JP3425677B2 - 移動農機の防塵装置 - Google Patents

移動農機の防塵装置

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JP3425677B2 JP08596594A JP8596594A JP3425677B2 JP 3425677 B2 JP3425677 B2 JP 3425677B2 JP 08596594 A JP08596594 A JP 08596594A JP 8596594 A JP8596594 A JP 8596594A JP 3425677 B2 JP3425677 B2 JP 3425677B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は例えばコンバインのラジ
エータ或いはオイルクーラの冷却用の外気取入口に防塵
網を設けて、外気に塵埃が混入するのを防止するように
した移動農機の防塵装置に関する。 【0002】 【従来の技術】この種防塵網の外気取入側に、比較的比
重の大きい大形の塵を予め遠心力作用でもって除去する
ようにしたサイクロン式の防塵装置を設けたものがあ
る。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし乍らこのような
サイクロン式にあっては、遠心力方向に除去された塵の
留る塵留り部が形成されるため、定期的に塵留り部を掃
除しなければならないという手間の煩わしさがあった。 【0004】 【課題を解決するための手段】然るに、本発明は、吸込
ファンにより防塵網を介して外気を取入れる吸引室を設
け、前記防塵網の外気取入側下方の塵留り部と吸込ファ
ンの吸引室とを排塵管を介して接続させる移動農機の防
塵装置において、前記吸込ファンをファンケーシングに
よって覆うと共に、サイクロン式の空気取入風路を形成
する風路ケーシングの内部を上下に仕切る仕切板を設
け、仕切板の上側に前記空気取入風路を形成し、仕切板
の下側に塵留り部を形成し、前記仕切板の一側を開口さ
せて空気取入風路と塵留り部を連通させ、空気取入風路
に連通させる側と反対側の塵留り部に排塵管を接続させ
もので、極めて構造簡単にして低コストな手段でもっ
て防塵性を向上させることができる。 【0005】 【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて詳述す
る。図1は防塵装置の側面説明図、図2はコンバインの
全体側面図、図3は同平面図であり、図中(1)は走行
クローラ(2)をトラックフレーム(3)に装備する機
台、(4)は軸流式のスクリュ形扱胴(5)及び処理胴
(6)などを備えていて前記機台(1)に搭載する脱穀
部、(7)は揚穀筒(8)を介して取出す脱穀部(4)
の穀粒を溜める穀物タンク、(9)は前記脱穀部(4)
の下部前方に油圧シリンダ(10)を介して昇降可能に
装設する刈取部、(11)は運転席(12)及び運転操
作部(13)を備えて前記穀物タンク(7)の前方に配
設させる運転キャビン、(14)は前記穀物タンク
(7)の後方に備えていてエンジン(15)を内設する
エンジン部、(16)は前記穀物タンク(7)内の穀粒
を取出す穀粒上部排出オーガである。 【0006】そして前記刈取部(9)は、未刈り穀稈を
取入れる穀物刈取ヘッダー(17)と、該ヘッダー(1
7)の後部略中央に連結させて刈取穀稈を脱穀部(4)
に送給するフィーダハウス(18)によって構成すると
共に、未刈り穀稈掻込み用リール(19)と、往復駆動
型刈刃(20)と、穀稈掻込オーガ(21)とを前記穀
物ヘッダー(17)に備え、前記ヘッダー(17)に取
込まれる刈取穀稈をフィーダハウス(18)に内設する
供給チェンコンベア(22)を介し脱穀部(4)に送り
込んで脱穀処理するように構成している。 【0007】また前記脱穀部(4)の右外側には二番還
元筒(23)を配備させていて、二番処理物を処理胴
(6)を介し脱穀部(4)に戻して再脱穀及び再選別す
るように設けている。 【0008】図4乃至図6にも示す如く、前記刈取部
(9)を駆動する油圧式無段変速機構(HST)の作動
油冷却用のオイルクーラ(24)を運転キャビン(1
1)下部と機台(1)間の右外側に設けるもので、前記
エンジン(15)にファン軸(25)を駆動連結させる
空気吸込ファン(26)を、オイルクーラ(24)より
機体内側に配設し、これらクーラ(24)及びファン
(26)の周囲外側をシュラウドであるファンケーシン
グ(27)で一体的に覆って、吸引ファン(26)によ
ってケーシング(27)内の吸引室(28)に取入れる
外気でもってオイルクーラ(24)の冷却を行うように
構成している。 【0009】また、前記ファンケーシング(27)の右
側に開設する空気吸込口(29)には防塵網(30)を
張設すると共に、この防塵網(30)の外側を風路ケー
シング(31)で覆って、これら防塵網(30)とケー
シング(31)間に空気取入風路(32)を形成するも
ので、前記風路ケーシング(31)は内部に上下仕切板
(33)を設けて、仕切板(33)の上側に前記空気取
入風路(32)を、また下側に塵留り部である排塵風路
(34)を形成している。 【0010】さらに、前記風路ケーシング(31)の後
側面(31a)上部に開口を設けて、取入風路(32)
への接線流入式の空気取入口(35)とすると共に、前
記仕切板(33)の前部に開口を設けて、取入風路(3
2)と排塵風路(34)との連通路(36)として、サ
イクロン式の排塵通路(37)をこれら風路(32)
(34)及び通路(36)で形成している。 【0011】またさらに前記排塵風路(34)の連通路
(36)とは反対側となる最奥の風路後側部と、前記フ
ァンケーシング(27)の吸引室(28)のクーラ(2
4)とファン(26)間とを排塵管(38)で連通接続
させて、吸込ファン(26)の吸引力でもって、排塵風
路(34)内に流入する塵などを排塵管(38)に吸込
んでケーシング(31)左側の排風口(39)よりクー
ラ冷却後の空気に合流させて排出するように構成してい
る。 【0012】本実施例は上記の如く構成するものにし
て、刈取部(9)の各リール(19)・刈刃(20)・
掻込オーガ(21)・チェンコンベア(22)などの駆
動を行う刈取用油圧式無段変速機構(HST)の作動油
冷却用のオイルクーラ(24)を、前記吸込ファン(2
6)によってファンケーシング(27)内に取入れる空
気で冷却するもので、空気中に混入する塵埃などは防塵
網(29)を通過する際網(29)に補集されて取り除
かれる。 【0013】而して、風路ケーシング(31)の空気取
入口(35)から取入風路(32)内に取入れられる空
気(冷却風)は、図1に示す如く、時計方向に回転する
ファン(26)の回転と同一方向で接線方向から流入す
ることによって、空気中に混入する比較的比重の大きい
塵などはサイクロン作用でもって、前方のケーシング
(31)の前側面(31b)に衝突し、或いは直接的に
前側面(31b)下側の連通路(36)に流入しこの下
方の排塵風路(34)内に流出する。 【0014】そして排塵風路(34)内に流入した塵
は、この風路(34)最奥部で吸引室(28)に連通す
る排塵管(38)に吸込まれ、吸引室(28)でクーラ
(24)冷却後の空気に合流して排風口(39)よりケ
ーシング(27)外に排出される。 【0015】このようにオイルクーラ(24)を冷却す
る吸込ファン(26)の吸込力を有効に利用して、この
冷却空気中に混入する塵などの強制排除を自動的に可能
とさせるものである。 【0016】本実施例は刈取駆動用オイルクーラ(2
4)の吸込ファン(26)の防塵装置を示したが、図7
に示す如く、前記エンジン(15)のエンジンラジエー
タ(40)及び走行用油圧式無段変速機構(HST)の
オイルクーラ(41)などの冷却を行う吸込ファン(2
6a)の防塵装置としても有効に使用することができる
もので、また吸込ファン(26)(26a)も軸流ファ
ン以外にシロッコファンや横断流ファンなど遠心ファン
でも良い。またこの場合も排塵管(38)から排出され
る塵は、ラジエータ(40)冷却後の空気に合流するた
めラジエータ(40)に悪影響を与えることが回避され
る。 【0017】 【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明
は、吸込ファン(26)により防塵網(30)を介して
外気を取入れる吸引室(28)を設け、前記防塵網(3
0)の外気取入側下方の塵留り部(34)と吸込ファン
(26)の吸引室(28)とを排塵管(38)を介して
接続させる移動農機の防塵装置において、前記吸込ファ
ン(26)をファンケーシング(27)によって覆うと
共に、サイクロン式の空気取入風路(32)を形成する
風路ケーシング(31)の内部を上下に仕切る仕切板
(33)を設け、仕切板(33)の上側に前記空気取入
風路(32)を形成し、仕切板(33)の下側に塵留り
部(34)を形成し、前記仕切板(33)の一側を開口
させて空気取入風路(32)と塵留り部(34)を連通
させ、空気取入風路(32)に連通させる側と反対側の
塵留り部(34)に排塵管(38)を接続させるもの
で、極めて構造簡単にして低コストな手段のもので防塵
性を向上させることができるなど顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】 【図1】防塵装置の側面説明図である。 【図2】コンバインの全体側面図である。 【図3】コンバインの全体平面図である。 【図4】防塵装置の側面説明図である。 【図5】防塵装置の正面説明図である。 【図6】防塵装置の平面説明図である。 【図7】エンジン部の防塵装置の平面説明図である。 【符号の説明】 (26) 吸込ファン (30) 防塵網 (34) 排塵風路(塵留り部) (38) 排塵管

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 吸込ファン(26)により防塵網(3
    0)を介して外気を取入れる吸引室(28)を設け、前
    記防塵網(30)の外気取入側下方の塵留り部(34)
    と吸込ファン(26)の吸引室(28)とを排塵管(3
    8)を介して接続させる移動農機の防塵装置において、
    前記吸込ファン(26)をファンケーシング(27)に
    よって覆うと共に、サイクロン式の空気取入風路(3
    2)を形成する風路ケーシング(31)の内部を上下に
    仕切る仕切板(33)を設け、仕切板(33)の上側に
    前記空気取入風路(32)を形成し、仕切板(33)の
    下側に塵留り部(34)を形成し、前記仕切板(33)
    の一側を開口させて空気取入風路(32)と塵留り部
    (34)を連通させ、空気取入風路(32)に連通させ
    る側と反対側の塵留り部(34)に排塵管(38)を接
    続させることを特徴とする移動農機の防塵装置。
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