JP2984989B2 - コンバイン - Google Patents

コンバイン

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JP2984989B2
JP2984989B2 JP9158021A JP15802197A JP2984989B2 JP 2984989 B2 JP2984989 B2 JP 2984989B2 JP 9158021 A JP9158021 A JP 9158021A JP 15802197 A JP15802197 A JP 15802197A JP 2984989 B2 JP2984989 B2 JP 2984989B2
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高 茂 實 日
家 輝 光 大
田 茂 中
矢 昭 彦 中
畑 俊 紀 桐
山 浩 二 森
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は走行部及び刈取部及
び脱穀部など各部をエンジンによって駆動し乍ら収穫作
業を行うコンバインに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、実開昭55−5
768号公報に示す如く、エンジンの排気を脱穀部に取
入れて湿材の脱穀選別作業性を向上させる技術がある
が、エンジンの排気中に含まれる炭素粒などが脱穀部内
部に付着蓄積して汚れる等の不具合がある。そこで、実
開平1−68728号公報に示す如く、エンジンの空冷
暖気を脱穀部に取入れると、排気ガスにより汚れる不具
合をなくすことができるが、エンジンにラジエータを付
設させてエンジン筐体を開放させているから、刈取部で
発生する粉塵が取込まれたり、作業者にエンジン騒音が
伝わる等の不具合がある。また、エンジンを内設させる
エンジン筐体の密閉性を高めることによって作業者に伝
わる騒音を低減できるが、エンジンの冷却構造の簡略化
並びにエンジンの出力損失低減などを容易に図り得ない
等の問題がある。
【0003】
【課題を解決するための手段】然るに、本発明は、刈取
部及び脱穀部を駆動するエンジンをエンジン筐体に内設
せ、エンジン筐体内部と脱穀部内部を連通させるダク
ト部材を、エンジン筐体と脱穀部筐体の間に設けると共
に、エンジン筐体内部に除塵空気を送給させる外気取入
筐体を設け、また作業者搭乗ステップ後側にエンジン筐
体を配設させるコンバインにおいて、外気取入筐体をエ
ンジン筐体機外側に隣接させて設け、外気取入筐体の後
部機外側面に外気吸込口を形成し、外気取入筐体の前部
機内側面に除塵空気排出口を形成し、エンジン筐体前方
外側にエンジン水冷用のラジエータを設ける一方、外気
取入筐体の後部機内側面に吸気口を形成してエンジン筐
体に連通させたもので、エンジン筐体側方の外気取入筐
体外側面に大面積の外気吸込口を容易に形成し得、外気
取入圧力を低減させて大きな塵の付着並びに小さな塵の
吸込などを容易に防止し得、またエンジン筐体前方の外
気取入筐体内側面に除塵空気排出口を形成するから、エ
ンジン水冷用のラジエータ及びファンなどをエンジン筐
体前方の空間を利用して除塵空気排出口に隣接配置し
得、エンジンと除塵空気排出口の両方にラジエータを近
接配置し得、エンジンとラジエータを連結させる水冷配
管構造の簡略化並びにラジエータに除塵空気を送給する
送風構造の簡略化などを容易に図り得ると共に、エンジ
ン筐体の密閉性を高めて作業者に伝わるエンジン騒音を
容易に低減し得、しかもエンジン筐体内部に吸気口から
送出させる換気によってエンジン筐体内部の温度上昇を
容易に防止し得、エンジンの防音構造の簡略化並びにエ
ンジンの出力損失低減などを容易に図り得るものであ
る。
【0004】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて詳述する。図1は冷却用ファンの制御回路図、図
2はコンバインの全体側面図、図3は同平面図であり、
図中(1)は走行クローラ(2)を装設するトラックフ
レーム、(3)は前記トラックフレーム(1)に架設す
る機台、(4)はフィードチェン(5)を左側に張架し
扱胴(6)及び処理胴(7)を内蔵している脱穀部、
(8)は刈刃(9)及び穀稈搬送機構(10)などを備
える刈取部、(11)はメーンフレーム(12)を介し
て刈取部(8)を昇降させる油圧シリンダ、(13)は
排藁チェン(14)終端を臨ませる排藁処理部、(1
5)は脱穀部(4)からの穀粒を揚穀筒(16)を介し
て搬入する穀物タンク、(17)は前記タンク(15)
の穀粒を機外に搬出する排出オーガ、(18)は運転操
作部(19)及び運転席(20)を備える運転部、(2
1)は運転席(20)下方に設けるエンジンであり、連
続的に穀稈を刈取って脱穀するように構成している。
【0005】図4乃至図7にも示す如く、前記エンジン
(21)は該エンジン(21)燃焼室の冷却を行うエン
ジンラジエータ(22)とは隔離させたもので、該ラジ
エータ(22)を運転操作部(19)の運転操作コラム
(23)の下方に配設すると共に、前記運転席(20)
を上面に支持する略密閉箱形状のシートコラムケースで
あるシートコラム(24)内にエンジン(21)を配設
し、前記シートコラム(24)と操作コラム(23)間
のステップ(25)下部に、前記ラジエータ(22)に
空気を送風してラジエータ(22)の放熱冷却を行うシ
ロッコファン(26)を配設して、エンジン(21)や
ラジエータ冷却用ファンの騒音の低減化を図るように構
成している。
【0006】また、前記シートコラム(24)の右側に
は内部を空洞に形成する右サイドコラム(27)を配設
していて、該コラム(27)の右外壁に開設する外気吸
込口(28)から取入れる空気を、コラム(27)左内
壁の下部前端に開設する排出口(29)よりシロッコフ
ァン(26)のファンケーシング(30)の右外側面に
開設する右吸込口(31a)を介してファン(26)に
送り込んで、前面側のラジエータ(22)に空気を送風
させラジエータ(22)の放熱冷却を行うように構成す
るもので、該コラム(27)の内部を前記シロッコファ
ン(26)の空気吸込風路(32)に形成している。
【0007】さらに、前記ファンケーシング(30)の
左外側面にも右側同様の左吸込口(31b)を開設し、
該吸込口(31b)を覆う如くファンケーシング(3
0)の左外側面に固設する風路ガイド(33)の吸気口
(33a)を、前記シートコラム(24)内側のエンジ
ンエンクローズルーム(34)(エンジン(21)全体
を略密閉状に覆うエンジンルームを以下このように称す
る)に臨ませて、前記風路ガイド(33)内に形成する
換気回路(35)を介してエンジンエンクローズルーム
(34)内の空気をシロッコファン(26)の左片側よ
り吸込ませて、シロッコファン(26)左位置の刈取部
(8)で発生する塵などの吸込みを回避させて、ラジエ
ータ(22)など防塵網の目詰まり防止を図るように構
成している。
【0008】またさらに、前記シロッコファン(26)
からの冷却風をラジエータ(22)に案内する風路ケー
シング(36)を、ファンケーシング(30)とラジエ
ータ(22)間に三者一体に設けて、これらラジエータ
(22)及び各ケーシング(30)(36)の三者をス
テップ(25)の下部に防振ゴム(37)を介して一体
的に防振支持して、ステップ(25)にこれらの振動が
伝達されるのを防止するように構成している。
【0009】また、走行速度の変速を行う油圧式無段変
速機構(HST)(38)のオイルクーラ(39)を前
記ラジエータ(22)の前方位置に配設し、ラジエータ
(22)に対しファンケーシング(30)及びオイルク
ーラ(39)を平面視右側端を揃えて偏位させ、偏位さ
せたファンケーシング(30)左側の余剰スペースに、
前記風路ガイド(33)やシロッコファン(26)のフ
ァン軸(26a)を連結する電動式ファン駆動モータ
(40)やミッションケース(41)に一体装設する前
記変速機構(38)を配設すると共に、ファンケーシン
グ(30)及びオイルクーラ(39)の左側余剰スペー
スを、エンジン(21)とラジエータ(22)間を略平
行に接続する2本のウオータホース(42)及び変速機
構(38)とオイルクーラ(39)間を接続する油圧ホ
ース(43)などのホース経路に用いて、これらのコン
パクト配置を可能に構成している。
【0010】さらに、前記ラジエータ(22)は上端程
前方に傾ける前傾姿勢に設けて、ウオータホース(4
2)を接続するラジエータ(22)の冷却水用入出口
(44a)(44b)とドレン口(45)とをラジエー
タ(22)の前面側で前方に突設させて、ラジエータ
(22)のメンテナンスや、ドレン口(45)を用いた
排水作業などでの作業性向上を図るように構成してい
る。
【0011】前記エンジン(21)のフライホイル(4
6)を介するクランク出力軸(21a)を左右横方向に
配設して、前記出力軸(21a)に自在継手軸(47)
を介してカウンタ軸(48)を連動連結させるもので、
機台(3)側に固設するカウンタ軸受(49)に前記カ
ウンタ軸(48)を支持させ、該カウンタ軸(48)に
一体連結する出力プーリ(50)に前記変速機構(3
8)の入力プーリ(51)をベルト(52)を介して連
動連結して、エンジンエンクローズルーム(34)を形
成するシートコラム(24)外側でカウンタ軸(48)
の回転をベルト伝達させることにより、ベルト張力の影
響を受けることのない適正なエンジン(21)搭載用の
防振ゴムの選定を可能とすると共に、シートコラム(2
4)の左外壁に開設する前記継手軸(47)の挿通穴
(53)の開口率を小に抑えて、このエンクローズルー
ム(34)の密閉度を向上させて低騒音を促進するよう
に構成している。
【0012】また、前記シロッコファン(26)のファ
ン軸(26a)を駆動するファン駆動モータ(40)
は、風路ガイド(33)の左側板にボルト(54)を介
し取外し自在に固設させて、これらガイド(33)とモ
ータ(40)のコンパクトな配設を行うように構成して
いる。
【0013】一方、前記エンクローズルーム(34)内
に外気を取入れる左右の換気用吸気口(55)(56)
を、平面視前記吸気口(33a)のエンジン(21)を
挾んだ略対角位置に設けると共に、左側吸気口(55)
をルーム(34)左側壁の後上部位置に、また右側吸気
口(56)をルーム(34)右側壁の後下部位置にそれ
ぞれ開設して、左側吸気口(55)より取入れる外気及
び右側吸気口(56)より取入れる前記風路(32)か
らの外気を、エンジン(21)全体を満遍無く流通させ
る状態とさせて、エンジン(21)及びこの雰囲気温度
の下降を促進させるように構成している。
【0014】前記吸気口(55)は防塵網(57)を入
口部に有し、ルーム(34)内にラビリンス吸気路(5
8)を形成し、シートコラム(24)上側面上に配設す
るエンジンエアクリーナ(59)の吸気管(60)の入
口端を前記吸気路(58)に臨ませて、エアクリーナ
(59)のエレメントなどのメンテナンス向上と、エア
ークリーナ(59)における清浄空気の良好な取入れな
どを行うように構成している。
【0015】また図6に示す如く、エンジン(21)の
駆動負荷の変化を検出する負荷センサ(61)と、エン
ジンエンクローズルーム(34)内の温度変化を検出す
るエンジン室温センサ(62)とを設け、図1に示す如
く、前記シロッコファン(26)の駆動モータ(40)
を駆動制御するモータ制御回路(63)に、前記各セン
サ(61)(62)とエンジン(21)のキースイッチ
(64)とを入力接続させて、各センサ(61)(6
2)の検出に基づいて前記モータ(40)の駆動及び駆
動停止と、回転制御を行うように構成している。
【0016】上記の如く、大きな冷却風用開口を必要と
するラジエータ(22)をエンジン(21)配置位置よ
り離して配設することによって、エンジン(21)を収
納するエンジンエンクローズルーム(34)を最大に密
閉状のものとさせることが可能となってエンジン騒音の
低減を図ることができるもので、また前記ラジエータ
(22)を送風冷却するラジエータ冷却用ファンに、シ
ロッコファン(26)を用いることによって従来のラジ
アル式ファンに比べ静動で騒音の一層の低減化が図れ
る。
【0017】また、前記ラジエータ(22)を機体前面
側に設けることによって、シートコラムなどその都度取
外すことなくこのメンテナンスなどが機体前面側より容
易に行えると共に、前記シロッコファン(26)におけ
る空気の吸込も、塵の発生率の高いファン(26)近傍
を回避させての吸込みが行えて、該ファン(26)やラ
ジエータ(22)に塵や藁屑などの詰まり事故のない良
好な作業が行えるものである。
【0018】さらに、前記シロッコファン(26)によ
るラジエータ(22)冷却時にあっては、前記風路ガイ
ド(33)によってエンクローズルーム(34)内の換
気も同時に良好に行われてエンジン(21)性能を長期
安定維持させることができるもので、このガイド(3
3)の配設にあってはシロッコファン(26)の駆動モ
ータ(40)と一体にコンパクトな配設が可能となるも
のである。
【0019】而して図8に示す如く、前記キースイッチ
(64)をオン操作してのエンジンン(21)駆動時に
あっては、前記モータ(40)も同時に駆動してシロッ
コファン(26)の回転によってラジエータ(22)の
送風冷却とエンジンエンクローズルーム(34)内の強
制換気が行われるもので、この作業中エンジン(21)
の駆動負荷が基準より大或いは小となるとき、モータ
(40)の回転が大或いは小に速度制御されて、エンジ
ン(21)の駆動負荷に適正に応じた速度でシロッコフ
ァン(26)は回転して良好なこれらの冷却と換気作用
を行う。そしてキースイッチ(64)をオフとさせての
エンジン(21)停止時にあって、エンジンエンクロー
ズルーム(34)内の温度が所定温度(T℃)以上のと
きには、引き続きシロッコファン(26)を回転させて
これら冷却と換気作用を行わしめる一方、ルーム(3
4)内の温度が所定温度(T℃)以下に下がったとき前
記モータ(40)の駆動を停止させて、エンジン(2
1)及び、この電装部品などを低温度状態下のもとで安
全に保護するものである。
【0020】図9のものは、前記ファンケーシング(3
0)の左吸込口(31b)を直接外側に開放させ、この
開放吸込口(31b)を通る状態に前記ウオータホース
(42)を配設して、この吸込口(31b)よりシロッ
コファン(26)に吸込まれる外気を利用してラジエー
タ(22)に供給される冷却水の効果的な冷却を行うよ
うに構成したものである。
【0021】さらに、図10に示す如く、前記脱穀部
(4)の唐箕(65)の右入口(4a)側に換気風路
(66)を介して前記ルーム(34)の換気出口(6
7)を連通接続させて、ルーム(34)の熱気を唐箕
(65)に吸引送給させることによって、該唐箕(6
5)による選別風を温度上昇させてこの選別部における
湿材などに対する適応性を向上させるように構成したも
のである。またこの場合ルーム(34)の熱気をシロッ
コファン(26)に送給しなくすると、シロッコファン
(26)から送り出される冷却風の温度もその分低温と
させることができて冷却性能を向上させることができ
る。さらに唐箕(65)の回転軸(65a)をベルト伝
達機構(68)を介して前記出力プーリ(50)に連動
連結して常時回転構造とすることによって、脱穀作業以
外の路上走行時などでも前記ルーム(34)内の換気が
行われて、エンジン性能の安定維持が図れる。
【0022】上記から明らかなように、刈取部(8)及
び脱穀部(4)を駆動するエンジン(21)をエンジン
筐体であるエンジンエンクローズルーム(34)に内設
せ、エンジンエンクローズルーム(34)内部と脱穀
部(4)内部を連通させるダクト部材である換気風路
(66)を、エンジンエンクローズルーム(34)と脱
穀部(4)筐体の間に設けると共に、エンジンエンクロ
ーズルーム(34)内部に除塵空気を送給させる外気取
入筐体である右サイドコラム(27)を設け、また作業
者搭乗ステップ(25)後側にエンジンエンクローズル
ーム(34)を配設させるコンバインにおいて、右サイ
ドコラム(27)をエンジンエンクローズルーム(3
4)機外側に隣接させて設け、右サイドコラム(27)
の後部機外側面に外気吸込口(28)を形成し、右サイ
ドコラム(27)の前部機内側面に除塵空気排出口(2
9)を形成し、エンジンエンクローズルーム(34)前
方外側で作業者搭乗ステップ(25)下方側にエンジン
(21)水冷用のラジエータ(22)を設ける一方、右
サイドコラム(27)の後部機内側面に吸気口(56)
を形成してエンジンエンクローズルーム(34)に連通
させる。そして、エンジンエンクローズルーム(34)
側方の右サイドコラム(27)外側面に大面積の外気吸
込口(28)を形成し、外気取入圧力を低減させて大き
な塵の付着並びに小さな塵の吸込などを防止し、またエ
ンジンエンクローズルーム(34)前方の右サイドコラ
ム(27)内側面に除塵空気排出口(29)を形成し、
エンジン(21)水冷用のラジエータ(22)及びファ
ン(26)などをエンジンエンクローズルーム(34)
前方の空間を利用して除塵空気排出口(29)に隣接配
置させ、エンジン(21)と除塵空気排出口(29)の
両方にラジエータ(22)を近接配置し、エンジン(2
1)とラジエータ(22)を連結させる水冷配管構造の
簡略化並びにラジエータ(22)に除塵空気を送給する
送風構造の簡略化などを図ると共に、エンジンエンクロ
ーズルーム(34)の密閉性を高めて作業者に伝わるエ
ンジン(21)騒音を低減し、しかもエンジンエンクロ
ーズルーム(34)内部に吸気口(56)から送出させ
る換気によってエンジンエンクローズルーム(34)内
部の温度上昇を防止し、エンジン(21)の防音構造の
簡略化並びにエンジン(21)の出力損失低減などを図
る。
【0023】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明
は、刈取部(8)及び脱穀部(4)を駆動するエンジン
(21)をエンジン筐体(34)に内設させ、エンジン
筐体(34)内部と脱穀部(4)内部を連通させるダク
ト部材(66)を、エンジン筐体(34)と脱穀部
(4)筐体の間に設けると共に、エンジン筐体(34)
内部に除塵空気を送給させる外気取入筐体(27)を設
け、また作業者搭乗ステップ(25)後側にエンジン筐
体(34)を配設させるコンバインにおいて、外気取入
筐体(27)をエンジン筐体(34)機外側に隣接させ
て設け、外気取入筐体(27)の後部機外側面に外気吸
込口(28)を形成し、外気取入筐体(27)の前部機
内側面に除塵空気排出口(29)を形成し、エンジン筐
体(34)前方外側にエンジン(21)水冷用のラジエ
ータ(22)を設ける一方、外気取入筐体(27)の後
部機内側面に吸気口(56)を形成してエンジン筐体
(34)に連通させたもので、エンジン筐体(34)側
方の外気取入筐体(27)外側面に大 面積の外気吸込口
(28)を容易に形成でき、外気取入圧力を低減させて
大きな塵の付着並びに小さな塵の吸込などを容易に防止
でき、またエンジン筐体(34)前方の外気取入筐体
(27)内側面に除塵空気排出口(29)を形成するか
ら、エンジン(21)水冷用のラジエータ(22)及び
ファン(26)などをエンジン筐体(34)前方のステ
ップ(25)下方空間を利用して除塵空気排出口(2
9)に隣接配置でき、エンジン(21)と除塵空気排出
口(29)の両方にラジエータ(22)を近接配置で
き、エンジン(21)とラジエータ(22)を連結させ
る水冷配管構造の簡略化並びにラジエータ(22)に除
塵空気を送給する送風構造の簡略化などを容易に図るこ
とができると共に、エンジン筐体(34)の密閉性を高
めて作業者に伝わるエンジン(21)騒音を容易に低減
でき、しかもエンジン筐体(34)内部に吸気口(5
6)から送出させる換気によってエンジン筐体(34)
内部の温度上昇を容易に防止でき、エンジン(21)の
防音構造の簡略化並びにエンジン(21)の出力損失低
減などを容易に図ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】冷却用ファンの制御回路図。
【図2】コンバインの全体側面図。
【図3】コンバインの全体平面図。
【図4】エンジン部の斜視説明図。
【図5】エンジン部の側面説明図。
【図6】エンジン部の平面説明図。
【図7】エンジン部の正面説明図。
【図8】フローチャート。
【図9】エンジン部の説明図。
【図10】エンジン部の説明図。
【符号の説明】
(4) 脱穀部 (8) 刈取部 (21) エンジン(22) ラジエータ (27) 右サイドコラム(外気取入筐体)(28) 吸込口 (29) 排出口 (34) エンジン筐体(エンジンエンクローズルー
ム)(56) 吸気口 (66) 換気風路(ダクト部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中 矢 昭 彦 大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマー農 機株式会社内 (72)発明者 桐 畑 俊 紀 大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマー農 機株式会社内 (72)発明者 森 山 浩 二 大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマー農 機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−162211(JP,A) 特開 平5−316861(JP,A) 実開 平1−68728(JP,U) 実開 昭55−5768(JP,U) 実公 昭46−33867(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A01D 41/00 - 41/12 A01F 12/48

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 刈取部(8)及び脱穀部(4)を駆動す
    るエンジン(21)をエンジン筐体(34)に内設さ
    せ、エンジン筐体(34)内部と脱穀部(4)内部を連
    通させるダクト部材(66)を、エンジン筐体(34)
    と脱穀部(4)筐体の間に設けると共に、エンジン筐体
    (34)内部に除塵空気を送給させる外気取入筐体(2
    7)を設け、また作業者搭乗ステップ(25)後側にエ
    ンジン筐体(34)を配設させるコンバインにおいて、
    外気取入筐体(27)をエンジン筐体(34)機外側に
    隣接させて設け、外気取入筐体(27)の後部機外側面
    に外気吸込口(28)を形成し、外気取入筐体(27)
    の前部機内側面に除塵空気排出口(29)を形成し、エ
    ンジン筐体(34)前方外側にエンジン(21)水冷用
    のラジエータ(22)を設ける一方、外気取入筐体(2
    7)の後部機内側面に吸気口(56)を形成してエンジ
    ン筐体(34)に連通させたことを特徴とするコンバイ
    ン。
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