JPH0746117Y2 - ハ−ベスタ等の吸気装置 - Google Patents

ハ−ベスタ等の吸気装置

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JPH0746117Y2
JPH0746117Y2 JP5303693U JP5303693U JPH0746117Y2 JP H0746117 Y2 JPH0746117 Y2 JP H0746117Y2 JP 5303693 U JP5303693 U JP 5303693U JP 5303693 U JP5303693 U JP 5303693U JP H0746117 Y2 JPH0746117 Y2 JP H0746117Y2
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JP
Japan
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outside air
engine
air
air cleaner
intake
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Expired - Lifetime
Application number
JP5303693U
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English (en)
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JPH0717022U (ja
Inventor
隆夫 秋山
敏郎 長井
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Iseki and Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、ハ−ベスタ等の吸気
装置に関するもので、ハ−ベスタの他、コンバインなど
にも利用できる。
【0002】
【従来の技術】従来より、エンジンには、エンジン冷却
用のラジエ−タと、外気を濾過し、燃焼用空気としてエ
ンジンへ供給するエア−クリ−ナとを付設している。そ
して、通常、該エンジン、ラジエ−タ、エア−クリ−ナ
はエンジンカバ−によって被覆した構成としている。
【0003】また、前記エンジンカバ−のうち、その横
側部を濾過網状の吸気面に構成し、該吸気面内側に前記
ラジエ−タの冷却風吸入口とエア−クリ−ナの吸気口と
を臨ませた構成のものがある。そして、前記吸気面から
前記ラジエ−タの冷却風吸入作用によって強制的に吸入
される外気の一部を前記エア−クリ−ナへ供給する構成
である。
【0004】一方、ハ−ベスタやコンバイン等において
は、機体に設ける脱穀機によって穀稈を脱穀し、これに
よって収穫された穀粒を籾袋に排出する作業を行う形態
のものがある。この形態においては、機体において穀粒
排出口と袋受台とを上下に配置して穀粒処理部を構成し
ている。穀粒を籾袋に充填する作業は、前記袋受台上に
籾袋を載置し、上方の穀粒排出口から籾袋内へ穀粒を排
出することによって行われる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ハ−ベスタやコンバイ
ン等において穀粒を籾袋に充填する作業においては、穀
粒排出口を有する穀粒処理部付近に多量の塵埃が発生す
る。このような塵埃の多い環境は、特に前記穀粒処理部
付近において穀粒の充填作業に従事する作業者にとって
悪環境であり、作業効率の低下ばかりか作業者自身の健
康にも悪影響を及ぼすものであった。
【0006】また、このような塵埃の多い環境ではエア
−クリ−ナに詰りを起こしやすく、該エア−クリ−ナの
点検や掃除を頻繁に行う必要があり、作業効率の低下を
来していた。
【0007】
【課題を解決するための手段】この考案は、上述の如き
問題点を解決するために、次の様な技術的手段を講ず
る。即ち、脱穀機9によって脱穀された穀粒を排出する
排出口12と袋受台13とを上下に配置して穀粒処理部
28を構成すると共に、エンジンカバ−22のうち少な
くとも一側のエンジンカバ−3外側面に濾過作用を有す
る外気吸入口17を開口してこれを前記穀粒処理部28
に臨ましめ、且つ、前記エンジンカバ−3の内側に前記
外気吸入口17から吸入した外気を2方向に供給できる
分配部24を設け、該分配部24の一方側にラジエ−タ
4を他方側にはエア−クリ−ナ6の吸気口7を連通した
ことを特徴とするハ−ベスタ等のエア−クリ−ナの構成
としたものである。
【0008】
【考案の作用効果】脱穀機9によって脱穀作業を行い、
脱穀された穀粒は適宜、穀粒処理部28に設ける排出口
12から下方の袋受台13上に載置された籾袋に排出さ
れる。この作業中、前記穀粒処理部28付近には多量の
塵埃が発生する。一方、通常、ラジエ−タはエンジン冷
却用の強力な冷却風吸入作用を有する。
【0009】この吸入作用等により、外気は濾過作用を
有する外気吸入口17から濾過されながら吸入される。
このとき、前記外気吸入口17は穀粒処理部28に臨ん
で設けられているため、該穀粒処理部28付近に発生し
た塵埃は前記外気吸入口17方向に外気と共に吸引され
る。これによって、前記穀粒処理部28付近及びその周
辺の塵埃が減少し、作業者の環境を清浄なものに維持で
き、作業効率を高めると共に、作業者の健康への悪影響
を防ぐことができる。
【0010】また、前記外気吸入口17より吸入された
濾過後の外気は、エンジンカバ−3内側に設ける分配部
24に流入する。該分配部24に流入した外気は流出経
路を2方向に分配され、その一方は主流としてラジエ−
タ4に、またその他方は副流としてエア−クリ−ナ6の
吸気口7に供給される。前記ラジエ−タ4に供給された
外気は、該ラジエ−タ4内の循環冷却水を冷却し、エン
ジン2を適正な温度に保つ。
【0011】前記エア−クリ−ナ6に供給された外気
は、該エア−クリ−ナ6の濾過作用によって再び濾過さ
れ、更に清浄な空気となる。この結果、エンジン2へ、
より清浄な空気を供給でき、該エンジン2の燃焼状態を
良好に保つことができると共に、前記エア−クリ−ナ6
に詰りを発生しにくくなり、該エア−クリ−ナ6の点検
や掃除等を頻繁に行う必要がなくなり、作業効率が向上
するものである。
【0012】
【実施例】この考案の一実施例を、ハ−ベスタを例示し
て詳細に説明する。ハ−ベスタの機体は、左右の走行装
置8を有する車台1に対して、前部には脱穀機9を載置
し、後部にはラジエ−タ4及びエア−クリ−ナ6を有す
るエンジン2を搭載すると共にこれらの横側方及び上方
にエンジンカバ−22を設け、且つ、該エンジンカバ−
22のうち前記エンジン2上方に位置するエンジンカバ
−3の後側に操縦部10等を設けて構成する。
【0013】前記脱穀機9の一側には、脱穀処理された
穀粒を揚穀する揚穀筒11を後方斜め上方へ傾斜姿勢に
設ける。また、該揚穀筒11先端の排出口12の下方に
は、袋受台13を設ける。該袋受台13は、前記排出口
12から排出される穀粒を籾袋に充填する際、該籾袋を
載置、支持するものである。前記排出口12と袋受台1
3とから穀粒処理部28を構成するものである。14は
排稈移送装置、21は稲置台である。
【0014】前記操縦部10には、前記エンジン2から
左右の走行装置8へ伝動する走行クラッチを入り切り操
作する走行レバ−、及び前記脱穀機9へ伝動する脱穀ク
ラッチを入り切り操作する脱穀レバ−等を設ける。15
は操縦ハンドルである。前記エンジン2上方に位置する
エンジンカバ−3は、上下のカバ−の間に風胴16を形
成し、後部一側の揚穀筒11寄りに濾過網を張設した外
気吸入口17を開口する。これにより、該外気吸入口1
7を前記排出口12前方に臨ませる。そして、前記エン
ジンカバ−3の底面開口部には、分配部24である箱型
の吸気筒5の上面開口部を連通して接続する。これによ
り、前記外気吸入口17から風胴16を経て吸気筒5に
至る外気吸入経路23を形成する。
【0015】そして、前記吸気筒5の機体内側側面に開
口する外気供給口25に前記ラジエ−タ4の吸気口27
を横方向から接続し、外気を該ラジエ−タ4へ横方向に
案内して吸入させるように構成する。前記ラジエ−タ4
は前記エンジン2上部に配置して設ける。また、前記エ
ンジン2の燃焼用空気を濾過するエア−クリ−ナ6は、
前記エンジンカバ−3の外側方へ配置する。そして、前
記吸気筒5の機体外側側面部に開口する小穴状の外気供
給口26に、前記エア−クリ−ナ6の吸気口7を、シ−
ル19を介して横方向から接続し、外気を該エア−クリ
−ナ6へ横方向に案内して吸入させるよう構成する。
【0016】即ち、前記吸気筒5は、前記外気吸入経路
23の終端部に設けられ、前記風胴16から縦方向に流
入する外気を横方向へ流出方向変更して前記ラジエ−タ
4及びエア−クリ−ナ6へ供給する分配部24として設
けるものである。18は前記エア−クリ−ナ6の外側部
を開閉自在に覆うカバ−である。20は前記吸気筒5内
の掃除用に設ける窓である。
【0017】しかして、前記エンジン2を始動し、前記
脱穀機9を伝動して前記稲置台21上の刈取穀稈を供給
すると、該刈取穀稈は前記脱穀機9によって脱穀処理さ
れる。そして、穀粒は前記揚穀筒11によって揚穀さ
れ、前記穀粒処理部28の排出口12から排出されて、
下方の袋受台13上に載置した籾袋に充填される。この
とき、前記穀粒処理部28付近には多量の塵埃が発生す
るが、この塵埃は前記ラジエ−タ4の冷却風吸入作用に
より前記外気吸入口17方向へ吸引されるため、周囲の
環境を悪化させることはない。
【0018】前記外気吸入口17から、大きい藁屑など
を除去するように濾過されて吸入された外気は、前記エ
ンジンカバ−3の風胴16内を通って、内側に設ける吸
気筒5に、その上面開口部から縦方向に流入する。この
ようにして前記外気吸入経路23に沿って流動し、前記
吸気筒5に縦方向から流入した外気は、該吸気筒5の底
面部に衝突するようにして流出経路を横方向に方向変更
される。このとき、外気は急激な流動方向変更により流
動速度を低下し、また、一部に乱流を発生する。そし
て、このような状態となった外気は、横向きの2方向に
流出、供給される。即ち、その一方は、前記吸気筒5の
外気供給口25から前記ラジエ−タ4用の吸気口27へ
横方向に流出、供給され、エア−フィルタによって塵埃
を濾過して吸入される。またその他方は、前記吸気筒5
の外気供給口26から前記エア−クリ−ナ6の吸気口7
へ横方向に流出、供給されて吸入される。
【0019】このとき、前述のように、前記吸気筒5、
即ち分配部24における外気の流動速度の低下や乱流の
発生により、縦方向の外気の流れに乗って連れ込まれて
きた塵埃は該分配部24において外気と分離され、前記
エア−クリ−ナ6の吸気口7から吸い込まれることはな
い。前記エア−クリ−ナ6に供給された清浄な外気は、
該エア−クリ−ナ6の濾過作用によって再び濾過され、
更に清浄な空気となる。この結果、エンジン2へより清
浄な空気を供給でき、該エンジン2の燃焼状態を良好に
保つことができる。また、前記エア−クリ−ナ6に詰り
を生じにくくなるため、該エア−クリ−ナ6の点検や掃
除を頻繁に行う必要がなくなり、作業効率が大幅に高ま
る。
【0020】また、前記エア−クリ−ナ6はエンジンカ
バ−3の外側に配置される。このため、前記カバ−18
を開放するのみで前記エア−クリ−ナ6の周囲が広く開
放される。これによって、前記エンジンカバ−3を開放
することなく前記エア−クリ−ナ6の点検や掃除を行う
ことができ、該点検、掃除の作業効率が高まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例における一部を破断して示
す全体斜視図である。
【図2】この考案の一実施例における一部の説明用平面
図である。
【図3】この考案の一実施例における一部の説明用斜視
図である。
【符号の説明】
3 エンジンカバ− 4 ラジエ−タ 6 エア−クリ−ナ 7 吸気口 9 脱穀機 12 排出口 13 袋受台 17 外気吸入口 22 エンジンカバ− 24 分配部 28 穀粒処理部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脱穀機9によって脱穀された穀粒を排出
    する排出口12と袋受台13とを上下に配置して穀粒処
    理部28を構成すると共に、エンジンカバ−22のうち
    少なくとも一側のエンジンカバ−3外側面に濾過作用を
    有する外気吸入口17を開口してこれを前記穀粒処理部
    28に臨ましめ、且つ、前記エンジンカバ−3の内側に
    前記外気吸入口17から吸入した外気を2方向に供給で
    きる分配部24を設け、該分配部24の一方側にラジエ
    −タ4を他方側にはエア−クリ−ナ6の吸気口7を連通
    したことを特徴とするハ−ベスタ等のエア−クリ−ナ。
JP5303693U 1993-09-30 1993-09-30 ハ−ベスタ等の吸気装置 Expired - Lifetime JPH0746117Y2 (ja)

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JPH0717022U JPH0717022U (ja) 1995-03-28
JPH0746117Y2 true JPH0746117Y2 (ja) 1995-10-25

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