JP3198368B2 - コンバイン - Google Patents
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Landscapes
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Description
穀物を刈取って脱穀処理するコンバインに関する。
示す如く、エンジンの水冷用ラジエータと、ラジエータ
を空冷する冷却ファンを備え、冷却ファンによるラジエ
ータの冷却風吸引側に除塵スクリーンを設け、除塵スク
リーンを介して取込む空気によってラジエータを空冷す
る技術がある。
スクリーンに塵埃が付着してラジエータを冷却する空気
が不足する前に、除塵スクリーンの塵埃を取り除いてエ
ンジンのオーバーヒートを防ぐ必要があるが、除塵スク
リーンの塵埃を掃き取る構造では、塵埃の除去作業が極
めて面倒であり、収穫作業の能率を容易に向上し得ない
等の問題がある。 また、冷却ファンを逆転させて除塵ス
クリーンの塵埃を吹飛ばす構造では、冷却ファンを逆転
させる操作または制御部材が必要である等の取扱い上及
び製造コスト上の問題がある。また、除塵スクリーンの
塵埃を吸い取るファンを特別に設ける構造では、製造コ
ストが高くなったりコンパクト化を容易に行い得ない等
の問題がある。
ジンの水冷用ラジエータと、ラジエータを空冷する冷却
ファンを備え、冷却ファンによるラジエータの冷却風吸
引側に除塵スクリーンを設け、除塵スクリーンを介して
取込む空気によってラジエータを空冷するコンバインに
おいて、除塵スクリーンの塵埃付着側に塵埃吸込口を設
けると共に、前記冷却ファンの排風側に塵埃吸込口を接
続させる塵埃吸入部材を設け、前記冷却ファンの排風に
よる負圧吸引力によって防塵スクリーンの塵埃を塵埃吸
込口から吸込んで除塵するもので、従来に比べ、除塵ス
クリーンの塵埃を掃き取る必要がなく、また冷却ファン
を逆転させて塵埃を吹飛ばす必要もなく、また塵埃を吸
取るファンを特別に設ける必要もなく、冷却ファンによ
ってラジエータを空冷し乍ら冷却ファンの排風を利用し
て除塵スクリーンの塵埃を取除き得、除塵スクリーンの
塵埃除去作業の簡略化並びに取扱い操作性の向上並びに
製造コストの低減及びコンパクト化などを容易に行い得
るものである。
る。図1はラジエータ部の側面説明図、図2は全体の側
面図、図3は同平面図であり、図中(1)は走行クロー
ラ(2)をトラックフレーム(3)に装備する機台、
(4)は軸流式のスクリュ形扱胴(5)及び処理胴
(6)及び選別機構(7)などを備えていて前記機台
(1)に搭載する脱穀部、(8)は揚穀筒(9)を介し
て取出す脱穀部(4)の穀粒を溜める穀物タンク、(1
0)は前記脱穀部(4)の下部前方に油圧シリンダ(1
1)を介して昇降可能に装設する刈取部、(12)は運
転席(13)及び運転操作部(14)を備えて前記穀物
タンク(8)の前方に配設させる運転キャビン、(1
5)は前記穀物タンク(8)の後方に備えていてエンジ
ン(16)を内設するエンジン部、(17)は前記穀物
タンク(8)内の穀粒を取出す穀粒搬出オーガである。
を取入れる穀物刈取ヘッダー(18)と、該ヘッダー
(18)の後部略中央に連結させて刈取穀稈を脱穀部
(4)に送給するフィーダハウス(19)によって構成
すると共に、未刈り穀稈掻込み用リール(20)と、往
復駆動型第1及び第2刈刃(21)(22)と、穀稈掻
込オーガ(23)とを前記穀物ヘッダー(18)に備
え、前記ヘッダー(18)に取込まれる刈取穀稈をフィ
ーダハウス(19)に内設する供給チェンコンベア(2
4)を介し脱穀部(4)に送り込んで脱穀処理するよう
に構成している。
元筒(25)を配備させていて、二番処理物を処理胴
(6)を介し脱穀部(4)に戻して再脱穀及び再選別す
るように設けている。
どの駆動を行うエンジン(16)と、該エンジン(1
6)燃焼室の冷却を行うエンジンラジエータ(26)及
びラジエータ冷却用のシロッコファン(27)とは上下
に隔離させて設けるもので、前記エンジン(16)のフ
ライホイル(28)側の後出力軸(16a)を、エンジ
ン(16)左側の軸受(29)に支持するカウンタ軸
(30)に自在継手軸(31)を介し連動連結させて、
扱胴(5)などに駆動力を伝達する脱穀入力軸(32)
及び無段変速機構(HST)(33)の入力軸(34)
及び穀物タンク(8)の下部排出オーガ(35)の入力
軸(36)に、前記カウンタ軸(30)を各ベルト伝達
機構(37)(38)(39)を介し連動連結させて、
脱穀各部及び走行クローラ(2)及び穀物タンク(8)
のそれぞれの駆動を行うように構成している。
イル側の前出力側(16b)にベルト(40)(41)
を介してシロッコファン(27)のファン軸(42)を
連動連結させるもので、該シロッコファン(27)はフ
ァンケース(43)の左右外側に、ラジエータ(26)
の排風側間を覆うファンケーシング(44)を設けて、
これらケース(43)とケーシング(44)間に冷却排
風路(45)を形成し、ファンケース(43)の左右両
側に開設する左右の空気吸込口(46)(46)より冷
却排風路(45)内のラジエータ(26)冷却後の空気
を取入れると共に、前記エンジン(16)を内設するエ
ンジンルーム(47)とこの左側の脱穀部(4)間の余
剰空隙部(48)に、下向きに前記ファンケース(4
3)の排風口(49)を臨ませて、前記吸込口(46)
(46)よりファンケース(43)に取入れた空気の排
出を余剰空間部(48)に行うように構成している。
に、外気取入口(50)を後部に開設する風路ケーシン
グ(51)を設けて、前記変速機構(33)に用いるオ
イルクーラ(52)を前記ケーシング(51)内に配設
すると共に、外気取入口(50)に防塵用のロータリス
クリーン(53)を配設して、該スクリーン(53)で
除塵後の清浄空気によってオイルクーラ(52)及びラ
ジエータ(26)の冷却を行うように構成している。
軸(54)を介し開閉自在に支持するエンジンルームカ
バー(55)に、支持フレーム(56)を介しスクリー
ン(53)の中央支軸(57)を回転自在に枢支させる
と共に、スクリーン(53)の折曲周縁部(53a)を
外周及び内周側より圧接する外及び内接ローラ(58)
(59)を各ローラアーム(60)(61)を介して支
持フレーム(56)のアーム支軸(62)に揺動自在に
枢支させ、各アーム(60)(61)とフレーム(5
6)間にローラ圧接バネ(63)(64)を張架させ、
外接ローラ(58)に駆動連結するスクリーン回転モー
タ(65)によってスクリーン(53)の回転を行うよ
うに構成している。
径方向に開口(66)を臨ませる筒形の除塵口体(6
7)をルームカバー(55)に固定支持させ、該口体
(67)と前記ファンケース(43)の排風側とを除塵
管(68)を介して連通接続させて、前記シロッコファ
ン(27)の排風吸引力によってスクリーン表面に付着
する塵埃などを除塵口体(67)内に吸込んで、スクリ
ーン(53)の除塵を行うもので、エンジン(16)の
水冷用ラジエータ(26)と、ラジエータ(26)を空
冷する冷却ファンであるシロッコ(27)を備え、シロ
ッコファン(27)によるラジエータ(26)の冷却風
吸引側に除塵スクリーンであるロータリスクリーン(5
3)を設け、ロータリスクリーン(53)を介して取込
む空気によってラジエータ(26)を空冷するコンバイ
ンにおいて、ロータリスクリーン(53)の塵埃付着側
に塵埃吸込口である開口(66)を設けると共に、前記
シロッコファン(27)の排風側に開口(66)を接続
させる塵埃吸入部材である除塵管(68)を設け、前記
シロッコファン(27)の排風による負圧吸引力によっ
てロータリスクリーン(53)の塵埃を開口(66)か
ら吸込んで除塵する。そして、従来に比べ、ロータリス
クリーン(53)の塵埃を掃き取る必要がなく、またシ
ロッコファン(27)を逆転させて塵埃を吹飛ばす必要
もなく、また塵埃を吸取るファンを特別に設ける必要も
なく、シロッコファン(27)によってラジエータ(2
6)を空冷し乍らシロッコファン(27)の排風を利用
してロータリスクリーン(53)の塵埃を取除き、ロー
タリスクリーン(53)の塵埃除去作業の簡略化並びに
取扱い操作性の向上並びに製造コストの低減及びコンパ
クト化などを行う。
取入れるエアクリーナ(69)のプレクリーナ(70)
と、燃焼後の排気ガスを排出するマフラー(71)のテ
ールパイプ(72)とをエンジン部(15)の上壁(1
5a)より外側に突出させるもので、エンジン(16)
の左前側位置よりテールパイプ(72)を上壁(15
a)上方に突出させ、エンジン部(15)を縦方向に貫
通する前記搬出オーガ(17)の縦排出オーガ(73)
の左側にあって排出オーガ(17)より下位置で上壁
(15a)に沿わせる如く該パイプ(72)後端を後方
に延設させて、機体の最後端部で後斜下方に排気口(7
2a)を臨ませる一方、前記プレクリーナ(70)を縦
排出オーガ(73)の前方位置に配設して、排出オーガ
(17)の旋回時にこれらプレクリーナ(70)及びテ
ールパイプ(72)が旋回の障害とならないように構成
している。
て、前記エンジン(16)より上方にラジエータ(2
6)及びシロッコファン(27)を配設して、これらラ
ジエータ(26)及びシロッコファン(27)をエンジ
ン(16)より隔離させた状態とすることによって、エ
ンジン(16)の熱気の影響を最小に抑制した良好なラ
ジエータ(26)の冷却を可能にできると共に、エンジ
ンルーム(47)の略密閉を可能とさせて低騒音化も可
能にできる。
風をエンジンルーム(47)と脱穀部(4)間の余剰空
隙部(48)に下向きに排出させることによって、機体
外側への吹出しを防止してコンバイン作業を良好なもの
とさせることができる。
ス(43)の排風側に除塵管(68)を介し連通接続さ
せることによって、別途除塵用のファンなど設置するこ
となく1つのシロッコファン(27)を有効利用した経
済的なスクリーン(53)の除塵が可能にできる。
は、エンジン(16)の水冷用ラジエータ(26)と、
ラジエータ(26)を空冷する冷却ファン(27)を備
え、冷却ファン(27)によるラジエータ(26)の冷
却風吸引側に除塵スクリーン(53)を設け、除塵スク
リーン(53)を介して取込む空気によってラジエータ
(26)を空冷するコンバインにおいて、除塵スクリー
ン(53)の塵埃付着側に塵埃吸込口(66)を設ける
と共に、前記冷却ファン(27)の排風側に塵埃吸込口
(66)を接続させる塵埃吸入部材(68)を設け、前
記冷却ファン(27)の排風による負圧吸引力によって
防塵スクリーン(53)の塵埃を塵埃吸込口 (66)か
ら吸込んで除塵するもので、従来に比べ、除塵スクリー
ン(53)の塵埃を掃き取る必要がなく、また冷却ファ
ン(27)を逆転させて塵埃を吹飛ばす必要もなく、ま
た塵埃を吸取るファンを特別に設ける必要もなく、冷却
ファン(27)によってラジエータ(26)を空冷し乍
ら冷却ファン(27)の排風を利用して除塵スクリーン
(53)の塵埃を取除くことができ、除塵スクリーン
(53)の塵埃除去作業の簡略化並びに取扱い操作性の
向上並びに製造コストの低減及びコンパクト化などを容
易に行うことができるものである。
Claims (1)
- 【請求項1】 エンジン(16)の水冷用ラジエータ
(26)と、ラジエータ(26)を空冷する冷却ファン
(27)を備え、冷却ファン(27)によるラジエータ
(26)の冷却風吸引側に除塵スクリーン(53)を設
け、除塵スクリーン(53)を介して取込む空気によっ
てラジエータ(26)を空冷するコンバインにおいて、
除塵スクリーン(53)の塵埃付着側に塵埃吸込口(6
6)を設けると共に、前記冷却ファン(27)の排風側
に塵埃吸込口(66)を接続させる塵埃吸入部材(6
8)を設け、前記冷却ファン(27)の排風による負圧
吸引力によって防塵スクリーン(53)の塵埃を塵埃吸
込口(66)から吸込んで除塵することを特徴とするコ
ンバイン。
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Cited By (2)
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-
1993
- 1993-09-08 JP JP24878293A patent/JP3198368B2/ja not_active Expired - Fee Related
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