JP5817563B2 - 作業車輌及びこの作業車輌としてのコンバイン - Google Patents
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Description
請求項1記載の発明は、エンジン(E)と、該エンジン(E)の外側に配置された冷却器(9)と、該冷却器(9)の外側に配置された濾過体(12A,12B,12C)と、冷却器(9)とエンジン(E)の間に配置されたファン(13)と、前記エンジン(E)からの駆動力を無段階に変速してファン(13)に伝達する油圧式無段変速装置(16)とを備え、前記油圧式無段変速装置(16)を変速作動して前記ファン(13)を正回転させ、濾過体(12A,12B,12C)の外側から内側へ外気を吸入する冷却状態と、油圧式無段変速装置(16)を変速作動してファン(13)を逆回転させ、濾過体(12A,12B,12C)の内側から外側へ送風する除塵状態に切換可能に構成し、機体の走行速度を検出する走行速度センサ(61)と、該走行速度センサ(61)で検出された走行速度から走行距離を算出する走行距離算出手段(67)と、前記エンジン(E)から作業部への駆動力の伝動状態と非伝動状態を判定する作業部駆動状態判定手段(62)と、前記油圧式無段変速装置(16)を変速作動させる変速アクチュエータ(66)を有し、前記走行速度センサ(61)が機体の走行停止状態を検出している状態では、所定時間毎に冷却状態と除塵状態とに切換わるように変速アクチュエータ(66)を作動させ、走行速度センサ(61)が所定速度以上の走行速度を検出し、かつ、前記作業部駆動状態判定手段(62)が作業部への伝動状態を検出している状態では、前記走行距離算出手段(67)により算出される走行距離が所定距離となる毎に冷却状態と除塵状態とに切換えるべく変速アクチュエータ(66)を作動させる制御装置(60)を備えた作業車輌である。
(原動部)
エンジンルーム8には、機体フレーム1に弾性マウントを介して支持されたエンジンEを備えている。エンジンEと、このエンジンEの外側(右側)に配置された前記防塵カバー11の間には、冷却器9を配置し、この冷却器9とエンジンEの間には、ファン13を配置している。
(ファン)
前記ファン13には、エンジンEから出力された駆動力が、ファン用無段変速装置(油圧式無段変速装置)16を介して伝達され、ファン用無段変速装置16の出力回転速度を変速することで、正転から逆転に亘って無段階に変速することができる。
(ファン用無段変速装置)
ファン用無段変速装置16は、エンジンルーム8内における、エンジン8に対して冷却器9とは反対の側に配置されている。
また、前側フレーム20Fと機体フレーム1に跨って取付けられているため、ファン用無段変速装置16の支持剛性を高め、ファン用無段変速装置16の振動による騒音を低減できる。加えて、前側フレーム20Fと機体フレーム1が連結されることで、これらのフレームの剛性を高めることができる。
(ファンの伝動機構)
ファン用無段変速装置16には、その入力軸21の入力プーリ21aに、エンジンEの出力軸であるクランク軸21のクランクプーリ21aからベルト23を介して直接駆動力が入力される。
(DPFユニット)
機体フレーム1上のエンジンEの後方であって、前記脱穀装置3とグレンタンク5の間の部位には、DPFユニット50が配置されている。このDPFユニット50は、ディーゼル内燃機関であるエンジンEの排気ガス中に含まれる粒子状物質を捕集し、排気ガスを浄化するための装置である。
この捕集フィルタ部に堆積した粒子状物質を気体化させて排出するために、所定量以上の粒子状物質が堆積したことが検出されると、DPFユニット50の再生処理が行われる。
(原動部の第2実施形態)
次に、図7から図11に基づき、原動部の第2実施形態について説明する。なお、重複する説明は省略し、同一の部材には同一の符号を付す。
そして、油圧モータ36はエンジンルーム8の後側であって、エンジンEよりも外側の部位に配置されている。
(油圧ポンプ)
油圧ポンプ26には、エンジンEのクランクプーリ21aと、油圧ポンプ26のポンプ入力軸26bに備えるポンプ入力プーリ26aに巻き掛けられたベルト27によって駆動力が入力される。
この遠心ファン28は、前記DPFユニット50のセンサ部50aを冷却するためのものであり、ポンプ入力軸26bが回転駆動されることで油圧ポンプ26側の側面から吸気した空気を、後方に向けて開口した送風口28aよりセンサ部50aに送風する。
(油圧モータ)
油圧モータ36は、油圧ポンプ26から油圧配管30によって圧送された作動油によって駆動される。そして、油圧ポンプ36のモータ出力軸36bから出力される駆動力は、その端部に設けられたモータ出力プーリ36aから、ベルト37によりファン13のファンプーリ13aに伝達される。
なお、油圧モータ36をエンジンルーム8内に配置するために、エンジンルーム8の後面を形成する後側カバー41は、その上部が機体後方に膨出した膨出部を有し、この膨出部には、エンジンEの前記加給器の一部が入り込んでいる。
(ファン駆動部)
油圧モータ36のモータ出力プーリ36aとファン13のファンプーリ13aの間のベルト37は、テンショナー39によって一定の張力で保持される。
(ファンスライド機構)
本実施形態においては、ファン13及び油圧モータ36等を有するスライドユニットUは、エンジンルーム8の後側にスライドさせて引き出すことが可能である。
(ファンの回転制御)
ファン13は上述した通り、ファン用無段変速装置16によって正転から逆転に亘って無段階に変速可能に構成されている。
なお、閾値となる所定の湿度を超える値が検出された場合に冷却状態の継続時間を短くしてもよいが、湿度センサ64で検出される湿度に応じて、連続的に冷却状態の継続時間を変更することが更に好適である。
12A 濾過体
12B 濾過体
12C 濾過体
13 ファン
16 ファン用無段変速装置(油圧式無段変速装置)
60 制御装置
61 走行速度センサ
64 湿度センサ
65 穀稈センサ
65c 側部穀稈センサ
66 HST変速モータ(変速アクチュエータ)
67 走行距離算出手段
E エンジン
Claims (5)
- エンジン(E)と、
該エンジン(E)の外側に配置された冷却器(9)と、
該冷却器(9)の外側に配置された濾過体(12A,12B,12C)と、
冷却器(9)とエンジン(E)の間に配置されたファン(13)と、
前記エンジン(E)からの駆動力を無段階に変速してファン(13)に伝達する油圧式無段変速装置(16)とを備え、
前記油圧式無段変速装置(16)を変速作動して前記ファン(13)を正回転させ、濾過体(12A,12B,12C)の外側から内側へ外気を吸入する冷却状態と、
油圧式無段変速装置(16)を変速作動してファン(13)を逆回転させ、濾過体(12A,12B,12C)の内側から外側へ送風する除塵状態に切換可能に構成し、
機体の走行速度を検出する走行速度センサ(61)と、
該走行速度センサ(61)で検出された走行速度から走行距離を算出する走行距離算出手段(67)と、
前記エンジン(E)から作業部への駆動力の伝動状態と非伝動状態を判定する作業部駆動状態判定手段(62)と、
前記油圧式無段変速装置(16)を変速作動させる変速アクチュエータ(66)を有し、
前記走行速度センサ(61)が機体の走行停止状態を検出している状態では、所定時間毎に冷却状態と除塵状態とに切換わるように変速アクチュエータ(66)を作動させ、
走行速度センサ(61)が所定速度以上の走行速度を検出し、かつ、前記作業部駆動状態判定手段(62)が作業部への伝動状態を検出している状態では、前記走行距離算出手段(67)により算出される走行距離が所定距離となる毎に冷却状態と除塵状態とに切換えるべく変速アクチュエータ(66)を作動させる制御装置(60)を備えた
作業車輌。 - 刈取装置(4)に導入された穀稈を検出する穀稈センサ(65)を備え、
走行速度センサ(61)が所定速度以上の走行速度を検出し、かつ、前記作業部駆動状態判定手段(62)が作業部への伝動状態を検出し、更に穀稈センサ(65)が穀稈の導入を検出している状態では、前記走行距離算出手段(67)により算出される走行距離が所定距離となる毎に冷却状態と除塵状態とに切換えるべく変速アクチュエータ(66)を作動させる構成とした
請求項1に記載の作業車輌としてのコンバイン。 - 空気中の湿度を検出する湿度センサ(64)を備え、該湿度センサ(64)で検出される湿度が低いほど、前記冷却状態が継続する時間を短縮するか、又は冷却状態が継続する走行距離を短縮する構成とした請求項1記載の作業車輌又は請求項2記載の作業車輌としてのコンバイン。
- 前記作業部としての脱穀装置(3)と、
機体前側の刈取装置(4)に導入された穀稈を検出する穀稈センサ(65)を備え、
該穀稈センサ(65)によって穀稈が検出されているときには、穀稈が検出されていないときよりも冷却状態が継続する時間を短縮するか、又は冷却状態が継続する走行距離を短縮する構成とした
請求項1又は請求項2又は請求項3記載の作業車輌としてのコンバイン。 - 前記穀稈センサ(65)を刈取装置(4)に複数備え、該穀稈センサ(65)のうちの、前記濾過体(12A,12B,12C)が配置された側の端部に位置する側部穀稈センサ(65c)が穀稈を検出したときに、該側部穀稈センサ(65c)が穀稈を検出しないときよりも前記冷却状態が継続する時間を短縮するか、又は冷却状態が継続する走行距離を短縮する構成とした
請求項4記載の作業車輌としてのコンバイン。
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