JPH0545780Y2 - - Google Patents

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JPH0545780Y2
JPH0545780Y2 JP1986196028U JP19602886U JPH0545780Y2 JP H0545780 Y2 JPH0545780 Y2 JP H0545780Y2 JP 1986196028 U JP1986196028 U JP 1986196028U JP 19602886 U JP19602886 U JP 19602886U JP H0545780 Y2 JPH0545780 Y2 JP H0545780Y2
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JP
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engine
air cleaner
intake
air
intake duct
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JP1986196028U
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案はエアクリーナに空気を導入するエンジ
ンの空気吸入装置に関する。
(ロ) 従来技術 従来、機台前部の機幅内にエンジンを搭載し、
該エンジンの前部にエアクリーナーを取付け、前
記エンジン及びエアクリーナーの両側を固定カバ
ーで覆い、上面のみを側部を中心として開閉回動
する上面カバーで覆つたトラクタは実公昭54−
9131号公報により既に知られており、また、機体
の前部の機枠上にエアクリーナーを配設した動力
発生機は実開昭53−88611号公報により既に知ら
れている。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 前記既知のトラクタは、機体の前部には障害物
がなく、広いスペースを確保し得るので、該スペ
ースを利用してエアクリーナーを配設することが
できる。
しかしながら、機台の一側に脱穀装置を搭載
し、他側にエンジンを横向きにして配設するコン
バインに前記トラクタにおけるエアクリーナー配
設方式を採用せんとすると、エアクリーナーが外
側方へ大きく突出して走行の障害になり、また、
エアクリーナーを整備点検するとき、上面カバー
を開いただけでは側面の固定カバーが邪魔になる
のでエアクリーナーを上方へ回動して突出させる
操作を必要として面倒であつた。
また、前記既知の動力発生機のエアクリーナー
配設方式を前記コンバインにて採用すると、前述
のトラクタと同様、エアクリーナーが外側方へ突
出して走行の障害になると共に、カバーが固定方
式であるので、エアクリーナーの整備点検が面倒
であつた。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案は、機台の一側に脱穀装置を搭載し、他
側に操作盤、運転席、及び穀粒タンクを前方から
順に配設し、前記運転席の下部にエンジンを横向
きにして装着したコンバインにおいて、前記エン
ジンの外側にラジエータを立設し、その吸気方向
前面に、防塵フイルターを有していて底板と頂板
と前後の壁板とで囲まれたエンジン冷却用の吸気
ダクトを設け、該吸気ダクト外の下方に、エアク
リーナを前後方向にすると共に機台の側面に沿わ
せて装着し、該エアクリーナの吸気管を立ち上が
らせて前記吸気ダクト内へ挿入し、その先端の吸
入口から吸気すうように構成し、前記エアクリー
ナを、下部を中心として側方へ開閉することが可
能なエンジンカバーで覆うことにより前述の問題
点を解決した。
(ホ) 作用 エアクリーナーをエンジン冷却用の吸気ダクト
の下側でかつ機台の側部に沿わせてあるので、該
吸気ダクトを狭い幅の頂板と底板と前後の壁板と
で構成し、エアクリーナの外形とは関係なく冷却
空気を導入し得る範囲で狭くすることができ、こ
れにより機台の一側に脱穀機を搭載し、他側に配
設されている運転席の下部の機幅が狭いスペース
にエンジンを横向きにして配設したコンバインに
適用しても機幅が異常に広くなることがない。
また、エンジンカバーを外側方へ開いた時、エ
ンジン及びラジエタ等を容易に整備点検すること
ができると共にエアクリーナーが外側下部に露出
するので、その整備点検をも容易かつ迅速に行う
ことができる。
(ヘ) 実施例 本考案の一実施例を図面に示すコンバインのエ
ンジンについて説明すると、1は走行装置2を有
する機台3の一側寄りに搭載した脱穀装置であつ
て、他側には前方から順に操作盤4、運転席5、
及び穀粒タンク6を設け、前記脱穀装置1の前方
には分草体、穀稈引起体及び穀稈掻込回転体等か
らなる刈取装置7と刈取穀稈を前記脱穀装置1に
搬送供給しながら扱深さ調節する穀稈搬送装置を
設けてあり、前記運転席5の下部にはエンジン8
を設けてある。
そして、前記エンジン8は脱穀装置1側に出力
プーリー10を、他側、即ち外側に冷却空気を吸
入するフアン11を有しており、該フアン11と
対向する部位にはラジエータ12を立設してあ
り、前記エンジン8を覆うと共にエンジンルーム
を構成するエンジンカバー13は、外側下部を機
台3に蝶番15で回動自在に装着してあり、該エ
ンジンカバー13の上面には前記運転席5を取付
け、外側板13aのの内側は上下の隔板16,1
7で囲まれた主風路18と上方の隔板16より上
側の副風路20とに形成し、上記主風路18の内
側開口部に張設した防塵フイルター21と前記ラ
ジエータ12と底板22と頂板23と前後の壁板
24,24で囲まれた空間を吸気ダクト25に構
成してあり、前記防塵フイルター21の内面は端
部を前記底板22、頂板23、及び壁板24,2
4に固定された十字状の桟で受止められ、外側面
はエンジンカバー13と一体な前記隔板16,1
7等に張設したネツト21aにより受止められて
いる。26はラジエータ12の外側面の外周部に
介装したスポンジ体である。
また、前記主風路18の前壁には防塵網を張設
した吸入窓27を設けてあり、ここから前記フア
ン11により吸入される空気は前方から後方へ流
れ、防塵フイルター21を経て内側方へ流動する
ので渦流となり、吸入された小さな塵埃は下部の
隔板17の後方の連通口17aから下方のポケツ
ト19に落入するから、これを適宜外側の蓋付き
取出口19aから排出する。
更に、従来は冷却風を前記主風路18のみから
のみ吸入していたが、上記のように渦流を生ずる
ため吸気不足になるが前記副風路20は上部に穿
設してある多数の小孔からなるフイルター20a
から吸入した空気を開口部28を経て合流させる
ので充分な吸気を行なうことができ、吸気ダクト
25から防塵フイルター21を通過した空気はラ
ジエータ12を冷却し、エンジンルームを吹き抜
ける。
そして、前記吸気ダクト25の下部の機台3に
突設した受板29には、端部が給気管30で気化
器に接続されたエアクリーナ31を横倒し姿勢に
して取付けてあり、該エアクリーナ31の上面に
立設した吸気管32は底板22を貫通して吸気ダ
クト25内を立上がり、更に該吸気ダクト25の
中間部で前方へ向け略水平に折曲して前方へ延出
させ、その前端を前方の壁板24に接近させると
共に係止金33にて連結し、この水平部分の前端
部寄りの側面、即ち、フアン11により防塵フイ
ルター21から吸入される冷却風と対向する面又
は前端面には吸入口35を設けてあり、少なくと
も折曲部近傍の蛇腹を有する部分はゴム又は合成
樹脂等からなる可撓体で構成してある。
また、前記副風路20は運転席5の外側を吸引
するので、この部位にエンジンルームから上昇す
る加熱空気を排除することができる。更に、エン
ジンカバー13は加熱され、運転席5の脱穀装置
1側に加熱空気が上昇するから、これを排除する
ため第2図に示す如く、エンジンカバー13の前
壁に間隔をおいて内張板36を固定して前部風路
を形成すると共に脱穀装置1側外側面に吸気孔3
7……を穿設し、外側部を開口部38で前記主風
路18に連通させると吸入される空気により操縦
者の足側のエンジンカバー13を冷却しながら加
熱空気を吸入することができ、エンジンカバー1
3の上部も二重構造にして上部風路とし、脱穀装
置1側上部に吸入口40……を穿設すると共に外
側部を前記副風路20に連通させると、エンジン
カバー13の頂板を冷却しながら運転席5の内側
の加熱空気を吸入することができ、作業環境を良
くすることができ、エンジンカバー13の頂板の
下面に固定したコ字状板41はラジエータ12の
周りに立設した門型枠42とレバーフレーム43
とを連結した横枠45に乗架している。
前述の装置において、吸入口35から吸入され
た空気は吸気管32を通つてエアクリーナ31に
導入されるが、吸気管32は吸気ダクト25の後
部寄り下部から侵入して上方へ延出し、吸気ダク
ト25の高さの中間部で前方へ折曲して前側の壁
板24の近傍に達しており、かつその前端部に吸
入口35を設けてあるため、即ち、吸気管32は
長く形成されていることと折曲部を有しているこ
ととが相俟つて吸入音を消音することができ、し
かも、エアクリーナ31は吸気ダクト25の下方
に取付けてあるので、吸気ダクト25の幅をエア
クリーナ31の直径に制約されることなく吸気ダ
クト25としての性能を発揮し得る最小限に設定
することができる。
また、前記吸気管32をゴム又は合成樹脂等の
弾性可撓体で構成すると、消音効果をより一層向
上することができる。
更に、エンジン8を整備する際、エンジンカバ
ーを外側下部中心に回動して外側方へ開くと、エ
ンジン8、ラジエータ12等が略全面的に露出す
ると共にエアクリーナ31が吸気ダクト25の下
方から露出するので、整備点検及び交換等を容易
に行うことができる。
(ト) 考案の効果 本考案は、機台3の一側に脱穀装置1を搭載
し、他側に操作盤4、運転席5、及び穀粒タンク
6を前方から順に配設し、前記運転席5の下部に
エンジン8を横向きにして装着したコンバインに
おいて、前記エンジン8の外側にラジエータ12
を立設し、その吸気方向前面に、防塵フイルター
21を有していて底板22と頂板23と前後の壁
板24,24とで囲まれたエンジン冷却用の吸気
ダクト25を設け、該吸気ダクト25外の下方
に、エアクリーナ31を前後方向にすると共に機
台3の側面に沿わせて装着し、該エアクリーナ3
1の吸気管32を立ち上がらせて前記吸気ダクト
25内へ挿入し、その先端の吸入口35から吸気
するように構成し、前記エアクリーナ31を、下
部を中心として側方へ開閉することが可能なエン
ジンカバー13で覆つたので、機台3は一側に脱
穀装置1が搭載されていてその他側のエンジン8
を横向きにして配設するスペースの横幅が狭いに
も拘らず、エアクリーナ31が吸気ダクト25外
にあるだけでなく前後方向にして下方の機台3に
沿わせてあることと、該吸気ダクト25を頂板2
2と底板23と前後の側壁24,24とを吸気ダ
クト25と関係なく狭く形成することができるこ
ととが相俟つて、エンジン8を含む全体の横幅を
狭くすることが可能になり、それにより上記狭い
スペースにエンジン8を横向きにして容易に配設
することができる。
しかも、エアクリーナ31が吸気ダクト25の
下方でかつ機台3の側部に沿わせてあるので、エ
ンジンカバー13を下部中心で開くと、エンジン
8及びラジエータ12全体が解放状態になること
は勿論のこと、エアクリーナ31が機台3に沿つ
た状態で露出するので、その整備点検及び交換等
を何の障害もなく極めて容易に、かつ迅速に行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すものであつて、
第1図は要部の斜視図、第2図は同上縦断面図、
第3図はエンジンカバーの一部を破断した斜視
図、第4図は横断面図、第5図はコンバインの斜
視図である。 8……エンジン、11……フアン、12……ラ
ジエータ、18……主風路、25……吸気ダク
ト、21……防塵フイルター、31……エアクリ
ーナ、32……吸気管、35……吸入口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 機台3の一側に脱穀装置を搭載し、他側に操作
    盤4、運転席5、及び穀粒タンク6を前方から順
    に配設し、前記運転席5の下部にエンジン8を横
    向きにして装着したコンバインにおいて、前記エ
    ンジン8の外側にラジエータ12を立設し、その
    吸気方向前面に、防塵フイルター21を有してい
    て底板22と頂板23と前後の壁板24,24と
    で囲まれたエンジン冷却用の吸気ダクト25を設
    け、該吸気ダクト25外の下方に、エアクリーナ
    31を前後方向にすると共に機台3の側面に沿わ
    せて装着し、該エアクリーナ31の吸気管32を
    立ち上がらせて前記吸気ダクト25内へ挿入し、
    その先端の吸入口35から吸気するように構成
    し、前記エアクリーナ31を、下部を中心として
    側方へ開閉することが可能なエンジンカバー13
    で覆つたことを特徴とするコンバインにおけるエ
    ンジンの空気吸入装置。
JP1986196028U 1986-12-20 1986-12-20 Expired - Lifetime JPH0545780Y2 (ja)

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JPS63100665U JPS63100665U (ja) 1988-06-30
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Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS549131U (ja) * 1977-06-22 1979-01-22

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JPS63100665U (ja) 1988-06-30

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