JPS5885317A - 収穫機におけるエンジンの冷却装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は収穫機におけるエンジンの冷却装置の改良に関
する。

従来、コンバイン・ハーベスタ−等の収穫機では、エン
ジン冷却用の吸気口が操縦席から監視できない部位に設
けられているので、吸気口に設けた除塵網が目詰りした
のに気付かないことが多く、その結果、エンジンが焼付
くからしょっちゅう、走行及び作業を停止して、点検を
行なわなければならず、また、エンジンが焼付くのに気
付かず作業を続ける虞れも多かった。

本発明は、このような従来技術の問題点に鑑みてこれを
解決するためになされたもので、効率的に冷却用空気を
導入することのできる新規な冷却装置を提供することを
目的とする。

以下、本発明を図示する実施例に従って順次説明すると
下記の通りである。

第１図は収穫機の一例である゛Ｌ字形自説コンバインの
各部配置図を示し、（１）は刈取部、（２）は殻稈搬送
部、（３）は脱穀部、（４）は穀粒袋詰装置、（５）は
エンジン、（６）は伝導変速装置、（力は操縦席、（８
）は集束装置またはカッタである。

該操縦席（７）の側方には、第２図に示すように、穀粒
の袋詰めの揚穀筒（９）の出口（９ａ）・（９ａ）が臨
んでいる。そして、該揚穀筒（９）の出口（９ａ）・（
９ａ）の近傍であって前記操縦席（７）から監視及び保
守管理が可能な部位に、前記エンジン（５）の冷却のた
めの吸気ダクトα０）の取入口（１］）が臨んでいる。

該吸気ダクトα０）の上面（１０ａ）は前記揚穀筒（９
）の土酸縁（９ｂ）と略同一平面に揃えて設けられ（第
３図）、殻稈搬送部（２）から脱穀部（３）に送られる
殻稈の株元を誘導する案内面に構成されている。

また、取入口０υには金網（１′！Ｉが張設され、その
奥部には、第３図に示すように、フィルター（Ｉ３）が
張設され、さらに、その奥部には連通口（１４）が開設
されてラジェーター（１つに連通ずる吸気筒０６）の上
部吸気口（１６ａ）と嵌合するようになっている。

前記吸気ダクト００）は、第４図に示すように、開閉自
在に構成することもある。同図において、０ηは吸引フ
ァン、（国は燃料タンク、α■はマフラー・（例はマフ
ラー冷却用外気取入口（第５図Ｌ（２υはそこに張設し
た金網である。第５図において、（２２１は排気口、（
２（至）はそこに張設された金網である。

前記取入口（１１）の部分は、第６・７・８図に示すよ
うに、前記吸気ダクトＱＱＩの上面（１０ａ）と路面−
に揃う天板（ｌｌａ）と、該ダクトａ〔の両側壁（１０
ｂ）・（１０ｂ）と路面−に揃う三角状側板（Ｉｌｂ）
働（１１ｂ）とが一体に成形され、前面に金網ａ２が張
設されると共に底面にフィルター０３が互換自在に張設
され、さらに前記側板（ｕｂ）・（ｎｂ）の底面に溝の
あるガイドレールｅ４）・（２４１が固定されて成り、
該ガイドレールＣ２４）・（２４）を介して前記ダクト
００）の両側壁（１０ｂ）・（１０ｂ）の前方上縁の内
側に設けたホルダレール（ＩＯＣ）・（ＩＯＣ）に着脱
自在に嵌合するよう構成することもある。（２印は蝶ナ
ツトであり、該取入口αυの天板（ｎ　ａ　）を前記ダ
クト（ＩＱｊの上面（ｔＯａ）に止着するようになって
いる。第６図において、（２６）は操作パネルである。

また、前記吸気ダクト００）は、第６図・第９図に示す
ように、前壁（１０ｄ）の上縁と前記操作パネル（ハ）
の天板（２１３ａ）の上縁とをヒンジ（２ηで結合して
開閉自在に構成することもある。（２８）は該吸気ダク
ト（１ωを固定する蝶ナツトである。（イ）はエンジン
等を被覆する機枠・（７）は走行部である。第２図にお
いて、Ｇυは袋である。

次に一上述のように構成される収穫機の主な作川を説明
する。

収穫すべき殻稈のある圃場に収穫機を導入して、刈取部
（１）、殻稈搬送部（２）、脱穀部（３）等の作業部を
稼動させつつ進行する。

脱穀部（３）で処理された穀粒は、第２図に示すように
、揚穀筒（９）を上昇しその出口（９ａ）・（９ａ）か
ら袋詰装Ｗ（４）の袋０１）内に放出される。その放出
により操縦席（力の近傍の空気には塵埃が渦巻く。

この塵埃の渦巻く空気は、第３図に示すように、ファン
０７）の吸引作用で取入口０］）から吸込まれる。

その際、粗塵埃は金網０のに篩われ、微細な塵埃はフィ
ルター（１３）で篩われる。そして、清浄化された空気
のみが、吸気ダクトＱＯ）の連通口０４）から吸気筒（
１６）を経てラジェーター（１（ト）に送給されエンジ
ン（５）を冷却する。

作業の途中、操縦者は取入口部）を監視できるから、そ
の金網０２１に目詰りしている粗塵埃・わらくず等を除
去する。

また、その金網０２、フィルター（１３）の目詰りがは
なはだしくなったときには、作業を中断して、蝶ナツト
（２５）を緩め取入口０１）の部分を取り脱し・これを
そのまま新な取入口０１）と取り換え、または、そのフ
ィルター（１３）部分のみを取り換＆る。

さらに、収穫機の非稼動時に、エンジン（５）すとの収
容機枠■内を清掃するときには、蝶ナツト（２８）を緩
めて、第９図に示すように、吸気ダクト００）を回動し
て行なう。

以上述べたように、本発明においては、第一に機体に搭
載せるエンジンの上面側に、該エンジンのラジェーター
に向う冷却風の吸気口と連通口を介して接続する吸気ダ
クトを、機体に装設せる操縦席近傍に向けて延出するよ
うに装設し、該吸気ダクトの前記操縦席近傍に臨む部位
に外気の取入口を設け、その取入口に除塵用のフィルタ
ーを装設して収穫機におけるエンジンの冷却装置を構成
したので、操縦席近傍に袋詰などの作業により塵埃の渦
巻く空気が生じてもこれを吸引し、この吸引した空気を
濾過し、更に、この濾過した空気をエンジンのラジェー
タに送給することができるから、操縦者の作業環境を良
くすると同時にエンジンの焼付きを防止することができ
、而も、空気の濾過作用が操縦者の近傍で行われるから
収穫機を停止することなく作業を継続しながら、目詰り
を迅速に除去できる。それ故、作業者の保健衛生の観点
からも、収穫機の円滑な運行及び能率的な作業の観点か
らも顕著な効果を奏するのである。

第二に、本発明では、上述した収穫機のエンジンの冷却
装置において、吸気ダクトの外気の取入口を設けた取入
口部を、吸気ダクトの本体に対し着脱自在に構成し、そ
の取入口にフィルターを装着したので、フィルターが目
詰りした場合の全体としての又は一部の取換が迅速に行
われ、また、吸気ダクト内の清掃が容易に行われる等の
利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例である自説コンバインの各部
配置図、第２図は同上自説コンバインの要部の斜視図、
第３図は同上自説コンバインの要部の縦断面図、第４図
は同上自説コンバインの要部の他の実施例の斜視図、第
５図は第４図の実施例の横断平面図、第６図は同上自説
コンｌ（インの要部の更に他の実施例の縦断面図、第７
図は第６図の■−■線断面図、第８図は第６図の取入口
部分の分解斜視図、第９図は第６図の実施例の作用の説
明図である。 図面符号の説明

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）機体に搭載せるエンジンの上面側に・該エンジン
   のラジェーターに向う冷却風の吸気口と連通口を介して
   接続する吸気ダクトを、機体に装設せる操縦席近傍に向
   けて延出するように着設し、該吸気ダクトの前記操縦席
   近傍に臨む部位に外気の取入口を設け、その取入口に除
   塵用のフィルターを装設したことを特長とする収穫機に
   おけるエンジンの冷却装置。
2. （２）機体に搭載せるエンジンの上面側に、該エンジン
   のラジェーターに向う冷却風の吸気口と連通口を介して
   接続する吸気ダクトを、機体に装設せる操縦席近傍に向
   けて延出・するよう装設し、該吸気ダクトの前記操縦席
   近傍に臨む部位に外気の取入口を設け、その取入口に除
   塵用のフィルターを装設して成る収穫機におけるエンジ
   ンの冷却装置において、前記吸気ダクチの外気の取入口
   を設けた取入口部を、吸気ダクトの本体に対し着脱自在
   に構成し、その取入口部にフイ・ルターを装着したこと
   を特長とする収穫機におけるエンジンの冷却装置。