JP2020195302A - 作業機 - Google Patents

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Abstract

【課題】ラジエータのメンテナンス作業を行う場合における作業性の向上を図ることが要望されていた。【解決手段】エンジンルーム20においてエンジン16の横外側に設けられたエンジン冷却用のラジエータ17と、ラジエータ17の横内側に設けられ、防塵ケース22を通して外気を引き込んでラジエータ17を冷却する冷却ファン18と、ラジエータ17から冷却ファン18へ外気を導くファンシュラウド19とが備えられ、ラジエータ17が、冷却面17Aに沿って後方に向けてスライド移動可能に支持フレーム26に支持され、エンジンルーム20の後部に、ラジエータ17を後方に抜き外し可能な開口55が形成されている。【選択図】図3

Description

本発明は、エンジンが搭載されている作業機に関する。
上記作業機の一例であるコンバインにおいて、従来では、エンジン冷却用のラジエータが、その外周を囲うように四方枠状に形成された支持フレームにより支持されていた。支持フレームは機体フレームに対してボルト連結等により固定されている。そして、ラジエータの機体外側を塞ぐ防塵ケースが、エンジンボンネットと一体的に揺動可能に支持され、それらが外方に揺動されると、ラジエータが外方に臨むように開放された状態となるように構成されたものがあった(例えば、特許文献1参照)。
特開2017−200469号公報
この種の作業車では、ラジエータの機体内側に付着した塵埃を除去するために、ラジエータを取り外す場合がある。そして、上記従来構成では、このようなラジエータの取り外し作業を行う場合には、防塵ケースを開放させたのち、ラジエータの外周を囲っている支持フレームと機体フレームとの連結を解除して、大型の部材である支持フレームとラジエータとを一体的に外方側に取り外す必要があり、煩わしい作業となっていた。
そこで、ラジエータのメンテナンス作業を行う場合における作業性の向上を図ることが要望されていた。
本発明に係る作業機の特徴構成は、エンジンを覆ってエンジンルームを形成するとともに、運転座席を下側から支持し、かつ、横外方に向けて開放されたエンジンボンネットと、前記エンジンルームにおいて前記エンジンの横外側に設けられたエンジン冷却用のラジエータと、前記ラジエータの横外側に設けられ、通気を許容し且つ塵埃の通過を阻止する状態で、前記ラジエータの横外側を塞ぐ防塵ケースと、前記ラジエータの横内側に設けられ、前記防塵ケースを通して外気を引き込んで前記ラジエータを冷却する冷却ファンと、前記冷却ファンと前記ラジエータとの間の吸気用空間の外周を囲う状態で前記冷却ファンと前記ラジエータとに亘るように設けられ、前記ラジエータから前記冷却ファンへ外気を導くファンシュラウドと、前記防塵ケースの横内側に形成された開口部と前記ラジエータとに亘るように設けられ、前記ラジエータを支持する支持フレームとが備えられ、前記ラジエータが、冷却面に沿って後方に向けてスライド移動可能に前記支持フレームに支持され、前記エンジンルームの後部に、前記ラジエータを後方に抜き外し可能な開口が形成されている点にある。
本発明によれば、ラジエータの取り外し作業を行う場合には、エンジンルームの後部に形成された開口を通して、ラジエータを支持フレームに対して後方に向けてスライド移動させて、開口を通してエンジンルルームの外側へ抜き外すことができる。
支持フレームは取り外す必要がなく、ラジエータだけを取り外すことで対応できるので、支持フレームとラジエータとを共に外方側に取り外す等、煩わしい作業は不要である。その結果、ラジエータのメンテナンス作業を行う場合における作業性の向上を図ることが可能となった。
本発明においては、前記ファンシュラウドは、周方向において、複数の分割体に分割可能に構成されていると好適である。
本構成によれば、ラジエータの取り外し作業に伴って、ファンシュラウドを取り外すときは、分割された分割体毎に取り外すことができる。その結果、ファンシュラウド全体が一体的に形成される場合に比べて、ファンシュラウドの取り外し作業が容易に行えるものとなり、メンテナンス作業の作業性が一層向上する。
本発明においては、前記ファンシュラウドは、前記複数の分割体のうちの一部の分割体が前記ラジエータに支持され、前記複数の分割体のうちの他の分割体が前記ラジエータと分離していると好適である。
本構成によれば、ファンシュラウドをラジエータに対して着脱させる場合、一部の分割体だけをラジエータに着脱させることで対応でき、他の分割体をラジエータに着脱させる作業は不要であり、能率よく作業を行える。
本発明においては、前記一部の分割体は、前記ラジエータに着脱可能に支持され、かつ、前記ラジエータの抜き外し方向に沿って後方に抜き外し可能であると好適である。
本構成によれば、ファンシュラウドを取り外すとき、ファンシュラウドを、一部の分割体と他の分割体とに分割すると、一部の分割体をラジエータに支持させた状態でそれらを一体的に抜き外すことが可能であり、能率よく作業を行える。
本発明においては、前記ファンシュラウドのうち、前記吸気用空間の上側を覆う上側部分、前記吸気用空間の下側を覆う下側部分、及び、前記吸気用空間の前記抜き外し方向の手前側を覆う手前側部分が、抜き外し可能であると好適である。
本構成によれば、上側部分、下側部分、及び、手前側部分は、抜き外し方向に沿って後方に抜き外しても、冷却ファンと干渉するおそれはない。従って、冷却ファンと干渉しない状態でファンシュラウドを抜き外すことができる。
本発明においては、前記上側部分、前記下側部分、及び、前記手前側部分が一体形成されていると好適である。
本構成によれば、上側部分、下側部分、及び、手前側部分を一体的に抜き外すことができるので、それらを各別に抜き外す場合に比べて能率よく作業を行える。
本発明においては、前記ファンシュラウドのうち、前記吸気用空間の前記冷却ファン側の側面を覆う縦壁部分が、前記抜き外し方向の手前側に位置する手前側縦壁部分と、前記抜き外し方向の奥側に位置する奥側縦壁部分とに分割され、前記手前側縦壁部分は、前記上側部分、前記下側部分、及び、前記手前側部分と一体的に後方に抜き外し可能であり、前記奥側縦壁部分は、前記吸気用空間の前記抜き外し方向の奥側を覆う奥側部分と一体的に設けられていると好適である。
本構成によれば、ファンシュラウドを取り外す場合には、一体的に設けられた奥側縦壁部分と奥側部分とが分離された状態で、上側部分、下側部分、手前側部分、及び、手前側縦壁部分を、一体的に抜き外すことができ、能率よく作業を行える。
本発明においては、前記縦壁部分に、前記冷却ファンによる吸気が行われる吸気用開口が形成され、前記吸気用開口の外周部に、前記冷却ファン側に突出する周壁部が形成され、前記冷却ファンが、前記周壁部に入り込む状態で備えられ、前記周壁部のうちの前記手前側縦壁部分と前記奥側縦壁部分との境界が、連結解除可能に連結され、前記上側部分、前記下側部分、及び、前記手前側部分が前記ラジエータに支持されていると好適である。
本構成によれば、吸気用開口の外周部が周壁部により覆われているので、冷却ファンによる吸気が効率よく行われる。冷却ファン側に突出する周壁部を利用して、周壁部の境界にて連結する構成とすることで、壁面の端面同士を突き合わせる構造に比べて、連結及び連結解除操作が行い易い構成にすることができる。また、ファンシュラウドにおける上側部分、下側部分、及び、手前側部分が、ラジエータに支持されることで、周壁部の境界での連結を解除すれば、ラジエータと共に抜き外すことができる。
本発明においては、前記支持フレームは、前記ラジエータの外周に沿う四方枠状に形成され、かつ、下部の枠状部に上下に貫通する開口が形成され、前記開口を開閉可能な蓋体が備えられていると好適である。
本構成によれば、ラジエータの冷却風入口部分に付着した塵埃が、冷却ファンの冷却作動終了後に落下して下部の枠状部に堆積することがある。蓋体を開放することで、開口を通して堆積した塵埃を下方に排出させることができる。冷却ファンの作動中には、蓋体により開口を塞ぐことで、冷却風を適正に防塵ケースを通して通流させることができる。
コンバインの全体側面図である。 コンバインの全体平面図である。 エンジンルームの内部構造を示す背面図である。 エンジンルームの内部構造を示す正面図である。 エンジンルームの内部構造を示す平面図である。 ラジエータの支持構造を示す背面断面図である。 ラジエータの支持構造を示す分解斜視図である。 蓋体の取り付け状態を示す断面図である。 ファンシュラウドの分離構造を示す斜視図である。 供給パイプの支持構成を示す図である。
以下、本発明に係る作業機の実施形態を、作業機の一例としての普通型コンバインに適用した場合について図面に基づいて説明する。
この実施形態で、図1,2に符号(F)で示す方向が機体前側、図1,2に符号(B)で示す方向が機体後側である。図2に符号(L)で示す方向が機体左側、図2に符号(R)で示す方向が機体右側である。
〔全体構成〕
図1に、普通型コンバインを示している。このコンバインの走行機体には、機体フレーム1とクローラ走行装置2とが備えられている。走行機体の前方には、圃場の植立穀稈を収穫する収穫部3が設けられている。収穫部3には、植立穀稈を掻き込む掻込みリール4と、植立穀稈を切断する刈刃5と、刈取穀稈を刈幅方向に横送りして寄せ集めて後方に送り出すオーガ6と、が備えられている。
収穫部3の後方に運転部7が設けられている。運転部7はキャビン8にて覆われている。運転部7の後方に、脱穀処理して得られた穀粒を貯留する穀粒タンク9が備えられている。刈取穀稈の全稈を脱穀処理する脱穀装置10が穀粒タンク9と横並び状態で備えられている。穀粒タンク9は、その後部側で上下方向に延びる軸芯Y1周りにおいて、右側に張り出す開位置と運転部7の後隣りに位置する閉位置とに亘って回動可能に構成されている。収穫部3と脱穀装置10とに亘って、刈取穀稈の全稈を脱穀装置10に向けて搬送するフィーダ11が備えられている。運転部7には、運転座席12と、各種の操作具を備えた操作パネル13とが備えられている。運転部7の下方に原動部15が備えられている。
〔原動部〕
図3〜図6に示すように、原動部15には、エンジン16、エンジン冷却用のラジエータ17、外気を引き込んでラジエータ17を冷却する冷却ファン18、ラジエータ17から冷却ファン18へ外気を導くファンシュラウド19等が備えられている。
図2,4に示すように、エンジン16の上方を覆ってエンジンルーム20を形成するエンジンルームボンネット21が備えられている。エンジンルームボンネット21は、運転座席12を下側から支持し、かつ、横外方に向けて開放されている。ラジエータ17は、エンジンルーム20において、エンジン16の横外側に設けられている。冷却ファン18は、エンジンルーム20において、ラジエータ17の横内側に設けられている。
エンジンルーム20の機体横外側は、ラジエータ17に対して機体外側に位置する防塵ケース22により覆われている。防塵ケース22の横外側面には、通気を許容すると共に塵埃の通過を阻止する防塵網23が備えられている。
防塵ケース22は、ヒンジ24を介して後部側の縦軸芯Y周りで揺動可能に支持枠25に支持されている。支持枠25は、防塵ケース22の外周部に略沿うように枠状に形成され、ラジエータフレーム26に固定されている。防塵ケース22は、縦軸芯Y周りで揺動することにより、エンジンルーム20の機体外側を覆う閉じ姿勢と、エンジンルーム20の機体外側を開放する開き姿勢(図2の仮想線参照)とに亘って揺動可能である。
冷却ファン18は閉じ姿勢の防塵ケース22を通して外気を引き込んでラジエータ17を冷却する。ラジエータ17と冷却ファン18との間には、冷却ファン18による冷却風が効率よくラジエータ17を通過するように案内するファンシュラウド19が備えられている。ファンシュラウド19は、冷却ファン18とラジエータ17との間の吸気用空間の外周を囲う状態で冷却ファン18とラジエータ17とに亘るように設けられている。
図示はしていないが、エンジン16の動力を冷却ファン18に伝達する伝動機構には、冷却ファン18の回転方向を正逆に切り換え可能な回転方向切換機構が備えられている。正転状態では、冷却ファン18は防塵ケース22を通して外気を引き込んでラジエータ17を冷却する。逆転状態では、冷却ファン18は横外方に向けて風を送り、防塵ケース22の防塵網23に付着した塵埃を吹き飛ばすことができる。冷却ファン18の逆転動作が繰り返し行われると、ラジエータ17の機体内側に塵埃が付着堆積することがある。
ラジエータ17は、側面視で矩形状の冷却面17Aを有しており、防塵ケース22を介して冷却ファン18により引き込まれた外気が冷却面17Aを通過して冷却作用を発揮する。ラジエータ17の冷却面17Aの近傍には、冷却風を利用してエンジン16に対する燃焼用空気を冷却するインタークーラ29が備えられている。
図3,4に示すように、運転座席12の後方に備えられたエアクリーナ30の排気口31とエンジン16の上部に設けられた過給機32における圧縮部32aの吸引口とが過給機吸引パイプ33を介して接続されている。図4,5に示すように、過給機32における圧縮部32aの吐出口とインタークーラ29の導入口29aとが供給パイプ34を介して接続されている。インタークーラ29の送出口29bとエンジン16の吸気部とがエンジン吸引パイプ35を介して接続されている。過給機32におけるタービン部32bの吸引部がエンジン16の排気マニホールド37に接続され、過給機32におけるタービン部32bの排出部に排気管38が接続されている。
エンジン16の上部には、エンジン16の排気に含まれるディーゼル微粒子を捕集フィルター(図示せず)によって減少させるように排ガスの浄化処理を行う排ガス浄化装置39が備えられている。排ガス浄化装置39の前部側は、側面視L字形の支持ブラケット40を介して、排気管38に備えられた連結フランジ41に支持されている。
支持ブラケット40を利用して、供給パイプ34の過給機32に対する接続箇所を位置保持するように構成されている。図10に示すように、支持ブラケット40の右側端部に、前後方向に沿う取付板42が一体的に設けられている。供給パイプ34を挟み込んで保持する保持部材43の両側が取付板42にボルト連結されている。保持部材43によって供給パイプ34を把持して、摩擦力にて供給パイプ34が抜け外れしないように保持している。
ラジエータ17の支持構造について説明する。
図3〜図7に示すように、ラジエータ17は、支持フレームとしてのラジエータフレーム26に支持されている。ラジエータフレーム26は、ラジエータ17と防塵ケース22との間の吸気用空間を覆い、防塵ケース22を通過した外気が冷却面17Aに案内されるように、ラジエータ17の外周に沿う四方枠状に形成されている。すなわち、ラジエータフレーム26は、図7に示すように、下部の枠状部45、前後両側の枠状部46,47、及び、上部の枠状部48を有して、ラジエータ17の外周に沿うように側面視で矩形状に設けられている。このラジエータフレーム26は、底部が機体フレーム1に支持されている。
ラジエータフレーム26には、下部の枠状部45から機体横内側に向けて突出する状態で載置支持部49が備えられている。載置支持部49は、前後方向に長く左右方向に幅狭の水平姿勢の板状体にて構成されている。載置支持部49の前端部には、載置されたラジエータ17が前方に抜け外れるのを阻止する受止め部50が設けられている。載置支持部49の後端部は、受止め阻止する部材はなく開放されている。従って、ラジエータ17を後方に抜き外すことができる。載置支持部49の後端部の下側には、補強リブ51が備えられている。
図6,7に示すように、ラジエータ17は、冷却作用位置にあるときは、ラジエータ17の下部から前後2箇所にて下方に突出する2個の係止ピン52が、載置支持部49に形成されている係合孔53に入り込んで位置ずれが阻止された状態で載置支持される。そして、ラジエータ17の上部が、前後2箇所において、連結ブラケット54を介してラジエータフレーム26の上部の枠状部46に連結されている。
図3に示すように、エンジンルーム20の後部には、ラジエータ17を後方に抜き外し可能なように大型の開口55が形成されている。ラジエータ17をメンテナンス作業のために取り外す際には、図2に仮想線で示すように、載置支持部49に支持されるラジエータ17を、エンジンルーム20の後部の開口55を通して、載置支持部49の上面を冷却面17Aに沿って後方に向けてスライド移動させることができる。このとき、予め、穀粒タンク9を開位置に開放させ、冷却水循環用のパイプ56を取り外し、連結ブラケット54の連結を解除しておく必要がある。また、係止ピン52と係合孔53との係合を解除した状態で摺動させながら移動する。
図6,8に示すように、ラジエータフレーム26における下部の枠状部45に、上下に貫通する開口としての清掃口57が形成され、清掃口57を開閉可能な蓋体58が備えられている。ラジエータフレーム26の下部の枠状部45は、左右方向外方側に防塵ケース22の支持枠25を固定するための縦面部45aを有し、左右方向内内側には載置支持部49を固定するための縦面部45bを有しており、前後方向視で断面U字状に形成されている。従って、下部の枠状部45の内部に塵埃が堆積すると清掃し難い。そこで、清掃口57を通して塵埃を除去することができるようにしている。
図8に示すように、蓋体58は、後端部に備えられた二股状の差し込み部59を清掃口57の後端の内縁に差し込み係合し、かつ、蓋体58の前後中央部と前端部とを、下部の枠状部45の清掃口57の周縁部にボルト連結する。ボルト連結を解除すると、蓋体58を容易に取り外すことができる。
次に、ファンシュラウド19について説明する。
ファンシュラウド19は、冷却ファン18とラジエータ17との間の吸気用空間の外周を囲う状態で冷却ファン18とラジエータ17とに亘るように設けられている。図7,9に示すように、ファンシュラウド19は、吸気用空間の上側を覆う上側部分19a、吸気用空間の下側を覆う下側部分19b、吸気用空間の後側を覆う後側部分19c、吸気用空間の前側を覆う前側部分19d、及び、吸気用空間の左側(冷却ファン18側)の側面を覆う縦壁部分19eを備えている。後側はラジエータ17の抜き出し方向手前側に対応しており、後側部分19cは、吸気用空間の抜き外し方向の手前側を覆う手前側部分に相当する。
上側部分19aは水平姿勢に設けられている。下側部分19bは、左側に向かうほど上側に位置する傾斜姿勢に設けられている。後側部分19cは、左側に向かうほど前側に位置する傾斜姿勢に設けられている。前側部分19dは、左側に向かうほど後側に位置する傾斜姿勢に設けられている。ファンシュラウド19の右側端部がラジエータ17の外周部を囲う矩形状に形成され、前後方向並びに上下方向に沿って、ファンシュラウド19で囲われる吸気用空間は、左側(冷却ファン18側)に向かうほど順次、幅狭になっている。このように構成することで、吸気用空間内を通過する冷却風が良好に冷却ファン18側に案内される。
縦壁部分19eに、冷却ファン18による吸気が行われる吸気用開口60が形成されている。吸気用開口60は円形であって、かつ、縦壁部分19eの略上下幅全幅に近い大径に形成されている。吸気用開口60の内縁部には、冷却ファン18側に突出する周壁部61が形成されている。冷却ファン18が、周壁部61に入り込む状態で備えられている。
説明を加えると、ファンシュラウド19のうちの縦壁部分19eが、略左右中央位置において、左側に位置する左側縦壁部分19e1と、右側に位置する右側縦壁部分19e2とに分割されている。左側縦壁部分19e1は、抜き外し方向の手前側に位置する手前側縦壁部分に相当する。又、右側縦壁部分19e2は、抜き外し方向の奥側に位置する奥側縦壁部分に相当する。
ファンシュラウド19のうちの、上側部分19a、下側部分19b、及び、後側部分19cが一体形成されている。そして、一体形成されている上側部分19a、下側部分19b、及び、後側部分19cに対して、左側縦壁部分19e1がネジ止め固定されている。右側縦壁部分19e2と前側部分19dとが一体形成されている。
従って、ファンシュラウド19は、上側部分19a、下側部分19b、後側部分19c、及び、固定された左側縦壁部分19e1によって一部の分割体B1が構成され、一体形成されている右側縦壁部分19e2と前側部分19dとによって他の分割体B2が構成されており、周方向に2つの分割体B1,B2に分割可能に構成されている。
周壁部61のうちの左側縦壁部分19e1と右側縦壁部分19e2との境界62の上下2箇所に、ボルト連結が可能なフランジ連結部63が形成されている。フランジ連結部63は、前後方向に突き合わせて前後方向に沿ってボルト連結並びに連結解除可能に構成されている。尚、図示はしていないが、2つの分割体B1,B2が重なり合う箇所は、複数のビスによって固定する構成となっている。この複数のビスも取り外し可能である。
一部の分割体B1がラジエータ17に支持され、他の分割体B2がラジエータ17と分離している。上側部分19aにおける上面及び下側部分19bにおける下面のそれぞれに、前後方向に間隔をあけて取付ブラケット64が備えられている。ファンシュラウド19が適正装着位置にある状態で、各取付ブラケット64がラジエータ17に設けられた取付部65にボルトで連結される。他の分割体B2は、ラジエータ17とは分離しているが、ラジエータ17に取り付けられた一部の分割体B1に対して上下のフランジ連結部63にて連結することができる。
一部の分割体B1は、一体的にラジエータ17の抜き外し方向に沿って後方に抜き外し可能である。一部の分割体B1を抜き外すときは、上下2箇所のフランジ連結部63による連結を解除すると、他の分割体B2は、支持されるものがないので、その場で横倒れする。そして、一部の分割体B1は、冷却ファン18に干渉することなく後方に抜き外すことができる。ラジエータ17を抜き外すときに、一部の分割体B1も同時に抜き外すことができる。一部の分割体B1とラジエータ17との連結を解除していれば、一部の分割体B1だけを取り外すこともできる。
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態では、左側縦壁部分19e1がネジ止め固定される構成としたが、左側縦壁部分19e1が、上側部分19a、下側部分19b及び後側部分19cと共に一体形成されるものでもよい。
(2)上記実施形態では、右側縦壁部分19e2と前側部分19dとが一体形成される構成としたが、この構成に代えて、右側縦壁部分19e2と前側部分19dとが取り外し可能に連結されるものでもよい。
(3)上記実施形態では、他の分割体B2がラジエータ17と分離している構成としたが、この構成に代えて、他の分割体B2がラジエータ17に支持される構成としてもよい。
(4)上記実施形態では、ファンシュラウド19が一部の分割体B1と他の分割体B2とに2分割される構成としたが、この構成に代えて、3つ以上の分割体に分割される構成としてもよい。
(5)上記実施形態では、下部の枠状部45に上下に貫通する清掃口57(開口)が形成される構成としたが、この構成に代えて、清掃口57が形成されない構成としてもよい。
本発明は、普通型コンバインや自脱型コンバイン等の収穫機、及び、トラクタや田植機等の農用作業機に適用でき、農用作業機だけでなく建設機械等の作業機にも適用できる。
16 エンジン
17 ラジエータ
18 冷却ファン
19 ファンシュラウド
19a 上側部分
19b 下側部分
19c 手前側部分
19d 奥側部分
19e 縦壁部分
19e1 手前側縦壁部分
19e2 奥側縦壁部分
20 エンジンルーム
21 エンジンボンネット
22 防塵ケース
26 支持フレーム
43 下部の枠状部
55 開口
57 清掃口(開口)
58 蓋体
60 通気用開口
61 周壁部
62 境界

Claims (9)

  1. エンジンを覆ってエンジンルームを形成するとともに、運転座席を下側から支持し、かつ、横外方に向けて開放されたエンジンボンネットと、
    前記エンジンルームにおいて前記エンジンの横外側に設けられたエンジン冷却用のラジエータと、
    前記ラジエータの横外側に設けられ、通気を許容し且つ塵埃の通過を阻止する状態で、前記ラジエータの横外側を塞ぐ防塵ケースと、
    前記ラジエータの横内側に設けられ、前記防塵ケースを通して外気を引き込んで前記ラジエータを冷却する冷却ファンと、
    前記冷却ファンと前記ラジエータとの間の吸気用空間の外周を囲う状態で前記冷却ファンと前記ラジエータとに亘るように設けられ、前記ラジエータから前記冷却ファンへ外気を導くファンシュラウドと、
    前記防塵ケースの横内側に形成された開口部と前記ラジエータとに亘るように設けられ、前記ラジエータを支持する支持フレームとが備えられ、
    前記ラジエータが、冷却面に沿って後方に向けてスライド移動可能に前記支持フレームに支持され、
    前記エンジンルームの後部に、前記ラジエータを後方に抜き外し可能な開口が形成されている作業機。
  2. 前記ファンシュラウドは、周方向において、複数の分割体に分割可能に構成されている請求項1に記載の作業機。
  3. 前記ファンシュラウドは、前記複数の分割体のうちの一部の分割体が前記ラジエータに支持され、前記複数の分割体のうちの他の分割体が前記ラジエータと分離している請求項2に記載の作業機。
  4. 前記一部の分割体は、前記ラジエータに着脱可能に支持され、かつ、前記ラジエータの抜き外し方向に沿って後方に抜き外し可能である請求項3に記載の作業機。
  5. 前記ファンシュラウドのうち、前記吸気用空間の上側を覆う上側部分、前記吸気用空間の下側を覆う下側部分、及び、前記吸気用空間の前記抜き外し方向の手前側を覆う手前側部分が、抜き外し可能である請求項4に記載の作業機。
  6. 前記上側部分、前記下側部分、及び、前記手前側部分が一体形成されている請求項5に記載の作業機。
  7. 前記ファンシュラウドのうち、前記吸気用空間の前記冷却ファン側の側面を覆う縦壁部分が、前記抜き外し方向の手前側に位置する手前側縦壁部分と、前記抜き外し方向の奥側に位置する奥側縦壁部分とに分割され、
    前記手前側縦壁部分は、前記上側部分、前記下側部分、及び、前記手前側部分と一体的に後方に抜き外し可能であり、
    前記奥側縦壁部分は、前記吸気用空間の前記抜き外し方向の奥側を覆う奥側部分と一体的に設けられている請求項6に記載の作業機。
  8. 前記縦壁部分に、前記冷却ファンによる吸気が行われる吸気用開口が形成され、
    前記吸気用開口の外周部に、前記冷却ファン側に突出する周壁部が形成され、
    前記冷却ファンが、前記周壁部に入り込む状態で備えられ、
    前記周壁部のうちの前記手前側縦壁部分と前記奥側縦壁部分との境界が、連結解除可能に連結され、
    前記上側部分、前記下側部分、及び、前記手前側部分が前記ラジエータに支持されている請求項7に記載の作業機。
  9. 前記支持フレームは、前記ラジエータの外周に沿う四方枠状に形成され、かつ、下部の枠状部に上下に貫通する開口が形成され、
    前記開口を開閉可能な蓋体が備えられている請求項1から8のいずれか1項に記載の作業機。
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