JP5263687B2 - 作業車輌の原動部構造 - Google Patents
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コンバインは、穀稈の刈取、脱穀、選別、排藁処理を行う過程で、前部の刈取装置からは、立毛穀稈の切断や搬送によって藁屑や塵埃が発生し、後部からは、脱穀処理や脱穀後の排稈切断処理によって発生した藁屑、塵埃等を排出するので、コンバインの機体周囲には多量の藁屑や塵埃が巻き上げられる。この巻き上げられた藁屑等がエンジンカバーやラジエータカバーの濾過体に付着し、これらの濾過体が目詰まった場合、濾過体の外側から内側に十分な外気を吸入することができなくなり、冷却器の冷却効率が低下し、場合によってはエンジンがオーバヒートする恐れがある。
したがって、ファンの正転状態時に濾過体の外側から機体内側に外気を十分に吸引できなくなり、ラジエータ等の冷却効率が低下し、その結果、エンジンがオーバヒートすると云う問題があった。
そこで、本発明の主たる課題は、かかる問題点を解消することにある。
請求項1に係る発明は、エンジン(11)の冷却水を冷却するラジエータ(21)と、該ラジエータ(21)の外側に配置した外気濾過用の濾過体(24)を備え、
該濾過体(24)とラジエータ(21)の間に排気用の排塵ファン(27)を配置すると共に、前記ラジエータ(21)の機体内側には外気吸入用のラジエータファン(26)を配置し、
該ラジエータ(21)の機体外側に配置される排塵ファン(27)とラジエータ(21)の機体内側に配置されるラジエータファン(26)とを同一軸心上に設け、
前記ラジエータファン(26)と排塵ファン(27)とを一方が駆動状態となり他方が非駆動状態となるように互いに背反的に切換える駆動状態切換手段(45)を設け、
前記ラジエータ(21)を複数のラジエータで構成し、該ラジエータを排塵ファン(27)の回転軸(27A)を挟んで両側に配置し、
前記ラジエータファン(26)を支持する筒状回転軸(26A)内を貫通して排塵ファン(27)の回転軸(27A)を設け、排塵ファン(27)及びラジエータファン(26)をエンジン(11)の出力により駆動する構成としたことを特徴とする作業車輌の原動部構造である。
前記各ラジエータの端部に配置した縦軸(25R、25L)を中心に、該各ラジエータを機体外側に向けて観音開きする構成としたことを特徴とする請求項1記載の作業車輌の原動部構造である。
しかも、ラジエータ(21)の機体外側に配置される排塵ファン(27)とラジエータ(21)の機体内側に配置されるラジエータファン(26)とを同一軸心上に設けたことから、ラジエータファン(26)及び排塵ファン(27)の支持構造または伝動構造を簡素化してコンパクトに配置することができる。
また、ラジエータファン(26)を支持する筒状回転軸(26A)内を貫通して排塵ファン(27)の回転軸(27A)を設け、排塵ファン(27)及びラジエータファン(26)をエンジン(11)の出力により駆動する構成としたことから、排塵ファン(27)とラジエータファン(26)を同一軸心上に配置しながら互いに異なった速度で回転させることができ、エンジン(11)のオーバヒートを更に効果的に防止できる。
図15〜図17に示すように、エンジンルーム10の後側にはコンバイン1の駆動源であるエンジン11設けられ、エンジン11の上方には、グレンタンク7に取付けられたエアクリーナ160が設けられている。
エンジン11の前側にはエンジン11の燃焼用の混合気を冷却するインタークーラ12、昇降用シリンダ及びミッション駆動用オイルを冷却するオイルクーラ57A,57B、エンジン11の冷却水が循環するラジエータ21が、ラジエータカバー22の内側に順に配置されている。
インタークーラ12はエンジン11の吸気経路であるマニホールド13に接続されており、オイルクーラ57A,57Bはオイルタンク89の供給口に接続されている。
なお、保守・点検作業を容易にするため、一対の小型機種のインタークーラ12を、後述する排塵ファン27の回転軸27Aを挟んで左右両側又は上下両側に配置することができ、オイルクーラ57A,57Bも同様に後述する排塵ファン27の回転軸27Aを挟んで左右両側又は上下両側に配置することができる。
エンジンルーム10の外側後方には、燃料タンク157が配置され、燃料タンク157とエンジン11は、燃料中の不純物を除去する燃料フィルタ156と、エンジン11に燃料を供給する燃料ポンプ155とを介し接続されている。なお、エンジン11で燃焼された燃料は排気配管170及びマフラ171を通過しコンバイン1の外側に排気される。
導風体(シュラウド)150は、エンジン11とグレンタンク7を区画するエンジン11の上方に配置された上方導風体150Aと、エンジン11とグレンタンク7を区画するエンジン11の後側に配置された後側導風体150Bと、エンジン11とラジエータ21等を区画するエンジン11の前側に配置された前側導風体150Cとにより構成され、上方導風体150Aの前後側部に設けられたブラケットによりそれぞれエンジンルーム10の前後フレームに取付けられている。
後側導風体150Bは、上方導風体150Aの後側端部からクーリングファン14の中心部に対向する位置まで下方に延在し、前側導風体150Cは、上方導風体150Aの前側端部からクーリングファン14の中心部に対向する位置まで下方に延在している。
また、クーリングファン14により吸入された外気の一部は、後側導風体150Bの下方を通りエンジンルーム10の外側後方に向かって送風され、燃料ポンプ155、燃料フィルタ156及び燃料タンク157を冷却した後、コンバイン1の外側に放出される。その結果、エンジン11に供給される燃料の温度は低下し、エンジン11の出力の安定性を高めることができる。
さらに、クーリングファン14により吸入された外気の一部は、前側導風体150Cの下方を通りエンジンルーム10の前側に向かって送風され、インタークーラ12、オイルクーラ57A,57B及びラジエータ21を冷却した後、コンバイン1の外側に放出される。その結果、インタークーラ12、オイルクーラ57A,57B及びラジエータ21の冷却効果が高まり、エンジン11のオーバヒートを抑制することができる。
エア挿入口161及びエア排出口162をエンジンカバー15とは反対側に位置させエアクリーナ160をグレンタンク7に取付け、エアクリーナ配管163の曲率半径R1を190〜210mm、曲率半径R2を170〜190mmに設定することにより、最短長さのエアクリーナ配管163によりエアクリーナ160のエア排出口162とエンジン11のエア取込口165を接続することができる。
後述するラジエータファン26の正転時に、インタークーラ12の冷却効率を高めるため、インタークーラ12のインタークーラ配管31Aを上方に向かい真っ直ぐに配置している。
なお、第1実施形態にあっては、部品の共有化を図るため同一容量の小型ラジエータ21A,21Aを用いているが、後側と前側にそれぞれ異なる容量の小型ラジエータを配置することもできる。
ラジエータファン26はラジエータ用羽根26Bとラジエータ用羽根26Bの基部を支持するラジエータ用中心部26Cとにより構成され、ラジエータ用中心部26Cは、筒状回転軸であるラジエータ用回転軸26Aに軸支されている。
第1シュラウドの形状は、ラジエータファン26の外周に沿わせて円形状あるいは多角形状に形成し、ラジエータファン26による外気の吸入の抵抗を小さくするため、第1シュラウドは薄板状の鋼板により成形加工する。
第2シュラウドの形状は、排塵ファン27の外周に沿わせて円形状あるいは多角形状に形成し、ラジエータファン26による外気の吸入の抵抗を小さくするため、第2シュラウドは薄板状の鋼板により成形加工する。
ギアボックス64は、入力側の中間軸65Aに軸支されたギア64Cと出力側の中間軸65Bに軸支されたギア64Dとが噛合い、例えば、入力側のプーリ64Aが時計方向に回転する場合、出力側のプーリ64Bは反時計方向に回転する。
なお、ギア64Cと中間軸65A及びギア64Dと中間軸65Bは一体に形成することもできる。また、排塵ファン27に換え、反対方向に傾斜した排塵羽根27Bを有する排塵ファン27を用いた場合、ギアボックス64を介在させる必要はなく部品点数を削減することができる。
一方、回転軸41Aに軸支され回転軸41Aを中心に回転するアーム42Aを時計方向に回転させ、アーム42Aの先端部に設けられたテンションローラ37Aをプーリ64Bとプーリ63にベルト掛けされたベルト73から離間させベルト73のテンションを弱め、エンジン11のクランク軸31Aの回転のプーリ63が軸支された回転軸27Aへの伝動を遮断する。
なお、電動モータ45は後述するコントローラ84により制御されており、脱穀装置4を起動する作業クラッチ(脱穀クラッチ)104または刈取装置6を起動する作業クラッチ(刈取クラッチ)115が入力されていない場合、操作者が誤って電動モータ45の駆動入力操作をしても電動モータ45は作動しない。また、ラジエータファン26の慣性による正転、排塵ファン27の慣性による逆転を強制的に停止するため、アーム42,42Aにそれぞれブレーキ板(図示省略)を設けることができる。
一方、回転軸41Aに軸支され回転軸41Aを中心に回転するアーム42Aを反時計方向に回転させ、アーム42Aの先端部に設けられたテンションローラ37Aをプーリ64Bとプーリ63にベルト掛けされたベルト73に押圧しベルト73緊張させ、エンジン11のクランク軸31Aの回転をプーリ63が軸支された回転軸27Aに伝動する。
排塵ファン27の逆転駆動状態/非駆動状態の切換えを排塵ファン27が軸支された回転軸27Aのプーリ63と別の中間軸に軸支されたプーリ64Bとに軸架されているベルト73のテンションで行なうことから、排塵ファン27の逆転駆動状態/非駆動状態の切換えを短時間で行なうことができる。
また、ラジエータファン26の正転駆動状態/非駆動状態を切換えるアーム42および排塵ファン27の逆転駆動状態/非駆動状態の切換えるアーム42Aが一つの電動モータ45により行なわれていることから、切換え構造を簡易にでき信頼性が高まる。
なお、以下のようにコンプレッサ66の作動を任意に停止する構成としても良い。コンプレッサ66を作動させる場合、回転軸41Bに軸支され回転軸41Bを中心に回転するアーム42Bを時計方向に回転させ、アーム42Bの先端部に設けられたテンションローラ37Bをプーリ33Bとプーリ67にベルト掛けされたベルト71に押圧しベルト71のテンションを強め、エンジン11のクランク軸31Aの回転をプーリ67が軸支された入力軸66Aに伝動する。
一方、コンプレッサ66を停止させる場合、テンションローラ37Bをプーリ33Bとプーリ67にベルト掛けされたベルト71から離間させベルト71のテンションを弱め、エンジン11のクランク軸31Aの回転のプーリ67が軸支された入力軸66Aへの伝動を遮断する。
なお、第2実施形態にあっては、部品の共有化を図るため同一容量の小型ラジエータ21B,21Bを用いているが、上方と下方にそれぞれ異なる容量の小型ラジエータを配置することもできる。
ラジエータファン26はラジエータ用羽根26Bとラジエータ用羽根26Bの基部を支持するラジエータ用中心部26Cとにより構成され、ラジエータ用中心部26Cは、筒状回転軸であるラジエータ用回転軸26Aに軸支されている。
ラジエータファン26はエンジン11の出力軸であるクランク軸31Aの回転がプーリ31,33,62を介し伝動され正転駆動し、排塵ファン27はエンジン11の出力軸であるクランク軸31Aの回転がプーリ31,33,63及び作動プーリ64を介し伝動され逆転駆動する。また、ラジエータファン26が軸支された筒状回転軸であるラジエータ用回転軸26Aと排塵ファン27が軸支された排塵用回転軸27Aは、相互にベアリング61を介し同一軸心上に設けられている。
ラジエータファン26はラジエータ用羽根26Bとラジエータ用羽根26Bの基部を支持するラジエータ用中心部26Cとにより構成され、ラジエータ用中心部26Cは、筒状回転軸であるラジエータ用回転軸26Aに軸支されている。
ラジエータファン26はエンジン11の出力軸であるクランク軸31Aの回転がプーリ31,33,62を介し伝動され正転駆動し、排塵ファン27はエンジン11の出力軸であるクランク軸31Aの回転がプーリ31,33,63及び作動プーリ64を介し伝動され逆転駆動する。また、ラジエータファン26が軸支された筒状回転軸であるラジエータ用回転軸26Aと排塵ファン27が軸支された排塵用回転軸27Aは、相互にベアリング61を介し同一軸心上に設けられている。
図21、図22に示すように、エアクリーナ160のエア挿入口161に接続される第1吸気装置19Aは、外気に含まれる粉塵等を除去するプレクリーナ17と、プレクリーナ17の下側に取付けられた金属繊維を編体にした防塵ネット140と、プレクリーナ17の下方部に接続された吸気配管143と、グレンタンク7に固定する吸気配管143の中間部に設けられたブラケット144により構成されている。
図23、図24に示すように、エアクリーナ160のエア挿入口161に接続される第2吸気装置19Bは、外気に含まれる粉塵等を除去するプレクリーナ17と、プレクリーナ17の下方部に接続された吸気配管143と、吸気配管143の上部に取付けられた鋼板の遮風板141Aと、グレンタンク7に固定する吸気配管143の中間部に設けられたブラケット144により構成されている。
遮風板141Aは、吸気配管143の上部に取付けられ、プレクリーナ17の上部ケース145と下部ケース146の隙間を覆い、エンジン11の発熱部等で加熱され、グレンタンク7と脱穀機4の隙間を上昇する高温空気Fのプレクリーナ17への吸入を遮断し、プレクリーナ17及びエアクリーナ160に吸入される外気の吸入温度の上昇を抑制する。なお、第2吸気装置19Bに前述した防塵ネット140を取付けた場合、外気に含まれる大きな藁屑、塵埃等を除去することができ好適である。
図25、図26に示すように、エアクリーナ160のエア挿入口161に接続される第2吸気装置19Cは、外気に含まれる粉塵等を除去するプレクリーナ17と、プレクリーナ17の下方部に接続された吸気配管143と、吸気配管143の上部に傾斜して取付けられた鋼板の遮風板141Bと、グレンタンク7に固定する吸気配管143の中間部に設けられたブラケット144により構成されている。
遮風板141Bは、吸気配管143の上部に前側部より後側部が高くなるように傾斜角度30度で取付けられ、プレクリーナ17の上部ケース145と下部ケース146の隙間を覆い、エンジン11の発熱部等で加熱され、グレンタンク7と脱穀機4の隙間を上昇する高温空気Fの遮断し、プレクリーナ17及びエアクリーナ160に吸入される外気の吸入温度の上昇を抑制する。また、コンバイン1の前側進行時には、高温空気Fは後側に送風され、プレクリーナ17及びエアクリーナ160に吸入される外気の吸入温度の上昇を更に抑制する。なお、第2吸気装置19Cに前述した防塵ネット140を取付けた場合、外気に含まれる大きな藁屑、塵埃等を除去することができ好適である。
手動操作によってラジエータファン26と排塵ファン27を冷却モードから排塵モードに切替えるキャビン9内に逆転スイッチを設けてもよい。
なお、脱穀クラッチ104は扱胴106等の脱穀部のクラッチ104Aと唐箕123等の選別部のクラッチ104Bとからなり、脱穀クラッチセンサ104a,104bは脱穀クラッチ104A,104Bが接続状態となることで夫々ONするように構成し、刈取クラッチセンサ115aは刈取クラッチ115が接続状態となることでONするように構成している。
次に、刈取クラッチセンサ115aの入力状態を判断し、刈取クラッチセンサ115aがON状態である場合には、排塵モードと冷却モードを反復して実行する反復モードを開始する。一方、脱穀クラッチセンサ104a,104bと刈取クラッチセンサ115aがいずれもOFF状態である場合には、電動モータ45を正転側に駆動しラジエータファン26を正転駆動状態にし、排塵ファン27を非駆動状態にする。
なお、排塵モード及び冷却モードの設定時間は、コンバインの使用環境等により任意に設定できる。
2 車台
10 エンジンルーム
11 エンジン
12 インタークーラ
14 クーリングファン
19A 吸気装置
20A 冷却パス(配管)
20B 貫通孔
21 ラジエータ
22 ラジエータカバー
24 濾過体
25R 縦軸
25L 縦軸
25U 横軸
25S 横軸
26 ラジエータファン
26A ラジエータ用回転軸(筒状回転軸)
27 排塵ファン
27A 排塵用回転軸
27B 排塵用羽根
27C 排塵用中心部
29R 取付けピン
29L 取付けピン
29U 取付けピン
29S 取付けピン
45 駆動状態切換手段(電動モータ)
57A オイルクーラ
57B オイルクーラ
62 プーリ
63 プーリ
104 作業クラッチ(脱穀クラッチ)
115 作業クラッチ(刈取クラッチ)
150 導風体(シュラウド)
Claims (4)
- エンジン(11)の冷却水を冷却するラジエータ(21)と、該ラジエータ(21)の外側に配置した外気濾過用の濾過体(24)を備え、
該濾過体(24)とラジエータ(21)の間に排気用の排塵ファン(27)を配置すると共に、前記ラジエータ(21)の機体内側には外気吸入用のラジエータファン(26)を配置し、
該ラジエータ(21)の機体外側に配置される排塵ファン(27)とラジエータ(21)の機体内側に配置されるラジエータファン(26)とを同一軸心上に設け、
前記ラジエータファン(26)と排塵ファン(27)とを一方が駆動状態となり他方が非駆動状態となるように互いに背反的に切換える駆動状態切換手段(45)を設け、
前記ラジエータ(21)を複数のラジエータで構成し、該ラジエータを排塵ファン(27)の回転軸(27A)を挟んで両側に配置し、
前記ラジエータファン(26)を支持する筒状回転軸(26A)内を貫通して排塵ファン(27)の回転軸(27A)を設け、排塵ファン(27)及びラジエータファン(26)をエンジン(11)の出力により駆動する構成としたことを特徴とする作業車輌の原動部構造。 - 前記排塵ファン(27)の羽根(27B)の基部を支持する中心部(27C)を回転軸(27A)に着脱自在な構成とし、
前記各ラジエータの端部に配置した縦軸(25R、25L)を中心に、該各ラジエータを機体外側に向けて観音開きする構成としたことを特徴とする請求項1記載の作業車輌の原動部構造。 - 機体に備えた作業部を駆動する作業クラッチ(104,115)が接続された後に前記駆動状態切換手段(45)が切換作動する構成としたことを特徴とする請求項1または2記載の作業車輌の原動部構造。
- 機体に備えた作業部を駆動する作業クラッチ(104,115)が接続された場合に、ラジエータファン(26)を駆動状態から非駆動状態へ切り換えると共に排塵ファン(27)を非駆動状態から駆動状態へ切り換える排塵モードを第1設定時間に亘り継続し、該第1設定時間経過後に、ラジエータファン(26)を非駆動状態から駆動状態へ切り換えると共に排塵ファン(27)を駆動状態から非駆動状態へ切り換える冷却モードを第2設定時間に亘り継続し、以後、該排塵モードの実行と冷却モードの実行とを背反的に反復して実行するように前記駆動状態切換手段(45)を制御する構成としたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の作業車輌の原動部構造。
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