けられている。該取付けブラケット72によって、上記右側カバー部47を上記支柱32に確実に取付けることができる。上記取付けブラケット72は、上記右側カバー部47の上面と上記支柱32に連続するように形成された立ち上がり面72aを有しており、該立ち上がり面72aによって、上記エンジンルーム11と脱穀部7とが仕切られている。これにより、上記右側カバー部47の上面に堆積した藁屑が、エンジンルーム11内へ侵入することを防止することができる。
上記左側カバー部48は、上面48aと、左側面48bと、前面48c(図6及び図7参照)と、上記上面48a,上記左側面48b及び上記右側カバー部47の間に形成される傾斜面48dと、を有している。上記傾斜面48dは、後方に向かって下方に傾斜するように形成されている。上記テールパイプカバー46は、左側面46aと、右側面46bと、これら左側面46a及び右側面46bを連結すると共に、後方に向かって下方に傾斜するように形成される傾斜面46cと、を有する。該傾斜面46cは、上記左側カバー部48の傾斜面48dと滑らかに連結されている。上記左側カバー部48の左側面48b及び傾斜面48dと上記テールパイプカバー46の左側面46a及び傾斜面46cは、上記DPFカバー43と上記DPF27との間に進入した上記冷却風を、上記テールパイプ41に案内する案内部49を構成する。なお、上記DPFカバー43は、機体右側及び機体下側は開放されて構成されている。
また、上記左側カバー部48の傾斜面48dと上記テールパイプカバー46の傾斜面46cは、連続して1つの大きな大傾斜面70(傾斜面)を形成する。即ち、上記案内部49は、上記大傾斜面70を有し、該大傾斜面70は、上記テールパイプの延出方向である後方に向けて下方に傾斜するように形成されている。上記DPF27は、機体左側が上記左側カバー部48の左側面48bで仕切られており、上記脱穀部7で発生する藁屑がDPF27に堆積するのを防止することができる。また、上記DPF27の上方においては、大傾斜面70が設けられているので、上面48aの面積を小さくし、該大傾斜面70の上面に藁屑が堆積することを防止できる。特に、エンジンEが停止して、冷却ファン25が回転停止している時には、上記DPFカバー43の周りに冷却風が吹かないので、藁屑の堆積防止効果が高い。これにより、エンジンルーム11内やDPF27上に藁屑が落ちて不具合が発生することを防止することができる。更に、上記大傾斜面70は、上記伝動ベルト60に干渉しないように傾斜して構成されており、エンジンルーム11と脱穀部7との間の狭いスペースを有効利用することができる。また、上記大傾斜面70の下面では、上記DPFカバー43内に進入した上記冷却風を上記テールパイプ41に案内することができる。
上記左側カバー部48の上面48aは、図6に示すように、上記DPF27に対して比較的大きな隙間gを有して設けられている。上記左側カバー部48の内面側であって上記上面48aの近傍には、上記DPF27内に捕集された粒子状物質の量を検知する差圧センサや、DPF27内の温度を検知する温度センサ等のハーネスやカプラ等からなるセンサ部材71が配置されている。上記DPF27と上記支柱32は近接して配置されているため、例えば配線を支柱32にクランプすることで、上記センサ部材71の配索に支柱32を利用することができ、利便性を向上することができる。また、上記テールパイプカバー46は、図7に示すように、上記テールパイプ41の前端部41aを比較的スペースに余裕をもって覆っており、比較的大きな隙間gと相俟って、上記冷却ファン25によって起風された冷却風の流れを妨げない。
本実施の形態は、以上のような構成からなるので、作業者がエンジンEを始動すると、冷却ファン25が駆動開始する。該冷却ファン25によって起風された冷却風は、ラジエータ24やエンジンEを冷却しつつ、機体右方向から機体左方向へと吹付ける。この際、エンジンルーム11の後部は、後部エンジンカバー36で覆われているために、エンジンルーム11の後方に冷却風が分散することはない。そして、該冷却風の一部は、図8に示すように、エンジンEの後側及び後部エンジンカバー36に沿って案内されて、上記DPFカバー43の右側カバー部47の上面と上記DPF27との間から上記DPFカバー43内に進入する。なお、DPFカバー43に進入する冷却風を、冷却風Aとして、図8に実線及び点線の矢印で図示した。
上記冷却風Aは、案内部49によって後下方へ、すなわち上記テールパイプ41に向けて案内される。上記テールパイプ41に向けて案内された冷却風Aは、ディフューザ42に吸い込まれるようになっており、図8で示すように、上記冷却風Aの流れが上述のようにDPFカバー43内、テールパイプ41、ディフューザ42へと吹付けるように整流される。これにより、テールパイプ41上に堆積する藁屑を該冷却風Aで吹き飛ばすことができ、高温となるテールパイプ41に藁屑が長時間接触して火災等の不具合が発生することを防止することができる。また、整流された冷却風Aは、DPFカバー43内に配置されたセンサ部材71及びテールパイプ41を効果的に冷却することができると共に、エンジンルーム11内のヒートバランスを良好に保つことができる。
なお、本実施の形態では、DPFカバー43を本体カバー45とテールパイプカバー46に分割構成したが、これらを一体に構成してもよい。また、本体カバー45の右側カバー部47と左側カバー部48を別体に構成してもよい。
また、本実施の形態では、テールパイプ41は、DPF27から後下方に延出しているが、他の方向に延出するように構成してもよい。その場合、案内部49は、他の方向に演出したテールパイプ41に向けて冷却風が案内されるように構成される。
また、大傾斜面70は、平面形状に限らず、湾曲形状に構成してもよい。
また、図8において、冷却風を便宜的に冷却風Aと名付けて説明したが、冷却ファン25によって起風される冷却風は、これらの冷却風以外にも存在し、上述の冷却風A、で示す冷却風の方向は、一例に過ぎない。
1 コンバイン
11 エンジンルーム
25 冷却ファン
27 DPF(粒子状物質除去装置)
27b 左側端部(端部)
32 支柱(フレーム)
41 テールパイプ
42 ディフューザ
43 DPFカバー
49 案内部
70 大傾斜面(傾斜面)
71 センサ部材
72 取付けブラケット
72a 立ち上がり面
A 冷却風
E エンジン

Claims (2)

  1. エンジンが格納されるエンジンルームと、前記エンジンルーム内に冷却風を吸引する冷却ファンと、該エンジンから排出される排気ガスに含まれる粒子状物質を除去する粒子状物質除去装置と、を備えたコンバインにおいて、
    前記粒子状物質除去装置に接続されるテールパイプと、
    前記テールパイプの後端部に設けられ、負圧によって外気を吸引するディフューザと、
    前記冷却風の送風方向において、前記粒子状物質除去装置の下流側の端部を覆い、かつ前記粒子状物質除去装置との間に進入してきた前記冷却風を前記テールパイプに案内する案内部を有するDPFカバーと、
    前記DPFカバーの内面側に配置されたセンサ部材と、
    前記エンジンルームを囲むフレームと、
    前記DPFカバーを前記フレームに取付ける取付けブラケットと、を備え、
    前記取付けブラケットは、前記エンジンルームを仕切るように立ち上がる立ち上がり面を有し、
    前記冷却風は、前記DPFカバーと前記粒子状物質除去装置との間に進入して前記センサ部材を冷却した後、前記案内部によって前記テールパイプに案内され、前記ディフューザに吸引される、
    ことを特徴とするコンバイン。
  2. 前記案内部は、前記テールパイプの延出方向に向けて下方に傾斜する傾斜面を有してなる、
    請求項1記載のコンバイン。
JP2014171640A 2014-08-26 2014-08-26 コンバイン Expired - Fee Related JP6348375B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014171640A JP6348375B2 (ja) 2014-08-26 2014-08-26 コンバイン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014171640A JP6348375B2 (ja) 2014-08-26 2014-08-26 コンバイン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016043880A JP2016043880A (ja) 2016-04-04
JP6348375B2 true JP6348375B2 (ja) 2018-06-27

Family

ID=55634831

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014171640A Expired - Fee Related JP6348375B2 (ja) 2014-08-26 2014-08-26 コンバイン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6348375B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10800225B2 (en) 2016-08-03 2020-10-13 Komatsu Ltd. Working vehicle
JP6733118B2 (ja) * 2016-12-26 2020-07-29 三菱マヒンドラ農機株式会社 作業車両

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5540975Y2 (ja) * 1974-10-04 1980-09-25
JP2513199Y2 (ja) * 1989-07-26 1996-10-02 株式会社クボタ コンバインのマフラ―カバ―構造
JPH07229421A (ja) * 1994-02-18 1995-08-29 Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd 収穫機のエンジン排気装置
JP5360615B2 (ja) * 2011-09-27 2013-12-04 井関農機株式会社 コンバイン
JP2013138628A (ja) * 2011-12-28 2013-07-18 Iseki & Co Ltd コンバイン

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016043880A (ja) 2016-04-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN106465604B (zh) 联合收割机
JP4891664B2 (ja) コンバイン
JP2011244782A (ja) コンバイン
WO2014155676A1 (ja) ブルドーザ
TWI681708B (zh) 聯合收割機
JP2015008638A (ja) コンバイン
JP6270485B2 (ja) コンバイン
JP5139928B2 (ja) エンジンの吸気構造
JP5085491B2 (ja) コンバイン
JP2011213328A (ja) 車両用エンジンの吸気装置
JP6348375B2 (ja) コンバイン
JP6348376B2 (ja) 作業車輌
JP2015132186A (ja) コンバイン
JP2017216886A (ja) コンバイン
JP2008099594A (ja) コンバイン
JP2010058613A (ja) コンバインの除塵装置
JP2013027346A (ja) コンバイン
JP5772298B2 (ja) コンバイン
JP6226299B2 (ja) コンバイン
JP6245758B2 (ja) コンバイン
JP6226298B2 (ja) コンバイン
JP6444710B2 (ja) 作業車両
JP6294082B2 (ja) コンバイン
JP7101592B2 (ja) 作業機
JP6142777B2 (ja) 排気ガス冷却装置を備えたコンバイン

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170428

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180306

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180419

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180515

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180531

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6348375

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees