JPH037536Y2 - - Google Patents

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JPH037536Y2
JPH037536Y2 JP10140586U JP10140586U JPH037536Y2 JP H037536 Y2 JPH037536 Y2 JP H037536Y2 JP 10140586 U JP10140586 U JP 10140586U JP 10140586 U JP10140586 U JP 10140586U JP H037536 Y2 JPH037536 Y2 JP H037536Y2
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JP
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intake
air
supply port
engine
swirl chamber
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JP10140586U
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は、エンジンの吸気フアンに連通するラ
ジエータ冷却用の空気取入口を、渦流室により覆
うようにした移動農機のエンジン吸気装置に関す
るものである。
〔従来技術〕
収穫機に搭載されるエンジンは、エンジンカバ
ーにより藁屑等の塵埃から保護されており、エン
ジンを冷却するために設けたラジエータには塵埃
による目詰りを防止するためのフイルタが設けら
れており、このフイルタの塵埃による目詰りを防
止するために、第2図に示す如くフイルタ25の
空気取入面は、その正面側が閉塞され側面にのみ
主吸気供給口31が開口された所定厚さの渦流室
30により囲繞されている。
そして、エンジンの吸気フアン21による吸気
は、側面の主吸気供給口31から渦流室30に内
に向けて流入するようになつており、この主吸気
供給口31からの吸気は、渦流室30内でサイク
ロン渦流軌跡Kを生じながらフイルタ25を通過
し、その際吸い込まれた塵埃は渦流により施回し
ながら自重によつて下方側の藁屑分離室34に導
かれ、フイルタ25への塵埃の吸着が防止されて
いる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、搭載するエンジン馬力を大きくする
場合には、増大するエンジンの発熱量に対処し冷
却風量を増大させる必要がある。そこで渦流室に
発生するサイクロン渦流を阻害することがないよ
う主吸気供給口の開口面積を大きくするには、渦
流室の厚みを横方向に拡大させる方法もある。し
かしながら、殊に対象とする小型のコンバインに
あつては、機体の小型コンパクト化を図る必要が
あるため、渦流室の厚みを増大して機体全体の幅
員を拡大できないという問題がある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、上述した従来の問題点を解消し、渦
流室の厚みを拡大することなく吸気フアンに至る
空気量を増大させ得る移動農機のエンジン吸気装
置を提供することを目的とし、第2図に示すよう
に、渦流室30の正面に、渦流室30の側面に開
口した主吸気供給口31に近接すると共に、渦流
室30内に向けて上向きに補助吸気Sを誘導する
多段の補助吸気供給口35を開口するようにした
ものである。
〔作用〕
吸気フアン21の回転によつて、渦流室30の
主吸気供給口31から主吸気Mが吸引されると同
時に、この主吸気Mの移動に伴い補助吸気供給口
35からの補助吸気Sが主吸気Mに合算され、こ
の合算された吸気は第2図Aの如く渦流室30内
において軌跡Kに沿うサイクロン渦流を生じなが
らフイルタ25を通過し、その際に吸い込まれた
塵埃は、空気取入口24の前面を通り下方の藁屑
分離室34に向う渦流により旋回しながら自重に
よつて下方の藁屑分離室34に導かれ、フイルタ
25への吸着が防止される。
この補助吸気Sは主吸気供給口31近傍で主吸
気Mに上向き状態に誘導合算されるので、渦流室
30内において発生するサイクロン渦流を阻害す
ることなく、主吸気Mと補助吸気Sとが合算した
多量の空気を、フイルタ25を経由させて吸気フ
アン21に供給し得る。
〔実施例〕
以下、本考案を一実施例として示す図面につい
て説明する。
第4図に示すように、コンバイン1は、接地す
る左右一対のクローラ2,2を有する走行装置3
により走行するようになつており、このクローラ
2,2上に配設した機台4には、一側の脱穀装置
5と、他側の運転座席6およびこの運転席6の後
方の穀粒袋詰め装置7が配設されており、また脱
穀装置5の前方には梳起し装置8、刈刃9、脱穀
装置5に刈取穀稈を搬送する搬送装置(図外)等
よりなる前処理装置10が配設され、この前処理
装置10の側方には運転座席6の前方に位置する
運転操作台11が配設されている。また脱穀装置
5の後方には脱穀済みの排稈を細断処理、または
結束処理するための排稈処理装置12が付設され
ている。
前述した運転座席6は、機台4上に固定された
エンジン15の周りを覆うよう構成したエンジン
カバー16の上方に設けられており、このエンジ
ン15にはエンジン吸気装置20が付設されてお
り、このエンジン吸気装置20は次のように構成
されている。
すなわち、第2図および第3図に示すように、
エンジン15には吸気フアン21が設けられてお
り、この吸気フアン21の吸気側にはエンジン冷
却水の放熱器としてのラジエータ22が配設さ
れ、このラジエータ22は吸気ダクト23を介し
て空気取入口24に連通されており、この空気取
入口24には網状の第一のフイルタ25が張設さ
れており、さらにこの第一のフイルタ25よりも
奥側の吸気ダクト23内には連続気泡を有するス
ポンジ状の第二のフイルタ26が配設されると共
に、この吸気ダクト23内一側には仕切板27に
より隔離される隔室28が形成されており、この
隔室28はエアクリーナ29の取入口に連通され
ている。
そして、第一のフイルタ25の空気取入面側に
は開聞自在にエンジン室16の正面を構成する開
閉蓋33が設けられ、この開閉蓋33には第一の
フイルタ25との間に所定厚さの空間が形成され
るよう外側に向けて膨出させた渦流室30が形成
される、この渦流室30には、前記空気取入口2
4の右端よりも右側方に遠ざかる側面に開口され
る主吸気供給口31が設けられると共に、この渦
流室30内の空気取入口24よりも下方には、渦
流室30内に所定距離だけ延びる底板32によつ
て仕切られる藁屑分離室34が形成されている。
この底板32は底板32の側面に形成した折曲
部32aが渦流室30内側にスポツト溶接される
ことにより固定されており、さらに主吸気供給口
31に近接する渦流室30の正面側には、渦流室
30内に向けて上向きに補助吸気Sを誘導する形
状に構成されたよろい窓形式の補助吸気供給口3
5が複数段にわたつて横方向に開口されている。
また、藁屑分離室34の下外側に開口した開口
部には抜き差し自在な透明の開閉窓36が設けら
れ、藁屑分離室34内に溜まつた藁屑量を知るこ
とができ、この藁屑等は開閉窓36の操作により
取り出すことができるようになつている。また、
底板32の主吸気口供給口31側には、第2図A
に示すように所定長さの空間Hが設けられ、後述
するサイクロン渦流の発生を助長するようになつ
ている。
しかして、エンジン15を始動すると、その吸
気フアン21が回転することによつて生ずる吸気
作用により、渦流室30の主吸気供給口31から
主吸気Mが吸引されると同時に、この主吸気Mの
移動に伴い補助吸気供給口35からの補助吸気S
が主吸気Mに合算され、この合算された吸気は第
2図Aの如く渦流室30内において軌跡Kに沿う
サイクロン渦流を生じながらフイルタ25を通過
し、その際に吸い込まれた塵埃は、空気取入口2
4の前面を通り下方の藁屑分離室34に向う渦流
により旋回しながら自重によつて下方の藁屑分離
室34に導かれ、フイルタ25への吸着が防止さ
れるようになる。
この補助吸気Sは主吸気供給口31近傍で主吸
気Mに上向き状態に誘導されるので、渦流室30
内において発生するサイクロン渦流を阻害するこ
となく、主吸気Mと補助吸気Sとが合算した多量
の空気を、フイルタ25および26内を経由させ
て吸気フアン21に供給できる。
したがつて、この種の渦流室30を有するエン
ジンの馬力を大きくした場合でも、渦流室30の
厚みを拡大させて機体全体を大きくすることな
く、主吸気供給口31に近接する渦流室30の平
面側に多段の補助吸気供給口35を設けるだけ
で、エンジンの馬力増大に見合う空気量を得るこ
とができ、機体の小型コンパクト化を図ることが
できる。
また、渦流室30内には主吸気供給口31近傍
で補助吸気Sが多段状で上向きに誘導され、渦流
室30内における主吸気Mによる渦状気流の発生
を阻害することがないので、空気取入口24に張
設したフイルタ25の空気取入面に藁屑等が吸着
されるのを確実に阻止できると共に、渦流室30
に開口した多段の補助吸気供給口25への藁屑の
吸着をも併せて防止できる。
〔考案の効果〕
これを要するに本考案による移動農機の吸気装
置は、フイルタが張設された空気取入口をラジエ
ータを介してエンジンの吸気フアンに連通し、こ
の空気取入口を覆うよう設けた渦流室の正面に
は、渦流室の側面に開口した主吸気供給口に近接
すると共に、渦流室内に向けて上向きに吸気を誘
導する多段の補助吸気供給口を開口したが故に、
渦流室の厚みを拡大させて機体全体を大きくする
ことなく、主吸気供給口に近接する渦流室の正面
側に、多段の補助吸気供給口を開口するだけで、
吸気フアンに至る吸気量を増大させることがで
き、機体の小型コンパクト化を図ることができ
る。
しかも、この補助吸気供給口による補助吸気が
渦流室内には上向きに誘導され、主吸気供給口か
らの主吸気による渦流室内における藁屑分離作用
を乱すことがないので、空気取入口に張設したフ
イルタの空気取入面に藁屑等が吸着されるのを確
実に阻止できると共に、渦流室に設けた補助吸気
供給口への藁屑の吸着を併せて防止できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すものであつて、
第1図は第2図AのA−A矢視断面における作用
説明図、第2図Aは要部の正面図、第2図Bは要
部の側面図、第2図Cは第2図AのB−B矢視断
面図、第3図は分解斜視図、第4図はコンバイン
の全体斜視図である。 1……コンバイン、15……エンジン、21…
…吸気フアン、22……ラジエータ、23……吸
気ダクト、24……空気取入口、25……フイル
タ、30……渦流室、31……主吸気供給口、3
4……藁屑分離室、35……補助吸気供給口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フイルタが張設された空気取入口をラジエータ
    を介してエンジンの吸気フアンに連通し、この空
    気取入口を覆うよう設けた渦流室の正面には、渦
    流室の側面に開口した主吸気供給口に近接すると
    共に、渦流室内に向けて上向きに吸気を誘導する
    多段の補助吸気供給口を開口したことを特徴とす
    る移動農機のエンジン吸気装置。
JP10140586U 1986-07-03 1986-07-03 Expired JPH037536Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10140586U JPH037536Y2 (ja) 1986-07-03 1986-07-03

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JP10140586U JPH037536Y2 (ja) 1986-07-03 1986-07-03

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JPS639418U JPS639418U (ja) 1988-01-22
JPH037536Y2 true JPH037536Y2 (ja) 1991-02-25

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ID=30972108

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JP10140586U Expired JPH037536Y2 (ja) 1986-07-03 1986-07-03

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2005060729A1 (ja) * 2003-12-18 2005-07-07 Yanmar Co., Ltd. コンバイン

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JPS639418U (ja) 1988-01-22

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