JP2015008638A - コンバイン - Google Patents

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Yoshitaka Ueji
嘉隆 上路
西崎 宏
Hiroshi Nishizaki
西崎  宏
藤田 靖
Yasushi Fujita
靖 藤田
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Abstract

【課題】保守・点検作業の安全性が高く、貯留容量の大きなグレンタンクを備えたコンバインを提供する。
【解決手段】上記課題は、エンジン(9)の排気ガスから粒子状物質を除去する排気浄化装置(40)を配置し、エンジン(9)の排気マニホールド(30B)と排気浄化装置(40)の流入口を接続管(51,52,53)で接続し、接続管(51,52,53)の内の排気マニホールド(30B)側に位置する接続管(51,52)の外周を前側カバー(54)で包囲し、接続管(51,52,53)の内の排気浄化装置(40)側に位置する接続管(53)の外周を下側部が開放された後側カバー(55)で包囲することにより解決される。
【選択図】図12

Description

本発明は、排気浄化装置を備えるコンバインに関するものである。
従来、エンジンから排気される排気ガスに含まれる未燃燃料、粒状化物質を浄化する排気浄化装置を脱穀装置とグレンタンクの間に形成される空間に配置し、排気浄化装置で浄化された排気ガスを外部に排出するテールパイプを脱穀装置とグレンタンクの間に形成される空間に配置する構成が提案されている(特許文献1)。
また、テールパイプを内管と外管の2重構造として、排気ガスが流れ高温となる内管からの放熱を防止する構成が記載され(特許文献2)、テールパイプの先端部を脱穀装置の上方に延設する構成が記載されている(特許文献3)。
特開2011−135846号公報 特開2011−206067号公報 特開2007−247472号公報
しかしながら、特許文献1〜3に記載されたコンバインは、エンジンと排気浄化装置を接続する排気管に保護カバーが設置されておらず、排気ガスにより加熱された排気管によって排気浄化装置等の保守・点検作業を行なう作業者の安全が損なわれる虞があった。
また、特許文献1に記載されたコンバインは、排気浄化装置を気密性のカバーの内部に配置しているので、排気浄化装置が過度に加熱され、排気浄化装置の上側に設置された検出器が作動不良に陥る虞があった。
特許文献2に記載されたコンバインは、テールパイプのエンジンの排気口に接続される上流側部位には、外管が設けられておらず内管のみから構成されていることから、内管からの放熱によって内管の周辺部に配置されたセンサ等の部品が高温となりセンサ等の作動不良に陥る虞があった。
特許文献3に記載されたコンバインは、後上がり傾斜したテールパイプを脱穀装置の側壁とグレンタンクの側壁の間に配置しているので、グレンタンクの左右方向の幅員を狭くする必要がありグレンタンクの貯留容量が少なくなる虞があった。
そこで、本発明の主たる課題は、かかる問題点を解消することができるコンバインを提案することにある。
上記課題を解決した本発明は次のとおりである。
すなわち、請求項1記載の発明は、機体の左右一側に脱穀装置(5)を備え、機体の左右他側には穀粒を貯留するグレンタンク(6)を備え、該グレンタンク(6)の前側にはエンジン(9)を備え、前記脱穀装置(5)とグレンタンク(6)の間に、脱穀装置(5)によって脱穀された穀粒をグレンタンク(6)へ搬送する揚穀装置(14)を備えたコンバインにおいて、
前記グレンタンク(6)の底部に、脱穀装置(5)側に向けて上がり傾斜する傾斜壁(23B)を形成し、該傾斜壁(23B)の下方の空間に、前記エンジン(9)の排気ガスから粒子状物質を除去する排気浄化装置(40)を配置し、前記エンジン(9)の排気マニホールド(30B)と排気浄化装置(40)の流入口を接続管(51,52,53)で接続し、前記接続管(51,52,53)の内の排気マニホールド(30B)側に位置する接続管(51,52)の外周を前側カバー(54)で包囲し、前記接続管(51,52,53)の内の排気浄化装置(40)側に位置する接続管(53)の外周を下側部が開放された後側カバー(55)で包囲したことを特徴とするコンバインである。
請求項2記載の発明は、前記前側カバー(54)の終端部を後側カバー(55)の始端部よりも後方に延設した請求項1記載のコンバインである。
請求項3記載の発明は、前記排気浄化装置(40)の外周を下側部が開放された覆い部材(42)で包囲し、該覆い部材(42)の上側に前記排気浄化装置(40)の内部状態を検出するセンサ(40S,40T)を配置し、前記覆い部材(42)とセンサ(40S,40T)の間に遮熱カバー(46)を設け、前記後側カバー(55)の終端部を遮熱カバー(46)の下方に延設した請求項1又は2記載のコンバインである。
請求項4記載の発明は、前記接続管(52)を、可撓性を有するフレキシブルチューブで形成した請求項1〜3のいずれか1項に記載のコンバインである。
請求項5記載の発明は、前記排気浄化装置(40)の流出口には、該流出口から排出される排気ガスを機外に案内するテールパイプ(63)の下端部を接続し、該テールパイプ(63)を前記揚穀装置(14)に沿わせて上方へ延設し、前記テールパイプ(63)を保護カバー(67)で包囲した請求項1〜4のいずれか1項に記載のコンバインである。
請求項6記載の発明は、前記テールパイプ(63)の下部を傾斜壁(23B)の下面に沿わせて上方へ延設した請求項5記載のコンバインである。
請求項7記載の発明は、前記テールパイプ(63)を、排気浄化装置(40)の流出口に接続する下側テールパイル(63A)と、該下側テールパイル(63A)の上端部に連通する上側テールパイプ(63B)から構成し、前記下側テールパイル(63A)の上端部を上側テールパイプ(63B)の下端部に挿入した状態で、下側テールパイプ(63A)の上端部の外周面と上側テールパイプ(63B)の下端部の内周面との間に所定の間隙を有する構成とし、前記下側テールパイル(63A)を前記保護カバー(65)で包囲し、前記上側テールパイプ(63B)を揚穀装置(14)に沿わせて上方へ延設した請求項5記載のコンバインである。
請求項8記載の発明は、前記下側テールパイプ(63A)を傾斜壁(23B)の下面に沿わせて斜め上方へ延設した請求項7記載のコンバインである。
請求項9記載の発明は、前記保護カバー(67)を、前記上側テールパイプ(63B)を包囲する上側カバー(64)と、前記下側テールパイプ(63A)を包囲する下側カバー(65)から構成し、該下側カバー(65)の上端部と上側カバー(64)の下端部との間に所定の間隙を形成した請求項7又は8記載のコンバインである。
請求項10記載の発明は、前記下側カバー(65)の周面に複数の開口部(65B)を形成した請求項7〜9のいずれか1項に記載のコンバインである。
請求項1記載の発明によれば、排気浄化装置(40)の流入口とエンジン(9)の排気マニホールド(30B)を接続管(51,52,53)で接続し、排気マニホールド(30B)側に位置する接続管(51,52)の外周を前側カバー(54)で包囲し、排気浄化装置(40)側に位置する接続管(53)の接続管(51,52)の外周を前側カバー(54)で包囲し、接続管(53)の外周を下側部が開放された後側カバー(55)で包囲しているので、排気浄化装置(40)等の保守・点検作業の安全性を高めることができ、接続管(53)上に堆積した藁屑等を外部に排出することができる。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明による効果に加えて、前側カバー(54)の終端部を後側カバー(55)の始端部よりも後方に延設しているので、前側カバー(54)の終端部と後側カバー(55)の始端部の間の隙間から前側カバー(54)及び後側カバー(55)の内側に侵入する藁屑等を低減することができる。
請求項3記載の発明によれば、請求項1又は2記載の発明による効果に加えて、覆い部材(42)とセンサ(40S,40T)の間に遮熱カバー(46)を設け、後側カバー(55)の終端部を遮熱カバー(46)の下方に延設しているので、排気浄化装置(40)からの放熱を遮熱カバー(46)により遮断してセンサ(40S,40T)が作動不良になるのを防止することができ、接続管(53)と後側カバー(55)の終端部の隙間から後側カバー(55)の内側に侵入する藁屑等を低減することができる。
請求項4記載の発明によれば、請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明による効果に加えて、接続管(52)を、可撓性を有するフレキシブルチューブで形成しているので、排気浄化装置(40)の流入口とエンジン(9)の排気マニホールド(30B)を接続管(51,52,53)で容易に接続でき、エンジン(9)の振動が排気浄化装置(40)に伝播するのを防止することができる。
請求項5記載の発明によれば、請求項1〜4のいずれか1項に記載の発明による効果に加えて、排気浄化装置(40)の流出口に接続され高温となるテールパイプ(63)を、保護カバー(67)で包囲しているので、テールパイプ(63)の下部の周辺にセンサ等が配置されていても、センサ等の温度上昇を抑制し、作動不良を防止することができる。
請求項6記載の発明によれば、請求項5記載の発明による効果に加えて、テールパイプ(63)の下部を傾斜壁(23B)の下面に沿わせて斜め上方へ延設しているので、グレンタンクの貯留容量を拡大することができる。
請求項7記載の発明によれば、請求項5記載の発明による効果に加えて、テールパイプ(63)を、下側テールパイル(63A)と、下側テールパイル(63A)の上端部に連通する上側テールパイプ(63B)から構成し、下側テールパイル(63A)の上端部を上側テールパイプ(63B)の下端部に挿入した状態で、下側テールパイプ(63A)の上端部の外周面と上側テールパイプ(63B)の下端部の内周面との間に所定の間隙を形成しているので、ディフューザ効果によって上側テールパイプ(63B)内に外気を引き込んで排気ガスの温度を低下させることで、テールパイプ(63B)が過度に高温になるのを防止することができる。また、テールパイプ(63)の上端部から浸入した雨水等を間隙から外部に排出することができる。
請求項8記載の発明によれば、請求項7記載の発明による効果に加えて、下側テールパイプ(63A)を傾斜壁(23B)の下面に沿わせて斜め上方へ延設しているので、グレンタンクの貯留容量を拡大することができる。
請求項9記載の発明によれば、請求項7又は8記載の発明による効果に加えて、保護カバー(67)を、上側テールパイプ(63B)を包囲する上側カバー(64)と、下側テールパイプ(63A)を包囲する下側カバー(65)から構成し、下側カバー(65)の上端部と上側カバー(64)の下端部との間に所定の間隙を形成しているので、ディフューザ効果によって上側テールパイプ(63B)内に引き込まれようとする外気が、この下側カバー(65)の上端部と上側カバー(64)の下端部との間隙から円滑に引き込まれ、上側テールパイプ(63B)内の排気ガスの温度をさらに低下させることができる。
請求項10記載の発明によれば、請求項7〜9のいずれか1項に記載の発明による効果に加えて、下側カバー(65)の周面に複数の開口部(65B)を形成しているので、保護カバー(65)によるディフューザ効果の低下を防止することができる。また、上側テールパイプ(63B)と下側テールパイル(63A)の間隙から排出された雨水等を開口部(65B)から外部に排出することができる。
コンバインの正面図である。 コンバインの要部説明用の左側面図である。 コンバインの要部説明用の平面図である。 コンバインの要部説明用の背面図である。 第1テールパイプ周辺の左側面図である。 第2テールパイプ周辺の左側面図である。 保護カバーを取付けた第2テールパイプの右側面図である。 エアクリーナ周辺の左側面図である。 エアクリーナ周辺の平面図である。 エンジンルームの要部説明用の正面図である。 DPFユニットの右斜前から見た斜視図である。 DPFユニットの接続を示す右側面図である。 DPFユニットの接続を示す平面図である。 DPFユニットの接続を示す背面図である。 図14におけるDPFユニットの要部拡大図である。 DPFユニットを制御する制御装置の接続図である。 他のDPFユニットとSCRユニットの接続を示す右側面図である。 エンジンルームの外・内側カバーを示す(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は右側面図である。 冷却ファン用HSTを示す(a)は平面図、(b)は要部拡大平面図、(c)は右側面図である。 冷却ファンを制御する制御装置の接続図である。 刈取り・脱穀作業時の冷却ファンの回転状態の説明図である。 エンジンのアイドリング時の冷却ファンの回転状態の説明図である。 刈取り・脱穀作業状態時におけるラジエータの水温上昇時の冷却ファンの回転状態の説明図である。 図23における冷却ファンの回転状態の制御方法の説明図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照しつつ詳説する。なお、理解を容易にするため、便宜的に方向を示して説明しているが、これらにより構成が限定されるものではない。
図1〜4に示すように、コンバイン1は、圃場を走向する左右一対のクローラからなる走行装置3と、機体の前端位置で圃場から穀桿を刈取る刈取装置4と、その後方で穀桿の脱穀・選別を行なう脱穀装置5と、脱穀装置5の右側に並設され脱穀・選別された穀粒を貯留するグレンタンク6とを備え、グレンタンク6の前側で刈取装置5の背面に臨む部位に、操作者が搭乗するキャビン7を備えている。
また、グレンタンク6の後側には、貯留された穀粒を機外に排出する排出オーガ8を縦軸中心に旋回自在に備え、キャビン7の下方のエンジンルームEの内部には、ディーゼルエンジン9が搭載されている。
<脱穀装置>
刈取装置4によって刈取られた穀稈は、脱穀装置5に供給され、脱穀装置5によって脱穀・選別される。脱穀装置5は、上部に穀稈の脱穀を行う扱室を備え、下部に穀稈の選別を行なう選別室を備えている。扱室には、前後方向に複数の扱歯を有する扱胴が軸支され、選別室には、揺動選別装置から漏下する穀粒を回収する一番受樋と、枝梗等が付着した穀粒を回収する二番受樋が設けられている。
一番受樋によって回収された穀粒は、脱穀装置5の右側に配置された第1揚穀装置(請求項における揚穀装置)14によって上方へ搬送され、グレンタンク6に投入されて一時的に貯留される。第1揚穀装置14の下部は、脱穀装置5の右側下部に形成された排出口に連通し、第1揚穀装置14の上部は、グレンタンク6の投入口に連通している。
また、第1揚穀装置14は、脱穀装置5とグレンタンク6によって挟まれた空間Sを下部から先端部に向かい前上がり傾斜して設置されている。
二番受樋によって回収された枝梗等が付着した穀粒は、脱穀装置5の右側に設置された第2揚穀装置によって二番処理室に揚送される。第1揚穀装置14の下部の後方に位置する第2揚穀装置の下部は、脱穀装置5の右側下部に形成された排出口に連通し、第2揚穀装置の上部は、二番処理室の投入口に連通している。また、第2揚穀装置は、脱穀装置5とグレンタンク6によって挟まれた空間Sを下部から先端部に向かい前上がり傾斜して設置されている。
<グレンタンク>
第1揚穀装置14によって上方へ搬送された穀粒は、グレンタンク6に貯留される。グレンタンク6は、前後方向に間隔をおいて配置した前壁および後壁と、左右方向に間隔をおいて配置した右壁および左壁と、天井壁と、底壁で構成される。左壁の上部には穀粒を投入する投入口が形成され、グレンタンク6の底部には排出オーガ8に穀粒を移送する排出螺旋が設けられている。
また、グレンタンク6の左壁の上部は、多量の穀粒を貯留するために、上下方向に垂直に延在する垂直壁23Aで形成され、左壁の下部は、貯留された穀粒を能率良く排出螺旋に排出するために、左側から右側に安息角度を持つ傾斜した傾斜壁23Bで形成されている。なお、傾斜壁23Bは、機体前後方向で高さが異なる段差部が形成されている。
脱穀装置5とグレンタンク6との間に形成された空間Sを有効に活用するために、左壁の垂直壁23Aには、第1揚穀装置14と、第2揚穀装置を配置する凹部22Aを有している。なお、凹部22Aは、垂直壁23Aの機体前後方向で高さが異なる段差部によって形成されている。
左壁の傾斜壁23Bには、ディーゼル微粒子捕集フィルタであるDPFユニット(請求項における排気浄化装置)40の排気管60を配置する凹部22Bを有している。なお、凹部22Bは、傾斜壁23Bの機体前後方向で高さが異なる段差部によって形成されている。
左壁の傾斜壁23Bの凹部22Bに、高温状態のDPFユニット40の排気管60を配置することによって、グレンタンク6に貯留された穀粒の乾燥が促進され穀粒の搬送を能率良く行なうことができる。
排出オーガ8は、グレンタンク6の後側に縦軸回動自在に立設した揚穀筒8Aと、揚穀筒8Aの上端部に横軸回動自在に接続した横移送筒8Bから構成され、横移送筒8Bは、脱穀装置5の上面に固定した支持部材8Dに載置した収納位置から、機体側方へ張り出した排出作業位置にわたって、旋回自在に構成されている。
<エンジン>
エンジンルームE内に配置されたエンジン9は、マウントゴムを介して機体フレーム2に取付けられている。図5に示すように、エンジン9には、エンジン9に空気を過給する吸気タービン30Aとエンジン9から排気ガスを排出する排気マニホールド30Bを有する過給器30が設けられている。
吸気タービン30Aには、接続管35を介して吸気された空気中の不純物を除去するエアクリーナ33が接続され、エアクリーナ33には接続管34を介して外気を濾過しながら吸気するプレクリーナ32が接続され、排気マニホールド30Bには、接続管50を介して排気ガス中の不純物を除去するDPFユニット40の流入口が接続されている。なお、燃料タンクからエンジン9に燃料を供給する配管は、DPFユニット40の右側に配置されている。
<DPFユニット>
図5,11に示すように、DPFユニット40は、流入口側の酸化触媒(DOC)40Aと、流出口側のパティキュレートフィルタ(DPF)40Bが内装されており、エンジン9から排出される排気ガス中の未燃燃料はDOC40Aによって酸化され、排気ガス中の粒状化物質はDPF40Bの濾過作用によって除去される。
DPFユニット40は、エンジン9から排出される排気ガスの温度低下を防止するために、エンジン9の近傍であるエンジン9の背面と第1揚穀装置14の下部の間に配置している。また、グレンタンク6に貯留された穀粒の乾燥を促進させるために、DPFユニット40の前端部をグレンタンク6の前壁と略同一位置に配置している。
図3,4に示すように、DPFユニット40は、DPFユニット40からの放熱によってグレンタンク6内に貯留された穀粒を乾燥させるために、グレンタンク6の左右方向の略中央部分の下側に配置され、平面視において、グレンタンク6の左壁の傾斜壁23Bのシルエット部の下方に配置されている。DPFユニット40の流出口も、傾斜壁23Bの下方に位置する。
図11〜14に示すように、DPFユニット40は、鋼材からなる覆い部材42によって機体フレーム2に装着されている。覆い部材42は、DPFユニット40の前後方向の中間部の上下から挟み込んで支持する前後2本の下側支持部材43,43および上側支持部材44,44と、上側支持部材44,44の外周部に設けられたステーに取付けられた内側カバー45と、内側カバー45の外周部に設けられたステーに装着された遮熱カバー46とを備えて構成されている。
また、エンジン9の排気マニホールド30Bから排出された排気ガスによって加熱されたDPFユニット40の温度上昇を抑制するために、内側カバー45の下側は開放されて形成されている。
図15に示すように、下側支持部材43の上端部は、縦断面形状が円形状に形成されたDPFユニット40の外周部を支持するために略半円弧状に形成され、上側支持部材44の下端部は、下側支持部材43と連結して縦断面形状が円形状に形成されたDPFユニット40の外周部を挟時するために略半円弧状に形成されている。また、下側支持部材43と上側支持部材44は、左右両端部において締結部材によって連結されている。
上側支持部材44の外周部は、折曲げ加工された内側カバー45の装着を容易にするために5辺をから形成された多角形状に形成されている。なお、背面視において反時計回りに数えて、第1辺は8時から9時に位置し、第2辺は9時から11時に位置し、第3辺は11時から1時に位置し、第4辺は1時から3時に位置し、第5辺は3時から4時に位置している。
図15に示すように、上側支持部材44の外周部には、DPFユニット40からの放熱によってDPFユニット40の周辺に堆積した藁屑等の引火を防止するために、内側カバー45が装着されている。内側カバー45は、折曲げ加工された5片から形成された側部カバー45Aと、側部カバー45Aの前端部に装着された前側カバー45Bと、側部カバー45Aの後端部に装着された後側カバー45Cを備えて構成されている。
側部カバー45Aは、ステーを介して締結部材によって上側支持部材44の外周部に着脱自在に装着されている。なお、背面視において反時計回りに数えて、側部カバー45Aの第1カバーは7時から9時に位置し、第2カバーは9時から11時に位置し、第3カバーは11時から1時に位置し、第4カバーは1時から3時に位置して、第5カバーは3時から5時に位置している。
側部カバー45Aの第1カバーは上側支持部材44の第1辺面に取付けられ、側部カバー45Aの第2カバーは上側支持部材44の第2辺面に取付けられ、側部カバー45Aの第3カバーは上側支持部材44の第3辺面に取付けられ、側部カバー45Aの第4カバーは上側支持部材44の第4辺面に取付けられ、側部カバー45Aの第5カバーは上側支持部材44の第5辺面に取付けられ、DPFユニット40の下側には側部カバー45Aが設けられておらず開放されている。
前側カバー45Bの外周端部には、後側に向かって折曲げられた後折曲げ部が形成され、側部カバー45Aの前端部に締結手段によって着脱自在に装着されている。また、後側カバー45Cの外周端部には、前側に向かって折曲げられた前折曲げ部が形成され、側部カバー45Aの後端部に締結手段によって着脱自在に装着されている。
図15に示すように、内側カバー45の側部カバー45Aの外周部には、覆い部材42の上方に配置される温度センサ(請求項におけるセンサ)40S等が高温の外気に曝されることによる誤作動を防止するために、遮熱カバー46が装着されている。
遮熱カバー46は、ステーを介して締結部材によって側部カバー45Aの外周部に着脱自在に装着されている。遮熱カバー46は、折曲げ加工されて形成されており、背面視において反時計回りに数えて、第1カバーは9時から12時に位置し、第2カバーは12時から1時に位置している。
遮熱カバー46の第1カバーは、側部カバー45Aの第2カバーの下端部の左方から側部カバー45Aの第3カバーの上方に向かって上がり傾斜に配置され、遮熱カバー46の第1カバーの第2カバーは、側部カバー45Aの第3カバーの上方から側部カバー45Aの右端部に向かって下がり傾斜に配置され、側部カバー45Aの第3カバーと、遮熱カバー46の第1カバー及び第2カバーで区画される空間S2を形成している。
図15に示すように、遮熱カバー46の上方には、DPFユニット40の温度を検出する温度センサ40S、DPFユニット40の差圧を検出する圧力センサ(請求項におけるセンサ)40Tが配置されている。なお、温度センサ40S等を支持するブラケットの下部は、内側カバー45の側部カバー45Aを装着するステーに装着され、側部カバー45Aの第3カバーおよび遮熱カバー46の第1板には、ブラケットを挿通するスリットが開口されている。
図5に示すように、DPFユニット40の流入口は、接続管50を介して排気マニホールド30Bに接続され、DPFユニット40の流出口には、不純物等が除去された排気ガスを外部に排出する排気管60である第1テールパイプ61が接続されている。
接続管50は、鋼管からなる第1接続管(請求項における接続管)51と、エンジン9の振動の伝播を低減する可撓性を有するステンレス管からなるフレキシブルチューブ(請求項における接続管)52と、鋼管からなる第2接続管(請求項における接続管)53によって構成されている。
図5に示すように、側面視において、第1接続管51は、排気マニホールド30Bから略下方に向かって延在し、フレキシブルチューブ52は、第1接続管51の下端部から略下方に向かって延在し、第2接続管53は、フレキシブルチューブ52の下端部から略90度湾曲した後、後方に延在してDPFユニット40の流入口に接続されている。
また、 図4に示すように、背面視において第1接続管51は、排気マニホールド30Bから略90度湾曲した後、下方へ向かって延在し、フレキシブルチューブ52は、第1接続管51の下端部から下方へ向かって延在し、第2接続管53は、フレキシブルチューブ52の下端部から下方へ向かって延在した後、右方に向かって略90度湾曲しDPFユニット40の流入口に接続されている。
図12〜14に示すように、保守・点検作業の安全性を高めるために、第1接続管51とフレキシブルチューブ52の外周部に保護カバー(請求項における前側カバー)54を取付けるのが好適である。保護カバー54は、エンジン9の排気マニホールド30Bから排出された排気ガスによって加熱された第1接続管51とフレキシブルチューブ52を覆うように、排気マニホールド30Bに接続される第1接続管51の上端部からフレキシブルチューブ52の下端部に接続されている第2接続管53の上端部の間に配置され、ステー(図示省略)を介して第1接続管51の上端部に取付けられている。なお、第1接続管51の外周部を覆う保護カバー54の部位は細径に形成され、フレキシブルチューブ52の外周部の覆う保護カバー54の部位は大径に形成されている。
保守・点検作業の安全性を高め、更に藁屑等の第2接続管53の上部への堆積を防止するために、第2接続管53の外周部に保護カバー(請求項における前側カバー)55を取付けるのが好適である。保護カバー55は、エンジン9の排気マニホールド30Bから排出された排気ガスによって加熱された第2接続管53の上側を覆うように、第2接続管53の上端部からDPFユニット40の流入口に接続される第2接続管53の上端部の間に配置され、ステー(図示省略)を介して第2接続管52の上端部に取付けられている。なお、保護カバー55は縦断面において略逆U字形状に形成されており下側部が開放されている。
保護カバー54と下端部と保護カバー55の上端部の間に形成される間隙から保護カバー54、保護カバー55の内側に藁屑等の侵入を防止するために、保護カバー55の上端部の外周部を保護カバー54の下端部で覆うように配置している。
また、DPFユニット40の流入口の近傍部位に藁屑等の堆積を防止するために、図15に示すように、背面視において覆い部材42の遮熱カバー46の第1カバーの下端部には、保護カバー55の下端部の上方位置よりも左方に延出された庇部46Aを備えている。
図5に示すように、排気管60は、鋼管からなる第1テールパイプ61と、第1テールパイプ61への雨水等の浸入を防止する湾曲形状、又は屈折形状に形成された第1カバー62よって構成されている。
第1テールパイプ61の下部は、DPFユニット40の流出口から上方に向かって延在した後、傾斜壁23Bに沿って前側左上方に向かって傾斜して延在し、第1テールパイプ61の上部は、第1テールパイプ61の下部の上端部から前方の上側に向かって第1テールパイプ61の下部よりも急傾斜して延在している。第1カバー62は、第1テールパイプ61の上端部に形成された排気口の上側に、開口部62Aを後方に向けて取付けられている。
脱穀装置5とグレンタンク6の間に形成される空間Sを有効に活用するために、第1テールパイプ61の下部は、傾斜壁23Bに形成された左右方向の凹部22B内に配置され、第1テールパイプ61の上部は、第1揚穀装置14を配置するグレンタンク6の垂直壁23Aに形成された上下方向の凹部22Aに、第1揚穀装置14と平行な姿勢で、第1揚穀装置14の前方に配置されている。なお、第1テールパイプ61をグレンタンク6の傾斜壁23Bの凹部22B内や垂直壁23Aの凹部22A内に配置することによって、グレンタンク6に貯留された穀粒の乾燥が促進され、穀粒の搬送を能率良く行なうことができる。
第1テールパイプ61の下部の内径をDPFユニット40の流出口の外径に対して大径に形成するのが好適である。これにより第1テールパイプ61の下部とDPFユニット40の流出口との間に所定の隙間が形成され、DPFユニット40の流出口から第1テールパイプ61の下部側に排出される排気ガスの流れによってディフューザ効果が発生し、外気が吸い込まれて、第1テールパイプ61の下部に排出された排気ガスの温度を低下させることができる。また、第1テールパイプ61の下部周辺のDPFユニット40によって加熱された外気の排出も促進されることによって、DPFユニット40の周辺に設けられた温度センサ40S等の故障を防ぐことができる。更に第1カバー62の開口部62Aから浸入してきた雨水等を該隙間から機外に排水することもできる。
第1テールパイプ61の上部は、第1揚穀装置14の前側にステー(図示省略)を介して着脱自在に取り付けられ、第1カバー62は、第1テールパイプ61の上端部にステー(図示省略)を介して着脱自在に取り付けられている。また、外部との衝突による第1カバー62の変形を防止し、第1カバー62の取付け姿勢を維持するために、第1カバー62を連結部材8Cを介して第1揚穀装置14の上端部に連結するのが好適である。
第1カバー62は、縦断面形状が半円弧状に形成され、第1カバー62の下部は筒状に形成されている。第1カバー62の筒状部の内径を第1テールパイプ61の上端部の外径に対して大径に形成するのが好適である。これにより第1カバー62の筒状部と第1テールパイプ61の上端部との間に所定の隙間が形成され、第1テールパイプ61の上端部から第1カバー62側に排出される排気ガスの流れによってディフューザ効果が発生し、外気が吸い込まれ、第1カバー62に排出された排気ガスの温度を低下させ、第1カバー62の開口部62Aから機外に排出される排気ガスの温度も低下させることができる。
第1テールパイプ61から外部に排出された排気ガスがプレクリーナ32によって吸気されるのを防止するために、第1カバー62の開口部62Aにおける上下方向の中心位置をプレクリーナ32の吸気口よりも高い位置に配置するのが好適である。
また、外部に排気ガスを能率良く排出するために、第1カバー62の開口部62Aからの排気ガスの排出案内方向は、排出オーガ8の横送り筒8Bを支持部材8Dに上載した収納状態にある横送り筒8Bと略平行に設定されている。
(第2テールパイプ)
次に、上述した第1テールパイプ61と置換可能な第2テールパイプ(請求項におけるテールパイプ)63について説明する。
図6に示すように、第2テールパイプ63は、DPFユニット40の流出口に下部が接続される鋼管からなる下側テールパイプ63Aと、下側テールパイプ63Aの外径に対して大径に形成された内径を有し、上端部に第1カバー62等が取付けられる鋼管からなる上側テールパイプ63Bを備えて構成されている。また、 図7に示すように、第2テールパイプ63の外周は、保護カバー67で包囲されている。この保護カバー67は、上側テールパイプ63Bの外周を包囲する保護カバー(請求項における上側カバー)64と、下側テールパイプ63Aの外周を包囲する保護カバー(請求項における下側カバー)65から構成される。
下側テールパイプ63Aは、DPFユニット40の流出口から上方に向かって延在した後、傾斜壁23Bに沿って前側左上方に向かって傾斜して延在し、上側テールパイプ63Bは、下側テールパイプ63Aの上端部を覆う上側テールパイプ63Bの下端部から前方の上側に向かって下側テールパイプ63Aよりも急傾斜して延在している。なお、第1カバー62は、第1テールパイプ61の上端部に形成された排気口の上側に、開口部62Aを後方に向けて取付けられている。
下側テールパイプ63Aの下部の内径をDPFユニット40の流出口の外径に対して大径に形成されている。これにより下側テールパイプ63Aの下部とDPFユニット40の流出口との間に所定の隙間が形成され、DPFユニット40の流出口から下側テールパイプ63A側に排出される排気ガスの流れによってディフューザ効果が発生し、外気が吸い込まれて、下側テールパイプ63Aに排出された排気ガスの温度を低下させることができる。また、下側テールパイプ63Aの下部周辺のDPFユニット40によって加熱された外気の排出も促進されることによって、DPFユニット40の周辺に設ける温度センサ40S等の故障を防ぐことができる。更に第1カバー62の開口部62Aから浸入してきた雨水等を該隙間から機外に排水することもできる。
図7に示すように、保守・点検作業の安全性を高めるために、下側テールパイプ63Aの外周部に保護カバー65を取付けるのが好適である。保護カバー65は、DPFユニット40から下側テールパイプ63Aに排出された排気ガスによって加熱された下側テールパイプ63Aを覆うように、下側テールパイプ63Aの下端部から上側テールパイプ63Bの下部が挿入される下側テールパイプ63Aの上部の間にステー(図示省略)を介して下側テールパイプ63Aに取付けられている。
また、保護カバー65には、多数の上下方向に長径を有する略楕円形状の開口部65Aが上下方向および周方向に所定の間隔をおいて開口されている。これにより上側テールパイプ63Bの下部と下側テールパイプ63Aの上部の部位におけるディフューザ効果を一定以上に維持することができ、第1カバー62の開口部62Aから浸入してきた雨水等を該隙間から機外に排水性能も一定以上に維持することができる。
上側テールパイプ63Bの下部の内径を下側テールパイプ63Aの上部の外径に対して大径に形成されている。これにより上側テールパイプ63Bの下部と上側テールパイプ63Bの下部が挿入された下側テールパイプ63Aの上部との間に所定の隙間が形成され、下側テールパイプ63Aから上側テールパイプ63B側に排出される排気ガスの流れによってディフューザ効果が発生し、外気が吸い込まれて、上側テールパイプ63Bに排出された排気ガスの温度を低下させることができる。また、上側テールパイプ63Bの下部周辺のDPFユニット40によって加熱された外気の排出も促進されることによって、DPFユニット40の周辺に設ける温度センサ40S等の故障を防ぐことができる。更に第1カバー62の開口部62Aから浸入してきた雨水等を該隙間から機外に排水することもできる。
上側テールパイプ63Bは、第1揚穀装置14の前側にステー(図示省略)を介して着脱自在に取り付けられ、第1カバー62は、第1テールパイプ61の上端部にステー(図示省略)を介して着脱自在に取り付けられている。
また、保守・点検作業の安全性を高めるために、上側テールパイプ63Bの外周には、保護カバー64が設けられている。保護カバー64は、高温となる上側テールパイプ63Bの熱気による脱穀装置5やグレンタンク6の加熱を抑制する。また、保護カバー64は、その下端部が下側テールパイプ63Aの保護カバー65の上端部と所定の間隙を有して配置されており、この間隙部分から、カバー外側の外気を吸引可能とすることにより第2テールパイプ内の排気ガス温度低減効果を高めている。
(第2カバー)
次に、上述した第1カバー62と置換可能な第2カバー66について説明する。
図7に示すように、作業時の安全性を高めるために、第2カバー66は、排気ガスが通る内側カバー66Aと、内側カバー66Aを覆う外側カバー66Bを備えた2重構造に構成されている。
内側カバー66Aは、上側テールパイプ63Bの上部と連結された下端部から上方に向かって延在した後、後方に向かって湾曲して形成されている。内側カバー66Aは縦断面形状が半円弧状に形成され、後側は開口されている。
外側カバー66Bは、内側カバー66Aに沿って、下端部から上方に向かって延在した後、後方に向かって湾曲して形成されている。外側カバー66Bは、下部の縦断面形状が円筒状に形成されている。また、上部の縦断面形状が半円弧状に形成され、後側は開口されている。
(DPFユニットの制御)
次に、DPFユニットの制御方法について説明する。
図16に示すように、キャビン7に設けられた制御装置85の入力側には、走行装置3の速度を検出する走行速度センサ3Sと、エンジン9の回転数を検出する回転数センサ9Sと、エンジン9の燃料噴射量を検出する燃料噴射センサ9Tと、DPFユニット40の温度を検出する温度センサ40Sと、DPFユニット40の差圧を検出する圧力センサ40Tが所定の入力インターフェース回路を介して接続されている。一方、出力側には、エンジン9の回転数を制御するドライバ9A、異常時に警報を鳴らす警報機7Aが所定の出力インターフェース回路を介して接続されている。
走行装置3が停止して走行速度センサ3Sからの入力値が0となり、エンジン9の回転数が所定の回転数を維持して回転数センサ9Sからの入力値が所定値となり、エンジン9に供給される燃料噴射量が所定量以下となり燃料噴射センサ9Tからの入力値が所定値以下となり、DPFユニット40の温度が所定以下となり温度センサ40Sからの入力値が所定値以下となった場合、DPFユニット40内に堆積した煤を除去することができなくなりDPFユニット40が故障するおそれがあるために、ドライバ9Aにエンジン9の駆動を停止する信号を出力してエンジン9の駆動を停止するのが好適である。
また、走行装置3が停止して走行速度センサ3Sからの入力値が0となり、エンジン9の回転数が所定の回転数を維持して回転数センサ9Sからの入力値が所定値となり、エンジン9に供給される燃料噴射量が所定量以下となり燃料噴射センサ9Tからの入力値が所定値以下となり、DPFユニット40の温度が所定以下となり温度センサ40Sからの入力値が所定値以下となり、DPFユニット40の差厚が所定以上となり圧力センサ40Tからの入力値が予め設定した設定値以上となった場合、DPFユニット40内に堆積した煤を除去することができなくなりDPFユニット40が故障するおそれがあるために、ドライバ9Aにエンジン9の駆動を停止する信号を出力してエンジン9の駆動を停止し、作業者にDPFユニット40の異常状態の発生を告知するために、警報機7Aを鳴らす信号を出力するのが好適である。
<尿素SCRユニットの配置>
次に、DPFユニット40の上側に尿素SCRユニット(尿素選択還元触媒装置)70を配置する形態について説明する。
図17に示すように、DPFユニット40の上側に尿素SCRユニット70を取付けて覆い部材42で覆っている。尿素SCRユニット70は、DPFユニット40の流出口から排出される排気ガス中の窒素酸化物と、尿素水に由来する還元剤としてのアンモニアを反応させて、排気ガス中の窒素酸化物を浄化するユニットである。なお、同一部材には同一符号を付し説明を省略する。
DPFユニット40は、前述したDPFユニット40と前後方向を逆さまにして配置している。すなわち、DPFユニット40の流入口が後側に位置し、DPFユニット40の流出口が前側にして配置されている。
DPFユニット40は、覆い部材42によって機体フレーム2に装着されている。覆い部材42は、DPFユニット40の前後方向の中間部を上下から挟み込んで支持する前後2本の下側支持部材43,43および上側支持部材44,44と、上側支持部材44,44の外周部に取付けられた内側カバー45と、内側カバー45の外周部に取付けられた遮熱カバー46を備えて構成されている。
尿素SCRユニット70は、前後2本の支持部材71,71の上端部を連結するブラケット72上に着脱自在に装着されている。支持部材71,71は、内側カバー45の側部カバー45Aを装着する上側支持部材44,44に設けられたステーに装着されている。
DPFユニット40の流入口は、接続管50を介してエンジン9の排気マニホールド30Bに接続され、DPFユニット40の流出口は、連結管73を介して尿素SCRユニット70の流入口に接続されている。また、尿素SCRユニット70の流出口には、不純物等が除去された排気ガスを外部に排出する排気管60が接続されている。なお、接続管50は、覆い部材42に開口された連結孔を通って覆い部材42の内部に挿入され、排気管60は、覆い部材42の下側を通って覆い部材42の外部に至る。
排気管60のテールパイプ61は、尿素SCRユニット70の流出口に接続されるテールパイプ61の吸気口から前方上側に向かって延在し、第1揚穀装置14の前側にステーを介して着脱自在に取り付けられている。
テールパイプ61内に排出された排気ガスの温度を下げるために、テールパイプ61の吸気口の内径を尿素SCRユニット70の流出口の外径に対して大径に形成するのが好適である。テールパイプ61の吸気口と尿素SCRユニット70の流出口との間に所定の隙間が形成され、尿素SCRユニット70からテールパイプ61へ排出される排気ガスの流れによってディフューザ効果が発生してテールパイプ61内に外気が吸い込まれて、テールパイプ61内に排出された排気ガスの温度を下げることができる。また、カバー62の開口部62Cからテールパイプ61内に浸入してきた雨水等を前記隙間から機外に排水することもできる。なお、テールパイプ61の排気口には、内側カバー62Aと外側カバー62Bを備えて構成された2重構造のカバー62が装着されている。
尿素水を入れる尿素水タンク75と尿素SCRユニット70を接続する接続管の長さを短くするために、尿素水タンク75をエンジンルームEのエンジン9の上方に配置するのが好適である。しかし、尿素水タンク75への尿素水の補充作業を容易に行なうためには、機体フレーム2の後部に配置されている燃料タンクの左右方向の一側に配置することもできる。
<エアクリーナおよびプレクリーナの配置>
図1〜4に示すように、エンジン9に供給される外気を濾過する大型のエアクリーナ33を脱穀装置5の上側に配置し、エンジン9の吸気効率を高めている。
エアクリーナ33は、脱穀装置5の上側において、キャビン7の左側後部の左側方に隣接した位置に、前後方向に沿って配置されている。エアクリーナ33は、脱穀装置5の上面に設けた支持部材80によって支持されている。なお、支持部材80は、脱穀装置5の上面を覆う上部カバー81のうち、開閉する部分を避けて固定側のカバー82に取り付けているので、上部カバー81を開閉操作しても支障がない。
図8,9に示すように、プレクリーナ32は、支持部材83を介して第1揚穀装置14の上部に支持されている。また、支持部材83の中間部は、横移送筒8Bを支持する支持部材8Dに連結されている。
エンジン9や排気管60によって加熱された外気の吸込みを防止するために、プレクリーナ32の外周部が遮蔽カバー36によって区画されている。プレクリーナ32の下部と対向する遮蔽カバー36の底板を支持部材83の上部に設けられたステー37に着脱自在に取付けられており、プレクリーナ32の側部に対向する遮蔽カバー36の側板は、平面視において略U字状に形成され、略U字状の開口部が脱穀装置5側に向けて配置されている。
平面視における遮蔽カバー36の側板の形状は、多角形に折り曲げた形状にすることも可能であるが、遮蔽カバー36の側板の前後方向の左側端部がプレクリーナ32の左側端部よりも脱穀装置5側に延出させるのが好適である。また、プレクリーナ32としては、保守・点検作業頻度を低減するために自己清掃式仕様のプレクリーナを使用するのが好適である。
プレクリーナ32は、エアクリーナ33よりも高い位置に配置され、平面視においてキャビン7の後側に配置されているので、横移送筒8Bとの干渉を防止できる。また、プレクリーナ32とテールパイプ61の上端部に配置した第1カバー62は、略同じ高さに配置され、左右方向においても略同じ位置に配置されるが、第1カバー62の開口部62Aは、プレクリーナ32の存在する側とは反対側を向けて開口している。これによって、第1カバー62によって排出案内された排気ガスが、プレクリーナ32に吸込まれにくいものとしている。
<エンジンルーム>
図10に示すように、キャビン7の下方にはエンジン9を配置するエンジンルームEが設けられている。
エンジンカバー95には、目抜き鉄板等からなる濾過体が設けられている。エンジンカバー95の内側には、外側から順に、インタークーラ93、オイルクーラ92、ラジエータ91,冷却ファン90、エンジン9が配置されている。
インタークーラ93は、エンジン9の燃焼効率を高めるため、燃焼用の混合気を冷却する機器であり、ラジエータ91の外側に設けられた支持部材96に取付けられている。インタークーラ93の排気口は、ゴムホース93Aを介してエンジン9の吸気口に接続され、支持部材96は、支持部材96の上部に設けられた前後方向に延存する支軸を中心として左右方向に回動する。支持部材96の回動時に発生するゴムホース93Aの変形に伴う破損を防止するために、ゴムホース93Aの変形量を一定以下に規制する規制ガイド94を設けるのが好適である。なお、ゴムホース93Aに換えて熱伝導効率が高いアルミ配管を使用することもでき、アルミ配管の外周には放熱フィンを設けるのが更に好適である。
オイルクーラ92は、昇降用シリンダ及びミッションの駆動用オイルを冷却する機器であり、ラジエータ91の外側に設けられた支持部材96に取付けられている。なお、用途毎に複数個のオイルクーラ92を設けることもできる。
ラジエータ91は、エンジン9により加熱された冷却水を冷却する機器であり、エンジン9の冷却水経路であるマニホールドに接続されている。
ラジエータ91は、オイルクーラ92と冷却ファン90の間に配置され、ラジエータ91の外側には、インタークーラ93及びオイルクーラ92を取付ける支持部材が設けられ、ラジエータ91の内側には、冷却ファン90の吸入効率を高めるため、冷却ファン90を取り囲むシュラウドが設けられている。なお、ラジエータ91に供給する水を貯留するリザーブタンクは、エンジンルームE内の空間を有効活用するためにエンジン9の後方に配置されている。
シュラウドの形状は、冷却ファン90の外周に沿わせて円形状あるいは多角形状に形成し、冷却ファン90による外気の吸入の抵抗を小さくするため薄板状の鋼板により成形加工するのが好適である。
冷却ファン90は、正転駆動状態にあっては、エンジンカバー95の濾過体を介して外気を吸入し、ラジエータ91、エンジン9を冷却し、逆転駆動状態にあっては、濾過体を介して機体内側の内気を排気し、併せて、濾過体に付着した藁屑、塵埃等を除去する機器である。
エンジン9から発生する騒音を遮断してキャビン7内の作業空間を快適に維持するために、図18に示すように、エンジンルームEを区画する上側板と前板は、内側板97と外側板98の2重構造に形成されている。なお、キャビン7内に延出する作業者が着席する椅子の支柱等が取付けられた外側板98は内側板97に着脱自在に取付けられている。
また、エンジンルームE内に配置された冷却ファン90を駆動するベルト等の保守・点検作業を容易に行なうために、外側板98における前側板には開閉自在な点検窓98Aを設け、内側板97における前側板の点検窓98Aに対向する部位には開閉自在な複数の点検窓97Aを設けている。
(冷却ファン用油圧式無段変速装置)
次に冷却ファン用油圧式無段変速装置87について説明する。
エンジンルームEの上部左側に前後方向に向かって配置されたフレーム99の前側部には、エンジン9の回転を冷却ファン90及びコンプレッサに伝動する冷却ファン用油圧式無段変速装置87が取付けられている。
エンジン9の回転は、冷却ファン用油圧式無段変速装置87の入力軸87Aに伝動される。入力軸87Aに伝動された回転は、変速モータ87Fで駆動されるトラニオン軸87Cの回転状態に応じて、回転数の増減や回転方向の変換が行なわれた後に、出力軸87Bに伝動される。なお、本実施形態においては、出力軸87Bには、ベルト等を介してエンジンルームE内に配置された冷却ファン90が接続されている。
入力軸87Aに伝動された回転は、ギヤボックス87Lで回転数の増減が行なわれた後に、出力軸87Mに伝動される。なお、本実施形態においては、出力軸87Mには、ベルト等を介してギャビン7内の空調を行なうコンンプレッサ(図示省略)が接続されており、出力軸87Mの回転をコンプレッサに伝動するベルトの張力を調整するテンションアーム87Rの基部は、冷却ファン用油圧式無段変速装置87の前側近傍に位置するフレーム99に支持されている。
また、コンンプレッサは、ベルトの保守・点検作業を容易に行なうために、冷却ファン用油圧式無段変速装置87の後方のフレーム99の後側部に取付けるのが好適である。
冷却ファン用油圧式無段変速装置87に実装される変速モータ87F等をコンパクトに配置するために、図19に示すように、側面視において冷却ファン用油圧式無段変速装置87の前方下側にブラケットを介して変速モータ87Fを取付け、冷却ファン用油圧式無段変速装置87の上側にブラケットを介して変速モータ87Fの回転をトラニオン軸87Cに伝動する扇形ギヤ87D、扇形ギヤ87Dの回転位置を測定する位置センサ87Gを取付けている。
変速モータ87Fの回転は、冷却ファン用油圧式無段変速装置87の下側に配置されたギヤボックス87Kと、下端部がギヤボックス87Kに接続され上下方向に延設した伝動軸87Nと、伝動軸87Nの上端部に取付けられたピニオン87Eを介して、扇形ギヤ87Dに伝動される。
扇形ギヤ87Dの基端部は、冷却ファン用油圧式無段変速装置87のトラニオン軸87Cに取付けられており、扇形ギヤ87Dの先端部には、ピニオン87Eと噛合う噛合い歯が形成されている。また、扇形ギヤ87Dの先部の両側部には、扇形ギヤ87Dの回転範囲を調整する調整片87P,87Pが設けられており、調整片87P,87Pと対向する台座87Jの上面にはストッパ片87Qが立設している。
位置センサ87Gは、平面視において扇形ギヤ87Dの開口部に配置され、位置センサ87Gは、冷却ファン用油圧式無段変速装置87の上側に設けられた台座87Jに支持されている。また、位置センサ87Gの回転軸に取付けられ、外周部に凹凸部が形成された検出片87Hは、扇形ギヤ87Dから下方に向かって延出するピン87Iと係合している。 これにより、トラニオン軸87Cの回転を扇形ギヤ87Dを介して位置センサ87Gによって検出することができる。
(冷却ファンの制御)
(DPFユニットの制御)
次に、冷却ファン90の制御方法について説明する。
図20に示すように、キャビン7に設けられた制御装置85の入力側には、脱穀装置5の駆動を操作する脱穀クラッチ5Sと、エンジン9の回転数を検出する回転数センサ9S(図15の回転数センサ9Sと同じ)と、冷却ファン用油圧式無段変速装置87の出力軸87Bの回転数を検出する回転数センサ87bと、トラニオン軸87Cの角度を検出する角度センサ87cと、冷却ファン90の回転数を検出する回転数センサ90Aと、ラジエータ91内の冷却水の温度を検出する水温度センサ91Aが所定の入力インターフェース回路を介して接続されている。一方、冷却ファン用油圧式無段変速装置87のトラニオン軸87Cを駆動する変速モータ87Fの回転数を制御するドライバ9fと、異常時に警報を鳴らす警報機7A(図15の警報機7Aと同じ)が所定の出力インターフェース回路を介して接続されている。
先ず、脱穀装置5の駆動を操作する脱穀クラッチ5Sが接続され、脱穀作業状態時の冷却ファン90の制御方法について説明する。
図21は脱穀作業状態時の冷却ファン90の制御方法を図示している。横軸は回転数センサ9Sで検出されたエンジン9の回転数(rpm)を示し、縦軸は回転数センサ90Aで検出された冷却ファン90の回転数(rpm)を示している。
また、図20中の直線(a)は、設定可能な冷却ファン90の最大回転数(rpm)を示し、直線(b)は、設定可能な冷却ファン90の最小回転数(rpm)を示し、直線(c)は、回転数センサ9Sの入力値に応じて変速モータ87Fを制御するドライバ9fを制御した冷却ファン90の実行回転数(rpm)を示している。
脱穀装置5の駆動を操作する脱穀クラッチ5Sの接続が解除状態である、すなわち、脱穀クラッチ5Sの入力値が無い場合には、回転数センサ9Sの入力値に応じてドライバ9fへの出力値を出力して、式1で示すように回転数センサ9Sの入力値に比例係数K1を掛けて算出した回転数に冷却ファン90を制御する。
式1 冷却ファン90の回転数=K1×回転数センサ9Sの入力値
一方、脱穀装置5の駆動を操作する脱穀クラッチ5Sの接続がある、すなわち、脱穀クラッチ5Sの入力値が有った場合には、エンジン9のオーバーヒートを防止するために、回転数センサ9Sの入力値に関係なくドライバ9fに一定の出力値を出力して、回転数センサ9Sの入力値に関係なく冷却ファン90の回転を一定の回転数で回転させ、エンジンルームE内に一定量の空気を吸気する。
また、冷却ファン90の実行回転数(rpm)が、冷却ファン90の最大回転数(rpm)よりも高速回転、あるいは、冷却ファン90の最小回転数(rpm)よりも低速回転数になった場合には、作業者に冷却ファン用油圧式無段変速装置87等の異常状態の発生を告知するために、警報機7Aを鳴らす信号を出力するのが好適である。
次に、脱穀装置5の駆動を操作する脱穀クラッチ5Sの接続が解除され、回転数センサ9Sで検出されたエンジン9の回転数(rpm)がアイドリング状態よりも低速になった場合の冷却ファン90の制御方法について説明する。なお、同一部材には同一符号を付して説明を省略する。
図22はエンジン9の回転数(rpm)がアイドリング状態よりも低速になった場合の時の冷却ファン90の制御方法を図示している。
回転数センサ9Sで検出されたエンジン9の回転数(rpm)がアイドリング状態よりも低速の場合には、エンジン9への燃料の供給量を抑制するために、式2で示すように回転数センサ9Sの入力値に比例係数K1よりも小さい比例係数K2を掛けて算出した回転数に冷却ファン90を制御する。
式2 冷却ファン90の回転数=K2×回転数センサ9Sの入力値
次に、脱穀装置5の駆動を操作する脱穀クラッチ5Sが接続され、水温度センサ91Aで検出されたラジエータ91の冷却水の温度が所定温度以上に上昇した場合における冷却ファン90の制御方法について説明する。
図23はラジエータ91の冷却水の温度が所定温度以上に上昇した場合における冷却ファン90の制御方法を図示している。横軸は時間(sec)を示し、縦軸は回転数センサ90Aで検出された冷却ファン90の回転数(rpm)を示している。
脱穀装置5の駆動を操作する脱穀クラッチ5Sの接続が解除された状態においては、冷却ファン90は、所定の間隔を持って空気をエンジンルームEに吸気する正転状態と、エンジンルームEの加熱された空気を外部に排気する逆転状態を繰り返している。
脱穀装置5の駆動を操作する脱穀クラッチ5Sの接続があり、且つ、水温度センサ91Aで検出されたラジエータ91内の冷却水の水温が所定の温度以上になった場合には、急な負荷の増加によって発生するエンジン9からの騒音を抑制するために、図23に示すように、冷却ファン90を逆転状態から正転状態に切換える増速加速度よりも低加速度で冷却ファン90の回転数を増速させることが好適である。なお、同様に、水温度センサ91Aで検出されたラジエータ91内の冷却水の水温が所定の温度以内になった場合には、図23に示すように、冷却ファン90を正転状態から逆転状態に切換える減速加速度よりも低加速度で冷却ファン90の回転数を減速させることが好適である。
また、図24で示すように、冷却ファン90を駆動するベルトの劣化を防止するために、水温度センサ91Aで検出されたラジエータ91内の冷却水の水温が所定の温度以上になった場合には、水温度センサ91Aでの検出後、約1〜2sec後に冷却ファン90の回転数の増速を開始し、水温度センサ91Aで検出されたラジエータ91内の冷却水の水温が所定の温度以内になった場合には、水温度センサ91Aでの検出後に、約3〜5sec後に冷却ファン90の回転数の減速を開始するのが好適である。
5 脱穀装置
6 グレンタンク
9 エンジン
14 第1揚穀装置(揚穀装置)
23B 傾斜壁
30B 排気マニホールド
40 DPFユニット(排気浄化装置)
40S 温度センサ(センサ)
40T 圧力センサ(センサ)
42 覆い部材
46 遮熱カバー
51 第1接続管(接続管)
52 フレキシブルチューブ(接続管)
53 第2接続管(接続管)
54 保護カバー(前側カバー)
55 保護カバー(後側カバー)
63 第2テールパイプ(テールパイプ)
63A 下部テールパイプ
63B 上部テールパイプ
64 保護カバー(上側カバー)
65 保護カバー(下側カバー)
65A 開口部
67 保護カバー

Claims (10)

  1. 機体の左右一側に脱穀装置(5)を備え、機体の左右他側には穀粒を貯留するグレンタンク(6)を備え、該グレンタンク(6)の前側にはエンジン(9)を備え、前記脱穀装置(5)とグレンタンク(6)の間に、脱穀装置(5)によって脱穀された穀粒をグレンタンク(6)へ搬送する揚穀装置(14)を備えたコンバインにおいて、
    前記グレンタンク(6)の底部に、脱穀装置(5)側に向けて上がり傾斜する傾斜壁(23B)を形成し、該傾斜壁(23B)の下方の空間に、前記エンジン(9)の排気ガスから粒子状物質を除去する排気浄化装置(40)を配置し、
    前記エンジン(9)の排気マニホールド(30B)と排気浄化装置(40)の流入口を接続管(51,52,53)で接続し、
    前記接続管(51,52,53)の内の排気マニホールド(30B)側に位置する接続管(51,52)の外周を前側カバー(54)で包囲し、前記接続管(51,52,53)の内の排気浄化装置(40)側に位置する接続管(53)の外周を下側部が開放された後側カバー(55)で包囲したことを特徴とするコンバイン。
  2. 前記前側カバー(54)の終端部を後側カバー(55)の始端部よりも後方に延設した請求項1記載のコンバイン。
  3. 前記排気浄化装置(40)の外周を下側部が開放された覆い部材(42)で包囲し、該覆い部材(42)の上側に前記排気浄化装置(40)の内部状態を検出するセンサ(40S,40T)を配置し、前記覆い部材(42)とセンサ(40S,40T)の間に遮熱カバー(46)を設け、前記後側カバー(55)の終端部を遮熱カバー(46)の下方に延設した請求項1又は2記載のコンバイン。
  4. 前記接続管(52)を、可撓性を有するフレキシブルチューブで形成した請求項1〜3のいずれか1項に記載のコンバイン。
  5. 前記排気浄化装置(40)の流出口には、該流出口から排出される排気ガスを機外に案内するテールパイプ(63)の下端部を接続し、該テールパイプ(63)を前記揚穀装置(14)に沿わせて上方へ延設し、前記テールパイプ(63)を保護カバー(67)で包囲した請求項1〜4のいずれか1項に記載のコンバイン。
  6. 前記テールパイプ(63)の下部を傾斜壁(23B)の下面に沿わせて上方へ延設した請求項5記載のコンバイン。
  7. 前記テールパイプ(63)を、排気浄化装置(40)の流出口に接続する下側テールパイル(63A)と、該下側テールパイル(63A)の上端部に連通する上側テールパイプ(63B)から構成し、
    前記下側テールパイル(63A)の上端部を上側テールパイプ(63B)の下端部に挿入した状態で、下側テールパイプ(63A)の上端部の外周面と上側テールパイプ(63B)の下端部の内周面との間に所定の間隙を有する構成とし、
    前記下側テールパイル(63A)を前記保護カバー(65)で包囲し、前記上側テールパイプ(63B)を揚穀装置(14)に沿わせて上方へ延設した請求項5記載のコンバイン。
  8. 前記下側テールパイプ(63A)を傾斜壁(23B)の下面に沿わせて斜め上方へ延設した請求項7記載のコンバイン。
  9. 前記保護カバー(67)を、前記上側テールパイプ(63B)を包囲する上側カバー(64)と、前記下側テールパイプ(63A)を包囲する下側カバー(65)から構成し、
    該下側カバー(65)の上端部と上側カバー(64)の下端部との間に所定の間隙を形成した請求項7又は8記載のコンバイン。
  10. 前記下側カバー(65)の周面に複数の開口部(65B)を形成した請求項7〜9のいずれか1項に記載のコンバイン。
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