JP2003079218A - コンバイン - Google Patents

コンバイン

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JP2003079218A
JP2003079218A JP2001274657A JP2001274657A JP2003079218A JP 2003079218 A JP2003079218 A JP 2003079218A JP 2001274657 A JP2001274657 A JP 2001274657A JP 2001274657 A JP2001274657 A JP 2001274657A JP 2003079218 A JP2003079218 A JP 2003079218A
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Japan
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dust
dustproof
combine
cyclone
air
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Application number
JP2001274657A
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English (en)
Inventor
Atsuya Sakata
淳哉 坂田
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Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のサイクロン式の防塵装置を介してエン
ジンルーム内に冷却用の外気を取り込むコンバインで
は、分離した塵がサイクロン風路内に溜まって蓄積され
ると、サイクロン効果による旋回流の生成が不安定とな
るため、入り組んだサイクロン風路内に溜まった塵は確
実に除去しておく必要があり、この塵除去作業に多くの
労力と時間がかかる、という問題があった。 【解決手段】 防塵装置11には、サイクロン風路17
と、該サイクロン風路17内で遠心力により分離された
塵78を集める集塵部18とを設け、さらに、サイクロ
ン風路17内には、旋回流の生成を促す風向板13・1
4を設けると共に、サイクロン風路17と前記集塵部1
8との間には、集積した塵78の逆流を防ぐ仕切板15
を介設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ラジエータやオイ
ルクーラなどの熱交換器を冷却するためにエンジンルー
ム内に外気を取り込むコンバイン、特に、この外気を取
り込む際の防塵構造に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の防塵構造としては、外気取入口
に、金属板に穿孔したパンチメタルなどの防塵フィルタ
ーを覆設したり、円筒状のスクリーン本体を軸線廻りに
回動するロータリースクリーンを固設したものがある
が、前者は、防塵フィルターに付着した塵を定期的に除
去して目詰まりを防ぐ必要があり、メンテナンスに労力
と時間がかかり、後者は、割高で部品コストの増加につ
ながる。そこで、前記防塵フィルターの外気取入側に、
比較的比重の大きな大径の塵を遠心力作用により予め効
果的に分離・除去するようにしたサイクロン風路を形成
し、これにより、清浄化された外気のみが防塵フィルタ
ーを通るようにして、防塵フィルターの目詰まりを防止
する防塵装置が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなサイクロン式の防塵装置においては、分離した塵が
サイクロン風路内に溜まって蓄積されると、サイクロン
効果による渦状の風の流れ(以下「旋回流」とする)の
生成が不安定となるため、入り組んだサイクロン風路内
に溜まった塵は確実に除去しておく必要があるが、この
塵除去作業には、多くの労力と時間がかかる、という問
題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するた
めの手段を説明する。すなわち、請求項1においては、
防塵装置を介してエンジンルーム内に冷却用の外気を取
り込むコンバインにおいて、前記防塵装置には、サイク
ロン風路と、該サイクロン風路内で遠心力により分離さ
れた塵を集める集塵部とを設けたものである。請求項2
においては、前記防塵装置は、エンジンルームの外側面
に設けた側面カバーに付設し、該側面カバーは、エンジ
ンルームの通気口に連通した風路を有するものである。
請求項3においては、前記防塵装置は、エンジンルーム
の通気口を覆う防塵フィルターの前面に付設するもので
ある。請求項4においては、前記サイクロン風路内に
は、旋回流の生成を促す風向板を設けると共に、サイク
ロン風路と前記集塵部との間には、集積した塵の逆流を
防ぐ仕切板を介設するものである。請求項5において
は、前記集塵部には、集積した塵を除去するための掃除
蓋を開閉可能に設けるものである。請求項6において
は、前記掃除蓋は、脱穀クラッチが「切」時、またはキ
ースイッチが「切」時に、「開」状態とするものであ
る。請求項7においては、前記防塵装置には、複数のサ
イクロン風路を設けるものである。請求項8において
は、前記防塵装置において、防塵装置内の風の流れを外
部より視認可能な構成とするものである。請求項9にお
いては、エンジンルーム内に空冷用の外気を取り込むコ
ンバインにおいて、外気取入口に防塵フィルターを覆設
し、該防塵フィルターにはブラシ付きの風車を設け、該
風車の回転により、防塵フィルターに付着した塵を前記
ブラシで除去する構成としたものである。請求項10に
おいては、エンジンルーム内に空冷用の外気を取り込む
コンバインにおいて、外気取入口に防塵フィルターを覆
設し、該防塵フィルターにはブラシ付きのワイパーを設
け、該ワイパーが脱穀クラッチ「入切」時に連動して駆
動することにより、防塵フィルターに付着した塵を前記
ブラシで除去する構成としたものである。
【0005】
【発明の実施の形態】図1はコンバインの全体左側面
図、図2は同じく全体平面図、図3は同じく全体右側面
図、図4はエンジンルームの正面図、図5は同じく側面
図、図6は側面カバーの開閉機構の説明図、図7は風路
カバーの開閉機構の説明図、図8は透明板を用いた防塵
ケースの側面図、図9は透明板を用いた掃除蓋の側面
図、図10は掃除蓋の正面図、図11は掃除蓋の開閉制
御の説明図、図12は仕切板のみを配設する場合の冷却
風の流線分布図、図13は仕切板以外に風向板も配設す
る場合の冷却風の流線分布図、図14は複数の外気取入
口を有する防塵ケース内の流線分布図、図15は複数の
サイクロン風路を有する防塵ケース内の流線分布図、図
16は防塵フィルター前面に設けた防塵装置の正面図、
図17は風車式の塵除去装置の斜視図、図18はワイパ
ー式の塵除去装置の斜視図である。
【0006】初めに、本発明に係わるコンバインの全体
構成について、図1乃至図4により説明する。クローラ
ー式走行装置9上に機体フレーム2を取り付け、その上
は、機体進行方向左側に脱穀部4及び選別部5、右側に
運転席10及び穀粒を貯留する上部タンク3が載置され
ている。
【0007】前記脱穀部4の前方で機体の最前部には刈
取部6が配設され、該刈取部6の各搬送装置は、脱穀部
4側部のフィードチェーン7に向けて刈り取った穀稈を
搬送するもので、該フィードチェーン7より搬送された
穀稈は、扱胴8で脱穀された後、前記選別部5から上部
タンク3に送られるようにしている。さらに、前記運転
席10側方の機体フレーム2前部には、前記刈取部6を
上下に回動自在に支持する載置台24が形成されてい
る。
【0008】また、前記運転席10の下方には、エンジ
ンカバー82で被装されたエンジンルーム70が設けら
れ、該エンジンルーム70内にはエンジン73が収納さ
れており、また、エンジンルーム70の機体右側には、
空冷用の外気を取り入れるための開口部が設けられ、該
開口部はエンジンカバー82を構成する側面カバー83
により閉じられた構成となっている。
【0009】そして、該側面カバー83の吸込口83a
は前記開口部に連結連通されると共に、該吸込口83a
にはサイクロン式の防塵装置11が覆設され、該防塵装
置11の前側面には外気取入口12fが開口されてい
る。該外気取入口12fから取り込まれた外気は、内設
したサイクロン風路により塵が分離・除去された後、前
記吸込口83aから側面カバー83内に吸い込まれ、該
側面カバー83内の風路67を通って前記エンジンルー
ム70内に流入するのである。
【0010】次に、エンジンルーム70の構造につい
て、図4、図5により説明する。図4に示すように、エ
ンジンルーム70内には、エンジン73とラジエター7
1が収納されている。そして、該エンジン73の出力軸
上には冷却ファン75が外側(走行方向右側、図中左
側)に向けて配置され、該冷却ファン75の外側位置に
前記ラジエター71が配置され、該ラジエター71と冷
却ファン75との間には、冷却風が拡散しないようにシ
ュラウド76が設けられている。
【0011】さらに、ラジエター71の外側は、機体フ
レーム86上に立設した左右の取付フレーム87・87
により固定支持され、該取付フレーム87・87間に
は、フィルターフレーム88が架設され、該フィルター
フレーム88に防塵フィルター81が固設されている。
該防塵フィルター81は、前記エンジンルーム70の開
口部を塞ぐようにして取り付けられており、側面カバー
83内の風路67を通って前記エンジンルーム70内に
流入する外気中の細かな塵を除去するようにしている。
【0012】また、エンジンカバー82は、前記側面カ
バー83以外に、運転席10を載置する上面カバー84
と前面カバー85とから成り、これら側面カバー83・
上面カバー84・前面カバー85は一体的に構成されて
おり、側面カバー83下部に設けた回転軸77を中心に
外(右)側へ回動して開放可能とし、エンジン73の側
方、前方及び上方を開放してメンテナンスが容易に行え
るようにしている。なお、後述するように、側面カバー
83のみの開放も可能としている。
【0013】次に、前記側面カバー83の構造につい
て、図4乃至図7により説明する。図4、図5に示すよ
うに、側面カバー83では、外側板83dと上背面板8
3eとは対向位置に配置されると共に、該外側板83d
と上背面板83e、及び前板83fと後板83gと上板
83hとから、側面カバー83は箱状に構成されてい
る。そして、前記上背面板83eの下方には下背面板6
3が位置し、これら上背面板83eと下背面板63との
上下長さの合計は、前記外側板83dの上下長さと略同
一の関係にある。
【0014】さらに、外側板83dには吸込口83aが
開口され、上背面板83eには吸込口83bが開口さ
れ、いずれも、パンチメタルなどから成る防塵フィルタ
ー89・90で覆われて塵が入らないようにし、該防塵
フィルター89・90と前記防塵フィルター81によっ
て二重に塵を除去できるようにしている。
【0015】また、側面カバー83下部には、オイルク
ーラ61が内設されている。該オイルクーラ61の上部
は、上取付板62を介して前記下背面板63の上部に連
結固定されており、該下背面板63には通気口63aが
開口され、該通気口63aを通り、冷却風が前記エンジ
ンルーム70内に流入されるようにしている。一方、オ
イルクーラ61の下部は、下取付板64を介して、前記
外側板83dから内側に突設されたステー65に連結固
定され、該ステー65は、前記通気口63a下端よりも
上方で外側方位置に配置されている。
【0016】このように、オイルクーラ61は、側面カ
バー83内に前記ラジエター71から離間した位置に、
しかも、上部が内側方に傾斜した姿勢で配置された構成
となっているため、前記吸込口83a・83bから流入
し風路67内を流れる冷却風66は、オイルクーラ61
の冷却面61aに略直交して通過するため、オイルクー
ラ61による圧力損失時間が小さくて済み、オイルクー
ラ61による風速低下を軽減できるようにしている。
【0017】また、図4、図6に示すように、前記側面
カバー83下部は、前述した如く、回転軸77に軸支さ
れており、該回転軸77より上方に、規制ピン95が突
設され、該規制ピン95には、規制板94の長孔94a
が摺動可能に外嵌されている。該規制板94の下端部
は、前記規制ピン95と回転軸77との間に設けた規制
軸97に軸支され、該規制軸97は図示せぬステーを介
して前記取付フレーム87前面に固設されている。
【0018】このような構成において、側面カバー83
を回転軸77を中心に外側へ回動すると、側面カバー8
3上の規制ピン95も、回転軸77を中心に回動すると
同時に、規制板94の長孔94a中を一端から他端へ摺
動していき、側面カバー83が特定角度まで回動する
と、規制ピン95は長孔94aの他端に掛止されて、側
面カバー83がそれ以上回動しないようにしている。
【0019】このように、オイルクーラ61は、側面カ
バー83内部に支持されており、側面カバー83と一体
的に回動できるため、側面カバー83を回動させるだけ
で直ちにラジエター71の状況が確認でき、ラジエター
71のメンテナンス性を大きく向上させることができ
る。
【0020】また、図7に示すように、側面カバー83
の外側板83dの上下途中部には風路カバー91が枢支
され、該風路カバー91が、その上辺を中心に側方に開
放可能な構成としたので、オイルクーラ61に付着した
塵も、風路カバー91を開放してオイルクーラ61を露
出した後にエアブローなどを行うことにより、容易に除
去することができ、オイルクーラ61の交換なども含め
たオイルクーラ86の保守管理作業を、容易かつ迅速に
行うことができる。
【0021】次に、前記防塵フィルター以外の各種防塵
構造について詳細に説明する。まず、サイクロン式の防
塵装置について、図4、図5、図8乃至図16により説
明する。図4、図5に示すように、防塵装置11は、側
面視台形のボックス形状で内側面が開放された防塵ケー
ス12と、取り込んだ外気から塵を遠心分離するサイク
ロン風路17と、該サイクロン風路17からの塵を捕集
する集塵部18とから構成される。
【0022】このうちの防塵ケース12は、外気取入口
12fを機体進行方向前方に向けて矩形状に開口した前
板12aと、防塵ケース12の背面と上下面とを閉塞す
る後板12c・上板12b・底板12dと、防塵ケース
12の外側面を閉塞する外側板12eとから成る。そし
て、防塵ケース12の内側面は、前記吸込口83aを覆
うようにして側面カバー83に固設されており、外気取
入口12fが、防塵ケース12内のサイクロン風路1
7、及び側面カバー83内の風路67を介してエンジン
ルーム70に連通連結された構造となっている。
【0023】また、前記外気取入口12f下辺近傍から
後方(図5では左方)に向かって、側面視台形に折曲し
た風向板13が延出され、さらに該風向板13後端の後
斜下方傾斜部13cに平行に風向板14が設けられてい
る。このうち風向板13は、前方から順に後斜上方傾斜
部13aと水平部13bと前記後斜下方傾斜部13cと
から成り、それぞれ、固定フレーム19・取付板22・
取付板23により、外側板12eの内面に固定され、ま
た、前記風向板14は、前記上板12b後部と後板12
c上部との間に架設して固定されている。
【0024】さらに、前記外側板12eが、上板12b
の外側縁から風向板13の下方まで垂設され、その垂設
端近傍には、仕切板15が固定フレーム21により水平
に固設されている。該仕切板15の前後端は、前記風向
板13の前後端の略直下となるように配置され、風向板
13後端と仕切板15後端間の開口には、連通路17b
が形成されている。
【0025】そして、前記風向板13の上面と、上板1
2b・風向板14・後板12cの内側面との間には、風
路17aを形成し、風向板13の下面と、仕切板15の
上面との間には、風路17cを形成しており、これら風
路17a・風路17c及び前記連通路17bとからサイ
クロン風路17が構成されている。また、仕切板15の
後端と後板12との間には連通路18aを形成し、仕切
板15の下面と底板12dの上面との間には集塵路18
bを形成しており、該集塵路18bと前記連通路18a
とから集塵部18が構成されるのである。
【0026】このような風路構成において、前記冷却フ
ァン75がエンジン73により駆動回転されると、外気
は外気取入口12fから風路17aに吸い込まれ、吸い
込まれた外気は、風向板13の後斜上方傾斜部13a上
面に衝突して向きが後斜め上方に変えられて冷却風25
aとなり、該冷却風25aは、前記風向板14に衝突し
てからは、下方に向かう。
【0027】この際、冷却風25a中の塵には大きな遠
心力が作用するため、塵は、冷却風25aから分離され
た後、冷却風25aの一部で下方に向かう冷却風25c
と一緒に、前記連通路18aを通って集塵路18b内に
流入する。そして、該集塵路18bでは流速が急激に低
下するため、冷却風25c中の塵が沈降して底板12d
上に堆積される。
【0028】一方、冷却風25a中の塵が分離・除去さ
れ清浄になった後は、冷却風25bとして前記連通路1
7bを通って風路17bに流入し、旋回しながら吸込口
83aに吸い込まれる。この際、集塵路18b内で塵が
分離され清浄化された後の冷却風25dも、連通路18
aを通って冷却風25bと合流し、吸込口83aに吸い
込まれるのである。
【0029】ここで、図12、図13に、仕切板のみの
場合と、仕切板に加えて風向板も配置した場合の冷却風
の流線分布を、数値シミュレーションにより求めた風速
値をもとに示す。仕切板15のみの場合には、防塵ケー
ス59前部に開口した外気取入口52の上部から吸い込
まれた外気は、冷却風68a・68b・68c・68d
のように下降しながら、そのまま吸込口83aに吸い込
まれ、さらに、外気取入口52の下部から吸い込まれた
外気も、冷却風68e・68f・68g・68h・68
iのように上昇しながら、そのまま吸込口83aに吸い
込まれるだけであり、旋回流は全く発生しない。
【0030】一方、仕切板に加えて風向板を設けた場合
には、防塵ケース60前部に開口した外気取入口53か
ら吸い込まれた外気は、冷却風69a・69b・69c
・69d・69e・69f・69gとなり、このうち冷
却風69a・69b・69c・69dは、風向板49上
面沿いに上昇した後、風向板49後端を回り込むように
して旋回流を形成しながら、吸込口83aに吸い込まれ
る。前記冷却風69e・69fの大部分は、風向板50
に衝突して下降した後に旋回しながら吸込口83aに吸
い込まれるが、一部は、分離した塵78と一緒になって
集塵部55内に流入する。なお、前記冷却風69gは、
前記風向板50直下に設けた仕切板51により分離さ
れ、そのうちの一部は、冷却風69hとして吸込口83
aに吸い込まれるが、大部分は、冷却風69iとして仕
切板51後方の集塵部58内に流入する。
【0031】従って、風向板がなければ、仕切板下方ま
たは後方の集塵部内への塵の分離・捕集が行われず、冷
却風と一緒になって吸込口83aに塵が吹き付けるが、
風向板を設けることにより、旋回流を確実に発生させ、
発生した旋回流による遠心力で塵78が分離され、冷却
風の一部と共に集塵部55・58内に流入して捕集され
るのである。
【0032】すなわち、防塵装置11を介してエンジン
ルーム70内に冷却用の外気を取り込むコンバインにお
いて、前記防塵装置11には、サイクロン風路17と、
該サイクロン風路17内で遠心力により分離された塵を
集める集塵部18とを設けたので、サイクロン効果によ
り分離された塵を、サイクロン風路17内に溜めること
なく別部に分離して捕集できるため、入り組んだサイク
ロン風路17内の塵を別途に除去する必要がなく、塵除
去作業にかかる労力の軽減や作業時間の短縮を図ること
ができる。
【0033】さらに、このように、防塵装置11は、エ
ンジンルーム70の外側面に設けた側面カバー83に付
設し、該側面カバー83は、エンジンルーム70の通気
口63aに連通した風路67を有するので、側面カバー
83内の風路67を利用したオイルクーラ66などの冷
却を、清浄な冷却風により行うことができ、目詰まりの
ない安定した冷却風を供給することができる。
【0034】また、前記仕切板15は、風向板13・1
4が配置されて十分な旋回流が発生している場合には、
旋回する冷却風25aを風路17cにガイドする風向板
として機能すると共に、一旦集塵部18に集積した塵7
8が、底板12d上に沈降する前に冷却風25bに巻き
上げられたり、あるいは、一旦底板12d上に沈降・堆
積した塵が冷却風25bにより再度巻き上げられて、冷
却風25b中に混入される、といった事態を回避するた
めの隔壁としても機能している。
【0035】すなわち、サイクロン風路17内には、旋
回流の生成を促す風向板13・14を設けると共に、サ
イクロン風路17と前記集塵部18との間には、集積し
た塵の逆流を防ぐ仕切板15を介設するので、サイクロ
ン風路17内に確実に旋回流を生成して塵を分離・除去
できると共に、一旦分離した塵の再混入も確実に防止で
き、高い清浄度を有する冷却風25bを得ることができ
るのである。
【0036】また、図8に示すように、透明な外側板1
2eを用いると、冷却風のベクトルの向きが大きく変化
する位置26a・26c・26dには、内壁に塵が付着
しており、この付着状況により、冷却風の向きの変化を
詳しく把握することができる。このうち、位置26aで
は、前記冷却風25aが水平風から斜め上昇風へ、位置
26cでは、冷却風25bが下降風から水平風へ、更
に、位置26dでは、冷却風25bが水平風から斜め上
昇風へと変化しており、いずれの位置でも、冷却風中の
塵に大きな遠心力が作用して塵が分離し、その一部が内
壁に付着しているのである。なお、位置26bでは、冷
却風25aが水平風から下降風に変化するが、前述の如
く、塵には非常に大きな遠心力が作用しており、冷却風
25aから分離されて集塵路18b内に高速で流入・堆
積されるため、風路途中の内壁への付着はほとんど認め
られない。
【0037】さらに、図9、図10に示すように、透明
な前記外側板12eの下端から底板12dの外側縁との
間には、掃除口12hが形成されると共に、該掃除口1
2hには、前記外側板12eと同様に透明な掃除蓋12
gが覆設されており、該掃除蓋12gは、蝶番16の前
後方向の支軸16aを中心にして、上下回動可能に底板
12dに軸支されている。そして、この掃除蓋12gの
上縁と外側板12e下縁には、それぞれ取付孔28・2
9が穿孔され、該取付孔28・29には、ボルトなどの
連結部材27が着脱自在に挿嵌されている。
【0038】すなわち、このように、集塵部18には集
積した塵78を除去するための掃除蓋12gを開閉可能
に設けるので、全体を分解することなく掃除蓋12gを
外すだけで集塵部18内の塵78を容易に除去すること
ができ、塵除去作業を一層簡単に行うことができる。
【0039】さらに、前述のように、防塵装置11内の
風の流れを外部より視認可能な構成とするので、外気吸
込中または外気吸込後の塵の付着分布状況を詳細に把握
して、冷却風の旋回状況を間接的に知ることができ、旋
回流形成に適した各風向板の形状や配置位置の把握が容
易となり、また、目詰まりなどの兆候も前もって知るこ
とができ、解体整備などの対策を早めに取ることができ
る。さらに、塵78の溜まり具合を、掃除蓋12gを開
くことなく外部から確認できるため、掃除蓋12gを開
いて頻繁にチェックする必要がない。
【0040】また、この掃除蓋については、開閉操作を
次のように自動的に行うようにしてもよい。図11に示
すように、エンジン73から脱穀部4への伝動系に介設
した脱穀クラッチ35には、クラッチセンサ30を設
け、該クラッチセンサ30と、エンジン73のキースイ
ッチ31とは、コンバインのコントローラ32と接続さ
れており、さらに、該コントローラ32は、掃除蓋34
の枢軸にモータ軸33aを連結した電動モータ33に接
続されている。該掃除蓋34は、前記防塵ケース12の
底板も兼用しており、掃除蓋34が「開」状態になる
と、前記集塵部18内の塵は、そのまま落下・排出され
る。
【0041】このような構成において、クラッチセンサ
30が「切」またはキースイッチ31が「切」の時に
は、コントローラ32から前記電動モータ33に「開」
信号が発信され、モータ軸33aが駆動して、掃除蓋3
4が「閉」位置34aから「開」位置34bまで自動的
に回動するようにしている。
【0042】すなわち、掃除蓋34は、脱穀クラッチ3
5が「切」時、またはキースイッチ31が「切」時に、
「開」状態とするので、非作業時になる毎に溜まった塵
が自動的に排出されるため、作業者が溜まり具合を気に
しながら、いちいち掃除蓋を開く必要がなく、作業負担
を大きく軽減することができると共に、掃除忘れによる
目詰まりなどのトラブルなどを確実に防止することがで
きるのである。
【0043】また、以上のような構成よりなる防塵装置
11には、以下のような種々の形態がある。複数の外気
取入口を設ける場合を図14に示す。防塵ケース12の
前板12aの以外にも外気取入口12iを開口してお
り、前記外気取入口12fと合わせ、前後方向から外気
を取り込めるようにしている。すなわち、外気取入口1
2iからは、前方に向かう冷却風25eが発生し、該冷
却風25eにより前記冷却風25bの旋回が促進され、
より高速の旋回流が発生して塵の分離・除去が一層進
む。
【0044】複数のサイクロン風路を設ける場合を図1
5に示す。防塵ケース36内には、風向板37・38・
39と仕切板40・41が設けられると共に、防塵ケー
ス36の前板36aの上部・下部にはそれぞれ外気取入
口36c・36dが開口され、防塵ケース36の後板3
6bの下部には外気取入口36eが開口されている。そ
して、防塵ケース36の上板36fと風向板37と風向
板38の間には第1サイクロン風路42が形成され、前
板36aと風向板38と仕切板40との間には第2サイ
クロン風路43が形成され、後板36bと風向板39と
仕切板41との間には第3サイクロン風路44が形成さ
れており、該サイクロン風路42・43・44内に向か
って前記外気取入口36c・36d・36eが開口され
ている。さらに、仕切板40・41の下面と底板36g
の上面との間に集塵部45が形成されている。
【0045】このような風路構成において、前記冷却フ
ァン75がエンジン73により駆動回転されると、外気
は外気取入口36c・36d・36eから同時に吸い込
まれ、第1サイクロン風路42内では冷却風46aとな
り、第2サイクロン風路43内では冷却風46bとな
り、第3サイクロン風路44内では冷却風46cとな
り、いずれの冷却風46a・46b・46cも、小さい
が高速な旋回流を形成している。そして、これらの旋回
流で発生した十分な大きさの遠心力によって、塵は分離
され、風路98・連通路99・連通路100を通り、前
記集塵部45に落下・堆積される。
【0046】すなわち、防塵装置11には、複数のサイ
クロン風路42・43・44を設けるので、構造上ある
いはスペース上、どうしても単一のサイクロン風路では
十分な旋回流が生成できない場合でも、各サイクロン風
路構造の適性化により、小さいが効果的な旋回流を生成
することができ、優れた防塵性能を得ることができると
共に、防塵装置11の小型化を図ることができるのであ
る。
【0047】防塵装置11の配設位置の別実施例を図1
6に示す。前述したように、エンジンルーム70内に収
納されたラジエター71の側方にはフィルターフレーム
88が架設され、該フィルターフレーム88に防塵フィ
ルター81が固設されている。そして、該防塵フィルタ
ー81前面に前記防塵装置11が取り付けられており、
前記サイクロン風路17により塵が分離・除去され清浄
化された外気が防塵フィルター81を通り、冷却風72
としてエンジンルーム70内に流入する。
【0048】このように、前記防塵装置11を、側面カ
バー83を介することなくエンジンルーム70側方に直
結することにより、側面カバー83内の風路67を通過
する際に発生する圧力損失を省略することができ、風路
損失が低減される。加えて、旋回して流れる冷却風72
により、防塵フィルター81に付着した塵は吹き飛ばさ
れ、常に網面が清浄化されているため、防塵フィルター
81が目詰まりすることなく、エンジンルーム70内へ
は一定量の冷却風が供給されると共に、防塵フィルター
81の掃除も省略することができる。
【0049】すなわち、防塵装置11は、エンジンルー
ム70の通気口63aを覆う防塵フィルター81の前面
に付設するので、圧力損失を抑えた上で防塵フィルター
81の目詰まりを防止して冷却風の安定供給が図れ、良
好で安定した冷却性能を確保することができ、更には、
防塵フィルター81の掃除をする必要がなく、塵除去作
業にかかる労力の軽減や作業時間の短縮を図ることがで
きるのである。
【0050】次に、防塵フィルターの網部に付着した塵
を掃除する塵除去装置について、図17、図18により
説明する。冷却風の流れを利用した風車式の塵除去装置
92を図17に示す。エンジンルーム70を被装するエ
ンジンカバー82の側板101上で、通気口63aに設
けた防塵フィルター81の前後部には、平面視コ字状の
支持フレーム102が橋設され、該支持フレーム102
の前後略中央部には、シャフト104が防塵フィルター
81の網面に垂直に枢支されている。そして、該シャフ
ト104にはファン103が固設され、該ファン103
で防塵フィルター81側の縁部には、ブラシ105が植
設され、該ブラシ105は、防塵フィルター81の網部
表面に当接されている。
【0051】このように、ファン103・ブラシ105
などから成る風車106を防塵フィルター81の前面に
配置した構成において、前記冷却ファン75が駆動され
ると、外気が防塵フィルター81に向かって吸い込ま
れ、その風圧に押されてファン103が回転し、該ファ
ン103のブラシ105が、防塵フィルター81の網部
表面を摺動しながら付着している塵を擦り落としてい
く。
【0052】すなわち、エンジンルーム70内に空冷用
の外気を取り込むコンバインにおいて、外気取入口であ
る通気口63aに防塵フィルター81を覆設し、該防塵
フィルター81にはブラシ105付きの風車106を設
け、該風車106の回転により、防塵フィルター81に
付着した塵を前記ブラシ105で除去する構成としたの
で、外気が取り込まれる度に、前記ブラシ105が防塵
フィルター81の網部表面を掃除していくため、定期的
に防塵フィルター81の掃除をする必要がなく、塵除去
作業にかかる労力の軽減や作業時間の短縮を図ることが
できる。
【0053】ワイパー式の塵除去装置93を図18に示
す。エンジンカバー82の側板101上で、通気口63
aに設けた防塵フィルター81の上下には、上プーリ対
108・109と下プーリ対110・111が回動可能
に配設され、このうちプーリ108とプーリ109の回
動軸間は連結軸112により連結されると共に、プーリ
108とプーリ110間にはベルト116が巻回され、
プーリ109とプーリ111間にはベルト117が巻回
されている。そして、前記連結軸112の延出端は、側
板101上に固設した電動モータ107の駆動軸に連結
されると共に、該電動モータ107は、コントローラ3
2を介して、クラッチセンサ30・脱穀クラッチ35と
接続されている。
【0054】前記ベルト116・117は、防塵フィル
ター81の前後位置で上下方向に延設された上、ベルト
116とベルト117との間には、ブラシ114を防塵
フィルター81側に植設したアーム113が前後方向に
横架されており、該ブラシ114は、防塵フィルター8
1の網部表面に当接されている。
【0055】このような、アーム113・ブラシ114
などから成るワイパー115を防塵フィルター81の前
面に配置した構成において、クラッチセンサ30が脱穀
クラッチ35の「入」または「切」を検出した時に、コ
ントローラ32から前記電動モータ107に「往復駆
動」信号が発信され、前記連結軸112が一定回転数毎
に回転方向を変えて回動される。これにより、ベルト1
16・117に取り付けたワイパー115が、自動的に
上下往復動するのである。
【0056】すなわち、エンジンルーム70内に空冷用
の外気を取り込むコンバインにおいて、外気取入口であ
る通気口63aに防塵フィルター81を覆設し、該防塵
フィルター81にはブラシ114付きのワイパー115
を設け、該ワイパー115が脱穀クラッチ35「入切」
時に連動して駆動することにより、防塵フィルター81
に付着した塵を前記ブラシ114で除去する構成とした
ので、脱穀作業の度に、前記ブラシ114が防塵フィル
ター81の網部表面を往復して掃除していくため、定期
的に防塵フィルター81の掃除をする必要がなく、塵除
去作業にかかる労力の軽減や作業時間の短縮を図ること
ができる。
【0057】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したので、
次のような効果を奏するものである。即ち、請求項1の
ように、防塵装置を介してエンジンルーム内に冷却用の
外気を取り込むコンバインにおいて、前記防塵装置に
は、サイクロン風路と、該サイクロン風路内で遠心力に
より分離された塵を集める集塵部とを設けたので、サイ
クロン効果により分離された塵を、サイクロン風路内に
溜めることなく別部に分離して捕集できるため、入り組
んだサイクロン風路内の塵を別途に除去する必要がな
く、塵除去作業にかかる労力の軽減や作業時間の短縮を
図ることができる。
【0058】請求項2のように、請求項1記載の防塵装
置は、エンジンルームの外側面に設けた側面カバーに付
設し、該側面カバーは、エンジンルームの通気口に連通
した風路を有するので、側面カバー内の風路を利用した
オイルクーラなどの冷却を、清浄な冷却風により行うこ
とができ、目詰まりのない安定した冷却風を供給するこ
とができる。
【0059】請求項3のように、請求項1記載の防塵装
置は、エンジンルームの通気口を覆う防塵フィルターの
前面に付設するので、圧力損失を抑えた上で防塵フィル
ターの目詰まりを防止して冷却風の安定供給が図れ、良
好で安定した冷却性能を確保することができ、更には、
防塵フィルターの掃除をする必要がなく、塵除去作業に
かかる労力の軽減や作業時間の短縮を図ることができる
のである。
【0060】請求項4のように、請求項1又は請求項2
又は請求項3記載のサイクロン風路内には、旋回流の生
成を促す風向板を設けると共に、サイクロン風路と前記
集塵部との間には、集積した塵の逆流を防ぐ仕切板を介
設するので、サイクロン風路内に確実に旋回流を生成し
て塵を分離・除去できると共に、一旦分離した塵の再混
入も確実に防止でき、高い清浄度を有する冷却風を得る
ことができる。
【0061】請求項5のように、請求項1乃至請求項4
のいずれか一つに記載の集塵部には、集積した塵を除去
するための掃除蓋を開閉可能に設けるので、全体を分解
することなく掃除蓋を外すだけで集塵部内の塵を容易に
除去することができ、塵除去作業を一層簡単に行うこと
ができる。
【0062】請求項6のように、請求項5記載の掃除蓋
は、脱穀クラッチが「切」時、またはキースイッチが
「切」時に、「開」状態とするので、非作業時になる毎
に溜まった塵が自動的に排出されるため、作業者が溜ま
り具合を気にしながら、いちいち掃除蓋を開く必要がな
く、作業負担を大きく軽減することができると共に、掃
除忘れによる目詰まりなどのトラブルなどを確実に防止
することができるのである。
【0063】請求項7のように、請求項1乃至請求項6
のいずれか一つに記載の防塵装置には、複数のサイクロ
ン風路を設けるので、構造上あるいはスペース上、どう
しても単一のサイクロン風路では十分な旋回流が生成で
きない場合でも、各サイクロン風路構造の適性化によ
り、小さいが効果的な旋回流を生成することができ、優
れた防塵性能を得ることができると共に、防塵装置の小
型化を図ることができる。
【0064】請求項8のように、請求項1乃至請求項7
のいずれか一つに記載の防塵装置において、防塵装置内
の風の流れを外部より視認可能な構成とするので、外気
吸込中または外気吸込後の塵の付着分布状況を詳細に把
握して、冷却風の旋回状況を間接的に知ることができ、
旋回流形成に適した各風向板の形状や配置位置の把握が
容易となり、また、目詰まりなどの兆候も前もって知る
ことができ、解体整備などの対策を早めに取ることがで
きる。さらに、塵の溜まり具合を掃除蓋を開くことなく
外部から確認できるため、掃除蓋を開いて頻繁にチェッ
クする必要がない。
【0065】請求項9のように、エンジンルーム内に空
冷用の外気を取り込むコンバインにおいて、外気取入口
に防塵フィルターを覆設し、該防塵フィルターにはブラ
シ付きの風車を設け、該風車の回転により、防塵フィル
ターに付着した塵を前記ブラシで除去する構成としたの
で、外気が取り込まれる度に、前記ブラシが防塵フィル
ターの網部表面を掃除していくため、定期的に防塵フィ
ルターの掃除をする必要がなく、塵除去作業にかかる労
力の軽減や作業時間の短縮を図ることができる。
【0066】請求項10のように、エンジンルーム内に
空冷用の外気を取り込むコンバインにおいて、外気取入
口に防塵フィルターを覆設し、該防塵フィルターにはブ
ラシ付きのワイパーを設け、該ワイパーが脱穀クラッチ
「入切」時に連動して駆動することにより、防塵フィル
ターに付着した塵を前記ブラシで除去する構成としたの
で、脱穀作業の度に、前記ブラシが防塵フィルターの網
部表面を往復して掃除していくため、定期的に防塵フィ
ルターの掃除をする必要がなく、塵除去作業にかかる労
力の軽減や作業時間の短縮を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの全体左側面図である。
【図2】同じく全体平面図である。
【図3】同じく全体右側面図である。
【図4】エンジンルームの正面図である。
【図5】同じく側面図である。
【図6】側面カバーの開閉機構の説明図である。
【図7】風路カバーの開閉機構の説明図である。
【図8】透明板を用いた防塵ケースの側面図である。
【図9】透明板を用いた掃除蓋の側面図である。
【図10】掃除蓋の正面図である。
【図11】掃除蓋の開閉制御の説明図である。
【図12】仕切板のみを配設する場合の冷却風の流線分
布図である。
【図13】仕切板以外に風向板も配設する場合の冷却風
の流線分布図である。
【図14】複数の外気取入口を有する防塵ケース内の流
線分布図である。
【図15】複数のサイクロン風路を有する防塵ケース内
の流線分布図である。
【図16】防塵フィルター前面に設けた防塵装置の正面
図である。
【図17】風車式の塵除去装置の斜視図である。
【図18】ワイパー式の塵除去装置の斜視図である。
【符号の説明】
11 防塵装置 12g 掃除蓋 13・14 風向板 15 仕切板 17 サイクロン風路 18 集塵部 31 キースイッチ 35 脱穀クラッチ 42・43・44 複数のサイクロン風路 63a 通気口 67 通気口に連通した風路 70 エンジンルーム 78 塵 81 防塵フィルター 83 側面カバー 104・114 ブラシ 106 風車 115 ワイパー
フロントページの続き Fターム(参考) 2B074 AA02 AB01 AC02 AD05 AF01 AG03 BA04 BA13 CA01 CD05 CD06 CE02 DA01 DA02 DA03 DA05 DF03 DF08 DF11 EA17 EB10 GJ02 3D038 AA04 AB08 AC11 AC14 AC27

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 防塵装置を介してエンジンルーム内に冷
    却用の外気を取り込むコンバインにおいて、前記防塵装
    置には、サイクロン風路と、該サイクロン風路内で遠心
    力により分離された塵を集める集塵部とを設けたことを
    特徴とするコンバイン。
  2. 【請求項2】 前記防塵装置は、エンジンルームの外側
    面に設けた側面カバーに付設し、該側面カバーは、エン
    ジンルームの通気口に連通した風路を有することを特徴
    とする請求項1記載のコンバイン。
  3. 【請求項3】 前記防塵装置は、エンジンルームの通気
    口を覆う防塵フィルターの外側面に付設することを特徴
    とする請求項1記載のコンバイン。
  4. 【請求項4】 前記サイクロン風路内には、旋回流の生
    成を促す風向板を設けると共に、サイクロン風路と前記
    集塵部との間には、集積した塵の逆流を防ぐ仕切板を介
    設することを特徴とする請求項1又は請求項2又は請求
    項3記載のコンバイン。
  5. 【請求項5】 前記集塵部には、集積した塵を除去する
    ための掃除蓋を開閉可能に設けることを特徴とする請求
    項1乃至請求項4のいずれか一つに記載のコンバイン。
  6. 【請求項6】 前記掃除蓋は、脱穀クラッチが「切」
    時、またはキースイッチが「切」時に、「開」状態とす
    ることを特徴とする請求項5記載のコンバイン。
  7. 【請求項7】 前記防塵装置には、複数のサイクロン風
    路を設けることを特徴とする請求項1乃至請求項6のい
    ずれか一つに記載のコンバイン。
  8. 【請求項8】 前記防塵装置において、防塵装置内の風
    の流れを外部より視認可能な構成とすることを特徴とす
    る請求項1乃至請求項7のいずれか一つに記載のコンバ
    イン。
  9. 【請求項9】 エンジンルーム内に空冷用の外気を取り
    込むコンバインにおいて、外気取入口に防塵フィルター
    を覆設し、該防塵フィルターにはブラシ付きの風車を設
    け、該風車の回転により、防塵フィルターに付着した塵
    を前記ブラシで除去する構成としたことを特徴とするコ
    ンバイン。
  10. 【請求項10】 エンジンルーム内に空冷用の外気を取
    り込むコンバインにおいて、外気取入口に防塵フィルタ
    ーを覆設し、該防塵フィルターにはブラシ付きのワイパ
    ーを設け、該ワイパーが脱穀クラッチ「入切」時に連動
    して駆動することにより、防塵フィルターに付着した塵
    を前記ブラシで除去する構成としたことを特徴とするコ
    ンバイン。
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