JPH0547691Y2 - - Google Patents

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JPH0547691Y2
JPH0547691Y2 JP19260087U JP19260087U JPH0547691Y2 JP H0547691 Y2 JPH0547691 Y2 JP H0547691Y2 JP 19260087 U JP19260087 U JP 19260087U JP 19260087 U JP19260087 U JP 19260087U JP H0547691 Y2 JPH0547691 Y2 JP H0547691Y2
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JP
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vehicle body
fan
engine
ventilation opening
opened
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JP19260087U
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、汎用作業車におけるエンジン冷却装
置の改良に関するものである。
(ロ) 従来の技術 汎用作業車は、エンジンによつて駆動される走
行部を備えた自走車体に、種々の作業機を付替装
着して各種の作業ができるように構成されるので
あるが、この種の従来のものは、車体に装設され
た室筐(エンジンルーム)内に水冷エンジンを搭
載しその冷却系の放熱器及びフアンを車体前部に
配置して、エンジン冷却風を常に室筐の前面壁部
に開設する通気口から導入するように構成され、
そのような構造の車体の前方部に各種の作業機を
付替装着する構造になつている。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 従来の汎用作業車では、エンジン冷却風が常に
室筐前面壁部の通気口から取り入れられることに
なるので、例えばフレールモアなどのように作業
時に塵埃立ちする作業機を装着して作業する場合
には、塵埃類が冷却風とともに吸引されて室筐内
の各所に付着し冷却不良を引き起し、また、除雪
機などのような作業機を装着して寒冷期作業する
場合には、作業機の稼働によつて周囲に散乱する
雪などを吸引付着して種々のトラブルが起きると
いつた問題点があつた。
そこで、上述の問題点を解消するエンジン冷却
装置の提供を目的として本考案を実施したもの
で、車体前方部に装着する作業機が塵埃立ちする
ものや寒冷期に用いられるものなどであつてもト
ラブルを起こすことなく良好に機能するように改
良した汎用作業車のエンジン冷却装置を提供する
ものである。
(ニ) 問題点を解決するための手段 すなわち、本考案は、車体1に搭載する水冷エ
ンジン2の放熱器3及びフアン4を車体の前部に
配設し、これらの放熱器及びフアンを含むエンジ
ン全体を室筐Rで覆い、該室筐Rの前面部に冷却
風路5の通風口6を開設し、通風口前方における
車体の前方部位に各種作業機を付替装着できるよ
うにしてある汎用作業車において、前記室筐Rの
上部を前記冷却風路5に通じるダクトになつた開
閉ボンネツト7に形成してその後方寄り部分に別
の風口8を開設し、且つ室筐前面部の前記通風口
6を開閉自在にするとともに、前記フアン4を送
風方向正逆変更自在にして設置してあるエンジン
冷却装置にしたことを特徴とするものである。
(ホ) 作用 本考案のエンジン冷却装置が適用された汎用作
業車にあつて、塵埃立ちする作業機(例えばフレ
ールモアなど)を車体1に装着して作業する場合
は、室筐R前面壁部の通気口6を閉塞し、フアン
4を吸引状態にセツトして作業すれば、室筐Rの
後方寄り部位に開設された風口8から清浄な空気
が取り入れられ、開閉ボンネツト7のダクトを通
つて冷却風路5に流されて放熱器3部を経て室筐
R内を後方に流される。故に、車体1前方に装着
された作業機が稼働してその周囲に塵埃立ちして
も、その塵埃類がエンジン冷却風とともに吸引さ
れることがなくて良好な冷却機能が発揮されるの
である。
また、車体1に装着する作業機が除雪機等であ
る場合には、室筐Rの前面壁部の通風口6を開放
し、フアン4を吹き出し状態にセツトし換えて作
業するのであり、この場合にはフアン4によつて
前述とは逆方向に流される冷却風が冷却風路5か
ら通風口6を経て室筐Rの前面壁部外方に吹き出
されるので、除雪機の稼働によつて周囲に散乱す
る雪が室筐前面壁部や室筐内に付着することが防
止され付着凍結のない良好なエンジン冷却機能が
発揮されるのである。
(ヘ) 実施例 以下、添付の図面を参照して本考案の実施例を
説明する。
1は車体で、その下方には伝動ミツシヨン9に
よつて駆動されるクローラ型の走行部10が配設
され、前端部には各種の作業機を共通に付替装着
することができる作業機装着部11が設置され、
同部に装着する作業機の入力部を前記伝動ミツシ
ヨン9のPTO軸12に連動連結できるように構
成されている。
なお、実施例では、作業機装着部11を単なる
コ字状ヒツチとして図示しているけれども、該作
業機装着部は、装着作業機の対地高さを自在に変
更調節設定することができる昇降調節構造のもの
をも包含するものであり、その具体的な構造は
種々の周知構造に置き換え実施できるものであ
る。
車体1の上部には前記伝動ミツシヨン9の駆動
源である水冷式のエンジン2が搭載され、該エン
ジン2の冷却系における放熱器3及びフアン4が
車体1の前部寄り部位に配設されて、これらの放
熱器3及びフアン4を含むエンジン2全体が室筐
Rで覆われ、室筐Rの後端部付近から後方に操縦
ハンドル13が延設されている。
そして、上記のフアン4は、捻曲方向の異なる
ものを付替装着するか、或いは捻曲方向を反転切
換えできる構造にするなど適宜の手段を講じて、
必要に応じ送風方向を正逆切り換えできるように
設けられている。
室筐R内には冷却風路5が設けられ、その冷却
風路5における放熱器3の前方部位には防塵網1
4が張設され、さらに室筐Rの前面壁部には多孔
状の通風口6が開設されており、この通風口6
は、固着具15によつて着脱自在に取り付けでき
るカバー16で閉塞することができるように構成
されている。
また、室筐Rの上部は、前部を支点17として
開閉することができるボンネツト7に形成され、
その内部はボンネツト後端部に開設される別の通
口8と前記冷却風路5との間を連通するダクトに
形成されているのである。
なお、18は除雪機、19はフレールモアを示
し、また、図中の矢印は冷却風の流れ方向を示
す。
実施例のものにおいて、車体1にフレームモア
19を装備して刈取作業する場合には、第2図の
ように室筐前面壁部の通風口6をカバー16で閉
塞し、さらにボンネツト7を開いてフアン4を吸
い込み機能状態にセツト所作して作業するのであ
り、この場合には第2図中に矢印で示しているよ
うに、風口8から取り入れられる空気がボンネツ
ト内のダクトから冷却風路5を経て放熱器3に投
与され後方に流れることとなるのである。
また、車体1に除雪機18を装備して作業する
場合には、第1図のように、室筐前面壁部の通風
口6を閉塞しているカバー16を取外して同通風
口6を開放し、フアン4は吹き出し機能状態にセ
ツトし換えて作業するのであり、この場合には第
1図中に矢印で示しているように冷却風が流れて
最終的には開放された通風口6から外方にむけて
吹き出し排出されることとなるのである。
(ト) 考案の効果 以上に説明したように本考案のエンジン冷却装
置は、車体1に搭載する水冷エンジン2の放熱器
3及びフアン4を車体前部に配設し、これらの放
熱器及びフアンを含むエンジン全体を室筐Rで覆
い、該室筐Rの前面部に冷却風路5の通風口6を
開設し、通風口6の前方における車体前方部位に
各種作業機を付替装着できるようにした汎用作業
車において、前記室筐Rの上部を前記冷却風路5
に通じるダクトになつた開閉ボンネツト7に形成
してその後方寄り部位に別の風口8を開設し、且
つ室筐前面部の上記通風口6を開閉自在にすると
ともに、前記フアン4を送風方向正逆変更自在に
して設置したことを特徴とするものであるから、
装着作業機が例えばフレールモア19などのよう
な塵埃立ちのするものであつても、また、除雪機
などのような寒冷期に用いられる作業機であつて
も、塵埃の吸い込みや雪の付着凍結によるトラブ
ルが発生することなく常に変わらず良好に冷却機
能を発揮するものとなつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるエンジン冷却装置を実施
した多用途作業車の断面概略図、第2図はエンジ
ン冷却装置の冷却風の流れ方向を変更した場合を
示す断面概略図である。 1……車体、2……水冷エンジン、3……放熱
器、4……フアン、5……冷却風路、6……通風
口、7……開閉ボンネツト、8……風口、R……
室筐。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車体1に搭載する水冷エンジン2の放熱器3及
    びフアン4を車体の前部に配設し、これらの放熱
    器及びフアンを含むエンジン全体を室筐Rで覆
    い、該室筐Rの前面部に冷却風路5の通風口6を
    開設し、通風口6前方における車体の前方部位に
    各種作業機を付替装着できるようにしてある汎用
    作業車において、前記室筐Rの上部を前記冷却風
    路5に通じるダクトになつた開閉ボンネツト7に
    形成してその後方寄り部分に別の風口8を開設
    し、且つ室筐前面部の上記通風口6を開閉自在に
    するとともに、前記フアン4を送風方向正逆変更
    自在にして設置してあることを特徴とする汎用作
    業車のエンジン冷却装置。
JP19260087U 1987-12-17 1987-12-17 Expired - Lifetime JPH0547691Y2 (ja)

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JPH0195430U JPH0195430U (ja) 1989-06-23
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