JP6032565B2 - 作業車輌の原動部構造 - Google Patents

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Description

本発明は、ラジエータの外側に設置された濾過体に付着する藁屑、塵埃を除去し、エンジンのオーバヒートを防止する作業車輌の原動部構造に関するものである。
従来、コンバイン等の作業車輌には水冷式エンジンが使用されている。エンジンにより温度上昇した冷却水は、ラジエータを循環することにより冷却された後、再びエンジンを循環する。
コンバインは、穀稈の刈取、脱穀、選別、排藁処理を行う過程で、前部の刈取装置からは、立毛穀稈の切断や搬送によって藁屑や塵埃が発生し、後部からは、脱穀処理や脱穀後の排稈切断処理によって発生した藁屑、塵埃等を排出するので、コンバインの機体周囲には多量の藁屑や塵埃が巻き上げられる。この巻き上げられた藁屑等がエンジンルームのカバーに装着された濾過体に付着し、これらの濾過体が目詰まった場合、濾過体の外側から内側に十分な外気を吸入することができなくなり、ラジエータの冷却効率が低下し、場合によってはエンジンがオーバヒートする恐れがある。
上記問題を解決するため、特許文献1には、テンション操作体を移動することによりラジエータの内側に設けたファンの回転方向を切換え、ラジエータの冷却とエンジンルームのカバーの濾過体に付着した藁屑、塵埃等の除去を行なう構成が提案されている。
特開2001―263063号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示された構成では、伝動ベルトを備えるテンション操作体を回転させることにより、ファンを正転方向と逆転方向への切換えを行なっているために、伝動ベルトの劣化が著しく保守・点検作業の頻度が多いという問題があった。
また、ファンの正転方向時における外気のエンジンルーム内への吸入能力に比べて、ファンの逆転方向時における内気のエンジンルーム外への排気能力が低いため、エンジンルームのカバーに装着された濾過体に付着した藁屑、塵埃等を十分除去することができず、除去できない藁屑、塵埃等により濾過体が目詰まりを起こし、ラジエータの冷却効率が低下し、その結果、エンジンがオーバヒートするという問題があった。
そこで、本発明の主たる課題は、かかる問題点を解消することにある。
上記課題を解決した本発明は次記のとおりである。
請求項1に係る発明は、エンジン(E)と該エンジン(E)の冷却水を冷却するラジエータ(50)の間に、駆動状態と停止状態に切換可能な外気吸入用のラジエータファン(20)と駆動状態と停止状態に切換可能な排気用の排塵ファン(30)を配置し、該ラジエータファン(20)と排塵ファン(30)を同一軸心上に設け、前記排塵ファン(30)の羽根(30A)の翼角を、前記ラジエータファン(20)の羽根(20A)の翼角と反対の角度に設定し、前記ラジエータファン(20)の駆動状態時に、排塵ファン(30)を停止状態に切換え、前記ラジエータファン(20)の停止状態時には、排塵ファン(30)を駆動状態に切換える駆動状態切換手段(45)を設け、前記駆動状態切換手段(45)を、ラジエータファン(20)または排塵ファン(30)のうち、機体内側に配置されるファンの機体内側に隣接して配置し、前記ラジエータファン(20)の回転軸(24)を回転自在に軸支する支持部(25)の外周部に、前記排塵ファン(30)を取付けた筒状回転軸(34)の内周部を回転自在に装着し、前記支持部(25)を支持する連結部(43)を有したブラケット(40)を設け、該連結部(43)の機体内側に、前記エンジン(E)の回転を前記回転軸(24)に伝動する第1プーリ(21)と第2プーリ(23)を配置し、該連結部(43)の機体外側に、前記エンジン(E)の回転を前記筒状回転軸(34)に伝動する第3プーリ(31)と第4プーリ(33)を配置し、前記第1プーリ(21)と第2プーリ(23)に第1ベルト(22)を巻回し、前記第3プーリ(31)と第4プーリ(33)に第2ベルト(32)を巻回し、前記連結部(43)の機体内側面に、前記第1ベルト(22)を緊張または弛緩させる第1テンションローラ(26)を設け、前記連結部(43)の機体外側面に、前記第2ベルト(32)を緊張または弛緩させる第2テンションローラ(36)を設け、前記駆動状態切換手段(45)により該第1テンションローラ(26)と該第2テンションローラ(36)を揺動させることで、前記第1ベルト(22)の緊張時に、前記第2ベルト(32)を弛緩させ、前記第1ベルト(22)の弛緩時には、前記第2ベルト(32)を緊張させる作業車輌の原動部構造である。
請求項2に係る発明は、前記ラジエータファン(20)を、前記排塵ファン(30)よりも機体外側に配置した請求項1記載の作業車輌の原動部構造である。
請求項3に係る発明は、前記ラジエータファン(20)の羽根(20A)の外径を、前記排塵ファン(30)の羽根(30A)の外径よりも大きくした請求項1または2記載の作業車輌の原動部構造である。
請求項4に係る発明は、前記ラジエータファン(20)の軸心方向視において前記駆動状態切換手段(45)を、前記ラジエータファン(20)の羽根(20A)の外周部に配置した請求項1〜3のいずれか1項に記載の作業車輌の原動部構造である。
請求項に係る発明は、前記エンジン(E)の上側に左右方向に延在する上側回転軸(10)を設け、前記第1プーリ(21)を、該上側回転軸(10)の外側部に設け、前記第3プーリ(31)を、前記上側回転軸(10)の第1プーリ(21)よりも外側部に設け、前記第2プーリ(23)を、前記連結部(43)よりも機体内側に延在した回転軸(24)の内側部に設け、前記第4プーリ(33)を、前記連結部(43)よりも機体外側に至る筒状回転軸(34)の内側部に設けた請求項記載の作業車輌の原動部構造である。
請求項に係る発明は、前記駆動状態切換手段(45)を、平面視で前記第4プーリ(33)の後側に配置した請求項記載の作業車輌の原動部構造である。
請求項1記載の発明によれば、ラジエータファン(20)と排塵ファン(30)を同一軸心上に設け、排塵ファン(30)の羽根(30A)の翼角を、ラジエータファン(20)の羽根(20A)の翼角と反対の角度に設定しているので、ラジエータファン(20)と排塵ファン(30)にエンジン(E)の回転を伝動する構成部品が削減でき、保守・点検作業の頻度を少なくすることができる。また、ラジエータファン(20)の吸入能力と排塵ファン(27)の排気能力が高く、エンジン(E)のオーバヒートを抑制することができる。さらに、駆動状態切換手段(45)を、ラジエータファン(20)または排塵ファン(30)のうち、機体内側に配置されるファンの機体内側に隣接して配置しているので、原動部内の空間を有効に活用することができる。
また、ラジエータファン(20)の回転軸(24)を回転自在に軸支する支持部(25)の外周部に、排塵ファン(30)を取付けた筒状回転軸(34)の内周部を回転自在に装着しているので、ラジエータファン(20)の回転軸(24)と排塵ファン(30)を取付けた筒状回転軸(34)をコンパクトに配置でき、エンジン(E)とラジエータ(50)の間の空間を効率的に使用することができる。
さらに、ブラケット(40)の連結部(43)の機体内側に、エンジン(E)の回転を回転軸(24)に伝動する第1プーリ(21)と第2プーリ(23)を配置し、連結部(43)の機体外側に、エンジン(E)の回転を筒状回転軸(34)に伝動する第3プーリ(31)と第4プーリ(33)を配置し、第1プーリ(21)と第2プーリ(23)に第1ベルト(22)を巻回し、第3プーリ(31)と第4プーリ(33)に第2ベルト(32)を巻回し、連結部(43)の機体内側面に、第1ベルト(22)を緊張または弛緩させる第1テンションローラ(26)を設け、連結部(43)の機体外側面に、第2ベルト(32)を緊張または弛緩させる第2テンションローラ(36)を設け、駆動状態切換手段(45)により第1テンションローラ(26)と第2テンションローラ(36)を揺動させることで、第1ベルト(22)の緊張時に、第2ベルト(32)を弛緩させ、第1ベルト(22)の弛緩時には、第2ベルト(32)を緊張させるので、エンジン(E)の回転を回転軸(24)に伝動する構成部品と、エンジン(E)の回転を筒状回転軸(34)に伝動する構成部品の共通化を図ることができ、構成部品の保守・点検作業の負担を軽減することができる。また、連結部(43)の機体内側にエンジン(E)の回転を回転軸(24)に伝動する構成部品をコンパクトに配置し、連結部(43)の機体外側にエンジン(E)の回転を筒状回転軸(34)に伝動する構成部品をコンパクトに配置でき、エンジン(E)とラジエータ(50)の間の空間をより効率的に使用することができる。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、ラジエータファン(20)を排塵ファン(30)よりも機体外側に配置しているので、ラジエータファン(20)の吸入能力をより高めることができる。
請求項3記載の発明によれば、請求項1または2記載の発明の効果に加えて、ラジエータファン(20)の羽根(20A)の外径を排塵ファン(30)の羽根(30A)の外径よりも大きくしているので、ラジエータファン(20)によって吸入された外気をエンジン(E)まで送風することができエンジン(E)を直接冷却することができる。
請求項4記載の発明によれば、請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明の効果に加えて、駆動状態切換手段(45)をラジエータファン(20)の羽根(30A)の外周部に配置しているので、ラジエータファン(20)の外気の吸入時に、駆動状態切換手段(45)が障害になることを防止することができる。
請求項記載の発明によれば、請求項記載の発明の効果に加えて、第1プーリ(21)を上側回転軸(10)の外側部に設け、第3プーリ(31)を上側回転軸(10)の第1プーリ(21)よりも外側部に設け、第2プーリ(23)を連結部(43)よりも機体内側に延在した回転軸(24)の内側部に設け、第4プーリ(33)を連結部(43)よりも機体外側に至る筒状回転軸(34)の内側部に設けているので、エンジン(E)のクランク軸に取付けられているプーリに作用する横引き荷重を低減することができる。
請求項記載の発明によれば、請求項記載の発明の効果に加えて、駆動状態切換手段(45)を、平面視で第4プーリ(33)の後側に配置しているので、第4プーリ(33)の後側の空間を有効活用でき、ブラケット(40)に過度の負荷が加わることも防止することができる。
コンバインの右側面図である。 コンバインの平面図である。 エンジンルーム内の要部背面図である。 エンジンルーム内の要部右側面図である。 エンジンルーム内の要部左側面図である。 図5の要部平面図である。 図5の要部背面図である。 他のコンバインのエンジン、排気浄化装置、排気管の配置説明用の左側面図である。 他のコンバインのエンジン、排気浄化装置、排気管の配置説明用の平面図である。 エアクリーナ収納部の要部右側面図である。 図10の要部正面図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照しつつ詳説する。なお、理解を容易にするために、操縦者から見て、前方を前側、後方を後側、右手側を右側、左手側を左側として便宜的に方向を示して説明しているが、これらにより構成が限定されるものではない。
コンバインは、図1,2に示すように、機体フレーム1の下方には、土壌面を走行するための左右一対のクローラからなる走行装置2が配置され、機体フレーム1の上方左側には、脱穀・選別を行う脱穀装置3が配置され、脱穀装置3の前方には、圃場の穀桿を収穫する刈取装置4が配置されている。脱穀装置3で脱穀・選別された穀粒は、脱穀装置3の右側に配置されたグレンタンク5に貯留され、貯留された穀粒は、排出筒7によって外部に排出される。
機体フレーム1の上方右側には、操作者が搭乗する操作部を備えた操縦席6が配置され、操縦席6の下方には、エンジンルーム8が配置されている。また、エンジンルーム8の右側には、エンジンルーム8の保守・点検用のカバー8Aが装着されており、カバー8Aの上下方向における中間部と下部には、目抜き鉄板等から形成された濾過体8Bが取付けられている。
エンジンルーム8の内側には、図3,4に示すように、エンジンEが配置され、エンジンEの外気を吸入する上流側である右側には、一定の間隔を隔てて、エンジンEによって加熱された冷却水を冷却するラジエータ50が配置されている。
エンジンEとラジエータ50の間には、外気をエンジンルーム8の内側に向かって吸入するラジエータファン20と、エンジンルーム8の内側の内気を外部に向かって排気し、濾過体8Bに付着した藁屑等の粉塵を除去する排塵ファン30が配置されている。なお、排塵ファン30は、ラジエータファン20の左側に配置されている。
また、ラジエータ50の右側には、一定の間隔を隔てて、走行用ミッション等の駆動用オイルを冷却するオイルクーラ51と、エンジンEの燃焼用の混合気を冷却するインタークーラ52が配置されている。なお、オイルクーラ51とインタークーラ52は、ラジエータ50とエンジンルーム8のカバー8Aの間に配置されている。
エンジンEから出力された回転は、プーリ、ベルト等を介して、エンジンルーム8の上部に左右方向に向かって延設された上側回転軸10に伝動される。
上側回転軸10に伝動された回転は、上側回転軸10の右側端部に取付けられた第1プーリ21と、第1プーリ21と第2プーリ23に巻回された第1ベルト22を介して、エンジンルーム8の上下方向の中間部に左右方向に向かって延設された回転軸24の左側端部に取付けられた第2プーリ23に伝動される。
第2プーリ23に伝動された回転は、回転軸24を介して、回転軸24の右側端部に取付けられたラジエータファン20に伝動され、ラジエータファン20を回転させる。
ラジエータファン20の回転時には、カバー8Aの濾過体8Bを介して、外気をエンジンルーム8の内側に吸入して、ラジエータ50等の表面に送風することにより、ラジエータ50の冷却効率を高めることができる。なお、便宜上、ラジエータファン20の回転時を駆動状態といい、ラジエータファン20の回転の停止時を停止状態という。
エンジンEのクランク軸に取付けられたクランクプーリに作用する横引き荷重を抑制するために、第1プーリ21を後述する第3プーリ31よりも上側回転軸10の右側端部の左側に配置するのが好適である。
同様に、上側回転軸10に伝動された回転は、第1プーリ21の右側に並設して取付けられた第3プーリ31と、第1ベルト22と並設して設けられ、第3プーリ31と第4プーリ33に巻回された第2ベルト32を介して、回転軸24を軸支する支持部25の外側に嵌装された筒状回転軸34の左側端部に形成された第4プーリ33に伝動される。なお、本実施形態にあっては、第4プーリ33を筒状回転軸34の左側端部に一体として形成しているが、第4プーリ33と筒状回転軸34を別体に形成することもできる。
第4プーリ33に伝動された回転は、筒状回転軸34を介して、筒状回転軸34の右側端部に取付けられた排塵ファン30に伝動され、排塵ファン30を回転させる。
排塵ファン30の回転時には、カバー8Aの濾過体8Bを介して、内気を外部に排気して、内気を濾過体8Bに送風することにより、濾過体8Bに付着した粉塵を除去することができ、ラジエータファン20による外気の吸入効率を一定に維持することができる。なお、便宜上、排塵ファン30の回転時を駆動状態といい、排塵ファン30の回転の停止時を停止状態という。
(ラジエータファン)
次に、ラジエータファン20について説明する。ラジエータファン20は、図3,4に示すように、羽根20Aと、羽根20Aの基部を支持する中心部20Dから形成され、中心部20Dは、回転軸24の右側端部に取付けられている。
ラジエータファン20の外気の吸入効率を高めるために、本実施形態の羽根20Aは、長羽根20aと、長羽根20aに近接して設けられた短羽根20bが、中心部20Dの円周方向に所定の間隔を隔てて、それぞれ8羽根ずつ設けられている。なお、部品点数を削減する観点から、図5〜7に示すように、短羽根20bを並設せずに長羽根20aだけを中心部20Dの円周方向に所定の間隔を隔てて8羽根設けることもできる。
(排塵ファン)
次に、排塵ファン30について説明する。排塵ファン30は、図3,4に示すように、ラジエータファン20の外気の吸入効率の低下を防止するために、ラジエータファン20の左側に配置されている。
排塵ファン30は、羽根30Aと、羽根30Aの基部を支持する中心部30Dから形成され、中心部30Dは、筒状回転軸34の右側端部に取付けられている。
ラジエータファン20の外気の吸入効率の低下を防止するために、羽根30Aの外径は、ラジエータファン20の羽根20Aの外径よりも小さく形成されている。
また、ラジエータファン20と、排塵ファン30の伝動構成を簡易にし、エンジンルーム8内の空間を有効に活用するために、排塵ファン30の羽根30Aの翼角度は、ラジエータファン20の羽根20Aの翼角度と逆翼角度を持って中心部30Dに立設されている。これにより、排塵ファン30が取付けられた筒状回転軸34に伝動された回転方向と、ラジエータファン20が取付けられた回転軸24に伝動された回転方向が同一回転方向であっても、ラジエータファン20においては、外気を吸入してエンジンルーム8の内側に送風でき、排塵ファン30においては、内気をエンジンルーム8の外側に排気することができる。なお、羽根30Aは、中心部30Dの円周方向に所定の間隔を隔てて8羽根設けられている。
(回転軸等の配置)
次に、回転軸24と筒状回転軸34を、支持部25を介して配置した構成について説明する。回転軸24を軸支する支持部25の左側部の外周部は、図3,6に示すように、背面視において第2プーリ23と第4プーリ33の間に、上下方向に延設されたブラケット40の連結部43に取付けられている。
回転軸24と筒状回転軸34の連結をコンパクトな構成にしてエンジンルーム8内の空間を有効に利用するために、回転軸24は、ベアリングを介して回転自在に支持部25に形成された開口部25Aに取付けられており、筒状回転軸34に形成された溝部34Aは、ベアリングを介して回転自在に支持部25の外周部に取付けられている。
ブラケット40は、図5に示すように、エンジンルーム8内における機体フレーム1から上方に向かって延設した前側フレーム1Aに取付けられる前側脚部41と、後側フレーム1Bに取付けられる後側脚部42と、前側脚部41と後側脚部42を連結して第2プーリ23と第4プーリ33の間に配置される連結部43が一体として形成されている。
前側脚部41は、図6に示すように、前側フレーム1Aに取付けられる基端部からエンジンEに向かって延設する延設部41Aと、延設部41Aの先端部から後方に向かって延出しながらエンジンEに向かって傾斜する傾斜部41Bから形成されている。
同様に、後側脚部42は、後側フレーム1Bに取付けられた基端部からエンジンEに向かって延設する延設部42Aと、延設部42Aの先端部から前方に向かって延出しながらエンジンEに向かって傾斜する傾斜部42Bから形成されている。
また、連結部43の前端部は、傾斜部41Bの後端部に連結されており、連結部43の後端部は、傾斜部42Bの前端部に連結されている。
(ラジエータファン等への伝動の切換え)
次に、エンジンEの回転をラジエータファン20または排塵ファン30に切換えて伝動する構成について説明する。
エンジンEの回転は、上述したように、上側回転軸10、第1プーリ21、第1ベルト22、第2プーリ23、及び回転軸24を介してラジエータファン20に伝動される。
エンジンEの回転をラジエータファン20に伝動してラジエータファン20を回転するには、第1プーリ21と第2プーリ23に巻回された第1ベルト22の上下方向の略中間部に、第1テンションローラ26のローラ26Aを押圧させることにより第1ベルト22の張力を所定以上にすることにより行なう。すなわち、第1ベルト22の張力を所定以上の張力にすることにより、第1ベルト22と第1プーリ21の間、及び第1ベルト22と第2プーリ23の間での滑りを防止し、第1プーリ21に伝動されたエンジンEの回転を、第1ベルト22を介して第2プーリ23に伝動する。
第2プーリ23に伝動された回転は、回転軸24を介してラジエータファン20に伝動され、ラジエータファン20を回転させる。なお、ラジエータファン20が回転中には、排塵ファン30の回転は停止し、ラジエータファン20によりエンジンルーム8内に外気が吸入され、ラジエータ50、オイルクーラ51、及びインタークーラ52の冷却が行なわれる。
一方、エンジンEの回転のラジエータファン20への伝動を遮断してラジエータファン20の回転を停止するには、第1ベルト22の上下方向の略中間部と第1テンションローラ26のローラ26Aを離間させることにより第1ベルト22の張力を所定未満にすることにより行なう。すなわち、第1ベルト22の張力を所定未満の張力にすることにより、第1ベルト22と第1プーリ21の間、及び第1ベルト22と第2プーリ23の間での滑りが発生し、第1プーリ21に伝動されたエンジンEの回転を、第1ベルト22を介して第2プーリ23に伝動することができなくなり、第1プーリ21と第2プーリ23の間における伝動が遮断される。
エンジンEの回転が第2プーリ23に伝動にされないことから、回転軸24の回転が停止してラジエータファン20の回転も停止する。なお、ラジエータファン20の停止中には、排塵ファン30が回転し、エンジンルーム8内の内気をカバー8Aの濾過体8Bを介して外部への排気が行なわれる。
エンジンEの回転は、上側回転軸10、第3プーリ31、第2ベルト32、第4プーリ33、及び筒状回転軸34を介して排塵ファン30に伝動される。
エンジンEの回転を排塵ファン30に伝動して排塵ファン30を回転するには、第3プーリ31と第4プーリ33に巻回された第2ベルト32の上下方向の略中間部に、第2テンションローラ36のローラ36Aを押圧させることにより第2ベルト32の張力を所定以上にすることにより行なう。すなわち、第2ベルト32の張力を所定以上の張力にすることにより、第2ベルト32と第3プーリ31の間、及び第2ベルト32と第4プーリ33の間での滑りを防止し、第3プーリ31に伝動されたエンジンEの回転を、第2ベルト32を介して第4プーリ33に伝動する。
第4プーリ33に伝動された回転は、筒状回転軸34を介して排塵ファン30に伝動され、排塵ファン30を回転させる。なお、排塵ファン30の回転中には、ラジエータファン20の回転は停止し、排塵ファン30によりエンジンルーム8内の内気をカバー8Aの濾過体8Bを介して外部に排気し、濾過体8Bに付着した粉塵等の除去が行なわれる。
一方、エンジンEの回転の排塵ファン30への伝動を遮断して排塵ファン30の回転を停止するには、第3ベルト32の上下方向の略中間部と第2テンションローラ36のローラ36Aを離間させることにより第2ベルト32の張力を所定未満にすることにより行なう。すなわち、第2ベルト32の張力を所定未満の張力にすることにより、第2ベルト32と第3プーリ31の間、及び第2ベルト32と第4プーリ33の間での滑りが発生し、第3プーリ31に伝動されたエンジンEの回転を、第2ベルト32を介して第4プーリ33に伝動することができなくなり、第3プーリ31と第4プーリ33の間における伝動が遮断される。
エンジンEの回転が第4プーリ33に伝動にされないことから筒状回転軸34の回転が停止して排塵ファン30の回転も停止する。なお、排塵ファン30の停止中には、ラジエータファン20が回転し、エンジンルーム8内への外気の吸入が行なわれる。
第1テンションローラ26と第2テンションローラ36の移動を、それぞれ別のモータによって駆動させることも可能であるが、エンジンルーム8内の空間を有効活用するために、本実施形態にあっては、図5〜7に示すように、ブラケット40の後側脚部42の左面に設けられたステー46の右面に取付けられた、操縦席6から遠隔操作される1個のモータからなる駆動状態切換手段45によって駆動させている。なお、駆動状態切換手段45は、ラジエータファン20の外気の吸入効率の低下を防止するために、ラジエータファン20の羽根20Aの外周部よりも外側に配置するのが好適であり、また、原動部内の空間を有効に活用し、ブラケット40に過度の負荷が加わるのを防止するために、排塵ファン30の内側に隣接し、第4プーリ33の後側に配置するのが好適である。
ステー46の左面の前側部に立設された支軸46Aには、後述する第1,2接続片27,37の後側部を連結する連結アーム47が回転自在に支持されている。連結アーム47は、支軸46Aに装着される中心部47Cと、中心部47Cから前方下側に向かって延出する下側延出部47Aと、中心部47Cから前方上側に向かって延出する上側延出部47Bと、中心部47Cから後方に向かって延出し、駆動状態切換手段45の出力軸45Aの先端部に支持されたギヤ45Bと係合するギヤが形成されたギヤ部47Dを備えて形成されている。
下側延出部47Aの下端部の左面には、第1接続片27の後側接続片27Bを挿通する開孔部48Aが形成された第1支持部48が取付けられ、上側延出部47Bの上端部の右面には、第2接続片37の後側接続片37Bを挿通する開孔部49Aが形成された第2支持部49が取付けられている。なお、連結アーム47の回動時に、第1,2接続片27,37から第1,2支持部48,49に作用する反力を低減して第1,2支持部48,49等の耐久性を向上させるために、第1支持部48をベアリング48Bを介して下側延出部47Aの下端部に取付け、第2支持部49をベアリング49Bを介して上側延出部47Bの上端部に取付けるのが好適である。
第1テンションローラ26と第2テンションローラ36の取付け部品を削減し、第1テンションローラ26と第2テンションローラ36の組立て作業を容易にするために、第1テンションローラ26のローラ支持部26Bの基部をブラケット40の連結部43の左面の前側下部に回転自在に取付け、第2テンションローラ36のローラ支持部36Bの基部をブラケット40の連結部43の右面の前側下部に回転自在に取付けている。
また、第1テンションローラ26のローラ支持部26Bの上下方向の中間部は、ブラケット40の連結部43の左面に配置された第1接続片27により連結アーム47の下側延出部47Aの左面に取付けられた第1支持部48に連結され、第2テンションローラ36のローラ支持部36Bの上下方向の中間部は、ブラケット40の連結部43の右面に配置された第2接続片37により連結アーム47の上側延出部47Bの右面に取付けられた第2支持部49に連結されている。
第1接続片27は、板状の前側接続片27Aと、棒状の後側接続片27Bから形成されている。前側接続片27Aの前端部は、第1テンションローラ26のローラ支持部26Bの左面に回転自在に支持され、後側接続片27Bの中間部は、連結アーム47の第1支持部48に挿通され、前側接続片27Aの後端部の右面と後側接続片27Bの前端部の左面は固着されている。
また、第2接続片37は、板状の前側接続片37Aと、棒状の後側接続片37Bから形成されている。前側接続片37Aの前端部は、第2テンションローラ36のローラ支持部36Bの右面に回転自在に支持され、後側接続片37Bの中間部は、連結アーム47の第2支持部49に挿通され、前側接続片37Aの後端部の左面と後側接続片37Bの前端部の右面は固着されている。
第1テンションローラ26の移動に伴う衝撃を緩和するために、第1支持部48に挿通された後側接続片27Bの第1支持部48よりも前側と後側にスプリング(図示省略)を嵌装するのが好適である。また、部品点数を削減するために、第1支持部48よりも前側に嵌装された前側スプリングの両端部は、前側接続片27Aの後端部と第1支持部48の前側部で挟持し、第1支持部48よりも後側に嵌装された後側スプリングの両端部は、第1支持部48の後側部と後側接続片27Bの後部に嵌装されたボルト等の固定手段の前側部で挟持するのが好適である。すなわち、前側スプリングは、後側接続片27Bに対して第1テンションローラ26を、後方へ引きつける付勢力を付与し、後側スプリングは、後側接続片27Bに対して第1テンションローラ26を、前方へ押し出す付勢力を付与する。
同様に、第2テンションローラ36の移動に伴う衝撃を緩和するために、第2支持部49に挿通された後側接続片37Bの第2支持部49よりも前側と後側にスプリング(図示省略)を嵌装するのが好適である。また、第2支持部49よりも前側に嵌装されたスプリングの両端部は、前側接続片37Aの後端部と第2支持部49の前側部で挟持し、第2支持部49よりも後側に嵌装されたスプリングの両端部は、第2支持部49の後側部と後側接続片37Bの後部に嵌装されたボルト等の固定手段の前側部で挟持するのが好適である。
エンジンルーム8内の空間を有効活用するために、背面視において、第1テンションローラ26のローラ支持部26Bは、第1ベルト22と第2プーリ23よりも左側であって、第1ベルト22に近接して配置し、第2テンションローラ36のローラ支持部36Bは、第2ベルト32と第4プーリ33よりも右側で、且つ、排塵ファン30よりも左側であって、第2ベルト32に近接して配置するのが好適である。
また、第1テンションローラ26と第2テンションローラ36の移動を容易に行なうために、図4に示すように、第1テンションローラ26のローラ支持部26Bの基部には、駆動状態切換手段45と反対方向の前側にリターンスプリング29を取付け、第2テンションローラ36のローラ支持部36Bの基部には、駆動状態切換手段45と反対方向のリターンスプリング39を取付けるのが好適である。なお、リターンスプリング29の前端部は、ブラケット40の前側脚部41の左面に取付けられ、リターンスプリング39の前端部は、ブラケット40の前側脚部41の右面に取付けられている。
第1テンションローラ26がローラ支持部26Bの基部を中心として反時計方向に回転し、ローラ26Aが、第1ベルト22の押圧状態から離間状態に移動した場合における慣性力によるラジエータファン20の回転を停止させると共に、第1ベルト22に生じる異常変形に伴う耐久性の劣化を防止するために、ローラ支持部26Bの基部の第2プーリ23の外周部に対向する部位には、第1ストッパ28が設けられている。
側面視において、第1ストッパ28は、略ヘ字形状に形成されており、第1テンションローラ26がローラ支持部26Bの基部を中心として反時計方向に回転した場合に、第1ストッパ28の後部が、第2プーリ23に巻回された第1ベルト22に押圧して、慣性力によるラジエータファン20の回転を停止させる。
同様に、第2テンションローラ36がローラ支持部36Bの基部を中心として反時計方向に回転し、ローラ36Aが、第2ベルト32の押圧状態から離間状態に移動した場合における慣性力による排塵ファン30の回転を停止させると共に、第2ベルト32に生じる異常変形に伴う耐久性の劣化を防止するために、ローラ支持部36Bの基部の第4プーリ33の外周部に対向する部位には、第2ストッパ38が設けられている。
側面視において、第2ストッパ38は、略ヘ字形状に形成されており、第2テンションローラ36がローラ支持部36Bの基部を中心として反時計方向に回転した場合に、第2ストッパ38の後部が、第4プーリ33に巻回された第2ベルト32に押圧して、慣性力による排塵ファン30の回転を停止させる。
排塵ファン30が回転し、ラジエータファン20が停止した状態を、図5に示している。すなわち、ステー46の支軸46Aを中心として連結アーム47を時計方向に回動して、下側延出部47Aの下端部を前側に移動させ、上側延出部47Bの上端部を後側に移動させている。
下側延出部47Aの下端部を前側に移動させることにより、第1接続片27を介して第1テンションローラ26をローラ支持部26Bの基部を中心として反時計方向に移動させ、第1ベルト22からローラ26Aを離間させている。一方、上側延出部47Bの上端部を後側に移動させることにより、第2接続片37を介して第2テンションローラ36をローラ支持部36Bの基部を中心として時計方向に移動させ、第2ベルト32にローラ36Aを押圧している。
(カバーシートの燃焼防止装置)
次に、刈取作業等を終了したコンバインを覆うカバーシートの燃焼防止装置について説明する。
他のコンバインは、図8,9に示すように、脱穀装置3と、グレンタンク5の間に形成された空間には、エンジンEから排出される排気ガス中の不純物を除去する排気浄化装置60が配置されている。排気浄化装置60は、流入口側の酸化触媒60Aと、流出口側のパティキュレートフィルタ60Bが内設されており、エンジンEから排出される排気ガス中の未燃燃料は、酸化触媒60Aによって酸化され、排気ガス中の粒状化物質は、パティキュレートフィルタ60Bの濾過作用によって除去される。
エンジンEの排気マニホールドと排気浄化装置60の流入口は、接続管61により連通されている。エンジンEの振動の伝播を低減するために、接続管61は、鋼管と可撓性を有するフレキシブルチューブから形成するのが好適である。
排気浄化装置60の流出口には、不純物等が除去された排気ガスを外部に排出する排気管62が連通されている。エンジンE、排気浄化装置60によって加熱された高温の排気ガスを外部に排出するために、排気管62は、脱穀装置3からグレンタンク5に穀粒を揚穀する揚穀装置63の前側に沿って延在し、排気管62の上端部は、側面視においてプレクリーナ32とほぼ同一高さに位置する。
刈取作業等の終了直後においては、排気管62の上端部は、排気管62内を通る高温の排気ガスによって加熱され高温となる。この状態において、カバーシートでコンバインを覆った場合には、排気管62の上端部と接触するカバーシートが燃焼する恐れがある。
そこで、図8に示すように、排気管62の上端部と、排気管62と電気的に導通している揚穀装置63の基部の温度差が所定の温度以上になった場合に、所定の電圧を生じるゼーベック効果を有する燃焼防止装置64を設けられている。また、排気管62の上端部の温度が高く、燃焼防止装置64に所定の電圧が発生した場合には、操縦者にカバーシートでコンバインを覆う作業を中断させるために、操縦席6のフロントパネル、サイドパネルや、排気管62の近傍に設けられた警告ランプ72が点灯する。なお、警告ランプ72は、始動キーの解除操作に後に、点灯させ、操縦者への注意をより喚起するために点滅させるのがより好適である。
(基板の配置)
次に、電装部品を実装した基板66の配置方法について説明する。
エンジンルーム8の上側には、空気中の不純物を除去するエアクリーナ65が配置されている。エンジンEの吸気タービンと、エアクリーナ65の排気口は、接続管69で連通されている。また、エアクリーナ65の吸気口には、接続管70を介して空気を濾過しながら吸気するプレクリーナ71が連通されている。
エアクリーナ65は、図10,11に示すように、電装部品を実装した基板66と共に、収納部67に配置されている。収納部67内の空間を有効活用するために、収納部67は、左右方向に延在する仕切り版68によってエアクリーナ65を搭載する後側収納部67Aと、基板66を搭載する前側収納部67Bに区画されている。なお、基板66の保守・点検作業を容易にするために、電装部品は、ハーネスによって基板66に取付けられている。
本発明は、農業用作業車輌に適用できるものである。
10 上側回転軸
20 ラジエータファン
20A 羽根
21 第1プーリ
22 第1ベルト
23 第2プーリ
24 回転軸
25 支持部
26 第1テンションローラ
30 排塵ファン
30A 羽根
31 第3プーリ
32 第2ベルト
33 第4プーリ
34 筒状回転軸
36 第2テンションローラ
40 ブラケット
43 連結部
45 駆動状態切換手段
50 ラジエータ
E エンジン

Claims (6)

  1. エンジン(E)と該エンジン(E)の冷却水を冷却するラジエータ(50)の間に、駆動状態と停止状態に切換可能な外気吸入用のラジエータファン(20)と駆動状態と停止状態に切換可能な排気用の排塵ファン(30)を配置し、
    該ラジエータファン(20)と排塵ファン(30)を同一軸心上に設け、
    前記排塵ファン(30)の羽根(30A)の翼角を、前記ラジエータファン(20)の羽根(20A)の翼角と反対の角度に設定し、
    前記ラジエータファン(20)の駆動状態時に、排塵ファン(30)を停止状態に切換え、前記ラジエータファン(20)の停止状態時には、排塵ファン(30)を駆動状態に切換える駆動状態切換手段(45)を設け、
    前記駆動状態切換手段(45)を、ラジエータファン(20)または排塵ファン(30)のうち、機体内側に配置されるファンの機体内側に隣接して配置し
    前記ラジエータファン(20)の回転軸(24)を回転自在に軸支する支持部(25)の外周部に、前記排塵ファン(30)を取付けた筒状回転軸(34)の内周部を回転自在に装着し、
    前記支持部(25)を支持する連結部(43)を有したブラケット(40)を設け、
    該連結部(43)の機体内側に、前記エンジン(E)の回転を前記回転軸(24)に伝動する第1プーリ(21)と第2プーリ(23)を配置し、該連結部(43)の機体外側に、前記エンジン(E)の回転を前記筒状回転軸(34)に伝動する第3プーリ(31)と第4プーリ(33)を配置し、
    前記第1プーリ(21)と第2プーリ(23)に第1ベルト(22)を巻回し、前記第3プーリ(31)と第4プーリ(33)に第2ベルト(32)を巻回し、
    前記連結部(43)の機体内側面に、前記第1ベルト(22)を緊張または弛緩させる第1テンションローラ(26)を設け、前記連結部(43)の機体外側面に、前記第2ベルト(32)を緊張または弛緩させる第2テンションローラ(36)を設け、
    前記駆動状態切換手段(45)により該第1テンションローラ(26)と該第2テンションローラ(36)を揺動させることで、前記第1ベルト(22)の緊張時に、前記第2ベルト(32)を弛緩させ、前記第1ベルト(22)の弛緩時には、前記第2ベルト(32)を緊張させる作業車輌の原動部構造。
  2. 前記ラジエータファン(20)を、前記排塵ファン(30)よりも機体外側に配置した請求項1記載の作業車輌の原動部構造。
  3. 前記ラジエータファン(20)の羽根(20A)の外径を、前記排塵ファン(30)の羽根(30A)の外径よりも大きくした請求項1または2記載の作業車輌の原動部構造。
  4. 前記ラジエータファン(20)の軸心方向視において前記駆動状態切換手段(45)を、前記ラジエータファン(20)の羽根(20A)の外周部に配置した請求項1〜3のいずれか1項に記載の作業車輌の原動部構造。
  5. 前記エンジン(E)の上側に左右方向に延在する上側回転軸(10)を設け、
    前記第1プーリ(21)を、該上側回転軸(10)の外側部に設け、
    前記第3プーリ(31)を、前記上側回転軸(10)の第1プーリ(21)よりも外側部に設け、
    前記第2プーリ(23)を、前記連結部(43)よりも機体内側に延在した回転軸(24)の内側部に設け、
    前記第4プーリ(33)を、前記連結部(43)よりも機体外側に至る筒状回転軸(34)の内側部に設けた請求項記載の作業車輌の原動部構造。
  6. 前記駆動状態切換手段(45)を、平面視で前記第4プーリ(33)の後側に配置した請求項記載の作業車輌の原動部構造。
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