JP3015236B2 - 草刈機 - Google Patents

草刈機

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JP3015236B2
JP3015236B2 JP5282924A JP28292493A JP3015236B2 JP 3015236 B2 JP3015236 B2 JP 3015236B2 JP 5282924 A JP5282924 A JP 5282924A JP 28292493 A JP28292493 A JP 28292493A JP 3015236 B2 JP3015236 B2 JP 3015236B2
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JP
Japan
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bonnet
engine
mower
hood
outside air
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JP5282924A
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English (en)
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Inventor
正剛 村川
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、機体前部側のボンネッ
トの内部にエンジンを搭載し、前記エンジンには、その
上部に上向きの冷却風吸引口を設けてある草刈機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、上記の草刈機では、例えば特開平
4‐66327号公報に示されるように、外気をボンネ
ット内に取り入れるための外気取入れ口は、ボンネット
の後部側に連なった状態で運転部ステップに臨む側を覆
う運転部ケースに形成してあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記構成
によると、前記外気取入れ口を前記運転部ケースに形成
してあったために、この外気取入れ口からエンジンの騒
音が運転席側に洩れやすく、運転環境の点で改良の余地
があった。本発明の目的は、外気取入れ構造に改良を加
えることで低騒音化を図ることができる草刈機を提供す
ることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明にかかる特徴構成は、機体前部側の機体フレ
ームにエンジンを搭載し、このエンジンを覆うボンネッ
トを設け、前記機体フレームよりも下方にモーアを吊設
してある草刈機であって前記ボンネットを、機体フレ
ーム上に設置された下側ボンネットとその下側ボンネッ
ト上に積み重ね設置される上側ボンネットとから構成
し、前記上側ボンネットの下端側の周縁部に、前記上側
ボンネット内に外気を取り入れ可能な外気取入れ口を形
成し、この外気取入れ口と前記上側ボンネットの内部で
前記エンジンの上部に導入外気を供給する開口部とを連
通接続する風路を前記上側ボンネット内に形成してあ
る点にあり、その作用効果は次の通りである。
【0005】
【作用】つまり、上記の構成によれば、エンジンを駆動
すると、上側ボンネットの下端側の周縁部に形成された
外気取入れ口から外気が上側ボンネット内に入り込み、
上側ボンネット内に形成された風路内を通って開口部か
エンジンの冷却風吸引口に吸引される。一方、エンジ
ンの駆動によって生じる騒音は、エンジンの冷却風吸引
口側の風路の開口部から前記風路に入り込み、風路を通
って外気取入れ口からボンネット外に出る。この外気取
入れ口は、上記のように上側ボンネットの下端側の周縁
に形成してあるから、騒音は前記周縁部から機体前方
に向かい、運転席側に直接洩れてくることがない。さら
に、ボンネット外に出る騒音を、エンジンの冷却風吸引
口側の風路の開口部に入り込んだものに限ることができ
るから、ボンネット外に出る騒音の量を少なくできる。
そしてこの種の草刈機の場合、モーアが機体フレームよ
りも下方に設けられているのが一般的で、草を刈りなが
ら機体を走行させる際に、機体のモーア周辺やその後部
では、モーアの周りに舞い上がった埃り等を被りやすい
が、上記構成によれば前記外気取入れ口を上側ボンネッ
トの下端側の周縁部に形成して、モーアよりも機体上方
側に離れた位置に設けてあるから、草を刈取ることによ
って埃等がモーア周辺で舞い上がっても、機体が走行す
ることで前記外気取入れ口を、常にその舞い上がった埃
等の上方に位置させることができて、埃等を外気取入れ
口に入り込ませにくくすることができる。
【0006】
【発明の効果】従って、エンジンの騒音が運転席側に直
接洩れてくることがなく、ボンネット外に出る騒音の量
を少なくでき、埃り等を外気取入れ口に入り込ませにく
くすることができるから、運転部の低騒音化を図ること
ができ、しかも、ボンネット内の埃等の除去の手間を少
なくできる草刈機を提供することができるとともに、ボ
ンネットの上下分割箇所を利用しているため、上側ボン
ネットおよび下側ボンネットのデザインをそのままに外
気取入口を形成することができた
【0007】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面に基いて説明
する。図1,図2に草刈機の一例である乗用型芝刈機を
示している。この芝刈機は、乗用型走行機体における前
後車輪1,2の間の下腹部にリンク機構3を介してモー
ア4を昇降自在に連結するとともに、機体前部のボンネ
ット12内部にエンジン6を搭載し、このエンジン6の
動力がベルト伝動機構7を介してモーア4に供給される
一方、ミッションケース8を介して後輪2に動力が供給
されるよう伝動系を構成してある。前記エンジン6は空
冷式でその出力軸を縦方向に沿う姿勢で配備するととも
に、図3に示すように、エンジン6の上部に上向きの冷
却風吸引口6aを設けて、エンジン冷却風をエンジン6
の上部から吸引するように構成してある。
【0008】図3,図4に示すように、前記ボンネット
12は下側ボンネット16と上側ボンネット17から構
成してある。前記下側ボンネット16は、前壁部16a
と下すぼまり状に対向する左右の側壁部16bとを備
え、前記前壁部16aには換気用のグリル16cを形成
してある。そして、機体フレーム5の前部に立設したア
ーチ型の支持部材19の上辺に、下側ボンネット16の
前壁部16aから延出した取付け部16dをボルト20
で連結すると共に、図2に示すように、下側ボンネット
16における後端下部を外方に張出し形成し、この張出
し部16eを、ボンネット12の後部側に連なり、ステ
アリング操作機構の運転部ステップ10に臨む側を覆う
運転部ケース9の下端左右に形成した張出し部9dと合
致して連なるように構成してある。また、この下側ボン
ネット16における後部の下端左右を前記運転部ケース
9の張出し部9dに側方からボルト21で着脱自在に連
結すると共に、下側ボンネット16における後部の上端
左右を運転部ケース9にボルト22で着脱自在に連結し
てある(図1参照)。
【0009】前記上側ボンネット17は上壁部17aと
前壁部17bと上すぼまり状に対向する左右の側壁部1
7cとを備えている。さらに、この上側ボンネット17
には、前記上壁部17a、前壁部17b及び左右の側壁
部17cに沿って内壁18を設けてあり、前記上壁部1
7a、前壁部17b及び左右の側壁部17c(以下、外
壁と称する)と内壁18とを全面にわたって離間させ
て、外壁17a,17b,17cと内壁18の下向き周
縁部同士の間に外気取入れ口13を形成してある。そし
て、前記内壁18の中央部を前記冷却風吸引口6aに向
けて膨出させ、その膨出部の下端部に、前記冷却風吸引
口6aに接続可能な開口部18aを形成して、外壁17
a,17b,17cと内壁18との間に前記外気取入れ
口13とエンジン6の冷却風吸引口6aとを連通接続す
る風路14を形成してある。
【0010】前記内壁18は下側ボンネット16の上端
部に被さることが可能な大きさに形成してあり、前記開
口部18aの外周部には、前記冷却風吸引口6aの外周
部に接当させるためのスポンジ18bを全周にわたって
貼着してある。なお、図5に示すように、前記外壁17
a,17b,17cと内壁18との間には複数のリブL
を形成してある。上記構成の上側ボンネット17は樹脂
成型により一体形成してある。
【0011】前記下側ボンネット16に対する前記上側
ボンネット17の連結部について説明すると、図3に示
すように、前記上側ボンネット17の前壁部17b側の
内壁18からボンネットの内方側に延出した取付け部2
5に左右一対のヒンジ部材23をボルト24で連結し、
このヒンジ部材23の遊端を、前記支持部材19の上部
左右に備えた取付け片19aに支点Pを中心に上下回動
可能に枢支してある。従って、エンジンオイルの補充や
点火プラグの交換等の簡単な点検整備を、この上側ボン
ネット17を支点P周りに開閉することで行うことがで
きる。
【0012】上記の構成において、エンジン6を駆動す
ると、外気取入れ口13から外気が風路14内を通って
エンジンの冷却風吸引口6aに吸引される。一方、エン
ジン6の駆動によって生じる騒音は、エンジン6の冷却
風吸引口6a側の風路14の開口部から前記風路14に
入り込み、風路14を通って外気取入れ口14からボン
ネット12外に出る。この外気取入れ口14は、上側ボ
ンネット17の下端部の下向き周縁部に形成してあるか
ら、騒音は上側ボンネット17から下方に向かい、運転
席側に直接洩れてくることがない。
【0013】〔別実施例〕前記上側ボンネット17はブ
ロー成型や射出成型で一体形成してもよい。また、この
上側ボンネット17を樹脂以外のもので製作してもよ
い。さらに、上側ボンネット17の外壁17a,17
b,17cと内壁18とを別体に形成して、両者を組み
付け可能な構成にしてもよい。
【0014】なお、特許請求の範囲の項に図面との対照
を便利にするために符号を記すが、該記入により本発明
は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】芝刈機の全体側面図
【図2】芝刈機の全体平面図
【図3】ボンネット部の縦断側面図
【図4】ボンネット部の縦断正面図
【図5】ボンネット部の横断平面図
【符号の説明】
6 エンジン 6a 冷却風吸引口 12 ボンネット 13 外気取入れ口 14 風路 16 下側ボンネット 17 上側ボンネット

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体前部側の機体フレーム(5)にエン
    ジン(6)を搭載し、このエンジン(6)を覆うボンネ
    ット(12)を設け、前記機体フレーム(5)よりも下
    方にモーア(4)を吊設してある草刈機であって前記ボンネット(12)を、機体フレーム(5)上に設
    置された下側ボンネット(16)と、その下側ボンネッ
    ト(16)上に積み重ね設置される上側ボンネット(1
    7)とから構成し、 前記上側ボンネット(17)の下端
    側の周縁部に、前記上側ボンネット(17)内に外気を
    取り入れ可能な外気取入れ口(13)を形成し、この
    気取入れ口(13)と前記上側ボンネット(17)の内
    部で前記エンジン(6)の上部に導入外気を供給する開
    口部(18a)とを連通接続する風路(14)を前記
    上側ボンネット(17)内に形成してある草刈機。
JP5282924A 1993-11-12 1993-11-12 草刈機 Expired - Lifetime JP3015236B2 (ja)

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JP5282924A JP3015236B2 (ja) 1993-11-12 1993-11-12 草刈機

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JPH07132736A JPH07132736A (ja) 1995-05-23
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JPH07132736A (ja) 1995-05-23

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