JP2832706B2 - コンバイン - Google Patents

コンバイン

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JP2832706B2
JP2832706B2 JP9168006A JP16800697A JP2832706B2 JP 2832706 B2 JP2832706 B2 JP 2832706B2 JP 9168006 A JP9168006 A JP 9168006A JP 16800697 A JP16800697 A JP 16800697A JP 2832706 B2 JP2832706 B2 JP 2832706B2
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田 茂 中
矢 昭 彦 中
畑 俊 紀 桐
山 浩 二 森
竹 一 男 小
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は走行部及び刈取部及
び脱穀部など各部をエンジンによって駆動し乍ら収穫作
業を行うコンバインに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、エンジン及びラ
ジエータを近接配置させ、ラジエータの冷却風によって
エンジン周辺の換気を行っていたから、エンジンを内設
させるエンジン筐体の密閉度を向上させて外部に漏出す
る騒音の低減を図ることにより、エンジンの冷却効率が
低下してエンジンの出力損失を増大させる不具合がある
と共に、収穫作業によって発生した塵がエンジン筐体内
部に侵入してエンジン外周面に堆積する不具合があり、
エンジン冷却構造の簡略化、エンジン防音構造の簡略
化、エンジン除塵構造の簡略化、エンジン及びラジエー
タ取付構造の簡略化及びコンパクト化、エンジンの保守
点検作業性の向上、並びにラジエータを冷却した後の温
風の有効利用などを容易に図り得ない等の問題がある。
【0003】
【課題を解決するための手段】然るに、本発明は、刈取
部及び脱穀部を駆動するエンジンをエンジン筐体に内設
させると共に、作業者搭乗ステップ後側にエンジン筐体
を配設させるコンバインにおいて、除塵空気を形成する
外気取入筐体をエンジン筐体機外側に隣接させて設け、
外気取入筐体の後部機外側面に外気取入開口を形成し、
外気取入筐体の前部機内側面に除塵空気送出開口を形成
したもので、エンジン筐体側方の外気取入筐体外側面に
大面積の外気取入開口を容易に形成し得、外気取入圧力
を低減させて大きな塵の付着並びに小さな塵の吸込など
を容易に防止し得ると共に、エンジン筐体前方の外気取
入筐体内側面に除塵空気送出開口を形成し得、エンジン
水冷用ラジエータまたはファンなどをエンジン筐体前方
の空間を利用して除塵空気送出開口に隣接配置し得るも
のである。
【0004】また、除塵空気送出開口を形成する外気取
入筐体前部を作業者搭乗ステップ下方側に延設させたも
ので、作業者搭乗ステップ下面側空間を利用してエンジ
ン水冷用ラジエータまたはファンなどを除塵空気送出開
口に隣接配置し得るものである。
【0005】また、エンジン筐体内部をファンに連通さ
せるダクト部材をエンジン筐体前面に連結させたもの
で、左右方向に出力軸が架設されるエンジンの前面幅広
部にダクト部材を対向配置し得、ファンの換気によるエ
ンジンの冷却効率向上などを容易に図り得るものであ
る。
【0006】また、作業者搭乗ステップ下方側にエンジ
ン水冷用のラジエータを設けたもので、エンジンと除塵
空気送出開口の両方にラジエータを近接配置し得、エン
ジンとラジエータを連結させる水冷配管構造の簡略化並
びにラジエータに除塵空気を送給する送風構造の簡略化
などを容易に図り得るものである。
【0007】また、外気取入筐体前部機内側面とエンジ
ン筐体前面の間に設けるダクト部材にファンを内設させ
たもので、エンジン筐体内部のエンジン騒音がダクト部
材から外気取入筐体を介して機外に伝播するのを容易に
防止し得、外気取入筐体及びダクト部材の防音構造の簡
略化などを容易に図り得るものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて詳述する。図1はエンジン部の斜視説明図、図2
はコンバインの全体側面図、図3は同平面図であり、図
中(1)は走行クローラ(2)を装設するトラックフレ
ーム、(3)は前記トラックフレーム(1)に架設する
機台、(4)はフィードチェン(5)を左側に張架し扱
胴(6)及び処理胴(7)を内蔵している脱穀部、
(8)は刈刃(9)及び穀稈搬送機構(10)などを備
える刈取部、(11)はメーンフレーム(12)を介し
て刈取部(8)を昇降させる油圧シリンダ、(13)は
排藁チェン(14)終端を臨ませる排藁処理部、(1
5)は脱穀部(4)からの穀粒を揚穀筒(16)を介し
て搬入する穀物タンク、(17)は前記タンク(15)
の穀粒を機外に搬出する排出オーガ、(18)は運転操
作部(19)及び運転席(20)を備える運転部、(2
1)は運転席(20)下方に設けるエンジンであり、連
続的に穀稈を刈取って脱穀するように構成している。
【0009】図4乃至図8にも示す如く、前記エンジン
(21)は該エンジン(21)燃焼室の冷却を行うエン
ジンラジエータ(22)とは隔離させたもので、該ラジ
エータ(22)を運転操作部(19)の運転操作コラム
(23)の下方に配設すると共に、前記運転席(20)
を上面に支持する略密閉箱形状のシートコラムケースで
あるシートコラム(24)内にエンジン(21)を配設
し、前記シートコラム(24)と操作コラム(23)間
のステップ(25)下部に、前記ラジエータ(22)に
空気を送風してラジエータ(22)の放熱冷却を行うシ
ロッコファン(26)を配設して、エンジン(21)や
ラジエータ冷却用ファンの騒音の低減化を図るように構
成している。
【0010】また、前記シートコラム(24)の右側に
は内部を空洞に形成する右サイドコラム(27)を配設
していて、該コラム(27)の右外壁に開設する外気吸
込口(28)から取入れる空気を、コラム(27)左内
壁の下部前端に内設する排出口(29)よりシロッコフ
ァン(26)のファンケーシング(30)の右外側面に
開設する右吸込口(31a)を介してファン(26)に
送り込んで、前面側のラジエータ(22)に空気を送風
させラジエータ(22)の放熱冷却を行うように構成す
るもので、該コラム(27)の内部を前記シロッコファ
ン(26)の空気吸込風路(32)に形成している。
【0011】さらに、前記ファンケーシング(30)の
左外側面にも右側同様の左吸込口(31b)を開設し、
該吸込口(31b)を覆う如くファンケーシング(3
0)の左外側面に固設する風路ガイド(33)の吸気口
(33a)を、前記シートコラム(24)内側のエンジ
ンエンクローズルーム(34)(エンジン(21)全体
を略密閉状に覆うエンジンルームを以下このように称す
る)に臨ませて、前記風路ガイド(33)内に形成する
換気風路(35)を介してエンジンエンクローズルーム
(34)内の空気をシロッコファン(26)の左片側よ
り吸込ませて、シロッコファン(26)左位置の刈取部
(8)で発生する塵などの吸込みを回避させて、ラジエ
ータ(22)など防塵網の目詰まり防止を図るように構
成している。
【0012】またさらに、前記シロッコファン(26)
からの冷却風をラジエータ(22)に案内する風路ケー
シング(36)を、ファンケーシング(30)とラジエ
ータ(22)間に三者一体に設けるもので、ファンケー
シング(30)の送風口(31c)を風路ケーシング
(36)の後部にボルト(37)を介して一体連結させ
ると共に、風路ケーシング(36)及びラジエータ(2
2)の左右側部にそれぞれ固設する枢着板(38)(3
9)をボルト(40)を介して一体連結させている。そ
して前記風路ケーシング(36)の上下両端部に固設す
る上下支板(41)(42)を、操作コラム(23)の
左右側面及び機台(3)の前端側に固設する受部材(4
3)(44)に防振ゴム(45)を介して連結支持させ
て、ラジエータ(22)及び各ケーシング(30)(3
6)の三者をステップ(25)の下部で一体的に防振支
持して、ステップ(25)にこれらの振動が伝達される
のを防止するように構成している。
【0013】また、走行速度の変速を行う油圧式無段変
速機構(HST)(46)のオイルクーラ(47)を前
記ラジエータ(22)の前方位置に配設し、ラジエータ
(22)に対しファンケーシング(30)及びオイルク
ーラ(47)を平面視右側端を揃えて偏位させ、偏位さ
せたファンケーシング(30)左側の余剰スペースに、
前記風路ガイド(33)やシロッコファン(26)のフ
ァン軸(26a)に固設する入力プーリ(48)などの
駆動系やミッションケース(49)に一体装設する前記
変速機構(46)を配設すると共に、ファンケーシング
(30)及びオイルクーラ(47)の左側余剰スペース
を、エンジン(21)とラジエータ(22)間を略平行
に接続する2本のウオータホース(50)及び変速機構
(46)とオイルクーラ(47)間を接続する油圧ホー
ス(51)などのホース経路に用いて、これらのコンパ
クト配置を可能に構成している。
【0014】さらに、前記ラジエータ(22)は上端程
前方に傾ける前傾姿勢に設けて、ウオータホース(5
0)を接続するラジエータ(22)の冷却水用入出口
(52a)(52b)とドレン口(53)とをラジエー
タ(22)の前面側で前方に突設させて、ラジエータ
(22)のメンテナンスや、ドレン口(53)を用いた
排水作業などでの作業性向上を図るように構成してい
る。
【0015】前記シロッコファン(26)のファン軸
(26a)とエンジン(21)のフライホイル(54)
を介するクランク出力軸(21a)とを左右横方向に略
平行に配設して、前記出力軸(21a)に自在継手軸
(55)を介して連結するカウンタ軸(56)にファン
軸(26a)を連動連結させるもので、機台(3)側に
固設するカウンタ軸受(56a)に前記カウンタ軸(5
6)を支持させ、該カウンタ軸(56)に一体連結する
出力プーリ(57)に前記変速機構(46)の入力プー
リ(58)をベルト(59)を介して連動連結すると共
に、前記シロッコファン(26)の入力プーリ(48)
にベルト(60)及びプーリ(61)を介して連動連結
するファン軸(26a)に平行な伝達軸(62)に、前
記出力プーリ(57)をプーリ(63)及びベルト(6
4)を介して連動連結させて、エンジンエンクローズル
ーム(34)を形成するシートコラム(24)外側でカ
ウンタ軸(55)の回転を各部にベルト伝達させること
により、ベルト張力の影響を受けることのない適正なエ
ンジン(21)搭載用の防振ゴムの選定を可能とすると
共に、シートコラム(24)の左外壁に開設する前記継
手軸(55)の挿通穴(65)の開口率を小に抑えて、
このエンクローズルーム(34)の密閉度を向上させ、
ギヤなど用いることなくベルト伝達を用いる相乗的効果
によって低騒音を促進するように構成している。
【0016】また、前記シロッコファン(26)のファ
ン軸(26a)は、風路ガイド(33)の左側板にボル
ト(66)を介し取外し自在に固定する軸受ケース(6
7)に支持させて、ファン軸(26a)に取付けるプー
リ(48)などファン駆動部と前記ガイド(33)と
を、双方の邪魔とならないコンパクトな状態に配設して
いる。
【0017】さらに、前記シートコラム(24)の前側
壁を最大ミッションケース(49)に近接させるように
設け、該コラム(24)の前側壁に前記伝達軸(62)
が左右方向に挿通する側面視三角形状の凹部挿通溝(6
8)を形成すると共に、コラム(24)の後側壁も穀物
タンク(15)に最大近接させるように設けて、コラム
(24)内に形成されるエンジンエンクローズルーム
(34)の内部容積を最大に拡張させることによって、
エンジン騒音のコラム(24)外側への伝播を小さなも
のに抑えて一層の騒音低減を図るように構成している。
【0018】一方、前記エンクローズルーム(34)内
に外気を取入れる左右の換気用吸気口(69)(70)
を、平面視前記吸気口(33a)のエンジン(21)を
挾んだ略対角位置に設けると共に、左側吸気口(69)
をルーム(34)左側壁の後上部位置に、また右側吸気
口(70)をルーム(34)右側壁の後下部位置にそれ
ぞれ開設して、左側吸気口(69)より取入れる外気及
び右側吸気口(70)より取入れる前記風路(32)か
らの外気を、エンジン(21)全体を満遍無く流通させ
る状態とさせて、エンジン(21)及びこの雰囲気温度
の下降を促進させるように構成している。
【0019】前記吸気口(69)は防塵網(71)を入
口部に有し、ルーム(34)内に第1及び第2仕切板
(73)(74)によってラビリンス吸気路(75)を
形成すると共に、前記第2仕切板(74)の下端部を傾
斜面(74a)に形成し、この仕切板(74)下端部と
ルーム(34)左側壁間に下方開放の吸気路出口(75
a)を形成して、この吸気路(75)に取入れた外気中
の塵などを傾斜面(74a)に堆積させることなく下方
に落下するのを促進するように構成している。
【0020】さらに、前記出口(75a)位置の手前と
なる第2仕切板(74)とルーム(34)左側壁間の吸
気路拡張部(75b)に、エンジン(21)に空気を供
給するエアークリーナ(76)の吸気管(77)の入口
側を直角方向に突入させ、前記エアークリーナ(76)
本体をルーム(34)外側のシートコラム(24)上側
面上に配設して、エレメントなどのメンテナンス向上を
図ると共に、この吸気口を前記拡張部(75b)に臨ま
せて清浄な空気の取入れを行うもので、この吸気時にあ
っては仕切板(73)(74)によってエンジン(2
1)からの熱風の吸込みが防止されると共に、吸気音の
低減も図れて、エアークリーナ(76)における良好な
空気吸込みを可能とするように構成している。
【0021】上記から明らかなように、刈取部(8)及
び脱穀部(4)を駆動するエンジン(21)をエンジン
筐体であるシートコラム(24)に内設させると共に、
作業者搭乗ステップ(25)後側にシートコラム(2
4)を配設させるコンバインにおいて、除塵空気を形成
する外気取入筐体である右サイドコラム(27)をシー
トコラム(24)機外側に隣接させて設け、右サイドコ
ラム(27)の後部機外側面に外気取入開口である外気
吸込口(28)を形成し、右サイドコラム(27)の前
部機内側面に除塵空気送出開口である排出口(29)を
形成し、シートコラム(24)側方の右サイドコラム
(27)外側面に大面積の外気吸込口(28)を形成で
き、外気取入圧力を低減させて大きな塵の付着並びに小
さな塵の吸込などを防げると共に、シートコラム(2
4)前方の右サイドコラム(27)内側面に排出口(2
9)を形成でき、エンジン(21)水冷用ラジエータ
(22)またはファン(26)などをシートコラム(2
4)前方の空間を利用して排出口(29)に隣接配置さ
せるもので、シートコラム(24)に除塵空気を取入れ
て換気することにより、シートコラム(24)の密閉性
を高めて防音性を向上させ、かつエンジン周辺の空冷を
効率良く行えると共に、排出口(29)を形成する右サ
イドコラム(27)前部を作業者搭乗ステップ(25)
下方側に延設させ、作業者搭乗ステップ(25)下面側
空間を利用してエンジン(21)水冷用ラジエータ(2
2)またはファン(26)などを排出口(29)に隣接
配置できるように構成している。
【0022】また、シートコラム(24)内部をファン
(26)に連通させるダクト部材である風路ガイド(3
3)をシートコラム(24)前面に連結させ、左右方向
に出力軸が架設されるエンジン(21)の前面幅広部に
風路ガイド(33)を対向配置させ、ファン(26)の
換気によるエンジン(21)の冷却効率向上などを図れ
ると共に、作業者搭乗ステップ(25)下方側にエンジ
ン(21)水冷用のラジエータ(22)を設け、エンジ
ン(21)と排出口(29)の両方にラジエータ(2
2)を近接配置し、エンジン(21)とラジエータ(2
2)を連結させる水冷配管構造の簡略化並びにラジエー
タ(22)に除塵空気を送給する送風構造の簡略化など
を図れ、シートコラム(24)外側にラジエータ(2
2)を取付けることによってシートコラム(24)内部
の冷却を容易に行い得、シートコラム(24)の密閉性
を高めてエンジン(21)防音を容易に行え、さらに右
サイドコラム(27)前部機内側面とシートコラム(2
4)前面の間に設ける風路ガイド(33)にファン(2
6)を内設させ、シートコラム(24)内部のエンジン
(21)騒音が風路ガイド(33)から右サイドコラム
(27)を介して機外に伝播するのを防止し、右サイド
コラム(27)及び風路ガイド(33)の防音構造の簡
略化などを図れるように構成している。
【0023】本実施例は上記の如く構成するものにし
て、大きな冷却風用開口を必要とするラジエータ(2
2)をエンジン(21)配置位置より離して配設するこ
とによって、エンジン(21)を収納するエンジンエン
クローズルーム(34)を最大に密閉状のものとさせる
ことが可能となってエンジン騒音の低減を図ることがで
きるもので、また前記ラジエータ(22)を送風冷却す
るラジエータ冷却用ファンに、シロッコファン(26)
を用いることによって従来のラジアル式ファンに比べ静
動で騒音の一層の低減化が図れる。
【0024】また、前記ラジエータ(22)を機体前面
側に設けることによって、シートコラムなどその都度取
外すことなくこのメンテナンスなどが機体前面側より容
易に行えると共に、前記シロッコファン(26)におけ
る空気の吸込も、塵の発生率の高いファン(26)近傍
を回避させての吸込みが行えて、該ファン(26)やラ
ジエータ(22)に塵や藁屑などの詰まり事故のない良
好な作業が行えるものである。
【0025】さらに、前記シロッコファン(26)によ
るラジエータ(22)冷却時にあっては、前記風路ガイ
ド(33)によってエンクローズルーム(34)内の換
気も同時に良好に行われてエンジン(21)性能を長期
安定維持させることができるもので、このガイド(3
3)の配設にあってはシロッコファン(26)の駆動部
と一体にコンパクトな配設が可能となるものである。
【0026】なお、ラジエータ冷却用ファンとしてシロ
ッコファン(26)の他横断流ファンなど遠心ファンを
用いることが望ましいが、軸流ファンを用いても良い。
【0027】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明
は、刈取部(8)及び脱穀部(4)を駆動するエンジン
(21)をエンジン筐体(24)に内設させると共に、
作業者搭乗ステップ(25)後側にエンジン筐体(2
4)を配設させるコンバインにおいて、除塵空気を形成
する外気取入筐体(27)をエンジン筐体(24)機外
側に隣接させて設け、外気取入筐体(27)の後部機外
側面に外気取入開口(28)を形成し、外気取入筐体
(28)の前部機内側面に除塵空気送出開口(29)を
形成したもので、エンジン筐体(24)側方の外気取入
筐体(27)外側面に大面積の外気取入開口(28)を
容易に形成でき、外気取入圧力を低減させて大きな塵の
付着並びに小さな塵の吸込などを容易に防止できると共
に、エンジン筐体(24)前方の外気取入筐体(27)
内側面に除塵空気送出開口(29)を形成でき、エンジ
ン(21)水冷用ラジエータ(22)またはファン(2
6)などをエンジン筐体(24)前方の空間を利用して
除塵空気送出開口(29)に隣接配置できるものであ
る。
【0028】また、除塵空気送出開口(29)を形成す
る外気取入筐体(27)前部を作業者搭乗ステップ(2
5)下方側に延設させたもので、作業者搭乗ステップ
(25)下面側空間を利用してエンジン(21)水冷用
ラジエータ(22)またはファン(26)などを除塵空
気送出開口(29)に隣接配置できるものである。
【0029】また、エンジン筐体(24)内部をファン
(26)に連通させるダクト部材(33)をエンジン筐
体(24)前面に連結させたもので、左右方向に出力軸
が架設されるエンジン(21)の前面幅広部にダクト部
材(33)を対向配置でき、ファン(26)の換気によ
るエンジン(21)の冷却効率向上などを容易に図るこ
とができるものである。
【0030】また、作業者搭乗ステップ(25)下方側
にエンジン(21)水冷用のラジエータ(22)を設け
たもので、エンジン(21)と除塵空気送出開口(2
9)の両方にラジエータ(22)を近接配置でき、エン
ジン(21)とラジエータ(22)を連結させる水冷配
管構造の簡略化並びにラジエータ(22)に除塵空気を
送給する送風構造の簡略化などを容易に図ることができ
るものである。
【0031】また、外気取入筐体(27)前部機内側面
とエンジン筐体(24)前面の間に設けるダクト部材
(33)にファン(26)を内設させたもので、エンジ
ン筐体(24)内部のエンジン(21)騒音がダクト部
材(33)から外気取入筐体(27)を介して機外に伝
播するのを容易に防止でき、外気取入筐体(27)及び
ダクト部材(33)の防音構造の簡略化などを容易に図
ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】エンジン部の斜視説明図。
【図2】コンバインの全体側面図。
【図3】コンバインの全体平面図。
【図4】エンジン部の側面説明図。
【図5】エンジン部の平面説明図。
【図6】エンジン部の正面説明図。
【図7】エンジン部の平面説明図。
【図8】ラジエータ部の側面説明図。
【符号の説明】
(4) 脱穀部 (8) 刈取部 (21) エンジン (22) ラジエータ (24) シートコラム(エンジン筐体) (25) ステップ (26) ファン (27) 右サイドコラム(外気取入筐体) (28) 外気吸込口(外気取入開口) (29) 排出口(除塵空気送出開口) (33) 風路ガイド(ダクト部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中 矢 昭 彦 大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマー農 機株式会社内 (72)発明者 桐 畑 俊 紀 大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマー農 機株式会社内 (72)発明者 森 山 浩 二 大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマー農 機株式会社内 (72)発明者 小 竹 一 男 大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマー農 機株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A01D 41/12 F01P 3/18

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 刈取部及び脱穀部を駆動するエンジンを
    エンジン筐体に内設させると共に、作業者搭乗ステップ
    後側にエンジン筐体を配設させるコンバインにおいて、
    除塵空気を形成する外気取入筐体をエンジン筐体機外側
    に隣接させて設け、外気取入筐体の後部機外側面に外気
    取入開口を形成し、外気取入筐体の前部機内側面に除塵
    空気送出開口を形成したことを特徴とするコンバイン。
  2. 【請求項2】 除塵空気送出開口を形成する外気取入筐
    体前部を作業者搭乗ステップ下方側に延設させたことを
    特徴とする請求項1に記載のコンバイン。
  3. 【請求項3】 エンジン筐体内部をファンに連通させる
    ダクト部材をエンジン筐体前面に連結させたことを特徴
    とする請求項1に記載のコンバイン。
  4. 【請求項4】 作業者搭乗ステップ下方側にエンジン水
    冷用のラジエータを設けたことを特徴とする請求項1に
    記載のコンバイン。
  5. 【請求項5】 外気取入筐体前部機内側面とエンジン筐
    体前面の間に設けるダクト部材にファンを内設させたこ
    とを特徴とする請求項1に記載のコンバイン。
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