JP2015132186A - コンバイン - Google Patents

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Abstract

【課題】排気処理装置に対する藁屑等の蓄積を抑制できるコンバインを提供する。【解決手段】エンジンEと、エンジンEの排気を清浄化処理する排気処理装置33と、排気処理装置33に風を送る送風機構Aと、が備えられている。【選択図】図8

Description

本発明は、エンジンが備えられているコンバインに関する。
従来のコンバインが、例えば下記の特許文献1に記載されている。特許文献1に記載されたコンバインでは、エンジンの排気を清浄化処理する排気処理装置(特許文献1では、排気浄化装置)を備えることが記載されている。
特開2011−99414号公報(段落〔0124〕)
ところで、コンバインでは、植立穀稈の刈り取り、刈取穀稈の搬送、排藁の排出等を行うので、周辺に穀稈の藁屑等が飛散し易い。このような藁屑等が排気処理装置に蓄積すると、掃除等のメンテナンスが煩雑となる。
上記実情に鑑み、排気処理装置に対する藁屑等の蓄積を抑制できるコンバインの提供が望まれていた。
本発明のコンバインは、エンジンと、前記エンジンの排気を清浄化処理する排気処理装置と、前記排気処理装置に風を送る送風機構と、が備えられているものである。
本発明によると、送風機構によって、エンジンの排気を清浄化処理する排気処理装置へ風が送られる。このため、送風機構によって送られる風によって、排気処理装置の周辺に存在する藁屑等が吹き飛ばされ、排気処理装置に積もらないようにできる。よって、排気処理装置に対する藁屑等の蓄積を抑制できる。
上記構成において、前記送風機構に、ファンと、前記ファンにより発生される風を前記排気処理装置へ案内するガイド部材と、が備えられていると好適である。
本構成によれば、ファンによって発生される風が、ガイド部材によって案内されて、排気処理装置へ送られる。このため、排気処理装置へ直接風を送る専用のファンを用意しなくてもよく、既存のファンに加え、ガイド部材を備えるだけの簡素な構造で、排気処理装置へ好適に風を送り、排気処理装置の周辺の藁屑等を好適に吹き飛ばすことができる。
上記構成において、前記ファンが、前記エンジンを冷却する冷却ファンであると好適である。
本構成によれば、エンジンを冷却する冷却ファンによって発生される冷却風を、ガイド部材によって案内して、排気処理装置へ送るので、エンジンの近傍に配置されている排気処理装置に対して、好適な風力で冷却風を送ることができる。このため、排気処理装置の周辺の藁屑等を好適に吹き飛ばすことができる。
上記構成において、前記冷却ファンよりも機体外側に設けられ、かつ、前記エンジンを冷却するラジエータと、前記ラジエータと前記冷却ファンとの間に風路を形成すると共に、前記冷却ファンによる冷却風を前記エンジン側へ吹き出す開口部を有するファンシュラウドと、が備えられ、前記ガイド部材が、前記ファンシュラウドに支持されていると好適である。
既存の構造では、エンジンを冷却する冷却ファンが駆動されると、機体外部から空気が吸い込まれて、ラジエータが冷却される。ラジエータを冷却した後の冷却風は、ファンシュラウドの風路を通って、ファンシュラウドの開口部からエンジン側へと吹き出される。つまり、ファンシュラウドによって、冷却ファンによって発生された冷却風の拡散が抑止され、エンジン側へ強い風力で冷却風を送ることができる。
本構成によれば、このような冷却ファンによって発生された冷却風の拡散を抑止するファンシュラウドを、排気処理装置へ風を案内するガイド部材の支持部材として活用できる。しかも、ガイド部材がファンシュラウドの開口部の近傍に位置することになるので、ファンシュラウドの開口部から吹き出される冷却風を、ガイド部材によって好適に案内して、排気処理装置へ送ることができる。
上記構成において、前記冷却ファンよりも機体外側に設けられ、かつ、前記エンジンを冷却するラジエータと、前記ラジエータと前記冷却ファンとの間に風路を形成すると共に、前記冷却ファンによる冷却風を前記エンジン側へ吹き出す開口部を有するファンシュラウドと、が備えられ、前記ガイド部材は、前記開口部の形状に沿った形状に形成されていると好適である。
本構成によれば、ガイド部材の形状が、冷却風の吹き出し口となるファンシュラウドの開口部の形状に沿っているので、開口部から吹き出して拡散しようとする冷却風を、ガイド部材によって好適に案内して、排気処理装置へ送ることができる。
上記構成において、前記冷却ファンよりも機体外側に設けられ、かつ、前記エンジンを冷却するラジエータと、前記ラジエータと前記冷却ファンとの間に風路を形成すると共に、前記冷却ファンによる冷却風を前記エンジン側へ吹き出す開口部を有するファンシュラウドと、前記ラジエータと前記冷却ファンと前記エンジンとを収容すると共に、機体後方側が開放されたエンジンルームと、が備えられ、前記ガイド部材が、前記開口部に対して後方に配置されていると好適である。
既存の構造では、ラジエータと冷却ファンとエンジンとを収容するエンジンルームの機体後方側が開放されているので、冷却ファンによって発生され、ファンシュラウドの開口部から吹き出される冷却風が、エンジンルームの機体後方側へ拡散する傾向になる。
本構成によれば、ガイド部材を、ファンシュラウドの開口部に対して後方に配置しているので、ファンシュラウドの開口部から吹き出された冷却風のうち、後方側へ拡散しようとする冷却風を、ガイド部材によって好適に案内し、排気処理装置へ送ることができる。
上記構成において、前記ガイド部材の上端に、前記開口部の後部側部分に対して上方に位置する上側案内部が備えられていると好適である。
本構成によれば、ガイド部材の上端に、ファンシュラウドの開口部の後部側部分に対して上方に位置する上側案内部が備えられているので、ファンシュラウドの開口部から吹き出された冷却風のうち、斜め後方へ拡散しようとする風を、ガイド部材の上側案内部によって好適に案内し、排気処理装置へ送ることができる。
上記構成において、前記ガイド部材が、前記ファンシュラウドから前記排気処理装置側に延びるプレート状の部材によって構成されていると好適である。
本構成によれば、ガイド部材が、プレート状の部材であるので、曲げや溶接等によって、ガイド部材におけるファンシュラウドに対する取付部を簡単に構成できる。そして、ガイド部材が、ファンシュラウドから排気処理装置側に延びるものであるので、ファンシュラウドの開口部から吹き出す冷却風を、ファンシュラウドから排気処理装置側に延びる方向に沿って、排気処理装置側へ好適に案内できる。
上記構成において、運転部の下方に前記エンジンを収容するエンジンルームが備えられ、前記エンジンルームに前記排気処理装置が収容されていると好適である。
本構成によれば、排気処理装置が、運転部の下方に備えられ、エンジンを収容するエンジンルームに収容されており、送風機構によって、エンジンルーム内の排気処理装置に好適に風を送ることができる。
上記構成において、前記排気処理装置が、前記エンジンの上方に配置されていると好適である。
本構成によれば、エンジンの上方に排気処理装置が配置されているから、エンジンの側方に排気処理装置を配置しているものに比べて、排気処理装置が占める横方向のスペースを小さくできる。そして、送風機構によって、エンジンの上方に配置されている排気処理装置へ好適に送ることができる。
上記構成において、前記送風機構に、ファンと、前記ファンにより発生される風を前記排気処理装置へ案内するガイド部材と、が備えられ、前記ファンが、前記エンジンを冷却する冷却ファンであり、前記冷却ファンよりも機体外側に設けられ、かつ、前記エンジンを冷却するラジエータと、前記ラジエータと前記冷却ファンとの間に風路を形成すると共に、前記冷却ファンによる冷却風を前記エンジン側へ吹き出す開口部を有するファンシュラウドと、が備えられ、前記ガイド部材が、前記ファンシュラウドのうち前記エンジン側の横内側部と、前記エンジンのうち前記ファンシュラウド側の横外側部とに亘るように構成されていると好適である。
本構成によれば、ガイド部材が、ファンシュラウドのうちエンジン側の横内側部と、エンジンのうちファンシュラウド側の横外側部とに亘っているので、ファンシュラウドの開口部から吹き出された冷却風を、ガイド部材によって、ファンシュラウドからエンジンに向かう方向に沿って、好適に案内できる。そして、ガイド部材が、エンジンの横外側部まで延びているので、エンジンに当たって後方へ拡散された冷却風を、ガイド部材によって、排気処理装置へ好適に送ることができる。
上記構成において、前記排気処理装置が、左右方向において前記運転部の機体内側の側壁よりも食み出さない状態で、前記エンジンルームに収容されていると好適である。
本構成によれば、運転部の下方に位置するエンジンルームに、左右方向において運転部の機体内側の側壁よりも食み出さない状態で、排気処理装置が配置されている。このため、運転部によって排気処理装置の上方空間が覆われ、排気処理装置に藁屑等が蓄積することを抑制できる。
コンバインの一例である普通型コンバインの全体右側面図である。 普通型コンバインの全体平面図である。 エンジンルームを模式的に示す平面図である。 エンジンルームの背面図である。 エンジン側から見たファンシュラウド及びガイド部材の側面図である。 ファンシュラウド及びガイド部材の平面視における半断面図である。 ファンシュラウド及びガイド部材の斜視図である。 風の流れを説明するエンジンルームの背面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明を「コンバイン」の一例である普通型コンバインに利用した実施形態について説明する。
〔普通型コンバインの基本構成〕
図1、図2に示されるように、普通型コンバインには、機体フレーム11の下部に配置された左右一対のクローラ走行装置12により自走式に構成された走行機体13と、走行機体13の前部に昇降自在に備えられた刈取搬送装置14と、刈取搬送装置14から供給された刈取穀稈を全稈投入して脱穀する脱穀装置15と、脱穀装置15から供給される穀粒を貯留する穀粒タンク16と、穀粒タンク16に貯留された穀粒を外部へ排出するアンローダ17と、運転部18と、原動部19と、が備えられている。
刈取搬送装置14は、機体横向きの第一横軸心X1周りに上下昇降可能に構成されている。刈取搬送装置14には、植立穀稈を梳き分ける左右一対のデバイダ20と、回転駆動されることにより植立穀稈を後方へ掻き込む掻込リール21と、掻込リール21によって掻き込まれた植立穀稈を刈る刈刃装置22と、刈刃装置22によって刈られた刈取穀稈を後方へ送るオーガドラム23と、オーガドラム23から送られた刈取穀稈を脱穀装置15の前端部へ搬送するフィーダ24と、が備えられている。デバイダ20、刈刃装置22、オーガドラム23、フィーダ24は、刈取フレーム25に支持されており、掻込リール21は、機体横向きの第二横軸心X2周りに、刈取フレーム25に対して上下昇降可能に構成されている。
脱穀装置15は、フィーダ24から供給を受けた刈取穀稈を、回転駆動される扱胴15aによって脱穀処理するように構成されている。穀粒タンク16は、走行機体13における機体フレーム11上の右後部に配置されており、脱穀装置15の右横隣側で、運転部18の後方側に位置している。
〔運転部〕
運転部18には、作業者が着座する運転座席27、運転座席27の周囲を覆うキャビン28等が備えられている。図4に示されるように、キャビン28は、左側に機体内側を向く側壁28aを有している。図1、図2に示されるように、運転部18における運転座席27の下方には、エンジンボンネット31が配置されている。エンジンボンネット31は、運転座席27の下方に位置し、図1、図4、図8に示されるように、機体前後方向を向く面を有する縦板部31a、縦板部31aの上端に連続され、縦板部31aから後方へ延出された、上下方向を向く面を有する天板部31b等を有している。エンジンボンネット31の下方には、図3に示されるように、原動部19を収容するエンジンルームRが備えられている。
〔エンジンルーム〕
図1、図3、図4、図8に示されるように、原動部19は、エンジンボンネット31によって、運転部18と仕切られており、運転部18の下方に、原動部19を収容するエンジンルームRが位置している。エンジンルームRの機体前方側には、エンジンボンネット31の縦板部31aが位置している。また、エンジンルームRの上方側には、エンジンボンネット31の天板部31bが位置している。エンジンルームRの機体後方箇所には、穀粒タンク16が位置しているが、エンジンボンネット31と、図1に示されるように、穀粒タンク16との間には、前後方向の隙間が空けられている。このため、エンジンルームRの機体後方側は、開放されている。
つまり、図1、図3、図4、図8に示されるように、原動部19は、エンジンボンネット31の縦板部31aの後方、かつ、エンジンボンネット31の天板部31bの下方に位置している。原動部19には、ディーゼルエンジン(以下、単に「エンジンE」と称する。)、エンジンEの排気を清浄化処理する排気処理装置33、排気処理装置33に風を送る送風機構A等が備えられている。
〔排気処理装置〕
図1〜図4、図8に示される排気処理装置33は、エンジンEから排出される排気に含まれる排気微粒子を、フィルタによって除去するように構成されている。排気処理装置33は、所定タイミング毎に、フィルタに蓄積した排気微粒子を燃焼させて除去する再生処理を行うように構成されている。フィルタは、好ましくは、ディーゼルパーティキュレートフィルタ(DPF:Diesel Particulate Filter)である。
図3、図4、図8に示されるように、排気処理装置33は、エンジンルームRに収容されている。そして、図1に示されるように、排気処理装置33は、脱穀装置15とフィーダ24との接続箇所の横側方に位置している。また、図3、図4、図8に示されるように、排気処理装置33は、エンジンEの上方に配置されており、エンジンEの上部にステー36等を介して支持されている。このため、エンジンEと排気処理装置33との間には、上下方向の隙間が形成されている。また、エンジンボンネット31の天板部31bと排気処理装置33との間には、上下方向の隙間が形成されている。排気処理装置33は、左右方向において、運転部18のキャビン28の機体内側に位置する左側の側壁28aよりも食み出さない状態で、エンジンルームRに収容されている。
図3、図4、図8に示されるように、エンジンE、排気処理装置33、送風機構Aの他、エンジンEを冷却するラジエータ37が、エンジンルームRに収容されている。ラジエータ37は、送風機構Aよりも機体外側に設けられている。
〔送風機構〕
図3〜図6、図8に示されるように、送風機構Aには、エンジンEを冷却する冷却ファン38(「ファン」の一例)と、冷却ファン38により発生される風を排気処理装置33へ案内するガイド部材39と、が備えられている。つまり、エンジンルームRには、ラジエータ37と、冷却ファン38と、エンジンEと、が収容されている。ラジエータ37は、冷却ファン38よりも機体外側に設けられている。
図4、図8に示されるように、冷却ファン38は、エンジンEの横向きの出力軸41に、ベルト機構40を介して連動されており、エンジンEを駆動することによって、回転軸38aを中心として回転駆動されるように構成されている。冷却ファン38が回転駆動されることにより、機体外側から機体内方のエンジンEに向かう風が発生されるようになっている。
図3〜図6、図8に示されるように、冷却ファン38の近傍には、冷却ファン38の外周側を囲うように、ファンシュラウド42が配置されている。ファンシュラウド42は、機体フレーム11上に支持されている。ファンシュラウド42は、ラジエータ37側に開口された第一開口部43、エンジンE側に開口された第二開口部44(「開口部」に相当)、を有している。第二開口部44は、冷却ファン38の回転軌跡に沿って、円形状とされている。冷却ファン38が回転駆動されると、第一開口部43から吸い込まれた冷却ファン38による冷却風を、第二開口部44からエンジンE側へ吹き出すようになっている。これにより、図6に示されるように、ファンシュラウド42には、ラジエータ37と冷却ファン38との間に風路Wが形成されている。
また、図5〜図8に示されるように、ファンシュラウド42は、前後方向に沿った横面46、横面46の後方に隣接する後方傾斜面47、横面46の前方に隣接する前方傾斜面48、横面46の下方に隣接する下方傾斜面49、を有している。第二開口部44は、横面46に開口されている。図4〜図8から理解されるように、後方傾斜面47は、ラジエータ37からエンジンEに近づく程、前方に位置するように傾斜している。前方傾斜面48は、ラジエータ37からエンジンEに近づく程、後方に位置するように傾斜している。下方傾斜面49は、ラジエータ37からエンジンEに近づく程、上方に位置するように傾斜している。このため、図6から理解されるように、ファンシュラウド42は、ラジエータ37からエンジンE側に近付くほど、風路Wの断面積が小さくなっている。
図3〜図8に示されるように、ガイド部材39は、ファンシュラウド42に支持されている。ガイド部材39は、板金製であり、ファンシュラウド42から排気処理装置33側に延びるプレート状の部材によって構成されている。ガイド部材39は、第二開口部44の形状に沿った形状とされ、円形形状に沿った形状に形成されている。ガイド部材39は、第二開口部44の外周よりも外側に配置されている。ガイド部材39は、第二開口部44に対して後方に配置されている。
具体的には、ガイド部材39には、第二開口部44の後方に位置する縦向きの縦部52、縦部52の上端から機体後方向きに屈曲して延ばされた第一傾斜部53、第一傾斜部53の上端から機体後方向きに屈曲して延ばされた第二傾斜部54(「上側案内部」に相当)が備えられている。第二傾斜部54は、ガイド部材39の上端に位置しており、第二開口部44の後部側部分に対して上方に位置している。
図3、図4、図8に示されるように、縦部52の下端は、ファンシュラウド42の上端から、ファンシュラウド42の半分の高さよりも下方の位置まで延出されている。左右方向において、第二傾斜部54は、縦部52よりも幅広とされている。第一傾斜部53は、縦部52の上端に連設される下端から、第二傾斜部54の下端に連設される上端に向かうにつれて、左右方向の幅が広がるような形状となっている。図3に示されるように、ガイド部材39のうち、第一傾斜部53及び第二傾斜部54は、ファンシュラウド42のうちエンジンE側の横内側部と、エンジンEのうちファンシュラウド42側の横外側部とに亘るように構成されている。そして、ガイド部材39における第二傾斜部54は、平面視で、エンジンEと重複するようになっている。つまり、ガイド部材39は、平面視で、ファンシュラウド42とエンジンEとの間の左右方向の隙間を埋めるように配置されている。
そして、ガイド部材39は、ガイド部材39の後端部である縦部52が、エンジンEの後端部、及び、排気処理装置33の後端部と略揃うように配置されている。より具体的には、ガイド部材39は、ガイド部材39の後端部である縦部52が、エンジンEの後端部、及び、排気処理装置33の後端部よりも前方に位置するように、配置されている。
図5〜図7に示されるように、縦部52には、ファンシュラウド42の後方傾斜面47に取り付け可能な第一取付部55が備えられている。第一傾斜部53には、ファンシュラウド42の横面46に取り付け可能な第二取付部56が備えられている。第二傾斜部54には、ファンシュラウド42の横面46に取り付け可能な第三取付部57が備えられている。
ファンシュラウド42の横面46には、例えばスタッドボルト等の第一ボルト58が横面46に対して垂直に突設されている。第一ボルト58は、3つ備えられている。また、後方傾斜面47には、例えばスタッドボルト等の第二ボルト59が後方傾斜面47に対して垂直に突設されている。第二ボルト59は、2つ備えられている。また、第一取付部55には、二つの丸孔63が開口されている。第二取付部56には、一つの丸孔63が開口されている。第三取付部57には、二つの長孔64が開口されている。
図7に示されるように、ガイド部材39は、ファンシュラウド42の横面46に対して略垂直方向に移動されて、ファンシュラウド42に対して着脱可能になっている。このため、長孔64は、後方傾斜面47に突設された第二ボルト59を通過させることが可能なように、後方傾斜面47の傾斜方向を長手方向とする孔となっている。各丸孔63を、第一ボルト58に挿通させると共に、各長孔64を、第二ボルト59に挿通させ、第一ボルト58、第二ボルト59に、それぞれ、ナット65を締結することで、ガイド部材39は、ファンシュラウド42に固定される。
〔冷却風の流れ〕
図8に示されるように、冷却ファン38が回転駆動されると、エンジンルームR内に冷却風が流れ込む。この際、ファンシュラウド42の第二開口部44から吹き出された冷却風は、ガイド部材39によって、後方や、斜め後ろ上方へ拡散しないようにされる。このため、エンジンEの近傍で、冷却風の対流が生じ、排気処理装置33とエンジンEとの間の上下方向の隙間への冷却風の流れF1や、エンジンボンネット31の天板部31bと排気処理装置33との間の上下方向の隙間への冷却風の流れF2が生じる。これにより、排気処理装置33の周辺の藁屑等を、冷却風によって好適に吹き飛ばされ、排気処理装置33に藁屑等が蓄積しないようになる。
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態では、「送風機構」として、「ファン」の一例である、エンジンEを冷却する冷却ファン38と、「ファン」により発生される風を排気処理装置33へ案内するガイド部材39と、が備えられた送風機構Aを一例に示したが、これに限られない。例えば、エンジンEを冷却する冷却ファン38以外の他の「ファン」が備えられており、当該他の「ファン」からガイド部材によって、排気処理装置33に風を当てるようにした他の「送風機構」でもよい。また、例えば、「ファン」によって発生された風を、排気処理装置33へ送るホース等が備えられた他の「送風機構」でもよい。また、例えば、排気処理装置33の上部側へ直接風を送る専用の他の「ファン」が備えられた他の「送風機構」でもよい。
(2)上記実施形態では、「ガイド部材」として、ファンシュラウド42に支持されているガイド部材39を一例に示しているが、これに限られない。例えば、機体フレーム11に支持されている他の「ガイド部材」でもよい。
(3)上記実施形態では、「ガイド部材」として、ファンシュラウド42の第二開口部44(「開口部」)の形状に沿った形状のガイド部材39を一例に示しているが、これに限られない。例えば、ファンシュラウド42の第二開口部44に沿っていない形状の他の「ガイド部材」でもよい。
(4)上記実施形態では、「ガイド部材」として、ファンシュラウド42の第二開口部44(「開口部」)に対して後方に配置されているガイド部材39を一例に示しているが、これに限られない。例えば、ファンシュラウド42の第二開口部44に対して前方に配置されているような他の「ガイド部材」や、ファンシュラウド42の第二開口部44の全周を囲むような他の「ガイド部材」でもよい。
(5)上記実施形態では、「ガイド部材」として、上端に第二傾斜部54(「上側案内部」)が備えられているガイド部材39を一例に示しているが、これに限られない。例えば、下端に下側案内部が備えられている他の「ガイド部材」でもよい。
(6)上記実施形態では、「ガイド部材」として、第一傾斜部53及び第二傾斜部54が、ファンシュラウド42のうちエンジンE側の横内側部と、エンジンEのうちファンシュラウド42側の横外側部とに亘るように構成されているガイド部材39を一例に示しているが、これに限られない。ファンシュラウド42のうちエンジンE側の横内側部と、エンジンEのうちファンシュラウド42側の横外側部とに亘るように構成されているものであれば、異なる形状を備えた他の「ガイド部材」でもよい。
(7)上記実施形態では、エンジンEの上方に、排気処理装置33が配置されているものを一例に示しているが、これに限られない。例えば、エンジンEの側方に排気処理装置33が配置されていてもよい。
(8)上記実施形態では、エンジンルームRに排気処理装置33が収容されているものを一例に示しているが、これに限られない。例えば、エンジンルームRの外に排気処理装置33が配置されていてもよい。
(9)上記実施形態では、排気処理装置33が、左右方向において運転部18の機体内側の側壁28aよりも食み出さない状態で、エンジンルームRに収容されているものを一例に示しているが、これに限られない。例えば、排気処理装置33が、左右方向において運転部18の機体内側の側壁28aよりも食み出した状態で配置されていてもよい。
本発明は、上記普通型コンバインの他、自脱型コンバイン等の他のコンバインにも利用可能である。
18 :運転部
28a :側壁
33 :排気処理装置
37 :ラジエータ
38 :冷却ファン(ファン)
39 :ガイド部材
42 :ファンシュラウド
44 :第二開口部(開口部)
54 :第二傾斜部(上側案内部)
A :送風機構
E :エンジン
R :エンジンルーム
W :風路

Claims (12)

  1. エンジンと、
    前記エンジンの排気を清浄化処理する排気処理装置と、
    前記排気処理装置に風を送る送風機構と、が備えられているコンバイン。
  2. 前記送風機構に、ファンと、前記ファンにより発生される風を前記排気処理装置へ案内するガイド部材と、が備えられている請求項1に記載のコンバイン。
  3. 前記ファンが、前記エンジンを冷却する冷却ファンである請求項2に記載のコンバイン。
  4. 前記冷却ファンよりも機体外側に設けられ、かつ、前記エンジンを冷却するラジエータと、
    前記ラジエータと前記冷却ファンとの間に風路を形成すると共に、前記冷却ファンによる冷却風を前記エンジン側へ吹き出す開口部を有するファンシュラウドと、が備えられ、
    前記ガイド部材が、前記ファンシュラウドに支持されている請求項3に記載のコンバイン。
  5. 前記冷却ファンよりも機体外側に設けられ、かつ、前記エンジンを冷却するラジエータと、
    前記ラジエータと前記冷却ファンとの間に風路を形成すると共に、前記冷却ファンによる冷却風を前記エンジン側へ吹き出す開口部を有するファンシュラウドと、が備えられ、
    前記ガイド部材は、前記開口部の形状に沿った形状に形成されている請求項3または4に記載のコンバイン。
  6. 前記冷却ファンよりも機体外側に設けられ、かつ、前記エンジンを冷却するラジエータと、
    前記ラジエータと前記冷却ファンとの間に風路を形成すると共に、前記冷却ファンによる冷却風を前記エンジン側へ吹き出す開口部を有するファンシュラウドと、
    前記ラジエータと前記冷却ファンと前記エンジンとを収容すると共に、機体後方側が開放されたエンジンルームと、が備えられ、
    前記ガイド部材が、前記開口部に対して後方に配置されている請求項3から5の何れか一項に記載のコンバイン。
  7. 前記ガイド部材の上端に、前記開口部の後部側部分に対して上方に位置する上側案内部が備えられている請求項6に記載のコンバイン。
  8. 前記ガイド部材が、前記ファンシュラウドから前記排気処理装置側に延びるプレート状の部材によって構成されている請求項4から7の何れか一項に記載のコンバイン。
  9. 運転部の下方に前記エンジンを収容するエンジンルームが備えられ、
    前記エンジンルームに前記排気処理装置が収容されている請求項1から8の何れか一項に記載のコンバイン。
  10. 前記排気処理装置が、前記エンジンの上方に配置されている請求項9に記載のコンバイン。
  11. 前記送風機構に、ファンと、前記ファンにより発生される風を前記排気処理装置へ案内するガイド部材と、が備えられ、
    前記ファンが、前記エンジンを冷却する冷却ファンであり、
    前記冷却ファンよりも機体外側に設けられ、かつ、前記エンジンを冷却するラジエータと、
    前記ラジエータと前記冷却ファンとの間に風路を形成すると共に、前記冷却ファンによる冷却風を前記エンジン側へ吹き出す開口部を有するファンシュラウドと、が備えられ、
    前記ガイド部材が、前記ファンシュラウドのうち前記エンジン側の横内側部と、前記エンジンのうち前記ファンシュラウド側の横外側部とに亘るように構成されている請求項10に記載のコンバイン。
  12. 前記排気処理装置が、左右方向において前記運転部の機体内側の側壁よりも食み出さない状態で、前記エンジンルームに収容されている請求項9から11の何れか一項に記載のコンバイン。
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