JP2013199184A - 作業車輌の原動部構造 - Google Patents

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Yasushi Fujita
靖 藤田
Yoshitaka Ueji
嘉隆 上路
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Abstract

【課題】ラジエータのメンテナンス性の向上と冷却効率の確保とを両立することのできる作業車輌の原動部構造を提供すること。
【解決手段】コンバイン1の原動部構造を、エンジン20の冷却水を冷却するラジエータ30と、ラジエータ30に対向して設置され、ラジエータ30を介して冷却用の外気を吸引する冷却ファン32と、エンジン20と冷却ファン32との間の駆動力の伝達経路を構成し、且つ、伝達経路の分離が可能な駆動力伝達機構40とを備え、駆動力伝達機構40の伝達経路を分離することにより、冷却ファン32をラジエータ30に対向する位置から移動可能な構成とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、コンバイン等の作業車輌の原動部構造に関する。
作業車両であるコンバインの動力源としては、一般的に内燃機関であるエンジンが用いられており、このためコンバインには、エンジンの冷却水を冷却するラジエータと、冷却水との間で熱交換を行う空気を吸引することによりラジエータに対して空気を流す冷却ファンとを有している。一方、稲刈り等の作業車両であるコンバインは、塵埃が多い環境で使用されるため、従来のコンバインの中には、ラジエータの清掃性の向上を図っているものがある。
例えば、特許文献1に記載されたコンバインの原動部構造では、ラジエータ支持枠をヒンジによって機体に対して回動可能に配設し、このヒンジを中心としてラジエータを回動させることにより、ラジエータにおけるエンジン側の面の清掃も可能にしている。また、特許文献2に記載されたコンバインでは、HST(Hydraulic Static Transmission:静油圧式無段変速機)を介して冷却ファンを駆動可能に構成し、冷却ファンを必要に応じてHSTによって逆回転させることにより、ラジエータに詰まったゴミを吹き飛ばすことができるようにしている。
特開2010−47049号公報 特開2008−88823号公報
しかしながら、ラジエータには冷却配管が接続されているため、メンテナンスを行うためにラジエータを動かした場合、冷却配管の耐久性が低下する場合がある。また、HSTはラジエータや冷却ファンと大きさを比較した場合、比較的大きなものとなっているため、冷却ファンにHSTを連結した場合、冷却ファンによる空気の流れがHSTによって妨げられ、冷却効率が低減する場合がある。これらのように、ラジエータによる冷却効率を確保しつつ、ラジエータのメンテナンス性を向上させることは大変困難なものとなっていた。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ラジエータのメンテナンス性の向上と冷却効率の確保とを両立することのできる作業車輌の原動部構造を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係るコンバイン(1)の原動部構造は、エンジン(20)冷却水を冷却するラジエータ(30)と、該ラジエータ(30)に対向して設置され、ラジエータ(30)を介して冷却用の外気を吸引する冷却ファン(32)と、前記エンジン(20)と冷却ファン(32)との間の駆動力の伝達経路を構成し、且つ、該伝達経路の分離が可能な駆動力伝達機構(40)とを備え、前記駆動力伝達機構(40)の伝達経路を分離することにより、前記冷却ファン(32)をラジエータ(30)に対向する位置から移動可能な構成とする。
また、上記コンバイン(1)の原動部構造は、前記駆動力伝達機構(40)を介して冷却ファン(32)に駆動力を伝達するファン駆動装置(50)を備え、該ファン駆動装置(50)を、前記エンジン(20)と冷却ファン(32)との間の位置以外の位置に配設することが好ましい。
また、上記コンバイン(1)の原動部構造は、前前記ファン駆動装置(50)を、前記エンジン(20)の排気側の部位とは反対側の部位に配設することが好ましい。
また、上記コンバイン(1)の原動部構造は、前記エンジン(20)を、壁面(26)の一部に開閉部(27)を有するエンジン室(25)に内設し、前記駆動力伝達機構(40)は、前記冷却ファン(32)にベルト(45)を介して駆動力を伝達する構成を備えると共に、該ベルト(45)に張力を発生させる張力発生機構(70)を有し、該張力発生機構(70)を前記開閉部(27)の近傍に配設することが好ましい。
また、上記コンバイン(1)の原動部構造は、前記開閉部(27)には運転席(101)が取り付けられ、前記開閉部(27)が運転席(101)と一体となって開口する構成とすることが好ましい。
本発明に係る作業車輌の原動部構造によれば、ラジエータのメンテナンス性の向上と冷却効率の確保とを両立することができる。
図1は、実施形態に係る原動部構造を備えるコンバインの側面図である。 図2は、図1のA−A矢視図である。 図3は、図1のB−B断面図である。 図4は、図3のC−C矢視図である。 図5は、図3のD−D矢視図である。 図6は、図3のE−E矢視図である。 図7は、図3に示すファン用HSTの上面図である。 図8は、図7のF−F矢視図である。 図9は、図1に示すコンバインのシステム構成図である。 図10は、グレンタンクを引き出した状態を示す説明図である。 図11は、図10のG部詳細図である。 図12は、図11のH−H矢視図である。 図13は、実施形態に係るコンバインの変形例であり、冷却ファンの回転数の説明図である。 図14は、実施形態に係るコンバインの変形例であり、水温の上昇に対する警報の説明図である。 図15は、実施形態に係るコンバインの変形例であり、車速に対する刈取回転数の説明図である。
以下に、本発明に係る作業車両の原動部構造の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、或いは実質的に同一のものが含まれる。
〔実施形態〕
図1は、実施形態に係る原動部構造を備えるコンバインの側面図である。図2は、図1のA−A矢視図である。なお、以下の説明では、本実施形態に係るコンバイン1の通常の使用態様時における前後方向、左右方向、上下方向を、各部位においてもそれぞれ前後方向、左右方向、上下方向として説明する。具体的には、前後方向は、コンバイン1の長さ方向であり、左右方向は幅方向、上下方向は高さ方向である。このうち、前方は、刈取り作業時におけるコンバイン1の進行方向であり、左方は、前方に向かって左手方向であり、下方は、重力が作用する方向である。なお、これらの方向は、説明をわかりやすくするために便宜上定義したものであり、これらの方向によって本発明が限定されるものではない。
作業車両の一例であるコンバイン1は、機体フレーム3の下部に配置された走行装置4と、機体フレーム3の前端部に取り付けられた刈取り装置6と、機体フレーム3の上部左側に搭載された脱穀装置10とを有する。機体フレーム3上の右前部には運転室100が搭載され、運転室100の後方にグレンタンク12が搭載されている。また、運転室100の後部下方には、エンジン20が搭載されている。エンジン20は、原動部カバー28の内側に形成されたエンジン室25に配置され、エンジン20の後方にはDPF(Diesel Particulate Filter)ユニット65が配置されている。
DPFユニット65は、排気ガスに含まれる炭化水素(HC)、一酸化炭素(CO)、一酸化窒素(NO)等を酸化するディーゼル用酸化触媒(以下、DOC:Diesel Oxidation Catalyst)と、排気ガス中の粒子状物質であるパティキュレート(以下、PM:Particulate Matter)を捕集するディーゼルパティキュレートフィルタ(以下、DPF:Diesel Particulate Filter)とを内部に有している。以下の説明では、機体フレーム3とその上方に配置された各部を、まとめて機体2と呼ぶ。
走行装置4は、エンジン20からの動力を左右一対の履帯5に伝え、コンバイン1を走行させる。刈取り装置6は、穀稈を分草する分草具7と、分草された穀稈を引き起こす引き起こし装置8と、引き起こされた穀稈の根元を切断する刈刃とを有し、圃場に植生する穀稈を所定の高さで刈り取る。刈取り装置6により刈り取られた穀稈は、機体2の左端部に設けられた搬送チェーン17とその上方の挟扼杆との間に挟まれ、搬送チェーン17の駆動により脱穀装置10に搬送される。
脱穀装置10は、搬送チェーン17により穀稈が後方に搬送される過程で、穀稈から穀粒を切り離し(脱粒)、藁等の夾雑物と穀粒とを分離する。脱穀装置10を通過して、穀粒が扱ぎ取られた穀稈(排藁)は、機体2の後端部の排藁切断装置18へ搬送される。排藁切断装置18へ搬送された排藁は、排藁切断装置18で切断された後、例えば、圃場に放出される。
詳細な図示は省略するが、脱穀装置10は、脱穀部と、脱穀部の下方に配置された選別部とを有する。脱穀部は、機体2の前部左側に配置された扱室と、扱室の右方に配置された第二処理室と、第二処理室の後方に配置された排塵処理室とを含んで構成される。扱室は、運転室100の左方に位置し、扱室には、前後方向に延在する回転軸を中心に回転可能な円柱形状の扱胴11が配置されている。扱胴11は、回転動作により、扱室内に搬送されてきた穀稈の穂先部から穀粒を脱粒する。なお、第二処理室には二番処理胴が、排塵処理室には排塵処理胴が、それぞれ前後方向に延在する回転軸を中心に回転可能に配置されている。
選別部は、扱室の下方に揺動可能に配置された選別棚と、選別棚の下方空間にそれぞれ配置された唐箕、一番回収部および二番回収部と、選別棚の後方に配置された排塵ファンとを含んで構成される。選別部は、脱穀部で脱粒された穀粒を含む被処理物(扱胴11が脱穀したもの)から夾雑物を除去して、穀粒を回収する。すなわち、選別棚の揺動運動と、唐箕による選別風および排塵ファンによる吸引の作用とにより、脱穀部から送られてきた被処理物から穀粒を選別し、一番回収部および二番回収部で回収する。回収した穀粒は、グレンタンク12に搬送され、貯蔵される。
グレンタンク12内の穀粒は、グレンタンク12の後方に立設した縦排出部15およびその縦排出部15の上端部から延在する横排出部16を有する排出装置14により、外部へ排出される。縦排出部15および横排出部16は、それぞれ筒体の内部に螺旋軸を回転可能に有する構成であり、螺旋軸の回転により穀粒を搬送する。グレンタンク12は、右後端部のヒンジ部13を支点にして車両外側、すなわち車両の右後方(図2の矢印A方向)に回動可能である。グレンタンク12を車両外側に回動させることで、グレンタンク12の左方に配置された機体2内部のメンテナンス等を行うことができる。
図3は、図1のB−B断面図である。図4は、図3のC−C矢視図である。エンジン室25には、当該エンジン室25におけるエンジン20の側方に、エンジン20の冷却水の冷却を行うラジエータ30が配設されている。このラジエータ30は、冷却水が流れる流路(図示省略)と、流路の外部に接続されると共に、流路内を流れる冷却水の熱との間、及びラジエータ30の周囲の空気との間で熱交換を行うことができるフィン(図示省略)と、を有している。このため、ラジエータ30は、流路を流れる冷却水とラジエータ30の周囲の空気との間で熱交換を行うことができ、これにより、冷却水の熱を周囲に放熱し、冷却水の温度を低下させることが可能になっている。
また、ラジエータ30は、全体の形状が、所定の厚さを有する矩形の板状の形状で形成されていると共に、厚さ方向に空気が通り抜けることができるように構成されており、この空気と冷却水との間で、熱交換を行うことが可能になっている。このように構成されるラジエータ30は、左右方向に面する向きで、エンジン室25におけるエンジン20の右側方に配設されており、即ち、ラジエータ30を左右方向に通過する空気に対して、冷却水の熱を放熱することが可能になっている。詳しくは、ラジエータ30は、エンジン室25内におけるエンジン20よりも外側に位置しており、エンジン20よりも原動部カバー28寄りに配設されている。
また、原動部カバー28は、機体2の側面を構成するように設けられており、エンジン室25を開閉可能に機体2に取り付けられている。また、原動部カバー28には、無数の連通穴が開けられており、これにより、ラジエータ30に流れる空気を、原動部カバー28を閉じた状態でもエンジン室25の外部からエンジン室25内に取り込むことが可能になっている。
ラジエータ30とエンジン20との間には、ラジエータ30での冷却水の冷却に用いる空気を吸引する冷却ファン32が配設されている。冷却ファン32は、回転軸の方向が左右方向になる向きでラジエータ30に対して並設されており、冷却水の冷却に用いる空気を、ラジエータ30を介して吸引可能になっている。これにより、冷却水の冷却に用いる空気を、ラジエータ30に対して通過させることができる。
また、冷却ファン32の周囲には、冷却ファン32で空気を吸引する際における空気の流路を形成し、効率よく空気をラジエータ30に導く導風板であるファンシュラウド38が配設されている。冷却ファン32は、このファンシュラウド38によって、回転自在に支持されている。また、冷却ファン32には、冷却ファン32の回転時における駆動力が入力されるファン側プーリ34が、当該冷却ファン32の回転軸に取り付けられている。また、ラジエータ30の上下方向における両端部には、スライド用支持部材36が取り付けられており、ファンシュラウド38は、このスライド用支持部材36により、ラジエータ30に対して前後方向に移動可能な状態で取り付けられている。このため、冷却ファン32とファンシュラウド38とは、スライド用支持部材36で支持された状態で一体となって機体後方にスライド可能になっている。
また、エンジン室25には、冷却ファン32を駆動させる駆動力を冷却ファン32に伝達するファン駆動装置であるファン用HST50が配設されている。このファン用HST50は、エンジン20における冷却ファン32が位置している側の端部の反対側の端部付近に配設されている。ファン用HST50は、エンジン20で発生する動力によって、冷却ファン32を駆動させる駆動力を発生可能になっており、エンジン20で発生する動力は、走行用変速装置90(図6参照)を作動させる変速用HST66を介して、ファン用HST50に伝達される。
詳しくは、エンジン20には、クランクシャフト(図示省略)に連結されてクランクシャフトと一体となって回転するクランクプーリ21が設けられており、エンジン20の運転時に発生する動力の一部をクランクプーリ21から出力可能になっている。また、変速用HST66には、変速用HST66を駆動させる駆動力の入力軸に変速用HSTプーリ67が取り付けられており、変速用HSTプーリ67とクランクプーリ21とには、ベルト68が掛け回されている。これにより、エンジン20で発生した動力の一部は変速用HST66に伝達可能になっている。
また、ファン用HST50には、ファン用HST50を駆動させる駆動力の入力軸にファン用HSTプーリ55が取り付けられており、ファン用HSTプーリ55と変速用HSTプーリ67とにも、ベルト56が掛け回されている。つまり、変速用HSTプーリ67には、クランクプーリ21との間で動力の伝達を行うベルト68用の溝と、ファン用HSTプーリ55との間で動力の伝達を行うベルト56用の溝との複数のベルト溝が形成されている。ファン用HSTプーリ55と変速用HSTプーリ67とには、変速用HSTプーリ67に形成される複数のベルト溝のうち、一部のベルト溝に掛けられるベルト56が掛け回されている。これにより、エンジン20から変速用HST66に伝達された動力の一部は、変速用HST66を介して、即ち、変速用HSTプーリ67を介して、ファン用HST50に伝達可能になっている。
また、ファン用HST50には、冷却ファン32を駆動させる駆動力の出力軸であるファン駆動軸51が連結されている。このファン駆動軸51は、機体2の左右方向の延在し、一端がファン駆動軸51に連結されており、他端には駆動軸側プーリ52が取り付けられている。即ち、ファン駆動軸51は、エンジン20における冷却ファン32が位置している側の端部の反対側の端部付近に配設されているファン用HST50から、冷却ファン32が位置している側の端部側に向かって延在している。
このファン駆動軸51に取り付けられる駆動軸側プーリ52と、冷却ファン32の回転軸に取り付けられているファン側プーリ34とには、ベルト45が掛け回されている。ファン用HST50から出力されて冷却ファン32を駆動させる駆動力は、駆動軸側プーリ52とファン側プーリ34とに掛け回されるベルト45によって、冷却ファン32に伝達可能になっている。即ち、ファン側プーリ34と駆動軸側プーリ52、及びこれらに巻き掛けられるベルト45は、冷却ファン32を駆動する駆動力の伝達経路を構成している。
また、エンジン20には、運転時に排出する排気ガスのエネルギを利用して過給することにより、エンジン20の吸気量を増大させる排気タービン22が備えられており、エンジン室25には、排気タービン22で吸引した空気を冷却するインタークーラー60が配設されている。このインタークーラー60は、ラジエータ30に並設されており、ラジエータ30における冷却ファン32が位置する側の反対側に配設されている。インタークーラー60には、排気タービン22で吸引した空気が流れるタービンアウトレット配管61と、インタークーラー60での冷却後のエンジン20で吸気する空気が流れるエンジンインレット配管62と、が接続されている。このうち、タービンアウトレット配管61は、排気タービン22とインタークーラー60との間に接続されており、エンジンインレット配管62は、エンジン20の吸気部分とインタークーラー60との間に接続されている。
また、エンジン20は、吸気側と排気側とが、機体2の前後方向において互いに反対方向に位置しており、吸気側が機体2の前側に位置し、排気側が機体2の後ろ側に位置する向きで配設されている。このため、排気タービン22は、エンジン20の後方側に配設されており、エンジンインレット配管62は、エンジン20の前寄りの位置でエンジン20に接続されている。また、ファン用HST50は、エンジン20に対して、エンジン20の排気側の位置の反対側に配設されており、即ち、ファン用HST50は、エンジン20の吸気側寄りの位置の配設されている。
図5は、図3のD−D矢視図である。ファン側プーリ34と駆動軸側プーリ52とに巻き掛けられ、ファン用HST50からの駆動力を冷却ファン32に伝達するベルト45には、テンショナー71とテンションスプリング75とにより付勢力が付与されており、ベルト45は、この付勢力によって張力が発生している。詳しくは、テンショナー71は、ベルト45に接触するテンションプーリ72と、テンションプーリ72を回転可能に支持する支持アーム73と、支持アーム73を回転可能に支持する支持軸74と、を有している。テンションスプリング75は、このテンショナー71に対して、テンションプーリ72がベルト45に強く接触する方向の付勢力を付与している。
つまり、テンショナー71は、環状に形成されるベルト45の外側からテンションプーリ72がベルト45に接触するように配設されており、テンションスプリング75には、テンショナー71に対して引っ張る方向の付勢力を付与する引張りばねが用いられている。即ち、テンションスプリング75は、ベルト45にテンションプーリ72を押し付ける方向に支持軸74を中心として支持アーム73が回転する方向に、支持アーム73におけるテンションプーリ72を支持している側の反対側を引っ張っている。これにより、テンションスプリング75は、テンショナー71に対して付勢力を付与している。ベルト45は、このテンショナー71からの付勢力によって張力を発生しており、テンショナー71とテンションスプリング75とは、ベルト45に張力を発生させる張力発生機構70を構成している。
また、ベルト45は、このように張力発生機構70から付与される付勢力を除去した場合、張力も除去されるため、ファン側プーリ34や駆動軸側プーリ52に対して撓むことが可能になり、これらのプーリから取り外すことができる。ベルト45をファン側プーリ34や駆動軸側プーリ52から外した場合、ファン側プーリ34と駆動軸側プーリ52との間で、冷却ファン32を駆動する駆動力が伝達されなくなる。これらのように、ファン側プーリ34と駆動軸側プーリ52、ベルト45、及び張力発生機構70は、冷却ファン32を駆動する駆動力の伝達経路を構成するのみでなく、伝達経路の分離も可能な駆動力伝達機構40を構成している。
図6は、図3のE−E矢視図である。ファン側プーリ34と駆動軸側プーリ52とに巻き掛けられるベルト45と同様に、他のベルトも張力発生機構によって張力を発生するように構成されている。即ち、ファン用HSTプーリ55と変速用HSTプーリ67とに巻き掛けられるベルト56は、ファン用HSTベルト張力発生機構91によって付勢力が付与されることにより、張力が発生している。同様に、クランクプーリ21と変速用HSTプーリ67とに巻き掛けられるベルト68は、変速用HSTベルト張力発生機構92によって付勢力が付与されることにより、張力が発生している。
また、エンジン室25は、壁面26の一部に開閉部27を有しており、開閉部27を開口することにより、エンジン室25内の整備等を行うことが可能になっている。詳しくは、開閉部27は、エンジン室25の上面の壁面26に設けられており、エンジン室25の上方の壁面26を開口することが可能になっている。また、この開閉部27には、運転室100の運転席101が取り付けられており、開閉部27の開口時には、開閉部27は、運転席101と一体となって開口する。
ファン側プーリ34と駆動軸側プーリ52とに掛け回されるベルト45に張力を発生させる張力発生機構70は、この開閉部27の近傍に配設されている。このため、開閉部27を開口時には、ベルト45に対する張力発生機構70での付勢力の除去等の整備を行うことが可能になっている。
図7は、図3に示すファン用HSTの上面図である。図8は、図7のF−F矢視図である。ファン用HST50は、変速時に作動するトラニオンギヤ80と、このトラニオンギヤ80に噛み合うピニオンギヤ82と、を有している。このうち、トラニオンギヤ80は、トラニオンギヤ軸81を中心として回動可能に設けられており、トラニオンギヤ軸81を中心として円周上にギヤが形成された円板における、トラニオンギヤ軸81を中心とする一部の角度範囲の形状で形成されている。
ファン用HST50は、制御用の電動モータ(図示省略)を有しており、ピニオンギヤ82は、電動モータの回転が伝達されると共にトラニオンギヤ軸81に平行なピニオンギヤ軸83に取り付けられ、トラニオンギヤ80に噛み合うように配設されている。このピニオンギヤ82は、ピニオンギヤ軸83が角軸やスプライン軸となって形成され、ピニオンギヤ82の穴形状が、この軸の形状に合わせた形状で形成されることにより、ピニオンギヤ軸83に対して回転不可に嵌め込まれる。これにより、ピニオンギヤ82には、ピニオンギヤ軸83を介して電動モータの回転が伝達される。さらに、ピニオンギヤ82が嵌め込まれた状態のピニオンギヤ軸83に取付ナット84が螺合することにより、ピニオンギヤ82はピニオンギヤ軸83に対して抜けないように取り付けられる。
図9は、図1に示すコンバインのシステム構成図である。本実施形態に係る原動部構造を備えるコンバイン1のシステムについて説明すると、コンバイン1の各部を制御するコントローラ200と、エンジン20の運転制御をするエンジンECU240と、変速用HST66の制御を行うHSTコントローラ280と、を有している。これらのコントローラ200とエンジンECU240とHSTコントローラ280とは、電気的に接続され、互いに情報や制御信号を伝達することが可能になっている。
このうち、コントローラ200には、コンバイン1をスピン旋回させる際に操作をするスピン旋回スイッチ201と、脱穀装置10での脱穀時に操作をする脱穀スイッチ202と、湿田での作業時に操作をする湿田スイッチ203と、変速用HST66の動作状態を検出するHST開度センサ204と、コンバイン1の走行時における車速を検出する車速センサ205と、排出装置14で穀粒を排出させる際に操作をするオーガ排出スイッチ206と、運転室100に設けられる副変速操作レバー(図示省略)で切り替える副変速の位置を検出する副変速位置検出センサ207と、刈取り装置6での刈取り作業の変速時に操作をする刈取変速スイッチ208と、刈取り装置6に掻込み動作を行わせる際に操作をする掻込みスイッチ209と、コンバイン1を駐車させる際に操作をする駐車ブレーキスイッチ210と、が接続されており、作業者による入力操作や、コンバイン1の運転状態を取得することが可能になっている。
また、コントローラ200には、走行装置4が有する左側の履帯5への回転の伝達を制御する左サイドクラッチソレノイド221と、走行装置4が有する右側の履帯5への回転の伝達を制御する右サイドクラッチソレノイド222と、左側の履帯5へブレーキを調節する左ブレーキ比例弁223と、右側の履帯5へブレーキを調節する右ブレーキ比例弁224と、脱穀装置10の運転制御を行う脱穀クラッチモータ225と、刈取り装置6の運転制御を行う刈取クラッチモータ226と、排出装置14の運転制御を行うオーガクラッチモータ227と、機体2の左右方向の傾きを調節する左ローリングソレノイド228及び右ローリングソレノイド229と、機体2の前後方向の傾きを調節するピッチングソレノイド230と、が接続されており、コンバイン1の運転制御を行うことが可能になっている。
また、エンジンECU240には、エンジン20の冷却水の温度を検出する水温センサ241と、排気タービン22で過給を行った空気の温度を検出するブースト温度センサ242と、エンジン20の運転時における回転数を検出するエンジン回転センサ243と、排気タービン22で過給時における過給圧であるブースト圧を検出するブースト圧センサ244と、運転者が操作をするアクセル開度を検出するアクセル開度センサ245と、エンジン20の燃料の温度を検出する燃料温度センサ246と、燃料の圧力を高めるコモンレールでの燃料の圧力を検出するコモンレール圧力センサ247と、エンジン20の吸気量を検出するエアフロメータ248と、DPFユニット65が有するDPFの前後の排気ガスの圧力差を検出するDPF差圧センサ249と、DPFユニット65が有するDOCの入口での排気ガスの温度を検出するDOC入口温度センサ250と、DPFの入口での排気ガスの温度を検出するDPF入口温度センサ251と、DPFの出口での排気ガスの温度を検出するDPF出口温度センサ252と、が接続されており、作業者による入力操作や、エンジン20の運転状態を取得することが可能になっている。
また、エンジンECU240には、エンジン20の運転時に燃料を噴射するインジェクションノズル261と、DPFで捕集するPMの堆積状態を表示するDPFインジケータ262と、DPFの再生を手動で行う際に操作をするDPF手動再生スイッチ263と、エンジン20の吸入空気量を調節する吸気スロットル264と、DPFの再生を任意のタイミングで行う際に操作をする任意手動再生スイッチ265と、エンジン20の運転状態を表示するモニタ270と、が接続されており、エンジン20の運転制御を行うことが可能になっている。
このうち、モニタ270は、変速用HST66の動作が無効であることを示すHST無効271と、DPFの状態であるDPF情報272と、エンジン20の冷却水の水温273と、エンジン20の運転時における負荷274と、エンジン20の冷間始動時におけるグロー275と、エンジン20を潤滑する潤滑油のオイルプレッシャ276と、エンジン回転数277と、を表示し、作業者に報知することが可能になっている。
また、HSTコントローラ280は、変速用HST66の動作状態を調節するHSTポンプ比例弁281が接続されており、変速用HST66を制御することが可能になっている。
本実施形態に係るコンバイン1の原動部構造は、以上のごとき構成からなり、以下、その作用について説明する。コンバイン1の運転時は、作業者が運転室の各操作手段を操作することにより、コンバイン1を走行させたり、穀稈の刈り取りを行ったりする。このように、コンバイン1が運転する際には、動力源であるエンジン20が駆動し、エンジン20で発生した動力が各動作部に伝達されることにより、コンバイン1は所望の動作を行う。即ち、エンジン20で発生した動力は、走行時における駆動力以外にも用いられる。
例えば、エンジン20で発生した動力の一部は、クランクプーリ21からベルト68を介して変速用HSTプーリ67に伝達され、変速用HST66の動作時における駆動力として用いられる。また、このように変速用HSTプーリ67に伝達された動力は、ベルト56を介してファン用HSTプーリ55に伝達され、ファン用HST50の動作時における駆動力として用いられる。
ファン用HST50が動作をすることにより発生する動力は、ファン駆動軸51から出力される。これによりファン駆動軸51は回転し、この回転に伴って駆動軸側プーリ52も回転する。駆動軸側プーリ52の回転は、ベルト45を介してファン側プーリ34に伝達され、ファン側プーリ34が回転することにより、冷却ファン32は回転する。即ち、冷却ファン32は、ファン用HST50から伝達される駆動力により回転する。
冷却ファン32は、このように回転することにより、並設しているラジエータ30側から空気を吸引し、エンジン20側に放出する。これにより、ラジエータ30には、冷却ファン32で吸引した空気が、矩形の板状に形成されるラジエータ30の厚さ方向、即ち、機体2の左右方向に通過する。その際に、冷却ファン32で吸引する空気は、ファンシュラウド38により、ラジエータ30側から吸引され、効果的にラジエータ30を通過する。
エンジン20の運転時は、ラジエータ30にはエンジン20を冷却する冷却水が流れるため、ラジエータ30では、ラジエータ30内を流れる冷却水と、厚さ方向に通過する空気との間で熱交換を行い、冷却水の熱を、ラジエータ30を通過する空気に対して放熱する。これにより、冷却水の温度を低下させる。
また、冷却ファン32におけるラジエータ30側の反対側には、エンジン20が位置しており、冷却ファン32の駆動時における空気の流れを妨げる物は位置していないため、冷却ファン32は、効率よく空気を吸引し、ラジエータ30を通過させる。これにより、冷却水の温度を、効果的に低下させる。さらに、冷却ファン32とエンジン20との間には、遮蔽物が存在しないため、冷却ファン32の駆動時には、冷却ファン32から空気が流れる。エンジン20は、この空気に対して放熱することができるため、エンジン20の温度は低下し易くなる。
また、ラジエータ30にはインタークーラー60が並設されており、インタークーラー60には、エンジン20の運転時に排気タービン22で吸引した空気が流れる。冷却ファン32で吸引した空気は、このインタークーラー60も通過するため、インタークーラー60では、ラジエータ30で冷却水の温度を低下させる場合と同様に、排気タービン22で吸引した空気の熱を、インタークーラー60を通過する空気に放熱する。インタークーラー60は、これにより、排気タービン22で吸引した空気の温度を低下させ、エンジン20に対して過給させる空気の温度を低下させる。
エンジン20の運転時には、このように冷却ファン32でラジエータ30の周囲の空気を吸引することにより、エンジン20の冷却水の温度を低下させるが、コンバイン1は穀稈の刈り取りや脱穀等の作業を行うため、塵埃が多い環境で使用される。ラジエータ30は、原動部カバー28の内側に配設されているため、冷却ファン32での吸引時に、大きなゴミ等は原動部カバー28により濾過されるが、塵等の小さなゴミ等は、ラジエータ30に到達する。
ラジエータ30に到達したゴミの一部は、フィンに付着するため、エンジン20を長時間運転した場合、ラジエータ30のフィンには、このゴミ等が堆積することになり、通過する空気の量が低下するため、冷却水の冷却効率が低下することになる。このため、コンバイン1を運転させた場合には、運転時間や運転時における環境に応じて、ラジエータ30の清掃を行う。
ラジエータ30の清掃時は、変速用HST66を逆転し、冷却ファン32を逆転することにより行う。即ち、冷却ファン32を逆転させることにより、冷却ファン32で流す空気を、冷却ファン32側からラジエータ30側に流す。通常に運転時にラジエータ30に詰まるゴミは、ラジエータ30側から冷却ファン32側に流れる空気と共にラジエータ30を通過しようとするゴミなので、冷却ファン32を反転させ、冷却ファン32側からラジエータ30側に空気を流すことにより、ゴミを吹き飛ばす。また、ラジエータ30の表面側、即ち、ラジエータ30における冷却ファン32が位置する側は、原動部カバー28を開くことにより、直接清掃することができるため、これらにより、ラジエータ30の表面側のゴミを除去することができる。
これに対し、ラジエータ30における冷却ファン32側、即ち、ラジエータ30の裏面側には、冷却ファン32が位置しているため、原動部カバー28を開いても、直接掃除をするのは困難になっている。このため、ラジエータ30の裏面側を掃除する際には、冷却ファン32を移動させる。
冷却ファン32を移動させる際における手順としては、まず、ファン側プーリ34と駆動軸側プーリ52との間に掛け回されているベルト45を取り外す。このベルト45の取り外しは、ベルト45に張力を発生させている張力発生機構70からベルト45への付勢力を除去し、ベルト45の張力を除去することにより行う。具体的には、エンジン室25の開閉部27を、運転席101と共に開く。
張力発生機構70は、開閉部27の近傍に配設されているため、このように開閉部27を開くことによって張力発生機構70を操作し、張力発生機構70からベルト45に付与されている付勢力を除去する。例えば、張力発生機構70のテンションスプリング75を伸ばし、テンションスプリング75から付与されるテンショナー71への引張り力を除去することにより、テンショナー71からベルト45への付勢力を除去する。これにより、ベルト45の張力を除去し、このベルト45を、ファン側プーリ34または駆動軸側プーリ52から取り外す。これにより、ファン側プーリ34と駆動軸側プーリ52との間の駆動力の伝達経路を分離する。
図10は、グレンタンクを引き出した状態を示す説明図である。エンジン室25のエンジン20の後方には、グレンタンク12が配設されているため、冷却ファン32の移動時には、冷却ファン32を移動させる位置を確保するために、グレンタンク12を移動させる。即ち、グレンタンク12を、グレンタンク12の後端に配設されているヒンジ部13を中心として回動させることにより、ヒンジ部13を中心とする右後方にグレンタンク12を引き出す。これにより、グレンタンク12はエンジン20の後方から移動するため、エンジン20の後方には、冷却ファン32を移動させるためのスペースが確保される。
図11は、図10のG部詳細図である。図12は、図11のH−H矢視図である。グレンタンク12を回動させてスペースを確保したら、冷却ファン32とファンシュラウド38とを一体の状態で、ラジエータ30に並設された状態から後方に移動させる。即ち、冷却ファン32とファンシュラウド38とを一体の状態で、スライド用支持部材36によって支持したまま後方にスライドさせ、グレンタンク12の回動によって確保したスペースに移動させる。通常時は、ファン側プーリ34と駆動軸側プーリ52とには、ベルト45が掛け回されているため、冷却ファン32を移動させることはできないが、ベルト45を外して伝達経路を分離することにより、冷却ファン32を移動させることが可能になる。
このように、冷却ファン32とファンシュラウド38とを後方に移動させると、ラジエータ30におけるエンジン20側の面は解放され、また、ラジエータ30とエンジン20との間には、スペースができる。これにより、ラジエータ30の裏面であるエンジン20側の面を直接清掃することができ、ラジエータ30の裏面側のゴミを除去することができる。
また、ファン用HST50は、ピニオンギヤ軸83を中心としてピニオンギヤ82が回転することにより、ピニオンギヤ82と噛み合うトラニオンギヤ80が回動し、トラニオンギヤ軸81が回転することにより、所望の回転速度で冷却ファン32を回転させる。また、ファン用HST50は、ピニオンギヤ82が取付ナット84によってピニオンギヤ軸83に固定されているため、トラニオンギヤ軸81の回転方向におけるストッパ調整やストロークの調節をする場合には、ピニオンギヤ82を一旦外して行う。つまり、ピニオンギヤ82をピニオンギヤ軸83から外した後、所定の回転位置でピニオンギヤ82とトラニオンギヤ80と噛み合わせ、再びピニオンギヤ82を取付ナット84で固定することにより行う。これにより、容易に調節することが可能になる。
ここで、ファン用HST50に備えられるファン用HST50の制御用の電動モータが故障し、冷却ファン32が逆転して駆動される状態、または中立の状態で電動モータが停止した場合、エンジン20がオーバーヒートしてしまう虞がある。このような場合も、取付ナット84を外してピニオンギヤ軸83からピニオンギヤ82を一旦外し、ファン用HST50からの出力が冷却ファン32の正転側になる角度にトラニオンギヤ80を手動で回動させる。その後、ピニオンギヤ82をピニオンギヤ軸83に嵌め込み、取付ナット84で固定することにより、冷却ファン32を正転させることができる位置で、トラニオンギヤ80を固定する。ファン用HST50の故障時には、このようにピニオンギヤ82一旦取り外して、トラニオンギヤ軸81を手動で回動させることにより、エンジン20を冷却させることができる状態を確保する。これにより、刈取作業を続行してもエンジン20がオーバーヒートしない状態にする。
以上のコンバイン1の原動部構造は、ラジエータ30に並設される冷却ファン32を駆動する駆動力伝達機構40は、冷却ファン32を駆動する駆動力の伝達経路の分離が可能になっている。これにより、冷却ファン32を、ラジエータ30に並設された状態から移動させることができ、ラジエータ30における冷却ファン32が並設されていた側の面のゴミを取り除くことができる。また、冷却ファン32は、駆動力伝達機構40から伝達される駆動力によって駆動するため、冷却ファン32とエンジン20との間には、大きな遮蔽物が存在しない状態で配設されている。これにより、冷却ファン32を駆動時には、冷却水の冷却に用いる空気を、効果的に吸引してラジエータ30を通過させることができ、冷却水から空気に対して放熱させることができる。これらの結果、ラジエータ30のメンテナンス性の向上と冷却効率の確保とを両立することができる。
また、駆動力伝達機構40を介して駆動力を冷却ファン32に伝達するファン用HST50は、エンジン20における冷却ファン32が位置している側の端部の反対側の端部付近に配設されているため、より確実に、空気の流れを妨げることなく、冷却ファン32によってラジエータ30に対して空気を通過させることができる。この結果、より確実に、ラジエータ30での冷却効率を確保することができる。
また、ファン用HST50を、冷却ファン32とエンジン20との間以外の位置に配置することにより、冷却ファン32とエンジン20、ラジエータ30のクリアランスを小さくすることができる。この結果、ラジエータ30側のはみ出しを小さくすることができ、機体2をコンパクトにすることができる。
また、ファン用HST50は、エンジン20に対して、エンジン20の排気側の位置の反対側に配設されているため、排気ガスの熱によってファン用HST50の温度が高くなり過ぎることを防ぐことができる。この結果、ファン用HST50の作動性と耐久性を確保することができ、より確実に冷却水の冷却を行うことができる。
また、駆動力伝達機構40が有するベルト45に張力を発生させる張力発生機構70は、エンジン室25の開閉部27の近傍に配設されているため、冷却ファン32を移動させる際には、開閉部27を開いて張力発生機構70を操作することにより、容易にファン側プーリ34等から容易にベルト45を外すことができる。この結果、より確実にラジエータ30のメンテナンス性の向上させることができる。
また、開閉部27は運転席101と一体となって開口するため、開閉部27を容易に開くことができ、上方から張力発生機構70を操作してベルト45を外すことができる。この結果、より確実にラジエータ30のメンテナンス性の向上させることができる。
〔変形例〕
図13は、実施形態に係るコンバインの変形例であり、冷却ファンの回転数の説明図である。なお、冷却ファン32を駆動するファン用HST50は、正転時、即ち、通常の冷却ファン32の通常の駆動時は、冷却ファン32の回転数を抑えるのが好ましい。例えば、図13に示すうように、ファン回転数300は、正転時は80%程度にし、ラジエータ30に詰まったゴミを吹き飛ばす逆転時にのみ、最大出力の100%にするのが好ましい。これにより、駆動時間が長い正転時におけるファン用HST50での消費馬力を抑えることができる。また、通常運転時にはファン用HST50に余力を残しておくことにより、水温上昇時等の緊急時にファン用HST50の出力を増加して冷却度合いを増加させることにより、オーバーヒートを防ぐことができる。また、正転時にはファン用HST50の出力を抑えることにより、エンジン20から冷却ファン32に至る動力の伝導系の耐久性を確保することができる。
また、逆回転時には、ファン用HST50の出力を最大にして冷却ファン32を回転させることにより、冷却ファン32の風速を上げることができ、ゴミの除去性能を上げることができる。さらに、このように、逆回転時の出力を大きくしてゴミの除去性能を上げ、逆回転の時間を短時間にすることにより、ラジエータ30やインタークーラー60での冷却効率が低下していることに起因して水温やブースト温度が上昇することを抑えることができる。
図14は、実施形態に係るコンバインの変形例であり、水温の上昇に対する警報の説明図である。また、冷却ファン32が逆転している間は、オーバーヒートの警報が出難いようにするのが好ましい。例えば、図14に示すように、エンジン20の冷却水の水温に基づいてオーバーヒートの警報を行う際における基準の値として、正転時警報値と逆転時警報値とを設定する。オーバーヒートの警報は、水温が正転時警報値、または逆転時警報値以上になった際に出すように設定されており、冷却ファン32を逆転させている場合に警報を出す基準となる値である逆転時警報値は、冷却ファン32を正転させている場合に警報を出す基準となる値である正転時警報値よりも高くなっている。
これにより、冷却ファン32の正転時には、水温311が正転時警報値未満の場合は、警報を出さず、水温311が正転時警報値以上になってから、オーバーヒートの警報を出す。これに対し、ファン逆転信号310が出され、冷却ファン32が逆転している場合は、水温311が逆転時警報値未満の場合は、警報を出さず、水温311が逆転時警報値以上になってから、オーバーヒートの警報を出す。
このため、冷却ファン32の逆転時における警報を出すタイミングである逆転時警報発生タイミングRは、正転時における警報を出すタイミングである正転時警報発生タイミングQよりも短くなる。これにより、冷却ファン32の逆転時に冷却効率が低下し、冷却水の水温が上昇し易い状況になった場合でも、頻繁にオーバーヒートの警告が出ることを防ぐことができ、頻繁に警告が出ることに起因する心配や煩わしさを抑えることができる。
なお、このように、冷却ファン32の回転方向によって警報のタイミングを変化させる制御は、水温以外で行ってもよい。例えば、ブースト温度の警報や、燃料温度の警報も、水温の警報と同様に、警報発生の基準値を冷却ファン32の回転方向によって変化させてもよい。
図15は、実施形態に係るコンバインの変形例であり、車速に対する刈取回転数の説明図である。また、刈取り装置6で穂の刈り取りを行う際における回転数を、穂の状態に応じて複数設定してもよい。例えば、図15に示すように、刈取り装置6での刈取回転数は、通常の刈り取り作業時における回転数である標準回転数320と、掻込み動作を行う際における回転数である掻込み時回転数321と、倒伏している穂を刈り取る際における回転数である倒伏回転数322との、3つのモードを設定してもよい。
つまり、コンバイン1の通常の運転時は、刈取り装置6は、走行速度に追従して駆動するようになっているため、標準回転数320は車速に応じて変化し、車速が高くなるに従って、刈取回転数も高くなる。一方、畦際での刈り取り作業は、車速を低速にして行うことになるが、通常の運転時は、低車速時に刈取回転数も低くなるため、畦際の穂を刈り取れなくなる。このため、このように、低車速時に刈り取り作業を行う場合には、運転室100に設けられる掻込みペダル(図示省略)を操作することにより、刈取回転数を高くする。掻込み時回転数321は、このように、掻込みペダルを操作して掻込み動作を行う際における刈取回転数になっており、車速に関わらず標準回転数320に対して一定回転で増速した回転数になっている。掻込み時回転数321は、このように標準回転数320よりも高い回転数になっているので、低車速時でも効率よく刈り取り作業を行うことができる。
また、倒伏している穂を刈り取り場合は、刈取回転数を増速させるのが好ましく、この場合は、倒伏モードに切り替えて刈り取り作業を行う。この倒伏モードは、通常の運転時と同様に、車速に応じて刈取回転数が変化するが、変化する度合いが、通常の運転時よりも大きくなっている。即ち、倒伏回転数322は、標準回転数320よりも、車速の上昇に対する刈取回転数の上昇の割合が大きくなっている。これにより、倒伏している穂を、素早く刈り取ることができる。
なお、刈取回転数が高すぎる場合は、刈取り装置6に詰まりが生じてしまう虞があるため、倒伏回転数322の最大回転数は、標準回転数320または掻込み時回転数321の最大回転数と同程度の回転数になっている。また、刈り取り作業は、後進しながら行う場合もあるので、これらの掻込み時回転数321や倒伏回転数322は、後進時にも適用することができる。刈取り装置6での刈取回転数を、これらのように必要に応じて増速することにより、より確実に、短時間で刈り取り作業を行うことができる。
また、ファン用HST50は、油圧回路中における、オイルタンクへの戻りの経路中に並列で設けるのが好ましい。また、ファン用HST50には、ファン用HST50の閉回路中の油量が不足した時に、オイルを補充するチャージポンプを設けるのが好ましく、チャージポンプは、戻り回路からオイルが入るようにするのが好ましい。これらにより、ファン用HST50の作動油をオイルタンクから直接吸い上げる際に用いるフィルターが不要になるため、コストの低減を図ることができ、また、油圧回路の複雑化を防ぐことができる。
また、これらのように、油圧回路中における、オイルタンクへの戻りの経路中に並列で設けたり、チャージポンプを設けたりするのは、ファン用HST50以外で行ってもよく、例えば、刈取用のHSTでも、同様の構成にしてよい。これにより、より確実に、コストの低減や油圧回路の複雑化の防止を行うことができる。また、コンバイン1を停止させた状態でDPFの温度を高めるDPFの手動再生時には、変速用HST66の操作を無効にするのが好ましい。具体的には、変速用HST66の操作用に運転室100に設置される変速レバー(図示省略)の電気的な接続を、DPFの手動再生時には切断することにより、油圧の比例制御弁の作動を止めるのが好ましい。これにより、DPF再生時には走行をしなくなるため、安定して再生することができる。即ち、油圧負荷の変動によってエンジン20の負荷状態が変動し、DPFの再生状態が不安定になることを防止することができる。
また、DPF再生モードとして、作業者が任意に手動再生を行うモードを設けるのが好ましい。これにより、例えば、長時間の作業の前に作業者が予め任意でDPFの再生をすることにより、作業中にDPFの再生が開始されて作業が中断することを回避することができる。これにより、コンバイン1での作業形態に合わせた再生を行うことができる。また、定期点検時にDPFの堆積物を除去することができるため、定期点検後に短時間でDPFの自動再生が行われることを回避することができる。
また、ファン用HST50は、刈取り装置6を上げた時に逆転して、冷却ファン32を逆回転させることにより、ラジエータ30に詰まったゴミを吹き飛ばすのが好ましい。即ち、ファン用HST50のトラニオンギヤ軸81を刈取り装置6に連結させ、刈取り装置6を上げたときに刈取り装置6によってトラニオンギヤ軸81を作動させ、逆転させるのが好ましい。つまり、冷却ファン32の逆転時は冷却効率が低下するため、倒伏している区間を刈り取っているときに逆転させると、作業負荷でエンジン20の温度が上がっている最中に、冷却ファン32の逆回転によって、さらに温度を高めてしまう場合がある。一方、刈取り装置6は、一方向を刈り取って旋回をする際に上げるが、この場合は、脱穀装置10も走行装置4も負荷が小さい状態になっている。従って、ラジエータ30に詰まったゴミを吹き飛ばすことを目的として冷却ファン32を逆転させる場合には、刈取り装置6を上げたときに冷却ファン32を逆転させることにより、エンジン20の負荷が小さい時にゴミを吹き飛ばすことができ、エンジン20の温度上昇を低減することができる。
また、ファン用HST50は、トラニオンギヤ軸81を掻き込みペダルに連結させ、掻き込みペダルを踏んだときにトラニオンギヤ軸81を作動させて逆転させてもよい。つまり、掻き込みペダルを踏んだときは、畦際の穀桿を刈り取っているだけであるため、少量の穀桿しか刈り取っておらず、作業負荷が低くなっている。このため、ラジエータ30に詰まったゴミを吹き飛ばすことを目的として冷却ファン32を逆転させる場合には、このように、掻き込みペダルを踏み込んだ作業状態であることにより、エンジン20の負荷が小さい時に逆転させてもよい。これにより、冷却ファン32の逆転に伴うエンジン20の温度上昇を低減することができる。
また、ファン用HST50は、トラニオンギヤ軸81を籾排出クラッチに連結させ、籾排出を行っているときにトラニオンギヤ軸81を作動させて逆転させてもよい。つまり、籾排出を行っているときは、脱穀作業を行っていないため、作業負荷が低くなっている。このため、ラジエータ30に詰まったゴミを吹き飛ばすことを目的として冷却ファン32を逆転させる場合には、このように、籾排出時であることにより、エンジン20の負荷が小さい時に逆転させてもよい。これにより、冷却ファン32の逆転に伴うエンジン20の温度上昇を低減することができる。
また、上述したコンバイン1では、ファン用HST50は、エンジン20における冷却ファン32が位置する側の反対側に配設されているが、ファン用HST50は、これ以外の位置に配設されていてもよい。ファン用HST50は、例えば、冷却ファン32の近傍であっても、冷却ファン32を軸方向に見た場合における回転軌跡の外側に配設されていればよい。ファン用HST50は、冷却ファン32の回転軌跡の外側等、エンジン20と冷却ファン32との間以外の位置に配設されていれば、冷却ファン32の回転時における空気の流れを妨げることはないため、ラジエータ30での冷却効率を確保することができる。
また、コンバイン1は、上述した実施形態、及び変形例で用いられている構成や制御等を適宜組み合わせてもよく、または、上述した構成や制御以外を用いてもよい。コンバイン1の構成や制御方法に関わらず、冷却ファン32への駆動力の伝達経路を分離可能にし、冷却ファン32をラジエータ30に並設された状態から移動させることにより、ラジエータ30のメンテナンス性の向上と冷却効率の確保とを両立することができる。
1 コンバイン
2 機体
4 走行装置
6 刈取り装置
10 脱穀装置
12 グレンタンク
14 排出装置
17 搬送チェーン
18 排藁切断装置
20 エンジン
25 エンジン室
27 開閉部
30 ラジエータ
32 冷却ファン
34 ファン側プーリ
38 ファンシュラウド
40 駆動力伝達機構
45、56、68 ベルト
50 ファン用HST(ファン駆動装置)
51 ファン駆動軸
52 駆動軸側プーリ
55 ファン用HSTプーリ
60 インタークーラー
65 DPFユニット
66 変速用HST
67 変速用HSTプーリ
70 張力発生機構
71 テンショナー
75 テンションスプリング
100 運転室
101 運転席
200 コントローラ
240 エンジンECU
280 HSTコントローラ

Claims (5)

  1. エンジン冷却水を冷却するラジエータと、
    該ラジエータに対向して設置され、ラジエータを介して冷却用の外気を吸引する冷却ファンと、
    前記エンジンと冷却ファンとの間の駆動力の伝達経路を構成し、且つ、該伝達経路の分離が可能な駆動力伝達機構とを備え、
    前記駆動力伝達機構の伝達経路を分離することにより、前記冷却ファンをラジエータに対向する位置から移動可能な構成とした作業車輌の原動部構造。
  2. 前記駆動力伝達機構を介して冷却ファンに駆動力を伝達するファン駆動装置を備え、
    該ファン駆動装置を、前記エンジンと冷却ファンとの間の位置以外の位置に配設した項1に記載の作業車輌の原動部構造。
  3. 前記ファン駆動装置を、前記エンジンの排気側の部位とは反対側の部位に配設した請求項2に記載の作業車輌の原動部構造。
  4. 前記エンジンを、壁面の一部に開閉部を有するエンジン室に内設し、
    前記駆動力伝達機構は、前記冷却ファンにベルトを介して駆動力を伝達する構成を備えると共に、該ベルトに張力を発生させる張力発生機構を有し、
    該張力発生機構を前記開閉部の近傍に配設した請求項1〜3のいずれか1項に記載の作業車輌の原動部構造。
  5. 前記開閉部には運転席が取り付けられ、
    前記開閉部が運転席と一体となって開口する構成とした請求項4に記載の作業車輌の原動部構造。
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